JP2766827B2 - インク検出装置 - Google Patents

インク検出装置

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JP2766827B2 JP14352095A JP14352095A JP2766827B2 JP 2766827 B2 JP2766827 B2 JP 2766827B2 JP 14352095 A JP14352095 A JP 14352095A JP 14352095 A JP14352095 A JP 14352095A JP 2766827 B2 JP2766827 B2 JP 2766827B2
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剛 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクジェットプリ
ンタのインク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタのインク
検出装置としては、インクを収納したインク袋内の対向
する2面の一方の面に一対の電極を取り付け、他方の面
に上記一対の電極に股がる長さを有する接片を取りつ
け、インクがなくなりインク袋が潰れると接片が一対の
電極に当接して電極間が導通し、これによりインクがな
くなったことを検知する機構や、インクを収納したイン
ク袋を納めたインクカートリッジにレバーを回転可能に
取り付け、そのレバーの一端をインク袋の外表面に当接
させ、これによりインクがなくなりインク袋が潰れるに
したがってレバーが回転するため、レバーの回転変位に
よりインク残量を検知するようにした機構があった(特
開昭63−207652号公報)。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、前者の機構ではイン
ク袋が潰れたときに接片が双方の電極に当接して電極間
が導通する確実性がなく、また後者の機構ではインクカ
ートリッジの中にメカニックな機構を設けるためにカー
トリッジが大きくなり、また部品点数が増えてコスト高
になるという問題点があった。
【0004】そこで本発明の目的は、インクの残量また
は有無を確実に検出でき、低コスト化およびインクカー
トリッジの小型化が可能なインクの検出装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインク検出
装置の特徴は、インクジェットプリンタのヘッドモジュ
ールにインクを導くインク流路が形成してある連結ブロ
ックを含み、連結ブロックには、インク流路の一部をな
しかつ開口部を有するインク通過室と、インク通過室の
側壁端面に固着されて開口部を閉塞する透明な可撓性シ
ートとが設けてあり、可撓性シートと対向してフォトリ
フレクタが設けてあり、可撓性シートと側壁端面との固
着部分の内側には、側壁と同じ高さの突出部が一体的に
形成してあり、可撓性シートは突出部と接離自在であ
り、突出部はフォトリフレクタと対向する部分に位置す
るとともに白色系の色であるところにある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1に示すように、キャリッジ(図示省
略)上には、インクカートリッジ1,連結ブロック2及
びヘッドモジュール3が結合してある。
【0007】インクカートリッジ1は、内部に黒色系の
インクが収納されたインク袋5が収めてあり、インク袋
5の口はセプタム6に連結している。セプタム6はイン
クカ―トリッジ1の外部にゴム部6aが設けてある。イ
ンクカートリッジ1は所定手段により、キャリッジ上に
着脱可能に装着されるようになっており、インクカート
リッジ1が装着されたときゴム部6aに後述のニードル
10が貫入される。
【0008】連結ブロック2は図1〜2に示すように、
その内部にインクカートリッジ1からヘッドモジュール
3へインクを導くインク流路を形成したものであり、ポ
リエチレン,ポリプロピレン等の耐薬品性がありかつ白
色系で光の反射率の良い材料により一体成形されてい
る。連結ブロック2は、上方へ延びた第1のインク通過
室2a及び蛇行したインク溝が形成してある第2のイン
ク通過室2bにより構成してある。
【0009】第1のインク通過室2aはヘッドモジュー
ル3側に直線状のインク溝2cが刻設してあり、下端部
には、フィルタ機構7を介してニードル10がインクカ
―トリッジ1側に取り付けられ、上端部は、インクカ―
トリッジ1側へ延びた連絡通路2jにより第2のインク
通過室2bと連通している。
【0010】フィルタ機構7は、フィルタ8とインク室
