JP2770254B2 - 小便器への洗浄水放流装置 - Google Patents
小便器への洗浄水放流装置Info
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- JP2770254B2 JP2770254B2 JP6942092A JP6942092A JP2770254B2 JP 2770254 B2 JP2770254 B2 JP 2770254B2 JP 6942092 A JP6942092 A JP 6942092A JP 6942092 A JP6942092 A JP 6942092A JP 2770254 B2 JP2770254 B2 JP 2770254B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は便器への洗浄水放流流量
を適宜加減し得るようにした洗浄水放流装置に関する。
を適宜加減し得るようにした洗浄水放流装置に関する。
【０００２】
【従来技術】近年、小水洗便所の洗浄水放流装置には、
洗浄水の放流量を可及的に少なくして便器の洗浄を所期
のごとく行うようにすること（節水構造のものとするこ
と）が要求される。この要求は水不足の状態が往々にし
て起こる近年において次第に強くなり、種々の洗浄水放
流装置が開発されているのであるが、階数が多く床面積
の広いビルの場合には、便所数が極めて多くしかも水道
圧が場所によつてかなり異なることに起因して、従来提
案されている洗浄水放流装置には放水量の正確な調整を
おこなうことが極めて煩わしい作業とならざるをえな
い。これは従来の洗浄水放流装置の場合洗浄水の放流量
の調整が弁体のリフト量の調節、あるいは重ね合わせに
配置されたオリフイス間の相対的回動量の調節のように
操作量に対する流量変化の大きい操作に依存することに
よる。
洗浄水の放流量を可及的に少なくして便器の洗浄を所期
のごとく行うようにすること（節水構造のものとするこ
と）が要求される。この要求は水不足の状態が往々にし
て起こる近年において次第に強くなり、種々の洗浄水放
流装置が開発されているのであるが、階数が多く床面積
の広いビルの場合には、便所数が極めて多くしかも水道
圧が場所によつてかなり異なることに起因して、従来提
案されている洗浄水放流装置には放水量の正確な調整を
おこなうことが極めて煩わしい作業とならざるをえな
い。これは従来の洗浄水放流装置の場合洗浄水の放流量
の調整が弁体のリフト量の調節、あるいは重ね合わせに
配置されたオリフイス間の相対的回動量の調節のように
操作量に対する流量変化の大きい操作に依存することに
よる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記事情にかんがみ、
本発明は従来の小便器の節水型洗浄水放流装置の欠点を
回避し、放流量の微細調整を容易且つ速やかに行い得る
ようにする小型で軽量の小便器の洗浄水放流装置の提供
を目的とする。
本発明は従来の小便器の節水型洗浄水放流装置の欠点を
回避し、放流量の微細調整を容易且つ速やかに行い得る
ようにする小型で軽量の小便器の洗浄水放流装置の提供
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】水道圧が加わる状態下に
おいて洗浄水を保有し、逆止弁を備えた移動可能の隔壁
により内部空間が第１の室と第２の室に仕切られ、第１
の室へは水道に連なる流路からの水道圧により加圧され
る弁座に設けられた連通孔により、第２の室へは第１の
室から前記逆止弁により洗浄水が供給される洗浄水保有
槽を設け、上記第１の室と便器との間に第１の放流用流
路を設けて該流路上に第１の電磁開閉弁を設け、上記第
２の室と便器との間に第２の放流用流路を設けて該流路
上に第２の電磁開閉弁を設け、且つ、上記第１、第２の
電磁開閉弁の開閉制御を設定された条件下において行う
電磁開閉弁の制御装置を設けるとともに、上端部を前記
洗浄水保有槽本体の蓋部の孔に摺動自在とし、下端を前
記第１の室内に突出可能にした送りねじを前記隔壁に螺
合し、該送りねじの回動により、該送りねじの突出部の
位置を移動し、前記弁座の行程を変えて第１の室と第２
