JP2757301B2 - 唾液乾燥組織検査用拡大鏡 - Google Patents

唾液乾燥組織検査用拡大鏡

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JP2757301B2
JP2757301B2 JP23077395A JP23077395A JP2757301B2 JP 2757301 B2 JP2757301 B2 JP 2757301B2 JP 23077395 A JP23077395 A JP 23077395A JP 23077395 A JP23077395 A JP 23077395A JP 2757301 B2 JP2757301 B2 JP 2757301B2
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純明 鶴
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、唾液の乾燥組織
を検査するための唾液乾燥組織検査用拡大鏡(以下、単
に拡大鏡という)に係り、特に、唾液の乾燥組織の模様
の変化を検定することにより、女性人体の卵子の成熟状
況を把握して、妊娠の可能性、或は受精率の高低を検知
することができる使い勝手が良い拡大鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平6−2512
66号をもって、妊娠の可能性、或は、受精率の高低を
検知することのできる拡大鏡を提案した。
【0003】この拡大鏡は、拡大倍率2乃至10の凸レ
ンズと透明平面板とを、相互の間隔を調整可能に第1円
筒状暗箱の両端に装着して検査部を構成し、この検査部
を透明平面板を内側にして、第2円筒状暗箱の一端に着
脱可能に嵌着し、一方、透明平面板に光を照射するため
の発光素子を備え、第2円筒状暗箱の外径よりもやや大
径の円柱状に形成された照明部を、第2円筒状暗箱の他
端に同軸に結合し、更に照明部とほぼ同径の外径を有
し、検査部取付側から第2円筒状暗箱の外側を覆って、
開口端縁が照明部に接合できる長さのキャップを、第2
円筒状暗箱に着脱可能に嵌着できるようにしたことを特
徴としている。
【0004】上記本出願人の先の提案に係る拡大鏡は、
透明平面板の外表面上に唾液を塗布してから乾燥させ、
照明部により照明された唾液乾燥組織を凸レンズにより
拡大して検査し、その模様が「羊歯状」であるか、「点
状」であるか、或は「中間状」であるかを判定する。
【0005】判定結果が「羊歯状」であれば、卵子は成
熟しており、妊娠の可能性は高い状態にある。
【0006】判定結果が「点状」であれば、卵子は未成
熟で、妊娠の可能性は低い状態にある。
【0007】更に、判定結果が「中間状」であれば、卵
子の成熟度及び妊娠の可能性は「羊歯状」の場合と「点
状」の場合の中間値である。
【0008】しかして、拡大鏡により唾液乾燥組織の模
様の判定は、拡大鏡により目に映った視野模様と、拡大
鏡に添付された印刷物の中に記された標準的な「羊歯
状」、「点状」及び「中間状」の模様見本と照合して行
われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、拡大鏡によ
って視認された視野模様と、印刷物に記された模様見本
とは必ずしも拡大倍率が同じとは限らず、夫々の明るさ
も一致するとは限らないので、慣れないうちは、その照
合判定が難しいという問題がある。
【0010】また、拡大鏡を携帯するに当たって、常に
模様見本を同時に携帯することは煩わしい。
【0011】更にまた、唾液乾燥組織は一般的には透明
なので、慣れない者にはこれに凸レンズのピントを合せ
ることが容易ではない、という使用上の使い勝手の問題
が残っている。
【0012】加えて、この拡大鏡は、若い女性が携帯し
ている場合に、外部からはあたかも口紅ケースを携帯し
ているように見えることを特徴としている。従って使用
にあたって、視野模様と模様見本との照合作用はこの拡
大鏡の外観とはなじまないという問題もある。
