JP2751799B2 - 射出成形機のノズル装置 - Google Patents

射出成形機のノズル装置

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JP2751799B2
JP2751799B2 JP5241766A JP24176693A JP2751799B2 JP 2751799 B2 JP2751799 B2 JP 2751799B2 JP 5241766 A JP5241766 A JP 5241766A JP 24176693 A JP24176693 A JP 24176693A JP 2751799 B2 JP2751799 B2 JP 2751799B2
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valve
resin
nozzle
shaft portion
valve body
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Inventor
博 大矢
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株式会社新潟鉄工所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/20Injection nozzles
    • B29C45/23Feed stopping equipment
    • B29C45/234Valves opened by the pressure of the moulding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の加熱筒に
装着されて樹脂を金型内に射出するノズル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形機のノズル装置として、図4、
或いは図5に示すものが知られている。図4の射出成形
機のノズル装置は、噴出口11aを有するノズル本体1
1の軸孔11bに、棒状の弁体12を挿通し、該弁体1
2を、弁受け13を介してスプリング14で弁座11c
に押し付ける構成となっている。このノズル装置は、ス
プリング14の力Fと樹脂圧Pの関係が次の(1)式の
ようになると、弁体12が弁座11cから離れて噴出口
11aから樹脂が射出される(弁体12の摺動抵抗は無
視)。 P>F/(D2−d2)π/4 …… (1) 但し、Dは弁体12の直径 dは噴出口11aの直径
【0003】また、図5のノズル装置は、一端に噴出口
21aを、他端に弁座22aを形成したノズル本体20
内に、ボール弁23と、該ボール弁23を弁座22aに
当接させるスプリング24とを装入した構成となってい
る。このノズル装置においては、スプリング24の力P
と樹脂圧Fの関係が次の(2)式のようになると、ボー
ル弁23が弁座22aから離れて噴出口21aから樹脂
が射出される。 P>F/πd2/4 …… (2) 但し、πd2/4はボール弁23の受圧面積 なお、このノズル装置のノズル本体20は、噴出口21
aが形成されたノズルチップ21と、弁座22aが形成
された筒体22とからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4のノズル装置の場
合、外部に開口している軸孔11bから樹脂漏れが生じ
て周囲を汚す上、軸孔11b内で樹脂が徐々に炭化して
弁体12の作動不良を起こしやすいといった問題点があ
る。
【0005】また、図5のノズル装置の場合は、スプリ
ング24の螺旋空間に樹脂が滞留して劣化しやすく、成
形品に悪影響が出るほか、樹脂圧によってスプリング2
4が必要以上に撓わむため、疲労破壊しやすいといった
問題点がある。
【0006】本発明の一つの目的は、樹脂が外部に漏れ
たり、スプリングの螺旋空間に滞留して劣化したりする
ことがなく、また樹脂の炭化等によって弁体が作動不良
をおこすこともない、射出成形機のノズル装置の提供に
ある。
【0007】また本発明の他の目的は、弁体の開放時に
コイルスプリングが必要以上に撓わめられて疲労破壊す
ることがない、射出成形機のノズル装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の射出成形機のノズル装置は、噴出
口が形成されたノズル本体内に、弁部に軸部を一体に設
けた弁体を、軸部を噴出口側に配して軸部の軸方向に移
動自在に挿入し、上記ノズル本体の噴出口と反対側の端
部に、弁体の弁部を当接させる弁座を設けるとともに、
上記弁体の軸部の外周面とノズル本体の内周面との間
に、弁体の弁部を弁座に当接させてノズル本体内への樹
脂の流入を止めるコイルスプリングを、軸部の外周面と
