JP2773020B2 - 聴力検査装置 - Google Patents

聴力検査装置

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JP2773020B2
JP2773020B2 JP34401493A JP34401493A JP2773020B2 JP 2773020 B2 JP2773020 B2 JP 2773020B2 JP 34401493 A JP34401493 A JP 34401493A JP 34401493 A JP34401493 A JP 34401493A JP 2773020 B2 JP2773020 B2 JP 2773020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は聴力検査装置に関し、例
えば純音聴力検査に用いられるオージオメータに適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オージオメータにおいては、被検
者に対して所定の周波数毎に順次所定レベルの検査音を
提示し、このときの被検者の応答に基づいて被検者の聴
力を検査するようになされている。オージオメータを用
いた聴力検査方法としては、一般に上昇法が用いられて
いる。上昇法は、被検者が絶対に聞き取ることができな
いと思われる検査音レベルから徐々に検査音レベルを上
昇させ、被検者が始めて聞き取ることができるようにな
つた検査音レベルを検査者が判定し、この検査音レベル
を被検者の最小可聴値(以下これを閾値と呼ぶ)とする
ものである。
【0003】ここでオージオメータにおける被検者から
の聴取応答は押しボタンスイツチを用いて行われる。す
なわち被検者は検査音が聞こえた場合に押しボタンスイ
ツチを押し、聞こえない場合には押しボタンスイツチを
離す。このとき検査者は押しボタンスイツチの押圧操作
に応じて点灯する点灯表示器の点灯状態を観察しなが
ら、検査音のレベルを増減させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のオ
ージオメータにおいては、検査者にかなりの経験が必要
となる。すなわち検査者は点灯表示器の点灯状態に加え
て、被検者の応答に要する反応時間、さらには被検者の
態度等を観察することにより、正確に閾値を求めること
が必要となる。すなわち検査者は被検者による応答が検
査音に基づいた正しい応答か否かを判断する必要があ
り、この判断が非常に難しいことにより検査者にはかな
りの熟練が要求される。
【0005】かかる課題を解決する一つの方法として従
来、被検者からの応答に応じて自動的に検査音レベルを
増減させることにより被検者の閾値を自動的に検査する
自記オージオメータがある。自記オージオメータは熟練
した検査者を必要としない利点がある。ところが、自記
オージオメータにおいては、連続的に上昇又は下降する
ような検査音を提示し、この検査音が聞こえている期間
被検者は押しボタンスイツチを押圧操作すると共に検査
音が聞こえない期間に被検者は押しボタンスイツチを離
すように指示されており、この結果被検者は長時間に亘
つて神経を集中して検査音を聞き取る必要があり、被検
者にとつて非常に負担となる問題があつた。
【0006】このことは上述した上昇法による聴力検査
においても当てはまり、常に検査音を待ち受けることは
被検者の生理的限界を越えるものであり、これに伴つて
検査精度も低下する問題がある。更に言うと、被検者は
いつ検査音が提示されるのか分からず、いまかいまかと
焦燥に馳せられ、或いはもう既に検査音が提示されてい
るにも拘わらず自分は聞こえていないのではないかとい
つた疑心暗鬼にとらわれ、この精神的負担は大変なもの
である。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、被検者の聴力を高精度かつ短時間で検査できると共
に、検査時における被検者の負担を格段に軽減すること
ができる聴力検査装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、被検者に対して所定周波数毎
に所定レベルの検査音を提示し、検査音に対する被検者
からの応答に基づいて被検者の聴力を検査する聴力検査
装置1において、被検者に対して検査音を提示する所定
