JP2741598B2 - 廃棄物の締固めた材料の装入を容易にする装置 - Google Patents

廃棄物の締固めた材料の装入を容易にする装置

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JP2741598B2 JP63159577A JP15957788A JP2741598B2 JP 2741598 B2 JP2741598 B2 JP 2741598B2 JP 63159577 A JP63159577 A JP 63159577A JP 15957788 A JP15957788 A JP 15957788A JP 2741598 B2 JP2741598 B2 JP 2741598B2
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マツク、コーパレイシヤン、アヴ、アメリカ
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    • G21F9/34Disposal of solid waste
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器の取扱い、ことに締固めた材料状(ba
le form)の廃棄物を受入れるための多数の区画を持つ
容器の位置決めに関する。
発明の背景 放射性物質は多くの工業に使われている。その最もよ
く知られているのは原子力工業である。高レベルの核廃
棄物を安全に処理する問題はよく知られている。しかし
又低レベルの核放射線に暴露した実験衣、掃除具、容
器、ドラム等のような物品を含む低レベルの核廃棄物も
安全に処理する必要がある。これ等の物質内の放射能の
レベルは臨界的な関係にはないが、これ等の物質はなお
適正に処理したければならない。そしてこれ等の物質の
占める形のせん断容積及び多様性により処理に際して大
きい問題を生ずる。
低レベルの核廃棄物の問題に対する1つの解決法で
は、これ等の材料を小断片に破砕し、次いでこれ等の断
片を高密度に締固めている。これ等の材料はたとえば布
片から鋼剤までの範囲のものがあるから、破砕装置及び
締固め装置を適当に構成しなければならない。このよう
なユニットは、利用することができ、一般に所定の寸法
及び密度を持つ締固めた材料を形成することができる。
廃棄物を適当な容器内に入れるのに調整が必要であ
る。すなわち締固めた材料は破砕装置及び締固め装置か
ら容器まで移送しなければならない。締固めた材料の人
に対する接触を最小にするにはこのような手順をできる
だけ自動化することが望ましいのは明らかである。さら
に典型的な廃棄物容器は、分割壁により隔離した多重の
区画を持つ。すなわち締固めた材料を受け取るように各
区画を逐次に容器内に位置させることが必要である。
発明の要約 本発明の1例によれば締固め装置から多数の区画を持
つ容器内への廃棄物の締固めた材料の装入を容易にする
装置が得られる。各締固めた材料は締固め装置から所定
の水平方向及び上下方向の寸法を持つ放出開口を経て放
出する。この容器の各区画は類似の寸法の開口を持つ。
本装置は、締固め装置の放出開口に近接して位置させた
固定のフレームを備えている。第1の可動フレームは固
定フレーム内に滑動自在に取付けてある。締固めた材料
を受け取るように、締固め装置の放出開口に各区画の開
口を逐次に整合させるために、放出開口に平行な平面内
の第1の方向に移動するように可動フレームを案内する
第1の案内構造を設けてある。
なお本発明によれば、放出開口の平面に直交する第2
の方向に移動するように第1の可動フレームに第2の可
動フレームを滑動自在に取付け、容器を放出開口に向か
い動かして、締固めた材料を装入し又容器を放出開口か
ら遠ざかる向きに動かして第1フレーム及び容器を第1
の方向に動かして、からの区画を放出開口に差出す。
なお本発明によれば固定フレームは、それぞれ第1の
方向に沿って延びる案内面を形成する複数本の案内部材
を備えている。第1の可動フレームには協働する案内面
を設けて、固定フレームにより、第1の方向に沿い第1
の可動フレームを支えて案内するようにしてある。なお
本発明によれば協働する各案内面に固定フレーム及び第
1の可動フレームの間に案内構造を設け第1の可動フレ