【0013】本発明は、模様見本を内蔵し、しかも、唾
液乾燥組織のピント合せを容易にした拡大鏡を提案する
ことにより、上記した問題点を全て解消することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、表面に唾液を塗着する透
明平面板と、唾液乾燥組織の模様見本を表示した見本板
とを、相互に平行な位置関係で第1円筒状暗箱の一端に
装着し、又、凸レンズを装着した第1鏡胴を光軸方向に
移動可能に第2鏡胴に螺合したレンズ部を、一定距離光
軸方向に移動可能に案内するガイド部を介して第1円筒
状暗箱の他端に装着して検査部を構成し、この検査部を
透明平面板及び見本板をを内側にして、第2円筒状暗箱
の一端に着脱可能に嵌着すると共に、上記透明平面板及
び見本板の間隔を、一方に合焦した場合他方がアウトフ
ォーカスになるように、かつ、ガイド部の移動距離と同
一になるように設定し、一方、透明平面板及び見本板に
光を照射するための発光素子を備え、第2円筒状暗箱の
外径よりもやや大径の円柱状に形成された照明部を、第
2円筒状暗箱の他端に同軸に結合し、更に、照明部とほ
ぼ同径の外径を有し、検査部取付側から第2円筒状暗箱
の外側を覆って、開口端縁が照明部に接合できる長さの
キャップを、第2円筒状暗箱に着脱可能に嵌着できるよ
うにしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明における照明部を、外部光取入れ
窓を備えた自然光による照明部と置換したことを特徴と
している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を図面を参
照して説明する。請求項1に記載の発明による拡大鏡の
一実施例を示す図1において、符号1は拡大倍率2乃至
10の光学式凸レンズを示し、この凸レンズ1は第1鏡
胴2に装着されている。
【0017】凸レンズ1の拡大倍率を2乃至10と限定
したのは、拡大倍率が2より小さいと、目視対象である
唾液乾燥組織の模様が微細なために見えにくいし、ま
た、拡大倍率が10より大きいと視野が狭すぎて、模様
としての認識がし難いからである。
【0018】凸レンズ1としては、少くとも色収差を除
去できる構造のものが望ましく、この実施例では、凸レ
ンズ1aと凹レンズ1bとの組合せにより色収差を除去
する構造としている。
【0019】第1鏡胴2の外周には雄ねじ2aが形成さ
れ、第2鏡胴3の内周に形成された雌ねじ3aと螺合し
ている。
【0020】従って、第1鏡胴2を手指で回転させるこ
とにより第1鏡胴は光軸方向に前後進するので、後述す
る透明平面板6及び見本板5との距離を調整でき、唾液
乾燥組織を観察する人の視度に応じて、いわゆるピント
合わせを行うことができる。
【0021】上記した凸レンズ1を担持する第1鏡胴2
及びこれと螺合する第2鏡胴3をレンズ部30と総称す
ることにする。
【0022】一方、透明平面板6は、第1円筒状暗箱4
の一端(内端)に接着剤により取り付けられており、そ
の外表面6aは暗箱の端面4aよりもわずかにはみ出る
ように装着されている。このようにしたのは、外表面6
aをティッシュ等で容易に清掃できるようにするためで
ある。
【0023】透明平面板の材料としては無色透明な板ガ
ラスが最も一般的であるが、痕の付きにくい硬質プラス
チック等を採用することもできる。
【0024】又、第1円筒状暗箱4の一端には、透明平
面板6の内側に一定の間隔を置いて、見本板5が平行に
取り付けられている。
【0025】見本板5は、透明なガラス板或はプラスチ
ック板の表面5a(図示の実施例では内表面)に唾液乾
燥組織の3種の模様見本を表示させたもので、模様見本
の詳細については後述する。
【0026】透明平面板6の外表面6aと見本板5の内
表面5aとの間隔は次のように設定するものとする。
【0027】すなわち、凸レンズ1のピントが透明平面
板の外表面6aに合っている場合には、見本板の内表面
5aはピントがずれて(即ちアウトフォーカスとなっ
