JP2757718B2 - 開閉器の鎖錠装置 - Google Patents

開閉器の鎖錠装置

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JP2757718B2
JP2757718B2 JP30110592A JP30110592A JP2757718B2 JP 2757718 B2 JP2757718 B2 JP 2757718B2 JP 30110592 A JP30110592 A JP 30110592A JP 30110592 A JP30110592 A JP 30110592A JP 2757718 B2 JP2757718 B2 JP 2757718B2
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直樹 伊藤
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】二つの開閉器間に配置され使用さ
れる開閉器の鎖錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の鎖錠装置は、電動機な
どを正転及び逆転運転するための回路が同時に投入され
るのを防止するために使用されるもので、通常の場合並
置された2つ開閉器の間に設けられ、片側の開閉器が投
入状態にあるときは他方の開閉器の投入が機械的及び電
気的に阻止されるように構成されている。
【0003】このような従来の開閉器の鎖錠装置は、図
24〜図29に示すような米国特許USP4,513,
181号があり、その他に、実開平3−32329号、
実開平2−27648号、特開平61−24122号、
実開平62−15719号等がある。図24において、
1Aは第1の開閉器、1Bは第2の開閉器、2は鎖錠装
置、3は二つの開閉器を固定する取付板である。4A及
び4Bはベースで主回路用固定接触子5A及び5B、補
助常開接点用固定接触子6A及び6B、補助常閉接点用
固定接触子7A及び7Bが配設されている。8A及び8
Bはクロスバーで主回路用可動接触子9A及び9B、主
押しばね10A及び10B、補助常開接点用可動接触子
11A及び11B、補助常閉接点用可動接触子12A及
び12B、補押しばね13A及び13Bが配設され下部
に可動鉄心14A及び14Bが板ばね15A及び15B
により固着されている。16A及び16Bは取付台、1
7A及び17Bは固定鉄心、18A及び18Bは駆動コ
イルである。
【0004】図25、図26において、19A及び19
Bはケース、20Aは第1レバー、20Bは第2レバー
でそれぞれ連結軸21A、21B、機械的鎖錠腕22
A、22B、電気的鎖錠腕23A、23B、回転穴部2
4A、24Bを備えている。機械的鎖錠腕22Aには回
転穴部24Aを中心とする円弧面でなる鎖錠面25A、
回転穴部24Bの中心近傍を中心とする円弧面でなる被
鎖錠面26A備えている。機械的鎖錠腕22Bには回転
軸部24Bを中心とする円弧面でなる鎖錠面25B、回
転穴部24Aの中心近傍を中心とする円弧面でなる被鎖
錠面26B備えている。
【0005】電気的鎖錠腕23Aには橋絡形可動接触子
27Aがばね受け28A、加圧ばね29Aを介して遊離
自在に装着され、橋絡形可動接触子27Aの両端には可
動接点30Aが接合されている。電気的鎖錠腕23Bに
は橋絡形可動接触子27Bがばね受け(図示せず)、加
圧ばね(図示せず)を介して遊離自在に装着され、橋絡
形可動接触子27Bの両端には可動接点30Bが接合さ
れている。
【0006】連結軸21Aはケース19Aに設けられた
窓部31Aを通過し図24に示す第1の開閉器1Aのク
ロスバー8Aの係合用凹部32Aと係合し、連結軸21
Bはケース19Bに設けられた窓部31Bを通過し図2
4に示す第2の開閉器1Bのクロスバー8Bの係合用凹
部32Bと係合している。
【0007】第1及び第2レバー20A、20Bは回転
穴部24A、24Bとケース19A、19Bに設けられ
た回転軸部33A、33Bにより回転可能に軸支されて
いる。
【0008】34Aは橋絡形可動接触子27Aに対向配
置された固定接触子で、可動接点30Aに対向する位置
に固定接点35Aが接合され他端に端子ねじ36Aが螺
着されケースに装着され、橋絡形可動接触子27Aとと
もに第1常閉接点37Aを構成している。34Bは橋絡
形可動接触子27Bに対向配置された固定接触子で、可
動接点30Bに対向する位置に固定接点35Bが接合さ
れ他端に端子ねじ36Bが螺着されケースに装着され、
橋絡形可動接触子27Bとともに第2常閉接点37Bを
構成している。
【0009】ケース19Aとケース19Bは、ケース1
9Aまたは19Bに設けられた固定軸38を熱カシメし
て固定されている。39A、39Bはケース19A、1
9Bに設けられた位置ぎめ突起で第1及び第2の開閉器
1A、1Bに設けられた位置ぎめ穴(図示せず)に各々
差し込まれ鎖錠装置2が位置ぎめされる。
【0010】図29は第1常閉接点37A及び第2常閉
接点37Bの接続状態を示す図である。図29におい
て、第1常閉接点37Aは第2の開閉器1Bの駆動コイ
ル18Bに接続電線40Aにより、第2常閉接点37B
は第1の開閉器1Aの駆動コイル18Aに接続電線40
Bにより相互に直列に接続されている。
【0011】次に従来例の動作について説明する。図2
4において第1の開閉器1Aの駆動コイル18Aを励磁
するとクロスバー8Aが図の下方に作動し、クロスバー
8Aの係合用凹部32Aと係合している連結軸21Aも
下方に作動し図27の状態となり、第1レバー20Aが
反時計方向に回転し図28の状態となる。即ち第1レバ
ー20Aの機械的鎖錠腕22Aに設けられた鎖錠面25
Aと第2レバー20Bの機械的鎖錠腕22Bに設けられ
た被鎖錠面26Bとが係合可能状態となっている。従っ
て図27の状態で第2の開閉器1Bが誤操作、衝撃、振
動などにより動作しようとしても第2レバー20Bは時
計方向に回転不能となり、第2の開閉器1Bのクロスバ
ー8Bはクロスバー8Bの係合用凹部32Bと係合して
いる連結軸21Bにより鎖錠され動作不能となる。
【0012】更に図28において、第1常閉接点37A
