JP2739333B2 - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JP2739333B2
JP2739333B2 JP63327157A JP32715788A JP2739333B2 JP 2739333 B2 JP2739333 B2 JP 2739333B2 JP 63327157 A JP63327157 A JP 63327157A JP 32715788 A JP32715788 A JP 32715788A JP 2739333 B2 JP2739333 B2 JP 2739333B2
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Inventor
兼三 山本
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ヤマホ技研株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水田の稲等に農薬などを散布するのに用
いられる噴霧装置に関する。
〔従来の技術〕
畦畔から水田内の稲に農薬を散布するために、以下の
ような噴霧装置が用いられている。すなわち、この噴霧
装置は、液送ポンプ等からホース等の流路を通して送ら
れてくる農薬の流路となる配管を備えていて、その先端
部にその噴霧量や噴霧角度等が異なる複数の噴霧ノズル
が取り付けられており、前記配管に送られてきた水や薬
剤を前記噴霧ノズルから噴霧するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の噴霧装置は、噴霧量や噴霧角度等が異なる複数
の噴霧ノズルを配管の先端部に取り付けて噴霧できる幅
を大きくしている。しかしながら、多数の噴霧ノズルが
先端部に付いているため、汎用の液送ポンプを用いてい
たのでは、幅の広い水田などでは、一旦一方の畦畔から
噴霧したのち、畦畔に載置した液送ポンプおよびタンク
とともに、対岸の畦畔に移動して噴霧を行わなければな
らず非常に面倒なものであった。一方、大きな圧力ポン
プを用いるようにすれば、この問題も解消されるが、汎
用の圧力ポンプ以外に別の液送ポンプを用意しなければ
ならずコストが掛り過ぎると言う問題があった。
そこで、本発明の発明者は、本発明の発明者が既に提
案している実開昭56-263号公報に開示されているような
噴霧装置を用いれば、上記問題が解消できるのではない
かと考えた。
すわなち、この実開昭56-263号公報の噴霧装置は、ホ
ース等の液送手段に接続される主配管の先端部を2つの
従配管に分岐し、一方の従配管の先端に中近距離用ノズ
ルを取り付け、他方の従配管の先端に遠距離用ノズルを
取り付け、分岐部に設けたバルブを切り替えることによ
って、中近距離部分に噴霧したり、長距離部分に噴霧し
たりすることができるようになっている。
したがって、一方の畦畔を往復し、往動時と復動時と
でバルブを切り替えるようにすれば、一方の畦畔側から
の作業でうまく薬液を水田全体に噴霧できるのではない
かと考えた。
しかしながら、上記実開昭56-263号公報の噴霧装置の
場合、遠距離用に切り替えたとしても、汎用の液送ポン
プでは、その到達距離に限界があり、幅の広い水田では
やはり、対岸の畦畔に移動して噴霧作業を行わなければ
ならなかった。
この発明は、このような事情に鑑みて、上記問題点を
解決することができる噴霧装置を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明の発明者
は、鋭意検討を重ねた結果、到達距離が伸びない原因
が、主配管から従配管に分岐される際に配管中の液に生
じる渦流であるとの知見により、この発明を完成するに
到った。
したがって、この発明は、液送手段に接続される主配
管、この主配管から分岐された複数の従配管、および1
動作で前記主配管と選択された従配管とを連通させる切
り替え手段を備えるとともに、各従配管の先端部には、
同一液圧において他の従配管と噴霧距離の異なる噴霧ノ
ズルが設けられている噴霧装置において、従配管が主配
管の分岐部から噴霧ノズルのまでの間に長尺の直管部を
備えていることを特徴とする噴霧装置を要旨としてい
る。
〔作用〕
上記構成によって、この発明にかかる噴霧装置は、主
配管に流れる薬液の圧力を1つの従配管にかけることが
できるとともに、その切り替え動作がワンタッチででき
る。
しかも、従配管が主配管の分岐部から噴霧ノズルのま
での間に長尺の直管部を備えているので、分岐部で生じ
た渦流が直管部で緩和され、噴霧ノズルでは液が略垂直
にノズルに当たる。
〔実施例〕
以下に、この発明を、その実施例を参照しつつ詳しく
説明する。
第1図はこの発明にかかる噴霧装置の1実施例を斜め
上から見てあらわし、第2図はその切り替え手段部分を
切り欠いてあらわしている。
図にみるように、この噴霧装置1は、主配管2とこの
主配管2から分岐された2本の従配管3a,3bを備えてい
る。
主配管2は、水や薬剤を送る液送ポンプなどの液送手
段(図示せず)にホース5等を介して連結されるように
なっている。
従配管3a,3bは、主配管2との連結部近傍に切り替え
手段を備えている。切り替え手段は、ボール弁31a,31b
をそれぞれ備えている。これらのボール弁31a,31bは、
リンク機構6によって連動するようになっていて、操作
ハンドル7の操作によって、一方のボール弁31a(31b)
が流路を開く方向に動くと、他方のボール弁31b(31a)
が流路を閉じる方向に動くようになっている。また、一
方の従配管3aの先端部には4つの噴射ノズル8a,8b,8c8d
