JP2750882B2 - 2サイクルエンジンのオイル供給装置 - Google Patents
2サイクルエンジンのオイル供給装置Info
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- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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- F01M3/02—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture with variable proportion of lubricant to fuel, lubricant to air, or lubricant to fuel-air-mixture
-
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/04—Pressure lubrication using pressure in working cylinder or crankcase to operate lubricant feeding devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、船外機等の船舶推進機に用いて好適な2サ
イクルエンジンのオイル供給装置に関する。
イクルエンジンのオイル供給装置に関する。
[従来の技術] 船外機等の2サイクルエンジンには、オイル(潤滑
油)を燃料とは別に供給する、分離潤滑方式を採用する
ものがある。
油)を燃料とは別に供給する、分離潤滑方式を採用する
ものがある。
所で、分離潤滑方式を構成する際のオイル供給ポンプ
としては、エンジン回転力を歯車列等にて取込んで駆動
力とする機械駆動式ポンプ、或いはバッテリ等の電力を
駆動力とする電動式ポンプが一般である。所が、機械駆
動式ポンプでは歯車列等の配置スペースの確保が必要と
なり、レイアウトが難しく、電動式ポンプではバッテリ
等の電源を必要とする。
としては、エンジン回転力を歯車列等にて取込んで駆動
力とする機械駆動式ポンプ、或いはバッテリ等の電力を
駆動力とする電動式ポンプが一般である。所が、機械駆
動式ポンプでは歯車列等の配置スペースの確保が必要と
なり、レイアウトが難しく、電動式ポンプではバッテリ
等の電源を必要とする。
そこで、設備化の簡易なオイル供給ポンプとして、全
てのエンジンにおいて発生するクランク室パルスを駆動
力とするダイヤフラム式ポンプを用いることが考えられ
る。
てのエンジンにおいて発生するクランク室パルスを駆動
力とするダイヤフラム式ポンプを用いることが考えられ
る。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、ダイヤフラム式ポンプを用いたオイル供
給装置には以下の問題点がある。
給装置には以下の問題点がある。
オイルタンク内の油量変化や、オイルの粘度の影響を
受け、ポンプの吐出量が比較的大きくばらつき易い。
受け、ポンプの吐出量が比較的大きくばらつき易い。
ポンプによる微小量の吐出コントロールが困難であ
る。
る。
本発明は、オイル供給を安定化し、且つ微小量の吐出
コントロールを可能にすることを目的とする。
コントロールを可能にすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、エンジンのクランク室パルスによって作動
するダイヤフラム式のオイル供給ポンプを備えて構成さ
れる、2サイクルエンジンのオイル供給装置において、
オイル供給ポンプの吸引通路に連通するオイル室を備
え、オイル供給ポンプの吸引時におけるオイル室内油量
が一定となるように調整するオイル油量調整装置と、オ
イルタンクと上記オイル油量調整装置のオイル室との間
に介在し、該オイル油量調整装置の調整動作に応じて、
オイルタンク内のオイルをオイル室に装填するオイル装
填装置と、オイル供給ポンプの吸引通路に連通する空気
吸入口を備え、オイル供給ポンプが上記オイル油量調整
装置のオイル室から吸引したオイルに空気を混入する空
気混入装置とを有してなるようにしたものである。
するダイヤフラム式のオイル供給ポンプを備えて構成さ
