JP2771230B2 - 補綴製品 - Google Patents

補綴製品

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JP2771230B2
JP2771230B2 JP1066472A JP6647289A JP2771230B2 JP 2771230 B2 JP2771230 B2 JP 2771230B2 JP 1066472 A JP1066472 A JP 1066472A JP 6647289 A JP6647289 A JP 6647289A JP 2771230 B2 JP2771230 B2 JP 2771230B2
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    • A61L27/58Materials at least partially resorbable by the body

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、補綴製品に、特にテクスチャード加工され
た(texturized)吸収性又は吸収性/非吸収性生体材料
を含む脈管接合物(grafts)に関する。脈管接合物の使
用は、末梢脈管系の補修及び冠状脈管系のバイパスに対
してである。
本発明を要約すれば、テクスチャード加工された吸収
性又は吸収性/非吸収性の成分を、すべての大きさの織
物接合物の製造に、並びに特に末梢脈管系の補修に及び
冠状系バイパスに使用することを含む。
吸収性材料は非吸収性接合物と比べて接合物中への生
体組織の生長を増長させる。この増大した生体組織の内
部への生長は、脈管化された動脈内膜の生成に至り且つ
適当な外膜の生成により動脈瘤の傾向を少くすることは
明白である。
吸収性材料は変化させることができ、ポリグリコール
酸(以下PGA)、及びグリコール酸エステルとトリメチ
レンカーボネート結合を含んでなる共重合体、例えば
「マクソン(Maxon)」縫糸[アメリカン・サイアナミ
ド社(American Cyanamide CO.,Wayne,New Jersey,0747
5]における共重合体を含む。
非吸収性材料(これは主鎖として用いられる)は所有
権のある材料、例えばハイトレル(Hytrel)[E.I.デユ
ポン社(E.I.Dupont and Co.,Wilmington,Delaware)]
縫糸であつてよい。他に非吸収性材料はポリエステル、
ポリアミド又はポリプロピレンを含むより普通の重合体
であつてよい。
外科医の社会の本質的にすべてに受け入れられる小さ
い直径の接合物を開発するには、脈管接合技術における
長い切実な必要性があつた。この長い切実な必要性に対
する理由は多くあり、これは小直径の接合物に対する生
物学的必要性とこれらの用途に対して一般に使用される
生体材料の限界の双方に関係する。結果として直径8mm
又はそれ以下の過去の技術の小直径の脈管接合物、更に
は直径4mm又はそれ以下の更に小直径の接合物は外科医
の社会に広く受け入れられなかつた。
補綴外科に有用な管状製品が発明された。この製品は
吸収性重合体から作られる複数のテクスチャード加工さ
れた繊維を有する。重合体は少くとも1つのトリメチレ
ンカーボネート結合を含んでなる。1つの具体例におい
て、吸収性重合体は共重合体である。他の具体例におい
て、製品は縦糸ニツト機で作られる。吸収性重合体は製
品の約50重量%以上をなす。製品の残りは存在するなら
ば、非吸収性重合体から作られる複数のテクスチャード
加工された繊維を含んでなる。
他の具体例は横糸ニツト機で作られた製品である。吸
収性重合体は製品の約50重量%以上をなす。製品の残り
は存在するならば非吸収性重合体から作られる複数のテ
クスチャード加工された繊維を含んでなる。
更に他の具体例は、織られた(woven)製品である。
テクスチャード加工された縦糸及び横糸ヤーンにおける
吸収性重合体は製品の約50重量%以上をなす。残りは、
存在するならば非吸収性重合体から作られる複数のテク
スチャード加工された繊維を含んでなる。
上述のすべての一般的な具体例は脈管接合物を含んで
なる管状製品である。
脈管接合物も発明された。脈管接合物は吸収性共重合
体から作られる複数のテクスチャード加工された繊維を
有する。この共重合体はトリメチレンカーボネート結合
を約50重量%まで含んでなる。マクソン(MAXON、商標
名)(アメリカン・サイアナミド社)縫糸における共重
合体はトリメチレンカーボネート結合を有する共重合体
を含む。ポリ(グリコリドーコートリメチレンカーボネ
ート)であるマクソンは他の吸収性繊維に比して優れた
及び予期を越えた性質を有する。それは長持ちする。元
の強度の一部が56日まで保持され、強度の50%は28日に
わたつて保持される。マクソンの吸収速度はPGAに凡を
等しい。
マクソン繊維はポリグリコール酸(本明細書ではPG
A)よりも素直である。75%のマクソンをダクロン(Dac
ron、商標名)と組合せて含有する接合物は3.03のコン
プライアンス(comp liance)が測定される。同様の構
造のPGA/ダクロン接合物は2.45のコンプライアンスを有
する。ここにコンプライアンスは100mmHgの内部圧の変
化に対する直径の変化のパーセントとして測定される。
最後にマクソンの曲げ係数は約325,000psiであり、マク
ソンが他の吸収性繊維よりも非常に柔軟な繊維であるこ
とを示す。1つの具体例において、共重合体はグリコー
ル酸エステル結合を約50重量%以上含んでなる。他の具
体例において、共重合体は少くとも1つのグリコール酸
又は乳酸エステル結合からなる。
他の具体例は縦糸ニツト機で作られる接合物である。
吸収性重合体は製品の約50重量%以上をなす。残りは、
もし存在するならば非吸収性重合体から作られる複数の
テクスチャード加工された繊維を含んでなる。特別な具
体例において、接合物はラツシエル・ニツト機で製造さ
れる。他の特別な具体例において、接合物の複数のテク
スチャード加工した非吸収性重合体繊維は接合物の約20
〜35重量%をなす。複数の吸収性及び非吸収性繊維は、
仮のねじり工程又はニツト/デニツト(deknit)工程に
よつて別々にテクスチャード加工される。
最も特別な具体例において、非吸収性重合体はハイト
レル(Hytrel、商標名)である。他の最も特別な具体例
は、非吸収性重合体がポリエチレンテレフタレートであ
る。
ハイトレルは、一般式 を有する重合体の種類に対するデユポン社(E.I.DuPont
de Nemours & CO.,Wilmington,Del.)の商品名であ
る。本発明において有用なハイトレルの特別な具体例は
デユロメータD硬度72を有するハイトレル級である。
ノバフイル(Novafil、商標名)(アメリカン・サイ