ームを第1方向に沿って動かすようにしてある。
又本発明によれば第2の可動フレームを放出開口に近
づく向きに又この放出開口から遠ざかる向きに移動する
ように第1の可動フレームに滑動自在に取付けてある。
放出開口には案内構造を設け容器の区画の開口を放出開
口に向かい容器を移動させる際に放出開口に整合する状
態に案内するようにする。
実施例 実施例について図面を参照して説明すると、各図面を
通じて対応部品に同様な参照数字を使ってある。とくに
第1図には、低レベルの核廃棄物材料を破砕し、この材
料を精密な寸法を持つ締固めた材料になるよう固め、最
終貯蔵用の容器14内に容器取扱い装置12を使い、締固め
た材料を詰めるように作用するシステム10を例示してあ
る。
システム10は破砕装置16を備えている。破砕装置16
は、十分な強さを持つ互いに平行な回転破砕部片から形
成され、金属容器等を備えたシステム10内に入れる実際
上任意の材料を破砕するのに十分な動力で作動するのを
好適とする。システム10には又、流体圧ラム20を備えた
締固め装置18を設けてある。流体圧ラム20は、破砕材料
を取りこれを締固め装置18の内部で高密度の締固めた材
料に圧縮する。破砕装置16及び締固め装置18は米国テキ
サス州75050、グランド・プレイリー・イースト・シェ
イディ・グローブ・ロード(East Shady Grove Road,Gr
and Prairie)201のマック・コーポレイション(Mac Co
rporation)製のものでよい。
第2図に明らかなように容器14は多重区画容器が好適
である。図示のように容器14は、それぞれ互いに等しい
寸法を持ち分割壁28により隣接区画から隔離した3つの
区画22、24、26を持つ。これ等の各区画は、容器14の一
方の側に他の開口と寸法が同じ開口30を持つ。
容器取扱い装置12は、容器14内の区画の開口30を締固
め装置18の放出開口32の前方に位置決めするように構成
してある。なお詳しく後述するように、放出開口32の寸
法は各開口30の寸法に実質的に等しくして、廃棄物の締
固めた材料34を締固め装置18から各区画に移送すること
ができるようにしてある。容器取扱い装置12は、容器全
体に充満するまで廃棄物の締固めた材料を受け取るよう
に放出開口32の前に容器14の各開口30を逐次に位置決め
する。各区画にはこの区画に全部の区画が充満するまで
締固めた材料を充てんした後、仮りのカバー36を取付け
る。次いで容器14は装置12から取出して、容器14に恒久
的カバー38を取付ける。次いで容器14は管轄官庁の要求
のもとに低レベル核廃棄物の処理に適当なように処置す
ることができる。
第1図について締固め装置18の詳細な作用を述べる。
締固めモードではゲート40により放出開口32を閉じ密閉
した締固め室42を形成し、室42内で流体圧ラム20により
廃棄物材料を締固める。
流体圧ラム20の運動範囲は、ゲート40に隣接する位置
から開口44の後方まで延びている。開口44を経て破砕装
置16から締固め装置18内に破砕された材料が落下する。
たとえば流体圧ラム20の全行程は86inである。開口44の
長さは34in(約86.36cm)である。所望の廃棄物の締固
めた材料は38ないし40in(約86.52ないし101.60cm)の
圧縮長さを持つ。締固めの初期段階では流体圧ラム20は
完全に引込められ全開口44をラム20の前方に位置させ
る。次いでラム20は前方に駆動されラム20の前の廃棄物
の破砕された材料をゲート40に向かい駆動する。破砕さ
れた材料は、流体圧ラムシリンダ45からラム20を介して
所定の力をこの破砕材料に対し加えることにより所望の
密度に締固められる。
締固めた材料がその最終長さに近づくと、流体圧ラム
20の全サイクルで、次の圧縮行程によって超過長さを持
つ締固めた材料が生ずるほど多量の破砕された材料を締
固め室に入らせることができる。容器14の寸法が定めら
れているから、締固めた材料の過渡の寸法は許容できな
い。しかし長さがわずかに不足な締固めた材料は容器内
に容易に受入れられる。
過度の長さの締固めた材料の形成を防止するように、
締固めた材料の形成の際にホトアイ(photo eye)装置4
8で流体圧ラム20の各行程の長さを計測する制御装置46
