JP2772118B2 - タッチパネル及びタッチパネル付ディスプレー - Google Patents

タッチパネル及びタッチパネル付ディスプレー

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JP2772118B2
JP2772118B2 JP14693690A JP14693690A JP2772118B2 JP 2772118 B2 JP2772118 B2 JP 2772118B2 JP 14693690 A JP14693690 A JP 14693690A JP 14693690 A JP14693690 A JP 14693690A JP 2772118 B2 JP2772118 B2 JP 2772118B2
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賢一郎 伊藤
裕 福島
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潤 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一対の接点板を対向させて配置したタッチ
パネル及び該タッチパネルを取り付けたタッチパネル付
ディスプレーに関する。上記タッチパネルが取り付けら
れるディスプレーとしては、微細な画素を有するCRT、
ドットマトリックス型のLCDなど種々の装置があり、特
に、バックライト式のディスプレーに好適なものであ
る。
従来の技術 従来、この種のタッチパネルとしては種々の構造のも
のが知られている。例えば、2枚のシート状接点板を貼
り合わせてタッチスイッチを構成するタッチパネルがあ
る。この2枚の接点板のうち一方の接点板は、プラスチ
ックフィルムやガラス板などの表面にITO(インジウム
・チン・オキサイド)などの透明導電膜を全面に形成
し、次に透明導電膜を回路や接点のパターンにエッチン
グなどで加工し、続いてドット状のスペーサを形成して
構成されている。よって、上記2枚の接点板の接点間に
は上記スペーサの分だけ間隙が形成されて、接点が隔て
られている。このスペーサーを設計・加工するにあた
り、接点を確実に隔てるためドット数を多くしたい一
方、ドットが余りにも多過ぎると目立つためできるだけ
その数は少なくしたいという相反する要求がある。この
ため、従来においては、上記相反する要求に対して、ド
ットの大きさを大きくしかつその密度を小さくするよう
に形成されており、上記ドットは、通常、直径100〜300
μmで、高さ10〜40μmのものとなり、その面積比は10
%を越えることはなかった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構造のものでは、各ドットはその
直径や高さが大きいため、面積比が10%以下でも目立つ
とともに、各ドットとその周辺はドットに妨げられて2
枚の接点板の接続ができないことがあるといった問題が
あった。
従って、本発明は目的は、上記問題を解決することに
あって、目立つことがなく、かつ、接点板の接続不良を
効果的に防止できるタッチパネル及びタッチパネル付デ
ィスプレーを提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、一対の接点板
間に間隙を形成するための突出部を従来よりもはるかに
小さくし、かつ、面積比を従来よりもかなり大きくなる
ように配置するように構成する。すなわち、本発明にか
かるタッチパネルは、一対の接点板を対向させて配置し
てなる透明タッチパネルにおいて、上記一対の接点板の
うち一方の接点板の一方の面には、接点回路パターンが
形成された透明導電膜と、該導電膜上に形成され、か
つ、高さが5.0〜0.03μm、密度が面積比で20〜80%で
あるスペーサ用突出部とを備えるとともに、上記一対の
接点板のうち他方の接点板の一方の面には、接点回路パ
ターンが形成された透明導電膜を備えてなり、上記一対
の接点板を上記両導電膜が対向しかつ両導電膜間に上記
突出部により所定間隙が形成されるように配置してタッ
チスイッチを構成するように構成する。
また、本発明にかかるタッチパネルは、網点画素を有
するディスプレー上に取り付けられ、かつ、一対の接点
板を対向させて配置してなる透明タッチパネルにおい
て、上記一対の接点板のうち一方の接点板の一方の面に
は、接点回路パターンが形成された透明導電膜と、該導
電膜上に形成され、かつ、高さが5.0〜0.03μm、密度
が面積比で20〜80%であるスペーサ用突出部とを備える