アナミド社)縫糸における重合体はハイトレルを含有す
る。ポリブトエステルであるノバフイルは、他の非吸収
性繊維と比較した時優れた且つ予期を越えた性質を有す
る。それは他の通常種の接合物繊維例えばダクロンより
も柔軟である。ノバフイルは約230,000psiの曲げ係数を
有する。また接合物を含むノバフイルのコンプライアン
スはマクソンとの組合せで4.20である。ダクロン及びマ
クソンから作られる同様の接合物は3.03のコンプライア
ンスを有する。ここにコンプライアンスは100mmHgの内
部圧の変化に対する直径の変化のパーセントとして測定
される。
最後に、補綴外科に有用であり且つ非吸収性重合体か
ら作られた複数の繊維を有する管状のテクスチャード加
工された製品が発明された。特別な具体例において、非
吸収性重合体はハイトレルである。
PGAが内側管をなし、マクソンが中央管をなし、そし
てダクロン又はノバフイルが外側管をなす同心円的ニツ
トの関係は次の外科的利点を有する: (1)ダクロンは過去の技術からトロンボゲン反応を刺
激することが知られている。
(2)ダクロン又はノバフイル繊維は、PGA及びマクソ
ンの内部層によつて血液から遮断され、斯くして血栓を
作り且つ接合物を閉塞する傾向を最小にする。
(3)PGA、次いでマクソンが分解し且つ吸収されるに
つれて、内側のカプセルがより大きくなり、斯くして小
直径の適用において開放路(patent)の残る可能性がよ
り高い。
(4)動物での研究に基づくと、PGA及びマクソン含有
の接合物は市販の接合物材料より大きい開放性(patenc
y)を有する傾向がある。もの同心円的関係は、層間の
縫い合せ、接着、又は単なる摩擦的接触による保持によ
り一体化された単一管の複数であつてよい。
接合物のテクスチャード加工されたマクソン及び/又
はPGAの吸収性成分は吸収され、自然の生体組織に置き
かわる。これはテクスチャード加工された非吸収性のダ
クロン又はノバフイル繊維の骨格構造を残すが、後者は
健康なコラーゲン組織中に埋めこまれる。骨格構造の内
壁又は新動脈内膜は内膜様の生長に発育する。外壁は成
熟した、高度に脈管化された肉芽組織のマトリツクスか
らなることが示された。
本発明はハイトレル重合体例えばノバフイル縫糸中の
重合体から作られる非吸収性脈管接合物にも関する。
加水分解的に分解しうる生体吸収性繊維又はヤーン或
いは生体吸収性及び非吸収性ヤーンの組合せ物を、生体
吸収性重合体の構造を決定的に壊すことなしにテクスチ
ャード加工する方法が発明された。テクスチャード加工
の目的は、(1)生体組織の内部への成長を助長する及
び(2)快適性及びコンプライアンスを改善する脈管接
合物又は他の外科用埋植物に用いるために複数の繊維又
はヤーンを形成することである。
本発明は吸収性又は吸収性/非吸収性の複数の繊維又
はヤーンをテクスチャード加工する方法に関する。本方
法は、 (1)複数の生体吸収性或いは生体吸収性及び非吸収性
の組合せの熱可塑性繊維又はヤーンをねじり、編み、捲
縮しなどして機械的に形状を変更し;そして (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)乾燥雰囲気中約666.6Pa(5トール)までの真
空下において約100〜190℃の温度で、好ましくは約133.
3Pa(1トール)又はそれ以下且つ約120〜140℃の温度
においてそのガラス転移温度又は軟化温度まで加熱し、
そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことを含
んでなる。
冷却に続いて、ねじり又は他の機械的な形状の変更
を、それを挿入したのと同一の手段によつてヤーンから
解除する。ヤーンに付与された形状の変更は、加熱固定
工程のために永久的に固定されて、テクスチャード加工
され、開いたかさ高の外観をもたらす。このテクスチャ
ード加工(texture)は、撚つて熱固定した繊維の場
合、続いてより低い巻き張力下にヤーンを他のパツケー
ジ(スプール、アルミニウム管、紙管など)に再び巻き
とり、ヤーンを再加熱し、そして冷却することにより低
度であるが、更に改変することができる。
グリコール酸単独重合体又は共重合体から作られた複
数の繊維又はヤーンをテクスチャード加工する際に使用
すべき相対湿度は過去の技術に記述されている。グリコ
ール酸単独重合体又は共重合体縫糸を製造するのに有用
な一般的工程条件も過去の技術に記述されている。
テクスチャード加工された複数の繊維又はヤーンの形
及び/又は幾何的配置を詳述する図面は本発明を理解す
る上で必ずしも必要ない。即ち織物技術の同業者は、一
般的には本明細書、特には実施例を読むことにより、本
発明による製造法及び本発明の使用法を理解しよう。
本明細書に開示される如きキヤリヤ(carrier)ヤー
ンはスリーブ(sleeve)ヤーンと同義であることを理解
すべきである。
補綴外科に有用な改良された管状製品が発明された。
この管状製品は少くとも1つの生体吸収性重合体から作
られた複数の繊維又はヤーンから製造されることが特色
である。この改良は、 (1)複数の繊維又はヤーンを形状を変更し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約666.6Pa(約5トール)までの真空下に加熱
し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことによ
つて固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーンに付与された形
状の変更を機械的に解除することを含んでなる方法によ
つて作られたテクスチャード加工された複数の繊維又は
ヤーンを含んでなる。
1つの具体例において、工程2(a)に対する改良
は、複数の繊維又はヤーンをそのガラス転移温度まで加
熱することを含む。他の改良において、改良された管状
製品は少くとも1つの生体吸収性共重合体から作られた
複数の繊維を結有する脈管接合物を含んでなる。
更に他の具体例において、管状製品は複数の少くとも
3つの異なる繊維又はヤーンを有する。第1及び第2の
繊維又はヤーンは2つの異なる生体吸収性重合体から製
造される。第3の繊維又はヤーンは非生体吸収性重合体
から製造される。
補綴製品に用いるための複数の繊維又はヤーンをテク
スチャード加工する方法も発明された。この複数の繊維
又はヤーンは少くとも1つの生体吸収性重合体から製造
される。本方法は、 (1)複数の繊維又はヤーンの形状を変更し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約666.6Pa(5トール)までの真空下に加熱
し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことによ
つて固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーンの変形を機械的
に解除する、ことを含んでなる。1つの具体例におい
て、工程2(a)は複数の繊維又はヤーンをそのガラス
転移温度まで加熱することを含む。他の具体例におい
て、工程2(a)は複数の繊維又はヤーンを約100〜190
℃の温度に加熱することを含む。更に他の具体例におい
て、工程2(a)は約1トール又はそれ以下の真空及び
約25%までの(加熱工程における雰囲気の)相対湿度を
含む。
更なる具体例において、本方法は取り出し工程後に、 (4)工程(3)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)加熱し、そして (b)それぞれ工程(2)(a)及び(b)に記述し
たように再冷却することによつて再固定する、 ことを含んでなる。
他の更なる具体例において、本方法は取り出し工程後
に別の工程(4): (4)複数の繊維を一緒に子より(ply)して少くとも
2子よりヤーンを得る、 ことを含む。
本発明の物質はいくつかの方法で、(1)織られた単
一管として、(2)縦糸又は横糸のニツト単一管とし
て、(3)2重、3重などの同心円管として、及び
(4)外側から支持された単一の織られた又は編まれた
管として、脈管接合物に作り上げることができる。この
材料は組成の変化する例えば繊維中に徐々に変化する遷
移部分を有する繊維或いは2成分フイラメントから構成
されていてもよい。これらは過去の技術に記述されてい
る。接合物の構造は直線状又はふたまた状(分岐状)の
管であつてよい。
編まれた管はラツシエル・ニツト機で作ることができ
る。インチ当りの針の数は約25〜35であつてよい。それ
故にゲージ(インチ当りの針数の2倍)は50〜70であ
る。従来法のラツシエル・ニツト機は56、60又は64ゲー
ジで市販されている。
長さと巾の比が1より大きい外科用の修復具が発明さ
れた。この修復具は複数の繊維を含んでなる。繊維の多
くは修復具の長さに本質的に平行な方法に向いている。
修復具はグリコール酸又は乳酸エステル結合を有する
重合体を約10〜100%含んでなる吸収性成分を有する。
修復具の残りは、存在するならば非吸収性成分を有す
る。
修復具の1つの具体例において、吸収性重合体はグリ
コール酸エステル結合を有する共重合体である。特別な
具体例において、共重合体はグリコール酸エステル及び
トリメチレンカーボネート結合を含んでなる。
長さと巾の比が1より大きい連結生体組織修復具も発
明された。この修復具は複数の繊維を含んでなる。繊維
の大部分は修復具に本質的に平行な方向に向いている。
修復具は共重合体を約10〜100%を含んでなる吸収性成
分を有する。この共重合体はグリコール酸エステルを有
し、またはトリメチレンカーボネート結合を約50重量%
まで有する。修復具の残りは、存在するならば非吸収性
成分を有する。
修復具の具体例は編まれた、織られた、ひもにした、
また平ひもにした修復具を有する。1つの具体例におい
て、繊維の長さ方向に配向した大多数は約80〜95%をな
す。特別な具体例において、繊維の長さ方向に配向した
大多数は約90%をなす。
他の具体例において、修復具は少くとも約80%をなす
吸収性成分を有する。特別な具体例において、修復具は
ポリ(C2〜C10アルキレンテレフタレート)、ポリ(C2
〜C6アルキレン)、ポリアミド、ポリウレタン及びポリ
エーテル−エステルブロツク共重合体からなる群から選
択される非吸収性成分を有する。更に特別な具体例にお
いて、修復具はポリ(C2〜C10アルキルテレフタレー
ト)としてのポリ(エチレンテレフタレート)又はポリ
(ブチレンテレフタレート)、及びポリエーテル−エス
テルブロツク共重合体としてのポリブトエステルからな
る、最も特別な具体例において、修復具はポリブトエス
テルとしてのハイトレルからなる。
ポリブトエステルは、ポリテトラメチレングリコール
の、テレフタル酸及び1,4−ブタンジオールとの重合体
として定義できる。参照「USAN及びUSP薬剤名辞典(USA
N and USP Dictionary of Drug Names)」、U.S.フアー
マコピアル・コンベクシヨン社(U.S.Pharmacopeial Co
nvection,Inc.,MD 20852)、1985年におけるポリブトエ
ステルの定義。ハイトレル(デユポン社)はポリブトエ
ステルの1種の商標名である。ノバフイル商標名(アメ
リカン・サイアナミド社)外科用縫糸における重合体は
ハイトレルを含む。
長さと巾の比が1より大きい平ひもにした靭帯又は腱
の埋植物(implants)も発明された。この埋植物は複数
の繊維を含んでなる。繊維の大部分は埋植物長さ方向に
本質的に平行である。このひもは約5〜100のキヤリヤ
(carrier)と約50までの縦糸ヤーンを有する。
埋植物は共重合体約10〜100%を含んでなる吸収性成
分を有する。共重合体はグリコール酸エステル及びトリ
メチレンカーボネート結合約20〜40重量%を有する。埋
植物の残りは、存在するならば非吸収性成分である。
埋植物の1つの具体例において、ひもは約13のキヤリ
ヤ及び約6の縦糸ヤーンを有する。特別な具体例におい
て、埋植物は吸収性成分約100%からなる。更に特別な
具体例において、キヤリヤ・ヤーンは吸収性成分約100
%からなり、また縦糸ヤーンは吸収性成分約80%を含ん
でなる。最も特別な具体例において、縦糸ヤーンにおけ
る非吸収性成分はポリ(エチレンテレフタレート)及び
ポリエーテル−エステルブロツク共重合体からなる群か
ら選択される。
埋植物の他の具体例において、ヤーンはテクスチャー
ド加工又は熱処理される。埋植物の更なる具体例におい
てはひもを、熱処理する。
生体吸収性フイラメントは、グリコリド−トリメチレ
ンカーボネート(GTMC)、ポリグリコール酸、ポリジオ
キサノン、ポリ(L−乳酸)、ポリ(DL−乳酸)及びこ
れらの重合体成分の共重合体又は物理的組合せ物を含む
人工重合体を含んでなつてよい。天然の生体吸収性重合
体例えば再生コラーゲン及び外科用の腸も使用しうる。
生体適合性(非吸収性)成分はポリ(エチレンテレフタ
レート)(PET)、ポリ(ブチレンテレフタレート)(P
BT)、ポリエーテルエステルのマルチ・ブロツク共重合
体、ポリプロピレン、高強度/モジユラスポリエチレ
ン、ポリアミド(ポリアラミドを含む)、又はポリエー
テル型ポリウレタンを含む。一度フイラメントに紡糸し
た時、上記物質の性質は種々の温度/時間/応力処理に
よつてこの発明のために改善しうる。
埋植物は、構造体が一次(軸)負荷方向において所望
の強度及び靭性を有するようにひもにされ、織られ又は
編まれていよう。またそれは適当なフイブリル間の空間
