JP2769360B2 - 塩素化誘導体の製造方法 - Google Patents
塩素化誘導体の製造方法Info
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- JP2769360B2 JP2769360B2 JP1182387A JP18238789A JP2769360B2 JP 2769360 B2 JP2769360 B2 JP 2769360B2 JP 1182387 A JP1182387 A JP 1182387A JP 18238789 A JP18238789 A JP 18238789A JP 2769360 B2 JP2769360 B2 JP 2769360B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D213/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D213/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D213/04—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D213/60—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D213/61—Halogen atoms or nitro radicals
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ラジカル開始剤としてのビス(トリクロロ
メチル)スルホンの存在で気相塩素分子を用いて、対応
するピリジン化合物から2,6−ジクロロピリジンのよう
なピリジン化合物の塩素化誘導体を製造する方法に関す
る。
メチル)スルホンの存在で気相塩素分子を用いて、対応
するピリジン化合物から2,6−ジクロロピリジンのよう
なピリジン化合物の塩素化誘導体を製造する方法に関す
る。
今日では、ピリジン化合物の塩素化誘導体を製造する
ために種々の技術が開発されている。これらの技術の一
つは一層特定的には、塩素分子を用いてピリジン塩素化
する反応によつて2,6−ジクロロピリジンを製造するこ
とである。これらの技術は、三つの部類に分類できる塩
素化プロセスをいかに精緻にするかを目的とする。
ために種々の技術が開発されている。これらの技術の一
つは一層特定的には、塩素分子を用いてピリジン塩素化
する反応によつて2,6−ジクロロピリジンを製造するこ
とである。これらの技術は、三つの部類に分類できる塩
素化プロセスをいかに精緻にするかを目的とする。
第1の部類は一般に350℃を越える高温において蒸気
相で実施されるいくつかのいわゆる熱的方法からなり、
特にDOWの米国特許第3,251,848号中に記載されている。
これらの方法は高温を必要とすることおよびタールが大
量に生成することのような種々の不利な点をもつてお
り、タールの生成のために反応器または導管の閉塞がも
たらされ、従つて工程を連続的に実施することが困難と
なる。
相で実施されるいくつかのいわゆる熱的方法からなり、
特にDOWの米国特許第3,251,848号中に記載されている。
これらの方法は高温を必要とすることおよびタールが大
量に生成することのような種々の不利な点をもつてお
り、タールの生成のために反応器または導管の閉塞がも
たらされ、従つて工程を連続的に実施することが困難と
なる。
前記のプロセスの第2の部類は、可視光線または紫外
線を用いて反応を開始するいくつかの方法からなる。こ
のような方法はケミカルアブストラクトCA84:164626U中
に特に記載されている。これらの方法は、いわゆる熱的
方法に比べてより低い温度での操作を可能とするとはい
え、光線管を汚し従つて光線による反応開始を低減し、
そのために反応収率を低下するタール状の副生物を生成
するに至るという欠点をもつ。この他、これらの方法は
高圧操作を許さず、また反応開始用光線を透過する反応
器、つまりより一般的にいえばガラス製反応器内での操
作を必要とし、そのために反応を工業的な大規模装置に
スケールアツプする際に技術的困難を生ずる。