とともに、上記一対の接点板のうち他方の接点板の一方
の面には、接点回路パターンが形成された透明導電膜を
備えてなり、上記一対の接点板を上記両導電膜が対向し
かつ両導電膜間に上記突出部により所定間隙が形成され
るように配置してタッチスイッチを構成する一方、上記
ディスプレーの画素はX軸と該X軸に直交するY軸とに
沿って配列され、上記突出部はx軸と該x軸に直交する
y軸とに沿って配列され、上記突出部のx軸とy軸とが
共に上記ディスプレーの画素のX軸とY軸とに対して20
〜70度位相がずれるように上記ディスプレーに取り付け
られるように構成する。
上記各構成においては、上記各突出部は、直径30〜10
0μmの円形であるように構成することもできる。
また、上記各構成においては、上記各突出部は、20〜
70μmの辺と50〜150μmの辺とを有する四角形状であ
るように構成することもできる。
また、本発明にかかるタッチパネル付ディスプレー
は、一対の接点板を対向させて配置してなる透明タッチ
パネルが取り付けられ、かつ、網点画素を有するタッチ
パネル付ディスプレーにおいて、上記タッチパネルの上
記一対の接点板のうち一方の接点板の一方の面には、接
点回路パターンが形成された透明導電膜と、該導電膜上
に形成され、かつ、高さが5.0〜0.03μm、密度が面積
比で20〜80%であるスペーサ用突出部とを備えるととも
に、上記一対の接点板のうち他方の接点板の一方の面に
は、接点回路パターンが形成された透明導電膜を備えて
なり、上記一対の接点板を上記両導電膜が対向しかつ両
導電膜間に上記突出部により所定間隙が形成されるよう
に配置してタッチスイッチを構成してなり、上記画素は
X軸と該Y軸に直交するY軸とに沿って配列される一
方、上記突出部はx軸と該x軸に直交するy軸とに沿っ
て配列され、上記突出部のx軸とy軸とが共に上記画素
のX軸とY軸とに対して20〜70度だけ位相がずれるよう
に、上記タッチパネルが取り付けられるように構成す
る。
上記構成においては、上記各突出部は、直径30〜100
μmの円形であるように構成することもできる。
また、上記構成においては、上記各突出部は、20〜70
μmの辺と50〜150μmの辺とを有する四角形状である
ように構成することもできる。
なお、上記接点回路パターンとは、接点のみのパター
ン、又は、接点パターンと該接点に接続される回路のパ
ターンを意味する。
発明の作用・効果 上記構成によれば、一対の接点板間に間隙を形成する
ための突出部を従来よりもはるかに小さくし、かつ、面
積比を従来よりもかなり大きくなるように配置したの
で、目立つことがない。また、上記突出部の数は多い
が、全体に均一でディスプレーの画素の分解能に比べて
小さいため、突出部に拒まれて局部的に入力できないと
いうような接点板の接続不良の問題を効果的に解決して
いる。すなわち、従来のドットは、ドットの数を少なく
しつつ所定の間隙を形成させるため、上記ドットを本発
明の突出部と比較して非常に大きくかつ高いものとしな
ければならなかった。これに対して、本発明では、この
発想を逆転させ、突出部を従来のものよりも小さくかつ
低いものとして目立たなくする代わりに、上記突出部を
多数形成し、すなわち、面積比を従来より大きなものと
して、両接点板間に所定の間隙を形成させるようにした
のである。
また、本発明のタッチパネル及びタッチパネル付ディ
スプレーにおいては、上記のような微細な突出部を有す
るタッチパネルをディスプレーに取り付けるとき、上記
突出部の配列によっては、突出部の配列とディスプレー
の画素の配列との間に光の干渉が生じて、タッチパネル
が見難くなり、タッチパネルの操作性が悪くなるといっ
た問題が生じることがある。しかしながら、上記ディス
プレーの画素のX軸とY軸とに対して上記タッチパネル
の一方の接点板の突出部のx軸とy軸とが所定角度ずれ
るように、タッチパネルをディスプレーに取り付けるこ
とにより、また、そのようにタッチパネルを取り付けた
ディスプレーにおいては、上記画素と上記突出部との光
の干渉が生じにくくなり、光の干渉により見難くなるこ
とがなく、操作性が悪くなることを防止することができ
る。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜16図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかるタッチパネルは、第1図に示すよう
に、基材本体2の透明導電膜3上に、突出部として微細
なスペーサ4,…,4が多数形成された基材1を使用して一
