JP2758398B2 - Shift control method for vehicle with continuously variable transmission - Google Patents
Shift control method for vehicle with continuously variable transmissionInfo
- Publication number
- JP2758398B2 JP2758398B2 JP62084991A JP8499187A JP2758398B2 JP 2758398 B2 JP2758398 B2 JP 2758398B2 JP 62084991 A JP62084991 A JP 62084991A JP 8499187 A JP8499187 A JP 8499187A JP 2758398 B2 JP2758398 B2 JP 2758398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip
- vehicle
- speed
- acceleration
- continuously variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、駆動車輪がスリップした場合にも適正な制
御を行なえるようにした無段変速機付車両の変速制御方
法に係り、特に不整地走行用車両等に適用するに好適な
技術に関する。
[従来の技術]
従来知られている無段変速機付車両においては、一般
にエンジン回転数及び車速に基づいて変速比を制御する
ようにしている(例えば特開昭57−161346号公報参
照)。この場合、車速については、通常駆動車輪の回転
速度をもって代表させている。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、不整地走行用の自動二輪車等に無段変速機
を搭載して、前記従来の制御を行なうと、次のような問
題がある。
すなわち、走行中、例えばぬかるんだ走路においてス
ロットルを急激に開いた場合、急激なトルクの増大に伴
い駆動車輪がスリップすることがある。この場合、駆動
車輪が空転に近い状態になり、エンジン回転数及び駆動
車輪の回転速度が急上昇する。したがって、実際はスリ
ップし、実車速にほとんど変化が生じていないのに、車
速信号として誤った値を出力し、このため変速比が最小
値側(TOP側)に移動してしまい、次にスリップ状態か
ら脱して駆動車輪が走路面に食いついたとき、車速が充
分に増速されていないにもかかわらず変速比が最小値側
(TOP側)となり、車速に応じた適切な変速比となら
ず、所望の駆動力が得られず充分な加速性能を発揮でき
ない。
本発明は、加速時にスリップした場合、実際の車速に
応じた適正な変速比で走行できるようにする無段変速機
付車両の変速制御方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、エンジン回転数、及び車速を代表する駆動
車輪回転速度に基づいて変速比を制御する無段変速機付
車両の変速制御方法において、車両における最大加速度
を基準値として設定し、該基準値を、前記駆動車輪の回
転加速度が超えた場合に加速によって駆動車輪がスリッ
プしていると判定し、該スリップ判定に基づいて該スリ
ップ直前の変速比を保持するように制御するとともに、
該変速比を保持する制御を、スリップ脱出の判定を下し
てから所定時間経過するまで持続することを特徴として
いる。
[作 用]
本発明においては、加速時にスリップして駆動車輪の
回転加速度が急上昇し、駆動輪の空転あるいはそれに近
い状態が続いて過回転した場合にスリップ判定とされて
変速比がスリップ直前の値に保持されるから、スリップ
から脱した際に、実車速に適合した変速比が確保され
る。したがって、スリップ後に駆動力が落ちるようなこ
とがなく、充分な加速性を維持することができる。
[実 施 例]
以下、本発明を、油圧式無段変速機を装備した不整地
走行用自動二輪車に適用した場合の一実施例について、
図面を参照しながら説明する。
第1図、第2図は不整地走行用自動二輪車の全体構成
を示す。図中符号1は車体フレーム、Eは車体フレーム
1に支持された2サイクルエンジン、TMはエンジンEの
後段に配された無段変速機である。
この場合の無段変速機TMは、油圧式のものであり、出
力軸2と入力軸(入力部材)3が同一軸線上にある。そ
して、両軸2、3を、エンジンEのクランク軸4と平行
になるよう車体の左右方向に向けて配置されており、入
力軸3がチェーン5を介してクランク軸4に連結されて
いる。また、無段変速機TMは、エンジンEやチェーン5
等とともに一つのケーシング6内に収容され、前記出力
軸2のみを車体の左方向から外部に露出させている。
また、Wfは非駆動の前輪、WrはエンジンEから駆動力
が伝達される後輪であり、車体フレーム1上の前部には
燃料タンク7、また後部のシートレール1a上にはシート
8が固定されている。
前輪Wfは、車体フレーム1前部のヘッドパイプ9に取
り付けられたフロントフォーク10の下端に支持され、ヘ
ッドパイプ9の上にはハンドル11が取り付けられてい
る。一方、後輪Wrは、車体フレーム1に対し、サスペン
ション12の反力を受けながら揺動するよう取り付けられ
たスイングアーム13の先端に支持されており、車体の左
側に配したチェーン14により、無段変速機TMの出力軸2
と連結されている。
このように、この自動二輪車においては、動力伝達手
段にチェーン5、14を用いることにより、クランク軸
4、無段変速機TMの入力軸3、出力軸2、後輪Wrを、全
て矢印で示す同一方向に回転させるようにしている。な
お、符号15はエアクリーナ、16は排気管、17はアクセル
グリップ、18はクラッチレバーである。また、19a、19b
は、共にブレーキペダルである。この場合、左右いずれ
のブレーキペダル19a、19bを操作しても後輪Wrに制動を
かけることができるようになっている。
次に、第3図に基づいて動力伝達系の油圧回路を説明
する。同図において、油圧式無段変速機TMは、定吐出量
型油圧ポンプPと可変容量型油圧モータMとを、油圧閉
回路21を構成するように相互に接続したものであり、油
圧ポンプPは、エンジンEによって駆動される入力軸3
に連結され、油圧モータMは、出力軸2およびチェーン
(伝動装置)14を介して後輪Wrに連結されている。
油圧閉回路21は、油圧ポンプPの吐出口および油圧モ
ータMの吸入口間を接続する油路21aと、油圧モータM
の吐出口および油圧ポンプPの吸入口間を接続する油路
21bとを備えている。また、これら油路21a、21bには、
入力軸3により駆動される補給ポンプFの吐出口が、補
給油路22および逆止弁23、24を介して接続されており、
油タンクTから汲み上げられる作動油が、補給油路22を
介して油圧閉回路21に補給されるようになっている。さ
