JP2764555B2 - 管継手の挿入部品の整列検査装置 - Google Patents

管継手の挿入部品の整列検査装置

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JP2764555B2
JP2764555B2 JP7106105A JP10610595A JP2764555B2 JP 2764555 B2 JP2764555 B2 JP 2764555B2 JP 7106105 A JP7106105 A JP 7106105A JP 10610595 A JP10610595 A JP 10610595A JP 2764555 B2 JP2764555 B2 JP 2764555B2
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匡男 有本
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KAKIZAKI KIKAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプッシュロック
式金属管継手の管内に挿入されるグラブリング、ワッシ
ャ、Oリングの挿入順序と挿入方向が正確に挿入されて
いるか否かを検査する検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水、ガス等の流体を管で輸送、配給する
場合、必ず接続箇所が生じ、管継手を使用して接続され
る。マンション等では各戸に水を供給したり、さらに各
部屋に供給するとき、その接続箇所は極めて多くなる。
このようなときの接続には、そのために開発された特殊
な管継手が使用される。それが、プッシュロック式継手
である。これは図1,図7に示すように継手1(チョ
ク、エルボー、チーズ等)にグラブリング3(挿入パイ
プ把持用の金具)、ワッシャ4、Oリング5を装填して
あるもので、内側から短い金属パイプで補強した塩化ビ
ニール樹脂管(挿入パイプ)を挿入するだけで接続が完
了するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この管継手内
にグラブリング等を挿入する時、その挿入順序や挿入方
向を間違うと継ぎ手としては役に立たない。すなわち、
グラブリングがないと、挿入したパイプが抜けてしま
う。グラブリングが反対に入っていると、パイプが入ら
ないか、破損してしまい、接続の機能がなくなってしま
う。ワッシャが反対になっていると、挿入しにくい。O
リングがないと水が漏れる。
【0004】このグラブリング、ワッシャ、Oリングが
決められた順序・方向で挿入されているか否かを検査す
る必要があるが、このような検査ができる装置は、従来
存在していない。従って、現在は、この検査は人手によ
っており、目視で整列状態を検査しているが、疲労した
り、思い違いがあったり、マンネリとなり時に見落とし
がある。
【0005】本発明は、このような管継手にグラブリン
グ等の挿入部品が定められた方向に、定められた順序で
挿入されているか否かを判定する方法とそれを実現する
検査装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】グラブリング3,ワッシャ4,Oリング5
などの挿入部品が挿入配設された管継手1の管口から挿
入し得る複数の光センサ7を設けた検査部8を、この各
光センサ7が予め決められた位置まで挿入されてその位
置で保持し得るように構成し、且つ少なくとも前記管継
手1若しくはこの検査部8のどちらか一方を回転自在に
構成し、この相対回転操作を行った際前記光センサ7か
ら不変的あるいは断続的な光信号を得ることによってグ
ラブリング3等の挿入部品の整列状態を判定するように
構成した管継手1の挿入部品の整列検査装置であって、
前記管継手1内の所定位置に前記挿入部品が正しく挿入
配設されている良品の場合は、前記検査部8を挿入・保
持したとき、この検査部8の複数の光センサ7のうちの
少なくとも送受一対から成る一の光センサ7'はグラブ
リング3の内表面の中間位置に発光があたるように設け
られ、少なくとも送受一対から成る他の光センサ7"は
グラブリング3の先端から少しはずれた位置に発光があ
たるように設けたことを特徴とする管継手の挿入部品の
整列検査装置に係るものである。
【0008】
【作用】管継手1の管口から、複数の光センサ7を取り
付けた検査部8を決められた位置まで挿入・保持し、管
継手1あるいは検査部8のどちらか一方を回転させるこ
とによって光センサ7から断続的あるいは非断続的な光
信号を得ることによってグラブリング3等の挿入部品の
整列状態を判定する。
【0009】検査部8を挿入・保持したとき、複数の光
センサ7のうちの少なくとも送受一対の一の光センサ
7’は、グラブリング3の内表面の中間位置に発光があ
たるように取付け、少なくとも他の送受一対の光センサ
7”はグラブリング3の先端から少しはずれた位置に発