時間前に、被検者に対してこれから検査音を提示するこ
とを視覚的に通知する通知手段20を備えるようにす
る。
【0009】また第2の発明においては、通知手段20
は、所定の警報マーク「!」又は「!!」を表示するよ
うにする。
【0010】さらに第3の発明においては、被検者に対
して所定周波数毎に所定レベルの検査音を提示し、検査
音に対する被検者からの応答に基づいて被検者の聴力を
検査する聴力検査装置1において、聴力レベルが同一で
かつ被検者に予測されないように選択した個数分の検査
音を検査音ブロツクとして被検者に提示し、被検者が検
査音を聞き取ることにより返送される被検者が聞き取つ
た検査音の個数を表わす応答信号S9を入力し、応答信
号S9によつて表わされる検査音の個数と被検者に提示
した検査音の個数とが一致したときこの検査音ブロツク
を正答ブロツクとし、聴力レベルが同一の所定回数の検
査音ブロツクを判定ブロツクとして被検者に提示したと
き、判定ブロツクごとに得られる正答ブロツクの発生率
によつて被検者の聴力を検査するようにする。
【0011】さらに第4の発明においては、聴力検査装
置1は、判定ブロツクを所定回数被検者に提示した後、
判定ブロツク内の検査音ブロツクの回数を増加させるよ
うにする。
【0012】
【作用】第1及び第2の発明においては、被検者に対し
て検査音を提示する所定時間前に、被検者に対してこれ
から検査音を提示することを通知するようにしたことに
より、被検者はこの通知後だけ集中して検査音を待ち受
ければよく、この結果検査時における被検者の負担を軽
減することができる。
【0013】また第3の発明においては、聴力レベルが
同一の所定回数の検査音ブロツクを判定ブロツクとして
被検者に提示したとき、判定ブロツク毎に得られる正答
ブロツクの発生率によつて被検者の聴力を検査するよう
にしたことにより、被検者の閾値を高精度かつ短時間で
求めることができる。
【0014】さらに第4の発明においては、判定ブロツ
クを所定回数被検者に提示した後、判定ブロツク内の検
査音ブロツクの回数を増加させるようにしたことによ
り、検査レベルの範囲を絞り込んだ後に精密な検査をす
ることができ、かくして検査時間を一段と短縮すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0016】(1)全体構成 図1において、1は全体として聴力検査装置を示し、オ
ージオメータ部2及び当該オージオメータ部2を制御す
る制御部3を有する。オージオメータ部2は純音発振器
4で発生した周波数信号S1を周波数切換器5に出力す
ると共に雑音発振器6で発生した周波数信号S2をフイ
ルタ回路7に出力する。周波数切換器5及びフイルタ回
路7は制御部3の周波数選択回路8から送出される周波
数選択信号S3によつて制御され、この結果周波数選択
信号S3に応じた周波数でなる純音信号S4及び雑音信
号S5を切換器9に送出する。
【0017】切換器9は受話器選択回路10から送出さ
れる選択信号S6に基づいて制御され、入力した純音信
号S4を減衰器11、12又は13に送出すると共に、
入力した雑音信号S5を減衰器12又は13に送出す
る。すなわち切換器9は純音信号S4を減衰器12に送
出した場合には雑音信号S5を減衰器13に送出し、こ
れに対して純音信号S4を減衰器13に送出した場合に
は雑音信号S5を減衰器12に送出する。
【0018】各減衰器11〜13は聴力レベル切換回路
14から送出される切換信号S7に基づいて制御され、
入力信号の信号レベルを切換信号S7に応じて減衰させ
た後、各電力増幅器15〜17に出力する。電力増幅器
15の出力は骨導受話器18に送出される。また電力増
幅器16の出力は気導受話器19のうちの右気導受話器
19Aに送出されると共に電力増幅器17の出力は左気
導受話器19Bに送出される。これにより聴力検査装置
1においては、右気導受話器19Aに検査音としての純
音信号を供給した場合には反対の左気導受話器19Bに
雑音信号を供給し、これに対して左気導受話器19Bに
検査音としての純音信号を供給した場合には右気導受話
器19Aに雑音信号を供給するようになされており、こ
の結果マスキングによる気導聴力検査を行うことができ
るようになされている。また聴力検査装置1において
は、骨導受話器18に純音信号を供給するようにしたこ
とにより骨導聴力検査も行うことができるようになされ