らに、補給油路22の途中には、補給油路22の油圧を一定
に保つためのリリーフ弁25が接続されている。
また、油圧閉回路21の両油路21a、21b間は、手動操作
に応じて作動するクラッチ弁26を介して接続されてい
る。このクラッチ弁26としては、両油路21a、21b間を短
絡させる開度と、両油路21a、21b間を遮断する開度との
間を、中間位置を有して切換えることのできる絞り弁が
用いられている。このクラッチ弁26が短絡作動したとき
には、油圧モータMへの差動油の供給が行なわれず、油
圧ポンプPと油圧モータM間は動力遮断状態となる。ま
たクラッチ弁26が遮断作動したときには、油圧ポンプP
および油圧モータM間で作動油の循環作用が生じるの
で、駆動力の伝達が行われ、車両走行状態となる。前者
の状態がいわゆるクラッチを切った状態、後者の状態が
クラッチをつないだ状態である。さらにクラッチ弁26の
開度が中間位置となると、その開度に応じて作動油の循
環が油圧閉回路21内で生じ、半クラッチ状態となる。
また、油圧モータMには、その容量を調整する操作部
材27が設けられている。この操作部材27はアクチュエー
タ28に連結されており、アクチュエータ28は、コンピュ
ータから成る制御手段Cにより動作制御される。
この場合、制御手段Cには、エンジンEのスロットル
開度θを検出するスロットル開度センサSaと、エンジン
Eの回転数Neすなわち入力軸3の回転数を検出するエン
ジン回転数センサSbと、車速Vを代表する後輪(駆動車
輪)Wrの回転速度を検出する車速センサScと、アクチュ
エータ28の作動位置すなわち変速比eを検出する変速比
検出センサSeとが接続されており、制御手段Cはそれら
のセンサSa、Sb、Sc及びSeからの入力信号を読み取りな
がら、第4図に示す手順に基づいてアクチュエータ28の
作動を制御する。
ところで、制御手段Cには、変速制御に当たっての制
御条件として、予め最大基準加速度1が設定され記憶
されている。この際第基準加速度1は、前記の自動二
輪車を路面上で、最大限加速しながら走行させた場合の
スリップしないときの車輪回転加速度である。つまり通
常走行時における正の加速度の限界値である。この加速
度の限界値が制御手段C内に電気的信号として記憶され
ている。したがって、この最大基準加速度1を越えて
後輪Wrの回転速度が急上昇したことを検出した場合に
は、後輪Wrがスリップしていると判断することできる。
なお、後輪Wrの回転加速度は、回転速度Vの時間的変
化、つまり
=(Vn−Vn-1)/(Tn−Tn-1)
として算出することができる。ただし、
Tn−Tn-1=T(一定)
である。
この判定の原理を第5図(a)、(b)を用いてさら
に詳しく説明する。
第5図は、前記自動二輪車を一定の速度V0で走行させ
ていて、ある時点でスロットル開度を大としたところ路
面の状態によりスリップし、ついでスリップ状態から脱
出して再び車速V0で走行した場合の現象を、車輪(後
輪)回転速度及び加速度の変化として示している。
図(a)は、時間を横軸にとって車輪の回転速度の変
化を示している。一定の速度V0で走行中、時刻T0でスロ
ットルを若干開いた。そうしたところ、後輪Wrがスリッ
プし、後輪Wrの回転速度が急上昇し過回転を生じた。あ
る程度スリップしながら走行しているうち、時刻T1で路
面の変化に応じて車輪回転速度の変化率が小さくなり、
時刻T2で最大速度となった後、減速し始めた。そしてつ
いには、時刻T3で路面に確実に食いつき、実車速と等し
くなった。この場合の加速度の変化はどうかという
と、図(b)で示すように、時刻T0で加速度が上昇を
し始め、高い値のまま時刻T1まで推移する。時刻T1を過
ぎると、加速度は低下を始め、T2では加速度=0と
なる。ついで減速時は加速度がマイナスになり、時刻
T3で再び=0となる。
一方、こうして車輪がスリップし過回転を生じたこと
を判定する基準として、図中一点鎖線で示される基準曲
線が与えられる。この基準曲線は、時刻T0で最大に加速
した場合のスリップしないときの速度変化及び加速度変
化をそれぞれ表している。これは、実験等により得られ
るデータをもとに設定される。
これらの曲線から、スリップして過回転を生じている
ときと、スリップしていないときの比較ができ、車輪の
過回転の判定を下すことができる。この場合特に、図
(b)に示すような最大基準加速度1が設定されるの
で、この最大基準加速度1以上になったらスリップに
よる過回転が始まったと判断することができる。これが
スリップ開始の判定の原理である。第5図中Psはスリッ
プ開始と判定したときを示す。
スリップ脱出の判定については、車輪の回転に負の変
化がでたこと、つまり車輪加速度が正から負に移り変
わることをもって、その判断の基準とする。この例の場
合、時刻T2でスリップ脱出と判断する。Peはスリップ脱
出したと判定したときを示す。
第4図において、制御手段Cの制御手順を説明する
と、先ずステップS1で初期化が行なわれた後、ステップ
S2、S3では、エンジン回転数センサSb及び車速センサSc
からの各信号Ne及びVが順次読み込まれる。次いでステ
ップS4では、車輪加速度が0以上、つまり減速してい
ないかどうかが判断される。≧0であるときはステッ
プS5に進む。
このステップS5では、車輪がスリップして過回転して
いるか否か判断し、その判断に応じてスリップ制御すべ
きか否か判定する。すなわち、まずスリップを開始した
か否かを、≧1であるか否かにより判定する。≧
1であれば、スリツプ開始と判断し(第5図(b)の
Ps点参照)、スリツプ制御を行なうべく指令を発する。
この指令はスリップ脱出の判断が下されて所定時間経過
するまで持続する。スリップ脱出の判断は、<0であ
るか否か、つまり後輪回転に負の変化が表れたか否かで
判定する。負の変化が表れていない場合はスリップ制御
が持続する。
なお、この場合、スリップ脱出と判断してから所定時
間経過するまでスリップ制御を継続するのは、スリップ
脱出の判定を<0に基づいて行なうからである。つま
り<0になった時点T2では、第5図に示すようにまだ
車輪速度Vが大きい。したがって、この時点で直ぐスリ
ップ制御を解除することはできず、そのため所定時間継
続させるのである。第5図の例においては、所定時間と
して、T3−T2以上とることが望ましい。
ステップS5でスリップ制御すると判断した場合はステ
ップS6に進む。ステップS6では、スリップ制御を開始し
た時点でカウンタに対し設定時間Tsをセットするととも
にタイマで計時を開始する。時間Tsは任意の要素に基づ
いて変化させることができ、たとえばスリップ間隔の長
短に基づいて設定を変えることができる。スリップ間隔
が短い場合は小さく設定し、スリップ間隔が長い場合は
大きく設定する。なお、この場合のカウンタはスリップ
制御するという信号が入らないときは常に0に設定され
る。
ステップS6で設定時間Tsをセットした後は、ステップ
