JP2751683B2 - 多層アレーアンテナ装置 - Google Patents

多層アレーアンテナ装置

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JP2751683B2
JP2751683B2 JP3231793A JP23179391A JP2751683B2 JP 2751683 B2 JP2751683 B2 JP 2751683B2 JP 3231793 A JP3231793 A JP 3231793A JP 23179391 A JP23179391 A JP 23179391A JP 2751683 B2 JP2751683 B2 JP 2751683B2
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antenna
power supply
microstrip antenna
dielectric substrate
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喜秋 津田
正人 井上
晋啓 折目
孝至 片木
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements
    • H01Q5/42Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements using two or more imbricated arrays

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  • Waveguide Aerials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロストリップ
アンテナを用いたアレーアンテナ装置の2周波数共用化
及びブロッキング化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不平衡平面回路を利用したマイクロスト
リップアンテナは、一般に小型・軽量・低損失であると
いう利点を有している。図12は、例えばI.J.Ba
h1,P.Bhartia共著の「MICROSTRI
P ANTENNAS」第2章P31〜P84 198
0年 ARTECH HOUSE,INC.社出版に示
された従来のマイクロストリップアンテナの一例を示す
斜視図である。図において、1aは誘電体基板、2aは
上記誘電体基板1aの一方の面に構成された地導体、3
は上記誘電体基板1aの他方の面に構成された辺長Lと
Wから成る矩形の放射導体、4aは上記放射導体3にマ
イクロ波を供給するための誘電体基板1aに設けられた
給電用スルーホール、5aは上記給電用スルーホール4
aと上記地導体2aとの直流的導通を断つためのクリア
ランス、11は電波を放射するマイクロストリップアン
テナの開放周辺端、6はアレーアンテナから放射された
主偏波の偏波方向である。なお、図12(a)は従来の
マイクロストリップアンテナを上面から見た場合であ
り、(b)は従来のマイクロストリップアンテナを下面
から見た場合である。
【0003】次に動作について図12(a),(b)を
用いて説明する。複数の給電用スルーホール4aを介し
て複数の放射導体3に供給されたマイクロ波は、放射導
体3上とその周囲において、偏波方向6の電流成分、あ
るいは偏波成分6と直交する磁流成分を形成する。この
電流成分あるいは磁流成分を電流源あるいは磁流源とし
て電磁波が放射導体3から空間に放射される。この放射
された電磁波は、電界方向が偏波方向6と一致する合成
波である。
【0004】このマイクロストリップアンテナの基本モ
ードの共振周波数f0は、主に放射導体3の辺長Lと誘
電体基板1a比誘電率εrにより決定される。また、
周波数帯域幅は、主に誘電体基板1aの比誘電率εrと
厚さhにより決定され、比誘電率εrを小とし、誘電体
基板1aの厚さhを大とする程広帯域となる性質がある
が、高次モードの発生を防止するために厚さhの選択範
囲には限界があり、実用されているマイクロストリップ
アンテナの周波数帯域幅は、図13に示すように数%程
度である。
【0005】また、マイクロストリップアンテナにマイ
クロ波を給電する給電用スルーホール4aの位置で表わ
される給電点インピーダンスは、給電用スルーホール4
aを開放周辺端に一致させてX=0とした場合に高イン
ピーダンスとなり、給電用スルーホール4aを放射導体
3の中心に近づけるに従って順次給電点インピーダンス
が低下する性質があり、給電点インピーダンスの整合を
図るように寸法Xを選定する。
【0006】マイクロストリップアンテナの寸法Yは、
交差偏波成分の発生を防止するため、Y=W/2とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレーアンテナ
は以上のように構成されているので、例えば、レーダ用
アレーアンテナとして使用する場合、単一の周波数帯で
しか使用できず、かつ、レーダのビーム捜索範囲内に目
標物が2つ以上存在する場合などの同時多目標対処がで
きないという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、2つの周波数帯域で使用でき、
かつ、低ブロッキング化を図れる2周波数共用および低
ブロッキング化のアレーアンテナを得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わる