の室の容量比を変えるようにしたことを特徴とする。
おいて洗浄水を保有し、逆止弁を備えた移動可能の隔壁
により内部空間が第１の室と第２の室に仕切られ、第１
の室へは水道に連なる流路からの水道圧により加圧され
る弁座に設けられた連通孔により、第２の室へは第１の
室から前記逆止弁により洗浄水が供給される洗浄水保有
槽を設け、上記第１の室と便器との間に第１の放流用流
路を設けて該流路上に第１の電磁開閉弁を設け、上記第
２の室と便器との間に第２の放流用流路を設けて該流路
上に第２の電磁開閉弁を設け、且つ、上記第１、第２の
電磁開閉弁の開閉制御を設定された条件下において行う
電磁開閉弁の制御装置を設けるとともに、上端部を前記
洗浄水保有槽本体の蓋部の孔に摺動自在とし、下端を前
記第１の室内に突出可能にした送りねじを前記隔壁に螺
合し、該送りねじの回動により、該送りねじの突出部の
位置を移動し、前記弁座の行程を変えて第１の室と第２
の室の容量比を変えるようにしたことを特徴とする。
【０００５】
【実施例】図１は上記本発明による洗浄水放流装置の説
明用縦断面図、図２は図１の洗浄水放流装置の洗浄水保
有槽に設けられた隔壁に設けられた逆止弁を示す部分断
面図で、以下においてはこれらの図に関連して本発明の
説明を行うこととする。
明用縦断面図、図２は図１の洗浄水放流装置の洗浄水保
有槽に設けられた隔壁に設けられた逆止弁を示す部分断
面図で、以下においてはこれらの図に関連して本発明の
説明を行うこととする。
【０００６】図１において、１は水道に連なる流路、２
は洗浄水保有槽である。洗浄水保有槽２は水道圧が加わ
る状態下において洗浄水を保有している。３は洗浄水保
有槽２の内部空間でこの内部空間３は隔壁４により水道
に連なる流路１に近い側の第１の室５と遠い側の第２の
室６とに区切られている。第１の室５と第２の室６との
間を仕切る上記の隔壁４には、図２の部分断面図に示す
逆止弁７が設けられている。逆止弁７は第１の室５より
第２の室６に向かう方向の流れを許容し、第２の室６よ
り第１の室５に向かう方向の流れを阻止する。
は洗浄水保有槽である。洗浄水保有槽２は水道圧が加わ
る状態下において洗浄水を保有している。３は洗浄水保
有槽２の内部空間でこの内部空間３は隔壁４により水道
に連なる流路１に近い側の第１の室５と遠い側の第２の
室６とに区切られている。第１の室５と第２の室６との
間を仕切る上記の隔壁４には、図２の部分断面図に示す
逆止弁７が設けられている。逆止弁７は第１の室５より
第２の室６に向かう方向の流れを許容し、第２の室６よ
り第１の室５に向かう方向の流れを阻止する。
【０００７】また、前記隔壁４には送りねじ１５が螺合
し、該送りねじ１５の上端部は前記洗浄水保有槽２の蓋
部の孔にシール材Ｓを介して摺動自在に貫通している。
該送りねじ１５の突出部１９は第１の室５内に突出可能
であり、該送りねじ１５を手動で回転することにより突
出部１９が前記弁座１７のストロークを可変にし、第１
の室５の容積を変化させる。なお、前記突出部１９は隔
壁４の送りねじ１５からの抜け止めのためにつば状にす
ることが出来る。また、前記第２の室６には隔壁４を弾
圧しているばねＰ’が設けられている。
し、該送りねじ１５の上端部は前記洗浄水保有槽２の蓋
部の孔にシール材Ｓを介して摺動自在に貫通している。
該送りねじ１５の突出部１９は第１の室５内に突出可能
であり、該送りねじ１５を手動で回転することにより突
出部１９が前記弁座１７のストロークを可変にし、第１
の室５の容積を変化させる。なお、前記突出部１９は隔
壁４の送りねじ１５からの抜け止めのためにつば状にす
ることが出来る。また、前記第２の室６には隔壁４を弾
圧しているばねＰ’が設けられている。
【０００８】第１の室５は上部は隔壁４により、下部は
洗浄水放流弁Ｖの弁座１７により区切られている。弁座
１７はその下部を水道に連なる流路１からの水圧により
押し上げられている。また、弁座１７は前記隔壁４の下
部に延伸した筒部に摺動可能に保持され、該弁座１７に
は水道に連なる流路１に連通する連通孔１４が設けられ
ており、該連通孔１４は弁座１７の上昇を妨げない程度
の細管になつている。また、第１の室５には該第１の室
５の洗浄水が流出したときは自重で降下できるような重