は第1レバー20Aの回転により電気的鎖錠腕23Aに
装着された橋絡形可動接触子27Aが固定接触子34A
より開離する。この第1常閉接点37Aは、図29にお
いて、電気的インターロック用接点として第2の開閉器
1Bの駆動コイル18Bに接続電線40Aにより直列に
接続されることにより、第2の開閉器1B投入用スイッ
チBS2(入)を閉路しても第2の開閉器1Bの駆動コ
イル18Bは励磁されず動作不能となる。
【0013】次に図27の状態から第1の開閉器1Aの
駆動コイル18Aが消磁されるとクロスバー8Aが引き
外しばね(図示せず)の付勢力により上方へ作動し、こ
れと共に第1レバー20Aが回転し図24及び図25の
状態に復帰する。第1常閉接点37Aも第1レバー20
Aの回転により電気的鎖錠腕23Aに装着された橋絡形
可動接触子27Aも回転し、可動接点30Aと固定接点
35Aが当接する。当接後更に電気的鎖錠腕23Aは回
転し、加圧ばね29Aは圧縮されその力が橋絡形可動接
触子27Aに付勢され接触圧力となり図25の状態に復
帰する。
【0014】このような動作は図24において第2の開
閉器1Bを先に動作させた場合も同様であり第1の開閉
器1Aが動作不能となる。また第1及び第2の開閉器1
A、1Bにおいて同時励磁が行われた場合、機械的鎖錠
腕22A、22Bの間隙G3の分だけ第1及び第2レバ
ー20A、20Bが回転しクロスバー8A、8Bが同時
降下するがそれ以降は機械的に鎖錠され、励磁が解けれ
ば元の状態に復帰する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉器の鎖錠装
置は以上のように構成されているため、次のような問題
点があった。すなわち、USP4,513,181号の
従来例においては、接触方式に橋絡形接点を使用してい
るため、常閉接点構成部品として固定接触子4個、固定
接点4個、可動接触子2個、可動接点4個、ばね受け2
個、加圧ばね2個、端子ねじ4個、駆動コイルと常閉接
点間の接続電線2個と合計24個と多く、また組立工数
も多く高価なものとなっていた。更にまた、実開平3−
32329号は、応動部材の摺動により可動接触子を動
作させ常閉接点を開閉させているため、安定して動作し
ないので摩耗が多く、また、接触が強制的でなく可動接
触子の弾性力に頼っているので接点ワイプが得られず、
接触不良になる可能性が高い。更にまた、実開平2−2
7648号は、2台の電磁接触器の側面に設けられた係
合溝に挿入される連結子に、係合溝と係合する係合片が
形成された両側面に隣接する側面側の上端にフックを設
け、インターロックユニット(鎖錠装置)にフックが係
止される係合部を設け連結子を保持しているので、連結
子のフック間寸法がインターロックユニット(鎖錠装
置)より大きくなりインターロックユニット(鎖錠装
置)の形状を有効に利用できないため、連結子を含めた
インターロックユニット(鎖錠装置)を備えた電磁接触
器が大形なものとなる。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる開閉
器の鎖錠装置は、ケース及びカバーに回転可能に軸支さ
れ、上記第1及び第2の開閉器のクロスバーにそれぞれ
係合しクロスバーの作動に連動する連結軸、上記連結軸
の作動により回転する機械的鎖錠腕、上記連結軸の作動
により回転する電気的鎖錠腕を有する第1及び第2レバ
ー、上記第1及び第2レバーそれぞれの回転により動作
する第1及び第2常閉接点を備え、第1及び第2常閉接
点の可動接触子を板ばねにより形成し、固定接点と接触
する部分と、電気的鎖錠腕に設けられた閉及び開用操作
子の回転により作動される操作部分と回転穴部の中心と
がほぼ一直線上になるよう配設し、可動接触子の支持部
が回転穴部の外側でかつ、第1及び第2レバーの回転穴
部の中心を結ぶ線より上方に配設することにより第1及
び第2の開閉器の同時投入を機械的及び電気的に阻止で
きるよう構成したものである。
【0017】第2の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1の発明に係わる要素を備えるとともに、上記電気的
鎖錠腕に設けた閉及び開用操作子で上記板ばねにより形
成された可動接触子を挟んで作動させるよう構成したも
のである。
【0018】第3の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1及び第2の発明に係わる要素を備えるとともに、上
記板ばねにより形成された可動接触子をレバーと係合さ
せない状態において、上記可動接触子に接合された可動
接点と対向配置された固定接触子に接合された固定接点
との間に、所定のギャップを設けるよう構成したもので
ある。
【0019】第4の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1の発明に係わる要素を備えるとともに、上記第1及
び第2のレバーの回転穴部を結ぶ線の片側に両接点部、
他の片側に機械的鎖錠腕を配設し、また、上記可動接触
子の移動部以外に上記機械的鎖錠腕部と上記第1及び第
2常閉接点部との間に形成した上記ケース及びカバーの
隔壁を有するように構成したものである。
【0020】第5の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1の発明に係わる要素を備えるとともに、上記第1及
び第2常閉接点各々の上記可動接触子に電気的に接続さ
れた端子を設け、配線端子部を上記ケースの同一側に配
設し、各々の上記固定接点側を上記ケースに保持した固
定接触子からリード線により上記ケース外へ引出し、開
閉器取付面と鎖錠装置の間にリード線引廻しの空間を設
けるように構成したものである。
【0021】第6の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1及び第5の発明に係わる要素を備えるとともに、上
記リード線を上記第1及び第2常閉接点で別々の色にし
たものである。
【0022】第7の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1の発明に係わる要素を備えるとともに、上記板ばね