多層アレーアンテナ装置は、複数の第1の給電用スルー
ホール、及び複数の第2の給電用スルーホールが設けら
れた第1の誘電体基板と、上記第1の誘電体基板の一方
の面に設けられた地導体と、上記第1の誘電体基板の他
方の面上に設けられ、上記第1の給電用スルーホールか
ら給電される放射導体を、複数配列した高周波数帯域用
マイクロストリップアンテナと、上記複数の第2の給電
用スルーホールにそれぞれ接続された複数の第3の給電
用スルーホールが設けられ、一方の面が上記高周波数帯
域用マイクロストリップアンテナに当接するように上記
第1の誘電体基板上に積層された第2の誘電体基板と、
上記第2の誘電体基板の他方の面上に設けられ、上記高
周波数帯域用マイクロストリップアンテナの偏波方向に
長手方向が平行になるように配設された第1のストリッ
プ導体、及び上記第1のストリップ導体の長手方向に略
直交するように上記第1のストリップ導体に接続された
複数の第2のストリップ導体からなるとともに、上記複
数の第3の給電用スルーホールから給電される両側くし
形の放射導体を、複数配列した低周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナとを具備し、上記低周波数帯域用マ
イクロストリップアンテナと、上記高周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナは、偏波方向が互いに直交する
ように配置されたものである
【0010】また、第2の発明に係わる多層アレーアン
テナ装置は、複数の第1の給電用スルーホール、及び複
数の第2の給電用スルーホールが設けられた第1の誘電
体基板と、上記第1の誘電体基板の一方の面に設けられ
た地導体と、上記第1の誘電体基板の他方の面上に設け
られ、それぞれの上記第1の給電用スルーホールから給
電される複数の給電用ストリップ線路と、上記複数の第
2の給電用スルーホールにそれぞれ接続された複数の第
4の給電用スルーホールが設けられ、一方の面が上記複
数の給電用ストリップ線路に当接するように上記第1の
誘電体基板上に積層された第3の誘電体基板と、第3の
誘電体基板の他方の面上に積層され、上記複数の結合用
ストリップ線路からの電磁結合によって励振されて電波
を放射する複数のスロットを、複数配列した高周波数帯
域用マイクロスロットアンテナと 、上記複数の第4の給
電用スルーホールにそれぞれ接続された複数の第3の給
電用スルーホールが設けられ、上記高周波数帯域用マイ
クロスロットアンテナに一方の面が当接するように積層
された第2の誘電体基板と、上記第2の誘電体基板の他
方の面上に設けられ、上記高周波数帯域用マイクロスロ
ットアンテナの偏波方向に長手方向が平行になるように
配設された第1のストリップ導体、及び上記第1のスト
リップ導体の長手方向に略直交するように上記第1のス
トリップ導体に接続された複数の第2のストリップ導体
からなるとともに、上記複数の第3の給電用スルーホー
ルから給電される両側くし形の放射導体を、複数配列し
た低周波数帯域用マイクロストリップアンテナとを具備
し、上記低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
と、上記高周波数帯域用マイクロスロットアンテナは、
偏波方向が互いに直交するように配置されたものであ
る。
【0011】さらにまた、第3の発明に係わる多層アレ
ーアンテナ装置は、上記第1の発明、第2の発明におけ
る上記両側くし形放射導体は、上記複数の第2のストリ
ップ導体が短部と長部とからなり、上記複数の第2のス
トリップ導体の短部と長部に狭まれるように上記第1の
ストリップ導体が接続されるとともに、上記第1のスト
リップ導体の長手方向に垂直な対称軸上で給電されるも
のである。
【0012】
【作用】この発明における多層アレーアンテナ装置は、
2つの異なる周波数帯域のうち、低い周波数帯域では低
周波数用の両側くし形のマイクロストリップアンテナを
用い、また、高い周波数帯域では高周波数用のマイクロ
ストリップアンテナを用いることで2周波数共用のアレ
ーアンテナとして動作させることが出来る。更に、低周
波数用マイクロストリップアンテナのくし状の隙間から
高周波数用マイクロストリップアンテナの放射する電磁
波を、低周波数用マイクロストリップアンテナのブロッ
キングの影響を受けずに空間に放射することが出来る。
【0013】この発明における多層アレーアンテナ装置
は、2つの異なる周波数帯域のうち、低い周波数帯域で
は低周波数用の両側くし形のマイクロストリップアンテ
ナを用い、また、高い周波数帯域では高周波数用のスロ
ットアンテナを用いることで2周波数共用のアレーアン
テナとして動作させることが出来る。更に、低周波数用
のマイクロストリップアンテナと高周波数用のストリッ
プアンテナの2つの主偏波を直交させることで、偏波共
用のアレーアンテナとすることができ、かつ、低周波数
用マイクロストリップアンテナのくし状の隙間から高周
波数用スロットアンテナから放射される電磁波を、低周
波数用マイクロストリップアンテナのブロッキングの影
響を受けずに空間に放射することが出来る。
【0014】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
は多層化アレーアンテナ装置の一部を示す斜視図であ
る。図中、1a,2,4a及び5は従来のアレーアンテ
