JP2771654B2 - 磁気記録再生装置における記録再生方式 - Google Patents

磁気記録再生装置における記録再生方式

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JP2771654B2
JP2771654B2 JP1333906A JP33390689A JP2771654B2 JP 2771654 B2 JP2771654 B2 JP 2771654B2 JP 1333906 A JP1333906 A JP 1333906A JP 33390689 A JP33390689 A JP 33390689A JP 2771654 B2 JP2771654 B2 JP 2771654B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、映像・音声等の情報を磁気テープにヘリ
ルスキャン方式で記録する磁気記録再生装置における記
録再生方式に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は例えば日本放送協会発行の「NHKホームビデ
オ記述」P213に記載されている往復再生を可能とした磁
気記録再生装置のテープフォーマットの一例である。図
において1はテープ幅1/2インチの磁気テープ、2はテ
ープ順走行方向時に映像信号の記録再生が行われるビデ
オトラックA、3はテープ順走行方向時に音声信号の記
録再生が行われるオーディオトラックA、4はテープ逆
走行方向時に映像信号の記録再生が行われるビデオトラ
ックB、5はテープ逆走行方向時に音声信号の記録再生
が行われるオーディオトラックBである。
次にこの従来装置の概要を説明する。この従来の磁気
記録再生装置は、磁気テープを往復使用することで長時
間記録を可能にすると共に音声信号の記録再生帯域の向
上を目的とされたものである。
第6図に示すようにテープフォーマットは、VHS方式
などで用いられているものと同様な磁気テープ幅(1/2
インチ)の半分のテープ幅(1/4インチ)内に、磁気テ
ープ送り速度を2倍とすることで、ヘリカルスキャン方
式で記録再生するビデオトラックと、リニアトラックで
記録再生するオーディオトラックとを構成する。例えば
テープ順走行走行時には磁気テープ1の下半分(1/4イ
ンチ)内に映像信号をビデオトラックA(2)に記録
し、音声信号をオーディオトラックA(3)に記録す
る。次に磁気テープ1のセット状態を裏返しのセット状
態にすることにより相対的に磁気テープ走行が逆方向と
なる場合は、磁気テープ1の上半分(1/4インチ)内に
映像信号をビデオトラックB(4)に記録し、音声信号
をオーディオトラックB(5)に記録する。従って映像
信号の記録再生に関してはVHS方式等の片側方向のみの
記録再生と同等であるが、リニアトラックへの記録再生
である音声信号は相対速度が上がることにより音声信号
の記録再生帯域の向上が望める。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の磁気記録再生装置は以上のような構成で、往復
記録再生を行っているので、往路(例えばテープ順走行
方向)から復路(例えばテープ逆走行方向)に切り換え
る時に磁気テープのセット状態を裏返しのセット状態に
する必要があり、また瞬時に切り換えることも不可能で
あった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、往路と復路を瞬時に切り換え可能な往復記
録/再生ができるとともに、映像・音声信号も高品質に
記録/再生することができる磁気記録再生装置における
記録再生方式を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る記録再生方式は、回転ドラム7を情報