線を用いて反応を開始するいくつかの方法からなる。こ
のような方法はケミカルアブストラクトCA84:164626U中
に特に記載されている。これらの方法は、いわゆる熱的
方法に比べてより低い温度での操作を可能とするとはい
え、光線管を汚し従つて光線による反応開始を低減し、
そのために反応収率を低下するタール状の副生物を生成
するに至るという欠点をもつ。この他、これらの方法は
高圧操作を許さず、また反応開始用光線を透過する反応
器、つまりより一般的にいえばガラス製反応器内での操
作を必要とし、そのために反応を工業的な大規模装置に
スケールアツプする際に技術的困難を生ずる。
前記のプロセスの第3の部類には、特にSOLVAY社のヨ
ーロツパ特許出願第140,438号に記載されている2−ク
ロロピリジンの製造によつて例解されるように、ラジカ
ル開始剤によつて接触されるいわゆる科学的方法が含ま
れ、また、上記特願において使用するラジカル開始剤は
ジ−第三ブチルパーオキシドのような有機過酸化物であ
る。
ーロツパ特許出願第140,438号に記載されている2−ク
ロロピリジンの製造によつて例解されるように、ラジカ
ル開始剤によつて接触されるいわゆる科学的方法が含ま
れ、また、上記特願において使用するラジカル開始剤は
ジ−第三ブチルパーオキシドのような有機過酸化物であ
る。
本発明は既知の方法の欠点を取り除くことを目的とす
る。特に、本発明の方法は2,6−ジクロロピリジンへの
高い選択率しかも比較的低い温度における高い選択率を
与える。本方法はまた、所写の温度において既知の方法
で得られるのに比べてより高い生産率も与える。
る。特に、本発明の方法は2,6−ジクロロピリジンへの
高い選択率しかも比較的低い温度における高い選択率を
与える。本方法はまた、所写の温度において既知の方法
で得られるのに比べてより高い生産率も与える。
所与の温度において本発明の方法は、既知の方法に対
して追加的な利点を与える。実際、反応開始副生物およ
び他の副生物をピリジン化合物から分離するのは容易で
あり、何ら技術的問題を惹起しない。
して追加的な利点を与える。実際、反応開始副生物およ
び他の副生物をピリジン化合物から分離するのは容易で
あり、何ら技術的問題を惹起しない。
以上のことから本発明は、気相の塩素分子を用いてか
つラジカル開始剤の存在で対応するピリジン化合物を置
換塩素反応することによりピリジン化合物の塩素化誘導
体を製造する方法に関するものであり、この方法におい
て使用するラジカル開始剤はビス(トリクロロメチル)
スルホンである。
つラジカル開始剤の存在で対応するピリジン化合物を置
換塩素反応することによりピリジン化合物の塩素化誘導
体を製造する方法に関するものであり、この方法におい
て使用するラジカル開始剤はビス(トリクロロメチル)
スルホンである。
気相で実施する塩素化反応は、反応体、添加剤、触媒
および反応から生成する生成物がすべて反応環境におい
て気相状態にあるような温度および圧力條件下で実施す
る塩素化反応であるとここでは定義する。
および反応から生成する生成物がすべて反応環境におい
て気相状態にあるような温度および圧力條件下で実施す
る塩素化反応であるとここでは定義する。
大気圧で操作する場合、この條件は175℃を越える温
度によつて満足される。200〜300℃、一層特定的には22
0〜275℃の間の温度で良好な結果を得る。
度によつて満足される。200〜300℃、一層特定的には22
0〜275℃の間の温度で良好な結果を得る。
本発明の方法で用いるビス(トリクロロメチル)スル
ホンの量は、一般に、既知の開始剤に比べて少ない。一
般に、使用するピリジンに対して計算するとして0.01〜
10モル%のビス(トリクロロメチル)スルホンを用い
る。好ましい量はピリジンに対して0.1〜7.5モル%の範
囲でありまた特に好ましい量はピリジンに対して0.7〜
6モル%の範囲内である。
ホンの量は、一般に、既知の開始剤に比べて少ない。一
般に、使用するピリジンに対して計算するとして0.01〜
10モル%のビス(トリクロロメチル)スルホンを用い
る。好ましい量はピリジンに対して0.1〜7.5モル%の範
囲でありまた特に好ましい量はピリジンに対して0.7〜
6モル%の範囲内である。
