JP2738883B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2738883B2 JP2738883B2 JP2408951A JP40895190A JP2738883B2 JP 2738883 B2 JP2738883 B2 JP 2738883B2 JP 2408951 A JP2408951 A JP 2408951A JP 40895190 A JP40895190 A JP 40895190A JP 2738883 B2 JP2738883 B2 JP 2738883B2
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- recording
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- ink jet
- ink
- paper
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置と前記記録装
置へ記録媒体を自動給送するための自動給送装置とを備
えたインクジェットシステムに関するものである。
置へ記録媒体を自動給送するための自動給送装置とを備
えたインクジェットシステムに関するものである。
【0002】図14は従来技術を示す概念図である。図
において110は、インクジェット装置を示し、その内
部には搬送系111とヘッドを搭載したキャリア系11
2が存在する。一方113は自動給紙装置で、内部には
記録紙114を給紙するための給紙ローラ115を有
し、給紙ローラ115が回転することにより記録紙11
4がガイドローラ116を介してインクジェット装置1
10内へ給紙される。このとき両者の位置決めはテーブ
ル117に置いた状態で決まる。
において110は、インクジェット装置を示し、その内
部には搬送系111とヘッドを搭載したキャリア系11
2が存在する。一方113は自動給紙装置で、内部には
記録紙114を給紙するための給紙ローラ115を有
し、給紙ローラ115が回転することにより記録紙11
4がガイドローラ116を介してインクジェット装置1
10内へ給紙される。このとき両者の位置決めはテーブ
ル117に置いた状態で決まる。
【0003】
【発明が解決しようといている課題】従って従来装置で
は、両者の関係はテーブル117の面状態によって決定
され、万一面が凹凸の場合は両者の位置関係がずれ、給
送が正規の位置で行なわれない虞れがあり、この場合に
は給送不良となる虞れがあった。
は、両者の関係はテーブル117の面状態によって決定
され、万一面が凹凸の場合は両者の位置関係がずれ、給
送が正規の位置で行なわれない虞れがあり、この場合に
は給送不良となる虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】そのため本発明
ではインクを吐出して記録媒体に記録を行なうインクジ
ェットシステムにおいて、記録媒体積載部と、前記積載
部に積載された記録媒体を給送するための給送手段とを
備えた給紙ユニットと記録媒体に記録を行なう記録手段
を備えた記録ユニットを有し、前記給送ユニットと前記
記録ユニットとを装着する際に、前記給送ユニットと前
記記録ユニットとの装着動作に応じて前記一方のユニッ
トとを浮き上がらせた状態で他方のユニットに装着する
ことを特徴とする。
ではインクを吐出して記録媒体に記録を行なうインクジ
ェットシステムにおいて、記録媒体積載部と、前記積載
部に積載された記録媒体を給送するための給送手段とを
備えた給紙ユニットと記録媒体に記録を行なう記録手段
を備えた記録ユニットを有し、前記給送ユニットと前記
記録ユニットとを装着する際に、前記給送ユニットと前
記記録ユニットとの装着動作に応じて前記一方のユニッ
トとを浮き上がらせた状態で他方のユニットに装着する
ことを特徴とする。
【0005】以上の構成によれば、両ユニットの合体が
給送出入口の位置手段によって決められ、システムの置
き場所に関係なく正規の給送系が成立して、給送不良と
いうトラブルも発生しなくなる。
給送出入口の位置手段によって決められ、システムの置
き場所に関係なく正規の給送系が成立して、給送不良と
いうトラブルも発生しなくなる。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0007】図1〜図3は本発明を適用したインクジェ
ット装置の一実施例の外観斜視図である。
ット装置の一実施例の外観斜視図である。
【0008】図において、1はインクジェット装置を示
し、2は下ケース、3は上カバー、4はインプットドア
であり、非使用時には図のように閉じている。使用時は
図1(b)のようにノブ4aを引くことによりインプッ
トドア4は回動して開き、ノブ4aの端面aを記録紙の
位置決めとして用い、記録紙5を記録装置1の内部へ押
し込むことにより印字可能となる。39は操作キーであ
り、図中左からオンラインキー、ペーパーフィードキー
及び電源ON・OFFキーである。また7はリリースレ
バーで、記録紙5が記録装置1内でジャムが発生した場
合に記録紙5を処置するための解除機能を有する。8は
回路基板カバーで図1(b)のA矢視図が図1(c)で
ある。図3において、回路基板カバー8は回路基板をカ
バーするためのものであり、インクジェット装置1の側
面はL字型となり、縦置きとして安定した形状になって
いる。すなわち本実施例装置では、記録部等を収納する
垂直部と回路基板等を収納する水平部とでL字型形状と
なっており、回路基板を収納する水平部は装置の脚部の
機能も果している。尚、上カバー3を開けることにより
インクジェットヘッドの設置及びインクを使い切ったイ
ンクジェットヘッドの交換が可能となる。図3におい
て、穴9a及びU溝9bは後述する自動給紙装置と合体
する時の両者の位置決めのものである。2aは自動給紙
装置からインクジェット装置1へ記録紙5が給紙される
時の給紙口である。
し、2は下ケース、3は上カバー、4はインプットドア
であり、非使用時には図のように閉じている。使用時は
図1(b)のようにノブ4aを引くことによりインプッ
トドア4は回動して開き、ノブ4aの端面aを記録紙の
位置決めとして用い、記録紙5を記録装置1の内部へ押
し込むことにより印字可能となる。39は操作キーであ
り、図中左からオンラインキー、ペーパーフィードキー
及び電源ON・OFFキーである。また7はリリースレ
バーで、記録紙5が記録装置1内でジャムが発生した場
合に記録紙5を処置するための解除機能を有する。8は
回路基板カバーで図1(b)のA矢視図が図1(c)で
ある。図3において、回路基板カバー8は回路基板をカ
バーするためのものであり、インクジェット装置1の側
面はL字型となり、縦置きとして安定した形状になって
いる。すなわち本実施例装置では、記録部等を収納する
垂直部と回路基板等を収納する水平部とでL字型形状と
なっており、回路基板を収納する水平部は装置の脚部の
機能も果している。尚、上カバー3を開けることにより
インクジェットヘッドの設置及びインクを使い切ったイ
ンクジェットヘッドの交換が可能となる。図3におい
て、穴9a及びU溝9bは後述する自動給紙装置と合体
する時の両者の位置決めのものである。2aは自動給紙
装置からインクジェット装置1へ記録紙5が給紙される
時の給紙口である。
【0009】10aはインクジェット装置1から動力を
持たない自動給紙装置へ動力を伝達するためのギヤであ
り、後述する自動給紙装置のギヤと係合する。
