JP2748867B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2748867B2 JP6277457A JP27745794A JP2748867B2 JP 2748867 B2 JP2748867 B2 JP 2748867B2 JP 6277457 A JP6277457 A JP 6277457A JP 27745794 A JP27745794 A JP 27745794A JP 2748867 B2 JP2748867 B2 JP 2748867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は随時書き込み、読み出し
が可能なDRAM(ダイナミックRAM)など、MOS
トランジスタからなる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置では配線の微細化によ
るチップサイズの縮小と世代の交替が進み、より細いパ
ターンを形成する方法の検討が数多く行なわれている。
微細パターンを形成する方法では、フォトリソグラフィ
技術により、より細いパターンをフォトレジストで形成
し、エッチング技術で配線材料を選択的に除去する方法
の検討が中心であり、この方法により配線寸法を縮小し
てチップサイズを小型化することが一般的となってい
る。
【0003】このような半導体装置の一例として、随時
書き込み、読み出しが可能な現在最も一般的なDRAM
のメモリセルについて説明する。図6は従来の半導体記
憶装置の等価回路図であり、図7は図6に示した半導体
記憶装置の平面図である。また、図8は図6の半導体記
憶装置の構造を示す図であり、同図(a)は図7に示す
平面図のA−A’線断面図、同図(b)は図7に示す平
面図のB−B’線断面図である。
【0004】図6において、半導体記憶装置にはデータ
を記憶する複数のメモリセル600が格子状に配置さ
れ、2組のメモリセル600毎に1つのセル620を構
成している。各メモリセル600はMOSトランジスタ
Qと容量部Cとから構成され、MOSトランジスタQの
ドレインDと容量部Cの一端がそれぞれ接続され、容量
部Cの他端には一定の電圧Vcc(または0V)がそれ
ぞれ印加されている。また、ビット線B1〜BMには各
横列毎にメモリセルを構成するMOSトランジスタQの
ソースSが共通に接続され、ワード線W1〜WNには各
縦列毎にメモリセルを構成するMOSトランジスタQの
ゲートGが共通に接続されている。
【0005】このような構成において、データの書き込
みを行う際には、各ビット線B1〜BMに電圧VD また
は0Vを印加した状態で、選択されたワード線W1〜W
Nに電圧を印加する。このことによって、選択されたワ
ード線W1〜WNに繋がる各MOSトランジスタQのゲ
ートGに電圧が印加され、MOSトランジスタQがオン
して容量部Cの電荷が充電または放電されることで書き
込みが行われる。このときデータは容量部Cに蓄えられ
る電荷によって保持される。また、データを読みだす際
には、読み出したいワード線W1〜WNに電圧を印加
し、MOSトランジスタQがオンした状態で各ビット線
B1〜BMの電位を検出することで行う。各セル620
は、図8(a)、(b)に示すように、P型半導体基板
601の表面近傍にLOCOS法により形成された素子
分離酸化膜602によって、図7に示すような素子分離
パターン650の形状でそれぞれが分離されて構成され
ている。
【0006】セル620を構成するP型半導体基板60
1の表面近傍には、ヒ素等が注入されてソースS、ドレ
インDとなる3つのN型不純物拡散層605が形成さ
れ、P型半導体基板601表面には隣り合う2つのN型
不純物拡散層605をまたぐようにして酸化技術により
形成された厚さ15nm程度の2つのゲート酸化膜60
3が形成されている。ゲート酸化膜603の上にはリン
等の不純物を含む多結晶シリコンからなる2つのゲート
電極604がそれぞれ形成され、このゲート電極604
は、各メモリセル600を構成するMOSトランジスタ
QのゲートGを接続するため、図7に示すゲート電極パ
ターン651のようにP型半導体基板601上に形成さ
れている。これら、P型半導体基板601、N型不純物
拡散層605、ゲート酸化膜603、およびゲート電極
604によって、2つのMOSトランジスタQが形成さ
れている。なお、3つのN型不純物拡散層605の内、
1つのN型不純物拡散層605は2つのMOSトランジ
スタQそれぞれに共通なソースSとなっている。
【0007】また、P型半導体基板601上には、CV