れる、2サイクルエンジンのオイル供給装置において、
オイル供給ポンプの吸引通路に連通するオイル室を備
え、オイル供給ポンプの吸引時におけるオイル室内油量
が一定となるように調整するオイル油量調整装置と、オ
イルタンクと上記オイル油量調整装置のオイル室との間
に介在し、該オイル油量調整装置の調整動作に応じて、
オイルタンク内のオイルをオイル室に装填するオイル装
填装置と、オイル供給ポンプの吸引通路に連通する空気
吸入口を備え、オイル供給ポンプが上記オイル油量調整
装置のオイル室から吸引したオイルに空気を混入する空
気混入装置とを有してなるようにしたものである。
[作用] 本発明によれば以下の、の作用効果がある。
ダイヤフラム式オイル供給ポンプの吸引通路に連通す
るオイル室には、オイル油量調整装置とオイル装填装置
の作用により、常に定量のオイルが装填される。このた
め、オイルタンク内の油量変化の影響がオイル供給ポン
プに及ぶことを遮断でき、又、オイルの粘度の影響を受
けることなく、オイル供給ポンプの吸引力により該オイ
ルを迅速に吸引できる。その結果として、オイル供給を
安定化できる。
るオイル室には、オイル油量調整装置とオイル装填装置
の作用により、常に定量のオイルが装填される。このた
め、オイルタンク内の油量変化の影響がオイル供給ポン
プに及ぶことを遮断でき、又、オイルの粘度の影響を受
けることなく、オイル供給ポンプの吸引力により該オイ
ルを迅速に吸引できる。その結果として、オイル供給を
安定化できる。
ダイヤフラム式オイル供給ポンプは、空気混入装置の
作用により、オイル室から吸引通路に吸引したオイルに
空気を混入し、この空気混入オイル(混合気)をポンプ
室に吸引し、延いてはこれを吐出することになる。これ
により、ダイヤフラムのポンプ動作は大きくしても、そ
れによって吐出されるオイル量は微小にすることがで
き、微小量の吐出コントロールが可能になる。尚、オイ
ルは粘性が大きいので、空気を混入されて泡状となり、
該空気との混合状態を維持し易い。
作用により、オイル室から吸引通路に吸引したオイルに
空気を混入し、この空気混入オイル(混合気)をポンプ
室に吸引し、延いてはこれを吐出することになる。これ
により、ダイヤフラムのポンプ動作は大きくしても、そ
れによって吐出されるオイル量は微小にすることがで
き、微小量の吐出コントロールが可能になる。尚、オイ
ルは粘性が大きいので、空気を混入されて泡状となり、
該空気との混合状態を維持し易い。
[実施例] 第1図は船外機を示す側面図、第2図はエンジンを示
す側面図、第3図はオイル供給装置を示す断面図、第4
図は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。
す側面図、第3図はオイル供給装置を示す断面図、第4
図は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。
船外機10は、第1図に示す如く、船体11に取付けられ
る推進ユニット12の上部に2サイクル3気筒エンジン13
を搭載している。
る推進ユニット12の上部に2サイクル3気筒エンジン13
を搭載している。
エンジン13は、第2図に示す如く、エンジン本体14に
おけるクランク軸15のまわりに各気筒のクランク室を形
成し、このクランク室に連通する吸気マニホールド16
に、気化器17、吸気箱18を接続している。
おけるクランク軸15のまわりに各気筒のクランク室を形
成し、このクランク室に連通する吸気マニホールド16
に、気化器17、吸気箱18を接続している。
エンジン13は、オイル供給装置19を有している。オイ
ル供給装置19は、オイルタンク20のオイルを、オイル導
入管21にて導入し、オイル吐出管22にて各気筒の気化器
17に吐出し、延いてはエンジン各部に供給する。
ル供給装置19は、オイルタンク20のオイルを、オイル導
入管21にて導入し、オイル吐出管22にて各気筒の気化器
17に吐出し、延いてはエンジン各部に供給する。
オイル供給装置19は、第3図、第4図に示す如く、オ
イル供給ポンプ23、オイル油量調整装置24、オイル装填
装置25、空気混入装置26を有して構成される。
イル供給ポンプ23、オイル油量調整装置24、オイル装填
装置25、空気混入装置26を有して構成される。
オイル供給ポンプ23は、ダイヤフラム式であり、ダイ