持たない自動給紙装置へ動力を伝達するためのギヤであ
り、後述する自動給紙装置のギヤと係合する。
【0010】ここで穴9a及びU溝9bはインクジェッ
ト装置1内の記録紙5の搬送系を形成している部材であ
り、この穴9a及びU溝9bが表にでるように下ケース
2に穴2b及び給紙口2aと一体になった開口部2eが
設けられている。
ト装置1内の記録紙5の搬送系を形成している部材であ
り、この穴9a及びU溝9bが表にでるように下ケース
2に穴2b及び給紙口2aと一体になった開口部2eが
設けられている。
【0011】尚インクジェット装置1は図4に示す自動
給紙装置100と結合させることにより記録に応じて自
動給紙が可能となる。図4(a)は結合前の斜視図、図
4(b)は結合後の斜視図である。
給紙装置100と結合させることにより記録に応じて自
動給紙が可能となる。図4(a)は結合前の斜視図、図
4(b)は結合後の斜視図である。
【0012】まず自動給紙装置100について概略を説
明する。
明する。
【0013】図の101はメインシャーシで、この中に
は給紙するためのローラ類が内蔵され、伝達ギヤ102
もスナップ止めされている。この伝達ギヤ102は記録
装置1の紙送りローラ10(図5)のギヤ部10aと係
合し動力は紙送りローラ10から伝達される。この伝達
ギヤ102は減速されて不図示の給紙ローラが回転し
て、記録紙5をピップアップする。そしてその後記録装
置1の内方へメインシャーシ101のスリット101a
を通して記録紙5を送り込む。送り込まれた記録紙5
は、紙送りローラ10と後述するニードルローラ14
(図5)に挾持されかつ自動給紙装置100の押し込み
力と紙送りローラ10とニードルローラ14の回転によ
り記録装置1の記録部へと給紙される。103はメイン
フレームで、給紙トレイ104がスナップ止めされてお
り、この給紙トレイ104に圧板105が取りつけられ
ている。さらにこの圧板105は、不図示のコイルバネ
により常に給紙ローラ側に押圧され、この圧板105と
給紙ローラとの間に記録紙5が介在し、給紙ローラが回
転することにより記録紙5は給紙される。106は紙ガ
イドで、記録紙5の幅に応じて操作者が移動可能であ
り、記録紙5が幅方向で動かないように規制している。
107は紙支持フォームで記録紙5が自重で倒れないよ
うにするためのものである。108はロックつまみで1
08aのフックと一体になっており、ロックつまみ10
8を手前にひくとフック108aは記録装置1内の部材
2dと係合して記録装置1と紙送り装置100はロック
される。なお、この時のロック力は不図示のフックバネ
により得られる。また合体する時のインクジェット装置
1と自動給紙装置100との位置決めは、メインシャー
シ101のダボ101bがインクジェット装置1の下ケ
ース2の穴2bに嵌入された筒状のダボ9aと自動給紙
装置100のメインシャーシ101のダボ101bとが
嵌入し、かつU溝9bとメインシャーシ101のU字状
突部101cとが嵌合して両者の位置が決定される。尚
この時自動給紙装置100のフック108aは図3に示
すように下ケース2の角穴2dに入り込む。
は給紙するためのローラ類が内蔵され、伝達ギヤ102
もスナップ止めされている。この伝達ギヤ102は記録
装置1の紙送りローラ10(図5)のギヤ部10aと係
合し動力は紙送りローラ10から伝達される。この伝達
ギヤ102は減速されて不図示の給紙ローラが回転し
て、記録紙5をピップアップする。そしてその後記録装
置1の内方へメインシャーシ101のスリット101a
を通して記録紙5を送り込む。送り込まれた記録紙5
は、紙送りローラ10と後述するニードルローラ14
(図5)に挾持されかつ自動給紙装置100の押し込み
力と紙送りローラ10とニードルローラ14の回転によ
り記録装置1の記録部へと給紙される。103はメイン
フレームで、給紙トレイ104がスナップ止めされてお
り、この給紙トレイ104に圧板105が取りつけられ
ている。さらにこの圧板105は、不図示のコイルバネ
により常に給紙ローラ側に押圧され、この圧板105と
給紙ローラとの間に記録紙5が介在し、給紙ローラが回
転することにより記録紙5は給紙される。106は紙ガ
イドで、記録紙5の幅に応じて操作者が移動可能であ
り、記録紙5が幅方向で動かないように規制している。
107は紙支持フォームで記録紙5が自重で倒れないよ
うにするためのものである。108はロックつまみで1
08aのフックと一体になっており、ロックつまみ10
8を手前にひくとフック108aは記録装置1内の部材
2dと係合して記録装置1と紙送り装置100はロック
される。なお、この時のロック力は不図示のフックバネ
により得られる。また合体する時のインクジェット装置
1と自動給紙装置100との位置決めは、メインシャー
シ101のダボ101bがインクジェット装置1の下ケ
ース2の穴2bに嵌入された筒状のダボ9aと自動給紙
装置100のメインシャーシ101のダボ101bとが
嵌入し、かつU溝9bとメインシャーシ101のU字状
突部101cとが嵌合して両者の位置が決定される。尚
この時自動給紙装置100のフック108aは図3に示
すように下ケース2の角穴2dに入り込む。
【0014】合体時に両者が位置決め位置に達するまで
は、両者に全体的な位置のガイドが必要となるが、この
機能は以下のような構成により可能となる。インクジェ
ット装置1の下ケース2は前述のように側面がL字型に
なっており底面を構成している2c上に回路基板29
(図10)が設置されその上に回路基板カバー8がスナ
ップ止めされている。さらにこの回路基板カバー8の側
面8aが自動給紙装置100のメインシャーシ101の
側面101dに水平方向が案内され、メインシャーシ1
01と底フレーム109とで形成される空間にインクジ
ェット装置1の下ケース2と回路基板カバー8とで形成
される後部突出部が収納される。この時の上下方向の案
内は、インクジェット装置1では後部突出部8A(脚
部)の下ケース2の底面2cと回路基板カバー8の上面
8cとがそれぞれ、自動給紙装置100の底フレーム1
09のリブ109aとメインシャーシ101の下面10
1eと嵌入することにより成される。
は、両者に全体的な位置のガイドが必要となるが、この
機能は以下のような構成により可能となる。インクジェ
ット装置1の下ケース2は前述のように側面がL字型に
なっており底面を構成している2c上に回路基板29
(図10)が設置されその上に回路基板カバー8がスナ
ップ止めされている。さらにこの回路基板カバー8の側
面8aが自動給紙装置100のメインシャーシ101の
側面101dに水平方向が案内され、メインシャーシ1
01と底フレーム109とで形成される空間にインクジ
ェット装置1の下ケース2と回路基板カバー8とで形成
される後部突出部が収納される。この時の上下方向の案
内は、インクジェット装置1では後部突出部8A(脚
部)の下ケース2の底面2cと回路基板カバー8の上面
8cとがそれぞれ、自動給紙装置100の底フレーム1
09のリブ109aとメインシャーシ101の下面10
1eと嵌入することにより成される。
【0015】尚底フレーム109のリブ109aは両者
を合体する時に、不図示の下ケース2の底面2cに突出
して設けられているゴム足8f(図8)が底フレーム1
09の上面109bに接触すると摺動抵抗が極めて増大
して両者の合体性が著しく悪くなるため、下ケース2の
底面2cに突出しているゴム足8fの高さより大きな高
さのリブ109aが底フレーム109に形成されてい
る。