の1サイクル期間に2倍以上回転させることにより該1
サイクル期間に磁気テープ1上の2N個以上のトラックを
走査する構成とするとともに、複数の磁気ヘッドとし
て、磁気テープのトラック上に間欠的な往路記録/再生
を行う往路用磁気ヘッド6aと,この往路用磁気ヘッドに
より往路記録/再生が行われる部分の間に復路記録/再
生を行う復路用磁気ヘッド6bとを設け、かつ、復路用磁
気ヘッドの磁気ヘッドアクチュエータとして、磁気テー
プ往路走行時の磁気ヘッド走査と磁気テープ復路走行時
の磁気ヘッド走査とのヘッド最大位置ズレ量以上、上記
復路用磁気ヘッドの位置を移送可能な磁気ヘッドアクチ
ュエータ8bを設け、トラッキング制御回路27は、上記復
路用磁気ヘッドによる復路記録/再生に先駆けて、既に
上記往路用磁気ヘッドで往路記録された部分を再生しな
がら追従するように上記往路用磁気ヘッドを動作させ
て、この追従動作により得られるヘッド位置制御量を上
記トラッキングメモリ28に記憶させ、さらに、上記復路
用磁気ヘッドによる復路記録/再生を行う際に、上記復
路用磁気ヘッドを移動させる磁気ヘッドアクチュエータ
8bに対して上記トラッキングメモリに記憶されたヘッド
位置制御量を印加させることにより、上記往路用磁気ヘ
ッドによる往路記録/再生が行われる部分の間に、上記
復路用磁気ヘッドによる復路記録/再生を行わせるよう
構成されて成ることを特徴とするものである。
〔作用〕
回転ドラム7を情報の1サイクル期間に2倍以上回転
させると、該1サイクル期間に磁気テープ1上の2N個以
上のトラックが走査される。走査トラックの往路では往
路用磁気ヘッド6aにより間欠的な往路記録/再生が行わ
れる。復路用磁気ヘッド6bによる復路記録/再生は次の
ように行われる。すなわち、トラッキング制御回路27
は、上記復路用磁気ヘッドによる復路記録/再生に先駆
けて、既に上記往路用磁気ヘッドで往路記録された部分
を再生しながら追従するように上記往路磁気ヘッド6aを
動作させて、この追従動作により得られるヘッド位置制
御量を上記トラッキングメモリ28に記憶させ、さらに、
上記復路用磁気ヘッド6bによる復路記録/再生を行う際
に、上記復路用磁気ヘッドを移動させる磁気ヘッドアク
チュエータ8bに対して上記トラッキングメモリに記憶さ
れたヘッド位置制御量を印加する。これにより、上記往
路用磁気ヘッド6aによる往路記録/再生が行われる間
に、上記復路用磁気ヘッド6bによる復路記録/再生が行
われる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの発明の一実施例の記録再生方式を採用した磁
気記録再生装置の構成を示すブロック図である。第1図
中は磁気テープ、6aは第1の磁気ヘッド、6bは第2の磁
気ヘッド、7は第1及び第2の磁気ヘッド6a及び6bを回
転させヘリカルスキャン記録を可能にする回転ドラム、
8aは第1の磁気ヘッド6aが回転ドラム7により走査され
る方向に対して垂直方向に移動可能とする第1の磁気ヘ
ッドアクチュエータ、8bは第2の磁気ヘッド6aを第1の
磁気ヘッドアクチュエータ8aと同様に移動可能とする第
2の磁気ヘッドアクチュエータ、9a,9bは磁気テープ1
を一定速度で送るキャプスタン、10はピンチローラ、11
は磁気テープ1をキャプスタン9a,9b及びピンチローラ1
0a,10bにより速度制御を行うと共に両方向に走行可能と
するテープ走行制御回路、12は記録映像信号、13は記録
映像信号12の帯域制限を行うローパスフィルタ(以下LP
Fと称する)、14は記録映像信号をディジタルデータと
するA/D変換器、15はA/D変換器14からのディジタルデー
タに誤り訂正符号等を付加し符号化する符号器、16は符
号器15での符号化及び時間軸圧縮等に用いるバッファメ
モリ、17は符号器15で符号化されたディジタルデータを
更に磁気記録再生に最適な記録符号化を行う変調器、18