ヤフラム27によって隔てられる圧力室28とポンプ室29と
を備える。圧力室28にはエンジン13のクランク室パルス
が印加されるクランクパルス導入口30が設けられる。ポ
ンプ室29には吸引逆止弁31を介して吸引通路32が連通す
るとともに、吐出逆止弁33を介してオイル吐出口34が連
通する。オイル吐出口34にはオイル吐出管22が接続され
る。
ヤフラム27によって隔てられる圧力室28とポンプ室29と
を備える。圧力室28にはエンジン13のクランク室パルス
が印加されるクランクパルス導入口30が設けられる。ポ
ンプ室29には吸引逆止弁31を介して吸引通路32が連通す
るとともに、吐出逆止弁33を介してオイル吐出口34が連
通する。オイル吐出口34にはオイル吐出管22が接続され
る。
即ち、オイル供給ポンプ23は、エンジン13のクランク
室パルスにより作動し、オイルを吸引通路32から吸引逆
止弁31を経てポンプ室29に吸引し、このオイルを吐出逆
止弁33を経てオイル吐出口34に吐出する。
室パルスにより作動し、オイルを吸引通路32から吸引逆
止弁31を経てポンプ室29に吸引し、このオイルを吐出逆
止弁33を経てオイル吐出口34に吐出する。
オイル油量調整装置24は、オイル供給ポンプ23の吸引
通路32に出口35を介して連通するオイル室36を備えてい
る。オイル油量調整装置24は、上記オイル室36を大気連
通室37に対して隔てるダイヤフラム38を備える。又、オ
イル油量調整装置24は、上記オイル室36をオイル装填装
置25に連通する入口39を開閉せしめ得るニードル弁40を
備える。更に、オイル油量調整装置24は連結アーム41を
備え、連結アーム41は、支点42の一端を上記ダイヤフラ
ム38に結合し、他端をニードル弁40に結合し、結果とし
てオイル室36のオイル装填量の変化に起因する上記ダイ
ヤフラム38の振幅運動に連動し、上記ニードル弁40を開
閉動せしめる。尚、43はオイル室36に配設されたばねで
あり、連結アーム41の一端を常に上記ダイヤフラム38に
結合させる。
通路32に出口35を介して連通するオイル室36を備えてい
る。オイル油量調整装置24は、上記オイル室36を大気連
通室37に対して隔てるダイヤフラム38を備える。又、オ
イル油量調整装置24は、上記オイル室36をオイル装填装
置25に連通する入口39を開閉せしめ得るニードル弁40を
備える。更に、オイル油量調整装置24は連結アーム41を
備え、連結アーム41は、支点42の一端を上記ダイヤフラ
ム38に結合し、他端をニードル弁40に結合し、結果とし
てオイル室36のオイル装填量の変化に起因する上記ダイ
ヤフラム38の振幅運動に連動し、上記ニードル弁40を開
閉動せしめる。尚、43はオイル室36に配設されたばねで
あり、連結アーム41の一端を常に上記ダイヤフラム38に
結合させる。
即ち、オイル油量調整装置24は、オイル供給ポンプ23
の吸引時に、オイル室36のオイルが出口35から吸引通路
32に吸引され、オイル室36の油量が低下しオイル室内圧
が負圧になると、ダイヤフラム38が大気連通室37の大気
圧力に押され、オイル室側に動き、連結アーム41が支点
42を軸として連動してニードル弁40を開く。そしてオイ
ル装填装置25の側からのオイルをオイル室36に装填せし
める。又、オイル室内圧が大気連通室内圧に近づくにし
たがってダイヤフラム38は復元して行き、連結アーム41
が支点42を軸として連動してニードル弁40を閉じる。こ
れにより、オイル油量調整装置24は、オイル供給ポンプ
23の吸引時におけるオイル室36の油量が一定(この実施
例では満杯)となるように調整できる。
の吸引時に、オイル室36のオイルが出口35から吸引通路
32に吸引され、オイル室36の油量が低下しオイル室内圧
が負圧になると、ダイヤフラム38が大気連通室37の大気
圧力に押され、オイル室側に動き、連結アーム41が支点
42を軸として連動してニードル弁40を開く。そしてオイ
ル装填装置25の側からのオイルをオイル室36に装填せし
める。又、オイル室内圧が大気連通室内圧に近づくにし
たがってダイヤフラム38は復元して行き、連結アーム41
が支点42を軸として連動してニードル弁40を閉じる。こ
れにより、オイル油量調整装置24は、オイル供給ポンプ
23の吸引時におけるオイル室36の油量が一定(この実施