を合体する時に、不図示の下ケース2の底面2cに突出
して設けられているゴム足8f(図8)が底フレーム1
09の上面109bに接触すると摺動抵抗が極めて増大
して両者の合体性が著しく悪くなるため、下ケース2の
底面2cに突出しているゴム足8fの高さより大きな高
さのリブ109aが底フレーム109に形成されてい
る。
【0016】更に合体性を向上させるため以下のような
構成になっている。自動給紙装置100のフック108
aの上面を下ケース2の角穴2dの上端が摺動し、フッ
ク108aの上面が自動給紙装置100に向かうにした
がって上昇する斜面になっているため、徐々に両者の位
置決め部材に近づき、また両者の位置決め部材つまりイ
ンクジェット装置1の9a,9b及び自動給紙装置10
0の101bに面取が施されているため、最終的に下ケ
ース2の角穴2dとフック108aの摺動から両装置の
位置決め部材への摺動に切りかわり、両装置の位置決め
部材のみで合体する。
構成になっている。自動給紙装置100のフック108
aの上面を下ケース2の角穴2dの上端が摺動し、フッ
ク108aの上面が自動給紙装置100に向かうにした
がって上昇する斜面になっているため、徐々に両者の位
置決め部材に近づき、また両者の位置決め部材つまりイ
ンクジェット装置1の9a,9b及び自動給紙装置10
0の101bに面取が施されているため、最終的に下ケ
ース2の角穴2dとフック108aの摺動から両装置の
位置決め部材への摺動に切りかわり、両装置の位置決め
部材のみで合体する。
【0017】この時下ケース2のゴム足は底フレーム1
09のリブ109aの面より浮く(約2mm)構成にな
っている。したがって、記録装置1は約2mm浮き上っ
た状態で自動給紙装置100に位置決めされるので、位
置決め精度を向上させることができる。
09のリブ109aの面より浮く(約2mm)構成にな
っている。したがって、記録装置1は約2mm浮き上っ
た状態で自動給紙装置100に位置決めされるので、位
置決め精度を向上させることができる。
【0018】さらにこの合体時の位置決めは、両装置の
記録紙5の受け渡し部即ち下ケース2の給紙口2a及び
メインシャーシ101のスリット101aとの近傍で行
われているので、給紙性の信頼性は極めて高い構成とな
っている。当然両装置のギヤ10a及び102との近傍
に位置決め手段が設けられているので、ギヤのバックラ
ッシュの管理も容易であるので給紙精度も高い。
記録紙5の受け渡し部即ち下ケース2の給紙口2a及び
メインシャーシ101のスリット101aとの近傍で行
われているので、給紙性の信頼性は極めて高い構成とな
っている。当然両装置のギヤ10a及び102との近傍
に位置決め手段が設けられているので、ギヤのバックラ
ッシュの管理も容易であるので給紙精度も高い。
【0019】以上のような構成によりインクジェット装
置1と自動給紙装置100との合体性も容易でかつ送り
精度も含めた給紙性の信頼性も高く、かつ、インクジェ
ット装置1の後部突出部が自動給紙装置100に収納で
きるため省スペースの合体装置となる。尚本実施例では
両装置とも側面の傾きが設置面に対し垂直ではなく5°
傾いている。また後部突出部8Aが装置1を立たせるた
めの脚部としての機能も果すので、装置1は安定した起
立状態を維持することができる。
置1と自動給紙装置100との合体性も容易でかつ送り
精度も含めた給紙性の信頼性も高く、かつ、インクジェ
ット装置1の後部突出部が自動給紙装置100に収納で
きるため省スペースの合体装置となる。尚本実施例では
両装置とも側面の傾きが設置面に対し垂直ではなく5°
傾いている。また後部突出部8Aが装置1を立たせるた
めの脚部としての機能も果すので、装置1は安定した起
立状態を維持することができる。
【0020】次にインクジェット装置1の内部構成につ
いて説明する。
いて説明する。
【0021】図5はインクジェット装置1の内部構成を
示す図である。
示す図である。
【0022】10は紙送りローラで、不図示の紙送りモ
ータにより減速駆動されている。この紙送りローラ10
の端部にギヤ10aが設けられ、このギヤ10aと前述
の自動給紙装置100の伝達ギヤ102と係合し自動給
紙装置100の駆動を可能にする。さらに11はピンチ
ローラで、紙送りローラ10に記録紙5を捲きつけて搬
送するためのものであり、12は記録紙5を紙送りロー
ラ10に案内するためのガイドである。13はニードル
ローラ14のホルダーでニードルローラ14がスナップ
止めされている。なおこのニードルローラ14は紙送り
経路の幅方向に4箇所設けられている。さらにホルダー
14にはDシャフト15が嵌入され、リリースレバー7
を手前に引くとこのDシャフト15が回転し、この回転
により圧接バネ16のホルダー13への圧接の解除が可
能となる。従ってニードルローラ14の紙送りローラ1
0への圧接の解除も可能となる。この時不図示の機構に
よりピンチローラ11の解除も連動して行われる。
ータにより減速駆動されている。この紙送りローラ10
の端部にギヤ10aが設けられ、このギヤ10aと前述
の自動給紙装置100の伝達ギヤ102と係合し自動給
紙装置100の駆動を可能にする。さらに11はピンチ
ローラで、紙送りローラ10に記録紙5を捲きつけて搬
送するためのものであり、12は記録紙5を紙送りロー
ラ10に案内するためのガイドである。13はニードル
ローラ14のホルダーでニードルローラ14がスナップ
止めされている。なおこのニードルローラ14は紙送り
経路の幅方向に4箇所設けられている。さらにホルダー
14にはDシャフト15が嵌入され、リリースレバー7
を手前に引くとこのDシャフト15が回転し、この回転
により圧接バネ16のホルダー13への圧接の解除が可
能となる。従ってニードルローラ14の紙送りローラ1
0への圧接の解除も可能となる。この時不図示の機構に
よりピンチローラ11の解除も連動して行われる。
【0023】17はプラテンで、排紙ローラ18を回転
軸の位置を固定した状態で回転可能な構成を有し、かつ
アイドルローラ19の回転軸の位置を可動な状態で回転
可能な構成を有している。このアイドルローラ19は図
のように紙送りローラ10と排紙ローラ18との間に挾
持され、両ローラへの圧接力はプラテン17に内蔵され
ているアイドルローラバネ20により得られる。上カバ
ー3の下端には可動拍車21が回転可能に設置され、こ
の拍車は上カバー3に内蔵されている拍車バネ22によ
り適度の力で排紙ローラ18の方向へ圧接されている。
この可動拍車21の機能は記録紙5を押えながら記録紙
5を送るため、インクが転写して記録紙5を汚さないよ
うに鋭利な刃先を有する歯車状になっている。尚記録紙
5は紙送りローラ10とニードルローラ14とで挾持さ
れ、かつ排紙ローラ18と可動拍車21とで挾持されて
B方向に搬送される。
軸の位置を固定した状態で回転可能な構成を有し、かつ
アイドルローラ19の回転軸の位置を可動な状態で回転
可能な構成を有している。このアイドルローラ19は図
のように紙送りローラ10と排紙ローラ18との間に挾
持され、両ローラへの圧接力はプラテン17に内蔵され
ているアイドルローラバネ20により得られる。上カバ
ー3の下端には可動拍車21が回転可能に設置され、こ
の拍車は上カバー3に内蔵されている拍車バネ22によ
り適度の力で排紙ローラ18の方向へ圧接されている。
この可動拍車21の機能は記録紙5を押えながら記録紙
5を送るため、インクが転写して記録紙5を汚さないよ
うに鋭利な刃先を有する歯車状になっている。尚記録紙