方の接点板5を構成する一方、基材本体12上に透明導電
膜13を形成した基材11を使用して他方の接点板7を構成
し、両接点板5,7の導電膜3,13を互いに対向させてタッ
チスイッチを構成するように配置して大略構成する。こ
のタッチパネル8はそのドット4,…,4の配列がディスプ
レー9の画素10の配列に対して位相が所定角度θずれる
ように上記ディスプレー9の表面に取り付けられる。
上記基材1,11の上記基材本体2,12としては、ポリエス
テルまたはポリエーテルサルホンなどのプラスチックフ
ィルムやガラス板が使用される。
上記基材本体2,12の一方の面には、金、酸化錫、また
は、ITO(インジウム・チン・オキサイド)などの透明
導電膜形成用材料を使用して蒸着、スパッタリング、ま
たは、イオンプレーティングなどにより透明導電膜を形
成する。この導電膜は、接点となるものであって、上記
基材本体2,12の一方の面の所定部分全面に形成する。
上記一方の導電膜上には、さらに、ポリエステルまた
はアクリルなどの合成樹脂でスペーサとしての円形ドッ
ト4,…,4を形成する。このドット4,…,4は、第3,5図に
示すように、x軸及び該x軸に直交するy軸に夫々沿っ
たマトリックス状に配列されており、タッチパネルとし
て完成されたとき上下接点板7,5のパターン化されて接
点や回路の状態になった導電膜13,3間に間隙14を形成し
て、両導電膜13,3を常時は非接触状態に保持するための
ものである。上記ドット4,…,4を上記ITOが形成されたI
TOフィルムに形成する方法としては、感光性レジストを
塗布し、フォトプロセスで設けるようにするとよい。あ
るいは、オフセット印刷やグラビア印刷で行うようにし
てもよい。
上記タッチパネル8は上記基材1,11を利用してタッチ
スイッチを構成しながら製造される。すなわち、例え
ば、第2〜4図に示されるように、上記基材本体2に上
記導電膜を形成したのち、上記ドット4,…,4を多数形成
した基材1を用意する。この基材1を利用して上記接点
に関する所定の回路3をエッチングなどの方法で形成し
た後、外部回路との接続のために引回し回路6を銀ペー
ストなどで形成して下側の接点板5を構成する。一方、
上側の接点板7では、上記プラスチックフィルムの基材
本体12に上記導電膜を形成するが、上記ドットを形成し
ない基材11を用意し、上記導電膜にエッチングなどの方
法で接点13を形成した後、引回し回路を銀ペーストで形
成して接点板7を構成する。そして、上記上下2枚の接
点板7,5を、上記両導電膜13,3が対向するように、か
つ、両導電膜13,3間に上記スペーサ4,…,4により所定の
間隙14が形成されてタッチスイッチを構成するように配
置して、タッチパネルを構成する。
上記タッチパネル8の製造において、上側の接点板7
の基材本体12の材質としては、プラスチックフィルム
や、ときとしては薄いガラスも使用される。また、下側
の接点板5の基材本体2の材質としては、プラスチック
フィルムまたはガラスが使用される。回路の形状として
は、ストライプ状、面状、櫛歯状などがある。たとえ
ば、下側の接点板5の接点回路をいわゆる櫛歯電極にし
た場合は、上側の接点板7には接点のみ形成したもので
よい。また、上側の接点板7には接点と回路を形成する
一方、下側の接点板5には接点のみを形成するようにし
てもよい。すなわち、上下の接点板7,5において上記導
電膜で夫々接点を形成するとともに、上下又はいずれか
の接点板において上記回路は上記導電膜で形成しても、
銀ペーストで形成するようにしてもよい。また、上記ド
ット4,…,4を有する基材1は、下側の接点板5に使用し
たが、下側の接点板はドットを形成しない接点板とし、
上側の接点板を上記ドット付きの基材を使用して接点板
を構成するようにしてもよい。
上記基材1,11として、例えば、ITOフィルム製基材1,1
1の原反から透明タッチパネルを製造するときには、詳
細に言えば、ITO回路のパターン化、主として銀ペース
ト印刷による引き回し回路形成、絶縁レジストの印刷、
貼り合わせののり印刷などの工程がある。これらの工程
に不都合を来さないように、予め一方の基材1に形成さ
れる上記ドット4,…,4は、小さく、かつ、高さも低くす
るのが望ましい。ただし、上記接点板7,5が上下貼り合
わされるとき、対向している接点3,13間の間隙14を確保
するため、ドット4,…,4の密度は大きくするのが望まし
い。
このドット4,…,4の具体的な数値を以下に示す。ドッ
トの大きさは、直径が30〜100μm、望ましくは60〜100
μmとする。高さは、5〜0.03μm、望ましくは2〜0.