ている。
【0019】かかる構成に加えて聴力検査装置1におい
ては、応答表示器20が設けられている。応答表示器2
0はタツチパネル構成となつており、制御部3の判定部
21から送出される画像切換信号S8に基づいて表示面
上に所定のタイミングで所定の画像を表示すると共に、
被検者によるパネル上の押圧操作に応じた応答信号S9
を判定部21に送出するようになされている。
【0020】判定部21はマイクロコンピユータ構成で
なり、周波数選択回路8、受話器選択回路10及び聴力
レベル切換回路14に対して制御信号S10を送出する
ことにより、オージオメータ部2全体を制御する。すな
わち判定部21は応答表示器20から入力される応答信
号S9に応じて聴力レベル切換回路14に制御信号S1
0を送出することにより検査音の聴力レベルを切り換え
ると共に、ある周波数における閾値が得られたと判断し
た場合には周波数選択回路8に制御信号S10を送出す
ることにより検査音の周波数を次の周波数に切り換え、
さらに一方の耳の検査が終了した場合には受話器選択回
路10に制御信号S10を送出することにより検査音を
提示する気導受話器19A、19Bを切り換える。同様
に、判定部21は骨導受話器18に供給される検査音に
対しても応答表示器20からの応答信号S9に応じて検
査のレベル及び検査周波数を切り換えることができる。
【0021】また判定部21は応答信号S9に応じてオ
ージオグラム印刷部22及びオージオグラム表示部23
のそれぞれに判定結果信号S11及びS12を送出す
る。これにより聴力検査装置1においては、オージオグ
ラム印刷部22によつて所定の記録紙上に検査結果を印
刷することができると共にオージオグラム表示部23に
検査結果を表示し得るようになされている。
【0022】(2)検査音及び応答表示器 ここで聴力検査装置1においては、気導受話器19及び
骨導受話器18から聴力レベルが同一でかつ被検者に予
測されないように選択した個数分の検査音を検査音ブロ
ツクとして提示し、当該検査音ブロツクに対する被検者
の応答に基づいて被検者の閾値を求めるようになされて
いる。すなわち聴力検査装置1においては、この検査音
ブロツクとして、「−」という検査音1個分の検査音ブ
ロツク、「− −」という検査音2個分の検査音ブロツ
ク又は「− − −」という検査音3個分の検査音ブロ
ツクのうちの1つの検査音ブロツクをランダムに選択し
て提示する。
【0023】聴力検査装置1は、これに対応して応答表
示器20のタツチパネル上に、図2に示すような応答選
択符号「?」、「1」、「2」及び「3」を表示する。
すなわち被検者は検査音を聞き取ることができなかつた
場合及び何個の音であるか判別できなかつた場合にはタ
ツチパネル上の「?」を指で押圧し、1個の検査音が聞
こえた場合には「1」の位置を押圧し、2個の検査音が
聞こえた場合には「2」の位置を押圧し、3個の検査音
が聞こえた場合には「3」の位置を押圧するようになさ
れている。このとき押圧操作された応答選択符号は、図
3に示すように表示色を反転させる(図3は「1」が選
択された場合を示す)ようになされている。
【0024】この結果聴力検査装置1においては、実際
に提示した検査音ブロツク中に含まれる検査音の個数と
応答用表示器20からの応答結果とが一致したか否かを
判定部21において判定し、このとき応答結果が検査音
ブロツクに含まれる検査音の個数に一致した場合にはこ
れを正応答とし、これに対して応答結果が検査音の個数
に一致しない場合又は応答選択符号「?」が選択された
場合にはこれを誤応答とする。これにより聴力検査装置
1においては、被検者に対してランダムに選択した個数
分の検査音を提示し被検者による選択肢を従来のオン/
オフに比して増やしたことにより、実際に被検者が検査
音を聞き取ることができたか否かを正確に把握でき、こ
の結果検査精度を向上させることができる。
【0025】これに加えて、聴力検査装置1において
は、検査音を提示する前に応答表示器20上に、被検者
に対してこれから検査音を提示することを知らせる警報
マークとして、図4(A)、(B)に示すような感嘆符
「!」又は「!!」を表示するようになされている。実
施例の聴力検査装置1の場合には、感嘆符「!」又は
「!!」を表示した 0.5秒後に検査音を提示するように
なされている。この結果被検者は感嘆符「!」又は「!