と最小の厚さを有して生体組織の内部への生長を促進す
る。埋植物の端は、埋植物の長軸の周囲における針の回
転を可能にするように、転環末端キヤツプ及び外科用針
の取りつけられた生体適合性金属スリーブ内に圧着され
ていてよい。
使用中、埋植物の適当数の子よりが修復される生体組
織の機能性に適合するように埋植される。これは術後の
正常機能への早期後期を可能にする。靭帯又は腱が治癒
しはじめるにつれて、埋植物は適用される負荷に耐え続
け、生体組織の内部への生長が始まる。次いで埋植物の
生体吸収性成分の機械的性質は徐々に減少し、負荷が内
部へ生長した組織に徐々に移り、これを刺激して負荷方
向に配向させる。更なる内部生長が埋植物の吸収性成分
によつてできた空間内に継続する。この過程は、生体吸
収性成分が完全に吸収され且つ新しく生成した生体組織
だけが残るまで継続し、或いは生体適合性(非吸収性)
の成分がその場に残つて新しく生成した生体組織の長期
にわたる拡大を可能にする。
第1図は、2つの異なる可能な端部を示す以外、好適
な具体例として記述される製品の輪郭図である。
第2図は、ひも状の構造を更に詳細に示す好適な具体
例の平らな表面の拡大図である。
第3図は動物(犬)での研究における削除された膝の
靭帯の修復に対して配置される如き修復具を示す膝の外
観図である。
第4図は外部の交差する靭帯の復元において膝の靭帯
の中央の1/3を拡大するために配置される如き修復具を
示す膝の外観図である。
I.合成脈管接合物 適当にテクスチャード加工されたヤーンから始めてニ
ツトの脈管接合物を製造する場合、次の工程に従う。特
別な構造に対して、適当なデニルのテクスチャード加工
されたヤーンをニットにしなければならない。使用しう
るデニルが3つ又はそれ以上の端を用いることによつて
始めて得られるならば、テクスチャード加工されたヤー
ンに子よりとねじりを一緒に与えねばならない。例えば
構造が330デニルのPGA及び100デニルのテクスチャード
加工されたダクロン(デユポン社)であり且つ唯一の入
手しうるPGAが110デニルである場合、110デニルのPGAの
3つの端と100デニルのダグロンの1つの端をねじるこ
とが必要である。要求する構造の種類に依存して他の変
化を用いることもできる。キング・スプール上で子より
−ねじりを行なつた後、ねじつたヤーンを、コーン形巻
きとり機によつて50型コーンに移す。ねじつてない且つ
ニツトのために使用すべきいずれの材料もコーンに或い
は同様の形の包装に移すことが好ましく、これからテク
スチャード加工されたヤーンを容易に取り出すことがで
きる。テクスチャード加工法は上述してある。次いでテ
クスチャード加工されたヤーンをニット機に取付ける。
ニツト機は市販されているものでよい。それはヤーン
の引張又は停止−駆動の部品を除いて完全に組てられた
床型の自己含有装置であつてよい。偏差的(fractiona
l)馬力のモータからニツト機ヘツドへの直接的Vベル
ト駆動は、約1100rpmまでニツト機を静かに駆動する。
変速による減速は最小の切断を保証し、また、絶対的品
質のステツチ制御を保証する。運転速度はシリンダーの
寸法、更には用いるヤーン又は繊維の種類に依存して変
化しうる。
接合物構造体の適当な密度はステツチ・カム及び減速
の設定を変えることによつて得られる。ステツチ・カム
はステツチの長さを調節し、減速は編まれる管状織物の
張力を制御する。
編んだ後、接合物材料を、2つの10分間浴に対して超
音波で攪拌しながらキシレン中で洗浄する。そしてこの
材料をキシレン臭が検知できなくなるまで蒸気フード中
で乾燥させる。次いで接合物材料を適当な長さ(例えば
4mm×60mm;及び/又は8mm×80mm)に切断し、そして裏
にする。この裏返しは接合物の内側を外へひつくり返
し、内部への生体組織の生長を促進するために、平滑な
内側表面をそれより粗い外側表面を有しせしめる。次い
でPGAを含むいずれかの接合物をステンレス鋼製心棒上
において、凡そ1トールに等しい又はそれ以下の圧力下
に約115〜150℃の温度で後処理する。この後処理は埋植
後約60日まで吸収性成分に対する引張り強度の保持を増
大させるように見える。PGAを含有しない接合物は後処
理工程を行なわなくてもよい。
次いで接合物の端を熱表面上で熱により封じ、端がば
らばらになるのを防止する。この熱封中、接合物の端は
僅かにだけ溶融する。
キシレン又は他の医学的に証明された非水系溶媒中で
洗浄し且つ乾燥した後、接合物をポリカーボネートの折
りたたみ容器中に包装し、次いで、これをフオイルの裏
打ちされた小袋に入れる。次いでこの接合物を吸収性装
置を通してEtO殺菌サイクルに送る。殺菌後、接合物
を、2−ウエツブ・タイベク(Tyvek)(デユポン社製
の紡糸接合されたポリオレフイン)/マイラー(Myle
r)(デユポン社製のポリエチレンテレフタレート)の
小袋中に再包装し、密閉し、数秒間EtOで殺菌する。
いくつかの形態の織られた脈管接合物を用いる一連の
生体内実験を行なつた。限定するものではないけれど、
次の材料を包含させた: a)低及び高孔性、直径4及び6mmのPGA/ダクロン(80/
20) b)4mmのPGA/グリコール酸エステル及びトリメチレン
カーボネート結合を有する共重合体 c)4及び6mmの織られた捲縮してないダクロン、及び d)4、8及び10mmのゴアテツクス(Gore−Tex)[ウ
イル−ゴア・アンド・アソシエーツ社(Wil−Gore & A
ssociates,Inc.)の商標]。
PGA含有の接合物に対する全開放路の割合は対象物よ
り実質的に高い:58%対41%。
生物分解性及び非分解性の繊維から作られる多及び3
成分脈管接合物を生体内で検討した。30日〜7ケ月間行
なつた観察は、テクスチャード加工された吸収性成分が
接合物構造を離れるにつれて、有機体化され且つ配列し
た生体組織が分解した材料の凡そ同じ位置の接合物に侵
入するということを示した。生体組織の内部への生長は
内皮に非常に似た細胞によつて覆れたルメナル(lumena
l)表面を有する新動脈内膜として機能しうるように見
えた。テクスチャード加工された非吸収性成分は成熟
し、高度に脈管化された肉芽組織のマトリツクス内に分
散した繊維を示した。この豊富な血液の供給は最大の観
察期間持続した。
接合物構造体を2つの直径、即ち内径4及び8mmで提
供した。前者は対象体の両頚動脈における中継接合物と
して、また後者は胸部動脈における中継接合物として研
究した。4mmの接合物(長さ40〜60mm)を1及び2ケ月
で検査したが、高度の開放路を示した。組織反応は、内
皮化が1ケ月で不存在であり且つ2ケ月で部分的に明ら
かになつたけれど、漸次増大する生体組織の合体を示し
た。約3〜約7ケ月で検査した8mmの接合物は均一に開
放しており、接合物ルーメンの連続した完全な内皮化と