量の弁座１７が下降を補完するように作用する着座ばね
Ｐが設けられている。
洗浄水放流弁Ｖの弁座１７により区切られている。弁座
１７はその下部を水道に連なる流路１からの水圧により
押し上げられている。また、弁座１７は前記隔壁４の下
部に延伸した筒部に摺動可能に保持され、該弁座１７に
は水道に連なる流路１に連通する連通孔１４が設けられ
ており、該連通孔１４は弁座１７の上昇を妨げない程度
の細管になつている。また、第１の室５には該第１の室
５の洗浄水が流出したときは自重で降下できるような重
量の弁座１７が下降を補完するように作用する着座ばね
Ｐが設けられている。
【０００９】８は第１の室５に保有されている洗浄水の
第１の放流用流路、９は第２の室６に保有されている洗
浄水の第２の放流用流路である。第１の放流用流路８に
は第１の電磁開閉弁１０が設けられ、第２の放流用流路
９には第２の電磁開閉弁１１が設けられている。１２は
これらの電磁開閉弁１０、１１の制御装置、１３は制御
装置１２に投入される信号である。
第１の放流用流路、９は第２の室６に保有されている洗
浄水の第２の放流用流路である。第１の放流用流路８に
は第１の電磁開閉弁１０が設けられ、第２の放流用流路
９には第２の電磁開閉弁１１が設けられている。１２は
これらの電磁開閉弁１０、１１の制御装置、１３は制御
装置１２に投入される信号である。
【００１０】第１の室５と第２の室６とが共に洗浄水で
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている状態はこの洗浄水放流装置の「初期状態」で、こ
の「初期状態」において第１の電磁開閉弁１０のみが開
かれると第１の室５の下部に位置する弁座１７には水道
に連なる流路１からの水圧を受けているので、該弁座１
７は送りねじ１５の下端の突出部１９に当接するまで上
昇し、第１の室５の洗浄水の放流が行われる。
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている状態はこの洗浄水放流装置の「初期状態」で、こ
の「初期状態」において第１の電磁開閉弁１０のみが開
かれると第１の室５の下部に位置する弁座１７には水道
に連なる流路１からの水圧を受けているので、該弁座１
７は送りねじ１５の下端の突出部１９に当接するまで上
昇し、第１の室５の洗浄水の放流が行われる。
【００１１】放流が完了し前記第１の電磁開閉弁１０が
閉じられると、弁座１７には水道に連なる流路１に連な
る連通孔１４が設けられているので、弁座１７の自重と
着座ばねＰによる下降により連通孔１４から第１の室５
には洗浄水が補給される。なお、弁座１７の下止点は図
面には記載されていない前記隔壁４の下部に延伸した筒
部に設けられたストッパによつて行われる。
閉じられると、弁座１７には水道に連なる流路１に連な
る連通孔１４が設けられているので、弁座１７の自重と
着座ばねＰによる下降により連通孔１４から第１の室５
には洗浄水が補給される。なお、弁座１７の下止点は図
面には記載されていない前記隔壁４の下部に延伸した筒
部に設けられたストッパによつて行われる。
【００１２】第１の室５と第２の室６とが共に洗浄水で
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において第２の電
磁開閉弁１１のみが開かれると水道に連なる流路１から
の水圧を受けている弁座１７と第１の室５にある洗浄水
とが一体となつて隔壁４をばねＰ’に抗して上昇し第２
の室６の容量に等しい量の洗浄水の放流が行われる。
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において第２の電
磁開閉弁１１のみが開かれると水道に連なる流路１から
の水圧を受けている弁座１７と第１の室５にある洗浄水
とが一体となつて隔壁４をばねＰ’に抗して上昇し第２
の室６の容量に等しい量の洗浄水の放流が行われる。
【００１３】放流が完了し前記第２の電磁開閉弁１１が
閉じられると、ばねＰ’の反発力で隔壁４が下降すると
隔壁４に設けられた逆止弁７より第１の室５の水道水が
第２の室６に補給される。なお、第１の室５への洗浄水
