JP2747926B2 - 噴霧装置 - Google Patents
噴霧装置Info
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- JP2747926B2 JP2747926B2 JP1146187A JP14618789A JP2747926B2 JP 2747926 B2 JP2747926 B2 JP 2747926B2 JP 1146187 A JP1146187 A JP 1146187A JP 14618789 A JP14618789 A JP 14618789A JP 2747926 B2 JP2747926 B2 JP 2747926B2
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- Japan
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- hub
- suction port
- air suction
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- Special Spraying Apparatus (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として農作物の消毒を行う噴霧装置、詳し
くはファンからの送風により噴霧ノズルから噴霧した液
体を拡散する如く成した噴霧装置に関する。
くはファンからの送風により噴霧ノズルから噴霧した液
体を拡散する如く成した噴霧装置に関する。
(従来の技術) 一般に、温室内に設置して該温室内で栽培する農作物
の消毒を行う噴霧装置とか、果樹園内を走行して果樹の
消毒を行う走行形噴霧装置は、空気吸込口と空気吹出口
とをもったケーシング内に、ハブと該ハブの外周に周設
する複数枚の羽根とをもった軸長ファンを内装し、この
ファンの吹出方向前方に噴霧ノズルを設けて、前記ファ
ンからの送風により前記ノズルから噴霧した薬液を拡散
する如く構成されている。
の消毒を行う噴霧装置とか、果樹園内を走行して果樹の
消毒を行う走行形噴霧装置は、空気吸込口と空気吹出口
とをもったケーシング内に、ハブと該ハブの外周に周設
する複数枚の羽根とをもった軸長ファンを内装し、この
ファンの吹出方向前方に噴霧ノズルを設けて、前記ファ
ンからの送風により前記ノズルから噴霧した薬液を拡散
する如く構成されている。
又、従来、此種噴霧装置として、実開昭63−149269号
公報に見られるように、前記ケーシングの空気吸込口に
調整体を設けて、前記空気吸込口での開口面積を調整す
ることにより前記空気吹出口から吹出す空気の風量を調
整し、対象作物、果樹の大きさ、新芽時期などの状況に
応じた風量で噴霧し、送風による損傷を防ぐことができ
るようにしたものが提案されている。
公報に見られるように、前記ケーシングの空気吸込口に
調整体を設けて、前記空気吸込口での開口面積を調整す
ることにより前記空気吹出口から吹出す空気の風量を調
整し、対象作物、果樹の大きさ、新芽時期などの状況に
応じた風量で噴霧し、送風による損傷を防ぐことができ
るようにしたものが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 所が、前記従来のものは、ドーナツ形状の調整体を着
脱可能に取付けて、空気吸込口での開口面積を調整する
ようにしたものであるから、その調整を多段階に行うに
は、大きさの異なる調整体を複数個準備する必要があ
り、調整が繁雑であると共に、コスト高となり、又、ド
ーナツ形状の調整体を分割して、ケーシングに対し該ケ
ーシングの左右にスライド可能に取付けて前記空気吸込
口での開口面積を調整するようにしたものであるから、
調整体を外方にスライドさせて空気吸込口での開口面積
を大きく調整した場合、前記調整体がケーシングに対し
外方に大きく突出して、該調整体が邪魔になる問題があ
った。
脱可能に取付けて、空気吸込口での開口面積を調整する
ようにしたものであるから、その調整を多段階に行うに
は、大きさの異なる調整体を複数個準備する必要があ
り、調整が繁雑であると共に、コスト高となり、又、ド
ーナツ形状の調整体を分割して、ケーシングに対し該ケ
ーシングの左右にスライド可能に取付けて前記空気吸込
口での開口面積を調整するようにしたものであるから、
調整体を外方にスライドさせて空気吸込口での開口面積