は以上のようなディジタル処理された映像ディジタルデ
ータを磁気ヘッド6a及び6bに記録できるようにドライブ
する記録ヘッドアンプ、19は磁気ヘッド6a及び6bからの
再生信号を増幅する再生ヘッドアンプ、20は変調器17に
より変調されている再生ディジタルデータを復調する復
調器、21は再生ディジタルデータの誤り訂正及び検出補
正を行い複号する複号器、22は複号器21での複号及び時
間軸伸長等に用いるバッファメモリ、23は再生映像ディ
ジタルデータをアナログ信号化するD/A変換器、24はD/A
変換器23からの再生映像信号を帯域制限するLPF、25は
再生映像信号、26は再生ヘッドアンプ19の出力信号での
トラッキングエラー信号、27はトラッキングエラー信号
26に基づき、磁気ヘッドアクチュエータ8a及び8bを制御
することにより、磁気ヘッド6a及び6bを位置制御するト
ラッキング制御回路、28はトラッキング制御回路27から
磁気ヘッドアクチュエータ8a,8bへの制御量を1トラッ
ク分記憶させるトラッキングメモリ、29は磁気ヘッド信
号を切換えるヘッドスイッチ、30はヘッドスイッチ切換
信号である。
第2図はこの実施例における磁気記録再生装置により
走行される磁気テープ上のトラックパターンを示した図
である。第2(A)はテープ順走行方向器の記録トラッ
クパターン図で、1は磁気テープ、31は回転ドラム7の
1回転目に第1の磁気ヘッド6が記録した順方向トラッ
ク、32は回転ドラム7の2回転目に第1の磁気ヘッド6a
が記録した順方向トラックである。また、第2図(B)
はテープ逆走行方向時の記録トラックパターン図で、33
は回転ドラム7の1回転目の第2の磁気ヘッド6bが記録
した逆方向トラック、34は回転ドラム7の2回転目の第
2の磁気ヘッド6bが記録中の逆方向トラックである。ま
た、図中トラックパターン内の斜線は磁気ヘッド6a,6b
のアジマス角を示している。
第3図は、この実施例における磁気記録再生装置での
記録時における記録データ及び磁気ヘッド走査状態を示
した図である。第3図(A)はテープ順方向時の状態、
(B)はテープ逆走行方向時の状態を示す。第3図中の
aは記録映像データ、bは記録映像データaを符号化さ
れ時間軸圧縮及び変調された記録データ、c1は第1の磁
気ヘッド6aの走査状態、c2は第2の磁気ヘッド6bの走査
状態、eはトラッキングメモリ28の内容を示す。また、
c1及びc2での枠内は磁気ヘッドトレース期間を示し、格
子模様は磁気ヘッド固定状態、斜線模様は制御量印加状
態、ジグザグ模様はトラッキング状態を示している。
第4図は、この実施例における磁気記録再生装置での
再生時における再生データ及び磁気ヘッド走査状態を示
した図であり、図中(A)はテープ順走行方向時の状
態、(B)はテープ逆走行方向時の状態を示す。図中f
は再生映像データ、gは復調と復号化及び時間軸伸長前
の再生データを示す。またc1及びc2の表記方法は、第3
図と同様である。
次にこの実施例の動作について説明する。第1図にお
ける回転ドラム7は、例えばVHS方式などを採用した磁
気記録再生装置のように記録映像信号の1フレーム(情
報の1サイクル期間)に対して回転ドラム7を1回転
し、磁気テープ1上のトラックを2トラック記録するの
に対し、回転ドラム7の回転数を2倍にすることで1フ
レームに対して2回転し、第1の磁気ヘッド6a及び第2
の磁気ヘッド6bは磁気テープ1を2回トレース(4トラ
ックを走査)することになる。また磁気テープ1の走行
速度も2倍とすることで十分なトラック幅を得ることが
できる。ここで1トラックに対し1フィールドを記録す
るには時間軸を圧縮して記録する必要があり、そこで映
像信号をディジタル処理及び記録再生するディジタルVT
Rとして構成した場合を例として第1図で説明する。た
だし音声信号に対しては説明を省略するが映像信号と同