を設けてある。制御装置46は、ラム20の各行程に対して
加えられる付加的な締固めた材料の長さと、最終行程に
より締固めた材料の長さに加えられる増分的追加分(in
cremental addition)との平均値(running average)
を提供する。締固めた材料の長さが最適の締固めた材料
の長さから行程ごとに加えられる平均増分的長さ又は加
えられる最終の増分的長さのいずれか大きい方の値を差
引いた差よりも長い点までこの締固めた材料の長さが生
長するときは、この場合制御装置46は、所望の長さの締
固めた材料を形成するのに、締固めた材料に必要な付加
的長さを、平均増分的長さ又は最終増分的長さのうち大
きい方の値で割った比率を計算し、ラムを引込めること
により、開口44の全長の前記比率分だけ開口44を開い
て、破砕された材料が最終行程に対しラムの前方に落下
するようにする。このようにしてラムの最終行程は、極
めてまれな場合を除いてすべて、所望の長さを越える締
固め材料の締固めを防ぐ。
ラム20は滑動板128を取付けて破砕された材料が開口4
4を経てラム20の後方に落下しないようにする。滑動板1
28は、ラム20が移動する際に種種のリミットスイッチを
動作状態にしてラムの運動を制御する。スイッチ130は
ラム20のゲート40における前方限度までのラム20の運動
を指示する。スイッチ132は全行程の可能であることを
指示する。スイッチ134は締固めた材料の長さが超過し
ていないことを指示する。スイッチ136は、ラム20の面
が開口44のせん断縁138にあることを指示する。全後退
スイッチ137は、ラム20が後退し終り各行程に対する運
動計数順序をふたたび始めることを指示する。本発明の
前記した実施例は位置の検知にリミットスイッチを利用
するが近接プローブ又はその他の位置検知部品を利用し
てもよいのは明らかである。
1例として所望の締固めた材料の長さは38ないし40in
(約86.52ないし101.60cm)の範囲とする。流体圧ラム
全行程は86in(約218.44cm)であるが開口44は長さが34
in(約86.36cm)である。ホトアイ装置48はラム20の移
動を監視するから、装置48は、第1のラム行程がゲート
40から5in(約12.7cm)、第2の行程が12in(約30.48c
m)、第3の行程が15in(約38.10cm)、第4の行程が20
in(約50.80cm)、第5の行程が26in(約66.04cm)そし
て第6の行程が33in(約83.82cm)の以内にそれぞれな
ることを検知する。これは行程ごとのこり長さの増大増
加量がそれぞれ5、7、3、5、6、7in(約12.7、17.
78、7.62、12.7、15.24,17.78cm)であり、平均増大付
加長さが5.5in(約13.97cm)/行程になることを指示す
る。33in(約83.82cm)のこの締固めた材料の長さで
は、2つの数値すなわち7in(約17.78cm)の最終増大付
加長さと5.5in(約13.97cm)の平均長さとのうち大きい
方の値は、予知した最大長さが40in(約101.60cm)であ
るから、こりの超過長さを最大許容範囲に極めて近くす
ることを制御装置46により検知する。制御装置46は、こ
の付加長さを前記範囲の低い方の端にすなわち長さ5in
(約12.70cm)の付加に制限するようにする。すなわち
ラム20は開口44の距離の5/7だけしか後退しないで、破
砕装置から締固め室に落下する破砕された材料の量を減
少させるようにする。
第6図にはラム運動を検知するホトアイ装置48の詳細
を例示してある。ホトアイ装置48は第1のホトアイ50及
び第2のホトアイ52を備えている。各アイ50、52は、単
一のパッケージ内に光源及び受光体を組合せた逆反射近
接(retroreflective proximity)型検出器が好適であ
る。1連の固定の指状片54はラムの運動方向に沿って延
びている。各指状片は、この方向に所定の幅たとえば1i
n(約2.54cm)の幅を持ち、又側方に向いた各アイ50、5
2に反射面(たとえば白色ペイント)を備えている。各
指状片は、同様な幅たとえば1/2in(約1.27cm)の幅を
持つギャップ56により互いに隔離してある。ラムが移動
すると、ホトアイ50、52は指状片及びギャップに沿い移
動し、光源から各ホトアイの反射面にそれぞれ交互に光