により形成された可動接触子の端子との接続部に2箇所
の断面がコの字状の曲げ部を設け、端子に2箇所の突起
部を設け係合させ、さらに、上記可動接触子と端子との
接続部に上記可動接触子または上記端子のいずれかに小
突起を設け、上記ケースに上記接続部を保持する溝を設
け溝幅を上記可動接触子と端子の板厚及び小突起の高さ
の和より小さく設定し、上記可動接触子と対向する側に
上記小突起部と対向する部分が接しないよう凹部を付
け、この溝に上記接続部を挿入し小突起の両側をたわま
せ、上記可動接触子の弾性により上記端子と電気的に接
続するよう構成したものである。
【0023】第8の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
第1及び第5の発明に係わる要素を備えるとともに、固
定接触子をL字状に形成し、ケース外へのリード線引出
し側の固定接触子を、一辺がケースの開放側になるよう
配設し、ケースの案内部との間隙をリード線の直径より
小さくするとともに、ケース内では、リード線が第1及
び第2の開閉器の配設方向にのみ収納されるよう案内部
を設けるように構成したものである。
【0024】第9の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
側面にそれぞれ係合溝を有する第1及び第2の開閉器に
両側面に係合片を有する連結子が下側より挿入されて2
台の開閉器が鎖錠装置を挟んで一体に連結されるものに
おいて、ケース及びカバーの底面の少なくとも一方に弾
性を有するフックを設け、上記連結子の上記ケースの底
面に平行をなす側面側に上記フックと係合する突起を有
する係止片を設け連結子を保持し、また上記連結子の上
記係止片を設けた側面に隣接する少なくとも一方の側面
に鍔部を設け、また上記フックより係止片先端を飛び出
させるように構成したものである。
【0025】
【作用】第1の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、接触部
分、操作部分、回転穴部の中心がほぼ一直線上に配設さ
れ、支持部が回転穴部の外側で回転穴部の中心を結ぶ線
より上方に配設されているので、第1及び第2レバーの
回転により開及び閉用操作子が可動接触子を垂直方向
作動させる。
【0026】第2の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、開
閉器のクロスバーの力によって、可動接触子を強制的に
作動させる。
【0027】第3の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、可
動接触子の弾性力によって、可動、固定接点間に所定の
ギャップができるまで可動接触子の動作が停止すること
なく開離動作する。
【0028】第4の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、ケ
ース及びカバーの隔壁により、閉及び開用操作子が可動
接触子を作動させる部分、機械的鎖錠腕部、回転軸部の
摺動摩耗粉の侵入量を少なくする。
【0029】第5の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、固
定接触子から引出されたリード線を駆動コイルへ接続す
ることにより、配線端子部を削減することができる。ま
た、駆動コイルの端子位置が上下各1箇所の場合、リー
ド線を、リード線引廻しの空間を通して配線することが
できる。また、配線端子部をケースの同一側に配設して
いるので、電気的インターロック回路を配線する時、駆
動コイル、常閉接点への配線方向が同じとなる。また、
鎖錠装置の配線端子部を2箇所とすることにより、配線
箇所を明確化できる。
【0030】第6の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、接
続図にリード線の色を表示することにより、第1及び第
2の開閉器のいずれの駆動コイルに配線するか容易に判
別することができる。
【0031】第7の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、可
動接触子のコの字状部が、端子と係合することにより可
動接触子の回転を規制し、2箇所のコの字状部の中間に
端子に設けた2箇所の突起部を係合させることにより、
可動接触子の上下の動きを規制する。また、可動接触子
をコの字状に曲げることにより、可動接触子をケースの
溝に挿入する時、可動接触子のエッジが溝側面に接しな
いようにする。また、可動接触子の弾性力により、端子
と可動接触子を電気的に接続する。また、可動可動接触
子をコの字状に曲げ端子を覆うことにより、ケースの溝
に挿入する時端子と可動接触子のズレを阻止できる。
【0032】第8の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、固
定接触子の一辺と、ケースの案内部との間隙をリード線
の直径より小さくすることにより、固定接触子の上から
リード線をケース内へ収納できないようにし、ケース外
へのリード線引出し側のリード線を上側、他方のリード
線を下側となるようにし、さらに、ケースの案内部によ
り、リード線配置がケース内で反対にならないようにし
ている。
【0033】第9の発明に係る開閉器の鎖錠装置は、連
結子を取り外すとき鍔部及び係止片先端に指あるいは、
ドライバーを引っかけて取り外すことができる。また、
ケースの底面に平行をなす面でフックと係止片の突起を
係合させることにより、連結子を、ケース及びカバーに
設けた凹部に装着することができる。
【0034】
【実施例】この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1〜図23はこの発明の一実施例による鎖錠装置を使
用した開閉器の構成図である。図7において1Aは第1
の開閉器、1Bは第2の開閉器、102はこの発明によ
る鎖錠装置、4A及び4Bはベースで主回路用固定接触
子5A及び5B、補助常開接点用固定接触子6A及び6
B、補助常閉接点用固定接触子7A及び7Bが配設され
ている。8A及び8Bはクロスバーで主回路用可動接触
