JP2743092B2 - 開閉ドア付塗装ブース - Google Patents

開閉ドア付塗装ブース

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JP2743092B2
JP2743092B2 JP1202298A JP20229889A JP2743092B2 JP 2743092 B2 JP2743092 B2 JP 2743092B2 JP 1202298 A JP1202298 A JP 1202298A JP 20229889 A JP20229889 A JP 20229889A JP 2743092 B2 JP2743092 B2 JP 2743092B2
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painting
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修 和田
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種の物体、特に自動車の損傷を受けた部
分を修理したり塗装したりする場合に用いられる塗装ブ
ースに関する。
(従来の技術) 損傷された自動車の車体を修理するには、ハンマ打
ち、硬化目止め材料の充填、研磨、プライマの塗布、塗
装、熱処理などの工程が必要であり、一般にプライマの
塗装以後の工程は開閉ドアの付いた塗装ブース内で行な
われる。
開閉ドアには各種の機構が利用され、ヒンジ式のはね
上げ機構やスライド式の上昇機構などが用いられてい
る。
従来の自動車用塗装ブースとして、特開昭54−77649
号「塗料吹付室」、特公昭55−38182号「塗装ブー
ス」、特公昭58−33029号「塗装方法」などが知られて
いるが、これらの装置では照明装置が天井部分にだけ取
付けられているため、自動車車体の下方部分に光が当た
らず、作業がしづらいのみならず、微妙な色調の比較が
困難になって損傷部分を修理した個所の色がその他の非
補修部分と同一にならないという欠点があった。
特開昭57−122965号「物体の表面処理方法及び装置」
では、塗装ブースの下方部分にも熱輻射源として赤外線
ランプを取付けているが、開閉ドアの部分には照明装置
が取付けられていないため、前述した欠点がある。すな
わち、添付図面の第4図に示すように、塗装ブース40の
内部に収容した自動車50を天井部分の照明器具41,42と
側壁下方の照明器具43とで照明を当てても、開閉ドア45
の内側に隣接する下方部分Aが照明の死角となって、作
業がしづらく、また色調の相違が判別しにくくなって、
特にメタリック塗装の自動車などでは修理した部分がそ
の他の部分と同一の色調にならないという問題点があっ
た。
最近の塗装ブースでは、自動車の搬出入を容易にする
ため正面と側面の両方に開閉ドアが設けられており、こ
のような塗装ブースでは、ガラスや網入りガラスをはめ
込んだり明り窓を設けて内部を明るくする工夫がなされ
ているが、一般に塗装ブースは屋内に設置されることが
多いので、採光が充分でなく、照明装置の改善が必要と
なっていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、塗装ブース内の照明の死角をなくし
て作業の能率を向上させることにある。
本発明の他の目的は、塗装ブース内の照明による色調
を変化させて塗装色の微妙な差異を識別可能とする塗装
ブースを提供することにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本発明の前述した目的は、その第1の態様において、
開閉ドアの下方部分に照明器具を取付け、この照明器具
により塗装ブース内部の下方空間を照らすようにするこ
とにより達成される。
かかる構成によれば、従来照明の死角となりがちであ
った開閉ドア付近の下方部分にも充分な光が届くことに
なり、塗装作業が著しく改善される。なお、必要に応じ
て照明器具の種類を変化させて塗装色を判別しやすくす
ることもできる。
本発明はその第2の態様において、隣接する2つの垂
直面に開閉ドアを備え、各開閉ドアの下方部分に照明器
具を取り外し容易に取付け、これらの照明器具によって
相乗的な色調を変化自在とした塗装ブースを提供する。
かかる構成によれば、隣接する2つの開閉ドアに取付
けられている照明器具を、例えば蛍光灯と赤外線ランプ
あるいは白色電球などに変化させることにより、相乗的
な色調が自在に変化することになって、色調の差異を判
別する作業が容易になり、完全な塗装が実現可能とな
る。特に、自動車の補修の場合は、自動車のコーナー部
分が損傷を受けていることが多いので、この損傷部分を
隣接するドアの仕切付近に配置することにより、さらに
効果的な作業が実施できることになる。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の第1図乃至
第3図を参照した以下の記載により明らかとなろう。
(実施例) 第1図、第2図は本発明の好適な実施例による塗装ブ
ース10を表わしており、前面の天井部分に蛍光灯からな
る照明器具11が固定され、後面の天井部分にも蛍光灯か
らなる照明器具12が固定されている。右側面には自動車
を搬出入させることができる開閉可能なドア13と、作業
者用ドア14、及び制御盤15が取付けられている。なお、
左側面は閉鎖した側壁であり、下方部分に螢光灯16が取
付けられている。また、図示されていないが、後面の下