を反射し又反射しないようにする。
第1のホトアイ50はラムの運動を定めるのに使う。指
状片がホトアイ50に光を反射してホトアイ50が『オン』
になる状態と、ギャップによりホトアイ50に光を反射し
ないでホトアイ50が『オフ』になる状態とでは、このホ
トアイに対し4つの転移が可能である。この4つの転移
は、 1.ラム20を後退させる(第6図の右方への)方向に移動
する指状片の縁部58を過ぎてオン(指状片がアイの上
方)からオフ(スロットがアイの上方)へと、 2.材料を締固めるように反対方向に移動する指状片の縁
部60を過ぎてオフ(スロットがアイの上方)からオン
(指状片がアイの上方)へと、 3.ラムを後退させるように移動する縁部60を過ぎてオフ
(スロットがアイの上方)からオン(指状片がアイの上
方)へと、 4.反対方向に移動する縁部58を過ぎてオフ(スロットが
アイの上方)からオン(指状片がアイの上方)へとであ
る。
ホトアイ装置48は、第2のホトアイ52がオンであると
きだけ1つの状態から別の状態への転移を計数するよう
に向きを定めてある。すなわち第2のホトアイ52が計数
を行うようにオンである場合に、第1のホトアイ50が後
退方向に縁部60を越えて転移するときは、所定の距離の
ラムの後退の計数を行う。ラムの移動が圧縮のための前
進であるときは、この場合第1のホトアイはこの方向に
おける運動を計数をする。このようにしてラムの運動の
一定の記録を生成することができる。前記したようにス
イッチ137を使い計数をふたたび始めることができる。
第2図には容器14の付加的な詳細を示してある。容器
14は一般に、上下に重ねられ壁28により分割された3つ
の各別の区画22、24、26を持つ長方形の箱である。各区
画は、所定の内部寸法と開口30とを持つ。開口30は、締
固め装置18の放出開口32に寸法が対応する。各区画に締
固めた材料34を充てんすると、仮りのカバー36を締固め
た材料34に押しつけ容器14に取付けて締固めた材料34を
保持する。この取付構造は、仮りのカバー36の外縁部に
ねじ込むねじボルト62を備え、容器全体に充満するまで
このカバーを保するようにするのがよい。充てんし終る
と、恒久的カバー38を取付けて、次いで容器を恒久貯蔵
場所に輸送することができる。
容器14に充てんするには容器14は締固め装置に対して
移動させ、各開口30を放出開口32の前に逐次に差出し、
締固めた材料34を受け取るようにしなければならない。
容器14は、ラム20が仕上がりの締固めた材料を区画内に
簡単に駆動できるように正確に位置決めしなければなら
ない。
第3図について容器取扱い装置12について述べる。装
置12は、放出開口32のまわりに位置させ締固め装置18に
締付けることのできる固定フレーム64を備えている。固
定フレーム64は、剛性のフレームを形成するように横ビ
ーム74により相互に連結した4本の上下方向ビーム66、
68、70、72を備えている。固定フレームの一方の側は、
容器をこの固定フレームの内側の位置に送るのに十分な
空間を持つ。容器は、フォークリフト又は類似の設備に
より固定フレーム内に又この固定フレームから外に動か
される。
固定フレーム64内にはこれに対して上下方向に運動す
るように可動フレーム76を位置させてある。可動フレー
ム76はその各すみ部に山形フレーム部材78、80、82、84
を持つ。これ等の各山形フレーム部材の内部は、固定の
上下方向ビームに向き合いこの固定ビームにより上下方
向運動するように案内される。山形フレーム部材の各内
面にはナイロン案内ブロック86を取付けて、第4図に明
らかなように各山形フレーム部材が各上下方向固定ビー
ムの2つの横方向側部に当たるようにしてある。
固定の各上下方向ビームで固定フレーム64に複動の上
下方向持上げシリンダ88を取付けてある。各シリンダ88
のロッド90は、固定の上下方向ビームに当てがった山形
フレーム部材で可動フレーム76の頂部に枢動自在に取付
けてある。4固のシリンダ88に加圧作動流体を同時に送
ることにより、可動フレーム76は、動かないようにされ
ることなく(without binding)上下に移動させること
ができる。
可動フレーム76内に第2の可動フレーム92を位置させ
てある。可動フレーム92は、可動フレーム76の一部を形
成する水平の山形フレーム部材96に沿って滑動する水平
ビーム94を備えている。ナイロンブロック86は山形フレ
ーム部材を水平フレーム部材に沿い放出開口32に向かい
近づく向きに又開口32から遠ざかる向きに案内する。可
動フレーム92は又、放出開口32から遠い方のビーム94の
端部から上向きに延びる上下方向フレーム部材100を備
えている。容器はこのようにして、ビーム94及びフレー
ム部材100により2つの側部を支えてある。
1対の複動水平シリンダ102は可動フレーム76に取付
けられ、それぞれロッド104を可動フレーム92に取付け
てある。各シリンダ102に作動流体を同時に入れること
により、締固め装置18の放出開口に近づき又これから遠
ざかる向きのフレーム92及び容器14の運動を制御する。
拘束棒(locking bar)106は、可動フレーム76に枢動
可能に取付けられ、フレーム92をフレーム76に沿って水
平に移動させる位置から、拘束棒106によりフレーム92
を放出開口32に対し容器に押付けた位置に拘束する拘束
位置に枢動することができる。拘束棒106を動作状態に
することは、フレーム76及び拘束棒106の間に作用する
1対の複動流体圧シリンダ108により行う。
作動時にはからの容器14をフレーム64、76内に挿入し
フレーム92に乗せる。ポンプ(図示してない)から各シ
リンダ88に加圧作動流体を供給し、最下部の区画開口が
放出開口32と同じレベルになるまでフレーム76、92及び
容器14を持上げる。リミットスイッチ112により容器の
この位置への移動を検知し上下方向運動を停止する。
制御回路114により水平シリンダ102を駆動しフレーム
92及び容器14を放出開口32に向かって動かす。締固め装
置18には放出開口32の各側に上下方向の案内板116を位
置させ、容器14が放出開口32に近づくに伴い容器14を水
平に向きを定め各開口30、32を確実に相互に一致させる
(第7図)。リミットスイッチ118は、容器14が締固め
装置18に対し締固めた材料を受入れるのに適正な位置に
なるときを検知し、次いで制御装置114により各シリン
ダ102を非作動状態にする。各シリンダ108を駆動し拘束
棒106をリミットスイッチ119により検知された拘束位置
に枢動させ、容器14が放出開口32から離れて戻ることが
ないようにする。次いで制御回路114により、ゲート40
を開くまで[リミットスイッチ124により指示される]
持上げラム20により仕上がりのこり34を最下部区画22に
駆動する。仮りのカバー36は、銅線又はアルミニウム線
のようなもろい材料によりラム20の面に取付ける。ラム
20がこりを区画22内に動かしたときに、ラム20を止め、
区画22のねじボルト62を固定の上下方向ビーム68、70に
形成した穴115を経てカバー36にねじ込み仮りカバー36
を区画22内に保持する。次いでラム20を引込めカバー36
をラム20に保持するもろい材料を破断する。
次のこり形成順序の開始に先だって制御回路114でシ
リンダ108により拘束棒106を解放し、次いでシリンダ10
2に流体を送り可動フレーム92及び容器を戻し、新らた
な仮カバー36をラム20の露出端部に取付ける。リミット
スイッチ121により拘束棒106の解放位置への運動を検知
する。この場合制御回路114によりシリンダ108の運動を
止める。リミットスイッチ123はフレーム92の後退位置
への運動を検知する。この場合制御回路114によりシリ
ンダ102の運動を止める。新らたな仮カバーを取付けラ
ムを後退させると、ゲート40をふたたび閉じ[スイッチ
126により指示されて]、次の締固めサイクルが行われ
新らたなこりを形成する。
容器14用の第2のこりを形成すると、制御回路114で
シリンダ88によりフレーム76、92及び容器14を下降さ
せ、中間の区間24が放出開口32のレベルになるようにす
る。この位置への運動はリミットスイッチ120により検
知して、運動を止める[リミットスイッチ122は最下部
位置への運動を検知する]。又制御回路114により、区
画24内に締固めた材料を受け取るように容器を締固め装
置18に向かって動かす。この順序は、全部の区画が容器
で充てんされるまで生ずる。この充てんが終ると容器は
締固め装置18から離れて、フォークリフト又はその他の
装置により固定フレーム64の側部を経て取出す位置に動
かす。
すなわち本発明により、多数の区画を持つ容器を取扱
い、各区画の開口を締固め装置の放出開口に逐次に位置
させるようにすることができるのは明らかである。さら
に締固めた材料の長さは、ラム制御回路により精密に制
御して超過長さを持つ締固めた材料が実際上決して生じ
ないようにすることができる。
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本
発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行
うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例により締固めた材料状の
廃棄物を受け取るように容器を取扱う容器取扱い装置と
低レベルの核廃棄物を締固めた材料状にする破砕装置及
び締固め装置との側面図、第2図は第1図の容器取扱い
装置に使う容器を拡大して示す展開斜視図、第3図は第
1図の容器取扱い装置の各部品を拡大して示す展開斜視
図である。第4図及び第5図は第3図のそれぞれ4・4
線及び5・5線に沿う拡大断面図、第6図は超過長さの
締固めた材料の生ずるのを防ぐようにラム運動を制御す
る制御装置の線図的平面図、第7図は締固めた材料を受
け取るように容器を案内する構造の線図的平面図であ
る。 10……システム(締固めた材料の装入を容易にする装
置)、12……容器取扱い装置、14……容器、18……締固
め装置、20……ラム、22、24、26……区画、30……開
口、32……放出開口、34……廃棄物の締固めた材料、46
……制御装置、64……固定フレーム、66、68、70、72…
…フレーム部材、76……可動フレーム、78、80、82、84
……フレーム部材、86……案内手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の寸法を持つ放出開口に類似の寸法の
    開口をそれぞれ持つ多数の区面を備えた容器内に、締固
    め装置から前記放出開口を経て放出される廃棄物の締固
    めた材料を装入することを容易にする装置において、 前記放出開口に近接して位置させた固定フレームと、 この固定フレームの周囲内に位置し、多数の区画の容器
    を支える第1の可動フレームと、 前記固定フレームと、前記第1の可動フレームとの間で
    作用し、前記可動フレームと前記容器とを、前記放出開
    口に平行な平面内の第1の方向に案内して、前記容器の
    前記各区画の前記開口が前記締固め装置の前記放出開口
    に逐次に整合するようにする第1の案内手段と、 を包含する装置。
  2. 【請求項2】前記多数の区画を備えた容器を支える第2
    の可動フレームと、前記第1及び第2の可動フレームの
    間で作用し、前記第2可動フレームと前記容器とを前記
    放出開口の平面を横切る第2の方向に運動させて、前記
    容器が前記放出開口に近づき又この放出開口から遠ざか
    る向きに動くようにする第2の案内手段とを備えた請求
    項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記締固め装置に取付けられ、前記容器を
    前記放出開口に平行な平面内の前記第1の方向を横切る
    方向に向きを定めて前記各区画が前記放出開口に整合す
    るようにする案内手段を備えた請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】前記第1の案内手段に、前記固定及び可動
    の各フレームの一方に取付けられ、前記第1の可動フレ
    ームが前記固定フレームに対して滑動するようにするナ
    イロンブロックを設けた請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】前記容器内に前記締固めた材料を挿入する
    ように前記締固め装置に対して前記容器を拘束する拘束
    手段を備えた請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】廃棄物の材料を、締固め室内で締固めた形
    状に圧縮するためのラムと、前記締固めた材料を形成す
    る際に、前記ラムの各行程に対して締固めた材料の長さ
    の増分的増加量を測定する手段と、 前記長さの増分的増加量の移動平均値を計算する手段
    と、 前記締固めた材料の所望の長さと実際の長さとの差が、
    前記平均の増分的長さの増加量と、最終の増分的長さの
    増加量とのうちの大きい方に等しくなるか又はこれより
    小さくなるまで、前記ラムを全行程において作動する手
    段と、 前記締固めた材料の完成のために、前記平均の増分的長
    さと、最終の増分的長さとのうちの大きい方に関して前
    記締固めた材料を完成するための付加的長さに等しい比
    率に前記ラムの最終の行程を制限する手段と、 を備えた請求項1の装置。
  7. 【請求項7】所定の水平方向及び上下方向の寸法を持つ
    放出開口に類似の寸法を持つ開口をそれぞれ持つ多数の
    区画を備えた容器内に、締固め装置から前記放出開口を
    経て放出される廃棄物の締固めた材料を装入することを
    容易にする装置において、 第1の方向に向きを定めた複数本のフレーム部材を備え
    た固定フレームと、 この固定フレームの前記各フレーム部材に向き合う前記
    第1の方向に延びるフレーム部材を持ち、前記固定フレ
    ームの各フレーム部材により定められた前記固定フレー
    ムの周囲内に位置させた第1の可動フレームとを備え、
    前記固定フレームの前記フレーム部材と、前記第1の可
    動フレームの前記フレーム部材とが互いに協働して前記
    第1の可動フレームを、前記第1の方向に沿い前記固定
    フレームに対して滑動運動するように隣接させて成る装
    置。
  8. 【請求項8】前記フレーム部材の1つに、その向き合う
    フレーム部材に押しつけられるように取付けられ、前記
    第1の可動フレームが前記固定フレームに沿い滑動する
    際に、滑動を容易にし、動かなくなるのを防ぐようにし
    たナイロンブロックを備えた請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記向き合うフレーム部材の一方は、前記
    第1の方向に沿って延びる第1及び第2の横方向表面を
    持つビームにより構成し、前記向き合うフレーム部材の
    他方は、前記第1の方向に沿って延びる第1及び第2の
    横方向表面を持つ山形部材により構成した請求項7記載
    の装置。
  10. 【請求項10】前記第1の可動フレーム内に位置し、前
    記放出開口に近づき又これから遠ざかる向きに滑動する
    ように前記第1の可動フレームに沿い滑動可能な第2の
    可動フレームを備えた請求項6記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第2の可動フレームと前記容器とを
    前記締固め装置から締固めた材料を受け取る位置に拘束
    する拘束手段を備えた請求項9記載の装置。
  12. 【請求項12】廃棄物の材料を、締固め室内で締固めた
    形状に圧縮するためのラムと、前記締固めた材料を形成
    する際に、前記ラムの各行程に対して締固めた材料の長
    さの増分的増加量を測定する手段と、 前記長さの増分的増加量の移動平均値を計算する手段
    と、 前記締固めた材料の所望の長さと実際の長さとの差が、
    前記平均の増分的長さの増加量と、最終の増分的長さの
    増加量とのうちの大きい方に等しくなるか又はこれより
    小さくなるまで、前記ラムを全行程において作動する手
    段と、 前記締固めた材料の完成のために、前記平均の増分的長
    さと、最終の増分的長さとのうちの大きい方に関して前
    記締固めた材料を完成するための付加的長さに等しい比
    率に前記ラムの最終の行程を制限する手段と、 を備えた請求項7の装置。
JP63159577A 1987-06-29 1988-06-29 廃棄物の締固めた材料の装入を容易にする装置 Expired - Lifetime JP2741598B2 (ja)

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