JP2754008B2 - いびき・歯ぎしり防止枕 - Google Patents

いびき・歯ぎしり防止枕

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JP2754008B2
JP2754008B2 JP63100401A JP10040188A JP2754008B2 JP 2754008 B2 JP2754008 B2 JP 2754008B2 JP 63100401 A JP63100401 A JP 63100401A JP 10040188 A JP10040188 A JP 10040188A JP 2754008 B2 JP2754008 B2 JP 2754008B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はいびき、歯ぎしり等を防止する枕に関し、特
にいびき、歯ぎしりに伴って発生する就寝者の身体の振
動波を検出し、その検出信号で枕の傾斜度を機械的に変
位させ、これにより、就寝者の呼吸気の流通を促してい
びき等を停止させるようにした枕に関する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
いびき、歯ぎしり等は不快音として同室就寝者の迷惑
になるだけでなく、本人にとっても心臓などの内蔵器官
に悪影響を及ぼすおそれがあり、その抑制策が種々試み
られている。その一つとして、いびきや歯ぎしりの音を
マイクロホンで集音しその音声を電気信号に変え、これ
により枕に内蔵したモーターを制御して頭部支持傾斜角
度を変えるようにした枕が開発されている。
しかし乍ら、いびき等の音を検出して就寝者のいびき
を防止する装置は精度の良い集音装置を用いるとクーラ
ーの作動音その他周囲の小さな雑音で装置が作動してし
まい、逆に集音装置の精度を落とすと、いびき音が発生
しても装置が作動しないという不都合があり、信頼性に
問題があった。
また、従来の装置はいびき音の電気信号により枕のた
て方向の傾斜角度を変化させる構造であるため、頭部の
状態変化の範囲が少なく充分な効果が期待できなかっ
た。
本発明は上記の問題を解決するためになされたもの
で、主たる目的はいびき、歯ぎしりの際に発生する身体
の振動波を検出して枕の傾斜角度を変化させることによ
り、誤動作のないいびき抑制枕を提供することにある。
本発明の他の目的は身体の振動波の検出信号で枕を左
右横方向に振らせることにより就寝者の鼻咽孔を開き易
くすることにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の上記主たる目的は、 中央部に上向きの支柱を設けた枕下部フレームと、下部
フレームの支柱に中央部を係合させ、係合部を支点とし
て下部フレームの上部に揺動可能に支持させた枕上部フ
レームと、 駆動装置によって相互に逆方向へ上下作動する一対の連
動カム機構を下部フレームの支柱の両側に配設し、一対
の連動カム機構の上下運動により上部フレームをシーソ
ー状に揺動させる伝動装置と、いびき、歯ぎしりによっ
て発生する就寝者の身体の振動波を感知して電気信号に
変換する振動波変換手段とを有し、振動波変換手段の出
力信号に基づいて前記伝動装置の駆動装置を制御するよ
うにした枕によって達成することができる。
本発明の上記他の目的は上記伝動装置の一対の連動カ
ム機構を下部フレームの支柱の左右両側に配設すること
によって達成することができる。
〔発明の作用〕
いびき、歯ぎしりの際には就寝者の身体に振動波が生
ずる。枕の上部フレームの表面、すなわち、身体の頭部
が当接する位置、あるいは頭部の位置の部所に振動波を
電気信号に変える圧電素子などの振動波変換手段を付与
してあるのでいびきなどで身体に振動波が発生すると振
動波変換手段がこれを感知し、電気信号に変換する。変
換手段の検出出力信号は所望の電気回路において増幅な
ど必要な処理をした後一対の連動カム機構を作動させる
モーターなどの駆動装置の制御信号として用いられる。
振動波変換手段の信号に基づいて駆動装置が作動する
と一対の連動カム機構が相互に逆方向に上下運動し、そ
の高さの変化により枕上部フレームの傾斜角度が変化す
る。このようにして枕の傾斜角度の変化で就寝者の頭部
の向きが変わることにより、いびき、歯ぎしりが止ま
る。
伝動装置の一対の連動カム機構を上下フレームの支点
の左右両側に配設した場合は上部フレームの傾斜角度変
化により就寝者の頭部が左右に広範囲に振られ、いびき
等の停止がより確実になる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
枕本体1は後述する伝動装置を内蔵した下部フレーム
1aとこの下部フレームの上方に揺動可能に支持される上
部フレーム1bによって構成されている。
下部フレーム1aは上方が開放した枠体からなり中央部
に前記上部フレーム1bを揺動自在に支えるための支柱2a
が上方応に向けて一体に設けられている。
上方フレーム1bは上部にクツシヨン1b′を具備すると
ともに、下面中央部に前記下部フレーム1aの支柱2a先端
と係合する係合部2bを有し、この係合部2bを支点として
下部フレーム1aの支柱2aに揺動可能に支持されている。
図の実施例では下部フレーム1aの支柱2a及びこれと係
合する上部フレーム1bの係合部2bは各フレーム1a,1bの
たて方向、すなわち就寝者の頭部軸方向に沿って一個所
または二ヶ所以上設けられており、従って上部フレーム
1bは左右の横方向へシーソー状に揺動するように構成し
てある。
下部フレーム1aの内部には前記支柱2aの左右両側に、
モーター等の駆動装置3によって相互に逆向きの上下運
動する一対の連動カム機構4,4を配設してなる伝動装置
5が内蔵されている。