子9A及び9B、主押しばね10A及び10B、補助常
開接点用可動接触子11A及び11B、補助常閉接点用
可動接触子12A及び12B、補押しばね13A及び1
3Bが配設され下部に可動鉄心14A及び14Bが板ば
ね15A及び15Bにより固着されている。16A及び
16Bは取付台、17A及び17Bは固定鉄心、18A
及び18Bは駆動コイルである。
【0035】図1〜図4はこの発明の一実施例を示す鎖
錠装置の構成図である。これらの図において、119A
はケース、119Bはカバー、120Aは第1レバー、
120Bは第2レバーでそれぞれ連結軸121A、12
1B、機械的鎖錠腕122A、122B、電気的鎖錠腕
123A、123B、回転穴部124A、124B、ば
ね座149A、149B、を備えている。機械的鎖錠腕
122Aには回転穴部124Aを中心とする円弧面でな
る鎖錠面125A、回転穴部124Bの中心近傍を中心
とする円弧面でなる被鎖錠面126A備えている。機械
的鎖錠腕122Bには回転軸部124Bを中心とする円
弧面でなる鎖錠面125B、回転穴部124Aの中心近
傍を中心とする円弧面でなる被鎖錠面126B備えてい
る。
【0036】電気的鎖錠腕123A、123Bには、そ
れぞれ板ばねにより形成された可動接触子127A、1
27Bを作動させる開用操作子141A、141B、閉
用操作子142A、142Bが設けられている。
【0037】連結軸121Aは、ケース119Aに設け
られた窓部131Aを通過し図7に示す第1の開閉器1
Aのクロスバー8Aの係合用凹部32Aと係合し、連結
軸121Bは、カバー119Bに設けられた窓部131
Bを通過し図7に示す第2の開閉器1Bのクロスバー8
Bの係合用凹部32Bと係合している。
【0038】第1及び第2レバー120A、120Bは
回転穴部124A、124Bとケース119A、カバー
119Bに設けられた回転軸部133A、133Bによ
り回転可能に軸支されている。
【0039】143A、143Bは端子で、それぞれ一
端に可動接触子127A、127Bの一端がスポット溶
接などにより接合されている。他端は配線端子部144
A、144Bで端子ねじ36Aを螺着するための雌ねじ
が穿たれている。可動接触子127A、127Bの他端
には可動接点130A、130Bが接合されている。可
動接触子127Aと端子143Aの接続部145Aがケ
ース119Aに設けられた溝146Aに挿入され、可動
接触子127Aは開用操作子141Aと閉用操作子14
2Aに挟まれてケース119A、カバー119Bに配設
されている。可動接触子127Bと端子143Bの接続
部145Bがケース119Aに設けられた溝146Bに
挿入され、可動接触子127Bは開用操作子141Bと
閉用操作子142Bに挟まれてケース119A、カバー
119Bに配設されている。
【0040】134Aは可動接触子127Aに対向配置
されたL字状に形成された固定接触子で、可動接点13
0Aに対向する面に固定接点135Aが接合され、他面
にリード線147Aが接合されケース119A、カバー
119Bに装着され、可動接触子127Aとともに第1
常閉接点137Aを構成している。134Bは可動接触
子127Bに対向配置されたL字状に形成された固定接
触子で、可動接点130Bに対向する面に固定接点13
5Bが接合され、他面にリード線147Bが接合されケ
ース119A、カバー119Bに装着され、可動接触子
127Bとともに第2常閉接点137Bを構成してい
る。
【0041】148A、148Bは第1及び第2レバー
120A、120Bに復帰回転力を与える復帰ばねで、
第1及び第2レバーに設けられたばね座149A、14
9Bとケースに設けられたばね座150A、150B間
にそれぞれ装着されている。
【0042】ケース119Aとカバー119Bは、カバ
ー119Bに設けられた固定軸138を熱カシメして固
定されている。139A、139Bはケース119A、
カバー119Bに設けられた位置ぎめ突起で第1及び第
2の開閉器1A、1Bに設けられた位置ぎめ穴173
A、173Bに各々差し込まれ鎖錠装置102が位置ぎ
めされる。
【0043】第3の発明に係わる開閉器の鎖錠装置は、
図15、図16に示すように、開用操作子141A、1
41Bと閉用操作子142A、142B間にそれぞれ上
記可動接触子127A、127Bの板厚より大きく上記
開閉器の投入動作時第1及び第2レバー120A、12
0Bの回転完了前に開用操作子141A、141Bが上
記可動接触子127A、127Bに当接する範囲内で所
定の間隙G1を設けて係合されていることに加え、図1
8に示すように、可動接触子127A、127Bに接合
された可動接点130A、130Bと対向配置された固
定接触子134A、134Bに接合された固定接点13
5A、135Bとの間に所定のギャップG2を設けるよ
う構成している。
【0044】また、第4の発明に係わる開閉器の鎖錠装
置は、第1レバー120A及び第2レバー120Bの回
転穴部124A、124Bを結ぶ線の片側に第1及び第
2常閉接点の接点部を他の片側に機械的鎖錠腕122
A、122Bを配設し、また可動接触子127A、12
7Bの移動部以外を固定接触子134A、134B及び
ケース119Aに設けた隔壁152A、152B、15
3B及びカバー119Bに設けた隔壁154A(図4)
で上記機械的鎖錠腕部と上記第1及び第2常閉接点の接
点部とがほぼ別の部屋(151A、151B)となるよ
う構成している。
【0045】また、第5の発明による鎖錠装置は、図
5、図6に示すように、上記第1及び第2常閉接点13
7A、137Bの上記固定接点側を固定接触子134
A、134Bからリード線147A、147Bにより上
記ケース119A、カバー119Bの外へ引き出してい
る。ここで、第1常閉接点137Aの固定接触子134
Aからのリード線147Aは、図14に示すように、第
2の開閉器1Bの駆動コイル18Bに、第2常閉接点1
37Bの固定接触子134Bからのリード線147Bは
第1の開閉器1Aの駆動コイル18Aに相互に直列に接
続されている。また端子143A、143Bの配線端子
部144A、144Bはケース119A、カバー119
Bの同一側に配設されている。
【0046】第6の発明による鎖錠装置は、第1及び第