!」が表示された後に神経を集中すればよく、これによ
り聴力検査装置1においては、被検者の検査の際の負担
を格段に軽減することができ、この結果検査精度を一段
と向上させることができる。
【0026】ここで聴力検査装置1においては、図5に
示すようなタイミングで応答表示器20に感嘆符「!」
又は「!!」を表示すると共に気導受話器19を介して
検査音を提示する。聴力検査装置1においては、時点t
0 において応答表示器20に感嘆符「!」又は「!!」
を表示することにより被検者の注意を喚起させた後、そ
れぞれ図5(A)、図5(B)及び図5(C)に示すよ
うなタイミングで検査音が1個の検査音ブロツクK1、
検査音が2個の検査音ブロツクK2又は検査音が3個の
検査音ブロツクK3を提示する。
【0027】すなわち検査音ブロツクK1を提示する場
合には、時点t0 で感嘆符を表示した後、時点t1 から
時点t2 に亘つて検査音を提示し、この後時点t7 にお
いて応答表示器20上に応答選択符号「?」、「1」、
「2」及び「3」を表示する。因に感嘆符「!」又は
「!!」は時点t0 から時点t7 に亘つて表示し続けら
れる。これに対して検査音ブロツクK2を提示する場合
には、時点t1 から時点t2及び時点t3 から時点t4
に亘つて合計2個の検査音を提示し、この後時点t7
おいて応答表示器20上に応答選択符号を表示する。ま
た検査音ブロツクK3を提示する場合には、時点t1
ら時点t2 、時点t3 から時点t4 及び時点t5 から時
点t6 に亘つて合計3個の検査音を提示し、この後時点
7 において応答表示器20上に応答選択符号を表示す
る。
【0028】このように聴力検査装置1においては、応
答用表示器20に感嘆符を表示した時点t0 から応答選
択符号を表示する時点t7 までの期間を検査音ブロツク
K1〜K3に拘わらず一定にしたことにより、被検者が
応答表示器20上の感嘆符及び応答選択符号の表示状態
から、提示した検査音の個数を判別できないようになさ
れている。
【0029】また聴力検査装置1においては、検査音ブ
ロツクK1を提示する際に、検査音の提示期間を時点t
1 から時点t2 に限定することなく、この期間以外に時
点t2 から時点t3 、t3 からt4 、……、又はt5
らt6 のうちからランダムに提示期間を選択するように
なされている。同様に検査音ブロツクK2を提示する際
にも、上述した複数の期間のうちから互いに連続しない
ような2つの提示期間をランダムに選択するようになさ
れている。これにより聴力検査装置1においては、被検
者が検査音が提示された期間から、提示した検査音の個
数を判別できないようになされている。
【0030】また実施例の聴力検査装置1においては、
時点t0 から時点t1 までの期間が0.5秒に選定され、
時点t1 から時点t2 、時点t2 から時点t3 、……、
時点t5 から時点t6 までの各期間が0.25秒に選定され
ていると共に、時点t6 から時点t7 までの期間が 0.5
秒に選定されている。
【0031】(3)聴力判定処理 ここで聴力検査装置1の判定部21は、図6及び図7に
示すような聴力判定処理ルーチンRT0を実行すること
により被検者の聴力の閾値を判定する。すなわち判定部
21は、ステツプSP1において応答用表示器20のタ
ツチパネル上に感嘆符「!」を表示した後、聴力レベル
が同一(例えば40〔dB〕)かつランダムに選択した個数
分の検査音を検査音ブロツクとして、気導検査の場合気
導受話器19を介して、骨道検査の場合骨道受話器18
を介して提示する。このとき判定部21は、応答用表示
器20のタツチパネル上に感嘆符「!」に続いて応答選
択符号「?」、「1」、「2」及び「3」(図2)を表
示し、被検者は聞き取つた検査音の個数に応じた応答選
択符号のいずれかを選択してタツチパネル上の該当する
箇所を押す。また被検者は検査音が聞こえなかつた場
合、或いは何個の音であるか判別できなかつた場合に
は、応答選択符号のうちの「?」を選択して押す。
【0032】判定部21はこのとき応答用表示器20か