5は紙送りローラ10とニードルローラ14とで挾持さ
れ、かつ排紙ローラ18と可動拍車21とで挾持されて
B方向に搬送される。
【0024】23はキャリアでキャリア軸24に嵌入さ
れて不図示の手段により紙面に垂直方向に移動する。こ
の時のキャリア23の回転止めの機能を有しているの
が、キャリアガイド軸25でキャリア軸24と平行な位
置関係である。尚レバー31が操作されると、キャリア
ガイド軸25はキャリア係合部と軸端部が偏心している
ため、キャリアガイド軸25が回転することによりキャ
リア23の上端部23aがキャリア軸24を中心に揺動
することにより、キャリア23に搭載されているインク
ジェットヘッド26のノズル面(吐出口面)26aと記
録紙5との距離を可変としている。これにより記録紙5
のインクによるうねりや厚紙、例えば封筒などでもノイ
ズ26aと記録紙5とは接触することがないため、ノズ
ル26aにより記録紙5がこすれて記録品位を著しく低
下させることはなくなる。さらに27はシャーシで、前
述の搬送系全体を支持する部材であり、一部の切欠27
aに圧接バネ16が嵌入され、圧接バネ16が変形して
ホルダー13へ圧接力を作用している。27bは下ケー
ス2の給紙口2aと対向して設けられた記録紙5の通過
口であり、この通過口27が設けられたシャーシ27は
全体側面形状が略L字型になっている。このシャーシ2
7にはシールド板28がビス29で一体化され、また導
通もとれている。このシールド板28はシールド性を高
めるため亜鉛溶融メッキされており、このシールド板2
8とシャーシ27の曲げ起こし部27cとで回路基板2
9を挾み込む構成をとることにより、回路基板29のシ
ールド性を高めている。すなわち、電磁波が回路基板2
9へ到達するのを防止し、また電磁波が回路基板29か
ら外方へ出るのを防止している。
れて不図示の手段により紙面に垂直方向に移動する。こ
の時のキャリア23の回転止めの機能を有しているの
が、キャリアガイド軸25でキャリア軸24と平行な位
置関係である。尚レバー31が操作されると、キャリア
ガイド軸25はキャリア係合部と軸端部が偏心している
ため、キャリアガイド軸25が回転することによりキャ
リア23の上端部23aがキャリア軸24を中心に揺動
することにより、キャリア23に搭載されているインク
ジェットヘッド26のノズル面(吐出口面)26aと記
録紙5との距離を可変としている。これにより記録紙5
のインクによるうねりや厚紙、例えば封筒などでもノイ
ズ26aと記録紙5とは接触することがないため、ノズ
ル26aにより記録紙5がこすれて記録品位を著しく低
下させることはなくなる。さらに27はシャーシで、前
述の搬送系全体を支持する部材であり、一部の切欠27
aに圧接バネ16が嵌入され、圧接バネ16が変形して
ホルダー13へ圧接力を作用している。27bは下ケー
ス2の給紙口2aと対向して設けられた記録紙5の通過
口であり、この通過口27が設けられたシャーシ27は
全体側面形状が略L字型になっている。このシャーシ2
7にはシールド板28がビス29で一体化され、また導
通もとれている。このシールド板28はシールド性を高
めるため亜鉛溶融メッキされており、このシールド板2
8とシャーシ27の曲げ起こし部27cとで回路基板2
9を挾み込む構成をとることにより、回路基板29のシ
ールド性を高めている。すなわち、電磁波が回路基板2
9へ到達するのを防止し、また電磁波が回路基板29か
ら外方へ出るのを防止している。
【0025】またインクジェットヘッド26が上方にあ
り、何らかの原因にて記録紙5が装着されていない状態
でインクが多量に吐出された場合、インクは下方に流れ
込む虞がある。更に図示していない回復系でインクジェ
ットヘッド26から吸引された廃インクを紙送りローラ
10内へ排出しているが、何らかの原因で洩れた場合も
インクが下方へ流れ込む虞がある。このような場合回路
基板29が底面に設置されているため、回路基板上に流
れ込んだ場合、回路素子がショートする虞がある。そこ
で、このような現象を防止するため、本実施例ではこの
シャーシ27に曲げ起こし部27cを記録ヘッド26の
記録位置下方に設けており、前述虞を未然に防止してい
る。尚この曲げ起こし部27cにインク吸収シートを貼
付すると安定性は更に高まる。
り、何らかの原因にて記録紙5が装着されていない状態
でインクが多量に吐出された場合、インクは下方に流れ
込む虞がある。更に図示していない回復系でインクジェ
ットヘッド26から吸引された廃インクを紙送りローラ
10内へ排出しているが、何らかの原因で洩れた場合も
インクが下方へ流れ込む虞がある。このような場合回路
基板29が底面に設置されているため、回路基板上に流
れ込んだ場合、回路素子がショートする虞がある。そこ
で、このような現象を防止するため、本実施例ではこの
シャーシ27に曲げ起こし部27cを記録ヘッド26の
記録位置下方に設けており、前述虞を未然に防止してい
る。尚この曲げ起こし部27cにインク吸収シートを貼
付すると安定性は更に高まる。
【0026】この構成によるとシャーシ27とシールド
板28とがビス29で一体化されることにより装置全体
の横からの力に対し強度が向上する。なお本実施例で
は、シールド板28は回路基板29の下方からヘッド2
6の記録位置下方までまたがって設けられており、これ
によっても脚部8Aの横からの押力に対して強度が増加
する。
板28とがビス29で一体化されることにより装置全体
の横からの力に対し強度が向上する。なお本実施例で
は、シールド板28は回路基板29の下方からヘッド2
6の記録位置下方までまたがって設けられており、これ
によっても脚部8Aの横からの押力に対して強度が増加
する。
【0027】図6(a)は記録紙5が薄い場合のインク
ジェットヘッド26と記録紙5との位置関係を示してい
る。なお本実施例のインクジェットヘッド26は、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するものであって、前
記熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えて
いる。キャリアガイド軸25のキャリア23の上端部2
3aとの係合状態は図に示すようにキャリアガイド軸2
5の中心が端部25aの中心より左にある。これに対
し、記録紙5が厚紙の場合には図6(b)に示すように
キャリアガイド軸25の中心が端部25aの中心より右
にある。尚図6(b)は記録紙5が紙送りローラ10に
対し捲き付いて搬送される状態を示す。
ジェットヘッド26と記録紙5との位置関係を示してい
る。なお本実施例のインクジェットヘッド26は、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するものであって、前
記熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えて
いる。キャリアガイド軸25のキャリア23の上端部2
3aとの係合状態は図に示すようにキャリアガイド軸2
5の中心が端部25aの中心より左にある。これに対
し、記録紙5が厚紙の場合には図6(b)に示すように
キャリアガイド軸25の中心が端部25aの中心より右
にある。尚図6(b)は記録紙5が紙送りローラ10に
対し捲き付いて搬送される状態を示す。
【0028】尚図6(a),(b)に示した矢印Cはイ
ンクジェットヘッド26を搭載したキャリア系全体の重
心にかかる力を示したものである。図より明らかな通
り、本実施例ではヘッドは記録紙の搬送方向に対して下