5の発明に係わる構成を備えるとともに、上記リード線
を上記第1及び第2常閉接点を別々の色にするように構
成される。
【0047】また、第7の発明による鎖錠装置は、図9
に示すように板ばねにより形成された可動接触子127
Aの端子143Aとの接続部145Aに2箇所の断面が
コの字状の曲げ部155A、156Aを設け、端子14
3Aに2箇所の突起部157A、158Aを設け係合さ
せるよう構成し、コの字状の曲げ部155A、156A
が回転止めとして、突起部157A、158Aとの係合
部により上下の位置決めを成している。可動接触子12
7Bの端子143Bとの接続部145Bについても同様
に構成されている。さらに、図10、図11に示すよう
に可動接触子127Aと端子143Aとの接続部145
Aに可動接触子127Aまたは端子143Aのいずれか
に小突起159Aを設け、ケース119Aに接続部14
5Aを保持する溝146Aを設け溝幅を可動接触子12
7Aと端子143Aの板厚及び小突起159Aの高さの
和より小さく設定し、可動接触子127Aと対向する側
に小突起部と対向する部分が接しないよう凹部160A
を付け、この溝146Aに接続部145Aを挿入し小突
起159Aの両側をたわませ、可動接触子127Aの弾
性により端子143Aと電気的に接続するよう構成して
いる。可動接触子127Bと端子143Bとの接続部1
45Bについても同様に構成されている。
【0048】また、第8の発明による鎖錠装置は、図1
に示すように、第1及び第2常閉接点137A、137
Bの固定接触子134A、134BをL字状に曲げてあ
る。また、図1、図3に示すように、ケースの底面16
2Aに垂直方向な面163A、163Bに固定接点13
5A、135Bを接合し、及びケースの底面162Aに
平行な面164A、164Bにリード線147A、14
7Bを接合する。また、図3、図4に示すように、リー
ド線接合面164Bはケースの底面162Aに近い側
に、リード線接合面164Aはケースの底面162Aに
遠い側に相反するようにケース119Aに配設する。ケ
ース119Aの開放側を覆うカバー119Bのリード線
接合面164Bに対向する部分に突起部165B、ケー
スの底面162Aのリード線接合面164Aに対向する
部分に突起部166Aを設け、またリード線接合部16
4Bからのリード線147Bがリード線接合面164A
の下を通過するように、ケース119Aに案内部167
Aを設け、固定接触子134Aのリード線接合面164
Aとの間隔G4がリード線147Bの直径よりも小さく
なるように構成されている。また、リード線147A、
147Bの配置がケース内で反対にならないよう案内部
206、207、208が設けられている。
【0049】また、第9の発明による鎖錠装置を図8、
図12により説明する。これらの図において、201
A、201Bは第1及び第2の開閉器1A、1Bの側面
に設けられた係合溝、202は両側面に係合片203
A、203Bを有する連結子で係合溝201A、201
Bに下側より挿入しケース119Aとカバー119Bの
部161へ挿入し、2台の開閉器1A、1Bを鎖錠装
置102を挟んで一体に連結している。連結子202に
は突起203を有する係止片204、鍔部205が設け
られている。168Aはケース119Aに設けられたフ
ックで連結子202の係止片204に設けられた突起2
03と係合し、連結子202の抜け止めをなしている。
係止片先端はフック168Aよりの飛び出し部204A
が設けられている。
【0050】次にこの発明の動作について説明する。図
7に示すように、第1の開閉器1Aの駆動コイル18A
を励磁するとクロスバー8Aが図の下方に作動し、クロ
スバー8Aの係合用凹部32Aと係合している連結軸1
21Aが下方に作動し図8の状態となり、第1レバー1
20Aは回転し図13の状態となる。即ち第1レバー1
20Aの機械的鎖錠腕122Aに設けられた鎖錠面12
5Aが第2レバー120Bの機械的鎖錠腕122Bに設
けられた被鎖錠面126Bの下方に移動して機械的鎖錠
腕122Bの回転を阻止する。従って図8の状態で第2
の開閉器1Bが誤操作、衝撃、振動などにより時計方向
に回転しようとしても第2レバー120Bは回転不能と
なり、第2の開閉器1Bのクロスバー8Bはクロスバー
8Bの係合用凹部32Bと係合している連結軸121B
により鎖錠され動作不能となる。
【0051】更に図13において、第1常閉接点137
Aは第1レバー120Aの回転により電気的鎖錠腕12
3Aに設けられた開用操作子141Aが可動接触子12
7Aを作動させ可動接点130Aが固定接点135Aよ
り開離する。この第1常閉接点137Aは、図14にお
いて、電気的インターロック用接点として第2の開閉器
1Bの駆動コイル18Bにリード線147Aを接続し直
列に接続されるので、第2の開閉器1B投入用スイッチ
BS2(入)を閉路しても第2の開閉器1Bの駆動コイ
ル18Bは励磁されず動作不能となる。
【0052】次に図8の状態から第1の開閉器1Aの駆
動コイル18Aが消磁されるとクロスバー8Aが引き外
しばね(図示せず)の付勢力により上方へ作動し、これ
と共に第1レバー120Aが回転し図1及び図7の状態
に復帰する。第1常閉接点137Aも第1レバー120
Aの回転により電気的鎖錠腕123Aに設けられた閉用
操作子142Aが可動接触子127Aを作動させ可動接
点130Aが固定接点135Aに当接する。当接後更に
閉用操作子142Aは回転し可動接触子127Aを変位
させることにより、可動接触子127Aの弾性による抗
力が可動接点130A、固定接点135Aの接触点での
接触圧力となると共に、可動接触子127Aが湾曲し可
動接点130A、固定接点135Aの接触点が上方へス
ライドし、図1の状態に復帰する。
【0053】このような動作は図7において第2の開閉
器1Bを先に動作させた場合も同様に第1の開閉器1A
が動作不能となる。また、図1において、第1及び第2
の開閉器1A、1Bにおいて同時励磁が行われた場合、
機械的鎖錠腕122A、122Bの間隙G3の分だけ第
1及び第2レバー120A、120Bが回転しクロスバ
ー8A、8Bが同時降下するがそれ以降は機械的に鎖錠