D技術により堆積されたリン、ボロン等の不純物を含ん
だシリコン酸化膜(以下BPSG膜と呼ぶ)からなる第
1の層間絶縁膜606が形成され、第1の層間絶縁膜6
06上には高融点金属とシリコンからなるビット配線6
07が形成され、ビット線接続孔608によって、2つ
のMOSトランジスタQに共通なN型不純物拡散層60
5と接続されている。また第1の層間絶縁膜606上に
はCVD法により堆積されたBPSG膜からなる第2の
層間絶縁膜609が形成されている。第2の層間絶縁膜
609上には、厚さ400nmのリン等の不純物を含む
多結晶シリコンからなる容量部電荷蓄積電極610が形
成され、この容量部電荷蓄積電極610は、第1の層間
絶縁膜606および第2の層間絶縁膜609を貫通する
2つの容量部接続孔611によってそれぞれN型不純物
拡散層605と接続されている。そして容量部電荷蓄積
電極610上にはCVD法により堆積された厚さ10n
m程度の窒化シリコン膜からなる容量絶縁膜612が形
成され、その上に厚さ150nm程度のリン等の不純物
を含む多結晶シリコンからなる容量部定電圧電極613
が形成されている。このような構造にすることによっ
て、図6に示したように1つのセル620内に2つのメ
モリセル600を形成している。このセルのサイズを縮
小しようとする場合、従来は、セルを上下に積み重ねる
積層構造にして、ビットあたりのセルの占有面積を縮小
する方法などが採られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の半導体記憶装置では、半導体基板上にゲート
電極が一面にしきつめられている構造のため、セルサイ
ズはゲート電極の配線間隔により決定され、ゲート電極
間隔が一定の場合、セルサイズの縮小が困難であるとい
う問題があった。また、セルサイズを単純に元のサイズ
の90%に縮小しようとする場合、現在の0.55μm
程度のパターン寸法は0.5μm程度に、また80%縮
小を行なうとすると0.44μm程度の配線寸法にする
必要があり、現状の微細パターン形成技術の極限の技術
が必要となるため、容易に大幅なセルサイズの縮小を行
なうことは不可能であり、ウエハー内の有効チップ数の
増加が困難であった。
【0009】また、セルを上下に積み重ねる積層構造
は、製造工程が積層数倍だけかかり、さらに各セル間を
絶縁する層も追加しなければならないため、製造時間と
製造コストの大幅な増大を招いてしまう。
【0010】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、製造時
間や製造工程の大幅な増加を招くことなく、セルサイズ
とチップサイズを縮小し、ウエハ内の有効チップ数を増
加させることができる半導体記憶装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の半導体記憶装置は、ゲート電極の一面とその背
面とに、前記ゲート電極を共通にしてそれぞれ形成され
るMOSトランジスタと、 前記MOSトランジスタのソ
ースまたはドレインのいずれか一方に接続される、情報
を読み書きするためのビット配線と、 前記MOSトラン
ジスタのソースまたはドレインのうち、前記ビット配線
が接続されない他方に接続され、所定の電圧を印加する
ための電極をそれぞれ独立して備え、前記所定の電圧に
よって情報を記憶するための電荷の蓄積あるいは放電を
行う容量部と、を有することを特徴とする。このとき、
容量部は、 ゲート電極の一面側に形成されたMOSトラ
ンンジスタと隣接する半導体基板の溝に形成される第1
の容量部と、 前記ゲート電極の背面側に形成されたMO
Sトランンジスタを覆う層間絶縁膜上に形成される第2
の容量部と、を有していてもよい。
【0012】
【作用】上記のように構成された半導体記憶装置は、1
つのゲート電極を共通にする2つのMOSトランジスタ
を形成し、それぞれのMOSトランジスタにビット配線
を形成する構造としたため、1つのゲート電極で2ビッ
ト分の記憶処理が可能となる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0014】(第1実施例)図1は本発明の半導体記憶
装置の等価回路図であり、図2は本発明の半導体記憶装
置の第1実施例の平面図である。また、図3は図2に示
す半導体記憶装置の構造を示す図であり、同図(a)は
図2に示す平面図のA−A’線断面図、同図(b)は図
2に示す平面図のB−B’線断面図である。
【0015】図1において、本実施例の半導体記憶装置
のセル160は、MOSトランジスタQ1、Q2および