分子状塩素およびピリジンは、ピリジン1モルあたり
0.1〜25モルの塩素のモル割合で通常用いる。ピリジン
1モルあたり0.5〜15モルの塩素を用いるのが好まし
く、ピリジン1モルあたり0.7〜5モルの塩素を用いる
のが特に好ましい。
0.1〜25モルの塩素のモル割合で通常用いる。ピリジン
1モルあたり0.5〜15モルの塩素を用いるのが好まし
く、ピリジン1モルあたり0.7〜5モルの塩素を用いる
のが特に好ましい。
ピリジン化合物の塩素化誘導体とは、異種原子として
窒素を含みかつ一つ以上の塩素原子で窒換されていてよ
い、6個の原子をもつ複素環を含むあらゆる化合物をさ
し、複素環は特に炭素原子1〜5個をもつアルキル鎖の
ような一以上の側鎖を有してよい。通常、本発明の方法
はピリジンの誘導体または3−メチルピリジン(β−ピ
コリン)の製造のために適用する。本発明の方法は塩素
2原子によつて水素2原子を置換するために適用するの
が好ましい。
窒素を含みかつ一つ以上の塩素原子で窒換されていてよ
い、6個の原子をもつ複素環を含むあらゆる化合物をさ
し、複素環は特に炭素原子1〜5個をもつアルキル鎖の
ような一以上の側鎖を有してよい。通常、本発明の方法
はピリジンの誘導体または3−メチルピリジン(β−ピ
コリン)の製造のために適用する。本発明の方法は塩素
2原子によつて水素2原子を置換するために適用するの
が好ましい。
本発明の方法は2,6−ジクロロピリジンの製造のため
に適用するのが特に好ましい。
に適用するのが特に好ましい。
本発明の方法においては上記までに言及した反応体お
よび開始剤に加えて、水蒸気、窒素および(または)い
わゆる塩素化反応に関与しない他のガスのような添加剤
もしくは稀釈剤または塩素化反応に関与する開始剤を使
用できる。添加剤として四塩化炭素のような脂肪族化合
物のハロゲン化誘導体または塩化水素、窒素または水蒸
気のような無機化合物を用いるのが好ましい。
よび開始剤に加えて、水蒸気、窒素および(または)い
わゆる塩素化反応に関与しない他のガスのような添加剤
もしくは稀釈剤または塩素化反応に関与する開始剤を使
用できる。添加剤として四塩化炭素のような脂肪族化合
物のハロゲン化誘導体または塩化水素、窒素または水蒸
気のような無機化合物を用いるのが好ましい。
四塩化炭素を用いるのが好ましい。
一般に、ハロゲン化有機稀釈剤は使用するピリジン化
合物1モルあたり1〜25モルの割合で反応媒体に添加す
る。有機添加剤として四塩化炭素を用いる場合、好まし
い量は使用するピリジン化合物1モルあたり1.5〜15モ
ルの範囲内である。
合物1モルあたり1〜25モルの割合で反応媒体に添加す
る。有機添加剤として四塩化炭素を用いる場合、好まし
い量は使用するピリジン化合物1モルあたり1.5〜15モ
ルの範囲内である。
本発明の方法は上記した操作条件をまとめて実現でき
るあらゆる装置ないしは反応器内で実施することができ
る。
るあらゆる装置ないしは反応器内で実施することができ
る。
本発明の方法で得られるピリジン化合物の塩素化誘導
体はこの化合物について知られるあらゆる適用に、つま
り、特に、農業用の製品、化粧品および医薬品の製造の
ための化学的中間体として用いることができる。
体はこの化合物について知られるあらゆる適用に、つま
り、特に、農業用の製品、化粧品および医薬品の製造の
ための化学的中間体として用いることができる。
ピリジン化合物の塩素化反応は、当該の種々の生成物
に対して明らかな適切な技術的調整を勿論加えるとし
て、他の芳香族複素環化合物に対して適用できる。
に対して明らかな適切な技術的調整を勿論加えるとし
て、他の芳香族複素環化合物に対して適用できる。
以下の緒例は本発明を例解するのに役立つものであ
る。
る。
例1 ガス噴流で自動撹拌される、パイレツクス製の約1dm3
の球型の連続式の撹拌反応器内で、ピリジンの気相塩素
化を大気圧下で250℃において実施した(Chem.Eng.Sci.
28巻(1973年)、129〜137ページ参照)。反応体は球の
中心に位置する4本のチユーブをもつ噴入器を用いてガ
ス状で導入した。
の球型の連続式の撹拌反応器内で、ピリジンの気相塩素
化を大気圧下で250℃において実施した(Chem.Eng.Sci.