を大きく調整した場合、前記調整体がケーシングに対し
外方に大きく突出して、該調整体が邪魔になる問題があ
った。
本発明は以上の問題点に鑑み発生したもので、ケーシ
ングに内装する軸流ファンにおけるハブの空気吸込口側
端面と対向する位置を利用して、この対向位置に弾性変
形が可能な調整板を設けることにより、調整板を複数個
準備することなく多段階に調整することができ、さらに
空気吸込口での開口面積の調整範囲を広くすることがで
き、また、調整板がケーシングに対し外方に突出するの
を防止することができるようにする点にある。
ングに内装する軸流ファンにおけるハブの空気吸込口側
端面と対向する位置を利用して、この対向位置に弾性変
形が可能な調整板を設けることにより、調整板を複数個
準備することなく多段階に調整することができ、さらに
空気吸込口での開口面積の調整範囲を広くすることがで
き、また、調整板がケーシングに対し外方に突出するの
を防止することができるようにする点にある。
(課題を解決するための手段) しかして、本発明は、空気吸込口及び空気吹出口が設
けられたケーシング内の前記空気吸込口内側に、ハブに
複数枚の羽根が設けられた軸流ファンを内装し、該軸流
ファンの吹出方向前側に噴霧ノズルを設けて、該噴霧ノ
ズルにより噴霧された液体を、前記軸流ファンから送ら
れる送風により拡散するごとくなした噴霧装置におい
て、前記ハブの空気吸込口側端面と対向して設けられて
おり、さらに軸流ファンの軸流方向に弾性変形が可能で
あり、前記ハブに対し羽根側へ突出して前記空気吸込口
での開口面積を調整する調整板、及び該調整板を弾性変
形させる操作体を備えていることを特徴とする。
けられたケーシング内の前記空気吸込口内側に、ハブに
複数枚の羽根が設けられた軸流ファンを内装し、該軸流
ファンの吹出方向前側に噴霧ノズルを設けて、該噴霧ノ
ズルにより噴霧された液体を、前記軸流ファンから送ら
れる送風により拡散するごとくなした噴霧装置におい
て、前記ハブの空気吸込口側端面と対向して設けられて
おり、さらに軸流ファンの軸流方向に弾性変形が可能で
あり、前記ハブに対し羽根側へ突出して前記空気吸込口
での開口面積を調整する調整板、及び該調整板を弾性変
形させる操作体を備えていることを特徴とする。
(作用) 軸流ファンを駆動することにより、噴霧ノズルから噴
霧した液体を拡散することができるのであり、また、調
整板を軸流ファンの軸長方向に弾性変形させるようにし
ているから、この調整板を円板状に形成して、全周にわ
たる域から空気吸込口での開口面積を調整することがで
き、また、この調整を多段階に行うことができる。ま
た、調整板は、一つの操作体の操作で弾性変形させ得る
から、前記開口面積の調整を簡易に行うことができる。
霧した液体を拡散することができるのであり、また、調
整板を軸流ファンの軸長方向に弾性変形させるようにし
ているから、この調整板を円板状に形成して、全周にわ
たる域から空気吸込口での開口面積を調整することがで
き、また、この調整を多段階に行うことができる。ま
た、調整板は、一つの操作体の操作で弾性変形させ得る
から、前記開口面積の調整を簡易に行うことができる。
(実施例) 図において、(1)は一端側に空気吸込口(11)をも
ち、他端側に空気吹出口(12)をもった円筒状のケーシ
ングであって、前記空気吸込口(11)には径の異なる多
数のリング(13a)と、これらリングを連結する連結杆
(13b)とから成るファンガード(13)を設けている。
又、(2)はハブ(21)と該ハブの外周に周設する複数
枚の羽根(22)とをもった軸流ファンであり、(3)は
噴霧ノズルであって、前記ケーシング(1)内の空気吸
込口(11)側に前記ファン(2)を配置すると共に、ケ
ーシング(1)内の空気吹出口(12)側に前記ノズル
(3)を配置し、前記ファン(2)からの送風により前
記ノズル(3)から噴霧した液体を拡散する如く成す一
方、前記ファン(2)におけるハブ(21)の空気吹出口
側端面(21b)と対向する位置に、前記ファン(2)を
駆動するモータ(4)を配置すると共に、前記ハブ(2
1)の空気吸込口側端面(21a)と対向する位置に、前記
ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)に衝突する風の
流通抵抗を減少するガイド体(5)を設けている。
ち、他端側に空気吹出口(12)をもった円筒状のケーシ
ングであって、前記空気吸込口(11)には径の異なる多