の補給は前述のように弁座１７に設けられた連通孔１４
により第１の室５に洗浄水が補給される。
閉じられると、ばねＰ’の反発力で隔壁４が下降すると
隔壁４に設けられた逆止弁７より第１の室５の水道水が
第２の室６に補給される。なお、第１の室５への洗浄水
の補給は前述のように弁座１７に設けられた連通孔１４
により第１の室５に洗浄水が補給される。
【００１４】第１の室５と第２の室６とが共に洗浄水で
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において閉の状態
にある第１、第２の電磁開閉弁１０、１１を共に開く
と、第１の室５の下部に位置する弁座１７には水道に連
なる流路１からの水圧を受けているので、該弁座１７は
送りねじ１５の下端の突出部１９に当接するまで上昇
し、第１の室５の洗浄水の放流が行われ、第１の室５の
洗浄水の放流をするとともに、弁座１７への水圧により
第２の室６の洗浄水の放流が始まり、弁座１７の上昇に
より隔壁４はばねＰ’に抗して上昇し、第２の室６の容
量の洗浄水の放流が行われる。
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において閉の状態
にある第１、第２の電磁開閉弁１０、１１を共に開く
と、第１の室５の下部に位置する弁座１７には水道に連
なる流路１からの水圧を受けているので、該弁座１７は
送りねじ１５の下端の突出部１９に当接するまで上昇
し、第１の室５の洗浄水の放流が行われ、第１の室５の
洗浄水の放流をするとともに、弁座１７への水圧により
第２の室６の洗浄水の放流が始まり、弁座１７の上昇に
より隔壁４はばねＰ’に抗して上昇し、第２の室６の容
量の洗浄水の放流が行われる。
【００１５】放流が完了し 第１、第２の電磁開閉弁１
０、１１を共に閉じると洗浄水の補給は前述のように着
座ばねＰ、ばねＰ’の反発力と逆止弁７、連通孔１４と
を通過する洗浄水によつて行われる。
０、１１を共に閉じると洗浄水の補給は前述のように着
座ばねＰ、ばねＰ’の反発力と逆止弁７、連通孔１４と
を通過する洗浄水によつて行われる。
【００１６】第１の室５と第２の室６とが共に洗浄水で
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において前記の様
に第２の電磁開閉弁１１を閉の状態にして第１の電磁開
閉弁１０を開くことにより第１の室５の洗浄水の放流を
する動作、または、第１の電磁開閉弁１０を閉の状態に
して第２の電磁開閉弁１１を開くことにより第２の室６
の洗浄水の放流をする動作を第１モードとし、閉の状態
にある第１、第２の電磁開閉弁１０、１１を共に開くこ
とにより第１の室５、第２の室６の洗浄水の放流をする
動作を第２モードとし、前記の第１モードを所定の回数
だけ行わせた後に、第２モードを行うように開閉制御す
る様に制御信号１３を電磁開閉弁の制御装置１２に発す
る。
充満され、且つ、電磁開閉弁１０、１１が共に閉じられ
ている洗浄水放流装置の「初期状態」において前記の様
に第２の電磁開閉弁１１を閉の状態にして第１の電磁開
閉弁１０を開くことにより第１の室５の洗浄水の放流を
する動作、または、第１の電磁開閉弁１０を閉の状態に
して第２の電磁開閉弁１１を開くことにより第２の室６
の洗浄水の放流をする動作を第１モードとし、閉の状態
にある第１、第２の電磁開閉弁１０、１１を共に開くこ
とにより第１の室５、第２の室６の洗浄水の放流をする
動作を第２モードとし、前記の第１モードを所定の回数
だけ行わせた後に、第２モードを行うように開閉制御す
る様に制御信号１３を電磁開閉弁の制御装置１２に発す
る。
【００１７】使用方法としては駅などの使用頻度の高い
多数の便所の洗浄を行う場合、通常の場合、使用者は都
度、第１モードの流量調整されている第１の室５の洗浄
水で行うが、制御装置１２により、第１モードにて所定
の回数だけ使用した後には第２モードにより第１の室５
と第２の室６の合計の一定の多量の洗浄水の放流により
洗浄効果を向上させるので、毎回の使用量は少なくとも
時々の大量放流で洗浄を行う事で毎回の放流に比べて節
水が可能となる。
多数の便所の洗浄を行う場合、通常の場合、使用者は都