ナと全く同一のものである。3は第1の給電用スルーホ
ールである給電用スルーホール4aから給電される放射
導体を複数配列した高周波数帯域用マイクロストリップ
アンテナ、1bは高周波数帯域用マイクロストリップア
ンテナに当接するように第1の誘電体基板である誘電体
基板1a上に積層された第2の誘電体基板である誘電体
基板、4bは誘電体基板1a,1bを貫通して設けられ
た第2の給電用スルーホールである給電用スルーホー
ル、6は上記高周波数帯域用マイクロストリップアンテ
ナ3の主偏波方向を示す高周波数帯域偏波方向、7は給
電用スルーホール4bと接続され、高周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナの偏波方向に長手方向が平行に
なるように配設された第1のストリップ導体、及び上記
第1のストリップ導体の長手方向に直交するように上記
第1のストリップ導体に接続された複数の第2のストリ
ップ導体(図1のように、例えば短部と長部から成る4
個の第2のストリップ導体が、短部と長部で挟むように
第1のストリップ導体に接続される)から成る両側くし
形のマイクロストリップアンテナを、複数配列した低周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ、8は上記低周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ7の主偏波方向
を示す低周波数帯域偏波方向である。なお、図1(a)
は多層化アレーアンテナ装置の上面から見た斜視図であ
り、(b)は多層化アレーアンテナ装置の下面から見た
斜視図である。
【0015】次に、動作について説明する。便宜上、低
周波数帯域と高周波数帯域の2つの動作周波数帯域にそ
れぞれ分けて説明する。
【0016】まず、動作周波数帯域が低周波数帯の場合
について説明する。例えば、X帯のマイクロ波が地導体
2a上の給電用スルーホール4bに入力され、誘電体基
板1aを介して誘電体基板1b上の低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7に供給されると、低周波数帯
域用マイクロストリップアンテナ7上あるいはその周囲
に低周波数帯域偏波方向8の電流成分あるいは低周波数
帯域偏波方向8と直交する磁流成分が形成される。この
電流または磁流成分を、電流源または磁流源として電磁
波が低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7から
空間に放射される。この放射された電磁波は、電界方向
が低周波数帯域偏波方向8と一致する合成波となる。こ
こで、上記電流源または上記磁流源から放射されたX帯
の電磁波は高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
3の共振周波数から帯域がずれており、また、低周波数
帯域偏波方向8が高周波数帯域用マイクロストリップア
ンテナ3の高周波数帯域偏波方向6と直交しているた
め、高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3から
の影響を受けにくい。
【0017】ここで、両側くし形の低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7について説明する。図2は低
周波数帯域用マイクロストリップアンテナの斜視図であ
る。両側くし形マイクロストリップアンテナの動作原理
は、従来の矩形マイクロストリップアンテナの特性と全
く同一である。両側くし形マイクロストリップアンテナ
の基本モードの共振周波数f0は主に放射導体の辺長
と誘電体基板1a,1bの比誘電率εrにより決定
され、周波数帯域幅は主に誘電体基板1a,1bの比誘
電率εrと厚さhにより決定される。両側くし形マイク
ロストリップアンテナの周波数帯域幅は、図13に示し
たように数%程度である。
【0018】また、両側くし形マイクロストリップアン
テナにマイクロ波を給電する給電用スルーホール4
位置で表わされる給電点インピーダンスは、給電用スル
ーホール4を開放周辺端に一致させてX=0とした場
合に高インピーダンスとなり、給電用スルーホール4
を放射導体の中心に近づけるに従って順次給電点イン
ピーダンスが低下する性質があり、給電点インピーダン
スの整合を図るように寸法Xを選定する。
【0019】両側くし形マイクロストリップアンテナの
寸法Yは、交差偏波成分の発生を防止するため、Y=
/2とする。
【0020】両側くし形マイクロストリップアンテナの
くしの長さL1,L2の間隔W1は、ブロッキングされ
る高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3から放
射される電磁波をくし状の隙間から空間に放射できるよ
うに実験的に求める。
【0021】高周波数帯域用マイクロストリップアンテ
ナ3から放射した電磁波をブロッキングの影響が小さく
なるように上層に配置する低周波数帯域用マイクロスト
リップアンテナ7の形状を求める。また、下層の高周波
数帯域用マイクロストリップアンテナ3の位置と上層に
配置する低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7
の位置によるブロッキングの影響の関係から実験的に求
める。
【0022】図3に上層に配置する低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ12の形状を下層に配置する高