方部分にも蛍光灯が取付けられている。左側面と後面は
建物の壁面に隣接して置かれることが多いので、一般に
開閉ドアは必要がなく、設けられていない。
塗装ブース10の前面には、自動車を搬出入するための
開閉ドア20が設置され、その壁面には網入りガラスをは
め込んだ10個の明り窓21が設けられ、さらに下方部分に
は内部を照らすようにはめ込まれた3個の蛍光灯式照明
器具22が設けられている。これらの照明器具22は、コン
セント23を介して取り外し可能となっており、各コンセ
ント23へはキャプタイヤケーブル24を通じて電力が供給
される。各照明器具22は、例えば20Wの蛍光灯2本を並
列にした2灯式のものにすることができる。
第2図は、ヒンジ式の開閉ドア20をはね上げて、自動
車50を台車に載せて搬入する状態を表わしている。各照
明器具22への電力はキャプタイヤケーブル24を通じて確
実に供給される。自動車50を収容した後で開閉ドア20を
閉じれば第1図の状態になり、従来照明の死角であった
開閉ドア付近の下方部分が照明器具22によって照らされ
る結果、照度が向上して作業が容易になった。塗装ブー
スの床面の縦横の寸法を約4.5m×7mとし、開閉ドアに2
灯式の蛍光灯3基を取付けて実験したところ、従来より
も100ルクス以上照度が向上することがわかった。
第3図は、本発明の他の実施例による塗装ブース30を
表わしており、正面の開閉ドア31に3基の蛍光灯照明器
具32がコンセント33を介して取り外し容易に取付けられ
ている。この開閉ドア31は左右にある垂直なガイドレー
ル35に沿って上下に移動し、自動車50を収容する。側面
にある開閉ドア36には3基の赤外線ランプ37がコンセン
ト33を介して取り外し容易に取付けられている。この開
閉ドア36はひさし状に突出するガイドレール39に沿っ
て、シャッター式に上昇下降するように構成されてい
る。
従って、隣接する2つの開閉ドア31,36に取付けられ
ている蛍光灯と赤外線ランプの相乗効果と、作業者が一
方だけをさえぎることによって得られる単色光での識別
効果とを組み合わせることにより、メタリック塗装など
の微妙な色調の差異が明らかになり、塗装作業の精度が
著しく向上するようになった。この実施例は、特に自動
車のコーナー部分が損傷を受けている場合には有利であ
り、必要に応じてさらに照明器具を白色電球などに変化
させることもできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く、本発明によれば、塗装ブー
ス内の照明の死角がなくなって、作業能率が向上し、塗
装品質が著しく改善されることになる。また、隣接する
2つの開閉ドアを利用することにより、塗装ブース内の
照明による色調を変化させて塗装色の微妙な差異を識別
可能とすることができる等、その技術的効果には極めて
顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の好適な実施例による塗装ブースの開閉
ドアを閉じた状態を表わす斜視図、第2図は開閉ドアを
開いた状態を表わす斜視図、第3図は他の実施例による
塗装ブースの両側の開閉ドアを開いた状態を表わす斜視
図、第4図は従来の塗装ブースを表わす概略縦断面図で
ある。 10,30……塗装ブース 20,31……開閉ドア 21……明り窓 22,32,37……照明器具 23,33……コンセント 24……ケーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体を搬出入するための開閉ドアを備えた
    塗装ブースにおいて、 前記開閉ドアの下方部分に照明器具を取付け、この照明
    器具により塗装ブース内部の下方空間を照らすようにし
    たことを特徴とする開閉ドア付塗装ブース。
  2. 【請求項2】隣接する2つの垂直面に開閉ドアが備えら
    れている塗装ブースにおいて、 各開閉ドアの下方部分に照明器具を取り外し容易に取付
    け、これらの照明器具による相乗的な色調を変化自在と
    したことを特徴とする開閉ドア付塗装ブース。
JP1202298A 1989-08-05 1989-08-05 開閉ドア付塗装ブース Expired - Lifetime JP2743092B2 (ja)

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JP1202298A JP2743092B2 (ja) 1989-08-05 1989-08-05 開閉ドア付塗装ブース

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JPH0368470A JPH0368470A (ja) 1991-03-25
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KR101661611B1 (ko) * 2015-08-27 2016-10-10 주식회사 복원달인 차량용 도장 부스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2514043Y2 (ja) * 1991-06-12 1996-10-16 日産アルティア株式会社 自動車用塗装ブ―ス
JPH0539674U (ja) * 1991-11-08 1993-05-28 東京パネルバツク販売株式会社 換気装置付き塗装室

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