05μmとする。ドット密度はドットの占める面積比とし
て20〜80%、望ましくは30〜75%とする。
上記銀の引き回し回路の印刷では、通常、線幅は150
〜500μm、印刷厚みは10μm前後である。よって、従
来、行なわれていたドットサイズでは、回路印刷を妨げ
ることになり、結果的に、断線を生ずることがある。従
って、ドットの大きさ及び高さにおいて、他の印刷工程
に障害とならないことが必要である。このような要求を
満たすものとして、上記数値が挙げられる。
しかし、対向する上下2枚の接点板間の間隙を保持す
るため、従来行なわれていたドットの場合、目視ででき
る限り見えないことが要求され、ドットの数を少なくす
るように設計されるのが通例であったため、ドットの面
積比は、10%を越えることは無かった。しかしながら、
本実施例では、この面積比を上記した値にしなければ、
上記間隙は保持することが困難となる。また、本実施例
では、上記ドット4,…,4は、小さくかつ高さも低いの
で、ほとんど目視では見えない。このようなドットであ
るため、ITOフィルムの原反段階で設けておくことがで
きるのである。
上記のようにして製造されたタッチスイッチを有する
タッチパネル8は、微細な画素が配置されたCRTやドッ
トマトリックス型のLCDのような網点画素を有するディ
スプレー9の上に配置する。このとき、第7図に示すよ
うに、上記タッチパネル8の上記ドット4,…,4のx軸と
y軸との座標軸(第5図参照)がディスプレー9の画素
のX軸とY軸との座標軸(第6図参照)に対して所定角
度θ、すなわち20〜70度、だけ夫々その位相がずれるよ
うに配置する。すなわち、予めタッチパネル8がディス
プレー取付用の大きさで製造される場合には、ドット4,
…,4の配列を予め上記所定角度θだけその位相がずれる
ように配置する一方、タッチパネル8を製造したのち、
ディスプレー9の大きさに応じて切断して使用する場合
には、所定形状に切断されたタッチパネル8のドット4,
…,4がディスプレー9の画素10,…,10に対してその位相
が上記所定角度θだけずれるように取り付ける。上記角
度としては、両者の座標軸が最も大きくずれる45度が最
も好ましい。上記角度を20〜70度としたのは、この範囲
内ならば、十分に干渉防止効果を奏することができるた
めである。
上記実施例によれば、一対の接点板7,5間に間隙14を
形成するためのドット4,…,4を従来よりもはるかに小さ
くし、かつ、面積比を従来よりもかなり大きくなるよう
に配置したので、目立つことがない。また、上記ドット
4,…,4の数は多いが、全体に均一で小さいため、ドット
4,…,4に拒まれて局部的に入力できないというような接
点板7,5の接続不良を効果的に防止できる。また、本実
施例のタッチパネル8及びタッチパネル付ディスプレー
9においては、上記のような微細なドット4,…,4を有す
るタッチパネル8をディスプレー9、特にディスプレー
面がバックライトで照射されるバックライト式のディス
プレー、に取り付けるとき、上記ドット4,…,4の配列に
よっては、ドット4,…,4の配列とディスプレー9の画素
10の配列との間に光の干渉が生じて、タッチパネル8を
セットした画面が見難くなり、タッチパネル8の操作性
が悪くなるといった問題が生じることが考えられる。し
かしながら、上記ディスプレー9の画素10のX軸とY軸
とに対して上記タッチパネル8の一方の接点板5のドッ
ト4,…,4のx軸とy軸とが所定角度θ(20〜70度)ずれ
るように、タッチパネル8をディスプレー9に取り付け
ることにより、また、そのようにタッチパネル8を取り
付けたディスプレー9においては、上記画素10と上記ド
ット4,…,4との光の干渉が生じにくくなり、光の干渉に
より見悪くなることがなく、操作性が悪くなることを防
止することができる。
本発明は上記実施例に限定されることなく、その他種
々の態様で実施することができる。
例えば、上記突出部としては、上記円形のドット4に
限定されることなく、第8〜12図に示すように、種々の