時にディジタルデータとして記録再生するものとする。
記録系は記録映像信号12をまず、LPF15により映像信号
帯域成分のみ通過するよう帯域制限し、A/D変換器14に
よりサンプリング周期おきにアナログ映像信号をディジ
タル映像データに変換する。このディジタル映像データ
を誤りなく記録/再生できるように符号器15で誤り訂正
符号等を付加し、符号化される。ここでの符号化はバッ
ファメモリ16を用いて行われ、また同時に符号器15の出
力としては時間軸圧縮されたデータとして出力される。
この符号化されたディジタル映像データは更に変調器17
により磁気テープ1への記録/再生に最適な符号に記録
符号化され、記録ヘッドアンプ18を介してヘッドスイッ
チ29により磁気ヘッド6a及び6bが切換えられ磁気テープ
1に記録される。ここでのヘッドスイッチ切換信号30は
回転ドラム7の回転に同期し1/2回転ごとに切換えられ
る。再生系は磁気ヘッド6a及び6bにより再生された信号
をヘッドスイッチ29により切換え再生アンプ19により増
幅して、再生ディジタル映像データとし変調器17での記
録符号化したデータを復調器20で復調して元のデータと
し、更に複号器21で誤り訂正及び検出補正する。ここで
の複号の際にもバッファメモリ22を用いて行われ、同時
に複号器21の出力としては時間軸伸長されたデータとし
て出力される。この再生ディジタル映像データをD/A変
換器23によりアナログ映像信号にもどし、LPF24により
帯域制限とすることで再生映像信号25が得られる。以上
のようなディジタル処理を行うことで1トラックに対し
て1フィールド分のデータを記録/再生できる。
次に往復記録/再生方法について説明する。磁気テー
プ1は回転ドラム7の両側に設けられたキャプスタン9
及びピンチローラ10により送られ、またテープ走行制御
回路11により順逆両方向にテープ送り可能とし、また再
生時及び復路記録時はトラック中に記録されたパイロッ
ト信号より磁気ヘッド6a,6bが各トラックの近傍を走査
するようキャプスタン9と回転ドラム7との位相制御を
行っている。記録トラックパターンは第2図(A)のよ
うにテープ順走行方向時は第1の磁気ヘッド6aのみで記
録することで回転ドラム7の1回転目に1フレーム中の
1フィールド分のデータを順方向トラック31に記録し、
2回転目に第2フィールドを順方向トラック32へ記録す
ることで、1トラックおきに磁気テープ1上に記録され
る。また、テープ逆走行方向時は第2の磁気ヘッド6bの
みで記録し、回転ドラム7の1回転目に第1フィールド
を逆方向トラック33に、2回転目に第2フィールドを逆
方向トラック34に記録する。しかし、テープ走行が逆方
向の場合は記録トラック傾き角がテープ走行が正方向の
場合と比較して少し異なり、第2図(B)のような順方
向トラック31と順方向トラック32の間にデータを記録す
るには可動磁気ヘッドなどを用いる必要がある。そこで
本実施例では第1図のように第1の磁気ヘッド6aに磁気
ヘッドアクチュエータ8aを設け、また第2の磁気ヘッド
6bに磁気ヘッドアクチュエータ8bを設けることで磁気ヘ
ッドを移動可能にする。このような可動磁気ヘッドで記
録する場合、まずテープ順走行方向時はトラッキング制
御回路27より磁気ヘッドアクチュエータ8a及び8bを位置
制御して磁気ヘッド6a及び6bを固定し、第1の磁気ヘッ
ド6aで記録する。
即ち、往路記録再生では磁気テープ上のトラックに対
する磁気ヘッドトレースは、あまりズレが生じず、トラ
ッキングに対するヘッド移送量が小さくて済むのに対
し、復路記録再生ではトラックに対する磁気ヘッドトレ
ーズは大きく外れるため、トラッキングに対するヘッド
移送量が大きくなる。従って、磁気ヘッド6bの磁気ヘッ
ドアクチュエータ8bとして、通常のテープ順方向走行時
の磁気ヘッド走査とテープ逆方向走行時の磁気ヘッド走