周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3と同じ矩形
のマイクロストリップアンテナとした場合を示す。図3
(a),(b),(c)はそれぞれ下層の高周波数帯域
用マイクロストリップアンテナ3とのずれを示す。
【0023】このときの下層の高周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナ3の反射特性を図4に示す。設計中
心の規格化周波数f0において、上層にブロッキングの
矩形の低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ12
を配置した場合は反射損失が約−13dBから約−4d
Bと悪く、下層の高周波数帯域用マイクロストリップア
ンテナ3から放射した電磁波は空間に十分放射されない
ことがわかった。
【0024】図5に上層に配置する低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7の形状を片側のみくし形の低
周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7aとした場
合を示す。図5(a),(b),(c)はそれぞれ下層
の高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3とのず
れを示す。また、くし形状はL1=La/2とし、くし
の幅は低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの幅
Waを均等5分割したW1とした。
【0025】このときの下層の高周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナ3の反射特性を図6に示す。設計中
心の規格化周波数f0において、上層にブロッキングの
片側くし形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
7aを配置した場合は反射損失が約−14dBから約−
6dBと悪く、下層の高周波数帯域用マイクロストリッ
プアンテナ3から放射した電磁波は空間に十分放射され
ないことがわかった。
【0026】図7に上層に配置する低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7の形状を両側くし形の低周波
数帯域用マイクロストリップアンテナ7とした場合を示
す。図7(a),(b),(c)はそれぞれ下層の高周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ3とのずれを示
す。また、くし形状はL1=La/2とし、L2=La
/4とした。また、くしの幅は低周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナの幅Waを均等5分割したW1とし
た。
【0027】このときの下層の高周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナ3の反射特性を図8に示す。設計中
心の規格化周波数f0において、上層にブロッキングの
両側くし形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
7を配置した場合は、くし形低周波数帯域用マイクロス
トリップアンテナ7をずらしても反射損失の劣化は生じ
ずに約−20dB以下と良好な特性を得られ、下層の高
周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射し
た電磁波は空間に十分放射されことがわかった。
【0028】ここでは両側くし形低周波数帯域用マイク
ロストリップアンテナ7のくしの本数(上記第2のスト
リップ導体の本数)を3本で説明したが、低周波数帯域
用マイクロストリップアンテナ7のくし形の長さ(上記
の第2のストリップ導体の長さ)L1とL2を変えず
に、低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの幅W
aを均等7分割したくし(上記第2のストリップ導体
の長さ)W1で形成される本数4本の場合でも、また、
同じく低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの幅
Waを均等9分割したくし幅W1で形成される本数5本
の場合でもくしの本数が3本の場合と同様の性能を有し
た。
【0029】次に、動作周波数帯域が高周波数帯域の場
合について説明する。例えば、Ku帯のマイクロストリ
ップアンテナが地導体2a上の給電用スルーホール4a
に入力され、誘電体基板1a上の高周波数帯域用マイク
ロストリップアンテナ3に供給されると、高周波数帯域
用マイクロストリップアンテナ3上またはその周辺に高
周波数帯域偏波方向6の電流成分または高周波数帯域偏
波方向6と直交する磁流成分が形成される。この電流ま
たは磁流成分を、電流源または磁流源として電磁波が空
間に放射される。この放射された電磁波は、電界方向が
高周波数帯域偏波方向6と一致する合成波となる。ここ
で、上記電流源または上記磁流源から放射されたKu帯
の電磁波は低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