がその噴霧距離および噴霧角度をそれぞれ異ならせるよ
うに取り付けられ、他方の従配管3bの先端には、1つの
噴射ノズル8eのみが取り付けられている。
また、従配管3a,3bは、主配管2からの分岐部から従
配管3a,3bの先端のノズルまで、長尺の直管部35,36を備
えている。
この噴霧装置1は、上記のようになっており、操作ハ
ンドル7を操作してボール弁31aを開けボール弁31bを閉
じて、噴霧ノズル8a,8b,8c,8dから農薬を噴霧するよう
にすれば、液の圧力が4つの噴射ノズル8a,8b,8c,8dに
分散されているので、あまり遠くまで噴霧できない。一
方、ボール弁31bを開けボール弁31aを閉じるようにすれ
ば、噴霧ノズル8eのみしか出口がないので、ポンプの全
圧力および全液量がこの噴霧ノズル8eだけに集中する。
したがって、汎用の圧力ポンプのままで農薬をより遠く
まで噴霧することができる。しかも、従配管3bが主配管
2の分岐部から噴霧ノズル8eまでの間に長尺の直管部36
を備えているので、分岐部で生じた渦流が直管部36の流
れている間にで緩和され、噴霧ノズル8eに液が略垂直に
当たる。したがって、従来の噴霧装置に比べ、同じ液圧
であっても遠距離まで液を噴霧することができる。ま
た、噴霧ノズル8eが従配管3bの先端に取り付けられ、か
つ、ノズル8eの噴射方向が従配管3b方向であるので、噴
射ノズル部分を上げるようにすれば、より遠くへ飛ばせ
ることもできる。
したがって、幅の広い畝に散布する場合、行きを4つ
の噴射ノズル8a,8b,8c,8dから噴霧させて手前側部分半
分に散布し、その帰りに噴射ノズル8eから噴霧させて残
りの遠い部分に散布するようにすれば、従来のように、
残りの部分に散布する際に元の位置に戻って対岸の畦畔
に液送ポンプやタンク等をもって移動したのち散布しな
ければならないと言う煩わしい作業をすることがなくな
り、作業時間を短縮することができる。もちろん圧力お
よび吐出液量が大きい別のポンプを用意するといったこ
ともなくなる。また、切り替え手段を操作することによ
り主配管2と選択された従配管3a(3b)とをワンタッチ
で連通させることができる。さらに、操作ハンドルを中
間の所望位置に止めるようにすれば、主配管2と2本従
配管3a,3bとを同時に連通させることもできるととも
に、その噴霧量も自由に選択することができる。
第3図はこの発明にかかる噴霧装置の別の実施例を斜
め上から見てあらわしている。
図にみるように、この噴霧装置10は、切り替え手段の
ボール弁31a,31bがギャー9を介して連動するようにな
っている以外は、前述の実施例の噴霧装置と同様になっ
ている。
この発明にかかる噴霧装置は、上記の実施例に限定さ
れない。たとえば、上記の実施例では従配管が2本であ
ったが、3本以上でも構わない。また、上記の実施例で
はボール弁であったが、主配管と従配管の分岐部分に多
方弁を設けるようにしても構わない。上記の実施例で
は、噴霧ノズルの数が3個と1個の割合になっていた
が、2個と4個などその数は特に限定されない。
〔発明の効果〕
この発明にかかる噴霧装置は、以上のように、液送手
段に接続される主配管、この主配管から分岐された複数
の従配管、および1動作で前記主配管と選択された従配
管とを連通させる切り替え手段を備えるとともに、各従
配管の先端部には、同一液圧において他の従配管と噴霧
距離の異なる噴霧構造が設けられているので、圧力ポン
プを大きなものに代えなくてもより噴霧距離をより遠く
にすることができる。
したがって、噴霧作業性が非常によくなる。しかも、
機構が簡単であるので、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる噴霧装置の1実施例をあらわ
す斜視図、第2図はその切り替え手段部分をあらわす1
部切欠平面図、第3図はこの発明にかかる噴霧装置の別
の実施例をあらわす斜視図である。 1……噴霧装置、2……主配管、3a,3b……従配管、8a,
8b,8c,8d,8e……噴霧ノズル、35,36……直管部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液送手段に接続される主配管、この主配管
    から分岐された複数の従配管、および1動作で前記主配
    管と選択された従配管とを連通させる切り替え手段を備
    えるとともに、各従配管の先端部には、同一液圧におい
    て他の従配管と噴霧距離の異なる噴霧ノズルが設けられ
    ている噴霧装置において、従配管が主配管の分岐部から
    噴霧ノズルのまでの間に長尺の直管部を備えていること
    を特徴とする噴霧装置。
JP63327157A 1988-12-23 1988-12-23 噴霧装置 Expired - Lifetime JP2739333B2 (ja)

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JPH02172548A JPH02172548A (ja) 1990-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598766Y2 (ja) * 1979-06-13 1984-03-19 兼三 山本 農業用薬液散布杆
JPH0523239Y2 (ja) * 1988-12-06 1993-06-15

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JPH02172548A (ja) 1990-07-04

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