S7に進み、ここで無段変速機TMの変速比を、スリップ直
前の変速比のまま維持するようアクチュエータ28の停止
位置を保持する。その後は、ステップS8に進む。このス
テップS8では、前回の車速Vを更新しないよう実行し、
ステップS2に戻る。
ステップ8において、何故前回車速Vを更新しないよ
うにするかというと、スリップが開始し、ある時間スリ
ップしたまま車輪回転速度が上昇したとする。この際、
加速度は最初急上昇して1を越えるかもしれない
が、スリップ定常となるに従い、加速度自体は低下す
る。第5図(b)の(イ)で示す区間である。この区間
では、加速度の低下により、途中で<1となってし
まい、実際には、まだ速度が上昇しながらスリップして
いる(第5図(a)、(b)の区間(ロ))にもかかわ
らず、ステップS5でスリップしていないと判断すること
になる。このような誤判断を排除するため、車速Vを更
新しないようにするのである。
一方、このように前回車速Vを更新しないようにした
場合、一旦ステップS5でスリップが開始したと判断する
と、スリップ制御が継続してしまう。そこで、ステップ
S5内では独自にスリップ脱出の判断を下すようになって
いる。前記したように、ステップS5においては、<0
であるか否か、つまり後輪回転に負の変化が表れたか否
かを判断するのであるが、その際、判断の基準として前
回車速Vの信号が必要である。ところが、前回車速Vは
更新しないようにしてある。したがって、スリップ脱出
を判断するために、別に車速VをVNとして格納してお
く。そして、次にV−VNが負になったらスリップ脱出と
判断し、前回車速を更新する。もちろん前回車速より今
回車速が小さくなればスリップ脱出と判断する。
そうすることにより、スリップ開始の判断とスリップ
脱出の判断が、実情に即して下されることになる。
また、ステップS4で≧0ではないと判断したときに
はステップS9に進む。ステップS9では、タイマで計測し
た時間が前記ステップS6で設定した時間Ts以上になった
か否か判断する。Tsに満たないときはステップS7に進み
変速比をスリップ直前の値に保持する。また、Ts以上の
ときは、ステップS10に進む。このステップS10では、実
際のエンジン回転数Neと、スロットル開度θにより与え
られる目標エンジン回転数、及び車速Vに基づいて、最
適な変速比が計算される。ついでステップS11に進み、
変速比検出センサSeから送られる現在の変速比eと、ス
テップS10で計算した変速比を比較し、両者が同等であ
れば変速停止と判断し、同等でない場合は変速停止しな
いと判断される。
ステップS11で変速停止と判断された場合は、アクチ
ュエータ28の変速作動が停止され、ステップS2に戻る。
ステップS11で変速停止しないと判断された場合はステ
ップS12に進み、必要な値だけアクチュエータ28を作動
させ、ステップS2に戻る。このステップ10からステップ
12に移行するフローは、通常の変速制御フローであり従
来と同じである。
また、ステップS5において、スリップ制御しないと判
断されたときは、ステップS9に進んで、通常の変速制御
を行なう。
次に、この実施例の作用を、ぬかるんだ箇所のある走
路において前記自動二輪車を走行させた場合を例にとっ
て説明する。
走行中ぬかるんだ箇所に到達し、急にスロットルを開
いて後輪Wrがスリップしたとする。そうすると、後輪Wr
は空転に近い状態になり、エンジン回転数及び後輪Wrの
回転速度が急上昇する。
すると、後輪回転速度Vの上昇にしたがって、スリッ
プが始まったことが判断される。スリップが始まったこ
とが判断されると、無段変速機TMの変速比が、スリップ
直前の値に保持される。
そして、後輪Wrが走路面に対して食いついたときに、
実車速に適合した変速比が確保され、駆動力が落ちるよ
うなことがなく、充分な加速性を維持することができ
る。
なお、上記実施例においては、車輪回転加速度がある
設定値を上回ったとき、スリップして過回転を生じてい
ると判定するようにした場合を示したが、過回転の判定
の仕方は、別段それに限られない。
例えば、無負荷空転時の車輪回転速度の変化率つまり
加速度は予めデータとしてとっておくことができるの
で、この加速度曲線にある誤差範囲内で近似するとき、
車輪がスリップし過回転していると判定することもでき
る。
また、前輪、後輪で別々に車輪回転速度を検出してお
き、前輪の回転速度に比して後輪の回転速度が急激に上
昇した場合、スリップし過回転していると判定すること
もできる。
また、上記実施例においては、本発明を不整地走行用
自動二輪車に適用した場合を説明したが、本発明は無段
変速機付車両であれば、種類、形式を問わずに種々のも
のに適用することができる。また、無段変速機の種類
も、油圧式に限らず、ベルト駆動式、あるいはその他の
ものであってもよい。
[発明の効果]
以上の説明のように、本発明によれば、加速時にスリ
ップして駆動車輪の回転加速度が急上昇し、駆動輪の空
転あるいはそれに近い状態が続いて過回転した場合にス
リップ判定とされて変速比がスリップ直前の値に保持さ
れる。しかも、このような変速比をスリップ直前の値に
保持する制御を、スリップ脱出の判定を下してから所定
時間経過するまで持続するため、スリップ脱出時点の十
分に低下していない駆動車輪回転速度に基づいて変速比
が制御されてしまうことがなく、確実にスリップから脱
出した状態で駆動車輪回転速度に基づいての変速比制御
を再開させる。
したがって、スリップから脱した際に、実車速に適合
した変速比を確実に確保することができ、スリップ後に
駆動力が落ちるような状態が生じることを確実に防止し
て、充分な加速性能を維持することができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a shift control method for a vehicle with a continuously variable transmission that can perform appropriate control even when a drive wheel slips. The present invention relates to a technique suitable for being applied to a leveling vehicle and the like. 2. Description of the Related Art In a conventionally known vehicle with a continuously variable transmission, a speed ratio is generally controlled based on an engine speed and a vehicle speed (for example, see Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-161346). In