上述した生体組織要素による分解性物質との完全な置換
を示した。
次の実施例は本発明を例示する。ここに実施例は末梢
脈管系外科において、冠状動脈バイパスとして、或いは
一般的な動脈又は静脈の接合において用いることができ
る。
実施例1 この接合物は100%PGAの織られた内側管及び100%テ
クスチャード加工されたニツトのダクロン・ベルア外側
管からなる二重壁構造である。この構造は、PGAである
内側壁が吸収されるようになり、そして少くとも部分的
に内皮細胞からなる平滑な良く有機体化された生体組織
によつて代替されるように設計した。この内側壁は新し
い動脈内膜になるであろう。孔性で非吸収性のダクロン
材料からなる外側壁は生体組織及び細管の内部への生長
を可能にし、そして同時に新しく生長した動脈内膜に対
する支持体を付加して、動脈瘤を防止した。ダクロンの
外側壁材料はC.R.バード社(C.R.Bard CO.,Inc.,Biller
ica,Ma)の一部門のUSCIが供給するソーベージ・フイラ
メント・ベルアの織布である。内側壁の織布は縦及び横
方向に5子より、46デニル、21フイラメントのポリグリ
コール酸(PGA)ヤーンを用いることにより1×1平織
り構造に織られた管である。
接合物材料を、超音波浴中のキシレンに、即ち新しい
キシレンの2つの浴にそれぞれ10分間浸して繊維の紡糸
仕上げ物を除去した。
内径4mmの接合物の外側及び内側管を長さ約45mmに切
断した。管状の織つたPGA材料をステンレス鋼製の棒に
とりつけ、真空室中に置き、そして130℃、1トール以
下の真空において3時間処理した(長さ80mmに切断する
以下同様の処理を8mmの管に対して行なつた)。
次に、内側及び外側壁の間に3(内径4mm)又は4
(内径8mm)列の長さ方向のステツチを付与して縫い合
わせた。次いでこの2重管接合物を包装し、そして埋植
物として使用する前にEtO殺菌した。
接合物の製造及び殺菌後、4mmの接合物を純血種のビ
ーグル犬の左及び右頚動脈中に埋植した。内径8mmの接
合物を胸部動脈中に埋植した。接合物を90日間までの期
間動物中に放置し、この時点で犬を犠牲にし、そして接
合物を切開し、主体的且つ経時的検査のために切除し
た。
埋植部位の検査は、PGA繊維の吸収及び平滑で光沢の
ある内皮様の新動脈内膜での置換を明らかにした。ダク
ロン外側壁は生体組織と小血管が内部へ生長していた。
動脈瘤の拡大を示すものはあつたとしても殆んどなかつ
た。埋植中の技術的誤りを除いて、接合物は開放路を有
し、ドツプラー記録によつて決定されるように血流は満
足できた。
実施例2 110デニル/50フイラメントのPGA、105デニル/25フイ
ラメントのマクソン(過去に記述されているグリコール
酸エステル及びトリメチレンカーボネート結合を有する
共重合体)、及び100デニルのテクスチャード加工され
たダクロンからなる3子撚りヤーンを、インチ当りねじ
り約2回で一緒に撚り、そして内径(a)4mm及び
(b)8mmの管に編んだ。用いたニツト機はラム(Lam
b)ST3A型円形横糸ニツト機であつた。用いた針のシリ
ンダーは円周インチ当り25の針を有した。編んだ後、実
施例1に記述したように管状の接合物材料をきれいに洗
浄し、切断し、後処理し、包装し、殺菌した。
マクソン(グリコリド−TMC)及びポリグリコール酸
のヤーンの双方からなる3成分構造体は、後処理後2つ
の吸収性繊維間のテクスチャード加工されたダクロンの
存在下における収縮の相違のためにしつかりした、より
右目のベロウ様外観となつた。
4mm及び8mmの接合物を実施例1に記述したようにビー
グル犬に埋植した。
埋植物部位の殺した後の検査は、部分的に生体吸収性
ヤーンの完全な吸収、優秀な開放、顕著でない動脈瘤の
生成並びに新動脈内膜を形成し且つ壁を通して外膜表面
に延びる均一な肉芽組織を明らかにした。
第1表は実施例2に従う構造の編んだ接合物に対する
生体内動物実験の要約である。
実施例3 105デニルのマクソン(本明細書及び実施例2に記述
したもの)の3端及び100デニルのテクスチャード加工
されたダクロンの1端からなる4子よりヤーンを、約2
個/インチのねじり量で一緒に撚つた。このヤーンを、
ニツト・シリンダー1インチ当り25針を用いることによ
り、別のラムST3A型円形横糸ニツト機によつて内径4及
び8mmに編んだ。これらの接合物は650〜850ミクロンの
壁の厚さを有した。
編んだ後、接合物材料を洗浄し、長さ45〜80mmに切断
し、ステンレス鋼製サイジング(sizing)棒上で1〜3
分間110℃で熱固定し、外部支持体手段として2−0モ
ノフイラメントのマクソン縫糸をら線的に巻き、包装
し、そして殺菌した。
外側の支持体材料を、接着剤として塩化メチレンに溶
解した重合体グリコリド/トリメチレンカーボネート
(GTMC)を用いて、脈管接合物の外表面に接合した。他
に塩化メチレンに溶解したポリ−TMCを接着剤として使
用することもできた。第2表は実施例3による構造のニ
ツト接合物に対する生体内動物試験の結果である。
実施例4 46デニルのPGA2端、62デニルのPGA1端及び100デニル
のテクスチャード加工されたノバフイル1端からなる4
子撚りヤーンを、ねじり1インチ当り約2回で一緒にし
た。テクスチャード加工されたノバフイルヤーンは、最
大の生体組織の内部への成長を助長する表面組織を与え
るために、ヘランカ(Helanca)[ヘベルレイン社(Heb
erlein Corp.,Wattwil、スイス国)の商標]法を用いて
偽ねじりでテクスチャード加工した。一緒にしたヤーン
を、シリンダーが33針/インチの針間隔を有する以外実
施例3と同様にして内径4及び8mmに編んだ。
編んだ後、接合物材料を洗浄し、45及び80mmの長さの
管に切断し、ステンレス鋼製の棒上において1トールの
圧力下に3時間、130℃で後処理し、冷却し、3−0マ
クソン・モノフイラメント縫糸材料をら線的に巻き、接
合物の表面に接着剤としてポリ−TMCを用いて付着さ
せ、そして最後に包装し、殺菌した。
実施例5 本縦糸ニツト例では、48ゲージのラツシエル型ニツト
機により、70デニルのテクスチャード加工されたダクロ
ンを次の構成分で105デニルのマクソンモノフイラメン
トと一緒にした: フロント・バー 2/0 2/4 70デニルのテクスチャード加工されたダクロンバツ
ク・バー 2/0 4/6 105デニルのマクソン 実施例6 この構造は、スラツチの次のように逆にする以外実施
例5と同様であつた: フロント・バー 2/0 4/6 105デニルのマクソン バツク・バー 2/0 2/4 70デニルのテクスチャード加工されたダクロン 実施例5及び6は、48ゲージのラツシエル機で製造し
たけれど、14又はそれ以上のガイド・バー、正の供給及
びステツチ・コームを有する56、60又は64ゲージのラツ
シエル機でも製造することができた。