て)唾液乾燥組織の見本の模様がぼけて識別不可能とな
り、逆に、凸レンズ1のピントが見本板の内表面5aに
合っている場合には、透明平面板の外表面6aはピント
がずれて、唾液乾燥組織の模様がぼけて識別不可能とな
るように設定する。
【0028】他方、第2鏡胴3の透明平面板6に対向す
る側の端部の、光軸に関して対称的な2個所に、それぞ
れ第2鏡胴3の母線に沿って長孔3b、3bが形成され
ており、それぞれ第1円筒状暗箱4の後方内面に植設さ
れたピン8と係合している。
【0029】したがって、レンズ部30は第1円筒状暗
箱4に対し相対的に、かつ、凸レンズ1の光軸方向に移
動可能である。
【0030】そこで、上記長孔3b、3b及びピン8、
8からなる案内機構をガイド部と総称することにする。
図面を明瞭にするため、ガイド部には付番しない。
【0031】上記長孔3bの長さ及びピン8の外径は、
第1円筒状暗箱4に対するレンズ部30の最大相対移動
距離、即ちガイド部の移動距離が、透明平面板の表面と
見本板5の模様見本が表示されている面(図示の実施例
では見本板5の内表面5a)との間隔と同じになるよう
に設定されている。
【0032】又、第2鏡胴3の後端のフランジ3cと第
1円筒状暗箱4の後端縁との間の隙間には圧縮コイルば
ね7が弾装され、この圧縮コイルばね7の弾力により、
レンズ部30は第1円筒状暗箱4から離間する方向に付
勢されている。
【0033】図1は、見本板の内表面5aにピントが合
っている場合を示しており、第1円筒状暗箱4をコイル
スプリング7の力に抗して、長孔3bの長さ一杯に前進
させれば自動的に凸レンズは透明平面板の外表面6aに
ピントが合う。
【0034】上述した凸レンズ1、第1鏡胴2及び第2
鏡胴から成るレンズ部30と透明平面板6及び見本板5
とを両端に装着した第1円筒状暗箱4は一体となって検
査部40を構成し、第2円筒状暗箱16の一端に滑合嵌
合により着脱可能に装着されている。
【0035】一方、第2円筒状暗箱16の他端には照明
部50が装着されている。この照明部50は、図1の右
側(検査部40側)から順にすりガラス15、第1取付
板10に捩し込まれた発光素子としての照明電球9、乾
電池11、及び第2取付板13にモールドにて取付けら
れたスイッチ12を有し、これらは円筒フレーム14の
内部にその中心軸線に沿って直線上に並設されており、
一体となって照明部50を構成している。
【0036】上記照明部50は、外見上、上記第2円筒
状暗箱16の外径よりもやや大径の円柱状に形成されて
おり、第2円筒状暗箱16の他端にこれと同軸に、例え
ばねじ結合により一体的に結合されている。
【0037】スイッチ12の押しボタン12aを押すこ
とにより電気回路は(図示せず)は閉成され、乾電池1
1の電圧が照明電球9に印加される結果、照明電球は点
灯し、前方の透明平面板6及び透明平面板を通して見本
板5を照射する。
【0038】押しボタン12aを離せば照明電球9は消
える。ここですりガラス15は第2円筒状暗箱内に照射
される光を拡散して均一化する役目をする。
【0039】なお、図1においては電気回路についてそ
の記載を省略してある。これは、この発明の電気回路
は、一般の懐中電灯の電気回路と別に変わった点がない
ので省略したものである。
【0040】検査部40と照明部50を夫々開口端に取
付けた第2円筒状暗箱16に対し、検査部40から照明
部50との接合部を覆うようにして、細長くて深いカッ
プ状のキャップ17が滑合嵌合により着脱可能に嵌着さ
れる。
【0041】このキャップ17は検査部40を塵埃や外
力から保護すると同時に、この拡大鏡の非使用時におけ
る外観をあたかも口紅ケースのように優美にしている。
【0042】上記したようにこの拡大鏡の外観をあたか
も口紅ケースのようにするため、図1に示すように、キ
ャップ17の外径を照明部50のそれとほぼ同時に設定
するものとする。
【0043】又、キャップ17の外周面には図2に示す
ように、化粧品らしい飾り模様19が画かれていること
が好ましい。
【0044】次に、見本板5について、図3乃至図6を