光があたるように取付ける。このように光センサ7を設
定すると、グラブリング3、ワッシャ4、Oリング5が
欠品を含むどのような組合わせで挿入されていても、完
全な挿入状態(前記各挿入部品グラブリング3、ワッシ
ャ4、Oリング5が適正な位置に挿入配設されている状
態)の場合のみを判定でき選別できることを、発明者は
グラブリング等の全不良組み合わせの特徴を抽出するな
ど多くの実験・検討を通して見いだした。
【0010】この方法は、極めて簡単な構成による本装
置により実現でき、極めて精度良く正確に判定が可能で
あり、優れた方法である。
【0011】
【実施例】図1に継手の完成図を示す。金属管継手1の
本体2にグラブリング3、ワッシャ4、Oリング5を図
のような方向(向き)及び順序で挿入し、キャップ6を
して完成する。発明者は、グラブリング3等の欠品を含
むあらゆる不良品となる組み合わせを検討し、その特徴
を抽出することによって簡単な構成で、しかも正確に良
品のみを検出できる方法を見い出した。図2(a)
(b)のように、継手1の管口から、二対の光センサ7
(7',7")を取り付けた検査部8を決められた位置ま
で挿入・保持し、継手1あるいは検査部8(夫々の送受
一対の光センサ7(7’,7”))のどちらか一方を回
転させることによって相対回転する光センサ7から断続
的あるいは非断続的な光信号を得ることによってグラブ
リング3等の挿入部品の整列状態を判定する。 この発
明の重要な点は、図3に示すように、グラブリング3等
が正常に挿入された状態で、検査部8を挿入・保持した
とき、一方の光センサ7(送受一対7’)は、グラブリ
ング3の内表面の中間位置に光があたるように取付け、
他方の光センサ7(他方の送受一対7”)は、グラブリ
ング3の先端から少しはずれた位置に光があたるように
取付け、継手1あるいは検査部8のどちらか一方を回転
させることによって、一方の光センサ7’からグラブリ
ング3の形状に対応した断続光が得られ、光センサ7”
からは非断続光が得られるので、その信号を電子回路で
処理することによって、グラブリング3等の挿入状態を
検知・判定することにある。
【0012】即ち、本実施例の検査装置の心臓部は検査
部8であり、光センサ7の取り付け方法である。
【0013】図3に示すように、グラブリング3等が正
常に挿入配設された状態で、検査部8を挿入・保持した
とき、一方の光センサ7’を、その投光側から発射され
た光(発光)がグラブリング3の内表面(凹面)の中間
位置にあたった後、反射して受光側に入射するように取
付ける。また、他方の光センサ7”をグラブリング3の
先端から少しはずれた位置に光(発光)があたるように
取付ける。少しはずれた位置というのは次のように決定
する。図4は、ワッシャ4が反対に挿入された状態を示
す。このとき、Oリング5からグラブリング3までの長
さL2は、図3の場合のL1より少し長くなる。従っ
て、この他方の光センサ7”は図3の状態で回転したと
き非断続光が得られ、図4の状態で回転したとき断続光
が得られるように取り付ければ良い。
【0014】図5に示すように本実施例の検査部8の光
センサ7を取り付ける部分の外形は、円柱状で、挿入部
分は先端から図に示すある距離S1まではOリングの内
径D1と同じ直径で、さらにある距離S2まではキャッ
プ6の管口の内径D2と同じ直径となっている。従っ
て、この検査部8の先端部がOリング5の外端まで挿入
されて、停止する。S1は光センサ7を取り付けて必要
な信号を得ることができるに十分な距離を、S2は欠品
の場合でも検査部の先端がOリングの外端まで確実に挿
入されるに十分な距離を、それぞれ取れば良い。また、
距離S2は、Oリング5が欠品の場合に検査部8の先端
が過度な挿入によって損傷することが考えられるので、
S2以降の直径がキャップ6の部分でストッパーとなる
ような距離を持たせると良い。
【0015】さて、検査部8は、継手1の管口からグラ
ブリング3等の挿入状態に応じた位置まで挿入される。
Oリング5が挿入されている場合はOリング5の外端
で、Oリング5の挿入されていない(欠品になった)場
合はキャップ6の外端で、挿入動作は停止する。その状
態を保持し、継手1あるいは検査部8のどちらか一方を
回転させる。
【0016】回転することによって、図3の(正常に挿
入されている)場合は、一方の光センサ7’からは断続
光が、他方の光センサ7”からは非断続光が、それぞれ
得られる。また、図4の(ワッシャ4が反対に挿入され
ている)場合は、光センサ7’および7”の両方から断
続光が得られる。他の組み合わせについても、同様な検
討を加えた結果、グラブリング3等が正常に挿入されて
いる場合は、光センサ7’から断続光が、光センサ7”
から非断続光が得られる場合であることが判明したので
ある。なお、挿入状態によっては、光センサ7の投光部
からの光が他の部品や継手1の内壁に反射して受光部に
入射する場合もある。この場合は、回転によっても断続
光とならないので、信号処理回路で判別することができ
