JP2759174B2 - 土質試料採取用サンプラー - Google Patents

土質試料採取用サンプラー

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JP2759174B2
JP2759174B2 JP2164842A JP16484290A JP2759174B2 JP 2759174 B2 JP2759174 B2 JP 2759174B2 JP 2164842 A JP2164842 A JP 2164842A JP 16484290 A JP16484290 A JP 16484290A JP 2759174 B2 JP2759174 B2 JP 2759174B2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地質調査を目的として行なわれる土質試料
採取時に使用される土質試料採取用サンプラーに関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種の土質試料採取用サンプラーはメタル・クラウ
ンを先端に有する外管内に非回転の内管を配置した構造
からなり、ボーリング・ロッドを介して外管を回転させ
つつ土中に押込むことによって内管内に土質試料を採取
する方法が公知である(例えば、特公昭63−26240号公
報参照)。
上記方法によって内管(30)内に採取収納した試料
は、外管(31)と共に地上に引き上げられる。通常内管
(30)内は直径が一様になったストレートな内面で構成
されており、上記引き上げ時に内管(30)内の試料が内
管の下端から脱落する恐れがあった。そこで従来は、第
4図に示すように、内管(30)内の下部に割環状のコア
・キャッチャ(32)を装備している。
このコア・キャッチャ(32)は、内径面がストレート
で、外径面が先細円錐形をなし、内管(30)内に採取し
た試料が脱落しようとするとき、試料(33)と共にコア
・キャッチャ(32)が内管(30)内を下方に移動し、外
径面の先細円錐形状によって縮径し、試料(33)を把持
してその脱落を防止するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記コア・キャッチャを装備した内管で試料を採取す
る場合、試料は、コア・キャッチャのストレートな内面
を通して内管内へ進入することになり、抵抗が大きくな
る欠点があった。
特に試料は、地中にある間は圧縮状態であり、内管内
へ進入すると、周囲からの圧縮応力が解放されて膨張す
る傾向があり、従来のようにコア・キャッチャのストレ
ートな内面を通じて内管内に試料を採取収納する場合で
は、上記応力解放が妨げられ、内管と採取試料との間の
摩擦抵抗が増大し、目標深さまで掘進並びに試料採取す
ることができない場合があった。
本発明は掘進時、内管内での採取試料の応力解放をス
ムーズにして試料と内管の摩擦抵抗を軽減し、目標深さ
までの掘進並びに試料採取を確実に行わせ、しかも引き
上げ時において採取試料の脱落を防止し得る土質試料採
取用サンプラーを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、先端に削孔用メ
タル・クラウンを有し、ボーリングロッドを介して回転
駆動されつつ土中に押込まれる外管と、上記外管内に装
着され、外管の土中への押込みに関連して土質試料を採
取する内管とを有する土質試料採取用サンプラーにおい
て、 上記内管の下部内面を下方に向けて縮径するテーパ形
状とし、且つ、 内管テーパ部の厚み部分に環状隙間を形成してこの環
状隙間に長筒状のビニール袋を折畳み状態で収納し、ビ
ニール袋の一端開口部を内管内に収容したピストン本体
に取り付けて封止すると共に、他端開口部を環状隙間の
底部に固着したことを特徴とする土質試料採取用サンプ
ラーを提供するものである。
〔作用〕
内管の下部内面は、下方に向けて縮径するテーパー形
状であるため、掘進時、内管内に採取収納される試料
は、内管の下端から進入する際、内管のテーパー部分で
内径が徐々に大きくなり、応力解放がスムーズに行われ
る。
また試料の引き上げ時、内管内の試料が脱落しようと
すると、内管の内面が下方に向けて縮径するテーパー形
状であるため、下方へ移動するほど縮径力を受けて締め
固められ、脱落が防止される。
〔実施例〕
本実施例では本出願人提案(特公昭63−26240号参
照)の削孔水吐出口(5)、及び削孔水遮断用パッキン
グ(4)を具備するメタル・クラウン(3)を使用して
いる。このメタル・クラウン(3)はその下端周縁に固
着されたメタル・クラウン刃先(6)の上部に前記削孔
水吐出口(5)を複数開口させるとともに、この削孔水
吐出口(5)の下方に位置する前記メタル・クラウン
(3)の内周面に、内管(1)の下端外周面と密着する
削孔水遮断用パッキング(4)を固着したものであり、
外管(2)にネジ止め等の方法で取着されている。この
メタル・クラウン(3)を装着した土質試料サンプラー
は、循環泥水による試料の流出あるいは試料への循環泥
水の浸透を防止するとともに空掘に起因する試料の変質
を効果的に回避している。
第1図に本実施例の基本概念を示す。参照番号(2)
はボーリングロッド(12)を介して回転駆動されつつ土
中に押込まれる外管であり、この外管(2)内に装着さ
れ、外管(2)の土中への押込みによって土質試料を採
取収納する非回転の内管(1)は、下部内面を下方に向
けて縮径するテーパーを形成している。一般に試料は地
中に存在する間は、周囲からの圧力により圧縮状態にあ
るが、試料が内管内に取り込まれると、周囲の圧縮応力
から解放されるため、試料に蓄えられた内部エネルギが
発散して体積が膨張する傾向にある。したがってこの試