II.合成靭帯 好適な具体例において、埋植物の長い組織化構造1
は、吸収性重合体例えばGTMCの主軸[コイト(quoi
t)]ヤーン2を有する平ひもを含んでなる。コイト及
びスリーブ・ヤーンの数及びデニルはいずれか同様の埋
植部位と生物機械的に適合しうる範囲の性質をもつ修復
具を与えるように変化させた。転環端キヤツプ3及び外
科用針4は修復具の端に取付けて、配置及び取付けを容
易にすることができる。
適当なヤーンから出発して人工の靭帯/腱として用い
る平ひもを製造する場合には以下の方法に従う。はじめ
に特別なひも構造に対しては、適当なデニルのヤーンが
必要である。本実施例は特別な動物モデル、即ち犬の膝
の靭帯の補修/代替に適するように設計された典型的な
構造を記述する(第3図)。実施例に記述するものより
も3倍高い引張り強度/靭性が必要な用途には3倍多い
ヤーンを必要としよう。これは単にヤーンのデニルを増
大させる又はスリーブ及びコイトの数を増加する(硬い
ヤーン)こと或いは双方により最終の全ひものデニルを
3倍にすることによつて達成することができた。
犬の膝の靭帯の修復用のひも(第3図)を製造するた
めに、13,000〜24,000の間の最終のひものデニルを目標
にした。好適な構造において、繊維の約90%は平行なコ
イト又は縦糸ヤーン2に含まれた。
完全に吸収性ヤーンからなるスリーブ・ヤーン5は一
般に約130デニルである。それには、遷移時にインチ当
り公称1.4回(TPI)の「Z」又は「S」ねじりを与え
る。これは取り扱いを容易にし、繊維の切断を最小にす
る。
コイト(スタツフアー又は縦糸)ヤーンは100%吸収
性であることができ、或いはそれは非吸収性成分を含有
していてもよい。それはスリーブよりも非常に重い、一
般に2100〜2700デニルの範囲である、これは6位置子よ
り撚糸機に2回通過させることを必要とする。130デニ
ルのヤーンは普通2.8TPIの「S」又は「Z」で5子より
され、次いで5子よりヤーンの4端を逆方向に1.4TPIで
ねじる。これは逆ねじり操作から機械的に均衡のとれた
2600の最終コイトヤーンデニルをもたらす(ねじれ又は
もつれの傾向なし)。
非吸収性成分は、包含されるならば第1子より撚糸操
作中にコイトヤーンに混入される。例えば18〜22%の非
吸収性繊維からなるマクソン/ノバフイル(アメリカン
・サイアナミド社)の2成分ヤーンは、130デニルのノ
バフイルの1本ヤーンを130デニルのマクソンの4本ヤ
ーンと1緒に5子より操作に走らせることによつて作ら
れよう。マクソン及びノバフイルの製造及び重合体組成
は過去の技術に開示されている。ノバフイルの正確な割
合は包含されるヤーンのデニル及びひも構造体中のなわ
輪ヤーンの割合によつて決定されよう。
いくつかの吸収性ヤーンに対して重要な工程は、後処
理(埋植物の引張り値を高める真空アニーリング処理)
である。一般的に言つて、ヤーンは子より撚糸後に後処
理される。但し吸収性/非吸収性成分構造体に対して
は、子より撚糸前に吸収性ヤーンを後処理する。他の選
択もあり、これはそれが非吸収性成分に悪い影響を及ぼ
さないならば最終のひもを後処理することである。
子より撚糸及び後処理後、ヤーンはひもにすることが
できる。今までに最良の結果は、コイト・ヤーン供給系
の13キヤリヤの平ひも製造機において作られる構造の場
合に得られる。構造体の約90%はインチに対して12.3ピ
ツク(pick)(ヤーンの重なり点)でスリーブヤーンに
よりゆるやかに一緒に保持された重い平行なコイト・ヤ
ーンからなる。
ひもにした後、靭帯は更なる加工の可能な状態とな
る。これをある長さに切断し、1/4″のアルミニウム又
は銀のスリーブで両端を処理する。次いで小さい金属の
転環ピンを有するステンレス鋼製のオーバー・キヤツプ
(over cap)3を取りつける。
今や末端にキヤツプをつけた靭帯をキシロール中で超
音波により洗浄し、いずれか残存している仕上げ油を除
去する(4つの浴のそれぞれに滞留6分間)。埋植物を
空気乾燥した後、金属ピンに適当な針をとりつけて、埋
植物が使用時に回転するようにする。
次いでこれを、予じめ成形された蓋つきのプラスチツ
ク皿中に及び開放のアルミニウムホイル積層の封筒中に
包装する。これを昇温真空乾燥段階を含むエチレンオキ
シドサイクルにおいて殺菌する。次いで乾燥靭帯を含む
フオイル積層の封筒を、乾燥空気の供給される無菌のグ
ローブ・ボツクス・フード中で熱封する。真空乾燥と熱
封の間に必要とされる仮の貯蔵は、これも乾燥空気の供
給される無菌の密閉箱中で行なわれる。
上述した如き修復具は、切断損傷した靭帯(第3図)
の代替物として或いは自発的組織移植(又は同種移植)
の靭帯再構成のための拡大(第4図)として、靭帯中の
欠陥を橋かけするために外科的に埋植される。軟組織9
の通過及び/又はそれへの取り付けを必要とする外科的
方法において、端のキヤツプ3及び端に位置する回転針
4を有する埋植物が用いられよう。埋植物を、開放の関
節空間10中或いは骨に予じめ開けたトンネル11中を通過
させることだけが必要な用途の場合には、回転針は必要
がない。その代りにそのような方法のために提供される
埋植物は、a)ほぐれを防止するために溶融した端、或
いはb)修復具自体の材料上に融着又は熱収縮する取り
まき管8によつて硬められた端のいずれかを有する。
次の実施例は本発明を記述する。
実施例7 本具体例は平ひも構造の100%マクソンからなつた。
これは、最初の撚糸工程に先立つて空気ジエツトで組織
化したという点で前記実施例に記述した構造体と異なつ
た。スリーブ・ヤーンは149dのテクスチャード加工され
たマクソンからなつた。これは66デニルのマクソンの2
本ヤーンを空気ジエツト室の1つに15%だけ、また他に
8%だけ過剰供給することによつて作つた。次いでこの
物質を1.4TPI「Z」に撚つた。コイト・ヤーンは219デ
ニルのテクスチャード加工されたマクソンで始めた。こ
れは66dのマクソンの1端15%過剰を、130dのマクソン
の1端8%過剰と共に空気ジエツト中に供給することに
よつて作つた。次いで219デニルのヤーンを2.8TPI
「S」で3子よりにした。続いてこの3子より材料の4
本ヤーンを1.4TPI「Z」で逆に撚つて、2523の最終デニ
ルを与えた。
この材料を、インチ当り12.3ピツクで、13キヤリヤ平
織り機でひもにした。この最終デニルは17,693デニルで
あり、コイト中の構造体は88.7%であつた。
破断のための真直ぐの引張りは平均130ポンド(3.3g/
デニル)であり、破断時の伸張は26.7%であつた。予想
されるように、その表面の外観は木綿又は羊毛のような
天然のステープル繊維から紡糸されたヤーンから作つた
ものに似ていた。随時ひもはゆるい、単一のフイル(fi
l)の輪状の外観をもつものとして特徴づけることがで
