JP2757329B2 - 自動水栓におけるバルブ駆動制御方法 - Google Patents

自動水栓におけるバルブ駆動制御方法

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JP2757329B2
JP2757329B2 JP5172726A JP17272693A JP2757329B2 JP 2757329 B2 JP2757329 B2 JP 2757329B2 JP 5172726 A JP5172726 A JP 5172726A JP 17272693 A JP17272693 A JP 17272693A JP 2757329 B2 JP2757329 B2 JP 2757329B2
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automatic faucet
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研次 白井
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、センサにより手等対
象物を検知し、以てバルブを開状態として自動吐水する
形式の自動水栓のバルブ駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水栓の
吐水口の下方に手を差し出すと、センサがこれを検知し
て自動的に吐水する自動水栓が広く用いられている。而
して従来の自動水栓の場合、センサは対象物の有無を検
知するのみであり、即ち動的対象物か静的対象物である
かの判別を行なうようになされていないため、次のよう
な不都合を生じていた。
【0003】例えばセンサとして光電式センサを用い、
発光部より光を発するとともに対象物にて反射した光を
受光部で受光し、その受光量が一定量以上のとき対象物
有りと判断してバルブを開駆動して吐水口より自動吐水
するといった水栓が考えられているが、この場合、セン
サは対象物の有無のみを判断するため、例えばキッチン
の流し台のシンクにこの種自動水栓を設置した場合、吐
水口の下方に皿等が積み上げられていると、即ちそこに
静的対象物があると水を出し続けてしまう。
【0004】これを防止するため、一定時間吐水し続け
たところでタイマーにより吐水を自動停止させることが
考えられているが、この場合、長時間水が吐水口から流
れ続けて無駄に消費されてしまう問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、セ
ンサにより手等対象物を検知し、その検知信号に基づい
てバルブを開状態として自動吐水する形式の自動水栓の
バルブの駆動方法であって、前記センサを、発光部と、
対象物による反射光を受光する受光部とを有する光電式
センサとなし、該受光部からの電圧信号波等受光信号波
のピーク値をピーク値検出手段にて検出するとともに、
一の受光信号波のピーク値と続く受光信号波のピーク値
との差ΔVを変化量検出手段にて検出して比較手段によ
り設定値V1と比較し、それらΔVとV1との関係がΔV
>V1のときバルブを開状態とし、ΔV<V1のときバル
ブを閉駆動することにある。
【0006】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、対象物が動的
対象物であるか又は静的対象物であるかを判別してバル
ブを駆動制御することができる。例えば対象物が動的対
象物であるとき、受光部からの受光信号波は対象物の動
きに応じてピーク値が大きくなったり小さくなったり不
規則に変動する。従って一の受光信号波のピーク値と続
く受光信号波(例えばすぐ次の受光信号波)のピーク値
との差ΔVをとって設定値V1と比較すれば、対象物が
動的対象物であるか静的対象物であるかを判別すること
ができる。即ちΔV>V1のとき対象物が動的対象物で
あることを、またΔV<V1のとき対象物は静的対象物
であることを判別できる。
【0007】本発明はこのようにして受光信号波のピー
ク値の変化を検出し、ΔV>V1のときバルブを開状態
とし、またΔV<V1のときバルブを閉駆動するもの
で、本発明によればセンサの検知範囲内に動的対象物が
ある限り水を出し続け、また動的対象物が無くなったと
き直ちに吐水停止することができ、無駄に吐水をし続け
るといったことを防止できる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図3において、10はキッチンの流し台に設
置された自動水栓で、12,14は光電式センサにおけ
る発光部,受光部である。この自動水栓10は、発光部
12から赤外線を発光し、そして手等の対象物により反
射された光を受光部14で受光する。この結果動的対象
物有りと判断するとバルブ26(図1)が開状態となっ
て吐水口16から自動吐水する。
【0009】図1はこの自動水栓10における制御部の
諸要素を、光電式センサにおける発光部12,受光部1
4,バルブ駆動回路24,バルブ26とともにブロック
図で表したものである。この自動水栓10においては、
図2のタイムチャートに示しているように発光部12か
ら赤外線をパルス状に発光させる。而して対象物がある
と発射光はそこで反射され、その反射光が受光部14で
受光される。
【0010】受光部14は反射光を光電変換し、図2に
示しているように電圧信号波等受光信号波28として出
力する。この受光信号波28はピーク値検出回路18に
入力されてそこで各波のピーク値が検出される。
【0011】差動回路20は、一の受光信号波28のピ
ーク値とすぐ次の受光信号波28のピーク値との差ΔV
をとり、比較回路22に信号出力する。比較回路22で
はそのピーク値とピーク値との差ΔVと、予め設定され
ている設定値V1との比較が行われ、この結果ΔV>V1
のときには動的対象物有りと判断されてバルブ駆動回路
24に判定信号が出力され、これに基づいてバルブ駆動
回路24からバルブ26にバルブ開駆動信号が供給され
る。
【0012】一方比較回路22においてΔV<V1と判
定されたときにはその結果がバルブ駆動回路24に出力
され、これに基づいてバルブ駆動回路24からバルブ2
6にバルブ閉駆動信号が供給される。
【0013】以上のように本例の方法は受光信号波のピ
ーク値の差ΔVを検出して予め設定した値V1と比較
し、その結果に基づいてバルブの駆動制御をするもの
で、本方法によれば動的対象物と静的対象物とを明確に
識別してバルブを駆動制御することができる。これによ
りセンサが静的対象物を検知して水を出し続けてしまう
といったことを防止でき、自動水栓における吐水作動を
適正なものとすることができる。
【0014】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は既設の水栓の吐水口に取
り付けられる後付形式の自動水栓にも適用可能である
し、またキッチン以外の様々な場所に設置される自動水
栓に適用することも可能であるなど、その主旨を逸脱し
ない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を
加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動水栓における制御部の諸要素を光
電式センサの発光部,受光部,バルブ駆動回路,バルブ
等とともに示すブロック図である。
【図2】受光信号の変化に応じてバルブを開閉駆動制御
する際のタイムチャートである。
【図3】本発明の適用対象である自動水栓の一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 自動水栓 12 発光部 14 受光部 16 吐水口 26 バルブ 28 受光信号波

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサにより手等対象物を検知し、その
    検知信号に基づいてバルブを開状態として自動吐水する
    形式の自動水栓のバルブの駆動方法であって前記センサ
    を、発光部と、対象物による反射光を受光する受光部と
    を有する光電式センサとなし、該受光部からの電圧信号
    波等受光信号波のピーク値をピーク値検出手段にて検出
    するとともに、一の受光信号波のピーク値と続く受光信
    号波のピーク値との差ΔVを変化量検出手段にて検出し
    て比較手段により設定値V1と比較し、それらΔVとV1
    との関係がΔV>V1のときバルブを開状態とし、ΔV
    <V1のときバルブを閉駆動することを特徴とする自動
    水栓におけるバルブ駆動制御方法。
JP5172726A 1993-06-18 1993-06-18 自動水栓におけるバルブ駆動制御方法 Expired - Lifetime JP2757329B2 (ja)

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