ノズル本体の内周面との間に樹脂を流通させる螺旋状通
路を形成して設けた構成とした。
【0009】また、請求項2記載の射出成形機のノズル
装置は、請求項1記載の発明において、ノズル本体の噴
出口の内側に、樹脂の流出を自由にした状態で弁体の軸
部を当接させ、弁体の開放時における過移動を止める停
止部を設けた構成とした。
【0010】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2の発明において、弁部に対する軸部の付け根部分に
樹脂の流通間隙を形成した構成とした。
【0011】
【作用】弁部を押して弁座から離した樹脂は、弁体の軸
部の外周面とノズル本体の内周面との間にコイルスプリ
ングによって形成された螺旋状通路を通ってよく混練さ
れ、噴出口に流れて射出される。コイルスプリングの螺
旋空間が樹脂の通路となっていて、射出のたびに新しい
樹脂と入れ替わり滞留することがないので、樹脂が劣化
して成形品に悪影響を出すことがない。
【0012】また、ノズル本体に停止部を設けた場合
は、弁体の開放時における動き過ぎが、上記停止部によ
って止められる。このため、コイルスプリングが必要以
上に撓わむことはなく疲労破壊が防止される。軸部の付
け根部分に樹脂の流通間隙を形成した場合は、コイルス
プリングの始端部における螺旋空間への樹脂の流れ込み
が良くなる。
【0013】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る射出成形機の
ノズル装置の一実施例を示すもので、図中1はノズル本
体である。ノズル本体1の一端には噴出口1aが形成さ
れ、また他端には、筒状の金具2が嵌着されている。こ
の金具2には透孔2aがあけられ、その内側の面が弁座
2bとされている。ノズル本体1は、ねじ1bによっ
て、周知のように加熱筒(図示せず)に装着される。
【0014】ノズル本体1内には弁体3が挿入されてい
る。弁体3は、弁部3aに軸部3bを一体に設け、弁部
3aの外周と軸部3bの自由端に樹脂の流通溝3c,3
dををそれぞれ個々に形成するとともに、弁部3aに対
する軸部3bの付け根部分3eを小径に形成して成る。
【0015】ノズル本体1の噴出口1aの内側には停止
部1cが設けられている。弁体3は、該停止部1cに軸
部3bの自由端が当たり、また弁部3aが弁座2bに当
接する範囲でノズル本体1内を軸部3bの軸方向に移動
することができる。停止部1cは平らに形成されてお
り、軸部3bの流通溝3dとの関係において、軸部3b
が停止部1cに当接した状態でも樹脂の流出を自由にす
る。なお、停止部1cに流通溝を形成して軸部3bの端
面をその流通溝に嵌合しない形状にすることにより、上
記と同じように樹脂の流出を自由にすることができる。
【0016】弁体3の軸部3bは、断面円形とされ、ノ
ズル本体1の内周面1Fと同心状にされている。そし
て、ノズル本体1の内周面1Fと軸部3bの外周面3F
との間には、コイルスプリング4が、ノズル本体1の内
周面1Fと軸部3bの外周面3Fの間に螺旋状通路Aを
形成して設けられている。このコイルスプリング4は、
弁部3aが弁座2bに当接してノズル本体1内への樹脂
の流入が止まるように弁体3を図1で右に付勢してい
る。コイルスプリング4の断面形状は円形にされている
が、四角形など、他の形状でもよい。
【0017】軸部3bの小径に形成された付け根部分3
eとコイルスプリング4との間に樹脂の流通間隙Bが形
成されている。このようにすると、弁部3aの流通溝3
cを横切っているコイルスプリング4によって樹脂の流
れが阻害されることがなく、樹脂は流通溝3cから流通
間隙Bを通ってコイルスプリング4の始端部の螺旋空間
に円滑に流れ込む。
【0018】次に、上記の構成とされた本発明に係る射
出成形機のノズル装置の作用を説明する。図1は弁座2
bに弁部3aが当接している閉止状態を示すもので、こ
の状態で射出作動に入り、弁部3aを図1で左に押す樹
脂圧Pがコイルスプリング4の力Fを弁部3aの受圧面
積πd2/4で除した値よりも大きくなると、弁体3が
図1で左に動かされて弁部3aを弁座2bから離す。こ
のため、樹脂は、流通溝3c−流通間隙B−螺旋状通路
A−流通溝3dの順に流れて噴出口1aから金型内に射
出される。
【0019】この際、樹脂は、コイルスプリング4によ
って形成された螺旋状通路Aを勢いよく巡って射出され
るので、ミキシング効果が生じ混練が促進されるように
なる。また、螺旋状通路Aに残された樹脂は、次の射出
時に新しい樹脂と入れ替わってそのまま滞留することが
ないので、劣化による成形品への悪影響が防止される。
【0020】また、射出時に、停止部1cが軸部3bを
当接させて弁体3の動き過ぎを止めるので、コイルスプ
リング4が必要以上に撓わめられて疲労破壊することも