参照して説明する。前述した通り、見本板5の内表面5
aには唾液乾燥組織の模様見本が表示されている。
【0045】見本板5は、例えば円形状をなし、これを
120度の中心角をもった3つの扇形区画に分割して3
種類の唾液乾燥組織の模様見本を夫々表示している、
【0046】すなわち、図3乃至図6において、左上の
区画20には「点状」の唾液乾燥組織の見本が表示さ
れ、下の区画21には「羊歯状」の唾液乾燥組織の見本
が表示され、右上の区画22には「中間状」の唾液乾燥
組織の見本が表示されている。
【0047】「点状」見本には、無数の斑点模様が存在
し、一部には小さな閉曲線模様が存在しているが、その
数量はごくわずかである。
【0048】「羊歯状」見本には、無数の斑点模様のと
ころどころに長い直線や短い直線がお互いに平行に、
又、交叉して存在し、又、これら直線の向きは一定でな
く乱雑な方向を有している。
【0049】「中間状」見本には、無数の斑点模様の中
に多数の小さい閉曲線模様が存在しているが、「点状」
見本の場合における閉曲線模様の数量と比較するとはる
かに大きい。
【0050】夫々の唾液乾燥組織の模様見本の種類と、
妊娠の可能性或は受精率の構成を対応させて使用者に容
易に判らせるために、図3においては、区画20を青色
に、区画21を赤色に、区画22を黄色にそれぞれ着色
している。
【0051】図4においては、区画20には青色のマー
クBを、区画21には赤色のマークRを、区画22には
黄色のマークYを付けている。
【0052】図5においては、区画20には「非」の文
字を、区画21には「妊」の文字を、区画22には
「中」の文字を表示している。
【0053】図6においては、区画20には「○」印
を、区画21には「×」印を、区画22には「△」印を
表示している。
【0054】上記したいずれの方法をとっても、唾液乾
燥組織の模様見本の種類と、その模様見本に対応する妊
娠の可能性或は受精率の高低が同一視野内に表示されて
いるので、拡大鏡使用者は直観的な検定が可能である。
【0055】尚、この発明による拡大鏡を避妊の目的で
使用する場合と、受胎の目的で使用する場合とでは、例
えば図6に示す○、×の表示を逆にしてもよい。
【0056】図8は、レンズ1、第1鏡胴2及び第2鏡
胴3からなるレンズ部30を第1円筒状暗箱4に前後移
動可能に装着するガイド部の第2の実施例を示す。
【0057】この第2の実施例では、第2鏡胴3の外周
には雄ヘリコイド3dが形成されており、一方、第1円
筒状暗箱4の内周には雌ヘリコイド4bが形成されてい
て、相互に螺合している。
【0058】このように構成することにより、第2鏡胴
3のフランジ3cを手指で掴んで時計方向に回転するこ
とによりレンズ部30は前進し、反時計方向に回転する
ことにより後進する。
【0059】この場合、レンズ部30が一杯に前進した
とき凸レンズ1が唾液乾燥組織に合焦するように各部材
の寸法を設定しておけば、レンズ部30を後退させた状
態で模様見本にピンとを合せ、次いでレンズ部30をヘ
リコイドにより一杯に前進させると、自動的に唾液乾燥
組織にピントが合う。
【0060】尚、フランジ3cを手指で掴むとき、第1
鏡胴3のフランジ2bに手指が触れて、第1鏡胴と第2
鏡胴との位置関係を崩さないようにするため、第1鏡胴
のフランジ2bの外径を第2鏡胴のフランジ3cのそれ
よりも小さく設定するのが好ましい。
【0061】図9はレンズ部30を第1円筒状暗箱4に
前後移動可能に装着するガイド部の第3の実施例を示
す。
【0062】この第3の実施例において、図9及び図1
0に示すように、第2鏡胴3の軸線を挟む対称的な2個
所にカム溝3eが形成され、第1円筒状暗箱4の後方に
植設された2本のピン8と係合している。
【0063】上記カム溝3eは、外面から見て図10に
示されるように螺線状となっており、ピン8に対して第
2鏡胴3を円周方向に回動することにより、レンズ部は
軸方向に移動する。
【0064】軸方向の移動量は透明平面板6と見本板5
との間隔に等しくなっており、従って、ピン8はカム溝