2f及びインク室2fの下端部に設けられたニードル1
0の連通孔10aにより構成されている。ニードル10
は図2(b)に示すように、前方部に連通孔10aと連
通する横孔10bが開けられている。
【0011】第1のインク通過室2aの開口部には、透
明な第1の可撓性シート11が固着してある。この固着
してある部分は図2(c)のクロスハッチングの部分で
あり、同図に示すように可撓性シート11は第1のイン
ク通過室2aのインク溝2cを形成する側壁の前端面に
固着してある。そして固着部分の内側には、端面と同一
の高さであるが可撓性シート11が固着されておらず、
この可撓性シートが接離自在な突出部2kが連結ブロッ
ク2に一体的に形成されている。第1の可撓性シート1
1はポリエチレン,ポリプロピレン等の耐薬品性のある
材料等の薄膜で形成され可撓性があり、しかも透明であ
り、熱溶着,超音波溶着等により固着してある。図1,
2に示すように、第1の可撓性シート11を介して突出
部2kと対向してフォトリフレクタ12が設けてある。
フォトリフレクタ12は光を出す部分と光を受ける部分
とがあり、その光の差を比較するようになっている。
【0012】第2のインク通過室2bは後面に断面円形
の大きな凹部2mが刻設され、この凹部2mの下端は第
1のインク通過室2aに連通する連絡通路2jが形成さ
れインク流入口となり、この凹部の略中央位置に一対の
インク排出口2qが設けてある。また凹部2mの内側に
は、インク流入口とインク排出口とを連通する蛇行しか
つ左右対称のインク溝2rを区画するために、後端面と
同一高さの凸部2pが連結ブロック2と一体に形成して
ある。インク溝2rは、一旦凹部2mの側面に沿ってこ
の凹部の上端部2s付近に至り、そこよりこの凹部の周
方向に下降してインク排出口2qの下方へ下がり、そこ
から再び上昇してインク排出口2qへ至っている。イン
ク溝2rは、このような形状であるため凹部2mの上端
部2s付近においてインク中の気泡はトラップされ、気
泡がインク排出口2qへ至ることが阻止される。一対の
インク排出口2qは、いずれもヘッドモジュール3側に
排出管2tが形成してある。
【0013】凹部2mを形成する側壁の後端面には、ク
ロスハッチングで示すように、凹部2mを閉塞する円形
形状の第2の可撓性シート13が固着してある。第2の
可撓性シート13はポリエチレン、ポリプロピレン等の
耐薬品性のある材料の膜で構成されて可撓性があり、熱
溶着、超音波溶着などにより、図2(a)のクロスハッ
チングで示す部分が固着してある。そして、前記した凸
部2pは、第2の可撓性シート13に対して非接合かつ
接離自在である。
【0014】ヘッドモジュール3は、図1に示すよう
に、後面に突設してある一対のインク供給パイプ3aが
連結部材14により排出管2tと接続され、インク供給
パイプ3aはインク溜め3bと連通し、ここより各圧電
素子作用室3cへ別れ、インクはノズル部3dに鉛直方
向2列に形成してある各ノズル(図示省略)より吐出さ
れる。ヘッドモジュール3には各圧電素子作用室3cに
それぞれ圧電素子3eが設けてある。
【0015】次に作用について説明する。インクカート
リッジ1をキャリッジの上に装着して、ニードル10と
セプタム6とを結合する。プリンタの最初の使用時等の
場合はインク吸引手段(図示省略)等によりノズル部3
dより吸引する。すると連結ブロック2、ヘッドモジュ
ール3の中の空気等が吸い出されて、インク袋5の中の
インクがニードル10を経てヘッドモジュール3の方へ
充填されていく。
【0016】プライミングシーケンスによりインクのヘ
ッドモジュールへの充填が終わると、印字信号に従って
キャリッジがホームポジションから記録位置に移動し、
印字位置を往復しながら印字を行っていく。このとき、
キャリッジの移動等により連結ブロック2,ヘッドモジ
ュール3等の中のインクに圧力変動が発生する。しか
し、連結ブロック2の第2のインク通過室2bの後面、
及び第1のインク通過室2aの前面は、第2の可撓性シ
ート13及び第1の可撓性シート11で形成してあるた
め、この可撓性シート13及び11が圧力の変動に応じ
て動き、圧力の変動が吸収される。従って、インクの圧
力変動が発生することによるノズル部3dからのインク
吐出の不均一等が防止され、均一で高精度のインク吐出
が可能となる。
【0017】インク袋5の中に収納されたインクの中の
空気の気泡,ごみ等がインクの使用に従ってニードル1
0より連結ブロック2側へ入っていく。しかし、フィル
タ8があるために、気泡,ごみ等がそこでトラップされ
て、インク室2fの上方に溜まる。また、フィルタ8を
通過した気泡や、インクの中に溶存していて第1のイン