ら返送される応答信号S9に基づいて応答が正応答か誤
応答(「?」は誤応答に含まれる)かを判断し、誤応答
と判断した場合には検査音の聴力レベルを20〔dB〕上げ
てステツプSP2に移る。これに対して、判定部21は
ステツプSP1の応答が正応答と判定した場合には検査
音の聴力レベルを20〔dB〕下げてステツプSP3に移
る。判定部21はステツプSP2において、検査音ブロ
ツクに含まれる検査音の個数を任意の値(1個、2個又
は3個)に選択すると共に上述のステツプSP1の検査
音に比して20〔dB〕高い検査音を提示し、このときの被
検者からの応答の判定を行い、ここで誤応答が得られた
場合には検査音の聴力レベルをさらに20〔dB〕上げてス
テツプSP4に移り、当該ステツプSP4において検査
音の提示及び被検者からの応答の判定を行う。判定部は
ステツプSP4において得られる応答が誤応答と判定し
た場合には、検査音の聴力レベルをさらに20〔dB〕上げ
る。
【0033】この後判定部21は、引き続いて誤応答が
得られた場合には、これに応じて検査音の聴力レベルを
順次20〔dB〕ずつ上げる。このような状態が続きやがて
聴力レベルが測定範囲の最大値に到達すると、判定部2
1はステツプSP5に入つて被検者の聴力が測定範囲外
と判断し、検査を中断する例外処理を実行する。また判
定部21は、ステツプSP2及びステツプSP4におい
て正応答が得られた場合には、検査音の聴力レベルを20
〔dB〕下げ、さらに正応答が続いた場合には所定のステ
ツプを経てステツプSP3に移行することもできる。
【0034】判定部はステツプSP3において、正応答
が得られた場合には検査音の聴力レベルをさらに20〔d
B〕下げてステツプSP6に移り、当該ステツプSP6
において検査音の提示及び被検者からの応答の判定を行
う。判定部はステツプSP6において得られる応答が正
応答と判定した場合には、検査音の聴力レベルをさらに
20〔dB〕下げる。この後判定部21は、引き続いて正応
答が得られた場合には、これに応じて検査音の聴力レベ
ルを順次20〔dB〕ずつ下げる。このような状態が続きや
がて聴力レベルが測定範囲の最小値に到達すると、判定
部はステツプSP7に入つて被検者の聴力が測定範囲外
と判断し、検査を中断する例外処理を実行する。
【0035】このように判定部21は、連続して誤応答
が得られた場合には順次検査音の聴力レベルを20〔dB〕
分ずつ上げて検査音の提示及び被検者からの応答の判定
を行うと共に、連続して正応答が得られた場合には順次
検査音の聴力レベルを20〔dB〕ずつ下げて検査音の提示
及び被検者からの応答の判定を行う。かくして判定部2
1は、ステツプSP1〜ステツプSP4及びステツプS
P6により被検者の大まかな聴力を判定する。
【0036】これに対して判定部21は、ステツプSP
3又はステツプSP6のように順次検査音の聴力レベル
を20〔dB〕ずつ下げている過程で誤応答が得られた場合
に、検査音の聴力レベルを10〔dB〕上げて精密検査サブ
ルーチンRT1又は精密検査サブルーチンRT2に入
る。ここで精密検査サブルーチンRT1及びRT2は同
様の処理手順でなることにより、以下精密検査サブルー
チンRT1について説明する。判定部21は、図7に示
すように、精密検査サブルーチンRT1に入ると、ステ
ツプSP8において提示/応答を行い、ここで正応答が
得られた場合には検査音の聴力レベルを 5〔dB〕下げて
ステツプSP9に移り、これに対してステツプSP8に
おいて誤応答が得られた場合には検査音の聴力レベルを
5〔dB〕上げてステツプSP10に移る。
【0037】判定部21はステツプSP9による提示/
応答を終了すると、この応答結果に拘わらずステツプS
P11に進み、当該ステツプSP11においてステツプ
SP9と同じ聴力レベルの検査音による提示/応答を実
行する。同様に判定部21はステツプSP10による提
示/応答を終了すると、この応答結果に拘わらずステツ
プSP12に進み、当該ステツプSP12においてステ
