JP2761331B2 - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JP2761331B2
JP2761331B2 JP4268957A JP26895792A JP2761331B2 JP 2761331 B2 JP2761331 B2 JP 2761331B2 JP 4268957 A JP4268957 A JP 4268957A JP 26895792 A JP26895792 A JP 26895792A JP 2761331 B2 JP2761331 B2 JP 2761331B2
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fuel tank
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pressure sensor
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進 長野
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のエン
ジンなどの燃料系に設けられ、内圧の変動を検出する圧
力センサを有している燃料タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の燃料タンクの一例(例えば
特願平3−95086号)を示す分解斜視図である。図
において、1は燃料を収容する燃料タンク本体であり、
上蓋2と下蓋3とからなっている。また、上蓋2には、
2箇所の開口部2a,2bが設けられている。4はそれ
ぞれ開口部2a,2bを閉塞するように燃料タンク本体
1に取り付けられる2枚の円板状のプレート、5は各プ
レート4と燃料タンク本体1との間に介在させる環状の
パッキンである。
【0003】また、図4は図3のプレート4を拡大して
示す斜視図であり、プレート4には、燃料ポンプ6,燃
料レベル計測ユニット7,圧力センサ8,電気信号ター
ミナル9及びパイプ10等が取り付けられている。
【0004】このような燃料タンクでは、引火性及び揮
発性が高い燃料、例えばガソリン等を燃料タンク本体1
内に保存するため、構成部品の接合部を完全密封してい
る。即ち、燃料タンク本体1を構成する上蓋2と下蓋3
とは溶接接合され、プレート4と燃料タンク本体1との
間にはパッキン5が設けられている。また、パイプ10
はろう付けにより、燃料ポンプ6や燃料レベル計測ユニ
ット7に接続された電気信号ターミナル9は接着剤によ
り、それぞれプレート4と気密接合されている。さら
に、図5に示すように、圧力センサ8の圧力導入部であ
るニップル8aの外周部には、Oリング11が設けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の燃料タンクにおいては、圧力センサ8のシール
方法として、単一のOリング11を設ける方法をとって
いるため、この部分のシール性能はOリング11の材質
の影響を直接受けることになる。例えばガソリン液中の
圧力又はガソリン蒸気中の圧力を測定する場合、シリコ
ン系ゴム材からなるOリング11を使用すると、ガソリ
ン蒸気の透過やガソリンを吸うことによる膨張のため、
シール性能が損なわれてしまう。また、耐ガソリン性を
有するフッ素系ゴム材からなるOリング11を使用する
と、低温で形状変化が生じるため、やはりシール性能が
損なわれてしまう。これに対して、燃料タンク本体1内
の圧力変化は極めて微小であり、僅かな圧力漏れが正確
な圧力変化の検出を妨げることになるため、上記のよう
にOリング11のシール性能が損なわれると、圧力の検
出精度が悪くなり信頼性が低下してしまうという問題点
があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、圧力センサの
圧力導入部でのシール性能を広い温度範囲に渡って維持
することができ、これにより圧力検出精度が悪くなるの
を防止して、信頼性を向上させることができる燃料タン
クを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料タン
クは、圧力センサの圧力導入部に、第1及び第2のシー
ル部材を直列配置し、かつ燃料側に位置する第1のシー
ル部材を、第2のシール部材よりも耐ガソリン性及び耐
ガソリン蒸気透過性に優れたゴム材で構成し、燃料から
離れた側に位置する第2のシール部材を、第1のシール
部材よりも低温でのシール性に優れたゴム材で構成した
ものである。
【0008】
【作用】この発明においては、相補性を有する複数のシ
ール部材を組み合わせることにより、広い温度範囲に渡
ってシール性能が損なわれるのを防止し、圧力検出精度
の低下を防止する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の一実施例による燃料タンク
の圧力センサ取付部を示す側面図である。図において、
21は燃料タンク本体1(図3)の開口部2a,2bに
取り付けられるプレート、22はプレート21に取り付
けられた圧力センサであり、この圧力センサ22は、モ
ールドケース22aとハウジング22bとを有してい
る。ハウジング22bには、圧力導入部である金属製又
はモールド樹脂製のニップル22cが設けられている。
また、ハウジング22bの内部には、センサ機能を持つ
センシングエレメントやハイブリッドIC(いずれも図
示せず)等が収納されている。
【0010】23はプレート21の裏側平坦面に圧力セ
ンサ22に対応して取り付けられた受け座であり、この
受け座23及びプレート21には連続した孔が設けら
れ、ニップル22cが挿入されている。24はニップル
22cの外周部に設けられたシール部材である第1のO
リングであり、この第1のOリング24は、耐ガソリン
性に優れたゴム材、例えばフッ素系ゴム材又はニトリル
系ゴム材からなっている。25はニップル22cの外周
部に設けられたシール部材である第2のOリングであ
り、この第2のOリング25は、低温性能に優れたゴム
材、例えばシリコン系ゴム材からなっている。また、第
1及び第2のOリング24,25は、第1のOリング2
4が燃料と接する側に、第2のOリング25が燃料から
離れた側に位置するようにニップル22cの軸方向に直
列配置されている。
【0011】ここで、フッ素系,ニトリル系及びシリコ
ン系のゴム材の物性を下表について説明する。
【0012】
【表1】
【0013】一般的に、フッ素系ゴム材の使用温度範囲
は、その耐熱性から−15〜200℃程度であり、ニト
リル系ゴム材のそれは−15〜100℃程度、シリコン