7の共振周波数から帯域がずれており、また、高周波数
帯域偏波方向6は低周波数帯域用マイクロストリップア
ンテナ7の低周波数帯域偏波方向8と直交しているた
め、低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7の影
響を受けにくく、かつ、上層に配置した低周波数帯域用
マイクロストリップアンテナ7の形状を両側くし状に形
成することで、両側くし状の隙間から高周波数帯域用マ
イクロストリップアンテナ3から放射された電磁波に対
するブロッキングの影響を受けずに空間に電磁波を放射
する。
【0030】ここで、図3の(a)に示した場合の高周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射した
電磁波の放射特性を図9に示す。図(a)は高周波数
帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁
波のH面の放射特性であり、図(b)は高周波数帯域
用マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁波の
E面放射特性である。図(a),(b)において実線
は正偏波であり、破線は交差偏波である。正偏波と交差
偏波の相対電力のレベル値は差異が見られず、矩形低周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ12により高周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射した
電磁波の正偏波成分の空間への放射は不十分である。
【0031】一方、図7(a)に示した場合の高周波数
帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁
波の放射特性を図10に示す。図10(a)は高周波数
帯域用マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁
波のH面の放射特性であり、図10(b)は高周波数帯
域用マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁波
のE面放射特性である。図10(a),(b)において
実線は正偏波であり、破線は交差偏波である。正偏波と
交差偏波の相対電力のレベル値は差異が見られ、両側く
し形の低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7に
よりブロッキングの影響は少なくなり、高周波数帯域用
マイクロストリップアンテナ3から放射した電磁波の正
偏波成分の空間への放射は十分である。
【0032】実施例2. 次に、この発明の他の実施例を図について説明する。図
11(a),11(b)はこの発明の第2の実施例を示
し、従来の高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
3を結合用ストリップ線路10とし、この複数の結合用
ストリップ線路10の上に給電用スルーホール4bが貫
通する誘電体基板1cと高周波数帯域用スロットアンテ
ナ9を形成し、更に、上記高周波数帯域用スロットアン
テナ9にマイクロ波を給電するための結合用ストリップ
線路10に給電用スルーホール4cとクリアランス5c
を設けた場合である。
【0033】次に、動作について説明する。便宜上、低
周波数帯域と高周波数帯域の2つの動作周波数帯域にそ
れぞれ分けて説明する。
【0034】まず、動作周波数帯域が低周波数帯の場合
について説明する。例えば、X帯のマイクロ波が地導体
上の給電用スルーホール4bに入力され、誘電体基
板1d,1cを介して誘電体基板1b上の両側くし形の
低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7に供給さ
れると、低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7
上あるいはその周囲に低周波数帯域偏波方向8の電流成
分あるいは低周波数帯域偏波方向8と直交する磁流成分
が形成される。この電流または磁流成分を、電流源また
は磁流源として電磁波が低周波数帯域用マイクロストリ
ップアンテナ7から空間に放射される。この放射された
電磁波は、電界方向が低周波数帯域偏波方向8と一致す
る合成波となる。ここで、上記電流源または上記磁流源
から放射されたX帯の電磁波は高周波数帯域用スロット
アンテナ9の共振周波数から帯域がずれており、また、
低周波数帯域偏波方向8が高周波数帯域用スロットアン
テナ9の高周波数帯域偏波方向6と直交しているため、
高周波数帯域用スロットアンテナ9からの影響を受けに
くい。
【0035】ここで、低周波数帯域用マイクロストリッ
プアンテナ7の特性は実施例1と全く同様である。
【0036】次に、動作周波数帯域が高周波数帯域の場
合について説明する。例えば、Ku帯のマイクロ波が給
電用スルーホール4cを介して結合用ストリップ線路1
0に供給され、電磁結合によって高周波数帯域用スロッ
トアンテナ9に励振する。これにより、高周波数帯域用
スロットアンテナ9に磁流が伝わり電界方向が高周波数
帯域偏波方向6である電磁波を誘電体基板1bを介して
空間に放射する。また、高周波数帯域偏波方向6は低周
波数帯域用マイクロストリップアンテナ7の低周波数帯