料の体積膨張を吸収するが如く内管(1)の径を拡大す
るすることにより、試料と内管内との摩擦抵抗を軽減す
ることが可能となる。また内管(1)の下端部を縮径し
たことにより、試料は下方へ移動するほど縮径力を受け
て締め固められ、引き上げ時の試料の脱落を防止するこ
とも可能となる。
また上述した内管内テーパー部外周に環状隙間(8)
を形成し、この環状隙間(8)に長筒状のビニール袋
(7)を折畳み状態で収納した実施例を第2図に示す。
すなわちこのビニール袋(7)の一端開口部をピストン
本体(9)下部にボルト(15)等で固着した保持板(1
0)に取り付けて封止状態にし、他端開口部を前記環状
隙間(8)底部に固着し、長筒の余剰部を前記環状隙間
(8)内に折畳み状態でしまい込んだことを特徴として
いる。試料が内管内に採取収納されるにつれてピストン
本体(9)及びこれに固着された保持板(10)が上方へ
移動し、これにしたがって環状隙間内のビニール袋
(7)が漸次引き出されて長筒状となり内部に試料を充
填していく。この結果試料はビニール袋(7)に被包さ
れる形となり、試料と内管内周壁との摩擦がより軽減さ
れて試料の内管内への進入抵抗をより軽減することがで
きる。
なお、この際内管テーパー部分の軸方向長さに対する
縮形比の異なるものを数種準備し、採取地質によって適
当なものを選択して使用することも可能である。
第3図に本発明の操作方法を示す。外管(2)はボー
リグ・ロッド(12)を介してボーリング・マシン(26)
に接続され、回転速度ならびに沈降速度を制御されてい
る。ボーリング・ロッド(12)の上端にウオーター・ス
イベル(21)をネジ止めし、このウオーター・スイベル
(21)ならびにボーリング・ロッド(12)を貫通してピ
ストン・ロッド(13)が下方に延び、その下端にピスト
ン・パッキング(11)を介して内管(1)と係合するピ
ストン本体(9)をネジ止めしている。またこのピスト
ン・ロッド(13)の上端は、チェーンまたはターンバッ
クル等のピストン・ロッド固定具(20)を介して三脚や
ぐら(19)に固定されている。ピストン・ロッド(13)
ならびにピストン本体(9)はサンプラー(S)が所定
の深度に沈降した後、サンプリング時における外管
(2)の回転から遮断され、かつ上下動のない試料採取
位置を試料収納室(18)に与えている。循環泥水は、ポ
ンプ(22)によってサンプラー(S)内に供給される。
即ち循環泥水はデリベリー・ホース(23)、ウオーター
・スイベル(21)を経てボーリング・ロッド(12)とピ
ストン・ロッド(13)の間に形成された流路(14)を流
下してメタル・クラウン(3)に到達し、削孔水吐出孔
(5)からボーリグ孔(24)内に排出される。掘進によ
り発生した削り屑は、循環泥水とともに泥水バッグ(2
5)に送られ、この泥水バッグ(25)で削り屑を分離さ
れた循環泥水は、再びポンプ(22)に供給して再使用す
る。
〔発明の効果〕
内管内に採取収納される試料は内管のテーパー部分
で、内径が徐々に大きくなるため、応力解放がスムーズ
に行われ、内管と試料との摩擦抵抗が軽減する。このた
め迅速な採取作業と省エネルギー化を同時に達成するこ
とが可能となる。
また採取した試料が下方に移動するほど内管内径が縮
少するため、縮径力を受けて締め固められ、引き上げ時
の試料の脱落も確実に防止され、より確実で、能率的な
試料採取作業が可能となる。
さらに、内管の内面に設けるテーパ面を、内管の下部
のみに限定しているので、内管の全長にわたってテーパ
面を形成する場合に比べて加工が容易であり、低コスト
に製作できる。もちろんテーパ面の形成部分を別部材で
構成し、これを内管の下端部に装着してさらなる低コス
ト化を図ることもできる。
また、内管テーパ部の厚み部分に環状隙間を形成して
この環状隙間に長筒状のビニール袋を折畳み状態で収納
し、ビニール袋の一端開口部を内管内に収容したピスト
ン本体に取り付けて封止すると共に、他端開口部を環状
隙間の底部に固着したので、試料採取時にビニール袋を
漸次引き出しながらビニール袋内に試料を充填し、試料
をビニール袋で被包する形として試料と内管内周壁との
摩擦軽減を図ることができ、スムーズな試料採取が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念を示す断面図、第2図は他の
実施例を示す断面図、第3図は本発明の操作要領を示す
要部断面図、第4図は従来装置の断面図である。 (1)……内管、(2)……外管、 (3)……メタル・クラウン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−201491(JP,A) 実開 昭61−50246(JP,U) 特公 昭63−26240(JP,B2) 実願 昭52−117555号(実開 昭54− 42701号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に削孔用メタル・クラウンを有し、ボ
    ーリングロッドを介して回転駆動されつつ土中に押込ま
    れる外管と、上記外管内に装着され、外管の土中への押
    込みに関連して土質試料を採取する内管とを有する土質
    試料採取用サンプラーにおいて、 上記内管の下部内面を下方に向けて縮径するテーパ形状
    とし、且つ、 内管テーパ部の厚み部分に環状隙間を形成してこの環状
    隙間に長筒状のビニール袋を折畳み状態で収納し、ビニ
    ール袋の一端開口部を内管内に収容したピストン本体に
    取り付けて封止すると共に、他端開口部を環状隙間の底
    部に固着したことを特徴とする土質試料採取用サンプラ
    ー。
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