28巻(1973年)、129〜137ページ参照)。反応体は球の
中心に位置する4本のチユーブをもつ噴入器を用いてガ
ス状で導入した。
所望の反応温度を維持するために、内部で空気が加熱
され、タービンで撹拌されるチヤンバー内に反応器を入
れる。ピリジンと水との混合物は電気的に加熱する縦形
の管型蒸発器を経由して供給する。四塩化炭素(CCl4)
を同様な第二の蒸発器を経て供給する。塩素ガスはCCl4
用の蒸発器の下部に噴入する。開始剤はCCl4とCl2との
気相混合物の導入管に接続する分岐管によつて液状で添
加する。塩素化生成物は導入点に対して直径的に対向す
るチユーブによつて反応器からとり出し、次いで凝縮
し、残存する塩素と生成するHClとを中和するための水
性NaOHによつて処理する。傾瀉の後、有機層をガス層か
ら分離し、ガス層をクロロホルムを用いて抽出しかつ有
機層とクロロフオルム抽出物とを気相クロマトグラフイ
ーにより分析する。抽出された水性相中の窒素をキエル
ダール法により定量する。
され、タービンで撹拌されるチヤンバー内に反応器を入
れる。ピリジンと水との混合物は電気的に加熱する縦形
の管型蒸発器を経由して供給する。四塩化炭素(CCl4)
を同様な第二の蒸発器を経て供給する。塩素ガスはCCl4
用の蒸発器の下部に噴入する。開始剤はCCl4とCl2との
気相混合物の導入管に接続する分岐管によつて液状で添
加する。塩素化生成物は導入点に対して直径的に対向す
るチユーブによつて反応器からとり出し、次いで凝縮
し、残存する塩素と生成するHClとを中和するための水
性NaOHによつて処理する。傾瀉の後、有機層をガス層か
ら分離し、ガス層をクロロホルムを用いて抽出しかつ有
機層とクロロフオルム抽出物とを気相クロマトグラフイ
ーにより分析する。抽出された水性相中の窒素をキエル
ダール法により定量する。
この反応器内には、2モルの四塩化炭素、0.05モルの
ビス(トリクロロメチル)スルフオン、1モルのピリジ
ンおよび1モルの水を用いる。さらにガス状の分子状塩
素4モルを連続的に噴入する。操作は大気圧で行う。操
作条件下においた後、下記の組成(使用するピリジン1
モルあたり)をもつ液状混合物を連続的に収集する。
ビス(トリクロロメチル)スルフオン、1モルのピリジ
ンおよび1モルの水を用いる。さらにガス状の分子状塩
素4モルを連続的に噴入する。操作は大気圧で行う。操
作条件下においた後、下記の組成(使用するピリジン1
モルあたり)をもつ液状混合物を連続的に収集する。
・モノクロロピリジン 0.06 モル ・ジクロロピリジン 0.01 モル (2,6−ジクロロピリジンは除く) ・トリクロロピリジン 0.015モル ・2,6−ジクロロピリジン 0.78 モル ・ピリジン 0.005モル未満 ピリジンの転化率は100%に近い。
反応体の反応器内滞留時間は5秒であり、2,6−ジク
ロロピリジンへの選択率は78%モルである。
ロロピリジンへの選択率は78%モルである。
例2R 例1に記載と同様に操作するが、開始剤としてビス
(トリクロロメチル)スルフオンの代りにジ−t−ブチ
ルパーオキシドを用いる。他のすべてのパラメータおよ
び條件は例1に記載のものと同じでである。
(トリクロロメチル)スルフオンの代りにジ−t−ブチ
ルパーオキシドを用いる。他のすべてのパラメータおよ
び條件は例1に記載のものと同じでである。
下記の結果を得る。
・モノクロロピリジン 0.58モル ・ジクロロピリジン 0.01モル (2,6−ジクロロピリジンは除く) ・トリクロロピリジン 0.01モル ・2,6−ジクロロピリジン 0.10モル ・ピリジン 0.30モル ピリジンの転化率は70%である。
反応体の反応器内滞留時間は10秒であり、2,6−ジク
ロロピリジンへの選択率は14%モル%である。
ロロピリジンへの選択率は14%モル%である。
例3R 例1に記載と同様に操作するが、開始剤は用いず、27
0℃で実施する。
0℃で実施する。
結果は次の通りである。
・モノクロロピリジン 0.27モル ・ジクロロピリジン 0.01モル (2,6−ジクロロピリジンは除く) ・トリクロロピリジン 0.01モル ・2,6−ジクロロピリジン 0.06モル ・ピリジン 0.65モル ピリジンの転化率は35%である。
反応体の反応器内滞留時間は10秒であり、2,6−ジシ
クロロピリジンの選択率は17モル%である。
クロロピリジンの選択率は17モル%である。
例4および5 例1に記載と同様に操作するが、ただし第1表に要約
する量の開始剤を用いる。量定した結果も第1表に示
す。
する量の開始剤を用いる。量定した結果も第1表に示
す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−83162(JP,A) 特開 昭60−166664(JP,A) 特開 平2−36173(JP,A) 米国特許3251848(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 213/61
Claims (7)
- 【請求項1】ラジカル開始剤の存在で塩素分子を用いて
対応するピリジン化合物を気相において置換塩素化反応
することによりピリジン化合物の塩素化誘導体を製造す
る方法において、使用するラジカル開始剤がビス(トリ
クロロメチル)スルホンであることを特徴とする塩素化
誘導体の製造方法。 - 【請求項2】ピリジン化合物に対して計算するとして0.