this case, the vehicle speed is represented by the rotation speed of the normal drive wheel. [Problems to be Solved by the Invention] By the way, when the above-described conventional control is performed by mounting a continuously variable transmission on a motorcycle or the like for traveling on uneven terrain, the following problem occurs. That is, when the throttle is suddenly opened during traveling, for example, on a muddy road, the drive wheels may slip due to a sudden increase in torque. In this case, the driving wheels are in a state close to idling, and the engine speed and the rotation speed of the driving wheels rapidly increase. Therefore, the vehicle actually slips and outputs an erroneous value as a vehicle speed signal even though the actual vehicle speed hardly changes. As a result, the gear ratio moves to the minimum value side (TOP side), and then the vehicle slips. When the drive wheels break off from the running surface and run down on the road surface, the gear ratio becomes the minimum value side (TOP side) even though the vehicle speed is not sufficiently increased, and the gear ratio does not become an appropriate gear ratio according to the vehicle speed. A desired driving force cannot be obtained and sufficient acceleration performance cannot be exhibited. SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a shift control method for a vehicle with a continuously variable transmission that enables a vehicle to run at an appropriate speed ratio according to an actual vehicle speed when slipping during acceleration. [Means for Solving the Problems] The present invention relates to a shift control method for a vehicle with a continuously variable transmission that controls a gear ratio based on an engine speed and a drive wheel rotation speed representing a vehicle speed. Acceleration is set as a reference value, and when the rotation value of the drive wheel exceeds the reference value, it is determined that the drive wheel is slipping due to acceleration, and the speed ratio immediately before the slip is determined based on the slip determination. While controlling to hold,
The control for maintaining the speed ratio is continued until a predetermined time elapses after the determination of the slip escape. [Operation] In the present invention, when the vehicle slips during acceleration, the rotational acceleration of the drive wheel rapidly rises, and if the drive wheel idles or is nearly overrotated continuously, it is determined to be slip and the gear ratio is set immediately before the slip. Since the value is held at the value, a speed ratio suitable for the actual vehicle speed is secured when the vehicle comes out of the slip. Therefore, the driving force does not decrease after the slip, and sufficient acceleration can be maintained. [Example] Hereinafter, an example in which the present invention is applied to a motorcycle for traveling on uneven terrain equipped with a hydraulic continuously variable transmission will be described.