ツプSP10と同じ聴力レベルの検査音により提示/応
答を実行する。
【0038】ここで判定部21においては、ステツプS
P9及びステツプSP11による応答結果に基づいて、
応答結果が両方とも正しい場合、応答結果が両方とも誤
りの場合又は一方の応答結果のみが正しい場合を判別す
ることにより、応答結果が両方とも正しい場合には聴力
レベルを 5〔dB〕下げてステツプSP13に進み、応答
結果が両方とも誤りの場合には聴力レベルを 5〔dB〕上
げてステツプSP14に進む。これに対して判定部21
はステツプSP9及びステツプSP11における応答結
果の一方の応答結果のみが正しいと判断した場合には、
ステツプSP9及びステツプSP11における検査音の
聴力レベルを被検者の閾値と判断し、ここで聴力検査処
理ルーチンRT0を終了する。
【0039】同様に、判定部21はステツプSP10及
びステツプSP12による応答結果に基づいて、応答結
果が両方とも正しい場合、応答結果が両方とも誤りの場
合又は一方の応答結果のみが正しい場合を識別すること
により、応答結果が両方とも正しい場合には聴力レベル
を 5〔dB〕下げてステツプSP17に進み、応答結果が
両方とも誤りの場合には聴力レベルを 5〔dB〕上げてス
テツプSP18に進む。これに対して判定部21はステ
ツプSP10及びステツプSP12における応答結果の
一方の応答結果のみが正しいと判断した場合には、ステ
ツプSP10及びステツプSP12における検査音の聴
力レベルを被検者の閾値と判断し、ここで聴力検査処理
ルーチンRT0を終了する。
【0040】また判定部21はこれと同様に、SP13
とSP15、SP14とSP16、SP17とSP1
9、SP18とSP20においてそれぞれ同じ聴力レベ
ルの検査音を提示すると共に、このとき応答結果の組合
せにより、一方の応答結果のみが正しい場合にはこのと
きの聴力レベルを被検者の閾値とし、応答結果が両方と
も正しい場合には聴力レベルを 5〔dB〕下げて次のステ
ツプに入り、応答結果が両方とも誤りの場合には聴力レ
ベルを 5〔dB〕上げて次のステツプに入る。このように
聴力検査装置1においては、精密検査サブルーチンRT
1に入ると、2回の検査音ブロツクによる提示/応答を
1つの判定ブロツクとして、この判定ブロツク内におけ
る正答ブロツクの発生率が50〔%〕の場合にこの判定ブ
ロツク内で提示した検査音を被検者の閾値とするように
なされている。
【0041】かくして聴力検査装置1においては、1回
の検査音ブロツクによる提示/応答を判定ブロツクとし
て、この判定ブロツクにおける応答結果に基づいて次の
提示/応答の際の検査音の聴力レベルを増減しかつ当該
聴力レベルの増減幅の大きい所謂粗い検査することによ
り検査レベルの範囲を絞り込んだ後、2回の検査音ブロ
ツクによる提示/応答を判定ブロツクとして、この判定
ブロツクにおいて、所定の正答率が得られたときこの検
査音の聴力レベルを閾値とすると共に所定の正答率以外
が得られたとき増減幅を小さくして検査音の聴力レベル
を増減させる所謂細かい検査をするようにしたことによ
り、検査時間を延ばさずに検査精度を向上させることが
できる。
【0042】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、検査音を提示する前に応答表示器
20上に、被検者に対してこれから検査音を提示するこ
とを知らせる警報マーク「!」又は「!!」を表示した
ことにより、被検者の検査の際の負担を格段に軽減する
ことができる。
【0043】また被検者に対して、ランダムに選択した
個数分の検査音を検査音ブロツクとして提示し、被検者
による選択肢を従来のオン/オフに比して増やしたこと
により、実際に被検者が検査音を聞き取ることができた
か否かを正確に把握でき、この結果検査精度を向上させ
ることができる。
【0044】さらに1回の検査音ブロツクによる提示/
応答を判定ブロツクとして、この判定ブロツクにおける
応答結果に基づいて次の提示/応答の際の検査音の聴力