系ゴム材のそれは−50〜200℃程度である。耐ガソ
リン性については、シリコン系ゴム材は、フッ素系ゴム
材やニトリル系ゴム材に比べて数倍の膨張がある。同様
に、ガスの透過性についても、シリコン系ゴム材は、フ
ッ素系ゴム材やニトリル系ゴム材に比べて数10〜10
0倍の透過性がある。
【0014】これに対し、自動車等の内燃機関の環境条
件は一般的に大変厳しく、−50〜150℃という広範
囲な温度条件が介在する。この実施例1の燃料タンクが
取り付けられる部位についても、−50〜100℃の温
度にさらされるということが、製品に対して通常考慮す
べき条件である。特に、燃料タンクの内圧を検出する圧
力センサ22のシールに用いられるゴム材の物性は、そ
の製品機能上全温度範囲において完全にシールすること
が要求される。また、シール対象が揮発性の高いガソリ
ン等の燃料である場合、シール材料は耐ガソリン性及び
ガス透過性に優れていなければならない。
【0015】そこで、この実施例1では、燃料側の第1
のOリング24に耐ガソリン性及び耐ガソリン蒸気透過
性の優れたフッ素系ゴム材又はニトリル系ゴム材を使用
して、シール効果を高めている。しかし、フッ素系ゴム
材やニトリル系ゴム材は、低温で形状変化を起こし、シ
ール性能が著しく低下してしまう。このため、低温でシ
ール効果のあるシリコン系ゴム材からなる第2のOリン
グ25を燃料から離れた側に配置している。なお、低温
になるとガソリン蒸発量は少なくなりガソリン濃度は下
がるため、第1のOリング24が低温で形状変化して
も、第2のOリング25は燃料の接触による影響を受け
にくくなる。
【0016】このように、互いに性質の異なる、即ち相
補性を有する第1及び第2のOリング24,25を組み
合わせて使用することにより、広い温度範囲に渡ってシ
ール性能が損なわれることがなく、圧力検出精度の低下
が防止される。特に、内燃機関の環境条件として最低必
要な−40〜125℃の温度範囲で、圧力検出精度を維
持できる。
【0017】実施例2.次に、図2はこの発明の他の実
施例による燃料タンクの圧力センサ取付部を示す側面図
である。図において、31は燃料タンク本体1(図3)
に取り付けられるプレート、32はプレート31に取り
付けられた圧力センサであり、圧力導入部32aを有し
ている。33は圧力導入部32aの外周部の燃料側に設
けられたシール部材としてのOリングであり、このOリ
ング33は、フッ素系ゴム材又はニトリル系ゴム材から
なっている。34は圧力導入部32aの外周部の燃料か
ら離れた側に設けられたシール部材としてのゴムパッキ
ンであり、このゴムパッキン34は、シリコン系ゴム材
からなっている。
【0018】このような燃料タンクの圧力センサシール
部においても、上記実施例1と同様に、要求される全温
度範囲に渡ってシール性能を十分に維持することがで
き、正確な圧力検出を可能とすることができる。
【0019】なお、上記各実施例ではシール部材を2個
ずつ設けたが、必要に応じて3個以上直列配置してもよ
く、各シール部材の種類や形状も上記各実施例に限定さ
れるものではない。また、上記各実施例ではガソリンを
燃料として収容する燃料タンクを示したが、他の燃料を
収容するものでもよく、シール部材の材質は燃料の種類
や要求される条件に応じて決めればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の燃料タ
ンクは、圧力センサの圧力導入部に第1及び第2のシー
ル部材を直列配置し、かつ燃料側に位置する第1のシー
ル部材を、第2のシール部材よりも耐ガソリン性及び耐
ガソリン蒸気透過性に優れたゴム材で構成し、燃料から
離れた側に位置する第2のシール部材を、第1のシール
部材よりも低温でのシール性に優れたゴム材で構成した
ので、圧力導入部でのシール性能を広い温度範囲に渡っ
て維持することができ、これにより圧力検出精度が悪く
なるのを防止して、信頼性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による燃料タンクの圧力セ
ンサ取付部を示す側面図である。
【図2】この発明の他の実施例による燃料タンクの圧力
センサ取付部を示す側面図である。
【図3】従来の燃料タンクの一例を示す分解斜視図であ
る。
【図4】図3のプレートを拡大して示す斜視図である。
【図5】図4の圧力センサの側面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク本体 22 圧力センサ 22c ニップル(圧力導入部) 24 第1のOリング(シール部材) 25 第2のOリング(シール部材) 32 圧力センサ 32a 圧力導入部 33 Oリング(シール部材) 34 ゴムパッキン(シール部材)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 77/00 B60K 15/03 F02M 37/00 301 F02B 77/08 F16J 15/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を収容する燃料タンク本体と、この
    燃料タンク本体に取り付けられ上記燃料タンク本体の内
    圧を検出する圧力センサとを備えている燃料タンクにお
    いて、上記圧力センサの圧力導入部には、第1及び第2
    シール部材が直列配置されており、かつ燃料側に位置
    する上記第1のシール部材は、上記第2のシール部材よ
    りも耐ガソリン性及び耐ガソリン蒸気透過性に優れたゴ
    ム材からなり、燃料から離れた側に位置する上記第2の
    シール部材は、上記第1のシール部材よりも低温でのシ
    ール性に優れたゴム材からなっていることを特徴とする
    燃料タンク。
JP4268957A 1992-05-15 1992-10-07 燃料タンク Expired - Lifetime JP2761331B2 (ja)

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US08/059,987 US5375472A (en) 1992-05-15 1993-05-12 Pressure sensor having multiple O-ring sealants provided in series and a fuel tank provided therewith

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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