ない。また流通間隙Bはコイルスプリング4の始端部に
おける螺旋空間への樹脂の流れ込みを良くする。
【0021】樹脂圧PがF/πd2/4より小さくなる
とコイルスプリング4の付勢力で弁部3aが弁座2bに
当接するので、樹脂の流れが止まり、次の射出作動まで
その状態が保たれる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の射
出成形機のノズル装置は、噴出口が形成されたノズル本
体内に、弁部に軸部を一体に設けた弁体が、軸部を噴出
口側に配して軸部の軸方向に移動自在に挿入され、上記
ノズル本体の噴出口と反対側の端部には、弁体の弁部を
当接させる弁座が設けられるとともに、上記弁体の軸部
の外周面とノズル本体の内周面との間には、弁体の弁部
を弁座に当接させてノズル本体内への樹脂の流入を止め
るコイルスプリングが、軸部の外周面とノズル本体の内
周面との間に樹脂を流通させる螺旋状通路を形成して設
けられた構成とされているので、コイルスプリングの螺
旋空間に樹脂が何回もの射出にわたって滞留し劣化する
ようなことがない。このため、常に良質の成形品を得る
ことができる。
【0023】また、図4の従来のノズル装置と違って、
コイルスプリングや弁体等の構成部品のすべてがノズル
本体内に組み込まれていて外部に開口している軸孔を有
しないので、樹脂漏れによって周囲が汚されたり、炭化
樹脂によって弁体の動きが悪くなることもない。しかも
螺旋状通路によって樹脂の混練が向上する効果もある。
【0024】また、請求項2記載の発明は、請求項1の
発明において、ノズル本体の噴出口の内側に、樹脂の流
出を自由にした状態で弁体の軸部を当接させ、弁体の開
放時における過移動を止める停止部が設けられた構成と
されているので、上記の効果がある上、コイルスプリン
グが必要以上に撓わめられて疲労破壊するおそれがな
く、耐用年数がそれだけ長くなる効果がある。
【0025】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、弁部に対する軸部の付け根部分に
樹脂の流通間隙が形成された構成とされているので、上
記の効果が奏されるほか、樹脂がコイルスプリングの始
端部の螺旋空間に円滑に流れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機のノズル装置の一実
施例を示す断面図である。
【図2】 弁体の正面図である。
【図3】 弁体の軸部の正面図てある。
【図4】 従来の射出成形機のノズル装置の断面図であ
る。
【図5】 従来の他のノズル装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体 1a 噴出口 1c 停止部 1F 内周面 2b 弁座 3 弁体 3a 弁部 3b 軸部 3e 付け根部分 3F 外周面 4 コイルスプリング A 螺旋状通路 B 流通間隙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出口が形成されたノズル本体内に、弁
    部に軸部を一体に設けた弁体が、軸部を噴出口側に配し
    て軸部の軸方向に移動自在に挿入され、上記ノズル本体
    の噴出口と反対側の端部には、弁体の弁部を当接させる
    弁座が設けられるとともに、上記弁体の軸部の外周面と
    ノズル本体の内周面との間には、弁体の弁部を弁座に当
    接させてノズル本体内への樹脂の流入を止めるコイルス
    プリングが、軸部の外周面とノズル本体の内周面との間
    に樹脂を流通させる螺旋状通路を形成して設けられたこ
    とを特徴とする射出成形機のノズル装置。
  2. 【請求項2】 ノズル本体の噴出口の内側に、樹脂の流
    出を自由にした状態で弁体の軸部を当接させ、弁体の開
    放時における過移動を止める停止部が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の射出成形機のノズル装置。
  3. 【請求項3】 弁部に対する軸部の付け根部分に樹脂の
    流通間隙が形成されたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の射出成形機のノズル装置。
JP5241766A 1993-09-28 1993-09-28 射出成形機のノズル装置 Expired - Lifetime JP2751799B2 (ja)

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JPH0788896A JPH0788896A (ja) 1995-04-04
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