レベルを増減しかつ当該聴力レベルの増減幅の大きい所
謂粗い検査することにより検査レベルの範囲を絞り込ん
だ後、2回の検査音ブロツクによる提示/応答を判定ブ
ロツクとして、この判定ブロツクにおいて所定の正答率
が得られたときこの検査音の聴力レベルを閾値とすると
共に所定の正答率以外が得られたとき増減幅を小さくし
て検査音の聴力レベルを増減させる所謂細かい検査をす
るようにしたことにより、検査時間を延ばさずに検査精
度を向上させることができる。
【0045】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、応答用表示器20上に、
被検者にこれから検査音を提示することを知らせる警報
マークとして感嘆符「!」又は「!!」を表示する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、応答表示器
20上に表示する警報マークとしては「音」というマー
クでもよく、この他種々の文字や絵等を広く適用するこ
とができる。さらに本発明は警報マークに限らず、例え
ば所定のランプ等を点滅させることにより被検者に検査
音を提示することを知らせてもよく、或いは応答表示器
20上に表示する応答選択符号を検査音の提示前及び又
は検査音の提示中に点滅させることにより被検者に検査
音を提示することを知らせてもよく、要は被検者に対し
て視覚的に検査音を提示することを通知できればよい。
【0046】また上述の実施例においては、精密検査を
行う際に、例えばステツプSP9及びSP11、ステツ
プSP14及びSP16等のように互いに連続した2回
の提示/応答を判定ブロツクとして、当該判定ブロツク
内の正答率に応じて順次処理手順を実行する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えばステツプS
P8における検査音の聴力レベルとステツプSP14に
おける検査音の聴力レベルとが同じことを考慮して、ス
テツプSP8における提示/応答とステツプSP14に
おける提示/応答を判定ブロツクとしてもよく、判定ブ
ロツクの組合せとしては種々のものを選択することがで
きる。このように前のステツプにおいて得られる検査結
果を再利用すれば、少ない検査回数(判定ブロツク)で
閾値を求めることができ、検査時間を一段と短縮するこ
とができる。
【0047】さらに上述の実施例においては、精密検査
を行う際に、2回の提示/応答を1つの判定ブロツクと
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば3回の提示/応答を1つの判定ブロツクとしても良
く、判定ブロツクを構成する提示/応答の回数は種々の
値を適用することができる。またこのような場合には、
閾値を決定する際の判定ブロツク内の正答確率も50
〔%〕に限らない。
【0048】さらに上述の実施例においては、1回の提
示/応答毎を判定ブロツクとするか、又は連続した提示
/応答を判定ブロツクとして、当該判定ブロツク内の正
答率に応じて順次聴力判定ルーチンRT0を実行する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば全
ての提示/応答を1つの判定ブロツクとして、当該判定
ブロツク内での正答率を確率論に基づいて総合的に判定
すれば、一段と厳密かつ効率的な聴力検査を実現するこ
とができる。
【0049】さらに上述の実施例においては、検査音ブ
ロツク内で提示する検査音の個数を1個、2個又は3個
のうちからランダムに選択する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、検査音ブロツク内で提示する検
査音の個数は、例えば1個〜4個のうちからランダムに
選択してもよく、検査音ブロツクに含まれる検査音の個
数としては種々の値を適用することができる。この場合
応答用表示器20上にもこれに応じた応答選択符号を表