数のリング(13a)と、これらリングを連結する連結杆
(13b)とから成るファンガード(13)を設けている。
又、(2)はハブ(21)と該ハブの外周に周設する複数
枚の羽根(22)とをもった軸流ファンであり、(3)は
噴霧ノズルであって、前記ケーシング(1)内の空気吸
込口(11)側に前記ファン(2)を配置すると共に、ケ
ーシング(1)内の空気吹出口(12)側に前記ノズル
(3)を配置し、前記ファン(2)からの送風により前
記ノズル(3)から噴霧した液体を拡散する如く成す一
方、前記ファン(2)におけるハブ(21)の空気吹出口
側端面(21b)と対向する位置に、前記ファン(2)を
駆動するモータ(4)を配置すると共に、前記ハブ(2
1)の空気吸込口側端面(21a)と対向する位置に、前記
ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)に衝突する風の
流通抵抗を減少するガイド体(5)を設けている。
又、前記ノズル(3)は、第7図に示す如く液体吸入
口(31)とエアー吸入口(32)とをもつノズル本体(3
a)に、連通路(31a)(32a)を介して液体噴出口(31
b)と該噴出口(31b)の周りに開口するエアー噴出口
(32b)とを設けたノズルを用いるものであって、該ノ
ズル(3)の前記液体吸入口(31)を液体タンク(6)
に吸液管(33)を介して連通すると共に、前記エアー吸
入口(32)を、エアーポンプ(図示せず)にエアーホー
ス(34)を介して連通し、前記エアーポンプから圧送さ
れる圧縮空気を前記エアー噴出口(32b)から噴出さ
せ、この圧縮空気の噴出力により前記吸入口(31)から
液体を吸引して液体噴出口(31b)から噴霧させるよう
に構成されている。
口(31)とエアー吸入口(32)とをもつノズル本体(3
a)に、連通路(31a)(32a)を介して液体噴出口(31
b)と該噴出口(31b)の周りに開口するエアー噴出口
(32b)とを設けたノズルを用いるものであって、該ノ
ズル(3)の前記液体吸入口(31)を液体タンク(6)
に吸液管(33)を介して連通すると共に、前記エアー吸
入口(32)を、エアーポンプ(図示せず)にエアーホー
ス(34)を介して連通し、前記エアーポンプから圧送さ
れる圧縮空気を前記エアー噴出口(32b)から噴出さ
せ、この圧縮空気の噴出力により前記吸入口(31)から
液体を吸引して液体噴出口(31b)から噴霧させるよう
に構成されている。
しかして、本発明は、ケーシング(1)内における前
記ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)と対向する位
置の空間を利用し、この対向位置に、前記ハブ(21)の
空気吸込口側端面と対向して設けられており、さらに軸
流ファン(2)の軸長方向に弾性変形が可能であり、前
記ハブ(21)に対し羽根(22)側へ突出して前記空気吸
込口(11)での開口面積を調整する調整板[以下調整体
という](7)を設けたのであって、第1〜7図に示し
た第1実施例では、前記ハブ(21)の空気吸込口側端面
(21a)と対向する位置に設ける前記ガイド体(5)を
利用し、該ガイド体(5)と一体に前記調整体(7)を
設けたものである。
記ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)と対向する位
置の空間を利用し、この対向位置に、前記ハブ(21)の
空気吸込口側端面と対向して設けられており、さらに軸
流ファン(2)の軸長方向に弾性変形が可能であり、前
記ハブ(21)に対し羽根(22)側へ突出して前記空気吸
込口(11)での開口面積を調整する調整板[以下調整体
という](7)を設けたのであって、第1〜7図に示し
た第1実施例では、前記ハブ(21)の空気吸込口側端面
(21a)と対向する位置に設ける前記ガイド体(5)を
利用し、該ガイド体(5)と一体に前記調整体(7)を
設けたものである。
具体的には、前記ガイド体(5)を、円板の中心部か
ら外周面に亘って先広状に延びる複数個の割り溝(51)
をもった弾性円板で形成し、このガイド体(5)を半径
方向外方に延長して、該延長部分を、前記割り溝(51)
と連続する複数個の溝で分断された調整体(7)とした
のである。そして、前記ガイド体(5)の中心部にねじ
筒(52)を設けて、該ねじ筒(52)に、一端に操作部
(81a)をもった軸体(81)と該軸体(81)の他端部か