査との最大ズレ量以上、磁気ヘッド6bの位置を移送でき
る磁気ヘッドアクチュエータを備えるようにして上記可
動磁気ヘッドを構成すればよい。
尚、磁気ヘッドアクチュエータ8aとしては、磁気ヘッ
ドアクチュエータ8bと同様な機能のものを用いても一向
に構わない。つまり、磁気ヘッドと磁気ヘッドアクチュ
エータは、往路用と復路用とで同じものを使用してもよ
い。
第3図(A)において記録映像データa(W−DATA1,
W−DATA2,・・・)は符号化、時間圧縮及び変調された
記録データb(WP1,WD2,・・・)となり、第1の磁気ヘ
ッド6aを固定して、この磁気ヘッドc1のみで記録データ
を間欠的に記録する。次にテープ逆走行方向時は、記録
ヘッドである第2の磁気ヘッド6bの前に走査し、先行ヘ
ッドとなる第1の磁気ヘッド6aがテープ順走査方向時に
記録した先行隣接トラック(順方向トラック31もしくは
順方向トラック32)をトラッキングする。ここでのトラ
ッキングは第1図のように第1の磁気ヘッド6aを再生ヘ
ッドとし、再生アンプ19の出力から再生信号のエンベロ
ープよりトラッキングエラー信号26を検出し、トラッキ
ング制御回路27より第1の磁気ヘッドアクチュエータ8a
を制御することで第1の磁気ヘッド6aを位置制御し、第
1の磁気ヘッド6aを順方向トラック31もしくは順方向ト
ラック32に追従させる。ここで1トラック分のトラック
傾きずれ量に相等する第1の磁気ヘッドアクチュエータ
8aの制御量をトラッキングメモリ28に記憶させ、次に走
査する第2の磁気ヘッド6bが磁気テープ1をトレースす
る時に第2の磁気ヘッドアクチュエータ8bに記憶させて
おいた制御量を印加することで第2の磁気ヘッド6bが順
方向トラック31もしくは順方向トラック32に沿って記録
することができる。
第3図(B)において記録データbを第2の磁気ヘッ
ド6bで記録するため、先行ヘッドである第1の磁気ヘッ
ド6a(状態c1)でトラッキングし、制御量l(TR1,TR2,
・・・)をトラッキングメモリ28に記憶し、第2の磁気
ヘッド6b(状態c2)で記録データbを記録する時に制御
量lを第2の磁気ヘッドアクチュエータ8bに印加する。
再生時についても同様な方法を行い、まずテープ順走
行方向時に磁気ヘッドアクチュエータ8a及び8bを位置制
御して磁気ヘッド6a及び6bを固定し、第1の磁気ヘッド
6aのみで順方向トラック31もしくは順方向トラック32を
再生する。第4図(A)において第1の磁気ヘッド6a
(状態c1)で再生された再生データg(RD1,RD2,・・
・)を復調、複号化及び時間軸伸長され再生映像データ
f(R−DATA1,R−DATA2,・・・)が再生される。次に
テープ逆走行方向時は、再生ヘッドである第2の磁気ヘ
ッド6bの前に走査し、先行ヘッドとなる第1の磁気ヘッ
ド6aが先行隣接トラック(順方向トラック31もしくは順
方向トラック32)をトラッキングする。ここで記録時と
同様に第1の磁気ヘッドアクチュエータ8aの制御量をト
ラッキングメモリ28に記憶させ、次に走査する第2の磁
気ヘッド6bが磁気テープ1をトレースする時に印加する
ことで第2の磁気ヘッド6bが再生を行う。
第4図(B)において、第1の磁気ヘッド6a(状態
c1)によりトラッキングし、制御量l(TR1,TR2,・・
・)をトラッキングメモリ28に記憶し、第2の磁気ヘッ
ド6b(状態c2)で再生を行う時に第2の磁気ヘッドアク
チュエータ8bに印加する。以上のように第1の磁気ヘッ
ド6aはテープ順走行方向時の記録/再生及び順方向トラ
ック31もしくは順方向トラック32のトラッキングを行
い、第2の磁気ヘッド6bはテープ逆走行方向時の記録再
生を行うことで往復記録/再生が可能になる。
なお、上記実施例では順方向トラック31及び順方向ト
ラック32と、逆方向トラック33及び逆方向トラック34と
を交互に配置するように構成したが、第5図のようなト