流側に約5度傾斜して設けられているとともに、ヘッド
の重心が記録紙5の搬送方向に対して、インク吐出口2
6aよりも上流側に作用する。ここで、矢印Dはインク
ジェットヘッド26のノズル26aからの吐出方向を示
す。図6(a),(b)のどちらの状態においても、イ
ンクジェットヘッド26を搭載したキャリア系はキャリ
ア軸24を中心に重心に作用する力によってモーメント
が働き、両状態でインクジェットヘッド26と記録紙5
の間隔を小さくする方向に作用する。またキャリア23
の上部の23aとキャリアガイド軸25との間には実際
多少のクリアランスが生じざるを得ない。しかし上記モ
ーメントによりキャリア23の上部23aは常にキャリ
アガイド軸25の左接点23bと接触する。これにより
常時接点23bの位置が維持され、安定記録が可能とな
る。この時の重心に働く力の方向Cとキャリア軸24の
中心との距離をl1とし、またノズル26aの吐出位置
に働く力の方向Dとキャリア軸24との距離をl2と
し、さらに重心に働く力をW1とするとキャリア系には
モーメントM1は次のように働く。
ンクジェットヘッド26を搭載したキャリア系全体の重
心にかかる力を示したものである。図より明らかな通
り、本実施例ではヘッドは記録紙の搬送方向に対して下
流側に約5度傾斜して設けられているとともに、ヘッド
の重心が記録紙5の搬送方向に対して、インク吐出口2
6aよりも上流側に作用する。ここで、矢印Dはインク
ジェットヘッド26のノズル26aからの吐出方向を示
す。図6(a),(b)のどちらの状態においても、イ
ンクジェットヘッド26を搭載したキャリア系はキャリ
ア軸24を中心に重心に作用する力によってモーメント
が働き、両状態でインクジェットヘッド26と記録紙5
の間隔を小さくする方向に作用する。またキャリア23
の上部の23aとキャリアガイド軸25との間には実際
多少のクリアランスが生じざるを得ない。しかし上記モ
ーメントによりキャリア23の上部23aは常にキャリ
アガイド軸25の左接点23bと接触する。これにより
常時接点23bの位置が維持され、安定記録が可能とな
る。この時の重心に働く力の方向Cとキャリア軸24の
中心との距離をl1とし、またノズル26aの吐出位置
に働く力の方向Dとキャリア軸24との距離をl2と
し、さらに重心に働く力をW1とするとキャリア系には
モーメントM1は次のように働く。
【0029】M1=l1×W1…(1)
【0030】ここで何らかの原因でノズル26aに記録
紙5が当接した場合、インクジェットヘッド26が上方
に押し上げられる時の力をF2とすると、
紙5が当接した場合、インクジェットヘッド26が上方
に押し上げられる時の力をF2とすると、
【0031】
【外1】
【0032】ここで本実施例ではl1≦l2よりl1/l2
≦1となる。もしここでl1≧l2となった場合、l1/
l2≧1のためF2はl1/l2≦1の時よりも大きな力と
なり、記録紙が当接した場合にヘッドが規制して衝撃を
緩和できず、記録紙のジャムを助長する虞がある。
≦1となる。もしここでl1≧l2となった場合、l1/
l2≧1のためF2はl1/l2≦1の時よりも大きな力と
なり、記録紙が当接した場合にヘッドが規制して衝撃を
緩和できず、記録紙のジャムを助長する虞がある。
【0033】しかし本実施例ではl1/l2≦1のため、
ヘッドに記録紙が当接した場合にヘッドはその取付けガ
タ分だけ反時計方向へ回動して逃げるので、衝撃力を緩
和できてジャムの隆起をより小さくできる。しかも本実
施例では、ヘッド26は前述した通り約5°傾斜して設
けられているので、記録紙5の進行方向に対して吐出口
面と記録紙5との間隔は徐々に広くなっており、この点
からもジャムした記録紙は除去し易い。
ヘッドに記録紙が当接した場合にヘッドはその取付けガ
タ分だけ反時計方向へ回動して逃げるので、衝撃力を緩
和できてジャムの隆起をより小さくできる。しかも本実
施例では、ヘッド26は前述した通り約5°傾斜して設
けられているので、記録紙5の進行方向に対して吐出口
面と記録紙5との間隔は徐々に広くなっており、この点
からもジャムした記録紙は除去し易い。
【0034】さて図7(a)は図6(a)に対応したギ
ャップ調整レバー機構を示す図である。
ャップ調整レバー機構を示す図である。
【0035】図において、キャリアガイド軸25の端部
25aには、切換ギヤ30が圧入され、更にギヤ部31
aを有するギャップ調整レバーと係合している。なお両
者とも、シャーシ27に軸支されている。ここで、ギャ
ップ調整レバー31と切換ギヤ30とのバックラッシュ
取り及びクリック感を得るためギャップ調整レバーバネ
32を切換ギヤ30のダボ30aとギャップ調整レバー
31のダボ31bに張設している。
25aには、切換ギヤ30が圧入され、更にギヤ部31
aを有するギャップ調整レバーと係合している。なお両
者とも、シャーシ27に軸支されている。ここで、ギャ
ップ調整レバー31と切換ギヤ30とのバックラッシュ
取り及びクリック感を得るためギャップ調整レバーバネ
32を切換ギヤ30のダボ30aとギャップ調整レバー
31のダボ31bに張設している。
【0036】図7(b)は図6(b)に対応したギャッ
プ調整レバーである。以上のような構成をとるとキャリ
アガイド軸25が記録中に回転することなく、従って記
録紙5とインクジェットヘッド26のノズル26aとの
ギャップが変動することがなく、吐出されたインクは安
定的に記録紙5上に着弾するため記録品位が向上する。
プ調整レバーである。以上のような構成をとるとキャリ
アガイド軸25が記録中に回転することなく、従って記
録紙5とインクジェットヘッド26のノズル26aとの
ギャップが変動することがなく、吐出されたインクは安
定的に記録紙5上に着弾するため記録品位が向上する。
【0037】図8はシャーシ27に付随する部材の構成
説明図である。
説明図である。
【0038】図において、ホルダー13はサブホルダー
32にスナップ止めされ、サブホルダー32はシャーシ
27にスナップ止めされる。圧接バネ16もシャーシ2
7の角穴27aに入り圧接力をホルダー13に作用して
いる。33はキャリア23のホームポジションセンサが
検知する遮蔽板である。タップ部27dはシールド板2
8とシャーシ27をビス止めするためのものである。
32にスナップ止めされ、サブホルダー32はシャーシ
27にスナップ止めされる。圧接バネ16もシャーシ2
7の角穴27aに入り圧接力をホルダー13に作用して
いる。33はキャリア23のホームポジションセンサが
検知する遮蔽板である。タップ部27dはシールド板2
8とシャーシ27をビス止めするためのものである。
【0039】図9はパネルスイッチユニットの説明図
で、基板34にLED35とスイッチ36が半田付けさ
れており、これをLEDガイド38に不図示のスナップ
で装着されている。このLEDガイド38はパネルスイ
ッチユニットのハウジングの機能も有しており、38a
が真のLEDのライトガイドの機能を果している。この
LEDガイドには3個のキートップ39が回動するよう
にスッナプ止めされており、前述の基板34をできるだ
け広くパネルシールド板40で覆い静電対策を施してい
る。40aはスイッチ36を逃げるための穴であり、4
0bは後述するシャーシ27に圧接し導通をとってい
る。このパネルシールド板40もLEDガイド38にス
ナップ止めされ、LEDガイド38に全部材が装着され
ユニット化されている。
で、基板34にLED35とスイッチ36が半田付けさ
れており、これをLEDガイド38に不図示のスナップ