3eの両端位置に至ることにより、透明平面板6a或い
は見本板5aに自動的に凸レンズ1のピントが合う。
【0065】請求項2に記載の発明は、照明部を除き、
請求項1に記載の発明と全く同じであるので、照明部の
みについて図7により説明する。
【0066】図7に示すように、外部光取入れ窓18は
すりガラスから成り、円筒フレーム14に取付けられて
いる。
【0067】この外部光取入れ窓18を明るい屋外或は
室内の電灯照明の方に向けることにより、外部光を第2
円筒状暗箱内に取入れ、透明平面板6及び透明平面板を
通して見本板5を照射することができる。
【0068】請求項1及び請求項2に記載の発明による
拡大鏡は、図2に示すような外観を呈している。すなわ
ち、若い女性が携帯している場合に、外部からは、あた
かも口紅ケースを携帯しているように見える。従って、
携帯するのに抵抗を感じない。
【0069】又、使用に当っても後述するように簡単な
操作であるとともに検査は短時間で済むから、外部の人
間に操作目的を悟られる可能性が少い。
【0070】上記のように構成された請求項1に記載の
発明による拡大鏡は次の要領で使用される。即ち、先ず
キャップ17を引抜いて取外す。
【0071】次に凸レンズ1を装着した第1鏡胴2、第
2鏡胴3、透明平面板6、見本板5及び第1円筒状暗箱
4から成る検査部40を第2円筒状暗箱16から引抜い
て取外す。透明平面板6の外表面6aを清浄な布或は紙
で拭う。
【0072】その後、外表面6a上に唾液を少量塗布す
る。この場合、唾液中に空気の泡が生じないように気を
付ける。又、唾液の純粋さを保つために、検査の前2時
間は喫煙、アルコール類、食物は採らない方がよい。
【0073】1分間乃至5分間位かけて唾液を乾燥さ
せ、検査部を第2円筒状暗箱16に差し込む。
【0074】凸レンズ1に目を接し、押しボタン12a
を押して照明電球を点灯させ、見本板5の内表面5aに
よる表示された模様見本を覗き、確認する。このときピ
ントが合っていないときは、第1鏡胴2を左右に回転さ
せてピントを合わせる。
【0075】一般に、透明な唾液乾燥組織にピントを合
せるよりは、コントラストを自由に設定できる模様見本
のピントを合せる方が格段に容易である。
【0076】次に、レンズ部20を前方に押すか或は回
転させ、即ち、ガイド部によりレンズ部30を前方に移
動させる。上記したように、ガイド部の作用により、凸
レンズ1のピントは自動的に透明平面板の外表面6aに
合う。
【0077】そこで、透明平面板6の外表面6a上に形
成された唾液乾燥組織を検査し、模様見本のうちのどの
種類の見本と合致しているかを判定する。要すれば、こ
のレンズ部30の前後の移動操作を繰り返して確認す
る。
【0078】請求項2に記載の発明による拡大鏡の使用
要領は、第2円筒状暗箱内の照明方法が請求項1に記載
の発明と相違するだけであるから、照明方法以外のこと
についての説明は省略する。
【0079】すなわち、請求項1記載の発明において、
押しボタン12aを押すという操作を、外部光取入れ窓
18を明るい方向に向ける操作に代えるものとする。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、透明平面板の外表面上に唾液を塗布し乾燥させ、
形成された唾液乾燥組織を拡大し検査し、模様見本と照
合比較することにより、妊娠の可能性を高い確率で判定
できる。
【0081】また、コントラストが高い模様見本に最初
にピントを合せ、次いでガイド部の作用により自動的に
唾液乾燥組織にピントを合せるようにしたから、使い勝
手が著しく向上する。
【0082】更にまた、小形軽量で外観的にも抵抗なく
携帯出来、使用に際しても他人にその目的が悟られ難
い、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例による拡大鏡
の縦断面図。
【図2】本発明の一実施例による拡大鏡の外側面図。
【図3】唾液乾燥組織の模様見本拡大図の一実施例。