きた。続くひもの加工は上記項目IIに示した通りであ
る。
実施例8 この形態は、コイト・ヤーンの最初の3子よりにおい
て、245デニルのマクソン/ノバフイルのテクスチャー
ド加工された2成分ヤーンの一端を219デニルのテクス
チャード加工されたマクソンヤーンの1本で代替する以
外実施例11と同一であつた。このマクソン/ノバフイル
の2成分は、66dのマクソンヤーン55%過剰及び2つの6
9dのノバフイルヤーン11%過剰を空気ジエツト室中に供
給することによつて作つた。12子よりヤーンのデニルは
2667dと測定された。
この材料を、12.3ピツクで13キヤリヤ平織り機により
ひもにした。この最終デニルは18,467であり、その89.2
%がコイト・ヤーンであり、そして19.1%が非吸収性ノ
バフイル成分であつた。
最終の殺菌してない靭帯は122ポンド(3.00g/デニ
ル)の破断強度及び25.9%の破断伸張を有した。加水分
解のデータは、これが29.5ポンドの残存強度を有する生
活生成物を作るであろうことを示す。
続くひもの加工は上記IIに示した通りである。
実施例9 この埋植物の形態は、コイト・ヤーンの最初の3子よ
りにおいて、245デニルのマクソン/ノバフイルのテク
スチャード加工された2成分ヤーンの一端を219デニル
のテクスチャード加工されたマクソンヤーンの1本で代
替する以外実施例11と同一であつた。このマクソン/ノ
バフイルの2成分は、66dのマクソンヤーンの55%過剰
及び127dの熱延伸したダクロンヤーンの11%過剰を空気
ジエツト室中に供給することによつて作つた。12子より
ヤーンのデニルは2613dと測定された。
この材料を、12.3ピツクで13キヤリヤ平織り機により
ひもにした。この最終の殺菌してないデニルは18,054で
あり、その89.0%がコイト・ヤーンであり、そして20.7
%が非吸収性の熱延伸したダクロン成分であつた。
最終の殺菌してない靭帯は97ポンド(2.43g/デニル)
の破断強度及び21.7%の破断伸張を有した。加水分解の
データは、これが14日間強度を変えないままであり、3
4.7ポンドの残存強度を有することを示した。
ひもの続く加工は上記IIに示した通りである。
実施例10 本構造体は平ひも構造において100%マクソンからな
る。これは21キヤリヤ機でひもにしたという点で先の構
造体と異なる。
スリーブ・ヤーンは1.4TPI「Z」まで撚つた66デニル
のマクソン・ヤーンからなつた。130デニルのコイト・
ヤーンを先ず2.8TPI「S」で2子よりにし、次いでこの
2子より構造体の5本ヤーンを1.4TPI「S」で逆撚りし
た。この10子よりコイト・ヤーンの最終デニルは1300で
あつた。
次いで上述のヤーンを、12ピツク/インチに設定され
た10本コイト・ヤーンを用いる21キヤリヤ機によりひも
にした。最終構造体は16,986デニルであり、そのうち9
1.8%がコイト・ヤーンであつた。
この試料は120ポンドの無菌の破断強度(3.31g/デニ
ルに相当)及び35.2%の破断伸張を有するものと期待さ
れる。
実施例11 本構造体は平ひも構造の100%マクソンからなる。こ
れは15キヤリヤ機でひもにした点で先の構造体と異なつ
た。
スリーブ・ヤーンは1.4TPI「Z」に撚つた98デニルの
マクソンからなつた。130デニルのコイト・ヤーンを同
一量の撚りにして5子よりにし、650の全デニルを与え
た。すべてのヤーンを子より後に後処理した。
上記ヤーンを45キヤリヤ機でひもにした。45の存在す
るキヤリヤから15だけをスリーブ・ヤーンに対して用い
た。存在する22のコイト位置のすべてを用いた。ひもを
4.1ピツクに対して設定した。最終構造体は15,770デニ
ルであり、そのうち90.7%が平行なコイト・ヤーンであ
つた。
実施例12 熱延伸したダクロンの1本ヤーンを、コイト・ヤーン
の子より撚糸において代替する以外、本埋植物の形態は
実施例15と同様であつた。またすべてのマクソン・ヤー
ンは撚り前に後処理した。最終のひものデニルは15,700
であり、そのうち90.7%が平行コイト・ヤーンであつ
た。全構造の約18.1%は非吸収性ダクロン成分であつ
た。
直線引張り強度は約127ポンド(3.67g/デニル)であ
ると予想され、破断伸張は29.3%であつた。同様の構造
体からの加水分解データは、この形が非吸収性成分のた
めに29ポンドの残存強度を有する生活生成物を作るであ
ろうことを示す。
実施例13 この形は平ひも形の100%マクソンからなる。45キヤ
リヤ機でひもにしたけれど、これは3.3倍重いという点
で試料15と異なつた。
スリーブ・ヤーンは1.4TPI「Z」に撚つた130デニル
のマクソンからなつた。先ず130デニルのコイト・ヤー
ンを2.8TPI「Z」に4子よりし、次いで4本の4子より
ヤーンを1.4TPI「S」に逆子よりして、2080の最終コイ
ト・ヤーンのデニルを得た。すべてのヤーンを撚り後に
後処理した。
次いで上記ヤーンを、スリーブに対してすべての存在
するキヤリヤを、またすべての存在する22のコイト・ヤ
ーン位置を用いることによつて45キヤリヤ機でひもにし
た。ひもを12.3ピツクに設定した。最終構造体は51,610
デニルであり、そのうち88.7%が平行コイト・ヤーンで
あつた。
直線的引張り強度は平均525ポンド(4.61g/デニル)
であると予想され、破断伸張は31.6%であつた。
次の実施例及びその変化はいくつかの軟組織の整形
(即ち腱)修復/再構成的適用に対して適当であるけれ
ど、それは靭帯埋植物として不適であることがわかり、
従つて本発明の一部ではない。これは実施例7〜13に対
する対象値として、そして技術水準を知るために開示さ
れる。
対照例A 本埋植物の形は、平ひも形の100%デクソン(Dexon)
(PGA)であり、そして軽いデニルのスリーブ・ヤーン
で一緒に保たれた重いデニルのコイト又は縦糸ヤーンか
らなつた。しかしながらすべてのヤーンを後処理し、次
いで撚り及びひもの形成に先立つて空気ジエツトでテク
スチャード加工した。a.コイト(縦)糸ヤーンは、357
デニルのテクスチャード加工したデクソン・ヤーンを用
いることにより6子より構造からなり、全2142デニルの
ヤーンを与えた。この357デニルのヤーンは110デニルの
デクソン・ヤーンの3端をからませて作つた。但し2本
ヤーンは24%過剰に及び1本ヤーンは6%過剰に供給し
た。
b.スリーブ・ヤーンはそれが152デニルのテクスチャー
ド加工したデクソン・ヤーンである以外同様に製造し
た。これは62デニルのデクソンの2本ヤーンをからませ
て製造した。但し1本ヤーンは24%過剰に、また他の11
%過剰に供給した。
c.ひもは13キヤリヤの製紐機で作つた。この場合各キヤ
リヤは上記bに記述した152デニルのヤーンを含んだ。
これらのスリーブ・ヤーンはすべての6つの存在するコ