度、第１モードの流量調整されている第１の室５の洗浄
水で行うが、制御装置１２により、第１モードにて所定
の回数だけ使用した後には第２モードにより第１の室５
と第２の室６の合計の一定の多量の洗浄水の放流により
洗浄効果を向上させるので、毎回の使用量は少なくとも
時々の大量放流で洗浄を行う事で毎回の放流に比べて節
水が可能となる。
【００１８】また、別の使用方法として、第１モードの
予備放流の後、第２モードにより洗浄放流をするように
制御装置１２により制御する使用方法がある。
予備放流の後、第２モードにより洗浄放流をするように
制御装置１２により制御する使用方法がある。
【００１９】前記洗浄水保有槽の内部空間３の第１の室
５の容量の調整は、先端部を前記洗浄水保有槽２本体の
蓋部の孔にシール材Ｓを介して摺動自在とした送りねじ
１５の回動により、該送りねじ１５の下端の突出部１９
に弁座１７が当接するまでのストロークの変化によつて
行われる。この場合、第２の室６の容量は変化せず、第
１の室５の容量のみが変化するので、通常の使用量がコ
ントロールされるので、節水の効果がある。
５の容量の調整は、先端部を前記洗浄水保有槽２本体の
蓋部の孔にシール材Ｓを介して摺動自在とした送りねじ
１５の回動により、該送りねじ１５の下端の突出部１９
に弁座１７が当接するまでのストロークの変化によつて
行われる。この場合、第２の室６の容量は変化せず、第
１の室５の容量のみが変化するので、通常の使用量がコ
ントロールされるので、節水の効果がある。
【００２０】洗浄水放流弁Ｖには着座ばねＰにより弾圧
されている弁棒１８が設けられている。１６は弁座１７
に対し弁棒１８を傾けることにより第１の室５内の洗浄
水の放流を行う放流操作装置で、この装置は停電などの
事故の発生時に使用される。
されている弁棒１８が設けられている。１６は弁座１７
に対し弁棒１８を傾けることにより第１の室５内の洗浄
水の放流を行う放流操作装置で、この装置は停電などの
事故の発生時に使用される。
【００２１】
【発明の効果】本発明の小便器の洗浄水放流装置は使用
の都度は第１モードの第１の室の洗浄水で行うが、第１
モードにて所定の回数だけ使用した後には第２モードに
より第１の室と第２の室の合計の多量の洗浄水の放流に
より洗浄効果を向上させるので、使用の都度の放流に比
べて洗浄効果は変えずに全体の使用量を軽減する節水の
効果があり、特に第１の室の洗浄水の水量調節が送りネ
ジにより容易にできるので、使用状況により、洗浄効果
を損なわない程度に第１の室の洗浄水を調節する事によ
り節水の効果を向上させる。
の都度は第１モードの第１の室の洗浄水で行うが、第１
モードにて所定の回数だけ使用した後には第２モードに
より第１の室と第２の室の合計の多量の洗浄水の放流に
より洗浄効果を向上させるので、使用の都度の放流に比
べて洗浄効果は変えずに全体の使用量を軽減する節水の
効果があり、特に第１の室の洗浄水の水量調節が送りネ
ジにより容易にできるので、使用状況により、洗浄効果
を損なわない程度に第１の室の洗浄水を調節する事によ
り節水の効果を向上させる。
【００２２】また、本発明の装置はホテルなどの特に洗
浄を必要とするトイレなどでは、第１の室の水を予備洗
浄に、第２の室の水を本洗浄にする使用方法にも応用す
る事ができ、同一の装置で制御装置をコントロールする
事で多用の使用方法がある。
浄を必要とするトイレなどでは、第１の室の水を予備洗
浄に、第２の室の水を本洗浄にする使用方法にも応用す
る事ができ、同一の装置で制御装置をコントロールする
事で多用の使用方法がある。
【図１】本発明による便器への洗浄水放流装置の一例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図２】図１に示すものの隔壁の一部の断面図である。
１ 水道に連なる流路 ２ 洗浄水保有槽 ３ 洗浄水保有槽の内部空間 ４ 隔壁 ５ 第１の室 ６ 第２の室 ７ 逆止弁 ８ 第１の放流用流路 ９ 第２の放流用流路 １０ 第１の電磁開閉弁 １１ 第２の電磁開閉弁 １２ 電磁開閉弁の制御装置 １３ 信号 １４ 連通孔 １５ 送りねじ １６ 停電時等に操作される放流操作装置 １７ 弁座 １８ 弁棒 １９ 突出部 Ｐ 着座ばね Ｐ’ ばね Ｖ 洗浄水放流弁 Ｓ シール材