で装着されている。このLEDガイド38はパネルスイ
ッチユニットのハウジングの機能も有しており、38a
が真のLEDのライトガイドの機能を果している。この
LEDガイドには3個のキートップ39が回動するよう
にスッナプ止めされており、前述の基板34をできるだ
け広くパネルシールド板40で覆い静電対策を施してい
る。40aはスイッチ36を逃げるための穴であり、4
0bは後述するシャーシ27に圧接し導通をとってい
る。このパネルシールド板40もLEDガイド38にス
ナップ止めされ、LEDガイド38に全部材が装着され
ユニット化されている。
【0040】図10は下ケース2に搬送系を取り付けた
後にシールド板28、回路基板29、回路基板カバー8
等を取り付ける説明図である。前述のようにシャーシ2
7のタップ部27dでビス29により一体化された後シ
ールド28の上に回路基板29をビス41で下ケース2
に取り付けた後回路基板カバー8をカバーの爪8dを下
ケース2の角穴2eに入れてスナップ止めされる。尚下
ケース2に搬送系を取り付ける前に下ケース2のパネル
スイッチユニット受け2fに挿入されスナップ止めされ
る。回路基板29の端部29aにはコネクターが集約さ
れておりサービス性を向上させている。42はフレキ類
であり、モータ類、紙検知センサー、ヘッド、及びパネ
ル等のフレキである。
後にシールド板28、回路基板29、回路基板カバー8
等を取り付ける説明図である。前述のようにシャーシ2
7のタップ部27dでビス29により一体化された後シ
ールド28の上に回路基板29をビス41で下ケース2
に取り付けた後回路基板カバー8をカバーの爪8dを下
ケース2の角穴2eに入れてスナップ止めされる。尚下
ケース2に搬送系を取り付ける前に下ケース2のパネル
スイッチユニット受け2fに挿入されスナップ止めされ
る。回路基板29の端部29aにはコネクターが集約さ
れておりサービス性を向上させている。42はフレキ類
であり、モータ類、紙検知センサー、ヘッド、及びパネ
ル等のフレキである。
【0041】なお、29aはコンデンサ類、29bはト
ランジスタ類である。
ランジスタ類である。
【0042】図11はサブカバーユニットの説明図であ
る。
る。
【0043】図において、43はサブカバーで、その凹
部にはダボ43aが設けられており、ここにはリリース
レバー7の爪部7aがスナップ止めされる。またリリー
スレバー7の長穴部7bには、不図示のDシャフト15
を回転させる部材のダボが挿入され、リリースレバー7
がサブカバー43のダボ部43aを支点に回動するとD
シャフト15を回転させる部材のダボがリリースレバー
7の長穴部7bを摺動する。これにより紙送りローラ1
0へのピンチローラ11及びニードルローラ14の圧接
の解除が可能となる。リリースレバー17のロック爪7
cはサブカバー43のレバー部43bへかかることによ
りクリック感を出している。一方43cはサブカバーユ
ニットを下ケース2に止める時のスナップ爪である。す
なわち、ロック爪7cがレバー部43bに突き当ると一
旦クリック感を得て、その後さらにリリースレバー7を
回動させると爪7cはレバー部43bの下方へもぐり込
む。
部にはダボ43aが設けられており、ここにはリリース
レバー7の爪部7aがスナップ止めされる。またリリー
スレバー7の長穴部7bには、不図示のDシャフト15
を回転させる部材のダボが挿入され、リリースレバー7
がサブカバー43のダボ部43aを支点に回動するとD
シャフト15を回転させる部材のダボがリリースレバー
7の長穴部7bを摺動する。これにより紙送りローラ1
0へのピンチローラ11及びニードルローラ14の圧接
の解除が可能となる。リリースレバー17のロック爪7
cはサブカバー43のレバー部43bへかかることによ
りクリック感を出している。一方43cはサブカバーユ
ニットを下ケース2に止める時のスナップ爪である。す
なわち、ロック爪7cがレバー部43bに突き当ると一
旦クリック感を得て、その後さらにリリースレバー7を
回動させると爪7cはレバー部43bの下方へもぐり込
む。
【0044】なお4はインプットドアで、4bのダボが
サブカバー43の穴43dに挿入され、そこを支点に回
動する。閉じた時のロックはインプットドアの凹部4c
とサブカバー43の爪部43eとが嵌合することにより
可能となる。尚インプットドア4の斜面4dは排紙性を
考慮して成されている。またインプットドア4を開いた
時にはインプットドア4は記録紙5の挿入ガイドの機能
を有し、前述のように4aの端面を基準として記録紙5
の右端が決定される。
サブカバー43の穴43dに挿入され、そこを支点に回
動する。閉じた時のロックはインプットドアの凹部4c
とサブカバー43の爪部43eとが嵌合することにより
可能となる。尚インプットドア4の斜面4dは排紙性を
考慮して成されている。またインプットドア4を開いた
時にはインプットドア4は記録紙5の挿入ガイドの機能
を有し、前述のように4aの端面を基準として記録紙5
の右端が決定される。
【0045】図12は上カバーユニットの説明図であ
る。図において、上カバー3の端部3aには記録された
記録紙5が、上カバー端部3aに接触して汚れないよう
にするため及び、記録紙5を押えるために可動拍車21
及び固定拍車44が設けられている。
る。図において、上カバー3の端部3aには記録された
記録紙5が、上カバー端部3aに接触して汚れないよう
にするため及び、記録紙5を押えるために可動拍車21
及び固定拍車44が設けられている。
【0046】ここで図14に拍車21の詳細図を示す。
拍車21の中央には拍車バネ22が係合する穴21−a
が設けられている。この拍車バネ22は弾性支軸の役割
を果し、記録紙5の剛性によって柔軟に可動する。さら
に図15は固定拍車44の詳細図である。拍車部44a
と支軸44−bは一体的に構成されている。固定拍車4
4は何らかの理由によって前記拍車21が押し上げられ
記録紙5の印字面が上カバー3にこすって汚す事を防止
するために配設されている。
拍車21の中央には拍車バネ22が係合する穴21−a
が設けられている。この拍車バネ22は弾性支軸の役割
を果し、記録紙5の剛性によって柔軟に可動する。さら
に図15は固定拍車44の詳細図である。拍車部44a
と支軸44−bは一体的に構成されている。固定拍車4
4は何らかの理由によって前記拍車21が押し上げられ
記録紙5の印字面が上カバー3にこすって汚す事を防止
するために配設されている。
【0047】さて図12において、可動拍車21及び固
定拍車44は拍車押え45によって固定される。この拍
車押え45は弾性材料で成型されており、この弾性を利
用して端部45−aを上ケース3の係り部3Fに引っか
けて固定し、両者の位置決めは拍車押え上のフック45
−bを上ケース上の凸部3−gに係合させて行う。3b
は上カバーを下ケース2に回動可能なように取りつける
ためのダボであり、上カバー3には剛性向上のため多数
のリブが設けられている。3cは下ケース2のロック爪
2gがかかるための爪受けであり3ケ所で下ケース2に
押し込まれている。すなわち上カバー側に3箇所に設け
られた突起3hに固定拍車44を係合させ、やはり上カ
バー側に4箇所に設けられた突起3iに拍車バネ22を
介して可動拍車21を取り付けて、前述した通り拍車押
え45を本体に係合させる。なお、可動拍車21の拍車
バネ22は拍車押え45の薄肉部45cによって上カバ
ー側の突起3iとの間で装着される。
定拍車44は拍車押え45によって固定される。この拍