This will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show the overall structure of a motorcycle for running on uneven terrain. In the figure, reference numeral 1 denotes a vehicle body frame, E denotes a two-stroke engine supported by the vehicle body frame 1, and TM denotes a continuously variable transmission arranged at a subsequent stage of the engine E. The continuously variable transmission TM in this case is of a hydraulic type, and the output shaft 2 and the input shaft (input member) 3 are on the same axis. The two shafts 2, 3 are arranged in the left-right direction of the vehicle body so as to be parallel to the crankshaft 4 of the engine E, and the input shaft 3 is connected to the crankshaft 4 via a chain 5. In addition, the continuously variable transmission TM includes the engine E and the chain 5
The output shaft 2 is housed in one casing 6 together with the like, and only the output shaft 2 is exposed to the outside from the left side of the vehicle body. Wf is a non-driven front wheel, Wr is a rear wheel to which the driving force is transmitted from the engine E, and a fuel tank 7 is provided on a front portion of the vehicle body frame 1 and a seat 8 is provided on a rear seat rail 1a. Fixed. The front wheel Wf is supported by a lower end of a front fork 10 attached to a head pipe 9 at a front portion of the body frame 1, and a handle 11 is attached on the head pipe 9. On the other hand, the rear wheel Wr is supported by the tip of a swing arm 13 mounted to swing while receiving the reaction force of the suspension 12 with respect to the vehicle body frame 1. Output shaft 2 of the step transmission TM
Is linked to As described above, in this motorcycle, the crankshaft 4, the input shaft 3, the output shaft 2, and the rear wheel Wr of the continuously variable transmission TM are all indicated by arrows by using the chains 5, 14 as the power transmission means. They are rotated in the same direction. Reference numeral 15 denotes an air cleaner, 16 denotes an exhaust pipe, 17 denotes an accelerator grip, and 18 denotes a clutch lever. Also, 19a, 19b
Are brake pedals. In this case, the rear wheel Wr can be braked by operating either the left or right brake pedal 19a, 19b. Next, a hydraulic circuit of the power transmission system will be described with reference to FIG. Referring to FIG. 1, a hydraulic continuously variable transmission TM includes a constant discharge hydraulic pump P and a variable displacement hydraulic motor M which are connected to each other so as to form a hydraulic closed circuit 21. Is the input shaft 3 driven by the engine E
, And the hydraulic motor M is connected to the rear wheel Wr via the output shaft 2 and a chain (transmission device) 14. The hydraulic closed circuit 21 includes an oil passage 21a connecting the discharge port of the hydraulic pump P and the suction port of the hydraulic motor M, and a hydraulic motor M
Oil passage connecting the discharge port of the hydraulic pump P and the suction port of the hydraulic pump P
21b. In addition, these oil passages 21a and 21b include:
The discharge port of the supply pump F driven by the input shaft 3 is connected via a supply oil passage 22 and check valves 23 and 24,
The hydraulic oil pumped from the oil tank T is supplied to the hydraulic closed circuit 21 via the supply oil passage 22. Further, a relief valve 25 for keeping the oil pressure of the supply oil passage 22 constant is connected in the middle of the supply oil passage 22. The two hydraulic passages 21a and 21b of the hydraulic closed circuit 21 are connected via a clutch valve 26 that operates according to a manual operation. As the clutch valve 26, a throttle valve having an intermediate position and capable of switching between an opening degree for short-circuiting between the two oil paths 21a and 21b and an opening degree for shutting off between the two oil paths 21a and 21b. Is used. When the clutch valve 26 is short-circuited, the differential oil is not supplied to the hydraulic motor M, and the power between the hydraulic pump P and the hydraulic motor M is cut off. When the clutch valve 26 is turned off, the hydraulic pump P
The hydraulic oil circulates between the hydraulic motor M and the hydraulic motor M, so that the driving force is transmitted and the vehicle travels. The former state is a state in which the clutch is disengaged, and the latter state is a state in which the clutch is engaged. Further, when the opening of the clutch valve 26 reaches the intermediate position, the circulation of hydraulic oil occurs in the hydraulic closed circuit 21 according to the opening, and the clutch is brought into a half-clutch state. The hydraulic motor M is provided with an operation member 27 for adjusting the capacity. The operation member 27 is connected to an actuator 28, and the operation of the actuator 28 is controlled by control means C including a computer. In this case, the control means C includes a throttle opening sensor Sa for detecting the throttle opening θ of the engine E, an engine speed sensor Sb for detecting the rotation speed Ne of the engine E, that is, the rotation speed of the input shaft 3, and a vehicle speed. A vehicle speed sensor Sc for detecting the rotational speed of a rear wheel (drive wheel) Wr representing V and a speed ratio detection sensor Se for detecting the operating position of the actuator 28, ie, the speed ratio e, are connected. While reading the input signals from the sensors Sa, Sb, Sc and Se, the operation of the actuator 28 is controlled based on the procedure shown in FIG. By the way, in the control means C, a maximum reference acceleration 1 is set and stored in advance as a control condition for the shift control. At this time, the first reference acceleration 1 is the wheel rotational acceleration when the motorcycle is running on the road surface while accelerating to the maximum, without slipping. That is, it is the limit value of the positive acceleration during normal running. The limit value of the acceleration is stored in the control means C as an electric signal. Therefore, when it is detected that the rotation speed of the rear wheel Wr has rapidly increased beyond the maximum reference acceleration 1, it can be determined that the rear wheel Wr is slipping.