ラックパターンとしてもよい。まず、テープ順走行方向
時の記録は回転ドラム7の1回転目に第1の磁気ヘッド
6aが順方向トラック35を記録し、第2の磁気ヘッド6bが
順方向トラック36を記録する。テープ逆走行方向時の記
録は、回転ドラム7の1回転目に第1の磁気ヘッド6aが
正方向トラック35をトラッキングし、この時の制御量を
トラッキングメモリ28に記録して、回転ドラム7の1回
転目の第2の磁気ヘッド6bで、第2の磁気ヘッドアクチ
ュエータ8bに制御量を印加しつつ逆方向トラック37を記
録する。また回転ドラム7の2回転目の第1の磁気ヘッ
ド6aで、同様に第1の磁気ヘッドアクチュエータ8aに順
方向トラック35をトラッキングした制御量を印加しつつ
逆方向トラック38を記録する。次にテープ走行正方向時
の再生は、記録時と同様に回転ドラム7の1回転目に第
1及び第2の磁気ヘッド6a,6bで順方向トラック35,36の
再生を行う。テープ逆走行方向時も順方向トラック35を
トラッキングして、第1及び第2の磁気ヘッド6a,6bで
逆方向トラック37,38を再生する。
また、上記実施例では磁気ヘッド6a及び6bは単一磁気
ヘッドの場合について説明したが、磁気ヘッドアクチュ
エータ上に2個の磁気ヘッドが固定されたコンビネーシ
ョンヘッドであってもよい。
さらに上記実施例では、情報の1サイクルを1フレー
ムとし、情報の1サイクルにつき2トラックに記録する
場合について説明したが、情報の1サイクルは1フィー
ルドでもよいし、1フィールド及び1フレームの整数倍
であってもよい。また、情報の1サイクルにつき記録す
るトラック本数は何本であってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、回転ドラムを情報の1
サイクル期間に2倍以上回転させることにより該1サイ
クル期間に磁気テープ上の2N個以上のトラックを走査す
る構成とするとともに、複数の磁気ヘッドとして、磁気
テープのトラック上に間欠的な往路記録/再生を行う往
路用磁気ヘッドと,この往路用磁気ヘッドにより往路記
録/再生が行われる部分の間に復路記録/再生を行う復
路用磁気ヘッドとを設け、かつ、復路用磁気ヘッドの磁
気ヘッドアクチュエータとして、磁気テープ往路走行時
の磁気ヘッド走査と磁気テープ復路走行時の磁気ヘッド
走査とのヘッド最大位置ズレ量以上、上記復路用磁気ヘ
ッドの位置を移送可能な磁気ヘッドアクチュエータを設
け、トラッキング制御回路は、上記復路用磁気ヘッドに
よる復路記録/再生に先駆けて、既に上記往路用磁気ヘ
ッドで往路記録された部分を再生しながら追従するよう
に上記往路用磁気ヘッドを動作させて、この追従動作に
より得られるヘッド位置制御量を上記トラッキングメモ
リに記憶させ、さらに、上記復路用磁気ヘッドによる復
路記録/再生を行う際に、上記復路用磁気ヘッドを移動
させる磁気ヘッドアクチュエータに対して上記トラッキ
ングメモリに記憶されたヘッド位置制御量を印加させる
ことにより、上記往路用磁気ヘッドによる往路記録/再
生が行われる部分の間に、上記復路用磁気ヘッドによる
復路記録/再生を行わせるよう構成されて成るようにし
たので、磁気テープのセット状態を裏返しの状態にする
ことなく往路と復路を瞬時に切り換え可能で往復記録/
再生ができ、また、トラック走査本数が増し、映像・音
声信号も高品質に記録/再生することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る記録再生方式を採用
した磁気記録再生装置の構成を示すブロック図、第2図
はこの実施例による磁気記録再生装置における磁気テー
プのトラックパターンを示す図、第3図はこの実施例に
よる磁気記録再生装置の記録時における記録データ及び
磁気ヘッド走査状態を示す図、第4図はこの実施例によ