容量部C1、C2からなる第1の素子部161と、MO
SトランジスタQ3、Q4および容量部C3、C4から
なる第2の素子部162とから構成されている。
【0016】図3において、各セル160は、LOCO
S法により形成された素子分離酸化膜102によって各
セル160毎に分離され、図2の実線で示す素子分離パ
ターン150の形状でP型半導体基板101に形成され
ている。
【0017】P型半導体基板101表面近傍にはイオン
注入法によりリンまたはヒ素を注入した第1のN型不純
物拡散層104が形成され、この第1のN型不純物拡散
層104は2つのMOSトランジスタQ1、Q2に共通
なソースSとなる。P型半導体基板101表面には、表
面酸化技術により堆積された厚さ15nmの2つの第1
のゲート酸化膜107が第1のN型不純物拡散層104
の一部にかかるように形成されている。第1のゲート酸
化膜107上には、CVD法により堆積されたリンを含
む多結晶シリコンよりなる2つのゲート電極108がそ
れぞれ形成され、ゲート電極108の上部には熱酸化法
またはCVD法により堆積された厚さ15nmの第2の
ゲート酸化膜111がそれぞれ形成されている。このゲ
ート電極108は、各メモリセルを構成するMOSトラ
ンジスタQ1、Q3のゲートG、またはMOSトランジ
スタQ2、Q4のゲートGをそれぞれ接続するため、図
2に示すゲート電極パターン152のようにP型半導体
基板101上に形成されている。
【0018】また、ゲート電極108と素子分離酸化膜
102との間には容量部の電荷蓄積用電極の表面積を増
加させるため、トレンチ103と呼ばれる2つの溝が掘
られ、トレンチ103の外壁にはN型不純物拡散層から
なる第1の容量部電荷蓄積電極125がそれぞれ形成さ
れている。ここで、2つの第1の容量部電荷蓄積電極1
25はMOSトランジスタQ1、Q2のドレインDとし
ても動作する。これら、P型半導体基板101、第1の
N型不純物拡散層104、第1の容量部電荷蓄積電極1
25、第1のゲート酸化膜107、およびゲート電極1
08によって、2つのMOSトランジスタQ1、Q2が
形成されている。
【0019】2つのトレンチ103の内壁にはCVD法
により堆積された厚さ10nmの窒化シリコン膜からな
る第1の容量絶縁膜105がそれぞれ形成され、第1の
容量絶縁膜105上には、CVD法により堆積したリン
等の不純物を含む多結晶シリコン膜からなる第1の容量
部定電圧電極106がそれぞれ形成されている。これら
第1の容量部電荷蓄積電極125、第1の容量絶縁膜1
05、および第1の容量部定電圧電極106により、容
量部C1、C2(図3参照)が形成されている。
【0020】また、P型半導体基板101上には、ゲー
ト電極108を覆うようにしてBPSG膜からなる第1
の層間絶縁膜109が形成されている。このBPSG膜
はCVD法などで堆積した後、平坦化するためフッ酸系
のエッチング液により全面エッチングを行なっている。
第1の層間絶縁膜109上には、非晶質シリコン層を低
温熱処理することにより形成した厚さ200nmの半導
体層112が形成され、図2の破線で示す半導体層のパ
ターン153の形状で形成されている。また、半導体層
112は、フォトリソグラフィ技術と選択エッチング技
術とによって第1の層間絶縁膜109に第2のゲート酸
化膜111の上部まで開口させた接続孔110で、第2
のゲート酸化膜と接続されている。そして、半導体層1
12中にはイオン注入法によりヒ素等の不純物を注入し
た3つの第2のN型不純物拡散層113が、2つの第2
のゲート酸化膜111の一部にそれぞれかかるように形
成されている。これら、半導体層112、第2のN型不
純物拡散層113、第2のゲート酸化膜111、および
ゲート電極108によって、2つのMOSトランジスタ
Q3、Q4が形成されている。
【0021】第1の層間絶縁膜109の上には、BPS
G膜からなる第2の層間絶縁膜114が形成され、この
BPSG膜はCVD法により堆積された厚さ500nm
の膜を平坦性向上のためフッ酸系のエッチング液によっ
て全面エッチングを行ない厚さを300nmにした。第
2の層間絶縁膜114上には、CVD法により堆積され
た厚さ500nmのBPSG膜を平坦性向上のため全面
エッチングを行ない厚さを300nmにした第3の層間
絶縁膜117が形成されている。第3の層間絶縁膜11
7上には、第3の層間絶縁膜と同様にして形成された第
4の層間絶縁膜120が形成されている。さらに第4の
層間絶縁膜120の上にはCVD法により300nm堆
積されたリン等の不純物を含む多結晶シリコンからなる