The rotational acceleration of the rear wheel Wr can be calculated as a temporal change of the rotational speed V, that is, = (Vn-Vn- 1 ) / (Tn-Tn- 1 ). Here, Tn−Tn −1 = T (constant). The principle of this determination will be described in more detail with reference to FIGS. 5 (a) and 5 (b). Fig. 5, said motorcycle have to travel at a constant velocity V 0, slip by the state of the road surface was the throttle opening large at some point, then with the vehicle speed V 0 again to escape from the slip state The phenomenon when the vehicle travels is shown as a change in wheel (rear wheel) rotation speed and acceleration. FIG. 7A shows a change in the rotation speed of the wheel with time as the horizontal axis. Running at a constant speed V 0, open the throttle a little at a time T 0. As a result, the rear wheel Wr slipped, and the rotation speed of the rear wheel Wr rapidly increased, resulting in excessive rotation. The meantime while slipping to some degree, the rate of change of the wheel rotational speed is reduced in response to changes in the road surface at time T 1,
After becoming a maximum speed at the time T 2, it began to slow down. And finally, securely bite into the road surface at time T 3, it becomes equal to the actual vehicle speed. Say whether acceleration of the change in this case, as shown in Figure (b), the acceleration at the time T 0 is started to rise, transitions to leave time T 1 of the high value. Past the time T 1, the acceleration is started lowering, the T 2 the acceleration = 0. Then, when decelerating, the acceleration becomes negative and the time
Become again = 0 at T 3. On the other hand, a reference curve indicated by a chain line in the figure is given as a criterion for determining that the wheel has slipped and caused excessive rotation. The reference curve represents the speed change and the acceleration change each time without slipping when accelerated to the maximum at time T 0. This is set based on data obtained by experiments and the like. From these curves, a comparison can be made between the case where slippage occurs and overspeeding occurs and the case where slippage does not occur, and the determination of wheel overspeeding can be made. In this case, particularly, the maximum reference acceleration 1 as shown in FIG. 2B is set, so that when the maximum reference acceleration 1 or more is reached, it can be determined that the overspeed due to the slip has started. This is the principle of slip start determination. In FIG. 5, Ps indicates the time when it is determined that the slip has started. The slip escape determination is based on the fact that a negative change in the rotation of the wheels has occurred, that is, the wheel acceleration has changed from positive to negative, and is used as a criterion for the determination. In this example, it is determined that the slip escape at time T 2. Pe indicates when it is determined that the vehicle has slipped out. In FIG. 4, the control procedure of the control means C will be described. First, after initialization is performed in step S1,
In S2 and S3, the engine speed sensor Sb and the vehicle speed sensor Sc
, Are sequentially read. Next, in step S4, it is determined whether or not the wheel acceleration is 0 or more, that is, whether or not the vehicle is decelerating. If ≧ 0, the process proceeds to step S5. In this step S5, it is determined whether or not the wheels are slipping and rotating excessively, and it is determined whether or not the slip control is to be performed according to the determination. That is, first, it is determined whether or not the slip has started based on whether or not ≧ 1. ≧
If it is 1, it is determined that the slip has started (see FIG. 5 (b)).
A command is issued to perform slip control.
This command continues until a predetermined time elapses after the determination of the slip exit is made. The determination of slip escape is made based on whether or not <0, that is, whether or not a negative change appears in the rear wheel rotation. If no negative change appears, the slip control is continued. In this case, the reason why the slip control is continued until a predetermined time elapses from the determination of the slip escape is that the slip escape is determined based on <0. That At time T 2 becomes <0, still greater wheel speed V as shown in Figure 5. Therefore, the slip control cannot be immediately released at this point, and the control is continued for a predetermined time. In the example of FIG. 5, it is desirable that the predetermined time be T 3 −T 2 or more. If it is determined that the slip control is performed in step S5, the process proceeds to step S6. In step S6, when the slip control is started, the set time Ts is set in the counter, and time measurement is started by the timer. The time Ts can be changed based on an arbitrary factor, and for example, the setting can be changed based on the length of the slip interval. If the slip interval is short, it is set small, and if it is long, it is set large. In this case, the counter is always set to 0 when a signal indicating that slip control is to be performed is not input. After setting the set time Ts in step S6,
Proceeding to S7, the stop position of the actuator 28 is maintained so that the speed ratio of the continuously variable transmission TM is maintained at the speed ratio immediately before the slip. Thereafter, the process proceeds to step S8. In this step S8, execution is performed so as not to update the previous vehicle speed V,
It returns to step S2. In step 8, the reason why the vehicle speed V is not updated last time is as follows. It is assumed that the slip has started and the wheel rotational speed has increased while slipping for a certain time. On this occasion,
The acceleration may initially rise sharply and exceed 1, but as the slip becomes steady, the acceleration itself decreases. This is the section indicated by (a) in FIG. 5 (b). In this section, due to the decrease in the acceleration, <1 has been reached halfway, and in fact, the vehicle is slipping while the speed still increases (section (b) in FIGS. 5A and 5B). Nevertheless, it is determined in step S5 that no slip has occurred. In order to eliminate such erroneous determination, the vehicle speed V is not updated. On the other hand, when the vehicle speed V is not updated last time, the slip control is continued once it is determined that the slip has started in step S5. So, step
In S5, it has to make its own slip escape decision. As described above, in step S5, <0
, That is, whether a negative change has occurred in the rear wheel rotation. At this time, the signal of the previous vehicle speed V is required as a criterion for the determination. However, the previous vehicle speed V is not updated. Therefore, the vehicle speed V is separately stored as VN in order to determine slip escape. Then, when V-VN becomes negative, it is determined that the vehicle has slipped out, and the vehicle speed is updated last time. Of course, if the current vehicle speed is lower than the previous vehicle speed, it is determined that the vehicle is slipping out. By doing so, the judgment of the slip start and the judgment of the slip escape are made according to the actual situation. When it is determined in step S4 that ≧ 0, the process proceeds to step S9. In step S9, it is determined whether or not the time measured by the timer is equal to or longer than the time Ts set in step S6. If Ts is not reached, the routine proceeds to step S7, where the gear ratio is held at the value immediately before the slip. If it is not less than Ts, the process proceeds to step S10. In step S10, an optimal gear ratio is calculated based on the actual engine speed Ne, the target engine speed given by the throttle opening θ, and the vehicle speed V. Then proceed to step S11,
The current gear ratio e sent from the gear ratio detection sensor Se is compared with the gear ratio calculated in step S10. If the two are equal, it is determined that the gear shift is stopped, and if they are not equal, it is determined that the gear shift is not stopped. If it is determined in step S11 that the shift is stopped, the shift operation of the actuator 28 is stopped, and the process returns to step S2.