示すればよい。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、被検者に
対して所定周波数毎に所定レベルの検査音を提示し、当
該検査音に対する被検者からの応答に基づいて被検者の
聴力を検査する聴力検査装置において、被検者に対して
検査音を提示する所定時間前に、被検者に対してこれか
ら検査音を提示することを視覚的に通知する通知手段を
設けたことにより、検査時における被検者の負担を格段
に軽減し得る聴力検査装置を実現できる。
【0051】また本発明によれば、聴力レベルが同一で
かつ被検者に予測されないように選択した個数分の検査
音を検査音ブロツクとして被検者に提示し、被検者が検
査音を聞き取ることにより返送される被検者が聞き取つ
た検査音の個数を表わす応答信号を入力し、当該応答信
号によつて表わされる検査音の個数と被検者に提示した
検査音の個数とが一致したとき当該検査音ブロツクを正
答ブロツクとし、聴力レベルが同一の所定回数の検査音
ブロツクを判定ブロツクとして被検者に提示したとき、
判定ブロツクごとに得られる正答ブロツクの発生率によ
つて被検者の聴力を検査するようにしたことにより、被
検者の聴力を容易かつ高精度に検査できる聴力検査装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による聴力検査装置の一実施例の全体構
成を示すブロツク図である。
【図2】応答用表示器に表示される応答選択符号を示す
略線図である。
【図3】被検者が所望の応答選択符号を押圧操作した際
の符号表示色の反転を示す略線図である。
【図4】応答用表示器に表示される警報マークを示す略
線図である。
【図5】各検査音ブロツク毎の検査音の提示のタイミン
グを示すタイミングチヤートである。
【図6】粗い検査の説明に供する処理系統図である。
【図7】細かい検査の説明に供する処理系統図である。
【符号の説明】
1……聴力検査装置、2……オージオメータ部、3……
制御部、20……応答用表示器、21……判定部、S9
……応答信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検者に対して所定周波数毎に所定レベル
    の検査音を提示し、当該検査音に対する被検者からの応
    答に基づいて被検者の聴力を検査する聴力検査装置にお
    いて、 被検者に対して上記検査音を提示する所定時間前に、被
    検者に対してこれから上記検査音を提示することを視覚
    的に通知する通知手段を具えたことを特徴とする聴力検
    査装置。
  2. 【請求項2】上記通知手段は、所定の警報マークを表示
    することを特徴とする請求項1に記載の聴力検査装置。
  3. 【請求項3】被検者に対して所定周波数毎に所定レベル
    の検査音を提示し、当該検査音に対する被検者からの応
    答に基づいて被検者の聴力を検査する聴力検査装置にお
    いて、 聴力レベルが同一でかつ被検者に予測されないように選
    択した個数分の検査音を検査音ブロツクとして被検者に
    提示し、被検者が上記検査音を聞き取ることにより返送
    される被検者が聞き取つた上記検査音の個数を表わす応
    答信号を入力し、当該応答信号によつて表わされる検査
    音の個数と被検者に提示した検査音の個数とが一致した
    とき当該検査音ブロツクを正答ブロツクとし、聴力レベ
    ルが同一の所定回数分の上記検査音ブロツクを判定ブロ
    ツクとして被検者に提示したとき、上記判定ブロツク毎
    に得られる上記正答ブロツクの発生率によつて被検者の
    聴力を検査することを特徴とする聴力検査装置。
  4. 【請求項4】上記聴力検査装置は、 上記判定ブロツクを所定回数被検者に提示した後、上記
    判定ブロツク内の上記検査音ブロツクの回数を増加させ
    るようにしたことを特徴とする請求項3に記載の聴力検
    査装置。
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