る磁気記録再生装置の再生時における再生データ及び磁
気ヘッド走査状態を示す図、第5図はこの発明の他の実
施例におけるトラックパターンを示す図、第6図は従来
の磁気記録再生装置における磁気テープのトラックパタ
ーンを示す図である。 1……磁気テープ、6a……第1の磁気ヘッド、6b……第
2の磁気ヘッド、7……回転ドラム、8a……第1の磁気
ヘッドアクチュエータ、8b……第2の磁気ヘッドアクチ
ュエータ、11……テープ走行制御回路、27……トラッキ
ング制御回路、28……トラッキングメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−99519(JP,A) 特開 平3−63901(JP,A) 特開 平1−191304(JP,A) 特開 昭50−85318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/027 501 G11B 5/008 H04N 5/782

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号や音声信号等の情報を磁気テープ
    に対して記録/再生を行う複数の磁気ヘッドと、上記複
    数の磁気ヘッドを移動させる複数の磁気ヘッドアクチュ
    エータと、上記複数の磁気ヘッドから再生されるトラッ
    キングエラー信号に基づき上記複数の磁気ヘッドアクチ
    ュエータを制御することにより上記複数の磁気ヘッドを
    位置制御するトラッキング制御回路と、このトラッキン
    グ制御回路のヘッド位置制御量を記憶するトラッキング
    メモリと、上記複数の磁気ヘッド及び上記複数の磁気ヘ
    ッドアクチュエータが装着された回転ドラムと、上記磁
    気テープを順走行方向あるいは逆走行方向に走行制御す
    るテープ走行制御回路とを備え、上記情報の1サイクル
    期間に上記磁気テープ上のN個のトラック(N≧1)を
    走査するヘリカルスキャン方式の往復記録再生可能な磁
    気記録再生装置において、 上記回転ドラムを上記情報の1サイクル期間に2倍以上
    回転させることにより該1サイクル期間に磁気テープ上
    の2N個以上のトラックを走査する構成とするとともに、
    上記複数の磁気ヘッドとして、上記磁気テープのトラッ
    ク上に間欠的な往路記録/再生を行う往路用磁気ヘッド
    と,この往路用磁気ヘッドにより往路記録/再生が行わ
    れる部分の間に復路記録/再生を行う復路用磁気ヘッド
    とを設け、かつ、復路用磁気ヘッドの磁気ヘッドアクチ
    ュエータとして、磁気テープ往路走行時の磁気ヘッド走
    査と磁気テープ復路走行時の磁気ヘッド走査とのヘッド
    最大位置ズレ量以上、上記復路用磁気ヘッドの位置を移
    送可能な磁気ヘッドアクチュエータを設け、 上記トラッキング制御回路は、上記復路用磁気ヘッドに
    よる復路記録/再生に先駆けて、既に上記往路用磁気ヘ
    ッドで往路記録された部分を再生しながら追従するよう
    に上記往路用磁気ヘッドを動作させて、この追従動作に
    より得られるヘッド位置制御量を上記トラッキングメモ
    リに記憶させ、さらに、上記復路用磁気ヘッドによる復
    路記録/再生を行う際に、上記復路用磁気ヘッドを移動
    させる磁気ヘッドアクチュエータに対して上記トラッキ
    ングメモリに記憶されたヘッド位置制御量を印加させる
    ことにより、上記往路用磁気ヘッドによる往路記録/再
    生が行われる部分の間に、上記復路用磁気ヘッドによる
    復路記録/再生を行わせるよう構成されて成ることを特
    徴とする磁気記録再生装置における記録再生方式。
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