If it is determined in step S11 that the shift is not stopped, the process proceeds to step S12, the actuator 28 is operated by a necessary value, and the process returns to step S2. Step 10 from this step
The flow shifting to 12 is a normal shift control flow, which is the same as the conventional shift control flow. If it is determined in step S5 that slip control is not to be performed, the process proceeds to step S9, and normal shift control is performed. Next, the operation of this embodiment will be described by taking as an example a case where the motorcycle is run on a lane having a muddy portion. It is assumed that the vehicle reaches a muddy point during running, suddenly opens the throttle, and the rear wheel Wr slips. Then, the rear wheel Wr
Becomes almost idle, and the engine speed and the rotation speed of the rear wheel Wr rapidly increase. Then, it is determined that the slip has started as the rear wheel rotation speed V increases. When it is determined that the slip has started, the speed ratio of the continuously variable transmission TM is held at the value immediately before the slip. And when the rear wheel Wr eats on the running surface,
A gear ratio suitable for the actual vehicle speed is secured, and the driving force does not decrease, and sufficient acceleration can be maintained. Note that, in the above-described embodiment, a case has been described in which when the wheel rotational acceleration exceeds a certain set value, it is determined that the vehicle has slipped and over-rotated, but the method of determining over-rotation is different. Not limited to that. For example, the rate of change of wheel rotation speed during no-load idling, that is, acceleration, can be stored in advance as data.
It can also be determined that the wheel is slipping and over-rotating. In addition, the rotational speeds of the front wheels and the rear wheels are separately detected, and if the rotational speed of the rear wheels suddenly increases compared to the rotational speed of the front wheels, it may be determined that the vehicle is slipping and over-rotating. it can. Further, in the above embodiment, the case where the present invention is applied to a motorcycle for running on uneven terrain has been described, but the present invention may be applied to various types of vehicles with a continuously variable transmission irrespective of type and type. Can be applied. Further, the type of the continuously variable transmission is not limited to the hydraulic type, and may be a belt driven type or another type. [Effects of the Invention] As described above, according to the present invention, a slip is determined at the time of acceleration and the rotational acceleration of the drive wheel suddenly increases, and the slip is determined when the drive wheel idles or closes to the idle state and subsequently over-rotates. And the speed ratio is held at the value immediately before the slip. In addition, since the control for maintaining the gear ratio at the value immediately before the slip is continued until a predetermined time has elapsed since the determination of the slip escape, the drive wheel rotational speed that has not been sufficiently reduced at the time of the slip escape is maintained. The speed ratio control based on the drive wheel rotational speed is resumed in a state where the vehicle is surely escaped from the slip without being controlled based on the speed ratio. Therefore, when the vehicle comes out of the slip, a gear ratio suitable for the actual vehicle speed can be reliably ensured, and it is possible to reliably prevent a situation in which the driving force drops after the slip and maintain a sufficient acceleration performance. can do.