ら放射方向に延びる複数個の弾性変形可能な腕片(82)
とから成る操作体(8)の前記軸体(81)を螺着すると
共に、前記腕片(82)の先端部を前記調整体(7)の先
端部に結合して、前記ガイド体(5)及び調整体(7)
を、第1図の如く前記ファンガード(13)の中心部側か
ら前記ハブ(21)の外周面に向かって弾性的に湾曲させ
たのであって、このガイド体(5)及び調整体(7)の
湾曲により、前記空気吸込口(11)からケーシング
(1)内に吸込んだ空気の流通抵抗を減少できるのであ
り、又、前記軸体(81)を螺進させることにより、第4
図の如く前記ガイド体(5)及び調整体(7)を拡径方
向に弾性復帰させて前記空気吸込口(11)での開口面積
を減少側に調整できるのである。
ら外周面に亘って先広状に延びる複数個の割り溝(51)
をもった弾性円板で形成し、このガイド体(5)を半径
方向外方に延長して、該延長部分を、前記割り溝(51)
と連続する複数個の溝で分断された調整体(7)とした
のである。そして、前記ガイド体(5)の中心部にねじ
筒(52)を設けて、該ねじ筒(52)に、一端に操作部
(81a)をもった軸体(81)と該軸体(81)の他端部か
ら放射方向に延びる複数個の弾性変形可能な腕片(82)
とから成る操作体(8)の前記軸体(81)を螺着すると
共に、前記腕片(82)の先端部を前記調整体(7)の先
端部に結合して、前記ガイド体(5)及び調整体(7)
を、第1図の如く前記ファンガード(13)の中心部側か
ら前記ハブ(21)の外周面に向かって弾性的に湾曲させ
たのであって、このガイド体(5)及び調整体(7)の
湾曲により、前記空気吸込口(11)からケーシング
(1)内に吸込んだ空気の流通抵抗を減少できるのであ
り、又、前記軸体(81)を螺進させることにより、第4
図の如く前記ガイド体(5)及び調整体(7)を拡径方
向に弾性復帰させて前記空気吸込口(11)での開口面積
を減少側に調整できるのである。
尚、図中(9)は前記ケーシング(1)を支持するフ
レーム、(10)は前記噴霧ノズル(3)のハウジング、
(20)は前記モータ(4)をケーシング(1)に支持す
るブラケットである。
レーム、(10)は前記噴霧ノズル(3)のハウジング、
(20)は前記モータ(4)をケーシング(1)に支持す
るブラケットである。
以上の如く構成した噴霧装置は、主として温室内に設
置して該室内に霧状の薬液粒を充満させることにより、
温室内に栽培する農作物の消毒を行うのであって、前記
モータ(4)及び図示していないエアーポンプを駆動し
て、前記軸流ファン(2)により、温室内の空気を空気
吸込口(11)からケーシング(1)内に吸込むと共に、
空気吹出口(12)から吹出して、温室内に吹出し気流を
生じさせる一方、前記エアーポンプから圧送される圧縮
空気を噴霧ノズル(3)の空気噴出口(32a)から温室
内に噴出させ、この圧縮空気の噴出力により、前記タン
ク(6)内の薬液を噴霧ノズル(3)の連通路(31a)
に吸引し、液体噴出口(31b)から温室内に噴霧するの
である。
置して該室内に霧状の薬液粒を充満させることにより、
温室内に栽培する農作物の消毒を行うのであって、前記
モータ(4)及び図示していないエアーポンプを駆動し
て、前記軸流ファン(2)により、温室内の空気を空気
吸込口(11)からケーシング(1)内に吸込むと共に、
空気吹出口(12)から吹出して、温室内に吹出し気流を
生じさせる一方、前記エアーポンプから圧送される圧縮
空気を噴霧ノズル(3)の空気噴出口(32a)から温室
内に噴出させ、この圧縮空気の噴出力により、前記タン
ク(6)内の薬液を噴霧ノズル(3)の連通路(31a)
に吸引し、液体噴出口(31b)から温室内に噴霧するの
である。
しかして、前記軸流ファン(2)におけるハブ(21)
の空気吸込口側端面(21a)との対向位置には弾性的に
湾曲したガイド体(5)があるため、空気吸入口(11)
からケーシング(1)内に吸込んだ空気を、前記ガイド
体(5)に沿って流通抵抗少なく空気吹出口(12)側に
流通させることができるのである。又、前記空気吸込口
(11)での開口面積を調整して空気吹出口(12)から吹
出す空気の風量を調整する場合、操作体(8)の操作部
(81a)をもって軸体(81)を螺進させることにより、
ガイド体(5)及び調整体(7)が拡径方向に弾性復帰
して、この調整体(7)が、ハブ(21)の外周面に対し
該ハブの半径方向外方に拡径するのであって、この調整