形状の突出部4′、又は、互いに連結された突出部4′
でもよい。これらの図においては、突出部4′を斜線領
域で表示し、第8〜10図において各図(a)は各図
(b)とは突出部4′と該突出部の無い領域15とが逆の
位置関係にある。よって、各図においては図(a)を代
表的に説明する。まず、第8図(a)は、四角形のドッ
ト4′と該ドットの無い四角形の領域15とを互い違いに
並べた模様のスクウェアドットを示す。第9図(a)
は、円形でかつ突出部4′の無い領域15を形成し、他の
領域を突出部4′として形成したピンクションドットを
示す。第10図(a)は、突出部4′の無い領域15の角部
が互いに連結されたチェーンドット(エリブティカルド
ット)を示す。また、第11図(a)は、大きな直径の円
形でかつドット4′の無い領域15の間に小さな直径の円
形でかつドット4′の無い領域15′を配置したレスピド
ットを示す。このレスピドットにおいては、上記領域15
の形状を四角形としたり、又は、逆に、大小の円形若し
くは四角形など任意の形状のドット又はドット無し領域
15,15′を大きさのみ異ならせて配列してもよい。ま
た、上記突出部4′としては、第12図に示すように、一
定幅の帯状突出部4′を互いに交差するように配置して
突出部無しの領域15を四角形に形成するようにしてもよ
い。また、上記突出部は整然とX軸とY軸沿いに配列せ
ずに、ランダムに配列すれば、ディスプレー9の画素1
0,…,10と干渉を生じるのを効果的に防止できるなど、
干渉防止の方法として種々ある。
また、第13図に示すように、長方形状の突出部4aを縦
長と横長に交互に配列してもよい。
また、第14図に示すように、長方形状の突出部4aを大
略格子状に配列してもよい。この場合、各ピッチP1とP2
とは同じで100〜300μmが好ましい。この例における突
出部4aは、大略格子状すなわち完全に格子を構成するよ
うに配置するのではなくその交点部分に突出部4aを配置
しないようにしつつ格子状に突出部4aを配列する。これ
は、完全に格子状に突出部4aを配列した場合には格子の
交点部分で入力不可領域(接点板間の接触不可領域)が
大きくなるが、このように交点部分に突出部4aが配置さ
れないようにすれば上記入力不可領域がさほど大きくは
ならないといった効果がある。また、大略格子状とする
ことにより、第3図に示すように単に突出部4をドット
状に配列したものと比べて、突出部4aによる接点板間の
間隙をより確実に保持することができる。特に、接点板
間を接触させたのち、該接触を解除するとき接点板間の
離れ具合が良くなる。
また、第15図に示すように、長方形状の突出部4aを三
角形を描くように配列してもよい。
さらに、第16図に示すように、長方形状の突出部4aを
六角形を描くように配列してもよい。
上記第13〜16図における長方形状の突出部4aは、本実
施例における所期の作用効果を奏するため、20〜70μm
の辺と50〜150μmの辺とを有するものであって、高さ
が0.2〜1.0μm、密度が面積比して20〜80%とするのが
好ましい。
従って、上記各突出部4,4′,4aは、上記高さ及び密度
の条件であればよく、この面積の範囲内ならばその形状
は、円形、楕円形、四角形や三角形など任意の角形、又
はその他任意の形状でも同様な作用効果を奏することが
できる。
(実例) 厚さ188μmの基材本体としての長尺ポリエステルフ
ィルムにスパッタリングでITOにより透明導電膜を形成
した後、アクリル系ネガ型フォトレジスト(例えば、ユ
ニオン化学工業社のVA−28)をロールコータで上記ITO
面に厚さ1μmになるようにコートした。連続的に60℃
で20分間だけ予め加熱し、網点フィルムで感光処理し、
現像を行い、直径80μm、ドット面積比40%でドットを
形成し、このドットを有するITOフィルム原反を基材と
して製造した。
この基材を使用して透明タッチパネルを製造するた
め、上記基材を500mm×500mmのシートに切断し、120℃