域偏波方向8と直交しているため、低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7の影響を受けにくく、上層に
配置した低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7
の形状を両側くし状に形成しているので、くし状の隙間
から高周波数帯域用スロットアンテナ9から放射された
電磁波に対するブロッキングの影響を受けずに空間に電
磁波を放射する。
【0037】ここで、高周波数帯域用スロットアンテナ
9から放射される電磁波の放射特性は、実施例1とほぼ
同様である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、第1、もしくは第3の
明によれば放射導体をそれぞれが狭帯域の高周波数帯域
用マイクロストリップアンテナ3と両側くし形低周波数
帯域用マイクロストリップアンテナ7の2種類にして、
高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ3の上に誘
電体基板1bを介して低周波数帯域用マイクロストリッ
プアンテナ7を、それぞれの主偏波が直交するように配
置したので、2つの周波数帯域で動作させることがで
き、しかも高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
3の電磁波は低周波数帯域用マイクロストリップアン
テナ7に両側くし状の隙間を施すことによって低周波
数帯域用マイクロストリップアンテナ7によるブロッキ
ングの影響を受けずに空間に放射させることが可能とな
り、更に低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの
取付面上の給電可能な任意の位置に低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナを配置しても反射損失の劣化を
生じない効果がある。
【0039】また、レーダ用アレーアンテナとして使用
する場合、使用周波数帯域を低い周波数帯域から高い周
波数帯域に切換える事で、アンテナの放射パターンの3
dBビーム幅を小さくすることもでき、これによりレー
ダの方位分解能を向上させることもできる。
【0040】さらにまた、第2、もしくは第3のこの発
明によれば放射導体をそれぞれが狭帯域の高周波数帯域
用スロットアンテナ9と両側くし形低周波数帯域用マイ
クロストリップアンテナ7の2種類にし、高周波数帯域
用スロットアンテナ9の上に誘電体基板1bを介して低
周波数帯域用マイクロストリップアンテナ7を、それぞ
れの主偏波が直交するように配置したので、2つの周波
数帯域で動作させることができ、しかも高周波数帯域用
スロットアンテナ9の電磁波は低周波数帯域用マイクロ
ストリップアンテナ7に両側くし状の隙間を施すこと
で、ブロッキングの影響を受けずに空間に放射させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における多層アレーアンテ
ナ装置の一部を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例1における両側くし形マイク
ロストリップアンテナの一部を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施例1における高周波数帯域用マ
イクロストリップアンテナとブロッキングとなる矩形
周波数帯域用マイクロストリップアンテナの一部を示す
上面図である。
【図4】この発明の実施例1におけるブロッキングとな
矩形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナによ
る高周波数帯域用マイクロストリップアンテナの共振周
波数と反射特性を示す図である。
【図5】この発明の実施例1における高周波数帯域用マ
イクロストリップアンテナとブロッキングとなる片側く
し形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの一部
を示す上面図である。
【図6】この発明の実施例1におけるブロッキングとな
片側くし形低周波数帯域用マイクロストリップアンテ
ナによる高周波数帯域用マイクロストリップアンテナの
共振周波数と反射特性を示す図である。
【図7】この発明の実施例1における高周波数帯域用マ
イクロストリップアンテナとブロッキングとなる両側く
し形の低周波数帯域用マイクロストリップアンテナの一
部を示す上面図である。
【図8】この発明の実施例1におけるブロッキングとな
両側くし形の低周波数帯域用マイクロストリップアン
テナによる高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
の共振周波数と反射特性を示す図である。
【図9】この発明の実施例1におけるブロッキングとな
矩形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナによ
る高周波数帯域用マイクロストリップアンテナの放射特
性を示す図である。
【図10】この発明の実施例1におけるブロッキングと
なる両側くし形の低周波数帯域用マイクロストリップア
ンテナによる高周波数帯域用マイクロストリップアンテ
ナの放射特性を示す図である。
【図11】この発明の実施例2における多層アレーアン
テナ装置の一部を示す斜視図である。
【図12】従来のアレーアンテナ装置の一部を示す斜視
図である。
【図13】従来のアレーアンテナ装置に使用されている