体(7)の拡径により、空気吸込口(11)での開口面積
を減少側に調整でき、空気吹出口(12)から吹出す空気
の風量を多段階に調整できるのである。又、この調整
は、一つの操作体(8)を操作するだけの簡単な操作で
容易にできるのである。又、前記調整体(7)は、ケー
シング(1)に内装する軸流ファン(2)におけるハブ
(21)の空気吸込口側端面(21a)との対向空間を利用
して、該対向空間に配置しているため、空気吸込口(1
1)での開口面積を調整しても前記調整体(7)が前記
ケーシング(1)に対し該ケーシングの外方に突出する
のを防止できるのである。
の空気吸込口側端面(21a)との対向位置には弾性的に
湾曲したガイド体(5)があるため、空気吸入口(11)
からケーシング(1)内に吸込んだ空気を、前記ガイド
体(5)に沿って流通抵抗少なく空気吹出口(12)側に
流通させることができるのである。又、前記空気吸込口
(11)での開口面積を調整して空気吹出口(12)から吹
出す空気の風量を調整する場合、操作体(8)の操作部
(81a)をもって軸体(81)を螺進させることにより、
ガイド体(5)及び調整体(7)が拡径方向に弾性復帰
して、この調整体(7)が、ハブ(21)の外周面に対し
該ハブの半径方向外方に拡径するのであって、この調整
体(7)の拡径により、空気吸込口(11)での開口面積
を減少側に調整でき、空気吹出口(12)から吹出す空気
の風量を多段階に調整できるのである。又、この調整
は、一つの操作体(8)を操作するだけの簡単な操作で
容易にできるのである。又、前記調整体(7)は、ケー
シング(1)に内装する軸流ファン(2)におけるハブ
(21)の空気吸込口側端面(21a)との対向空間を利用
して、該対向空間に配置しているため、空気吸込口(1
1)での開口面積を調整しても前記調整体(7)が前記
ケーシング(1)に対し該ケーシングの外方に突出する
のを防止できるのである。
尚、以上説明した実施例では、複数個の割り溝(51)
をもった弾性円板から成るガイド体(5)を半径方向外
方に延長して、該延長部分を、前記割り溝(51)と連続
する溝で分断された調整体(7)としたが、その他第8
図の如く前記ガイド体(5)を、弾性円板の中心部から
外周面に亘って延びる複数個の薄肉折目部(53)をもっ
た弾性円板で形成し、このガイド体(5)を半径方向外
方に延長して、該延長部分を、前記薄肉折目部(53)と
連続する薄肉折目部をもった調整体(7)とし、この調
整体(7)を前記操作体(8)の操作で拡径させる如く
構成してもよい。
をもった弾性円板から成るガイド体(5)を半径方向外
方に延長して、該延長部分を、前記割り溝(51)と連続
する溝で分断された調整体(7)としたが、その他第8
図の如く前記ガイド体(5)を、弾性円板の中心部から
外周面に亘って延びる複数個の薄肉折目部(53)をもっ
た弾性円板で形成し、このガイド体(5)を半径方向外
方に延長して、該延長部分を、前記薄肉折目部(53)と
連続する薄肉折目部をもった調整体(7)とし、この調
整体(7)を前記操作体(8)の操作で拡径させる如く
構成してもよい。
又、以上の説明では、ガイド体(5)及び調整体
(7)を弾性変形可能に形成したが、その他前記ガイド
体(5)は弾性変形しないように形成し、このガイド体
(5)の外周に、例えば前記した如く複数個の溝で分断
された弾性変形可能な調整体(7)を一体的に設け、こ
の調整体(7)を前記操作体(8)の操作で拡径させる
如く構成してもよい。
(7)を弾性変形可能に形成したが、その他前記ガイド
体(5)は弾性変形しないように形成し、このガイド体
(5)の外周に、例えば前記した如く複数個の溝で分断
された弾性変形可能な調整体(7)を一体的に設け、こ
の調整体(7)を前記操作体(8)の操作で拡径させる
如く構成してもよい。
又、以上説明した実施例では、ガイド体(5)を利用
し、このガイド体(5)と一体的に調整体(7)を設け
たが、その他この調整体(7)は前記ガイド体(5)と
別個に設けてもよい。この場合、例えば、第9、10図の
如く前記ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)と前記
ガイド体(5)との対向位置に前記調整体(7)を、前
記ハブ(21)の外周面に対し該ハブの半径方向外方に拡
径可能に設けるのである。具体的には、第1〜7図で示
したものと同様、調整体(7)を、円板の中心部から外