【図4】唾液乾燥組織の模様見本拡大図の第2の実施
例。
【図5】唾液乾燥組織の模様見本拡大図の第3の実施
例。
【図6】唾液乾燥組織の模様見本拡大図の第4の実施
例。
【図7】請求項2に記載の発明の一実施例による拡大鏡
の照明部の断面図。
【図8】請求項1に記載の発明の第2の実施例によるガ
イド部を示す拡大鏡の主要部の縦断面図。
【図9】請求項1に記載の発明の第3の実施例によるガ
イド部を示す拡大鏡の主要部の縦断面図。
【図10】請求項1に記載の発明の第3の実施例におけ
るガイド部の構成を説明するための第2鏡胴の側面図。
【符号の説明】
1 凸レンズ 2 第1鏡胴 2a 雄ねじ 2b フランジ 3 第2鏡胴 3a 雌ねじ 3b 長孔 3c フランジ 3d 雄ヘリコイド 3e カム溝 4 第1円筒状暗箱 4a 端面 4b 雌ヘリコイド 5 見本板 5a 内表面 6 透明平面板 6a 外表面 7 圧縮コイルばね 8 ピン 9 照明電球 10 第1取付板 11 乾電池 12 スイッチ 12a 押しボタン 13 第2取付板 14 円筒フレーム 15 すりガラス 16 第2円筒状暗箱 17 キヤップ 18 外部光取入れ窓 20 「点状」見本 21 「羊歯状」見本 22 「中間状」見本 30 レンズ部 40 検査部 50 照明部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に唾液を塗着する透明平面板と、唾
    液乾燥組織の模様見本を表示した見本板とを、相互に平
    行な位置関係で第1円筒状暗箱の一端に装着し、又、凸
    レンズを装着した第1鏡胴を光軸方向に移動可能に第2
    鏡胴に螺合したレンズ部を、一定距離光軸方向に移動可
    能に案内するガイド部を介して第1円筒状暗箱の他端に
    装着して検査部を構成し、この検査部を透明平面板及び
    見本板を内側にして、第2円筒状暗箱の一端に着脱可能
    に嵌着すると共に、上記透明平面板及び見本板の間隔
    を、一方に合焦した場合他方がアウトフォーカスになる
    ように、かつ、ガイド部の移動距離と同一になるように
    設定し、一方、透明平面板及び見本板に光を照射するた
    めの発光素子を備え、第2円筒状暗箱の外径よりもやや
    大径の円柱状に形成された照明部を、第2円筒状暗箱の
    他端に同軸に結合し、更に、照明部とほぼ同径の外径を
    有し、検査部取付側から第2円筒状暗箱の外側を覆っ
    て、開口端縁が照明部に接合できる長さのキャップを、
    第2円筒状暗箱に着脱可能に嵌着できるようにしたこと
    を特徴とする唾液乾燥組織検査用拡大鏡。
  2. 【請求項2】 表面に唾液を塗着する透明平面板と、唾
    液乾燥組織の模様見本を表示した見本板とを、相互に平
    行な位置関係で第1円筒状暗箱の一端に装着し、又、凸
    レンズを装着した第1鏡胴を光軸方向に移動可能に第2
    鏡胴に螺合したレンズ部を、一定距離光軸方向に移動可
    能に案内するガイド部を介して第1円筒状暗箱の他端に
    装着して検査部を構成し、この検査部を透明平面板及び
    見本板を内側にして、第2円筒状暗箱の一端に着脱可能
    に嵌着すると共に、上記透明平面板及び見本板の間隔
    を、一方に合焦した場合他方がアウトフォーカスになる
    ように、かつ、ガイド部の移動距離と同一になるように
    設定し、一方、透明平面板及び見本板を照明するための
    外部光取入れ窓を備え、第2円筒状暗箱の外径よりもや
    や大径の円柱状に形成された照明部を第2円筒状暗箱の
    他端に同軸に結合し、更に、照明部とほぼ同径の外径を
    有し、検査部取付側から第2円筒状暗箱の外側を覆っ
    て、開口端縁が照明部に接合できる長さのキャップを、
    第2円筒状暗箱に着脱可能に嵌着できるようにしたこと
    を特徴とする唾液乾燥組織検査用拡大鏡。
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