第2の容量部電荷蓄積電極121が形成され、第2の層
間絶縁膜114から第4の層間絶縁膜120にいたる2
つの容量部接続孔122によって、半導体層111中に
形成された2つの第2のN型不純物拡散層と接続されて
いる。また、第2の容量部電荷蓄積電極121の上に
は、CVD法により堆積された厚さ10nmの窒化シリ
コン膜からなる第2の容量絶縁膜123が形成され、第
2の容量絶縁膜123上には、CVD法により堆積され
た厚さ150nmのリン等の不純物を含む多結晶シリコ
ン膜からなる第2の容量部定電圧電極124が形成され
ている。これら第2の容量部電荷蓄積電極121、第2
の容量絶縁膜123、および第2の容量部定電圧電極1
24により、容量部C3、C4を形成している。
【0022】また、第2の層間絶縁膜114にフォトリ
ソグラフィ技術と、エッチング技術により第1のビット
線接続孔116が開口しており、高融点金属とシリコン
からなる第1のビット配線115が、第1のビット線接
続孔116よって第1のN型不純物拡散層104と接続
されている。また、第2の層間絶縁膜114、第3の層
間絶縁膜117には第2のビット線接続孔119が開口
され、第2のビット線接続孔119によって、高融点金
属とシリコンからなる第2の第2のビット配線118が
第2のN型不純物拡散層と接続されている。
【0023】このような構成にすることで、図1に示す
ようにセル160は、MOSトランジスタQ1、Q2、
容量部C1、C2、および第1のビット配線115から
なる第1の素子部161と、MOSトランジスタ部Q
3、Q4、容量部C3、C4、および第2のビット配線
118からなる第2の素子部162とから形成される。
このようにして1つのゲート電極の上下に第1の素子部
161と第2の素子部162とを形成することで、従来
と同じ配線ルールで、メモリセルの数を増やすことがで
き、チップの小型化を図ることができる。また、製造工
程についても、単純にセル160を積み重ねる構造と異
なり、ゲート電極や絶縁膜形成に要する工程を省略する
ことができるため、製造時間や製造コストを削減するこ
とができる。
【0024】(第2実施例)図4は本発明の半導体記憶
装置の第2実施例の平面図である。図5は図4に示した
半導体記憶装置の構造を示す図であり、同図(a)は図
4に示す平面図のA−A’線断面図、同図(b)は図4
に示す平面図のB−B’線断面図である。
【0025】本実施例では接続孔210を第2の層間絶
縁膜214から第2のゲート酸化膜211上まで開口し
て半導体層212を形成し、第1実施例とは逆に第1の
層間絶縁膜209上に第1のビット配線215を形成
し、第2の層間絶縁膜214上に第2のN型不純物層2
13を形成している。その他の構造は第1実施例と同様
であるためその説明は省略する。
【0026】このような構造にすることによって、第1
のビット配線215と、第2のビット配線218とが第
2のN型不純物拡散層213の上下別々の層に形成され
て、第1実施例のように第2の層間絶縁膜214中で第
1のビット配線215と第2のビット配線218とが干
渉することがないため、第1のビット配線215と隣接
するセルの第2のビット配線318、および第2のビッ
ト配線218と隣接するセルの第1のビット配線315
とを近接して形成することができる。従って、図4に示
すように、第1実施例と比べてセルをより密に形成する
ことが可能となり、チップサイズをより小さくすること
ができる。
【0027】以上説明したように、1つのゲート電極の
上と下にMOSトランジスタをそれぞれ形成し、それら
のMOSトランジスタに容量部とビット配線とを形成す
る構造にしたため、従来の1ゲート電極あたり1ビット
構造に対し、1ゲート電極あたり2ビット構造となるた
め、ビットあたりの占有面積が大幅に減少する。例えば
2ビットあたりの占有面積では、同等の寸法にて形成さ
れた場合、第1実施例では従来の約76%の面積に、第
2実施例では従来の約58%の面積に減少する。また半
導体記憶装置では、チップサイズのうちセルの大きさが
60〜70%程度を占めるため、本発明を適用する事に
より同じ配線ルールにもかかわらず大幅なチップサイズ
の縮小ができ、ウエハ上に形成できる有効チップ数を大
幅に増加させることができる。
【0028】なお、上記各実施例では、メモリセルを構
成するMOSトランジスタのソースがビット線に、また
ドレインが容量部に接続された例で説明しているが、こ
れらはそれぞれ逆に接続されていてもなんら問題はな
い。また、2つのメモリセルによって1つのセルを構成
しているが、セルを構成するメモリセルは2つである必