周面に亘って先広状に延びる複数個の割り溝又は薄肉折
目部をもった弾性円板で形成し、この調整体(7)の中
心部に前記操作体(8)の軸体(81)を螺着すると共
に、前記各腕片(82)の先端部を前記調整体(7)の先
端部に結合して、操作体(8)の操作で前記調整体を拡
径させる如く成すのである。又、この実施例の場合、前
記調整体(7)は、前記ガイド体(5)対しハブ(21)
側に設ける他、ガイド体(5)に対し前記ファンガード
(13)側に設けてもよい。又、この後者の場合、前記ガ
イド体(5)は、前記ハブ(21)と一体的に形成されて
いてもよい。
し、このガイド体(5)と一体的に調整体(7)を設け
たが、その他この調整体(7)は前記ガイド体(5)と
別個に設けてもよい。この場合、例えば、第9、10図の
如く前記ハブ(21)の空気吸込口側端面(21a)と前記
ガイド体(5)との対向位置に前記調整体(7)を、前
記ハブ(21)の外周面に対し該ハブの半径方向外方に拡
径可能に設けるのである。具体的には、第1〜7図で示
したものと同様、調整体(7)を、円板の中心部から外
周面に亘って先広状に延びる複数個の割り溝又は薄肉折
目部をもった弾性円板で形成し、この調整体(7)の中
心部に前記操作体(8)の軸体(81)を螺着すると共
に、前記各腕片(82)の先端部を前記調整体(7)の先
端部に結合して、操作体(8)の操作で前記調整体を拡
径させる如く成すのである。又、この実施例の場合、前
記調整体(7)は、前記ガイド体(5)対しハブ(21)
側に設ける他、ガイド体(5)に対し前記ファンガード
(13)側に設けてもよい。又、この後者の場合、前記ガ
イド体(5)は、前記ハブ(21)と一体的に形成されて
いてもよい。
又、本発明の噴霧装置は、温室内に設置して該温室内
で栽培する農作物の消毒を行う噴霧装置である他、果樹
園などの農場内を走行して果樹、農作物の消毒を行う走
行形噴霧装置であってもよいことは勿論である。
で栽培する農作物の消毒を行う噴霧装置である他、果樹
園などの農場内を走行して果樹、農作物の消毒を行う走
行形噴霧装置であってもよいことは勿論である。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、調整板を軸流ファンの軸
長方向に弾性変形させるようにしているから、この調整
板を円板状に形成して、全周にわたる域から空気吸入口
での開口面積を調整することができる。従って、空気吸
込口での開口面積の調整範囲を広くすることができ、し
かも、調整板は、一つの操作体の操作で弾性変形させ得
るから、前記開口面積の調整を簡易に行うことができ
る。また、複数種類の調整体を準備することなく、前記
空気吸込口での開口面積を多段階に調整できると共に、
調整体(7)がケーシング(1)に対し外方に突出する
のを防止できるのである。
長方向に弾性変形させるようにしているから、この調整
板を円板状に形成して、全周にわたる域から空気吸入口
での開口面積を調整することができる。従って、空気吸
込口での開口面積の調整範囲を広くすることができ、し
かも、調整板は、一つの操作体の操作で弾性変形させ得
るから、前記開口面積の調整を簡易に行うことができ
る。また、複数種類の調整体を準備することなく、前記
空気吸込口での開口面積を多段階に調整できると共に、
調整体(7)がケーシング(1)に対し外方に突出する
のを防止できるのである。
第1図は本発明噴霧装置の一実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は要部のみの拡大側面図、第3図は空気吸込
口での開口面積を調整した状態の第2図に対応した側面
図、第4図は同第1図に対応した断面図、第5図は操作
体における腕片のみの側面図、第6図は同側面図、第7
図は噴霧ノズルのみの断面図、第8図は調整体の別の実
施例を示す説明図、第9図及び第10図は別の実施例を示
すもので、第9図は第1図に対応した断面図、第10図は
第4図に対応した断面図である。 (1)……ケーシング (11)……空気吸込口 (12)……空気吹出口 (2)……軸流ファン (21)……ハブ (22)……羽根 (21a)……空気吸込口側端面 (3)……噴霧ノズル (7)……調整体
図、第2図は要部のみの拡大側面図、第3図は空気吸込
口での開口面積を調整した状態の第2図に対応した側面
図、第4図は同第1図に対応した断面図、第5図は操作
体における腕片のみの側面図、第6図は同側面図、第7