例では満杯)となるように調整できる。
オイル装填装置25は、ダイヤフラム式ポンプからな
り、ダイヤフラム44によって隔てられる圧力室45とポン
プ46とを備える。圧力室45は連通路47を介してオイル供
給ポンプ23の圧力室28に連通し、エンジン13のクランク
室パルスを印加可能とされる。ポンプ46には導入逆止弁
48を介してオイル導入口49が連通するとともに、吐出逆
止弁50を介してオイル油量調整装置24の入口39が連通す
る。オイル導入口49には前記オイル導入管21が接続され
る。
り、ダイヤフラム44によって隔てられる圧力室45とポン
プ46とを備える。圧力室45は連通路47を介してオイル供
給ポンプ23の圧力室28に連通し、エンジン13のクランク
室パルスを印加可能とされる。ポンプ46には導入逆止弁
48を介してオイル導入口49が連通するとともに、吐出逆
止弁50を介してオイル油量調整装置24の入口39が連通す
る。オイル導入口49には前記オイル導入管21が接続され
る。
即ち、オイル装填装置25は、オイルタンク20とオイル
油量調整装置24のオイル室36との間に介在し、オイル供
給ポンプ23と同様にエンジン13のクランク室パルスによ
り作動し、オイルをオイルタンク20から導入逆止弁48を
経てポンプ室46に吸引し、このオイルを吐出逆止弁50を
経てオイル油量調整装置24の入口39の側に送り込む。こ
の時、オイル油量調整装置24の入口39は、オイル油量調
整装置24の前述の調整動作に拘束されて開閉される。結
果として、オイル装填装置25は、オイル油量調整装置24
の調整動作に応じて、オイルタンク20のオイルをオイル
室36に装填する。
油量調整装置24のオイル室36との間に介在し、オイル供
給ポンプ23と同様にエンジン13のクランク室パルスによ
り作動し、オイルをオイルタンク20から導入逆止弁48を
経てポンプ室46に吸引し、このオイルを吐出逆止弁50を
経てオイル油量調整装置24の入口39の側に送り込む。こ
の時、オイル油量調整装置24の入口39は、オイル油量調
整装置24の前述の調整動作に拘束されて開閉される。結
果として、オイル装填装置25は、オイル油量調整装置24
の調整動作に応じて、オイルタンク20のオイルをオイル
室36に装填する。
空気混入装置26は、オイル供給ポンプ23の吸引通路32
に開口する、外気に連通した空気吸入ジェット51を備え
る。これにより、空気混入装置26は、オイル供給ポンプ
23がオイル油量調整装置24のオイル室36から前述の如く
吸引したオイルに、オイル供給ポンプ23の吸引力にて吸
引され且つジェット51が計算する一定量の空気を混入
し、これにて生成される混合液体をオイル供給ポンプ23
のポンプ室29に送り込み可能とする。
に開口する、外気に連通した空気吸入ジェット51を備え
る。これにより、空気混入装置26は、オイル供給ポンプ
23がオイル油量調整装置24のオイル室36から前述の如く
吸引したオイルに、オイル供給ポンプ23の吸引力にて吸
引され且つジェット51が計算する一定量の空気を混入
し、これにて生成される混合液体をオイル供給ポンプ23
のポンプ室29に送り込み可能とする。
次に、上記オイル供給装置19の作動について説明す
る。
る。
エンジン13のクランク室パルスにより、ダイヤフラム
式のオイル供給ポンプ23が作動する。オイル供給ポンプ
23は、オイル油量調整装置24のオイル室36に満杯状態で
装填されているオイルを吸引通路32に吸引する。この
時、吸引通路32に吸引されたオイルには、空気混入装置
26のジェット51が計量する一定量の空気が混入される。
この空気混入オイルは、吸引通路32からオイル供給ポン
プ23のポンプ室29に吸引された後、オイル吐出口34から
オイル吐出管22に供給され、各気筒の気化器17に吐出さ
れる。これにより、エンジン13の各部にオイルが供給さ
れる。
式のオイル供給ポンプ23が作動する。オイル供給ポンプ
23は、オイル油量調整装置24のオイル室36に満杯状態で
装填されているオイルを吸引通路32に吸引する。この
時、吸引通路32に吸引されたオイルには、空気混入装置
26のジェット51が計量する一定量の空気が混入される。
この空気混入オイルは、吸引通路32からオイル供給ポン
プ23のポンプ室29に吸引された後、オイル吐出口34から