イト・ヤーン位置を通して供給される2142デニルの縦糸
ヤーンの周りにひもにした。全ピツク数は12.3/インチ
と推定された。
全ひものデニルは14,800であつた。引張り強度は152
ポンドであり、破断伸張は23.2%であつた。
この構造の連結組織具を生体内で評価した。2ケ月で
犠牲にした時、これらの埋植物はテクスチャード加工さ
れてないPGA具よりも良好な生体組織の内部への生長/
組織化を有することがわかつた。しかしながらより長い
持続性のグリコリド−トリメチレンカーボネート(GTM
C)ヤーンを用いて作つた埋植物で達成される結果は、
本対照例の埋植具で得られるものよりも常にかなり改良
された。
本発明の特徴及び態様は以下の通りである: 1.(1)複数の繊維又はヤーンを変形し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約5トールまでの真空下に加熱し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことに
よつて固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーン中に挿入され
た変形を機械的に除去する、 ことを含んでなる方法により製造されるテクスチャード
加工された複数の繊維又はヤーンを含んでなる、少くと
も1つの生体吸収性重合体から作られた複数の繊維又は
ヤーンを有する補綴外科に有用な管状製品。
2.工程(2)(a)が繊維又はヤーンをそのガラス転移
温度まで加熱することを含んでなる上記1の製品。
3.少くとも1つの生体吸収性共重合体から作られる複数
の繊維又はヤーンを有する脈管接合物を含んでなる上記
2の製品。
4.複数の、少くとも3つの異なる繊維又はヤーンを有
し、第1及び第2の繊維又はヤーンが2つの異なる生体
吸収性重合体から作られ、また第3の繊維又はヤーンが
非吸収性重合体から作られる上記1又は2又は3の製
品。
5.少くとも1つの生体吸収性重合体から作られる複数の
繊維又はヤーンを補綴製品に用いるためにテクスチャー
ド加工する方法にして、 (1)複数の繊維又はヤーンを変形し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約5トールまでの真空下に加熱し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことに
よつて固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーン中に挿入され
た変形を機械的に除去する、 ことを含んでなる該繊維又はヤーンのテクスチャード加
工法。
6.工程(2)(a)が繊維又はヤーンをそのガラス転移
温度まで加熱することを含んでなる上記5の方法。
7.工程(2)(a)が繊維又はヤーンを約100〜190℃の
温度まで加熱することを含んでなる上記5の方法。
8.工程(2)(a)が約1トール又はそれ以下の真空及
び約25%までの(加熱工程の大気の)相対温度を含んで
なる上記5の方法。
9.除去工程後に、 (4)工程(3)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)再加熱し、そして次いで (b)それぞれ工程(2)(a)及び(b)に記述
したようにそれを再冷却する、ことによつて再固定する
ことを含んでなる上記5又は6は7又は8の方法。
10.除去工程後に、 (4)複数の繊維を一緒に撚つて、少くとも2つの子
よりヤーンを得る、 ことを含んでなる上記5又は6又は7又は8の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2つの異なる可能な端部を示す以外、好適な
具体例として記述される製品の輪郭図であり;第2図
は、ひも状の構造を更に詳細に示す好適な具体例の平ら
な表面の拡大図であり;第3図は動物(犬)での研究に
おける削除された膝の靭帯の修復に対して配置される如
き修復具を示す膝の外観図であり;そして第4図は外部
の交差する靭帯の復元において膝の靭帯の中央の1/3を
拡大するために配置される如き修復具を示す膝の外観図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−96257(JP,A) 特開 昭61−288865(JP,A) 特開 昭62−270152(JP,A) 特公 昭47−46002(JP,B2) 特表 昭56−500760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)複数の繊維又はヤーンの形状を変更
    し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約666.6Pa(約5トール)までの真空下に加熱
    し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことによっ
    て固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーンに与えられた変
    更を機械的に解除する、 ことを含んでなる方法により製造されるテクスチャード
    加工された複数の繊維又はヤーンを含んでなる、少くと
    も1つの生体吸収性重合体から作られた複数の繊維又は
    ヤーンを有する補綴外科に有用な管状製品。
  2. 【請求項2】少くとも1つの生体吸収性重合体から作ら
    れる複数の繊維又はヤーンを補綴製品に用いるためにテ
    クスチャード加工する方法にして、 (1)複数の繊維又はヤーンを変形し; (2)工程(1)からの複数の繊維又はヤーンを、 (a)約666.6Pa(約5トール)までの真空下に加熱
    し、そして (b)繊維又はヤーンを室温まで冷却する、ことによつ
    て固定し;そして (3)工程(1)からの繊維又はヤーンに与えられた変
    更を機械的に解除する、 ことを含んでなる該繊維又はヤーンのテクスチャード加
    工法。
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KR890014070A (ko) 1989-10-21
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CA1329074C (en) 1994-05-03
DK138589D0 (da) 1989-03-21
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DK138589A (da) 1989-12-07
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