図は噴霧ノズルのみの断面図、第8図は調整体の別の実
施例を示す説明図、第9図及び第10図は別の実施例を示
すもので、第9図は第1図に対応した断面図、第10図は
第4図に対応した断面図である。 (1)……ケーシング (11)……空気吸込口 (12)……空気吹出口 (2)……軸流ファン (21)……ハブ (22)……羽根 (21a)……空気吸込口側端面 (3)……噴霧ノズル (7)……調整体
Claims (1)
- 【請求項1】空気吸込口及び空気吹出口が設けられたケ
ーシング内の前記空気吸込口内側に、ハブに複数枚の羽
根が設けられた軸流ファンを内装し、該軸流ファンの吹
出方向前側に噴霧ノズルを設けて、該噴霧ノズルにより
噴霧された液体を、前記軸流ファンから送られる送風に
より拡散するごとくなした噴霧装置において、前記ハブ
の空気吸込口側端面と対向して設けられており、さらに
軸流ファンの軸長方向に弾性変形が可能であり、前記ハ
ブに対し羽根側へ突出して前記空気吸込口での開口面積
を調整する調整板、及び該調整板を弾性変形させる操作
体を備えていることを特徴とする噴霧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146187A JP2747926B2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 噴霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146187A JP2747926B2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 噴霧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312250A JPH0312250A (ja) | 1991-01-21 |
JP2747926B2 true JP2747926B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=15402104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1146187A Expired - Lifetime JP2747926B2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 噴霧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747926B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101461507B1 (ko) * | 2014-07-09 | 2014-11-14 | (주)한서정공 | 소방차용 고발포 장치 |
KR101544428B1 (ko) | 2014-07-09 | 2015-08-17 | (주)한서정공 | 소방차용 양수장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008246391A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Japan Fine Ceramics Center | ミスト供給装置及び噴霧熱分解装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6452572U (ja) * | 1987-09-24 | 1989-03-31 |
-
1989
- 1989-06-08 JP JP1146187A patent/JP2747926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101461507B1 (ko) * | 2014-07-09 | 2014-11-14 | (주)한서정공 | 소방차용 고발포 장치 |
KR101544428B1 (ko) | 2014-07-09 | 2015-08-17 | (주)한서정공 | 소방차용 양수장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0312250A (ja) | 1991-01-21 |
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