1〜7.5モル%の割合のビス(トリクロロメチル)スルホ
ンを使用する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】塩素化反応を実施する温度が200゜〜300℃
である請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】ピリジン1モルあたり塩素0.1〜25モルの
範囲にある初期のモル比で塩素を使用する請求項1から
3に記載の方法。 - 【請求項5】四塩化炭素の存在で塩素化反応を実施する
請求項1から4のいづれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】ピリジンを2,6−ジクロロピリジンに塩素
化するのに適用する請求項1から5のいづれか1項に記
載の方法。 - 【請求項7】ピリジン化合物の塩素化誘導体を塩素分子
を用いて気相で製造するために、ピリジン化合物の塩素
化反応のラジカル開始剤としてビス(トリクロロメチ
ル)スルホンを使用すること。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8809718A FR2634201B1 (fr) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | Procede pour la preparation de derives chlores de composes pyridiniques et utilisation de la bis (trichloromethyl) sulfone dans ce procede |
FR8809718 | 1988-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0259558A JPH0259558A (ja) | 1990-02-28 |
JP2769360B2 true JP2769360B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=9368530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1182387A Expired - Lifetime JP2769360B2 (ja) | 1988-07-15 | 1989-07-14 | 塩素化誘導体の製造方法 |
Country Status (10)
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US (1) | US5696269A (ja) |
EP (1) | EP0357103B1 (ja) |
JP (1) | JP2769360B2 (ja) |
AT (1) | ATE81120T1 (ja) |
BR (1) | BR8903488A (ja) |
CA (1) | CA1340983C (ja) |
DE (1) | DE68903079T2 (ja) |
ES (1) | ES2044060T3 (ja) |
FR (1) | FR2634201B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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CN103554015B (zh) * | 2013-11-21 | 2015-09-16 | 山东谦诚工贸科技有限公司 | 由2,6-二氯吡啶制备2,3,5,6-四氯吡啶和五氯吡啶混合物的方法 |
CN109134355B (zh) * | 2018-10-30 | 2022-04-12 | 浙江埃森化学有限公司 | 一种吡啶液相光氯化制备2,6-二氯吡啶的方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3251848A (en) * | 1963-11-12 | 1966-05-17 | Dow Chemical Co | Vapor phase production of 2-chloropyridine and 2, 6-dichloropyridine |
FR2553768B1 (fr) * | 1983-10-24 | 1986-02-07 | Solvay | Procede pour la preparation de la 2-chloropyridine |
FR2569191B1 (fr) * | 1984-08-20 | 1987-07-10 | Solvay | Procede pour la preparation de derives chlores de composes pyridiniques et initiateurs radicalaires utilises dans ce procede |
-
1988
- 1988-07-15 FR FR8809718A patent/FR2634201B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1182387A patent/JP2769360B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-07-14 AT AT89201906T patent/ATE81120T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1989-07-14 EP EP89201906A patent/EP0357103B1/fr not_active Expired - Lifetime
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- 1992-12-24 GR GR920403130T patent/GR3006678T3/el unknown
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1993
- 1993-02-03 US US08/013,255 patent/US5696269A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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BR8903488A (pt) | 1990-03-20 |
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EP0357103B1 (fr) | 1992-09-30 |
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