され、励磁が解ければ元の状態に復帰する。
【0054】次に第3の発明の動作について説明する。
図7において第2の開閉器1Bの駆動コイル18Bが励
磁されクロスバー8Bが下方に動しこれに連動し第2レ
バー120Bが回転すると、可動接触子127Bも可動
接点130Bが固定接点135Bより開離し、更に可動
接点130Bと固定接点135Bの間に設けられた所定
のギャップG2の位置まで閉用操作子142Bに追従し
て回転し図19の状態になる。更に第2レバー120B
が開用操作子141Bと閉用操作子142B間に設けら
れた所定の間隙G1より可動接触子127Bの板厚を減
じた分だけ回転すると、開用操作子141Bが可動接触
子127Bに当接し図20の状態になる。更に第2レバ
ー120Bが回転すると今度は開用操作子141Bが可
動接触子127Bを作動させ図17の状態になる。この
ように開用操作子141Bと閉用操作子142B間に所
定の間隙G1を設けて係合させても可動接点130Bと
固定接点135B間に所定のギャップG2ができるま
で、可動接触子127Bの動きを停止させることなく開
離動作させることができる。またこのような動作は図7
において第1の開閉器1Aを先に動作させた場合も同様
である。
【0055】次に第8の発明の誤組立防止について図2
1、図22により説明する。図22は固定接触子134
Aを反対に取り付けた時の状態を示す図で、リード線接
合面164Aがケースの底面162Aの突起部166A
に当たりケース119Aとカバー119Bが閉まらず、
図21は固定接触子134Bを反対に取り付けた時の状
態を示す図で、リード線接合面164Bがカバー119
Bの突起部165Bに当たりケース119Aとカバー1
19Bが閉まらないことにより固定接触子134A、1
34Bの誤組立防止を成している。
【0056】次に第9の発明の連結子の取り外しについ
て図23により説明する。図23において、係止片20
4の飛び出し部204Aを移動し突起203とフック1
68Aの係合を外し、ドライバーなどを鍔部205に引
っかけ連結子202を第1及び第2の開閉器1A、1B
の係合溝201A、201Bより引き抜き第1及び第2
の開閉器1A、1B及び鎖錠装置102を分離する。
【0057】
【発明の効果】以上のように、第1の発明は、接触信頼
性が高く、接触部分、操作部分、回転穴部の中心をほぼ
一直線上に配設し、支持部を回転穴部の外側で第1及び
第2レバーの回転穴部の中心を結ぶ線より上方に配設し
ているので、可動接触子を長くすることができ、開及び
閉用操作子が可動接触子を垂直方向より作動させるた
め、安定した動作が得られ摺動摩耗粉の発生が少なくな
り、安価で接触信頼性の高い鎖錠装置を供給出来るとい
う効果がある。
【0058】第2の発明は、レバーに設けられた連結軸
とクロスバーを係合させ、レバーに設けられた閉及び開
用操作子で、可動接触子を挟んで作動させているので、
クロスバーの力で可動接触子を強制的に作動させること
ができ、可動接触子の寸法精度や組立精度の如何に係わ
らず安定した接触および開離距離を得ることができる。
また、接触に対しては、接触点のスライドが得られ、開
離に対しては、溶着があっても強制的に開離させること
ができ、開閉器の同時指令を阻止でき、信頼性の高い鎖
錠装置を得ることができる。
【0059】第3の発明の鎖錠装置は、第1、第2及び
第3の発明に係わる効果を備えるとともに、上記電気的
鎖錠腕に設けた閉及び開用操作子で上記板ばねにより形
成された可動接触子を挟んで作動させる部分に、上記可
動接触子の板厚より大きく上記開閉器の投入動作時上記
第1及び第2レバーの回転完了前に開用操作子が上記可
動接触子に当接する範囲内で所定の間隙G1を設けて係
合させ、可動接触子をレバーと係合させない状態におい
て、上記可動接触子に接合された可動接点と対向配置さ
れた上記固定接触子に接合された固定接点との間に所定
のギャップG2を設けるようにしているので、可動接触
子を挟んで作動させる部分に所定の間隙G1を設けて係
合させても可動、固定接点間に所定のギャップG2がで
きるまで、可動接触子の動きを停止させることなく開離
動作させることができ所定の間隙G1による可動接触子
の不安定領域がなく、また間隙G1による電気的インタ
ーロック用常閉接点の開離遅れがなく開閉器の動作後す
ばやく電気的インターロックが、働く信頼性の高い鎖錠
装置を供給出来るという効果がある。
【0060】第4の発明の鎖錠装置は、第1の発明に係
わる効果を備えるとともに、上記第1及び第2常閉接点
の接点部を上記機械的鎖錠腕と上記第1レバー及び第2
レバーの回転穴部を結ぶ線で対称側となるよう配設し、
また上記可動接触子の移動部以外を固定接触子及び上記
ケース及びカバーの隔壁で上記機械的鎖錠腕部と上記第
1及び第2常閉接点の接点部とがほぼ別の部屋となるよ
うにしているので、電気的鎖錠腕が可動接触子を作動さ
せる部分、機械的鎖錠腕部、回転軸部の摺動摩耗粉が可
動、固定接点の接触部に侵入する量を少なくすることが
でき接触信頼性の高い鎖錠装置を供給出来るという効果
がある。
【0061】第5の発明は、固定接触子から引出された
リード線を駆動コイルへ接続することにより、配線端子
部を削減することができ、安価な鎖錠装置を供給出来
る。また、固定接触子からの引出しをリード線とし、開
閉器取付面と鎖錠装置の間にリード線引廻しの空間を設
けることにより、駆動コイル端子が上側のみ、上下側の
いずれの場合も配線が容易となる。また、電気的インタ
ーロック回路を配線する時、駆動コイル、常閉接点への
配線方向が同じとなるので盤内配線を簡素にすることが
でき安価で配線性の良い鎖錠装置を供給できる。また、
固定接触子からの引出しをリード線とすることにより鎖
錠装置の配線端子部を2箇所とすることができ、配線箇
所が明確化され、誤配線がなく配線性の良い鎖錠装置を
供給できる。
【0062】第6の発明の鎖錠装置は、第1及び第5の
発明に係わる効果を備えるとともに、上記リード線を上
記第1及び第2常閉接点で別々の色にしているので、接
続図にリード線の色を表示することにより上記第1及び
第2の開閉器の何れの駆動コイルに配線するか容易に判
別することができ誤配線を防止出来るという効果があ
る。