る。
【0017】以上のように、光センサ7から断続的ある
いは非断続的な光信号を得ることによってグラブリング
3等の順序整列状態を判定することが可能となる。
【0018】図6に検査装置の一例を示す。検査部8を
固定した継手把持部9に被検査継手1を搬入する。も
し、欠品があれば異常に奥まで挿入されるので、ここで
リミットスウイッチ10によって不良品と判定し検査を終
了しても良い。被検査継手1の搬入動作が終了したら継
手1を一方で固定しながら他方を把持部でしっかり把持
し、スイッチ11を入れ、モータ12を回転させる。光セン
サ7の信号はアンプ13及び判定表示回路14で処理され、
ランプ15で報知する。このように良品、不良品を判別
し、分別処理を行う。このような一連の動作は検査制御
回路16によって自動的に行われるが、これらは従来の技
術を駆使すれば可能である。
【0019】この実施例では、2対の光センサ7',7"
を使用したが、光センサ7の数を増加することによって
精度を向上させることもできる。その他、金属管継手1
の形状により検査装置の構成も変化するが、基本的な方
法は変わらない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
本装置によれば単に被検査継手の管口から複数の光セン
サを取り付けた検査部を挿入・保持し、継手あるいは検
査部のどちらか一方を回転させることによって光センサ
から断続的あるいは非断続的な光信号を得ることによっ
てグラブリング等の整列状態を判定することがてきる。
この方法は、極めて容易に見いだせるように考えられる
が、発明者はグラブリング等の欠品を含む全組合わせ
(44通り)を全て検討し、その特徴を抽出し、多くの
実験の結果から見いだしたものであり、光センサの設定
に苦労して製品化に至ったものである。
【0021】本発明は、この画期的な検査方法を、極め
て簡単な構成による本装置で実現でき、安価な製品とし
て供給することが出来、しかも極めて精度良く正確に判
定が可能であり、優れた管継手の挿入部品の整列検査装
置となる。
【0022】また、従来の技術を駆使することによっ
て、本装置と継手の組立装置とを一体化すれば、組立・
検査作業を自動的に行うことが出来、現在の手作業によ
る検査に比較して、極めて能率的で精度の高い継手の量
産が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の金属管継手の完成品の断面図であ
る。
【図2】本実施例の金属管継手と検査部を示す説明断面
図で、(a)は検査部を挿入する前の状態を示し、
(b)は検査部を挿入した後の状態を示す。
【図3】本実施例の光センサの位置設定法を示す説明断
面図で、良品に対する光センサの動作の一例を示すもの
である。
【図4】本実施例の光センサの位置設定法を示す説明断
面図で、不良品(ワッシャが反対に挿入された場合)に
対する光センサの動作の一例を示すものである。
【図5】本実施例の検査部の寸法構成を示す説明図であ
る。
【図6】本実施例の検査装置の概略構成を示す説明断面
図である。
【図7】金属管継手と挿入部品とを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 管継手 3 グラブリング 4 ワッシャ 5 Oリング 7(7',7") 光センサ 8 検査部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラブリング,ワッシャ,Oリングなど
    の挿入部品が挿入配設された管継手の管口から挿入し得
    る複数の光センサを設けた検査部を、この各光センサが
    予め決められた位置まで挿入されてその位置で保持し得
    るように構成し、且つ少なくとも前記管継手若しくはこ
    の検査部のどちらか一方を回転自在に構成し、この相対
    回転操作を行った際前記光センサから不変的あるいは断
    続的な光信号を得ることによってグラブリング等の挿入
    部品の整列状態を判定するように構成した管継手の挿入
    部品の整列検査装置であって、前記管継手内の所定位置
    に前記挿入部品が正しく挿入配設されている良品の場合
    は、前記検査部を挿入・保持したとき、この検査部の複
    数の光センサのうちの少なくとも送受一対から成る一の
    光センサはグラブリングの内表面の中間位置に発光があ
    たるように設けられ、少なくとも送受一対から成る他の
    光センサはグラブリングの先端から少しはずれた位置に
    発光があたるように設けたことを特徴とする管継手の挿
    入部品の整列検査装置。
JP7106105A 1995-04-28 1995-04-28 管継手の挿入部品の整列検査装置 Expired - Lifetime JP2764555B2 (ja)

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