で30分間熱入れを行った。これは、後にアルカリ可溶型
のエッチングレジストを使用して、ITO回路を形成した
後、このレジストを剥がすに際し、ドットのアルカリ耐
性を出すためである。
上記原反は、上下2枚の接点板を貼り合わせてタッチ
スイッチを構成する場合の下側接点板用として使用す
る。まず、所要の接点回路を形成するため、エッチング
用インキレジストを印刷した後、酸によりエッチングし
た後、アルカリ液に浸してレジストを剥がし、水洗乾燥
して接点部分になる透明な導電性回路パターンを形成す
る。次いで、前記透明導電回路パターンの端部からタッ
チスイッチ外部へ接続するために銀ペーストで引回し回
路をスクリーン印刷する。
次に、上側接点板用として、ドットがあらかじめ形成
されていないITO原反を用い、前記と同様にして透明な
導電性回路パターンを形成する。上下接点板を貼り合わ
せたとき、下側の回路パターンに対し、上側の回路パタ
ーンは直交するように形成する。次いで、前記と同様に
銀ペーストで引回し回路を印刷し、その後外縁部に接着
剤をスクリーン印刷する。
次いで、上下接点板を貼り合わせ、所定の形状に打ち
抜く。なお、上下接点板の引淡し回路が、貼り合わされ
たとき接触するような位置関係にあるときは、引回し回
路部をオーバーコートして絶縁するようにレジストを印
刷しておく。この際、上記タッチパネル製造工程の中
で、改めてドットを形成することは行わなかった。そし
て、この完成したタッチパネルをLCDを有するラップト
ップ型パーソナルコンピュータに取り付けたところ、光
の干渉が生ずることなく使用することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるタッチパネルの側面
図、第2図は上記タッチパネルの一方の接点板の要部平
面図、第3図は第2図の矢印B部分の拡大図、第4図は
第3図のA−A線断面図、第5図は上記タッチパネルの
ドットの配列を示す説明図、第6図はディスプレーの画
素の配列を示す説明図、第7図は上記タッチパネルを上
記ディスプレーに取り付けた状態の説明図、第8〜16図
は夫々突出部の変形例を示す説明図である。 1,11……基材、2,12……基材本体、3,13……導電膜、4
……ドット、5,7……接点板、6……回路、8……タッ
チパネル、9……ディスプレー、10……画素、14……間
隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 潤 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日本写真印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−295321(JP,A) 特開 平3−48318(JP,A) 特開 平3−191418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 36/00 G06F 3/033 360

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の接点板(7,5)を対向させて配置し
    てなる透明タッチパネルにおいて、 上記一対の接点板(7,5)のうち一方の接点板(5)の
    一方の面には、接点回路パターンが形成された透明導電
    膜(3)と、該導電膜(3)上に形成され、かつ、高さ
    が5.0〜0.03μm、密度が面積比で20〜80%であるスペ
    ーサ用突出部(4,4′,4a)とを備えるとともに、 上記一対の接点板(7,5)のうち他方の接点板(7)の
    一方の面には、接点回路パターンが形成された透明導電
    膜(13)を備えてなり、 上記一対の接点板(7,5)を上記両導電膜(13,3)が対
    向しかつ両導電膜(13,3)間に上記突出部(4,4′,4a)
    により所定間隙(14)が形成されるように配置してタッ
    チスイッチを構成するようにしたことを特徴とするタッ