【0063】第7の発明の鎖錠装置は、第1の発明に係
わる効果を備えるとともに、上記板ばねにより形成され
た可動接触子の端子との接続部に2箇所の断面がコの字
状の曲げ部を設け、端子に2箇所の突起部を設け係合さ
せるようにしているので、可動接触子の位置ぎめに可動
接触子と端子の接続部全長を使用することができ可動接
触子と端子の接続部の小形化及び可動接触子と端子の平
行度が容易に出せるという効果がある。また上記接続部
をケースの溝に挿入する際、ケースの溝側面に可動接触
子のエッジ部でなく曲げR部が接するため、ケースを削
ることなくスムーズに挿入することができ、また上記接
続部をケースの溝に挿入する際ケースの溝側面に可動接
触子のエッジ部でなく曲げR部が接するため、ケースを
削ることなくスムーズに挿入することができ異物の発生
がなく接触信頼性の高い鎖錠装置を供給出来るという効
果がある。さらに、上記可動接触子と端子との接続部に
上記可動接触子または上記端子のいずれかに小突起を設
け、上記ケースに上記接続部を保持する溝を設け溝幅を
上記可動接触子と端子の板厚及び小突起の高さの和より
小さく設定し、上記可動接触子と対向する側に上記小突
起部と対向する部分が接しないよう凹部を付け、この溝
に上記接続部を挿入し小突起の両側をたわませ、上記可
動接触子の弾性により上記端子と電気的に接続するよう
にしているので、可動接触子と端子との接続部をスポッ
ト溶接、カシメなどすることなく接続することができ安
価な鎖錠装置を供給出来るという効果がある。
【0064】第8の発明は、固定接触子の一辺とケース
の案内部との間隙をリード線の直径より小さくしている
ので、固定接触子の上からリード線をケース内に収納で
きず、ケース外へのリード線引出し側のリード線を上
側、他方のリード線を下側に規制でき、さらに、ケース
の案内部によりリード線の配置がケース内で反対になら
ないので、第1開閉器の駆動コイルへのリード線は、第
1の開閉器側、第2の開閉器の駆動コイルへのリード線
は、第2の開閉器側へ引出すことが出来るので、配線の
明確化が図れ誤配線を防止できる。
【0065】第9の発明の鎖錠装置は、側面にそれぞれ
係合溝を有する第1及び第2の開閉器に両側面に係合片
を有する連結子が下側より挿入されて2台の開閉器が鎖
錠装置を挟んで一体に連結されるものにおいて、ケース
またはカバーの底面の少なくとも一方に弾性を有するフ
ックを設け、上記連結子の上記ケースの底面に平行をな
す側面側に上記フックと係合する突起を有する係止片を
設け連結子を保持し、また上記連結子の上記係止片を設
けた側面に隣接する少なくとも一方の側面に鍔部を設
け、また上記フックより係止片先端を飛び出させるよう
にしているので、連結子を取り外すとき鍔部及び係止片
先端に指あるいはドライバーを引っかけて取り外すこと
ができ取り外し性の良い鎖錠装置を供給出来るという効
果がある。また、フック及び係止片をケースの底面に平
行をなす側面で係合させているので、連結子が小形にで
き、鎖錠装置の形状を有効に利用し、全体として小形な
鎖錠装置を備えた開閉器を供給出来るという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による鎖錠装置を示す構成図
(カバーを外した正面図)
【図2】この発明の実施例による鎖錠装置を示す側面図
【図3】この発明の実施例による鎖錠装置を示す断面側
面図(図1のA−A断面図)
【図4】この発明の実施例による鎖錠装置を示す断面側
面図(図1のB−B断面図)
【図5】この発明の実施例によるリード線を外への引き
出す状態を示す図
【図6】この発明の実施例によるリード線外を外へ引き
出す状態を示す図
【図7】この発明の実施例による鎖錠装置を使用した開
閉器の構成図
【図8】この発明の実施例による鎖錠装置を使用した開
閉器の動作説明図
【図9】この発明の実施例による鎖錠装置の可動接触子
と端子の接続部を示す斜視図
【図10】この発明の実施例による鎖錠装置の可動接触
子と端子の接続部の溝へ挿入前の状態図
【図11】この発明の実施例による鎖錠装置の可動接触
子と端子の接続部の溝へ挿入後の状態図
【図12】この発明の実施例による鎖錠装置の底面斜視
【図13】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図14】この発明の実施例による鎖錠装置の常閉接点
を使用した電気的インターロック回路の説明図
【図15】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図16】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図17】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図18】この発明の実施例による鎖錠装置の可動接触
子がレバーと係合されない状態を示す図
【図19】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図20】この発明の実施例による鎖錠装置の動作説明
【図21】この発明の実施例による鎖錠装置の誤組立防
止についての説明図
【図22】この発明の実施例による鎖錠装置の誤組立防
止についての説明図
【図23】この発明の実施例による鎖錠装置の取り外し
についての説明図(底面斜視図)
【図24】従来の鎖錠装置を使用した開閉器の構成図を
示す構成図
【図25】従来の鎖錠装置を示す構成図(カバーを外し
た正面図)
【図26】従来の鎖錠装置を示す断面側面図(図25の
A−A断面図)
【図27】従来の鎖錠装置の動作説明図
【図28】従来の鎖錠装置を使用した開閉器の動作説明
【図29】従来の鎖錠装置の常閉接点を使用した電気的
インターロック回路の説明図
【符号の説明】