Claims (2)
- 【請求項１】 水道圧が加わる状態下において洗浄水を
保有し、逆止弁７を備えた移動可能の隔壁４により内部
空間が第１の室５と第２の室６に仕切られ、第１の室５
へは水道に連なる流路１からの水道圧により加圧される
弁座１７に設けられた連通孔１４により、第２の室６へ
は第１の室５から前記逆止弁７により洗浄水が供給され
る洗浄水保有槽２を設け、上記第１の室５と便器との間
に第１の放流用流路８を設けて該流路上に第１の電磁開
閉弁１０を設け、上記第２の室６と便器との間に第２の
放流用流路９を設けて該流路上に第２の電磁開閉弁１１
を設け、且つ、上記第１、第２の電磁開閉弁１０、１１
の開閉制御を設定された条件下において行う電磁開閉弁
の制御装置１２を設けるとともに、上端部を前記洗浄水
保有槽２本体の蓋部の孔に摺動自在とし、下端を前記第
１の室５内に突出可能にした送りねじ１５を前記隔壁４
に螺合し、該送りねじ１５の回動により、該送りねじ１
５の突出部１９の位置を移動し、前記弁座１７の行程を
変えて第１の室５と第２の室６の容量比を変えるように
したことを特徴とする小便器への洗浄水放流装置。 - 【請求項２】 第２の電磁開閉弁１１を閉の状態にして
第１の電磁開閉弁１０を開くことにより第１の室５の洗
浄水の放流をする動作、または、第１の電磁開閉弁１０
を閉の状態にして第２の電磁開閉弁１１を開くことによ
り第２の室６の洗浄水の放流をする動作を所定の回数だ
け行わせた後に、閉の状態にある第１、第２の電磁開閉
弁１０、１１を共に開くことにより第１の室５、第２の
室６の洗浄水の放流をする動作を行うように開閉制御す
る請求項１の小便器への洗浄水放流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942092A JP2770254B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 小便器への洗浄水放流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942092A JP2770254B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 小便器への洗浄水放流装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128995A JPH06128995A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2770254B2 true JP2770254B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13402108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6942092A Expired - Lifetime JP2770254B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 小便器への洗浄水放流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2770254B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101132763B1 (ko) * | 2011-05-12 | 2012-05-09 | (주)엔와이엔 | 비데와 변기용 자동 물내림의 선택사용이 가능한 후레쉬 밸브 장치 |
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-
1992
- 1992-02-19 JP JP6942092A patent/JP2770254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06128995A (ja) | 1994-05-10 |
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