    チパネル。
  2. 【請求項2】網点画素(10)を有するディスプレー
    (9)上に取り付けられ、かつ、一対の接点板(7,5)
    を対向させて配置してなる透明タッチパネルにおいて、 上記一対の接点板(7,5)のうち一方の接点板(5)の
    一方の面には、接点回路パターンが形成された透明導電
    膜(3)と、該導電膜(3)上に形成され、かつ、高さ
    が5.0〜0.03μm、密度が面積比で20〜80%であるスペ
    ーサ用突出部(4,4′4a)とを備えるとともに、 上記一対の接点板(7,5)のうち他方の接点板(7)の
    一方の面には、接点回路パターンが形成された透明導電
    膜(13)を備えてなり、 上記一対の接点板(7,5)を上記両導電膜(13,3)が対
    向しかつ両導電膜(13,3)間に上記突出部(4,4′,4a)
    により所定間隙(14)が形成されるように配置してタッ
    チスイッチを構成する一方、 上記ディスプレー(9)の画素(10)はX軸と該X軸に
    直交するY軸とに沿って配列され、上記突出部(4,4′,
    4a)はx軸と該x軸に直交するy軸とに沿って配列さ
    れ、上記突出部(4,4′,4a)のx軸とy軸とが共に上記
    ディスプレー(9)の画素(10)のX軸とY軸とに対し
    て20〜70度位相がずれるように上記ディスプレー(9)
    に取り付けられるようにしたことを特徴とするタッチパ
    ネル。
  3. 【請求項3】上記各突出部(4)は、直径30〜100μm
    の円形である請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】上記各突出部(4a)は、20〜70μmの辺と
    50〜150μmの辺とを有する四角形状である請求項1又
    は2に記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】一対の接点板(7,5)を対向させて配置し
    てなる透明タッチパネル(8)が取り付けられ、かつ、
    網点画素(10)を有するタッチパネル付ディスプレーに
    おいて、 上記タッチパネル(8)の上記一対の接点板(7,5)の
    うち一方の接点板(5)の一方の面には、接点回路パタ
    ーンが形成された透明導電膜(3)と、該導電膜(3)
    上に形成され、かつ、高さが5.0〜0.03μm、密度が面
    積比で20〜80%であるスペーサ用突出部(4,4′,4a)と
    を備えるとともに、 上記一対の接点板(7,5)のうち他方の接点板(7)の
    一方の面には、接点回路パターンが形成された透明導電
    膜(13)を備えてなり、 上記一対の接点板(7,5)を上記両導電膜(13,3)が対
    向しかつ両導電膜(13,3)間に上記突出部(4,4′,4a)
    により所定間隙(14)が形成されるように配置してタッ
    チスイッチを構成してなり、 上記画素(10)はX軸と該X軸に直交するY軸とに沿っ
    て配列される一方、上記突出部(4,4′,4a)はx軸と該
    x軸に直交するy軸とに沿って配列され、上記突出部
    (4,4′,4a)のx軸とy軸とが共に上記画素(10)のX
    軸とY軸とに対して20〜70度だけ位相がずれるように、
    上記タッチパネル(8)が取り付けられるようにしたこ
    とを特徴とするタッチパネル付ディスプレー。
  6. 【請求項6】上記各突出部(4)は、直径30〜100μm
    の円形である請求項5に記載のタッチパネル付ディスプ
    レー。
  7. 【請求項7】上記各突出部(4a)は、20〜70μmの辺と
    50〜150μmの辺とを有する四角形状である請求項5に
    記載のタッチパネル付ディスプレー。
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