ク通過室2aまたは第2のインク通過室2bで、集積さ
れて発生した気泡は直線状のインク溝2c,蛇行したイ
ンク溝2rに沿って進み、凹部2mの上端部2sに溜ま
る。従って、ヘッドモジュール3へは気泡,ごみ等のな
いきれいなインクが供給され、インクの吐出不良,ノズ
ルの目詰まり等が防止される。
【0018】インク袋5の中にインクがある間は、流路
内のインクの圧力はほぼ一定であり、図2(c)に示す
突出部2kと可撓性シート11との間にもインクが入り
込み、可撓性シート11の外側より見るとインクの色で
黒く見える。従ってフォトリフレクタ12で検出すると
出した光と受けた光との差が大きくなっている。インク
袋5のインクがなくなってくると流路内のインクの圧力
が減少していき、突出部2kと可撓性シート11との間
のインクがインク溝2cへ流れだし、次第に可撓性シー
ト11が突出部2kと密着し、突出部2kの白い表面が
見えるようになる。従って、フォトリフレクタ12によ
り出した光と受けた光との差が小さいことが検出され、
インクがなくなった、または規定量より少なくなったこ
とが検知される。なお、第1のインク通過室2aの上に
第2のインク通過室2bが形成されインク排出口2qへ
至っているため、第1のインク通過室2aに混入した気
泡は浮力により上方に移動して第2のインク通過室2b
に入る。従って、気泡が第1のインク通過室2a内で突
出部2kと可撓性シート11との間に入り込んでフォト
リフレクタ12が誤動作する恐れはない。
【0019】インクがなくなると、インクカートリッジ
1を外して新しいインクカートリッジ1を装着する。こ
の際、ニードル10内には空気が混入するが、ニードル
10の前方に設けてあるフィルタ8により阻止され、連
結ブロック2,ヘッドモジュール3内に空気が入るのが
防止される。インクカートリッジ1を交換するとインク
が突出部2kと第1の可撓性シート11との間に入り込
みその部分が黒くなり、フォトリフレクタによりインク
があることが検知される。印字作業を行いインクがなく
なると、上記と同様にしてフォトリフレクタによりイン
クがなくなったことが検知される。
【0020】更に上記実施例では圧電素子を用いたが、
本発明はバブルジェットを用いたもの等、種々の形式の
インクジェットプリンタに適用可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、インク通過室内面のうち少な
くとも上記フォトリフレクタと対向する部分は白色系の
色であるので、フォトリフレクタによりインク通過室内
のインク量を明度の変化により検出するため、インクの
残量または有無を確実に検出でき、また、インクカート
リッジ内のインクの量を見るのではなく、インク通過室
内のインクの量によりインク残量を検出するものである
ため、ヘッドモジュールに確実に送られているかどうか
も検知することができ、さらに、メカニックな機構を要
しないため、低コスト化やインクカートリッジ及びキャ
リッジの小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドモジュール,連結ブロック,インクカー
トリッジの間の結合状態を示す部分破断側面図である。
【図2】(a)は連結ブロックの背面図、(b)は
(a)および(c)のA−A線断面図、(c)は連結ブ
ロックの正面図である。
【符号の説明】
1・・・・インクカートリッジ、 2・・・・連結ブロック、 2a・・・インク通過室(第1のインク通過室)、 2k・・・突出部、 3・・・・ヘッドモジュール、 11・・・可撓性シート(第1の可撓性シート)、 12・・・フォトリフレクタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタのヘッドモジュ
    ールにインクを導くインク流路が形成してある連結ブロ
    ックを含み、 上記連結ブロックには、上記インク流路の一部をなしか
    つ開口部を有するインク通過室と、上記インク通過室の
    側壁端面に固着されて上記開口部を閉塞する透明な可撓
    性シートとが設けてあり、 上記可撓性シートと対向してフォトリフレクタが設けて
    あり、 上記可撓性シートと上記側壁端面との固着部分の内側に
    は、上記側壁と同じ高さの突出部が一体的に形成してあ
    り、 上記可撓性シートは上記突出部と接離自在であり、 上記突出部は上記フォトリフレクタと対向する部分に位
    置するとともに白色系の色であることを特徴とするイン
    ク検出装置。
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