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1
図は自動二輪車の平面図、第2図は同側面図、第3図は
動力伝達系の油圧回路図、第4図は制御フローチャー
ト、第5図はスリップ判定の原理を説明するための図で
あり、(a)図は車輪回転速度の変化を示す図、(b)
図は車輪回転加速度の変化を示す図である。
E……エンジン、TM……無段変速機、Sb……エンジン回
転数センサ、Sc……車速センサ、……車輪回転加速
度、1……最大基準加速度。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS The drawings are for describing an embodiment of the present invention, and
FIG. 2 is a plan view of the motorcycle, FIG. 2 is a side view thereof, FIG. 3 is a hydraulic circuit diagram of a power transmission system, FIG. 4 is a control flowchart, and FIG. 5 is a diagram for explaining the principle of slip determination. Yes, (a) is a diagram showing changes in wheel rotation speed, (b)
The figure shows a change in wheel rotational acceleration. E: engine, TM: continuously variable transmission, Sb: engine speed sensor, Sc: vehicle speed sensor, wheel rotation acceleration, 1: maximum reference acceleration.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 哲也 和光市中央1丁目4番1号 株式会社本 田技術研究所内 (72)発明者 八木ケ谷 信幸 和光市中央1丁目4番1号 株式会社本 田技術研究所内 (72)発明者 片平 潔 和光市中央1丁目4番1号 株式会社本 田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−192155(JP,A) 特開 昭60−249762(JP,A) 実開 昭61−161455(JP,U) ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor Tetsuya Ichikawa 1-4-1, Chuo, Wako-shi Book Co., Ltd. Field Technology Research Institute (72) Inventor Nobuyuki Yagigaya 1-4-1, Chuo, Wako-shi Book Co., Ltd. Field Technology Research Institute (72) Inventor Kiyoshi Katahira 1-4-1, Chuo, Wako-shi Book Co., Ltd. Field Technology Research Institute (56) References JP-A-60-192155 (JP, A) JP-A-60-249762 (JP, A) Shokai 61-161455 (JP, U)
Claims (1)
速度に基づいて変速比を制御する無段変速機付車両の変
速制御方法において、 車両における最大加速度を基準値として設定し、該基準
値を、前記駆動車輪の回転加速度が超えた場合に加速に
よって駆動車輪がスリップしていると判定し、該スリッ
プ判定に基づいて該スリップ直前の変速比を保持するよ
うに制御するとともに、該変速比を保持する制御を、ス
リップ脱出の判定を下してから所定時間経過するまで持
続することを特徴とする無段変速機付車両の変速制御方
法。(57) [Claims] A shift control method for a vehicle with a continuously variable transmission that controls a gear ratio based on an engine rotation speed and a drive wheel rotation speed representing a vehicle speed, wherein a maximum acceleration in the vehicle is set as a reference value, and the reference value is set to the reference value. When the rotational acceleration of the drive wheel is exceeded, it is determined that the drive wheel is slipping due to acceleration, and based on the slip determination, control is performed to maintain the speed ratio immediately before the slip, and the speed ratio is maintained. A shift control method for a vehicle with a continuously variable transmission, wherein the control is continued until a predetermined time elapses from the determination of slip escape.
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62084991A JP2758398B2 (en) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | Shift control method for vehicle with continuously variable transmission |
US07/171,707 US4984161A (en) | 1987-03-24 | 1988-03-22 | Method for controlling automatic transmissions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62084991A JP2758398B2 (en) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | Shift control method for vehicle with continuously variable transmission |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63251659A JPS63251659A (en) | 1988-10-19 |
JP2758398B2 true JP2758398B2 (en) | 1998-05-28 |
Family
ID=13846096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62084991A Expired - Lifetime JP2758398B2 (en) | 1987-03-24 | 1987-04-07 | Shift control method for vehicle with continuously variable transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2758398B2 (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4514100B2 (en) * | 2003-12-03 | 2010-07-28 | 株式会社ジェイテクト | Vehicle drive system control method and drive force transmission control system |
JP2006226513A (en) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Toyota Motor Corp | Shift control device for belt type continuously variable transmission |
FR2933657B1 (en) * | 2008-07-09 | 2010-08-20 | Renault Sas | DEVICE FOR EVALUATING THE TRANSVERSE ACCELERATION OF A MOTOR VEHICLE AND CORRESPONDING METHOD |
CN103851179B (en) * | 2014-02-27 | 2016-08-17 | 长城汽车股份有限公司 | Vehicle and control method thereof and control device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60192155A (en) * | 1984-03-13 | 1985-09-30 | Toyota Motor Corp | Slip preventing device for car |
JPS61161455U (en) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 |
-
1987
- 1987-04-07 JP JP62084991A patent/JP2758398B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63251659A (en) | 1988-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06265006A (en) | Control device of conituously variable transmission | |
JP2758398B2 (en) | Shift control method for vehicle with continuously variable transmission | |
JP2730723B2 (en) | Shift control method for continuously variable transmission for vehicle | |
JP2730720B2 (en) | Shift control method for continuously variable transmission for vehicle | |
JP2730715B2 (en) | Shift control method for vehicle with continuously variable transmission | |
JP2527034B2 (en) | Gear ratio control device for continuously variable transmission for vehicle | |
JPH0681932A (en) | Shift control device for continuously variable transmission | |
JP2502755B2 (en) | Integrated control device for driving force and front / rear wheel driving force distribution | |
JPH07144624A (en) | Controller for brake device | |
JP2000257483A (en) | Fuel cut return control unit | |
JP2621858B2 (en) | Automotive slip control system | |
JPH03103660A (en) | Change gear ratio control device for continuously variable transmission for vehicle | |
JP2502140B2 (en) | Vehicle propulsion control method | |
JP2693148B2 (en) | Automotive slip control system | |
JP2527199B2 (en) | Control method of continuously variable transmission for vehicle | |
JP2603226B2 (en) | Automotive slip control system | |
JPH0436031A (en) | Driving force controller for vehicle | |
JP2502983B2 (en) | Vehicle slip control device | |
JPH09280080A (en) | Driving force control device for vehicle | |
JP2605079B2 (en) | Power plant control equipment | |
JP2796878B2 (en) | Vehicle driving force control device | |
JPH09170916A (en) | Apparatus for estimating state of road surface | |
JP2540520B2 (en) | Automotive slip control system | |
JPH0790718B2 (en) | Automotive slip control device | |
JP2502982B2 (en) | Vehicle slip control device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313 Year of fee payment: 10 |