要はなく、1つ、あるいは3つ以上であってもよい。さ
らに上記各実施例では、DRAMを参照して説明してい
るが、DRAMに限らず、SRAM(スタティックRA
M)などMOS構造の他の半導体記憶装置についても、
本発明が適用できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0030】1つのゲート電極を共通にする2つのMO
Sトランジスタを形成し、それぞれのMOSトランジス
タにビット配線を形成する構造にしたため、1ゲート電
極あたり2ビットの信号が記憶でき、ビットあたりの占
有面積が大幅に減少する。従って、従来と同じ配線ルー
ルで、メモリセルの数を増やすことができ、チップの小
型化を図ることができる。また、製造工程についても、
単純にセルを積み重ねる構造と異なり、ゲート電極や絶
縁膜形成に要する工程を省略することができるため、製
造時間や製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の等価回路図である。
【図2】本発明の半導体記憶装置の第1実施例の平面図
である。
【図3】図2に示す半導体記憶装置の構造を示す図であ
り、同図(a)は図2に示す平面図のA−A’線断面
図、同図(b)は図2に示す平面図のB−B’線断面図
である。
【図4】本発明の半導体記憶装置の第2実施例の平面図
である。
【図5】図4に示した半導体記憶装置の構造を示す図で
あり、同図(a)は図4に示す平面図のA−A’線断面
図、同図(b)は図4に示す平面図のB−B’線断面図
である。
【図6】従来の半導体記憶装置の等価回路図である。
【図7】図6に示した半導体記憶装置の平面図である。
【図8】図6の半導体記憶装置の構造を示す図であり、
同図(a)は図7に示す平面図のA−A’線断面図、同
図(b)は図7に示す平面図のB−B’線断面図であ
る。
【符号の説明】
101 P型半導体基板 102 素子分離酸化膜 103 トレンチ 104 第1のN型不純物拡散層 105 第1の容量絶縁膜 106 第1の容量部定電圧電極 107 第1のゲート酸化膜 108 ゲート電極 109、209 第1の層間絶縁膜 110、210 接続孔 111、211 第2のゲート酸化膜 112、212 半導体層 113、213 第2のN型不純物層 114、214 第2の層間絶縁膜 115、215 第1のビット配線 116、216 第1のビット線接続孔 117 第3の層間絶縁膜 118、218 第2のビット配線 119、219 第2のビット線接続孔 120 第4の層間絶縁膜 121 第2の容量部電荷蓄積電極 122 容量部接続孔 123 第2の容量絶縁膜 124 第2の容量部定電圧電極 125 第1の容量部電荷蓄積電極 150 素子分離パターン 152 ゲート電極パターン 153 半導体層のパターン 160 セル 161 第1の素子部 162 第2の素子部 315 隣接するセルの第1のビット配線 318 隣接するセルの第2のビット配線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極の一面とその背面とに、前記
    ゲート電極を共通にしてそれぞれ形成されるMOSトラ
    ンジスタと、 前記MOSトランジスタのソースまたはドレインのいず
    れか一方に接続される、情報を読み書きするためのビッ
    ト配線と、 前記MOSトランジスタのソースまたはドレインのう
    ち、前記ビット配線が接続されない他方に接続され、所
    定の電圧を印加するための電極をそれぞれ独立して備
    え、前記所定の電圧によって情報を記憶するための電荷
    の蓄積あるいは放電を行う容量部と、 を有する ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、容量部は、 ゲート電極の一面側に形成されたMOSトランンジスタ
    と隣接する半導体基板の溝に形成される第1の容量部
    と、 前記ゲート電極の背面側に形成されたMOSトランンジ
    スタを覆う層間絶縁膜上に形成される第2の容量部と、 を有する ことを特徴とする半導体記憶装置。
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JPS6343362A (ja) * 1986-08-08 1988-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置

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