1A、1B 第1、第2の開閉器 8A、8B クロスバー 18A、18B 駆動コイル 102 鎖錠装置 119A ケース 119B カバー 120A 第1レバー 120B 第2レバー 121A、121B 連結軸 122A、122B 機械的鎖錠腕 123A、123B 電気的鎖錠腕 127A、127B 可動接触子 134A、134B 固定接触子 137A 第1常閉接点 137B 第2常閉接点 141A、141B 閉用操作子 142A、142B 開用操作子 143A、143B 端子 144A、144B 配線端子部 145A、145B 接続部 146A、146B 溝 147A、147B リード線 151A 第1常閉接点の部屋 151B 第2常閉接点の部屋 164A、164B リード線接合面 165B、166A 突起部 167A 案内部 168A フック 202 連結子 203 突起 204 係止片 205 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 9/26 H01H 33/52

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の開閉器の同時投入を機械
    的及び電気的に阻止できる鎖錠装置において、ケース及
    びカバーに回転可能に軸支され、上記第1及び第2の開
    閉器のクロスバーにそれぞれ係合しクロスバーの作動に
    連動する連結軸、上記連結軸の作動により回転する機械
    的鎖錠腕、上記連結軸の作動により回転する電気的鎖錠
    腕を有する第1及び第2レバー、上記第1及び第2レバ
    ーそれぞれの回転により動作する第1及び第2常閉接点
    を備え、第1及び第2常閉接点の可動接触子を板ばねに
    より形成し、固定接点と接触する部分と、電気的鎖錠腕
    に設けられた閉及び開用操作子の回転により作動される
    操作部分と回転穴部の中心とがほぼ一直線上になるよう
    配設し、可動接触子の支持部が回転穴部の外側でかつ、
    第1及び第2レバーの回転穴部の中心を結ぶ線より上方
    に配設したことを特徴とする開閉器の鎖錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の開閉器の鎖錠装置におい
    て、上記電気的鎖錠腕に設けられた閉及び開用操作子で
    上記板ばねにより形成された可動接触子を挟んで作動さ
    せることを特徴とする開閉器の鎖錠装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の開閉器の鎖錠装
    置において、上記板ばねにより形成された可動接触子を
    レバーと係合させない状態において、上記可動接触子に
    接合された可動接点と対向配置された固定接触子に接合
    された固定接点との間に、所定のギャップを設けたこと
    を特徴とする開閉器の鎖錠装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の開閉器の鎖錠装置におい
    て、上記第1及び第2のレバーの回転穴部を結ぶ線の片
    側に両接点部、他の片側に機械的鎖錠腕を配設し、ま
    た、上記可動接触子の移動部以外に上記機械的鎖錠腕部
    と上記第1及び第2常閉接点部との間に形成した上記ケ
    ース及びカバーの隔壁を有したことを特徴とする開閉器
    の鎖錠装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の開閉器の鎖錠装置におい
    て、上記第1及び第2常閉接点各々の上記可動接触子に
    電気的に接続された端子を設け、配線端子部を上記ケー
    スの同一側に配設し、各々の上記固定接点側を上記ケー
    スに保持した固定接触子からリード線により上記ケース
    外へ引出し、開閉器取付面と鎖錠装置の間にリード線引
    廻しの空間を設けたことを特徴とする開閉器の鎖錠装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は5記載の開閉器の鎖錠装置
    において、上記リード線を上記第1及び第2常閉接点で
    別々の色にしたことを特徴とする開閉器の鎖錠装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の開閉器の鎖錠装置におい
    て、上記板ばねにより形成された可動接触子の端子との
    接続部に2箇所の断面がコの字状の曲げ部を設け、端子
    に2箇所の突起部を設け係合させ、さらに、上記可動接
    触子と端子との接続部に上記可動接触子または上記端子
    のいずれかに小突起を設け、上記ケースに上記接続部を
    保持する溝を設け溝幅を上記可動接触子と端子の板厚及
    び小突起の高さの和より小さく設定し、上記可動接触子
    と対向する側に上記小突起部と対向する部分が接しない
    よう凹部を付け、この溝に上記接続部を挿入し小突起の
    両側をたわませ、上記可動接触子の弾性により上記端子
    と電気的に接続したことを特徴とする開閉器の鎖錠装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は5記載の開閉器の鎖錠装置
    において、固定接触子をL字状に形成し、ケース外への
    リード線引出し側の固定接触子を、一辺がケースの開放
    側になるよう配設し、ケースの案内部との間隙をリード
    線の直径より小さくするとともに、ケース内では、リー
    ド線が第1及び第2の開閉器の配設方向にのみ収納され
    るよう案内部を設けたことを特徴とする開閉器の鎖錠装
    置。
  9. 【請求項9】 側面にそれぞれ係合溝を有する第1及び
    第2の開閉器に両側面に係合片を有する連結子が下側よ
    り挿入されて2台の開閉器が鎖錠装置を挟んで一体に連
    結されるものにおいて、ケース及びカバーの底面の少な
    くとも一方に弾性を有するフックを設け、上記連結子の
    上記ケースの底面に平行をなす側面側に上記フックと係
    合する突起を有する係止片を設け連結子を保持したこ
    と、また上記連結子の上記係止片を設けた側面に隣接す
    る少なくとも一方の側面に鍔部を設けたこと、また上記
    フックより係止片先端を飛び出させたことを特徴とする
    開閉器の鎖錠装置。
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