オイル吐出管22に供給され、各気筒の気化器17に吐出さ
れる。これにより、エンジン13の各部にオイルが供給さ
れる。
上記により、オイル供給ポンプ23がオイル油量調整
装置24のオイル室36からオイルを吸引すると、オイル油
量調整装置24のダイヤフラム38及び連結アーム41が作動
してニードル弁40を開作動し、オイル装填装置25の吐出
オイルがニードル弁40にて開かれた入口39からオイル室
36に流入する。これにより、オイル油量調整装置24のオ
イル室36は、再び満杯状態に装填され、オイル供給ポン
プ23の新たな吸引/吐出動作に対して待機する。この
時、オイル装填装置25はオイル供給ポンプ23と同様にダ
イヤフラム式であり、エンジン13のクランク室パルスに
より、オイルタンク20のオイルを吸引/吐出する。
装置24のオイル室36からオイルを吸引すると、オイル油
量調整装置24のダイヤフラム38及び連結アーム41が作動
してニードル弁40を開作動し、オイル装填装置25の吐出
オイルがニードル弁40にて開かれた入口39からオイル室
36に流入する。これにより、オイル油量調整装置24のオ
イル室36は、再び満杯状態に装填され、オイル供給ポン
プ23の新たな吸引/吐出動作に対して待機する。この
時、オイル装填装置25はオイル供給ポンプ23と同様にダ
イヤフラム式であり、エンジン13のクランク室パルスに
より、オイルタンク20のオイルを吸引/吐出する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
ダイヤフラム式オイル供給ポンプ23の吸引通路32に連
通するオイル室36には、オイル油量調整装置24とオイル
装填装置25の作用により、常に定量のオイルが装填され
る。このため、オイルタンク20内の油量変化の影響のオ
イル供給ポンプ23に及ぶことを遮断でき、又、オイルの
粘度の影響を受けることなく、オイル供給ポンプ23の吸
引力により該オイルを迅速に吸引できる。その結果とし
て、オイル供給を安定化できる。
通するオイル室36には、オイル油量調整装置24とオイル
装填装置25の作用により、常に定量のオイルが装填され
る。このため、オイルタンク20内の油量変化の影響のオ
イル供給ポンプ23に及ぶことを遮断でき、又、オイルの
粘度の影響を受けることなく、オイル供給ポンプ23の吸
引力により該オイルを迅速に吸引できる。その結果とし
て、オイル供給を安定化できる。
ダイヤフラム式オイル供給ポンプ23は、空気混入装置
26の作用により、オイル室36から吸引通路32に吸引した
オイルに一定量の空気を混入し、この空気混入オイル
(混合気)をポンプ室29に吸引し、延いてはこれを吐出
することになる。これにより、ダイヤフラム27のポンプ
動作は大きくても、それによって吐出されるオイル量は
微小にすることができ、微小量の吐出コントロールが可
能になる。尚、オイルは粘性が大きいので、空気を混入
されて泡状となり、該空気との混合状態を維持し易い。
26の作用により、オイル室36から吸引通路32に吸引した
オイルに一定量の空気を混入し、この空気混入オイル
(混合気)をポンプ室29に吸引し、延いてはこれを吐出
することになる。これにより、ダイヤフラム27のポンプ
動作は大きくても、それによって吐出されるオイル量は
微小にすることができ、微小量の吐出コントロールが可
能になる。尚、オイルは粘性が大きいので、空気を混入
されて泡状となり、該空気との混合状態を維持し易い。
上記実施例において、オイル供給装置19の吐出オイル
量(空気との混合気中に含まれるオイル量)は、オイル
油量調整装置24の出口35の口径、空気吸入ジェット51の
口径の選定にて調整できる。
量(空気との混合気中に含まれるオイル量)は、オイル
油量調整装置24の出口35の口径、空気吸入ジェット51の
口径の選定にて調整できる。
尚、本発明の実施例において、オイルタンク20がオイ
ル油量調整装置24のオイル室36より高レベルに位置する
場合には、オイル装填装置25は単にオイルタンク20をオ
イル室36に連通するチューブのみにて構成でき、ポンプ
機能を備えることを要しない。
ル油量調整装置24のオイル室36より高レベルに位置する
場合には、オイル装填装置25は単にオイルタンク20をオ
イル室36に連通するチューブのみにて構成でき、ポンプ
機能を備えることを要しない。
又、オイル油量調整装置24は、オイル装填装置25との
連通口を、上記実施例のダイヤフラム38にて駆動される
ニードル弁40にて開閉するものでなく、オイル室36内に
設けたフロートにて駆動される開閉弁にて開閉するもの
であっても良い。
連通口を、上記実施例のダイヤフラム38にて駆動される
ニードル弁40にて開閉するものでなく、オイル室36内に
設けたフロートにて駆動される開閉弁にて開閉するもの
であっても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、オイル供給が安定化
し、且つ微小量の吐出コントロールが可能となる。
し、且つ微小量の吐出コントロールが可能となる。
第1図は船外機を示す側面図、第2図はエンジンを示す
側面図、第3図はオイル供給装置を示す断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 13……エンジン、 19……オイル供給装置、 23……オイル供給ポンプ、 24……オイル油量調整装置、 25……オイル装填装置、 26……空気混入装置、 32……吸引通路、 36……オイル室、 51……空気吸入ジェット。
側面図、第3図はオイル供給装置を示す断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 13……エンジン、 19……オイル供給装置、 23……オイル供給ポンプ、 24……オイル油量調整装置、 25……オイル装填装置、 26……空気混入装置、 32……吸引通路、 36……オイル室、 51……空気吸入ジェット。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンのクランク室パルスによって作動
するダイヤフラム式のオイル供給ポンプを備えて構成さ
れる、2サイクルエンジンのオイル供給装置において、
オイル供給ポンプの吸引通路に連通するオイル室を備
え、オイル供給ポンプの吸引時におけるオイル室内油量
が一定となるように調整するオイル油量調整装置と、オ
イルタンクと上記オイル油量調整装置のオイル室との間
に介在し、該オイル油量調整装置の調整動作に応じて、
オイルタンク内のオイルをオイル室に装填するオイル装
填装置と、オイル供給ポンプの吸引通路に連通する空気
吸入口を備え、オイル供給ポンプが上記オイル油量調整
装置のオイル室から吸引したオイルに空気を混入する空
気混入装置とを有してなることを特徴とする2サイクル
エンジンのオイル供給装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63311865A JP2750882B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63311865A JP2750882B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH02157414A JPH02157414A (ja) | 1990-06-18 |
JP2750882B2 true JP2750882B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=18022350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63311865A Expired - Lifetime JP2750882B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
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---|---|
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-
1989
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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US5024190A (en) | 1991-06-18 |
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