車押え45は弾性材料で成型されており、この弾性を利
用して端部45−aを上ケース3の係り部3Fに引っか
けて固定し、両者の位置決めは拍車押え上のフック45
−bを上ケース上の凸部3−gに係合させて行う。3b
は上カバーを下ケース2に回動可能なように取りつける
ためのダボであり、上カバー3には剛性向上のため多数
のリブが設けられている。3cは下ケース2のロック爪
2gがかかるための爪受けであり3ケ所で下ケース2に
押し込まれている。すなわち上カバー側に3箇所に設け
られた突起3hに固定拍車44を係合させ、やはり上カ
バー側に4箇所に設けられた突起3iに拍車バネ22を
介して可動拍車21を取り付けて、前述した通り拍車押
え45を本体に係合させる。なお、可動拍車21の拍車
バネ22は拍車押え45の薄肉部45cによって上カバ
ー側の突起3iとの間で装着される。
【0048】またさらに図13はサブカバーユニット及
び上カバーユニットを下ケース2に取りつける説明図で
ある。
び上カバーユニットを下ケース2に取りつける説明図で
ある。
【0049】図において、上カバー3のダボ3bは下ケ
ース2の長穴2hに挿入され、このダボ3bを中心に上
カバー3を回動して上カバー3が下ケース2に上カバー
3の爪受3cと下ケース2のロック爪2gによりロック
される。この時上カバー3のプラテンロック爪3dは、
プラテン17のプラテンロック爪17aにロックされ
る。またプラテンロック爪3dは、下ケース2のロック
爪2gと上カバー3の爪受3cとが斜面で当接されるこ
とにより、常にプラテン17のプラテンロック爪受17
aに押圧力が作用することにより、排紙ローラ18と固
定拍車44及び可動拍車21の位置関係を維持してい
る。
ース2の長穴2hに挿入され、このダボ3bを中心に上
カバー3を回動して上カバー3が下ケース2に上カバー
3の爪受3cと下ケース2のロック爪2gによりロック
される。この時上カバー3のプラテンロック爪3dは、
プラテン17のプラテンロック爪17aにロックされ
る。またプラテンロック爪3dは、下ケース2のロック
爪2gと上カバー3の爪受3cとが斜面で当接されるこ
とにより、常にプラテン17のプラテンロック爪受17
aに押圧力が作用することにより、排紙ローラ18と固
定拍車44及び可動拍車21の位置関係を維持してい
る。
【0050】尚3eは上カバー3を開く時の取手であ
る。
る。
【0051】更にサブカバー43のロック爪43cを下
ケース2の不図示の角穴にスナップ止めすることによ
り、下ケース2と一体化する。またサブカバー43に
は、その側端内側に回路基板29の端部を挾持する凹部
43eが設けられており、回路基板29のコネクタ集約
部29aがはまる。このことにより回路基板29はその
一端はビスにより固定され、片側は凹部43eにガタを
有して取り込むので、固定されず平面度を矯正すること
がないので基板にストレスを与えることがなくなる。ま
たコネクタ集約部29aがサブカバー43側にあるので
サブカバー43を開けると全てのフレキ類42を外せる
ためサービス性も向上した構成である。
ケース2の不図示の角穴にスナップ止めすることによ
り、下ケース2と一体化する。またサブカバー43に
は、その側端内側に回路基板29の端部を挾持する凹部
43eが設けられており、回路基板29のコネクタ集約
部29aがはまる。このことにより回路基板29はその
一端はビスにより固定され、片側は凹部43eにガタを
有して取り込むので、固定されず平面度を矯正すること
がないので基板にストレスを与えることがなくなる。ま
たコネクタ集約部29aがサブカバー43側にあるので
サブカバー43を開けると全てのフレキ類42を外せる
ためサービス性も向上した構成である。
【0052】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でもキヤノン株式会社が提唱している熱エネル
ギーを利用してインクを吐出させる方式の記録ヘッド、
記録装置において優れた効果をもたらすものである。か
かる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成でき
るからである。
方式の中でもキヤノン株式会社が提唱している熱エネル
ギーを利用してインクを吐出させる方式の記録ヘッド、
記録装置において優れた効果をもたらすものである。か
かる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成でき
るからである。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0054】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
【0055】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0056】加えて、シリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは上例のような記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは上例のような記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0057】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこ
とも安定した記録を行うために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこ
とも安定した記録を行うために有効である。
【0058】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0059】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時等
に温度制御に応じてインクが液状をなすものであればよ
い。加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインク
の固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして
使用せしめることで防止するか、またはインクの蒸発防
止を目的として放置状態で固化するインクを用いるかし
て、いずれにしても熱エネルギの記録信号に応じた付与
によってインクが液化し、液状インクが吐出されるもの
や、記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるも
の等のような、熱エネルギによって初めて液化する性質
のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。こ
のような場合のインクは、特開昭54−56847号公
報あるいは特開昭60−71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としてもよい。本発明においては、上述
した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸
騰方式を実行するものである。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時等
に温度制御に応じてインクが液状をなすものであればよ
い。加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインク
の固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして
使用せしめることで防止するか、またはインクの蒸発防
止を目的として放置状態で固化するインクを用いるかし
て、いずれにしても熱エネルギの記録信号に応じた付与
によってインクが液化し、液状インクが吐出されるもの
や、記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるも
の等のような、熱エネルギによって初めて液化する性質
のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。こ
のような場合のインクは、特開昭54−56847号公
報あるいは特開昭60−71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としてもよい。本発明においては、上述
した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸
騰方式を実行するものである。
【0060】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上のとうりの構成であるの
で、記録ユニットと給送ユニットの位置決めが正しく行
われ、記録媒体の送りが良好に行われる。
で、記録ユニットと給送ユニットの位置決めが正しく行
われ、記録媒体の送りが良好に行われる。
【図1】インクジェット装置の外観斜視図である。
【図2】インクジェット装置の外観斜視図である。
【図3】インクジェット装置の外観斜視図である。
【図4】インクジェット装置と紙送りユニットの外観斜
視図である。
視図である。
【図5】インクジェット装置の側断面図である。
【図6】記録部分の側面図である。
【図7】解除機構の側面図である。
【図8】それぞれ分解図である。
【図9】それぞれ分解図である。
【図10】それぞれ分解図である。
【図11】それぞれ分解図である。
【図12】それぞれ分解図である。
【図13】それぞれ分解図である
【図14】従来システムの側面図である。
1 インクジェット装置 2 下ケース 3 上カバー 4 インプットドア 5 記録紙 8 回路基板カバー 8A 後部突出部(脚部) 26 インクジェットヘッド 100 自動給送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 哲弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宇野沢 保弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野田 厚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 清原 武彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−116566(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 インクを吐出して記録媒体に記録を行う
インクジェット記録装置において、 記録媒体積載部と、前記積載部に積載された記録媒体を
給送するための給送手段と、記録媒体通過口と、を備え
た給送ユニットと、 記録媒体通過口と、記録媒体に記録を行う記録手段と、
を備えた記録ユニットと、 前記給送ユニットと前記記録ユニットとを横方向に移動
させて立てて並べて装着する際にその装着を案内する案
内手段と、 先端が角取りされた突出手段と、この突出手段と係合す
る穴を備え、前記案内手段により案内されて前記給送ユ
ニットと前記記録ユニットが横方向に移動して装着され
る時、先ず、角取り部分と穴が係合し、その後、装着が
進むに連れて前記突出手段が前記穴に進入して係合する
位置決め手段と、 を具備し、 前記位置決め手段の突出手段と穴の高さ位置はずれてお
り、突出手段と穴が係合完了の時には前記給送ユニット
と前記記録ユニットとの間に高さ方向のずれが生じて一
方のユニットが浮いた状態になり、前記両方の記録媒体
通過口の高さ位置が合致することを特徴とするインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項2】 前記記録手段はインクジェット記録ヘッ
ドを有し、この記録ヘッドは熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出するものであって、前記熱エネルギーを発生
するための電気熱変換体を備えていることを特徴とする
請求項1に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2408951A JP2738883B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | インクジェット記録装置 |
EP91122280A EP0492638B1 (en) | 1990-12-28 | 1991-12-27 | Recording system with automatic sheet supplying apparatus |
DE69122596T DE69122596T2 (de) | 1990-12-28 | 1991-12-27 | Aufzeichnungssystem mit automatischem Blattversorgungsapparat |
US08/198,383 US6249295B1 (en) | 1990-12-28 | 1994-02-18 | Recording apparatus with self-standing recording unit and sheet supplying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2408951A JP2738883B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04232060A JPH04232060A (ja) | 1992-08-20 |
JP2738883B2 true JP2738883B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=18518341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2408951A Expired - Fee Related JP2738883B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738883B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61116566A (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-04 | Ricoh Co Ltd | プリンタ |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2408951A patent/JP2738883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04232060A (ja) | 1992-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |