JP2740237B2 - アルデヒド,アセタール及び/または不飽和化合物を含有するカルボン酸エステルの精製方法 - Google Patents

アルデヒド,アセタール及び/または不飽和化合物を含有するカルボン酸エステルの精製方法

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JP2740237B2 JP1043394A JP4339489A JP2740237B2 JP 2740237 B2 JP2740237 B2 JP 2740237B2 JP 1043394 A JP1043394 A JP 1043394A JP 4339489 A JP4339489 A JP 4339489A JP 2740237 B2 JP2740237 B2 JP 2740237B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/60Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 オレフィンのカルボニル化、すなわち、周期律表第VI
II亜族の金属のカルボニル錯化合物の存在における、例
えばエチレン、プロピレンまたはブチレンの、一酸化炭
素及びアルカノールとの反応は、カルボン酸エステルの
生産のために産業上大規模に利用される。
従来技術 使用される出発原料がジオレフィン、例えば1,3−ブ
タジエンである場合は、繊維の粗原料として有用な出発
原料であるアジピン酸ジメチルが、ペンテノイックエス
テル中間体を経て得られる。一酸化炭素はしばしば少量
の水素を含有し、または、水素は同伴される水との反応
で形成されるので、カルボニル化反応とともに、ヒドロ
ホルミル化反応も起きる。このヒドロホルミル化反応に
よってアルデヒドが形成され、存在するアルコールとの
反応によってアセタールも形成される。さらに、この合
成の副生物として低濃度の不飽和ケトン、トリデカノン
及びブテンジカルボン酸エステルが生成する。アセター
ル、アルデヒド、不飽和ケトンまたはブテンジカルボン
酸エステルの沸点が生成するエステルの沸点に非常に近
い場合は、これらの望ましくない副生物を蒸留によって
除去することは技術的に極度に困難である。アルデヒ
ド、アセタール、不飽和化合物などを除去することは、
アジピン酸エステルの生産上特に重要である。これらを
含有するアジピン酸は、繊維グレードのポリマーの生産
には不向きなためである。しかも、アルデヒド、アセタ
ール、不飽和化合物は、少量でも存在すれば製品の好ま
しくない着色の原因となる。
欧州特許明細書101,910には、アルデヒド、アセター
ル及び/または不飽和化合物を含有するカルボン酸エス
テルの精製を、周期律表第VIII亜族の1種または2種以
上の金属を含有する酸性のイオン交換体またはゼオライ
トの存在において高温度で1段階で該エステルを水素で
処理し、次いで蒸留によって低沸点分及び/または高沸
点分を除去することによって行う方法が開示されてい
る。しかしこの方法には、触媒の活性が低下して、最終
製品中の不純分の含量が上昇するという欠点がある。
発明の目的 本発明の目的は、着色性不純分の含有量の低下と触媒
寿命の向上を可能にする方法を提供することにある。
発明の構成 発明者らは、この目的が、オレフィン不飽和化合物を
一酸化炭素及びアルカノールと反応させることによって
得られ、かつ、周期律表第VIII亜族の1種または2種以
上の金属の存在においてエステルを酸性薬剤及び水素で
処理し、さらに、形成された低沸点分及び/または高沸
点分を蒸留によって除去することによる、アルデヒド、
アセタール及び/又は不飽和化合物を含有するカルボン
酸エステルを精製する方法によって達成されることを発
見した。この方法は、a)第1段階において、20−200
℃でアルデヒド、アセタール及び/又は不飽和化合物を
強酸性薬剤で処理し、b)こうして処理された混合物
を、第2段階において、周期律表第VIII亜族の1種また
は2種以上の金属の存在で1−50barの圧のもとで50−2
00℃で水素添加することから成る。
この新規の方法には、着色性不純分の割合がかなり顕
著に低下し、さらには、触媒寿命が改善されるという利
点がある。
好ましいカルボン酸エステルは、C2−C12−モノオレ
フィン、C4−C12ジオレフィン、C5−C12−シクロアルケ
ン、またはC1−C8−アルキル−C3−C12−アルケンモノ
カルボキシレートのカルボニル化によって得られる。こ
のカルボニル化反応は、存在の方式において、例えば10
0−200℃の温度、50−1,000barの圧で、周期律表第VIII
亜族の金属のカルボニル錯化合物、特にコバルトまたは
ロジウムの存在での、一酸化炭素及びC1−C8−アルカノ
ール、特にC1−C4−アルカノールとの反応によって有効
に行われる。得られるエステルは、炭素原子数1−8の
アルカノールのC3−C13−アルカンモノカルボン酸エス
テル、炭素原子数1−8のアルカノールのC6−C14−ア
ルカンジカルボン酸エステル、または、環中の炭素原子
数5−12のシクロアルカンカルボン酸エステルである。
特に好ましいのは、上記の炭素原子数をもつ飽和アルカ
ンモノカルボン酸及びアルカンジカルボン酸のエステル
である。このようにして調製されたエステルは、副生物
として、アルデヒドやアセタールを含有していて、その
アルデヒドの部分は、相応するカルボン酸と同じ数の炭
素を持っている。またアセタールは、使用したアルカノ
ールに相応するラジカルを含有している。また、使用し
た出発原料の種類に応じて、不飽和ケトンまたは不飽和
ジカルボン酸エステルが存在している。アルデヒド及び
アセタールの含有率は例えば0.1−15重量%である。適
切な方法は、例えば米国特許3,176,028、及びドイツ公
開特許DOSB1,618,156に記載されている。
特に産業的に重要な意義は、一酸化炭素とC1−C4−ア
ルカノールとによる、ブタジエンまたはC1−C4−アルキ
ルペンエノエートのカルボニル化によって調製されるア
ジピン酸C1−C4−アルキルをもって達成される。典型的
な混合物は、アジピン酸エステルのほかに、例えば9−
14重量%のメチルグルタール酸エステル、2−5重量%
のエチルコハク酸エステル、0.01−0.3重量%の5−ホ
ルミルバレリアン酸エステル、0.01−0.5重量%の6,6−
ジメトキシカルボン酸エステルなどを含有している。適
切な方法は、例えばドイツ特許2,713,195に記載されて
いる。
本発明によれば、精製されるべき混合物は、第1段階
で、20−200℃の温度で強酸性の薬剤によって処理され
る。
適切な強酸性の薬剤は、例えば硫酸、りん酸、ベンゼ
ンスルホン酸、トルエンスルホン酸などであり、特に好
ましくは強酸性のイオン交換体、例えば、スルホン酸基
を持つ架橋ポリスチレンであり、また、酸性型のけい酸
アルミニウムやけい酸ほう素である。けい酸アルミニウ
ムまたはけい酸ほう素ゼオライトなどの強酸性イオン交
換体の場合は、供給出発混合物のkg当たり0.01−0.1kg
を使用し、酸性薬剤の残部は、アセタールの量に対して
1−50重量%使用するのが有利である。反応時間は一般
に0.1−4時間で、温度は60−140℃に維持するのが有利
である。しかし、架橋ポリスチレン系の酸性イオン交換
体を使用する場合は、130℃を超えてはならない。
また、処理中に形成されるアルコールを、不活性ガ
ス、例えば窒素ガスでの処理によってストリップアウト
することが有用であることも判明した。さらに、アセタ
ールの少量、例えば、モル当たり0.5−2.0モルで水を使
用することが有用であることも判明した。
こうして得られた混合物は、本発明によれば、別個の
段階において、周期律表第VIII亜族の1種または2種以
上の金属の存在で、50−200℃の温度、1−50barの圧の
もとで、水素添加される。
適切な金属は例えばコバルト、ニッケル、パラジウム
及びロジウムである。触媒は固形または保持触媒の形で
使用してもよい。コバルトやニッケルのような固形触媒
の場合は、促進剤、例えば、コバルトまたはニッケルに
対して2−5重量%のマンガンによる変性、及び/また
はりん酸(例えば、コバルトまたはニッケルに対する
(P2O5ベースでの)1−4重量%のりん酸)による変性
が有用であることも判明している。保持触媒を使用する
場合の、適切な保持体は、例えば二酸化けい素、酸化ア
ルミニウム、活性炭素、けい酸塩などである。
保持された触媒は、前記の金属を有利には0.2−5重
量%、特に好ましくは0.2−2重量%含有する。
水素添加は、50−200℃、好都合には100−170℃の温
度で、1−50bar、好ましくは10−30barの圧のもとで行
われる。滞留時間は好ましくは0.3−3時間である。
水素添加された混合物は、カルボン酸エステルから高
・低沸点分を分離するための蒸留に付される。
蒸留工程は有利には、直列に連結された2つの塔を用
いて行われ、低沸点分と高沸点分が分離される。すなわ
ち、高沸点分は第1の塔で塔底産物として除去され、低
沸点分とカルボン酸エステルの混合物は、第1の塔の塔
頂で引き出され、第2の塔で、低沸点分はこの混合物か
ら分離され、カルボン酸エステルは第2の塔の底部で引
き出される。一般に、分離されるべき混合物は、それぞ
れの塔の中心の第3の部分に供給される。純粋なカルボ
ン酸エステルは有利には、第2の塔から、底部において
除去され、特に好ましくは、底から1−5の理論段の点
で除去される。
パッキング、バブルキャップトレー、またはシーブト
レー、特に、2.5bar以下のトレー当たりの圧力低下が保
証される構造パッキングを使用するのが有利である。塔
は、理論段数が40−120であることが好ましい。また還
流比は1〜10に維持するのが有用であることが判明して
いる。
改変した工程では、低・高沸点分を含有するカルボン
酸エステルを第1塔の中央部に導入してもよい。低沸点
分は塔頭で除去され、高沸点分は塔底で分離除去され、
蒸気状混合物の一部は、塔の下部1/3の部分で除去され
て、第2塔の底端に移される。純粋なカルボン酸エステ
ルは、第2塔の中央部で除去され、蒸気状混合物は、第
2塔の塔頂から、第1塔の上部1/3の部分に戻される。
特に有利な具体例においては、低・高沸点分は、1つ
の塔での蒸留によってカルボン酸エステルから分離され
る。すなわち、分離されるべき混合物は、その塔の下半
部に導入され、カルボン酸エステルは、塔の上半部で脇
に除去され、低沸点分は、塔の塔頂で除去され、高沸点
分は、塔の塔底で除去される。
好ましいのは、理論段数が60−150の、上記の内部装
備を持つ塔を用いることである。分離すべき混合物は、
有利には、その塔の(底から数えて)四半分の箇所に導
入される。純粋なカルボン酸エステルは、上半部、例え
ば(底から数えて)第3四半分の箇所で脇に除去され
る。サイドテーブルオフ重量ベースでの還流比としては
2−10が有用である。
また、ある改変工程では、低・高沸点分は1つの塔で
の蒸留によってカルボン酸エステルから分離される。分
離されるべき混合物はその塔の第2四半部に導入され、
カルボン酸エステルはその塔の第3四半部で脇に除去さ
れ、低沸点分はその塔の塔頭で、高沸点分はその塔の塔
底で除去され、かつ、その塔は中央2/3の部分で縦に2
つのゾーンに分割されるが、供給物はその第1のゾーン
に供給され、カルボン酸エステルは第2のゾーンから除
去される。
本発明により精製されるエステルは溶剤として使用す
るのに適している。アジピン酸エステルは加水分解され
て、ナイロン−6,6のような重縮合体の生産の出発原料
であるアジピン酸となる。
本発明による方法を次の実施例によって例示する: 比較実施例1 スルホン酸基を持ち、かつ、イオン交換体の当たり
5gのパラジウムを含有するポリスチレン系の強酸性イオ
ン交換体を充てんした40容の管状反応器に、0.15重量
%の6,6−ジメトキシカプロン酸メチル、0.03重量%の
ブテンジカルボン酸ジメチル、0.03重量%のトリデカノ
ン、0.2重量%の2−メチルグルタール酸ジメチル、及
び痕跡の5−ホルミルバレリアン酸メチルを含有し、か
つ、19,000のUV数を持つ、1時間当たり13kgのアジピン
酸ジメチルを、50(標準状態)の水素と共に仕込む。
混合物を110℃の温度、30barの圧のもとで水素添加す
る。反応生成物を溶出し精留する。こうして得られた純
粋な産物は、99.74重量%のアジピン酸ジメチルを含有
し、1,100のUV数を持っている。400時間の操作の過程
で、UV数は1,310に上昇する。
実施例1 H+型のY−ゼオライトを充てんした40容の管状反応
器に、0.15重量%の6,6−ジメトキシカプロン酸メチ
ル、0.03重量%のブテンジカルボン酸メチル、0.03重量
%のトリデカノン、0.2%重量%のメチルグルタール酸
ジメチル、及び痕跡のホルミルバレリアン酸メチルを含
有し、かつ、19,000のUV数を持つ、1時間当たり13kgの
アジピン酸ジメチルを仕込み、内容物を120℃で処理す
る。
こうして得られた生成物を、第2段階で、別の40容
の反応管に仕込み、50(標準状態)の水素と共に、0.
7重量%のパラジウムを含有するアルミナをチャージす
る。得られた生成物を溶出し、蒸留によって低・高沸点
分を除去する。精留によって、900のUV数を持つ99.8重
量%のアジピン酸ジメチルが得られる。400時間の操作
を経た後、不活性化した水素添加触媒の微候は認められ
ない。
実施例2 実施例1を、不純なアジピン酸ジメチルをH型のY−
ゼオライトで処理することにおいて反復する。
外とうを経て加熱可能な管(内径2.5cm、高さ15cm)
に、80ml(130g)のコバルト触媒(330℃でH2で還元、
1−2mmのチップ形)をチャージする。酸化触媒の還元
前の触媒組成は、CoO 90.40%、Mn2O3 5.04%、P2O5 2.
22%、Na2O 1.40%であった。触媒を、コバルト及びマ
ンガンベースで80%還元する。1時間当たり300mlの粗
アジピン酸ジメチル(需施例1で予備処理)を120℃、2
0bar H2でこの触媒上を通過させる。還元的後処理を経
て得られた生成物を分別蒸留して、UV数300の主留分(9
8%)を得た。
UV数の因になる成分は圧倒的に第1カット留分に集中
していた。
1,000時間後にも、触媒活性ロスの微候は全く認めら
れなかった。
比較実施例2 実施例1に記載の装置に、0.5%のパラジウムを含有
する80mlのゼオライトをチャージする。触媒を水素で活
性化した後、1時間当たり300mlの、アセタールを含有
粗アジピン酸ジメチルを120℃、20bar H2で導入した。
出発原料は、UV数12,498のアジピン酸ジメチルであ
る。水素添加生成物の同様な分別蒸留後のUV数は1,200
である。
UV数の因になる成分は圧倒的にテール留分中に存在し
ている。
48時間後には、触媒の活性はかなり著しく低下する。
比較実施例3 実施例1に記載のようにアジピン酸ジメチルを酸性
化、水素添加処理の後、反応混合物を二段階蒸留によっ
て分離する。供給物は、理論段数70の第1の塔の底部に
供給される。そこで低沸点の不純分は10の還流比のもと
で塔頂で、分離除去される。160℃でこの真空塔の塔底
で得られる主流を、次いで、理論段数90の真空塔(60ba
r)の底部に導入することによって再蒸留する。還流比
2.5を適用すれば、UV数1,250の精製エステル混合物が塔
頂で得られる。
実施例3 酸性化、水素添加処理されたアジピン酸ジメチル(実
施例1参照)の蒸留処理を、反応混合物を理論段数100
の塔の底部に導入し、その上半部で、有用な生成物を脇
に引き出すことによって、単一段階で行うならば、還流
比4のときの、この有用な生成物は、UV数900で得られ
る。減圧下で行った蒸留は、165℃の塔底温度で終了す
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07C 67/38 C07C 67/38 67/60 67/60 (72)発明者 ヴィルフリート、ゼイフェルト ドイツ連邦共和国、6719、ヴァイゼンハ イム、バツハヴェーク、8 (72)発明者 ペーター、シュトップス ドイツ連邦共和国、6701、アルトリッ プ、リムブルガーシュトラーセ、12 (56)参考文献 特開 昭56−92246(JP,A) 特開 昭59−44341(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン不飽和化合物を一酸化炭素及び
    アルカノールと反応させることにより得られ、かつ、周
    期律表第VIII亜族の1種または2種以上の金属の存在に
    おいて高温度でエステルを酸性薬剤及び水素で処理し、
    さらに、形成された低沸点分及び/又は高沸点分を蒸留
    によって除去することによるアルデヒド、アセタール及
    び/又は不飽和化合物を含有するカルボン酸エステルを
    精製する方法において、該方法が、a)第一段階におい
    て、アルデヒド、アセタール及び/又は不飽和化合物を
    含有するカルボン酸エステルを強酸性薬剤で処理し、
    b)こうして処理された混合物を、第2段階において、
    周期律表第VIII亜族の1種または2種以上の金属の存在
    で1〜50barの圧のもとで50〜200℃で水素添加し、かつ
    c)b)の段階で得られた水素添加混合物から低及び高
    沸点分を蒸留によって除去し、純粋なカルボン酸エステ
    ル得ることから成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)の方法であって、アルカノー
    ルを第1段階において不活性ガスでのストリッピングに
    よって除去することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項(1)及び(2)のいずれかの方法
    であって、第1段階を60〜140℃に維持することを特徴
    とする方法。
  4. 【請求項4】請求項(1)乃至(3)のいずれか1つの
    方法であって、第2段階を100〜170℃に維持することを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求項(1)乃至(4)のいずれか1つの
    方法であって、該低及び高沸点分が蒸留によって該カル
    ボン酸エステルから分離され、高沸点分は第1塔におい
    て塔低産物として除去され、低沸点分とカルボン酸エス
    テルの混合物は塔頂で引き出され、かつ、第2塔におい
    て、低沸点分はこの混合物からヘッドとして分離され、
    カルボン酸エステルは塔の低部において引き出されるこ
    とを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項(1)乃至(4)のいずれか1つの
    方法であって、低及び高沸点分を含有するカルボン酸エ
    ステルは第1塔の中央部に導入され、低沸点分が塔頂で
    除去され、高沸点分は塔低で分離され、蒸気状混合物の
    一部は塔の下部1/3で除去されて第2塔の下端に移動さ
    れ、純粋なカルボン酸エステルは第2塔の中央部におい
    て除去され、かつ、蒸気状混合物は第2塔の頂部から、
    第1塔の上部1/3の部分に戻されることを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】請求項(1)乃至(4)のいずれか1つの
    方法において、低及び高沸点分は1つの塔での蒸留によ
    ってカルボン酸エステルから分離され、分離されるべき
    混合物は塔の下半部に導入され、カルボン酸エステルは
    塔の上半部で脇に除去され、かつ、低沸点分は塔頂、高
    沸点分は塔低において除去されることを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】請求項(1)乃至(4)のいずれか1つの
    方法において、低及び高沸点分は1つの塔での蒸留によ
    ってカルボン酸エステルから分離され、分離されるべき
    混合物は第2四半部に導入され、カルボン酸エステルは
    塔の第3四半部で脇に除去され、かつ、塔は中央2/3の
    部分で縦に2つのゾーンに分割されるが、供給物は園代
    1のゾーンに供給され、カルボン酸エステルは第2のゾ
    ーンから除去されることを特徴とする方法。
JP1043394A 1988-02-27 1989-02-27 アルデヒド,アセタール及び/または不飽和化合物を含有するカルボン酸エステルの精製方法 Expired - Fee Related JP2740237B2 (ja)

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