マイクロストリップアンテナの共振周波数と反射特性を
示す図である。
【符号の説明】
1 誘電体基板 2 地導体 3 高周波数帯域用マイクロストリップアンテナ 4 給電用スルーホール 5 クリアランス 6 高周波数帯域偏波方向 7 低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ 8 低周波数帯域偏波方向 9 高周波数帯域用スロットアンテナ 10 結合用ストリップ線路 11 開放周辺端 12 矩形低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (56)参考文献 特開 平2−172306(JP,A) 特開 平2−230804(JP,A) 特開 昭63−177602(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 5/00 - 5/02 H01Q 9/00 - 9/46 H01Q 13/00 - 13/28 H01Q 21/00 - 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1の給電用スルーホール、及び
    複数の第2の給電用スルーホールが設けられた第1の誘
    電体基板と、上記第1の誘電体基板の一方の面に設けら
    れた地導体と、上記第1の誘電体基板の他方の面上に設
    けられ、上記第1の給電用スルーホールから給電される
    放射導体を、複数配列した高周波数帯域用マイクロスト
    リップアンテナと、上記複数の第2の給電用スルーホー
    ルにそれぞれ接続された複数の第3の給電用スルーホー
    ルが設けられ、一方の面が上記高周波数帯域用マイクロ
    ストリップアンテナに当接するように上記第1の誘電体
    基板上に積層された第2の誘電体基板と、上記第2の誘
    電体基板の他方の面上に設けられ、上記高周波数帯域用
    マイクロストリップアンテナの偏波方向に長手方向が平
    行になるように配設された第1のストリップ導体、及び
    上記第1のストリップ導体の長手方向に略直交するよう
    に上記第1のストリップ導体に接続された複数の第2の
    ストリップ導体からなるとともに、上記複数の第3の給
    電用スルーホールから給電される両側くし形の放射導体
    を、複数配列した低周波数帯域用マイクロストリップア
    ンテナとを具備し、上記低周波数帯域用マイクロストリ
    ップアンテナと、上記高周波数帯域用マイクロストリッ
    プアンテナは、偏波方向が互いに直交するように配置さ
    れたことを特徴とする多層アレーアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 複数の第1の給電用スルーホール、及び
    複数の第2の給電用スルーホールが設けられた第1の誘
    電体基板と、上記第1の誘電体基板の一方の面に設けら
    れた地導体と、上記第1の誘電体基板の他方の面上に設
    けられ、それぞれの上記第1の給電用スルーホールから
    給電される複数の給電用ストリップ線路と、上記複数の
    第2の給電用スルーホールにそれぞれ接続された複数の
    第4の給電用スルーホールが設けられ、一方の面が上記
    複数の給電用ストリップ線路に当接するように上記第1
    の誘電体基板上に積層された第3の誘電体基板と、第3
    の誘電体基板の他方の面上に積層され、上記複数の結合
    用ストリップ線路からの電磁結合によって励振されて電
    波を放射する複数のスロットを、複数配列した高周波数
    帯域用マイクロスロットアンテナと、上記複数の第4の
    給電用スルーホールにそれぞれ接続された複数の第3の
    給電用スルーホールが設けられ、上記高周波数帯域用マ
    イクロスロットアンテナに一方の面が当接するように積
    層された第 2の誘電体基板と、上記第2の誘電体基板の
    他方の面上に設けられ、上記高周波数帯域用マイクロス
    ロットアンテナの偏波方向に長手方向が平行になるよう
    に配設された第1のストリップ導体、及び上記第1のス
    トリップ導体の長手方向に略直交するように上記第1の
    ストリップ導体に接続された複数の第2のストリップ導
    体からなるとともに、上記複数の第3の給電用スルーホ
    ールから給電される両側くし形の放射導体を、複数配列
    した低周波数帯域用マイクロストリップアンテナとを具
    備し、上記低周波数帯域用マイクロストリップアンテナ
    と、上記高周波数帯域用マイクロスロットアンテナは、
    偏波方向が互いに直交するように配置されたことを特徴
    とする多層アレーアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記両側くし形放射導体は、上記複数の
    第2のストリップ導体が短部と長部とからなり、上記複
    数の第2のストリップ導体の短部と長部に狭まれるよう
    に上記第1のストリップ導体が接続されるとともに、上
    記第1のストリップ導体の長手方向に垂直な対称軸上で
    給電されることを特徴とした請求項1、もしくは2記載
    の多層アレーアンテナ装置。
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