図の実施例では一対の連動カム機構4,4は偏心カム6
を各々の回転軸に180゜角度を変えて固設した構造にな
りモーターなどの駆動装置3によってカムの回転軸7を
回転させることによって左右一対の偏心カム6,6カム面
上死点の高さが交互に上下するようになっている。
ちなみに図の実施例では各々の偏心カム6の回転軸7
にギア8を固設し、このギア8を、共通の駆動シヤフト
9の両側に設けたウオーム10に噛み合わせるとともに、
駆動シヤフト9をモーター3の回転軸11にギア12を介し
て噛み合わせることにより共通の駆動装置3により一対
の連動カム機構が同時に作動するようになっている。
但し、本発明の伝動装置5は図の実施例に限定される
ものではなく、例えば一対の連動カム機構4,4を共通駆
動シヤフト9の両端に直接固定してもよく、また、一対
の連動カム機構4,4を別個の駆動装置で作動させるよう
にしてもよい。
尚、好ましくは駆動シヤフト9の一端を下部フレーム
の1a外側に突出させその先端にツマミ、クランクなどの
操作部材13を設け、外部から駆動シヤフト9を回転させ
て一対の連動カム機構4,4のカム面高さを水平に戻すこ
とにより枕の上部フレーム1bを平らに調整できるように
する。
14は就寝者の頭部に接触または接近させ、いびきや歯
ぎしりの際に発生する就寝者の身体、特に頭部の振動波
を感知して電気信号に変換する圧電素子などの振動波変
換手段であり、図の実施例では枕上部フレーム1bの頭部
と当接する位置に所望個数設けられている。もちろんこ
の振動波変換手段14は振動波を検出できる位置であれば
上部フレーム1aの内側でも肉厚内でもよい。また、就寝
者の頭部に直接当接させるようにしてもよい。
尚、図中15は振動波変換手段14の信号を駆動装置(モ
ーター)3の制御信号として出力する電気回路のプリン
ト板、16は駆動装置3の電源(乾電池など)収納ボツク
スである。もちろん、変換手段14、電気回路15、電源1
6、駆動装置3は所定の電気回路で配線されている。
次に、上記本発明実施例の作用を説明する。
使用にあたり、伝動装置3の駆動シヤフト9を外部の
操作抜剤13を操作して一対の連動カム機構4,4のカム面
高さを略同等にし、枕の上面を平らにしておく。
就寝者のいびきや歯ぎしりが発生すると身体に微細な
振動波が生ずる。この振動波は圧電素子などの振動波変
換手段14によって感知されて電気信号に変換され、プリ
ント板電気回路15によって増幅その他の必要な処理がな
され、駆動装置3のモーターを作動させる制御信号とし
て働く。
かくして振動波が検出させると伝達装置5の駆動装置
3が作動し、駆動シヤフト9が回転するとともに、この
回転力は両端部のウオーム10とギア8により偏心カム6
の回転軸7に伝達され、左右一対の連動カム機構4,4を
回転させる。
連動カム機構4,4の左右一対の偏心カム6,6は180゜角
度を変えて各々の軸7に取付けてあるので一対の偏心カ
ム6,6は一方が上方へせり上がるのと同時に他方は次第
に下方へ下ってくる。
枕の上部フレーム1bはこの連動カム機構4のカム面と
下部フレーム1aの支柱2aに揺動可能に支持されているの
で連動カム機構4の左右カム面高さが相互に逆方向へ上
下動することにより枕の上部フレーム1bが左右傾斜角度
が変わる。このため、上部フレーム1bの上に支えられて
いる就寝者の頭部の向きが変わる。そして鼻咽孔が開
き、呼吸気がよく通る姿勢になるといびき等がなくな
り、伝動装置も停止する。
再度いびきが発生しても上記と同様の操作でいびきが
即座に止められる。
〔発明の効果〕
本発明は以上の構成になるのでいびきを効果的になく
すことができ、本人の健康に良いことはもちろんこれに
より同室者の不眠をなくすことができる。特に、本発明
はいびき等による特有の身体の振動波を検出して枕を操
作するので誤動作がなく、信頼性の高いいびき防止枕が
得られる。
また、連動カム機構を枕の中心の左右両側に配設する
ことにより、頭部の位置を左右に大きく変化させること
ができるので鼻咽孔の開く位置が迅速且つ確実に見い出
され、いびき防止効果上が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による枕の横方向縦断面図、
第2図は第1図のII−II線断面図、である。 1a……下部フレーム、1b……上部フレーム、2a……支
柱、2b……係合部、3……駆動装置、4,4……連動カム
機構、6……偏心カム、7……カム軸、9……駆動シヤ
フト、13……操作部材、 14……振動波変換手段、15……電気回路プリント板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に上向きの支柱を設けた枕下部フレ
    ームと、下部フレームの支柱に中央部を係合させ、係合
    部を支点として下部フレームの上部に揺動可能に支持さ
    せた枕上部フレームと、駆動装置によって相互に逆方向
    へ上下作動する一対の連動カム機構を下部フレームの支
    柱の左右両側に配設し、一対の連動カム機構の上下運動
    により上部フレームを前記支柱を支点にしてシーソー状
    に揺動させる伝動装置と、いびき、歯ぎしりによって発
    生する就寝者の身体の振動波を感知して電気信号に変換
    する振動波変換手段とを有し、振動波変換手段の出力信
    号に基づいて前記伝動装置の駆動装置を制御するように
    したことを特徴とするいびき・歯ぎしり防止枕。
JP63100401A 1988-04-25 1988-04-25 いびき・歯ぎしり防止枕 Expired - Lifetime JP2754008B2 (ja)

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