JP2738688B2 - Display control device - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、表示制御装置に関し、詳しくは、例えば強
誘電性液晶素子等電界に対して双安定性を有する表示素
子を用いた表示装置に適用して好適な表示制御装置に関
するものである。
[従来の技術]
従来、表示装置において、液晶化合物を用いた液晶表
示素子としては、走査電極群と信号電極群をマトリック
ス状に構成し、その電極間に液晶化合物を充填し、多数
の画素を形成して画像情報の表示を行うものが知られて
いる。
この表示素子の駆動法としては、走査電極群に、順
次、周期的に電圧信号を印加し、信号電極群は所定の情
報信号を、走査電極群の信号に同期させて並列的に印加
する時分割駆動が用いられている。このような表示素子
およびその駆動方法は、画素密度を高く、あるいは画面
を大きくすることが困難であるという問題点を有してい
た。
すなわち、従来の液晶の中で応答速度が比較的高く、
しかも消費電力が小さいことから、表示素子として実用
に供されているのは殆どTN(twisted nematic)型の液
晶であり、この型の液晶は、第50図(A)に示すよう
に、無電界状態で、正の誘電異方性をもつネマチック液
晶分子が、液晶層厚方向で捩れた構造(ヘリカル構造)
を形成し、両電極間でこの液晶の分子が各層毎に、互い
におよび電極面に並行にかつねじれた(ツイストした)
構造を形成している。一方、第50図(B)に示すよう
に、電界印加状態では、正の誘電異方性をもつネマチッ
ク液晶分子が電界方向に配列し、この結果光学変調を起
こすことができる。このような液晶を用い、マトリック
ス電極構造によって表示素子を構成した場合、走査電極
と信号電極が共に選択される領域(選択点)には、液晶
分子を電極面に垂直に配列させるに要する閾値以上の電
圧が印加され、走査電極と信号電極が共に選択されない
領域(非選択点)には電圧は印加されず、従って液晶分
子は電極面に対して平行でねじれた(ツイストした)安
定配列を保っている。このような液晶セルの上下に、互
いにクロスニコル関係にある直線偏光子を配置すること
により、選択点では光が透過せず、非選択点では液晶の
ねじれ構造と旋光性により光が透過するため、画像素子
とすることが可能となる。
しかしながら、マトリックス電極構造を構成した場
合、走査電極が選択され、信号電極が選択されない領域
あるいは、走査電極が選択されず、信号電極が選択され
る領域(いわゆる“半選択点”)にも有限の電界がかか
ってしまう。選択点にかかる電圧と、半選択点にかかる
電圧との差が充分に大きく、液晶分子を電極面に垂直に
配列させるに要する電圧閾値がこの中間の電圧値に設定
されるならば、表示素子は正常に動作するわけである。
しかし、この方式において、走査線数(N)を増やし
て行った場合、画面全体(1フレーム)を走査する間に
一つの選択点に有効な電界がかかっている時間(duty
比)は、1/Nの割合で減少してしまう。このために、く
り返し走査を行った場合の選択点と非選択点とにかかる
実効値としての電圧差は、走査線数が増えれば増える程
小さくなり、結果的には画像コントラストの低下やクロ
ストークが避け難い問題点となっている。
このような現像は、双安定状態を有さない、従来の表
示素子に用いられた液晶(電極面に対し、液晶分子が水
平に配向しているのが安定状態であり、電界が有効に印
加されている間のみ垂直に配向する)を、時間的蓄積効
果を利用して駆動する(すなわち、繰り返し走査する)
ときに生じる本質的には避け難い問題点である。このよ
うな問題点を改良するために、電圧平均化法、2周波駆
動法や多重マトリックス法等が既に提案されているが、
いずれの方法でも不充分であり、表示素子の大画面化や
高密度化は、走査線数が充分に増やせないことによって
頭打ちになっている状況であった。
これに対して、上述した問題点を解決する方法とし
て、例えば、特開昭59-193426号公報、あるいは特開昭6
0-33535号公報において、本願人は、電界に対して双安
定状態を有する液晶の駆動法について提案を行ってい
る。上記駆動法で用いることができる液晶としては、強
誘電性を有するカイラルスメクティック液晶が最も好ま
しく、そのうち、カイラルスメクティックC相(SmC*)
またはH相(SmH*)の液晶が適している。
SmC*は第51図に示すように、液晶分子が平行に層構造
をとり、分子の長軸方向が層に対して傾きを持ってい
る。これら液晶分子は層ごとに傾く方向が異なり、結果
としてらせん構造を構成する。
SmH*は第52図に示すように、分子が並行に層構造をと
り、分子の長軸方向が層に対して傾きを持ち、分子の長
軸に垂直な面で六方充填構造を有する。
SmC*およびSmH*は液晶分子によるらせん構造を有して
おり、第53図にその模式図を示す。
図において、e3は液晶分子、e4は電気双極子モーメン
ト、e5は層境界面をそれぞれ示している。ここで、各々
の液晶分子e3はその長軸方向と直交した方向に双極子モ
ーメントを有し、層境界面e5と直交するZ軸と一定の角
度θを保ちながら運動を行い、らせん構造を構成してい
る。またこの図は、電圧が印加されていない状態を示し
ており、仮に、X軸方向に一定の閾値以上の電圧を印加
すれば、液晶分子e3は、電気双極子モーメントe4がX軸
と平行になるように配向する。
SmC*相またはSmH*相は、温度状態による相転移の1つ
の相として実現されるから、これらの液晶化合物を用い
る場合、表示装置が使用される温度範囲に応じて素子の
選択を行うのが好適である。
第54図は、上述した強誘電性液晶(以後FLC:Ferroele
ctric Liquid Crystalと呼ぶ)を用いたセルの例を模式
的に示したものである。e1とe1′は、In2O2,SnO2ある
いはITO(Indium-Tin Oxide)等の透明電極がコートさ
れた基板(ガラス板)であり、その間に液晶分子層e2が
ガラス面に垂直になるよう配向したSmC*相の液晶が封入
されている。太線で示した液晶分子e3は、その分子e3に
直交した方向に双極子モーメントe4を有している。基板
e1とe1′上の電極間に一定の閾値以上の電圧を印加する
と、液晶分子e3のらせん構造がほどけ、双極子モーメン
トe4はすべて電界方向に向くよう、液晶分子e3の配向方
向を変えることができる。液晶分子e3は、細長い形状を
有しており、その長軸方向と短軸方向で屈折率異方性を
示し、従って例えばガラス面の上下に配向の方向とクロ
スニコルの位置関係に配置した偏光子を置けば、電圧印
加極性によって光学特性が変わる液晶光学変調素子とな
ることは、容易に理解される。
さらに、液晶セルの厚さを充分に薄くした場合(例え
ば1μm)には、第55図に示すように電界を印加してい
ない状態でも液晶分子のらせん構造はほどけ、その双極
子モーメントPあるいはP′は図中上向きあるいは下向
きのどちらかの状態をとる。このようなセルにおいて、
第55図に示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界E
あるいはE′を所定時間付与すると、双極子モーメント
は電界EあるいはE′の電界ベクトルに対応して上向き
あるいは下向きと向きを変え、それに応じて液晶分子は
第1の安定状態f3かあるいは第2の安定状態f3′の何れ
か一方に配向する。
このようなFLCを光学変調素子として用いることの利
点は2つある。第1に、応答速度が極めて高いこと(1
μsec〜100μsec)、第2に、液晶分子の配向が双安定
状態を有することである。
第2の点を例えば第55図によって説明すると、電界E
を印加すると液晶分子e3は第1の安定状態f3に配向する
が、この状態は電界を切っても安定である。また、逆向
きの電界E′を印加すると、液晶分子e3は第2の安定状
態f3′に配向して、その分子の向きを変えるが、やはり
電界を切ってもこの状態に留っている。すなわち、液晶
分子e3は記憶性を有することになる。また、与える電界
Eが一定の閾値を越えない限り、それぞれの配向状態に
維持されている。
このような応答速度の高さと、記憶性が有効に実現さ
れるには、セルとしてはできるだけ薄い法が好ましく、
一般的には、0.5μm〜20μm、特に1μm〜5μmが
適している。
次にFLCの駆動法の概略を、第47図〜第49図を参照し
て説明する。
第56図は、中間にFLC化合物(不図示)が挾まれたマ
トリクス電極構造を有するセルの模式図である。comは
走査電極群であり、segは信号電極群である。最初に走
査電極com1が選択された場合について述べる。
第57図(A)および第57図(B)は走査信号の一例で
あって、それぞれ選択された走査電極com1に印加される
電気信号と、それ以外の走査電極(選択されない走査電
極)com2,com3,com4…に印加される電気信号を示してい
る。第57図(C)および第57図(D)は、情報信号の一
例であって、それぞれ、選択された信号電極seg1,seg3,
seg5と選択されない信号電極seg2,seg4とに与えられる
電気信号を示している。
第57図および第58図においては、それぞれ横軸が時間
を、縦軸が電圧を表す。例えば、動画を表示するような
場合には、走査電極群comは逐次、周期的に選択され
る。今、所定の電圧印加時間Δt1またはΔt2に対して
双安定性を有する液晶セルの、第1の安定状態を与える
ための閾値電圧を−Vth1とし、第2の安定状態を与え
るための閾値電圧を+Vth2とすると、選択された走査
電極com(com1)に与えられる電極信号は、第57図
(A)に示される如く位相(時間)Δt1では2Vを、位
相(時間)Δt2では−2Vとなるような交番する電圧で
ある。このように選択された走査電極に互いに電圧の異
なる複数の位相間隔を有する電気信号を印加すると、光
学的「暗」(黒)あるいは「明」(白)状態に相当する
液晶の第1あるいは第2の安定状態間での状態変化を速
やかに起こさせることができる。
一方、それ以外の走査電極com2〜com5…は第57図
(B)に示す如くセル印加電圧の中心電位、すなわち基
準電位(例えばアース状態)となっている。また選択さ
れた信号電極seg1,seg3,seg5に与えられる電気信号は、
第57図(C)に示される如くVであり、また選択されな
い信号電極seg2,seg4に与えられる電気信号は、第57図
(D)に示される如く−Vである。以上において各々の
電圧値は、以下の関係を満足する所望の値に設定され
る。
V<Vth2<3V
−3V<−Vth1<−V
このような電気信号が与えられたときの各画素のう
ち、例えば第56図中の画素AとBとにそれぞれ印加され
る電圧波形を第58図(A)と(B)とに示す。すなわ
ち、第58図(A)と(B)より明らかな如く、選択され
た走査線上にある画素Aでは、位相Δt2において、閾
値Vth2を越える電圧3Vが印加される。また、同一走査
線上に存在する画素Bでは位相Δt1において閾値−Vth
1を越える電圧−3Vが印加される。従って、選択された
走査電極線上において、信号電極が選択されたか否かに
応じて、選択された場合には、液晶分子は第1の安定状
態に配向し、選択されない場合には第2の安定状態に配
向する。
一方、第58図(C)および(D)に示される如く、選
択されない走査線上では、すべての画素に印加される電
圧はVまたは−Vであって、いずれも閾値電圧を越えな
い。従って、選択された走査線上以外の各画素における
液晶分子は、配向状態を変えることなく前回走査された
ときの信号状態に対応した配向を、そのまま保持してい
る。すなわち、走査電極が選択されたときにその1ライ
ン分の信号を書き込みが行われ、1フレームが終了して
次回選択されるまでの間は、その信号状態を保持し得る
わけである。従って、走査電極数が増えても、実質的な
選択時間/ラインは変らず、コントラストの低下は全く
生じない。
以上記述してきたように、従来のTN型液晶を用いた表
示素子の有する問題点を解決するため、電界に対して双
安定性を有し、さらに電界の印加されない場合にも、そ
の安定状態を維持し得るような表示素子を実現するFLC
についての提案が行なわれてきたわけであるが、このFL
Cを用いた表示素子の具体的な駆動制御に関して、様々
な考慮すべき特性が存在している。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、例えばこのような電界に対して双安
定性を有する強誘電性液晶素子等の光学変調素子(FLC
素子)を用いて表示装置を構成する場合において、その
特性を有効に活用しつつ適切な駆動制御を行うことので
きる表示制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
かかる目的を達成するために、本発明は、走査電極群
と信号電極群とを有し、前記走査電極群と前記信号電極
群との間に強誘電性液晶表示素子を配置した表示装置に
組合され、前記走査電極群に供給される駆動信号が1駆
動期間内に反転した波形を有し、1駆動期間毎に反転関
係にある駆動信号および同一走査電極におけるn(nは
自然数)番目とn+1番目の波形が反転関係にある駆動
信号を供給する手段を備えたことを特徴とする。
[作用]
以上の構成によれば、1駆動期間内において走査電極
に加えられる波形が反転し、また、1駆動期間毎に波形
が反転し、さらに、同一走査電極に供給されるn番目の
波形と、n+1番目の波形が反転する。
これにより、走査電極および信号電極を駆動する際の
強誘電性液晶表示素子の閾値電圧に対する電圧印加時間
の依存性の影響を軽減することが可能となる。
[実施例]
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
なお、説明は次の手順で行う。
(1) 装置の概要
(2) 表示器の構成
(3) 表示制御の概要
(3.1) 表示器の枠
(3.2) 表示素子の駆動波形
(3.3) 表示素子の駆動電圧
(3.4) 温度補償
(3.5) 表示器の駆動方式
(3.6) 表示画面のクリア
(4) 表示制御装置各部の構成
(4.1) 主要な記号
(4.2) 制御部
(4.3) メモリ空間
(4.4) データ出力部、
(4.5) A/D変換部
(4.6) D/A変換部および電源コントローラ
(4.7) 枠駆動部
(4.8) 表示器駆動部
(4.8.1) セグメント側駆動部
(4.8.2) コモン側駆動部
(4.9) 駆動波形
(5) 表示制御
(5.1) 制御手順の概要
(5.2) 制御手順の詳細
(5.2.1) 電源オン(初期時)
(5.2.2) ブロックアクセス
(5.2.3) ラインアクセス
(5.2.4) 電源オフ
(6) 実施例の効果
(6.1) 枠形成の効果
(6.2) 温度補償の効果
(6.3) 画像データ入力に応動させた制御の効果
(6.4) 表示器駆動部配設の効果
(6.5) 画面強制クリアの効果
(6.6) 電源コントローラ配設の効果
(6.7) 波形変更および反転駆動の効果
(7) 変形例
(7.1) 枠の構成
(7.2) 温度補償のタイミングおよび部分書換え
(7.3) 1水平走査期間および駆動電圧値
(7.4) 波形の設定
(7.5) ブロックアクセスあるいはラインアクセスの
選択
(7.6) 走査線数
(7.7) 有効表示領域の消去
(7.8) 温度センサの位置
(7.9) 表示器、表示制御装置およびワードプロセッ
サ
(1) 装置の概要
第1図は本発明の一実施例を示す。ここで、1は本例
に係る表示器に対し表示に係る画像データの供給源をな
すホスト装置としてのワードプロセッサ本体である。50
は本例に係る表示制御装置であり、ワードプロセッサ本
体1より供給される表示データ等につき、後述の諸条件
等に応じて表示器の駆動制御を行う。100はFLCを用いて
構成した表示器である。200および300は、表示制御装置
本体50側より供給される駆動データ等に応じて、それぞ
れ、表示器100に設けられる信号電極を駆動するセグメ
ント側駆動部および走査電極を駆動するコモン側駆動部
である。400は表示器100の適切な位置、例えば平均温度
を呈する部位に設けた温度センサである。
表示器100において、102は表示画面、104は表示画面1
02上の有効表示領域、106は表示画面102上の有効表示領
域104外に設けた枠部である。本例においては、枠部106
に対応する電極を表示器100に配置し、これを駆動して
画面102上に枠部を形成するようにしている。
表示制御装置50において、500は第11図につき後述す
る制御部であり、表示器100やワードプロセッサ本体1
との各種データの送受信の制御等を行う。600は第16図
につき後述するデータ出力部であり、ワードプロセッサ
本体1から供給される表示データについての、制御部50
0からの設定データ等に応じた表示駆動部200,300等の駆
動や制御部500のデータ設定のための起動等を行う。700
は枠駆動部であり、データ出力部600からの出力データ
に基づいて表示画面102上に枠部106を形成する。
800は電源コントローラであり、制御部500の制御の下
に、ワードプロセッサ枠体1からの電圧信号を適切に変
圧して表示駆動部200,300が電極に印加する電圧を生成
する。900は制御部500と電源コントローラ800との間に
配置されたD/A変換部であり、制御部500のディジタル量
の設定データをアナログ量のデータに変換して電源コン
トローラ800に供給する。950は温度センサ400と制御部5
00との間に配設されたA/D変換部であり、表示器100で検
出されたアナログ量の温度データをディジタル量に変換
して制御部に供給する。
ワードプロセッサ本体1は、表示器100ないし表示制
御装置50に対して表示データの供給源をなすホスト装置
としての機能を有するものであり、無論他の形態のホス
ト装置、例えばコンピュータや画像読取装置等との代替
が可能であるが、いずれにしても本例にあっては、以下
の諸データを授受できるものとする。すなわち、まず表
示制御装置50に供給するデータとして、
D:画像データ,データの表示位置を指定するためのアド
レスデータ,水平同期信号を含む信号。
画像データの表示アドレス(有効表示領域104上の表
示装置に対応)を指定可能とするためのアドレスデータ
は、有効表示領域104に対応したVRAMを有するホスト装
置であれば、例えばそのアドレスデータをそのまま出力
するようにすることもできる。本例にあっては、ワード
プロセッサ本体1がこの信号を水平同期信号もしくは帰
線消去信号に重畳して、データ出力部600に供給する。
CLK:画像データPD0〜PD3の転送クロック。
データ出力部600に供給する。
PDOWN:システムの電源を遮断する旨を通知する信号。
制御部500にノンマスカブル割込み(NMI)として供給
する。
とする。
また、表示制御装置50がワードプロセッサ本体1に供
給するデータとして、
P ON/OFF:システムの電源の投入に際して、並びに遮断
に際して、それぞれ、表示制御装置50側が立上げ並びに
立下げを完了したことを通知するステータス。
制御部500が出力する。
Light:表示装置100に組合される光源FLのオン/オフを
指示する信号。
制御部500が出力する。
Busy:表示制御装置50側が初期動作時や表示動作時にお
いて諸設定を行うために、ワードプロセッサ本体1に対
し信号Dの転送等を待機させる同期信号。すなわち、本
例にあってはワードプロセッサ本体1がこのBusy信号を
受付け可能なものとする。
制御部500がデータ出力部600を介して供給する。
(2) 表示器の構成
第2図および第3図は、それぞれ、FLCを用いて構成
した表示器100の一構成例を示す分解斜視図および断面
図である。これら図において、110および120は、それぞ
れ、上部および下部に配置したガラス板であり、FLC素
子の配向の方向に対してクロスニコルとなるように配設
した偏光子を設ける。122は下部ガラス基板120上に設け
た配線部であり、例えばITO等の透明電極124および絶縁
膜126から成る。128は電極低抵抗化が必要なときに透明
電極124上に付加する金属層であり、表示器が小形のと
きには付加しなくてもよい。112は上部ガラス基板110に
設けた配線部であり、下部ガラス基板120の配線部122に
おける各部124および126とそれぞれ同様の透明電極114
および絶縁膜116等から成る。
配線部112および122の配線方向は互いに直交する方向
である。また、例えば有効表示領域104をA5版の寸法と
し、その長辺を水平走査方向として用い、400×800ドッ
トの解像度をもたせるのであれば、有効表示領域に対応
させて配線部には、400本または800本の透明電極群を設
けておく、本例においては、水平走査方向をコモン側と
し、上部の配線部112に400本の透明電極114の群を、下
部の配線部122に800本の透明電極124の群を設けてい
る。また、表示画面102の内側の有効表示領域104の外側
に対応する部分には、枠を表示するための透明電極150,
151の群を、データ表示用の透明電極124,114と同一もし
くは異なる形状に設けている。
130はFLC132の封入部であり、FLC素子の軸(第44図の
Z軸)を合せるための1対の配向膜136と、その軸に対
してFLC素子が第55図に示したような第1または第2の
安定状態をとるように配向膜136間の距離を規定するた
めのスペーサ134とを有する。140はFLC132を封止するエ
ポキシ等のシール材、142は封入部130内にFLC132を充填
するための充填口、144は当該充填後に充填口142を封止
する封口部材である。
210および310は、それぞれ、セグメント側駆動部200
の構成要素をなすセグメント駆動エレメントおよびコモ
ン側駆動部300の構成要素をなすコモン駆動エレメント
であり、本例にあっては80本の透明電極を駆動する集積
回路とし、それぞれ、10個および5個配設する。280お
よび380は、それぞれ、セグメント駆動エレメント210を
載置する基板、およびコモン駆動エレメント310を載置
する基板、282および382は、それぞれ、基板280および3
80に接続されるフレキシブルケーブル、299はフレキシ
ブルケーブル282および382を接続し、第1図示の表示制
御装置50に結合するコネクタである。
115および125は、それぞれ、透明電極114および124に
連続して形成した取出し電極であり、それぞれ、フィル
ム状の導電部材384および284を介して、駆動エレメント
310および210に接続する。
なお、本例においては、下部ガラス基板120の下方に
配置した光源FLにより光を照射し、FLC素子を第1また
は第2の安定状態に駆動することによって表示を行う。
(3) 表示制御の概要
第2図および第3図に示したような表示器を適用する
場合には、FLC素子の特性に関して以下のような諸問題
点があり、本例においてはそれらに特に着目してFLC素
子を用いた表示器100の適切な構成、並びにその適切な
駆動制御の実現を図る。
(3.1) 表示器の枠
第2図および第3図示のように表示器100を構成した
場合、コモン側の透明電極114の群およびセグメント側
の透明電極124の群がマトリクス状に配置された範囲に
対応した表示画面102上の領域を、実際に画像データを
表示可能な領域、すなわち有効表示領域104とする訳で
あるが、それらコモン側およびセグメント側の透明電極
群のマトリクス状配置範囲外であってシール材140内側
の少なくとも一部分に対応した領域も含めて表示画面10
2とするのが、有効表示領域104を完全に視認可能とする
上で望ましい。
しかしながら、コモン側およびセグメント側の透明電
極群を配置したのみでは、そのような一部分にはいずれ
か一方の側の電極群が通っているだけであり、従ってそ
の部位のFLCは画像データの表示には係らず、浮いたも
のとなる。すなわち、このような状態ではその部分のFL
Cは第1または第2の安定状態を取り取るので、その部
分に対応した表示画面102上の領域には光の透過領域
(白)と非透過領域(黒)とが混在することになり、こ
の結果表示の美観を損ねるのみならず有効表示領域104
の明示が困難となったり、操作者に錯覚を起こさせる事
態も生じ得る。
そこで、本例においてはそのような有効表示領域104
の外側にも、コモン側またはセグメント側の透明電極と
交叉する透明電極(以下、枠用透明電極という)151お
よび150を設け、これらを適切に駆動することにより枠
部106が形成されるようにする。この枠用透明電極とし
て、上部ガラス基板110上のコモン側の透明電極114の配
設範囲両側、および下部ガラス基板120上のセグメント
側の透明電極124の配設範囲両側に、それぞれ、例えば1
6本の電極151および150を配置する。なお、第2図にお
いては、簡略化のためにガラス基板120,110上に代表し
て両側の1本のみを示している。
(3.2) 表示素子の駆動波形
FLC表示素子は記憶性を有することを特長の1つとす
るものであるが、第4図につき後述する閾値の印加時間
依存性に起因するところの、駆動波形に係る問題点およ
びその解決法について、以下に説明する。
第56図において、走査電極com1〜com5…と信号電極se
g1〜seg5…の交点で形成する画素のうち、斜線部の画素
は「明」状態(白)に、白地で示した画素は「暗」状態
(黒)に対応するものとする。これらの状態は前述した
FLCの第1の安定状態および第2の安定状態に対応する
ものである。今、第56図中の信号電極seg1上の表示に注
目すると、走査電極com1に対応する画素Aでは「明」状
態であり、それ以外の画素Bはすべて「暗」状態であ
る。
第5図(A)は、この場合の駆動波形の1例として、
走査信号と、信号電極seg1に与えられる情報信号と、画
素Aに印加される電圧とを時系列的に表したものであ
る。
例えば、第5図(A)のように駆動を行った場合、走
査電極com1が走査されたとき、時間Δt1において画素
Aには、閾値Vthを越える電圧3Vが印加されるため、前
歴に関係なく、画素Aは一方の安定状態、すなわち
「明」状態に転移する。その後、com2〜com5…が走査さ
れる間は第5図(A)に示される如く−Vの電圧が印加
され続けるが、これは閾値−Vthを越えないため、画素
Aは「明」状態を保ち得る。
しかしながら、このように1つの信号電極上で一方の
信号(今の場合「暗」に対応)が与えられ続けるような
情報の表示を行う場合には、走査線数が極めて多く、し
かも高速駆動が求められるときに生じる問題がある。
このことを特徴的に示しているのが第4図であり、同
図は横軸に駆動電圧値V、縦軸にパルス幅ΔT(印加時
間)をとったものである。第4図から明らかな如く、閾
値Vth(駆動電圧値)は印加時間依存性を持っており、
さらに印加時間が短い程、曲線が急勾配になることが理
解される。このことから第5図(A)において実施した
如き駆動波形をとり、これを走査線数が極めて多く、し
かも高速で駆動する素子に適用した場合には、例えば画
素Aはcom1走査時において「明」状態に転移されてもco
m2走査以降常に−Vの電圧が印加され続けるため、再び
走査電極com1が走査されるまでの間に、印加時間の蓄積
によって低い閾値でも転移が可能となり、画素Aが
「暗」状態に反転してしまう危険性をもっていることが
わかる。
このような現象を防ぐ駆動波形として、例えば第5図
(B)に示した方法を用いることができる。この方法
は、走査信号および情報信号を連続的に送るのではな
く、補助信号印加期間として所定の時間間隔Δt′を設
け、この期間に信号電極をアース状態とする補助信号を
与える態様を表わしている。この補助信号印加期間では
走査電極も同様にアース状態とされるため走査電極と信
号電極間に印加される電圧は基準電位で、第4図で示し
たFLCの閾値電圧における電圧印加時間依存性を実質的
に解消することができる。従って、画素Aで生じた
「明」状態が「暗」状態に反転することを防ぐことがで
きる。また、同様のことが他の画素についても言える。
さらに、より好ましい他の例は、第6図で示される駆
動波形を走査電極と信号電極群とに印加することによっ
て実施することができる。
第6図において、走査信号は、±2Vの交番するパルス
信号である。該パルス信号に同期させて情報信号が信号
電極群に送られるが、これは「明」または「暗」の情報
に対応してそれぞれ+Vまたは−Vの電圧である。今、
走査信号を時系列的に見て、com n(n番目の走査電
極)と、com n+1(n+1番目の走査電極)が選択さ
れる間に補助信号印加期間として時間間隔Δt′を設け
る。そして、この間に信号電極群にはcom n走査時の信
号電極群の信号と逆極性の補助信号を送ると各信号電極
に与えられる時系列信号は、例えば第6図のseg1〜seg3
に示すようなものとなる。すなわち、第6図中のα′〜
ε′の補助信号がそれぞれ情報信号α〜εの極性と逆転
した極性となっている。このため、例えば第6図におい
て、画素Aに印加される電圧を時系列的に見ると、1つ
の信号電極に同一情報信号が連続的に与えられても、実
際に画素Aに印加される電圧はVth以下の電圧が交番し
ているため、FLCにおける閾値電圧に対する電圧印加時
間の依存性が解消されて、com1走査時に形成された所望
の情報(この場合は「明」)が次の書き込みが行われる
までの間に反転することはない。
上述した駆動波形の2例は、説明のため概念的なもの
であり、後述する実施例においては、表示画面102内の
有効表示領域104や枠106における駆動、あるいは実際の
アクセスの態様、さらには温度によって、それぞれ異な
った適切な駆動波形が用いられる。また上述した波形
は、正負対称であったが、後述の実施例では必ずしも対
称ではない。
(3.3) 表示素子の駆動電圧
本例に係るFLC表示素子は、前述したように、液晶分
子が電界の方向にその双極子モーメントを有するように
配向し、および電界をのぞいた場合にも、かかる配向を
保つことを特長とするものである。
ところで、以上のようにして実現される2つの安定状
態の一方から他方への状態変化は、表示素子に印加され
る電圧値によってその態様を異にする。
すなわち、第7図(A)および(B)は、駆動電圧
(印加電圧)とFLCの透過率との時間に対する変化を示
したものである。同図(A)は駆動電圧が閾値電圧−V
thを越えた場合であり、このとき透過率は一方の状態か
ら他方の状態(例えば「明」から「暗」)へ変化する。
同図(B)は駆動電圧が閾値を越えない場合であり、こ
のとき、液晶分子は反応するけれども、その配向を反転
されるには至らず、透過率は元の状態へ戻ってしまう。
さらに、閾値は、FLCの種類で異なり、また、その駆
動温度により変動する。このことは第8図につき後述す
る。
次に、第4図および第6図につき前述したように、駆
動電圧値としては、走査信号の正負,情報信号の正負,
および基準電位の5値が必要であり、これら駆動電圧
は、適切な電源により後述する本実施例に係る装置によ
って生成される。
以上のことから明らかなように、駆動電圧設定に際し
ては、閾値等を考慮した適切な温度補償が施されねばな
らない。
(3.4) 温度補償
本実施例のFLC表示制御に関して、温度補償上特に考
慮しなければならないのは、前述したようにSmC*相のFL
Cが、パルス幅(電圧印加時間),駆動電圧値等、互い
に関連し合った駆動条件がFLCの温度によって大きく変
動し、かつ所定温度において許容されるこれら駆動諸条
件の範囲が狭く限定されるという理由から、FLC駆動時
におけるきめ細かな温度補償が要請されることである。
この温度補償は、FLCの温度検出、実際上は表示画面1
02での周囲温度の検出と、検出温度に対応した駆動電圧
値の設定と、パルス幅すなわち1水平走査期間の設定と
によって行われるわけである。而るに表示画面102の動
作速度等に鑑みれば、マニュアルによる補償は極めて困
難である。従って、温度補償は、FLC表示素子制御にお
ける固有の要件となる。
以下、上述したパルス幅,駆動電圧値等、FLC駆動諸
条件が温度変動に伴って変移する様子を説明する。
第4図は、前述したように、駆動電圧値とパルス幅と
の関係を示しており、本図によれば、パルス幅ΔTが短
くなれば大きな駆動電圧Vが必要になることが分かる。
またパルス幅ΔTには、上限ΔTmaxおよび下限ΔTmin
が以下の理由によって存在する。すなわち、いわゆるリ
フレッシュ駆動時において、印加電圧の周波数f(=1/
ΔT)が約30Hz以下であると、ちらつきを生じるという
ことから周波数fに下限、すなわちΔTmaxが存在し、ま
た、周波数fをビデオレート以上、すなわちワードプロ
セッサ本体1側からのデータ転送の速さ以上にすると、
表示画面102とワードプロセッサ本体1との通信が不可
能となることから周波数fに上限、すなわちΔTminが存
在する。
さらに、駆動電圧Vにも同様に、上限Vmaxおよび下限
Vminが存在する。それは、主に駆動装置側の諸機能に起
因するものである。
第8図は、横軸に温度Temp、縦軸に駆動電圧Vの対数
をとった場合の駆動電圧と温度との関係を示しており、
同図は、パルス幅ΔTを固定したときの温度変化に伴う
閾値電圧値Vthを示している。図から明らかなように、
温度が上昇すれば駆動電圧値が下がることが理解され
る。
第4図および第8図につき記述したことから、温度が
上昇すれば駆動電圧値が降下し、あるいはパルス幅が短
くなることが解かる。
第9図は以上のような駆動諸条件間の関係を、実際の
駆動に供するための線図である。同図は後述するルック
アップテーブルをアナログ的に示したものであり、ルッ
クアップテーブルには、温度センサ400によって検出さ
れた値に対応して、駆動諸条件のデータが格納されてい
る。
第9図は、横軸に温度Temp、縦軸に駆動電圧Vおよび
周波数f(=1/ΔT)をとった線図であり、温度範囲
(A)で周波数fを固定にした場合、温度Tempが上昇す
ると駆動電圧値Vが降下し、Vminを越えてしまう。従っ
て温度点(D)で、より大きな周波数fを固定値とし、
それに対応した駆動電圧値Vも定まる。以下、温度範囲
(B)および(C)、温度点(E)で同様なそれぞれの
操作が繰り返される。以上の如く形成される曲線の形状
は、液晶の特性等によって異なるものであり、段階波や
のこぎり波の数は適宜定めることができる。
さらに、実施例においては以下を考慮する。
FLC素子は通常使用される温度範囲においてもその特
性が極めて大きく変化し、上述のように単一の駆動波形
を規定してパルス幅および電圧を調整したのみでは不十
分なことがある。例えば、45℃〜5℃の範囲においても
動作速度が数倍のオーダで異ってくることもあり、この
ような場合操作者が使用する時間帯や季節等環境条件の
差異によって操作上の違和感も生じることになる。
そこで、後述の実施例においては、通常使用される温
度範囲を分割し、それぞれの分割された温度範囲におい
て適切な駆動波形を規定するとともに、それぞれの駆動
波形に対しても温度に応じてパルス幅および電圧の調整
を行うことにより、動作特性の平均化を図るようにす
る。
(3.5) 表示器の駆動方式
本例においては、表示画面102へのデータアクセスの
態様は、水平走査線(コモン側透明電極114に対応した
ライン)毎に行うラインアクセスと、数ラインを1単位
としたブロック毎に行うブロックアクセスとを可能と
し、予め設定されたいずれかでのアクセスを行う。ま
た、ホスト装置たるワードプロセッサ本体1からの実ア
ドレスデータによりアクセスに係るブロックないしライ
ンを認識できるようにする。
ここで、第10図は有効表示領域104を所定数のライン
を含むm個のブロックBLK1,…,BLKl,…,BLKm(1≦l≦
m)に分割した場合を示す。本例においては、垂直走査
方向に400本のコモン側透明電極114(400本のライン)
を有しており、20本のラインを単位として20個のブロッ
ク(m=20)に有効表示領域104を分割する。そして、
このように分割したブロックにつきデータのアクセスを
行うに際しては、まずそのブロックに含まれる全ライン
の表示を消去した後、そのブロックの先頭ラインから最
終ラインまでの順次のデータ書込みを行う。
一方、第2図および第3図示のように表示器100を構
成した場合、FLC素子は記憶性を有するものであるか
ら、表示画面上更新しないデータはリフレッシュを行わ
なくてもよく、変更に係るデータのみを表示画面にアク
セスしても足りることになる。
本例においては、ホスト装置であるワードプロセッサ
本体1の機能に応じ、有効表示領域104の先頭ラインか
ら最終ラインまでの表示を絶えずリフレッシュするリフ
レッシュ駆動、すなわち記憶性を有さない表示器を駆動
する場合のいわゆるリフレッレシュ駆動と同等のリフレ
ッシュ駆動と、変更が生じたときにそのブロックまたは
ラインのみを書換える部分書換え駆動とを可能とする。
すなわち、ワードプロセッサ本体1が、記憶性を有さな
い表示器に対してのリフレッシュと同様にしてリフレッ
シュデータを送信してくるときにはリフレッシュ動作を
行い、変更が生じたときにそのブロックまたはラインの
画像データを送信してくるときには部分書換え動作を可
能とする。
また、ブロックの消去やラインへの書込み時には、上
記(3.4)で述べた温度補償データに基づいた駆動を行
う。温度補償データの更新は、リフレッシュ駆動モード
においては最終ラインのアクセス終了から先頭ラインの
アクセスまでの期間、すなわち垂直帰線期間に行うもの
とする。一方、部分書換えを行うときには定周期割込み
にて一定期間毎に行うことができる。
加えて、(3−2)で述べた駆動条件を考慮して、1
ラインに対し正負非対称の駆動波形を与えた場合、その
ラインには正負いずれかのエネルギーが他より大きく加
わることになり、このままではFLC素子の安定状態が変
化し、FLC素子の記憶性に着目した制御に悪影響を与え
ることが考えられる。そのため、実施例では1ラインの
駆動期間において、適宜定めた波形とその波形を反転さ
せた波形とを与えることにより(以下、これをライン内
反転という)、その1ラインでの駆動エネルギーの総計
を0とし、FLC素子の安定状態に変化が生じないように
する。
また、表示器100の書込み駆動にあたっては、走査電
極114(コモンライン)を順次選択しつつ走査し、その
選択の時点で信号電極124に一斉に信号を供給すること
により行うものであるが、コモンラインに同一の波形を
加えた場合、素子はライン毎に時間軸上一様にずれた同
一の光学応答特性を呈し、これにより操作者が表示画面
102上にフリッカを感じることになる。そこで、本実施
例では、ライン毎(1水平走査毎)あるいは数ライン毎
にも駆動波形を反転し、すなわち隣接した1ライン毎あ
るいは数ライン毎に逆相の波形を与えるようにする(以
下これをMH反転という)。これは、人間が光学応答を面
で認識するので、隣り合った1ラインあるいは数ライン
同士が逆相で駆動されていれば表示画面上にうねりを感
じることを防止できることに基づくものである。
加えて、実施例では、リフレッシュ駆動モードにおい
て先頭ラインから最終ラインに至る1単位(1フレー
ム)の駆動毎に、あるいはNフレームの駆動毎に各ライ
ンについて駆動波形を反転させる処理(以下これをフレ
ーム反転という)を行う。すなわち、1フレームのある
ラインにつき、ライン内反転を行った結果、そのライン
にはそのフレームの駆動時において適宜の波形(以下ノ
ーマル波形という)I′とその反転波形Iとがこの順で
与えられたとすると、次にフレームあるいはNフレーム
後の駆動時には反転波形Iとノーマル波形I′とがこの
順で与えられるようにする。このフレーム反転の降下は
後述する。
(3.6) 表示画面のクリア
本例においてFLC素子は記憶性を有しているため、電
圧の印加がなくてなも第1または第2の安定状態を保つ
ものである。換言すれば、電圧の印加が無い限り、以前
の画面を保持していることになる。
従って、電源遮断時には表示画面102、少なくとも有
効表示領域104をクリアするのが望ましい。例えば、表
示画面102の状態によって電源遮断が認識できるからで
ある。また、何らかの要因によって電源遮断中において
表示画面のクリア状態が変化し、無意味のデータが表示
されていることも考えられるので、使用時における実際
の表示データと無意味のデータとの混在を防止する上で
電源投入時において有効表示領域104をクリアするのが
望ましい。
この点に着目して、本例においては、電源投入時にお
いて有効表示領域104をクリアすると共に枠106を形成
し、電源遮断時においてもそれらをクリアするようにす
る。また、有効表示領域106のクリアにあたっては、上
記(3.5)で述べたようなブロック消去を、全ブロック
について行うようにする。
さらに、このようなクリアに際しては、ホスト装置た
るワードプロセッサ本体1から画面消去のデータ(例え
ば全白のデータ)の供給を受けなくても、自らそれが行
えるように構成して、ワードプロセッサ本体1の負担の
軽減、および転送を不要とすることによりクリアの高速
化を図る。
(4) 表示制御装置各部の構成
「(3) 表示制御の概要」で述べた各機能を実現す
るための表示制御装置50の各部について詳述する。
(4.1) 主要な記号
まず、各部間等において授受される信号ないしデータ
についてまとめる。 (4.2) 制御部
第11図は制御部500の一構成例を示す。ここで、501は
第41図示の制御手順等に従って各部を制御する例えばマ
イクロプロセッサ形態のCPU、503はCPU501が実行する第
41図示の制御手順等に対応したプログラムの他、第12図
示の各種テーブルを展開したROMである。505はCPU501が
制御手順実行の過程において作業用等に用いるRAMであ
る。
本例においては、このRAM505に、フレーム反転のため
のカウンタ、すなわち何フレーム毎にフレーム反転を行
うかを示す値Nを格納してカウンタとして用いる領域FC
NTと、MH反転のためのカウンタ、すなわち何ライン毎に
逆相の波形を与えるかを示す値を格納してカウンタとし
て用いる領域LCNTと、温度に応じて波形を設定するに際
し、その時点で採用している波形を認識するために用い
るレジスタCXとを設けておく。
PORT1〜PORT6は入出力方向の設定が可能なポート部で
あり、それぞれ、ポートP10〜P17、P20〜P27、P30〜P3
7、P40〜P47、P50〜P57およびP60〜P67を有している。P
ORT7は出力ポートであり、P70〜P74を有している。DDR1
〜DDR6は、それぞれ、ポート部PORT1〜PORT6の入出力方
向の切換え設定を行うための入出力設定レジスタ(デー
タ・ディレクション・レジスタ)である。なお、本例に
あっては、ポート部PORT1のポートP13〜P17(信号A3〜A
7に対応)、ポート部PORT2のポートP21〜P25およびP2
7、ポート部PORT4のP40およびP41(それぞれ信号A8およ
びA9に対応)、ポート部PORT5のポートP53〜P57、ポー
ト部PORT6のポートP62およびポート部PORT7のポートP72
〜P74、並びにCPU501の各端子MP0,MP1およびSTBYは未使
用である。
507および509は、それぞれ、CPU501をリセットするた
めのリセット部、およびCPU501に動作基準クロック(4M
Hz)を供給するクロック発生部である。
TMR1,TMR2およびSCIは基準クロック発生源およびレジ
スタを有し、レジスタへの設定に応じて基準クロックの
分周等が可能なタイマである。まず、タイマTMR2は、レ
ジスタ設定に応じて基準クロックを分周し、データ出力
部600のシステムクロックとなる信号Toutを発生する。
データ出力部600では、この信号Toutを基に表示器100の
1水平走査期間(1H)を規定するクロック信号を生成す
る。タイマTMR1はプログラム上の動作時間と表示画面10
2の1Hとを調整するために用い、かかる調整をそのレジ
スタへの設定値に応じて実現する。
また、これらタイマTMR1およびTMR2は、設定値に基づ
いた設定時間のタイムアップ時に、ないしはタイムアッ
プに伴う次の計時動作開始時に内部割込みとして信号IR
Q3をCPU501に供給し、CPU501では必要に応じてこれを受
ける。
なお、タイマSCIに関しては、本例においては未使用
である。
また、第11図において、ABおよびDBは、それぞれ、CP
U501と各部とを接続する内部のアドレスバスおよびデー
タバス、511はポート部PORT5,PORT6とCPU501とのハンド
シェークコントローラである。
(4.3) ROMのメモリ空間
(4.3.1)メモリ空間の構成
第12図は、ROM503に割当てたメモリ空間の一構成例を
示す。ここで、A000H〜A3FFHおよびA400H〜A7FFHの各領
域には、それぞれA/D変換部950およびD/A変換部900のア
クセスに際し、それらを指定するためのデータを格納し
てある。A800H〜ABFFHには、データ出力部600をアクセ
スするに際してその表示器駆動用レジスタ(第16図参
照)を指定するためのデータを展開してある。
領域C000H〜E7FFHはワードプロセッサ本体1からの実
アドレスデータRA/Dの送出に応じて参照する領域であ
り、ブロックアクセス時において送出されてきたアドレ
スデータがブロック先頭ラインに係るものであるか否か
の判別を行うためのジャンピングテーブルと、送出され
てきた実アドレスデータRA/Dにつき駆動すべきコモン側
ラインを特定するためのラインテーブルとからなる。
領域E800H〜EFFFHは第42図および第45図〜第47図につ
き後述する制御に関して用いる各種パラメータ群を格納
した領域であり、ブロック数(本例では20個)を格納し
たブロック関連データ領域(E800H〜)、温度に応じた
透明電極の駆動電圧の可変設定のためにD/A変換部900を
調整するデータを格納したD/A変換部関連データ領域(E
900H〜)、ブロックアクセスモードにおいて表示器100
上の1水平走査期間(1H)設定の基準となるクロックTo
utを出力するタイマTMR2内のレジスタTCONRへの設定デ
ータ(TCONR)を格納したブロックアクセス用タイマTMR
2設定データ領域(EA00H〜)、表示器100上の動作時間
と制御動作上の時間との調整を行うためのディレイタイ
ム設定用のタイマTMR1のレジスタ設定データ(CNTB),
(CNTL),(CNTBB)を格納したタイマTMR1設定データ
領域(それぞれEB00H〜,EC00H〜,ED00H〜)を有する。
また、ラインアクセスモードにおいて表示器100上の1
Hの設定の基準となるクロックToutを出力するタイマTMR
2のレジスタTCONRへの設定データ(TCONRL)を格納した
ラインアクセス用タイマTMR2設定データ領域(EE00H
〜)、およびラインアクセスモードにおいて温度に応じ
た波形で駆動を行うプログラムを起動するためのライン
アクセス用ジャンピングテーブル領域(EF00H〜)を設
けてある。
領域E000H〜は第41図ないし第42図および第45図〜第4
7図につき後述する処理手順に対応したプログラムを格
納したプログラムエリアである。
(4.3.2) ブロックアクセスモードのジャンピングテ
ーブル(C000H〜)について
本例においては、ブロックアクセス時においてワード
プロセッサ本体1側から送出される実アドレスデータRA
/Dがブロック先頭ラインに係るものか否かによって処理
経路が異なる。これは、ブロック先頭ラインに対応した
アドレスデータが供給されたときにそのブロック内の表
示をクリアした後に、ブロック内の各ラインについての
順次の書込みを行うようにしていることに基づく。
このため、ワードプロセッサ本体1から送出される実
アドレスデータRA/Dがブロック先頭ラインに対応してい
るものか否かを認識する要があるが、かかる認識処理に
際してはまず各ブロックの先頭ラインに関する各アドレ
スデータに対して、実アドレスデータの入力の度に逐次
比較判定して行くようにすることが考えられる。
しかしながら、このような逐次比較によると、比較す
べき対象が増えるに従い処理時間に差異が生じることに
なる。すなわち、比較判定処理ステップのプログラム上
の先後によって比較処理数が増減するからである。
そこで、本例においては、ジャンピングテーブルを用
いた次のような判定処理を行い、判定時間の均一化を図
るようにする。
例えば、第13図に示すように、ワードプロセッサ本体
1からの実アドレスデータが“03"H(ライナンバで
“3")のとき、このデータを1ビット左へシフトし、上
位2ビットを“1"とすると共に最下位ビットを“0"とす
ると、オフセット後のデータ“C006"Hが得られる。この
データをメモリ空間上のアドレスとし、このメモリ空間
上のアドレスにはブロック先頭ラインか否かのコードを
格納しておけば、すべての実アドレスデータにつき全く
同一の実行時間でブロック先頭ラインか否かの識別が可
能となる。
さらに、用いるCPU501がインデックスレジスタ(IX)
を使用でき、かつインデックスレジスタが示すアドレス
へジャンプできる命令(例えば“JUMPIX"を処理できる
ものであれば、オフセット後のデータをIXに格納し、ジ
ャンピングテーブルにはジャンプ先のアドレスを書込ん
でおくことにより、上記命令を実行すれば直ちに適宜の
処理を起動することが可能となる。
本例においては、CPU501としてインデックスレジスタ
および上記命令の使用を可能なものを用い、第14図に示
すようにラインナンバ(0〜399)に対応させてジャン
ピングテーブル(C000H〜C31EH)を設け、ジャンピング
テーブルの各アドレスには起動すべき手順(具体的には
その手順のプログラムエリア上の先頭アドレス)を格納
しておく。
なお、第14図においてBLOCK,LINEおよびFLINEは、そ
れぞれ、ブロックアクセス時におけるブロック消去手
順、ライン書込み手順、および有効表示領域104の最終
ライン書込みに伴った温度補償データ更新のための手順
を示しており、これらについては第45図(A)〜(D)
につき後述する。
なお、ラインアクセス時においては、温度補償データ
更新手順を行うか否かを判別するために最終ラインか否
かをのみ判定すればよいので、比較の対象は1つであ
り、ラインナンバに関しては述のようなジャンピングア
ドレスを用いた判定は行わない。
(4.3.3) ラインテーブルについて
実アドレスデータRA/Dは、コモン側駆動部300の構成
によっては変換を要する。例えば、本例においては駆動
部300は5個のコモン駆動エレメント310から成り、それ
ぞれは80ビットの出力を行い、さらに、20ビット毎に4
ブロックを構成し、コモン側ラインとして400本の走査
線を設けている。このうちの1本の走査線を選択するに
は、
(1) 5個のコモン駆動エレメント310より1つを選
択する。
(2) そのエレメント310に割当てられる4つのブロ
ックから1つを選択する。
(3) ブロック中の20本のラインから1本を選択す
る。
の処理を行うようにする。
本例では、第15図に示すように、2バイトのライン選
択用アドレスを用い、その第12〜第8ビットをエレメン
ト310の選択用、第6および第5ビットをブロックの選
択用、第4〜第0ビットをラインの選択用に割当てる。
実アドレスデータからライン選択用アドレスデータへの
変換は、ジャンピングテーブルに関して述べた第13図の
処理とほぼ同様に行うことができ、ライン選択用アドレ
スデータをラインテーブルに展開しておけばよい。
なお、第15図において680はエレメント310の選択(エ
レメントチップのセレクト)を行うデコーダ部であり、
その構成によって、並びにチップセレクト用に第12〜第
8ビットの5ビットを割付けていることから、25=32
個までのエレメント310の増設が可能である。このとき
には、走査線として2560本の選択を行うことが可能とな
る。
(4.3.4) 各種パラメータ格納エリアについて
本例においては、温度条件によって表示器100の駆動
条件、すなわち駆動電圧や1水平走査期間,ディレイデ
ータを変更し、またラインアクセスモードにおいては波
形データをも変更して最適の駆動制御を実現するもので
ある。従って、温度センサ400からの測温データに基づ
き、駆動に際しては駆動条件が補正されなければならな
い。
領域E900H〜EEFFHはこの補正データを格納した領域で
あって、後述のように温度に応じた諸パラメータの読出
し処理の効率化を図るために本例では次のような格納を
行っておく。
すなわち、1つもしくはある範囲の1段階の温度に対
して、例えばそれぞれ1つのD/A変換部関連データと、
(TCONR)と、(CNTB),(CNTL)または(CNTBB)と、
(TCONRL)を対応させるものとすれば、温度に対応した
一群の諸パラメータは、下位2バイトが同値である領域
に格納しておく。そして、第13図について述べたとほぼ
同様にして、A/D変換部950から得られる温度データまた
はこれを適宜加工した温度データを下位2バイトのアド
レスとし、上位2バイトを順次書換えて読出しを行え
ば、温度に対応した一群のパラメータが得られることに
なる。
例えば、温度データが“0080"Hであれば、まずこれに
“E900"Hを加えた“E980"H番地をアクセスすることによ
って、その温度に対応したD/A変換部の関連データ(駆
動電圧)が得られ、次に“E980"Hに“0100"Hを加えた
“EA80"H番地をアクセスすることによって、タイマTMR2
の設定データたる(TCONR)(表示画面上の1水平走査
期間を規定する基本クロックを生成するためのデータ)
が得られる。以下、同様に加算およびアクセスを行うこ
とによって、順次温度に対応したCNTB,CNTL,CNTBBが得
られることになる。
また、特にラインアクセスモードにおいては、温度に
応じて波形を変更するものであり、ΔTが著しく変化
し、ブロックアクセスモードでのデータ(TCONR)をそ
のまま用いることができないので、上記と同様にして領
域EE00H〜より温度と波形とに応じたデータ(TCONRL)
を読出して設定する。
なお、ラインアクセスモードにおいて用いるジャンピ
ングテーブル領域EF00H〜には温度に応じた波形にて駆
動を行うためのプログラムを起動すべくそれらプログラ
ムの先頭アドレスを格納しておき、ブロックアクセス用
ジャンピングテーブル(第14図参照)と同様に起動処理
を行う。
本例においては、45℃〜5℃の使用温度範囲を想定
し、この範囲を3分割し、45℃〜35℃の範囲ではライン
内反転を含む第34図につき後述する波形(以下これをA
波形という)を、35℃〜15℃の温度範囲ではライン内反
転を含まない第30図につき後述する波形(以下、これを
N波形と称する)を、15℃〜5℃の温度範囲ではライン
内反転を含む第35図につき後述する波形(以下これをC
波形と称する。)をそれぞれ設定して制御を行う。この
ために、各温度範囲において本例では格別のプログラム
を起動するものとし、A波形、N波形およびC波形の出
力にそれぞれ係るルーチンLSTRA0,LSTRN0およびLSTRC0
の先頭番地を温度に対応させて領域EF00H〜上にテーブ
ル化してある。
(4.4) データ出力部
(4.4.1) 構成
第16図はデータ出力部600の一構成例を示す。ここ
で、601はワードプロセッサ本体1と結合し、信号Dお
よび転送クロックCLKを受容するデータ入力部である。
信号Dは、画像信号と水平同期信号とが加えられてワー
ドプロセッサ本体1が送信するものであり、本例にあっ
ては水平同期信号もしくは水平帰線消去期間には実アド
レスデータが重畳されて供給される。而して、データ入
力部601は水平同期信号もしくは水平帰線消去期間の検
出の有無に応じてデータ出力経路を切換え、検出時には
そのときに重畳されている信号成分を実アドレスデータ
として認識して実アドレスデータRA/Dとして出力し、非
検出時にはその間の信号成分を画像データとして認識し
て、4ビットパラレルの画像データD0〜D3として出力す
る。
また、データ入力部601は実アドレスデータの入力を
認識したときに、アドレス/データ識別信号A/を付勢
し、この信号A/は、▲▼発生部603およびDACT
発生部605に導かれる。▲▼発生部603では、この
信号A/の入来に応じて割込み信号▲▼を出力
し、これがスイッチ520の設定に応じて割込み指令▲
▼または▲▼として制御部500に供給さ
れ、ラインアクセスモードまたはブロックアクセスモー
ドでの動作が行われる。一方、DACT発生部605では、信
号A/の入来に応じて表示器100のアクセスの有無の識
別を行うためのDACT信号を出力し、これを制御部500、
▲▼発生部611およびゲートアレイ680に導く。
▲▼発生部611は、DACT信号の付勢時における
▲▼トリガ発生部613からのトリガ信号の入力に
応じてゲートアレイ680を起動する信号▲▼を発
生する▲▼トリガ発生部は、制御部500がA/D変換
部950に対し温度センサ400からの温度情報の取込みを指
令するライト信号▲▼によりトリガ信号を発生
する。また、このときには、▲▼トリガ発生部61
3は、デバイスセレクタ621が発生するチップセレクト信
号▲▼により選択がなされている。すなわち、制
御部500が温度データを読取るべくA/D変換部950のチッ
プセレクトを行うときには▲▼トリガ発生部613
も選択され、ライン信号▲▼に応じて枠駆動も
起動されることになる。
619は制御部500からのビジー信号IBUSYに応じて、表
示制御装置50のビジー状態を通知する信号BUSYをワード
プロセッサ本体1に送出するビジーゲートである。
621は制御部500からの信号A10〜A15を受容し、その値
に応じてA/D変換部950、D/A変換部900およびデータ出力
部600のチップセレクトを行うための信号▲▼〜
▲▼を出力する。623は信号▲▼に応じて
起動され、このとき制御部500からの信号A0〜A4に基づ
いてラッチパルスゲートアレイ625のセットを行う。ラ
ッチパルスゲートアレイ625は、レジスタ部630の各レジ
スタの選択を行うためのもので、レジスタ部630のレジ
スタ個数に応じた数のビット数で構成される。本例にあ
っては、レジスタ部630は各1バイトの22個の領域を有
し、ラッチパルスゲートアレイ625は各領域に1ビット
を対応させた22ビットの構成とする。すなわち、レジス
タセレクタ623がラッチパルスゲートアレイ625のビット
セットを行ったときに、そのビットに対応した領域が選
択されると共に、制御部500からラッチパルスゲートア
レイ625へのリード信号▲▼またはライト信号▲
▼の供給に応じて、選択されたレジスタに対するシス
テムデータバスを介してのデータ読出しまたはデータ書
込みが行われる。
レジスタ部630において、RA/D LおよびRA/D Uは、実
アドレスデータRA/Dの下位および上位1バイトをそれぞ
れ格納する実アドレスデータレジスタであり、この格納
は実アドレス格納制御部641によって行われる。
DC LおよびDC Uは、表示の水平走査線方向のドット数
(本例では800ドット)の値に対応したデータの下位お
よび上位1バイトをそれぞれ格納する水平ドットカウン
トデータレジスタである。画像データD0〜D3の転送開始
時に起動されて適宜のクロックを計数する水平ドット数
カウンタ643は、このレジスタDC LおよびDC Uに格納さ
れた数値に等しい計数動作を行ったときにラッチ信号▲
▼の発生部645に対しその発生を行わせる。
DMは駆動モードレジスタであり、ラインアクセス時ま
たはブロックアクセス時に対応したモードデータが書込
まれる。
DL LおよびDL Uはコモンライン選択アドレスデータの
レジスタであり、第15図について示した16ビットのデー
タにつきそれぞれその下位および上位1バイトを格納す
る。そして、レジスタDL Lに格納されたデータは、ブロ
ック指定用のアドレスデータCA6,CA5(第15図の第6お
よび第5ビットに対応)およびライン指定用のアドレス
データCA4〜CA0(第15図の第4〜第0ビットに対応)と
して出力される。また、レジスタDL Uに格納されたデー
タは、デコーダ部650に供給されて、コモン駆動エレメ
ント310の選択用のチップセレクト信号▲▼〜▲
▼として出力される。
CL1およびCL2は、ブロックアクセスモードにおけるコ
モン側ラインの駆動(ライン書込み)に際してコモン側
駆動部300に供給する駆動データを格納する1バイトの
領域、SL1およびSL2は、同じくセグメント側ラインの駆
動に際してセグメント側駆動部200に供給する駆動デー
タを格納する1バイトの領域である。
CB1およびCB2は、ブロックアクセスモードのブロック
消去時におけるコモン側ラインの駆動に際してコモン側
駆動部300に供給する駆動データを格納する1バイトの
領域、SB1およびSB2は同様にセグメント側駆動部200に
供給する駆動データを格納する1バイトの領域である。
CC1およびCC2は、ラインアクセスモードのライン書込
み時におけるコモン側ラインの駆動に際してコモン側駆
動部300に供給するデータを格納する1バイトの領域、S
C1およびSC2は同様にセグメント側駆動部200に供給する
駆動データを格納する1バイトの領域である。
続く3つの1バイト領域は枠駆動部700のスイッチン
グを行うためのデータを格納した領域であり、4ビット
毎に分けて、レジスタFV1,FVCc,FV2,FV3,FSVc,FV4を設
けてある。
661は逓倍器であり、制御部500からのパルス信号Tout
を例えば2倍に逓倍する。663A,663B,663Cおよび663Dは
逓倍器661の出力の3相,4相,6相および12相のリングカ
ウンタであり、ブロックアクセスモード、またはライン
アクセスモードのN波形選択時には1水平走査期間(1
H)をそれぞれ4分割,3分割,2分割および無分割するの
に用いる。この分割された期間を以下ΔTといい、例え
ば3分割の場合には3ΔTで1Hをなすことになる。
なお、ラインアクセスモードにおいて、ノーマル波形
I′と反転波形Iとを組合せて用いるライン内反転制御
に係るA波形およびC波形の選択時には、波形Iまたは
I′の出力期間(以下これを1H*期間といい、1H*期間を
複数組合せて1Hが構成されることになる。また、ライン
内反転を行わないときには1H=1H*である。)がリング
カウンタにより4分割、3分割、2分割または無分割さ
れる。このときには、例えば3分割の場合、3ΔTで1H
*をなすことになり、この場合のΔTはライン内反転を
行わない場合のΔTに比して概ね小なる値に設定する。
665はリングカウンタは663A〜663Dの出力からいずれ
かを選択するためのマルチプレクサであり、駆動モード
レジスタDMの内容に応じて、すなわち1Hを何分割して駆
動を行うかを示すデータに応じて設定される。例えば、
3分割の場合には4相リングカウンタ663Bの出力を選択
する。
667はリングカウンタ663A〜663Dの各出力の4相リン
グカウンタ、669はマルチプレクサ665と同様に設定され
るマルチプレクサである。
第17図はクロックTout、逓倍器661の出力波形,リン
グカウンタ663A〜663Dおよび667の出力波形を示す。す
なわち、マルチプレクサ665によりリングカウンタ663A
〜663Dの出力のいずれかが選択されると、4ΔT/1H,3Δ
T/1H,2ΔT/1HまたはΔT/1H(あるいは、4ΔT/1H*,3ΔT
/1H*、2ΔT/1H*またはΔT/1H*)が選択され、その出力
波形は後述のシフトレジスタ部673にシフトクロックと
して供給されてΔT毎のオン/オフデータの出力がなさ
れる。また、4相リングカウンタ667の出力はマルチプ
レクサ669によりいずれかが選択されて、この出力波形
がシフトレジスタ部673にシフト/ロード信号として供
給され、選択されている分割数での動作の設定が行われ
る。
再び第16図を参照するに、レジスタ部630において領
域CL1,CB1およびCC1には、コモン側駆動部300に送出す
るクリア信号▲▼およびイネーブル信号CENの
ΔT毎のオン/オフデータを、領域CL2,CB2およびCC2に
は、同様に駆動波形規定信号CM1およびCM2のΔT毎のオ
ン/オフデータを格納する。また、領域SL1,SB1およびS
C1には、セグメント側駆動部200に送出するクリア信号
▲▼およびイネーブル信号SENのΔT毎のオン
/オフデータを、領域SL2,SB2およびSC2には、同様に波
形規定信号SM1およびSM2のΔT毎のオン/オフデータを
格納する。
本例においては、各信号用データの格納領域を4ビッ
ト構成とし、1ビットを1ΔTのオン/オフデータに対
応させておく。すなわち、本例では1Hまたは1H*の最大
分割数は4である。
671は領域CL1〜SC2に結合したマルチプレクサ部であ
り、駆動モードレジスタDMの内容に応じてブロックアク
セスモードにおけるライン書込み時、ブロック消去時お
よびラインアクセスモードにおけるライン書込み時の駆
動時の信号用データからいずれかを選択する。このマル
チプレクサ部671において、MPX1は領域CL1,CB1およびCC
1からいずれかの信号▲▼用の4ビットデータ
を選択するマルチプレクサ、MPX2は同じく信号CEN用の
4ビットデータを選択するマルチプレクサ、MPX3は領域
CL2,CB2およびCC2からいずれかの信号CM1用の4ビット
データを選択するマルチプレクサ、MPX4は同じく信号CM
2用の4ビットデータを選択するマルチプレクサであ
る。また、MPX5は領域SL1,SB1およびSC1からいずれかの
信号▲▼用の4ビットデータを選択するマルチ
プレクサ、MPX6は同じく信号SEN用の4ビットデータを
選択するマルチプレクサ、MPX7は領域SL2,SB2およびSC2
からいずれかの信号SM1用の4ビットデータを選択する
マルチプレクサ、MPX3は同じく信号SM2用の4ビットデ
ータを選択するマルチプレクサである。
673はマルチプレクサ部671のMPX1〜MPX8にそれぞれ結
合したパラレル/シリアル(P/S)変換用のシフトレジ
スタP/S1〜P/S8を有するシフトレジスタ部であり、マル
チプレクサ665の出力がシフトクロック信号として与え
られて1ビットのオン/オフデータの出力期間ΔTが規
定される。また、マルチプレクサ669の出力が設定され
た分割数での動作を行うためのプリセット信号として与
えられる。
675はシフトレジスタP/S1〜P/S8にそれぞれ結合した
マルチプレクサMPX11〜MPX18を有するマルチプレクサ部
であり、レジスタCL1〜SC2に格納された各信号の4ビッ
トのオン/オフデータのビット選択データ(レジスタDM
に格納)に基づいて、P/S変換されたオン/オフデータ
を出力する
677はレジスタFV1,FCVc,FV2,FV3,FSVc,FV4に関して上
記シフトレジスタ部673およびマルチプレクサ部675と同
様の処理を行う出力部、680は信号DACTおよび▲
▼に応じて開放され、枠駆動部700にスイッチ信号▲
▼〜▲▼,▲▼および▲▼を導くゲ
ートアレイである。
690はD/A変換部900のチップセレクト信号DS1の付勢に
応じて、すなわちD/A変換部900のアクセスに際して信号
MRを制御部500に送出し、CPU501が発生するクロックE
のパルス幅を変更させるMR発生部である。
(4.5) A/D変換部
第18図はA/D変換部950の一構成例を示す。ここで、95
1はA/D変換器、953は温度センサ400の検出信号をA/D変
換器951に適合するレベルに増幅する増幅器である。
温度検出に際しては、制御部500はデータ出力部600の
デバイスセレクタ621を介してチップセレクト信号▲
▼を供給すると共に、ライト信号WR(ここでは▲
▼として図示)を送出する。これに応じてA/D変
換器951は温度センサ400から増幅器953を介して得られ
るアナログ量の温度検出信号のディジタル量への変換を
行い、その終了時に信号▲▼を付勢してA/D変
換の終了を制御部500に通知する。
制御500ではこれに応じてA/D変換器951にリード信号
▲▼(ここでは▲▼として図示)を供給
し、これに伴ってA/D変換器951はディジタル量の温度デ
ータを信号DD0〜DD7としてシステムバスを介し制御部50
0に送出する。
温度検出のタイミングは、有効表示領域104の先頭ラ
インから最終ラインまでの表示を絶えずリフレッシュす
るリフレッシュ駆動を行う場合には最終ライン駆動終了
から先頭ライン駆動開始までの垂直帰線期間に行うこと
ができる。また、表示データの変更が生じたときにその
ブロックまたはラインのみを書換える部分書換え駆動を
行う場合には、例えばタイマ割込みにより定期的に行う
ようにすることができる。
(4.6) D/A変換器および電源コントローラ
第19図はD/A変換部900および電源コントローラ800の
一構成例を示す。
D/A変換部900において、901はD/A変換器、903はその
出力を次段に適合するように増幅する増幅器である。
電源コントローラ800において、810,820,825,830およ
び840は、それぞれ、電圧信号V1,V2,VC,V3およびV4を発
生するための可変ゲイン増幅器であり、電圧V1は増幅器
903の出力を増幅器810に導くことにより、電圧V2,VC,V3
およびV4は増幅器810の出力をそれぞれ増幅器820,825,8
30および840に導くことにより生成する。821は増幅器81
0と820との間に介挿したインバータ、841は増幅器810と
840との間に介挿したインバータである。
ここで、電圧V1およびV2は、コモン側駆動部300に供
給するそれぞれ正および負の駆動電圧、電圧V3およびV4
は、セグメント側駆動部200に供給するそれぞれ正およ
び負の駆動電圧、電圧VCは各駆動部200,300に与える基
準電位である。また、これら電圧信号は枠駆動部700に
も供給する。
本例にあっては、VCを固定とし、このVCに対するV1,V
2,VC,V3,V4の差の比が、2:−2:0:1:−1となるように各
増幅器810,820,825,830および840のゲイン調整を予め行
っておく。
温度に応じた駆動電圧の変更設定に際しては、制御部
500はデータ出力部600のデバイスセレクタ621を介して
チップセレクト信号▲▼を供給し、D/A変換器901
の選択を行う。ここでD/A変換器901の動作の基本クロッ
クが制御部500とは異なるものであれば、信号▲
▼がデータ出力部600に配置したMR発生部690にも供給さ
れて信号MRが発生するので、制御部500は適切なクロッ
ク信号EをD/A変換器901に供給する。而して制御部500
はライト信号▲▼(ここでは▲▼として図
示)を付勢すると共に、変更設定用のディジタルデータ
をDD0〜DD7としてシステムバスを介しD/A変換器901に供
給する。これに応じてD/A変換器901は当該データをアナ
ログ信号に変換し、増幅器903を介し出力する。
これにより、増幅器810は電圧V1を発生するととも
に、V1に対して上記比を有する電圧V2,VC,V3およびV4が
生成される。
なお、第19図の例では第3図V1に応じて電圧V2等が生
成されるものとしたが、増幅器903の出力を各別に各可
変ゲイン増幅器810,820,825,830および840に導くように
してもよい。また、ゲインの調整のプログラマブルに行
うことのできる可変ゲイン増幅器を用いてもよい。ま
た、電源コントローラ800の構成は、各駆動部200,300等
の駆動の態様に応じて、多値の電圧を発生できるもので
あれば、上記構成にのみ限られず種々のものとすること
ができるのは言うまでもない。
(4.7) 枠駆動部
第20図は枠駆動部700の一構成例を示す。ここで、71
0,715,720,730,735および740は、それぞれ、電圧信号V
1,VC,V2,V3,VCおよびV4の供給路をオン/オフするスイ
ッチであり、データ出力部600のゲートアレイ680からイ
ンバータ711,716,721,731,736および741を介して供給さ
れるスイッチ信号▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼,▲▼および▲▼により制御される。
枠駆動に際しては、データ出力部600のレジスタ部630
に設けられたレジスタFV1,FCVcおよびFV2の内容に応じ
て、すなわち信号▲▼,▲▼および▲▼
の状態に応じてスイッチ710,715および720が切換えら
れ、V1,VC,V2の3値をとる波形の信号をコモンラインに
平行な枠用透明電極151に印加することができる。ま
た、レジスタFV3,FSVcおよびFV4の内容に応じて、すな
わち信号▲▼,▲▼および4の状態に応じ
てスイッチ730,735および740が切換えられ、V3,VCおよ
びV4の3値をとる波形の信号をセグメントラインに平行
な枠用透明電極150に印加することが可能となる。
(4.8) 表示器駆動部
(4.8.1) セグメント側駆動部
第21図はセグメント側駆動部200を構成するセグメン
ト駆動エレメント210の概略構成例を示す。ここで、220
は4ビットパラレルの画像データD0〜D3を順次入力し、
80ビットパラレルのデータに整列させる4×20ビットの
シフトレジスタであり、シフトクロックSCLKの入力に応
じて動作する。230は80ビットのラッチ部であり、画像
データD0〜D3が次段のセグメント駆動エレメント210の
シフトレジスタ220に導かれて行き、10個のエレメント2
10のシフトレジスタ220すべてに80ビットパラレルのデ
ータが整列したときに、すなわちデータ出力部600の▲
▼発生部645よりラッチ信号▲▼が与
えられたときに80ビットパラレルのデータをラッチす
る。
240はデータ出力部600からの信号▲▼,▲
▼,SM1およびSM2を受容し、所定の論理演算を行う
入力論理回路、250は入力論理回路240の演算データから
ラッチ部230の各ビットデータの内容に応じた各セグメ
ント駆動波形の規定データを発生する制御論理部であ
る。260は制御論理部250が発生するデータのレベルシフ
トを行うレベルシフタおよびバッファを有するスイッチ
信号出力部、270は電圧信号V3,VCおよびV4を受容し、ス
イッチ信号出力部260の出力に応じてスイッチングされ
てセグメントラインS80〜S1にV3,VCまたはV4を導くドラ
イバである。
第22図は第21図示のセグメント駆動エレメント210の
詳細な構成例を示す。シフトレジスタ220において、221
は1ビットすなわち1セグメントラインに対応したD型
のフリップフロップ、ラッチ部230において231はラッチ
回路である。また、スイッチ信号出力部260において261
はレベルシフタ、ドライバ270において275,273および27
4はスイッチ信号出力部260からのスイッチ信号に応じ
て、それぞれ、電圧VC,V3およびV4の供給経路をオン/
オフするスイッチである。
(4.8.2)コモン側駆動部
第23図および第24図は、コモン側駆動部300を構成す
るコモン駆動エレメント310の概略構成例および詳細な
構成例をそれぞれ示す。ここで、340は入力論理回路で
あり、データ出力部600のデコーダ部650からチップセレ
クト信号▲▼が与えられたときに、信号CA5,CA6,CE
Nによりブロック選択を行う他、ライン選択用信号CA0〜
CA4、信号▲▼、CM1およびCM2を受容して所定
の論理調整を行う。
345は入力論理回路340から供給される信号CA0〜CA4に
係るラインデータを基に駆動すべきコモンラインの選択
を行うデコーダ部であり、1つのエレメント310におい
て80ラインの選択が可能である。本例においては20ライ
ンを1ブロックとし、1つのエレメント310には4つの
ブロックを割当てており、第24図にあってはデコーダ部
345を20ライン分のデコードを行う部分毎に破線にて囲
んである。
350は制御論理部であり、入力論理回路340が供給する
信号CM1,CM2および▲▼に係る駆動データか
ら、入力論理回路340が選択したブロック、あるいはさ
らにデコーダ部345が選択したラインの駆動波形規定デ
ータを発生する。
360は制御論理部250が発生するデータのレベル変換を
行うレベルコンバータおよびバッファを有するスイッチ
信号出力部、370は電圧信号V1,VCおよびV2を受容し、ス
イッチ信号出力部360の出力に応じてスイッチングさ
れ、コモンラインC1〜C80にV1,VCまたはV4を選択的に供
給するドライバである。
本例においてはかかる構成のコモン側エレメント310
を5個備えており、すなわち有効表示領域104には400本
のコモンラインが対応する。
なお、第24図において361はレベルコンバータ、375,3
71および372は、スイッチ信号出力部360からのスイッチ
信号に応じて、それぞれ、電圧VC,V1およびV2の供給経
路をオン/オフするスイッチである。
(4.9) 駆動波形
(4.9.1) 表示器の概略
第25図は表示器100を模式的に示す。ここで、comおよ
びsegは、それぞれ、上部基板110に設けたコモン側透明
電極114に対応するコモンラインおよび下部基板120に設
けたセグメント側透明電極124に対応するセグメントラ
インであり、これらの間にFLCが設けられている。Fcom
およびFsegは、それぞれ、コモンラインcomの配設範囲
の両側にコモンラインcomと平行に設けた枠用コモンラ
イン、およびセグメントラインsegの配設範囲の両側に
セグメントラインsegと平行に設けた枠用セグメントラ
インである。而して、コモンラインcomとセグメントラ
インsegとの第25図上の交叉部分の集合に対応した表示
画面102上の領域が有効表示領域104をなし、枠用コモン
ラインFcomと枠用セグメントラインFsegおよびセグメン
トラインsegとの交叉部分、並びに枠用セグメントライ
ンFsegとコモンラインcomとの交叉部分の集合が有効表
示領域104外の枠部106をなす。
なお、第25図においては、簡略化のためにコモンライ
ンcomおよびセグメントラインsegを各4本ずつ、枠用コ
モンラインFcomおよび枠用セグメントラインはFsegを両
側に各1本ずつ示しているが、本実施例においてコモン
ラインcomは400本、セグメントラインsegは800本配置さ
れて1本ずつ駆動可能であり、枠用コモンラインFcomお
よび枠用セグメントラインFsegは両側に16本ずつ配置さ
れて一括駆動されるのは前述の通りである。
(4.9.2) 表示器の駆動態様
本実施例において、表示器100は次のように駆動され
る。
有効表示領域104に関しては、上記(3.5)において述
べたように、ブロックアクセスモードにおいては、まず
ブロック消去がなされ、次いでライン毎の書込みがなさ
れる。また、ラインアクセスモードにおいては、ライン
毎の書込みのみが行われる。本例においては、領域104
を、ブロックアクセスモードにおけるブロック消去時
と、同モードにおけるライン書込み時と、ラインアクセ
スモードにおけるライン書込み時とで異った波形で駆動
する。
また、ラインアクセスモードにおいては、温度範囲45
℃〜35℃、35℃〜15℃および15℃〜5℃に応じて、それ
ぞれ、A波形、N波形およびC波形の3種の波形で書込
みを行う。
これらモードと参照図面との対応を示せば以下の通り
である。
ブロックアクセスモードのブロック消去時
→第26図(A),(B)および第27図
ブロックアクセスモードのライン書込み時
→第28図(A),(B)および第29図
ラインアクセスモードにおける45℃〜35℃の範囲
→第34図
ラインアクセスモードにおける35℃〜15℃の範囲
→第30図(A),(B)、第31図、第32図、第33図
(A)および(B)
ラインアクセスモードにおける15℃〜5℃の範囲
→第35図
枠部106に関しては、枠用コモンラインFcomに沿った
枠部(以下横枠という)と枠用セグメントラインFsegに
沿った枠部(以下縦枠という)とを異った時点で、かつ
異った波形で駆動する。すなわち、横枠に関しては有効
表示領域の非アクセス時(例えばリフレッシュ駆動時に
おいては垂直帰線期間、部分書換え時にはタイマによる
割込み時)においてラインFcomとラインFsegおよびseg
とを駆動することにより形成し、縦枠に関してはいずれ
のモードにおいてもライン書込み時にコモンラインcom
の駆動波形に合せた波形で枠用セグメントラインFsegを
駆動することにより、コモンラインcomとの協働で形成
されるようにする。
(4.9.3) 1H=1H*のときの有効表示領域の駆動波形
本実施例においては、ブロックアクセスモードのブロ
ック消去時、同モードのライン書込み時およびラインア
クセスモードのN波形選択時(35℃〜15℃の範囲)で1
水平走査期間(1H)を3分割し、それぞれのΔTの期間
においてコモンラインcomにはV1,VCまたはV2が、セグメ
ントラインsegにはV3,VCまたはV4が供給されるようにす
る駆動を行う。
第1表はデータ出力部600のレジスタ部630におけるレ
ジスタ領域CL1〜SC2に設定するデータの一例を示す。表
において“×”は未使用のビットであり、本例では第42
図につき後述する処理手順の起動時においてレジスタ領
域CL1〜SB2の第6〜第4ビットおよび第2〜第0ビット
にそれぞれ第1表に示す所定のデータが展開されるよう
にする。そして一方では、処理手順実行の過程において
適宜、駆動モードのレジスタ領域DMにブロックアクセス
モードにおけるブロック消去と、同モードにおけるライ
ン書込みと、ラインアクセスモードにおけるライン書込
みとを弁別してマルチプレクサ部671がレジスタCB1〜SB
2、レジスタCL1〜SL2またはレジスタCC1〜SC2を選択す
るようにするデータと、マルチプレクサ665および669を
切換え、bit6〜4あるいはbit2〜0の3ビットが選択さ
れて1ビットが順次ΔTの期間出力されるようにするデ
ータとを格納する。
第2表および第3表は、それぞれ、コモン駆動エレメ
ント310およびセグメント駆動エレメントの真理値表を
示す。これら表において、“×”は“1"または“0"のい
ずれであっても選択される駆動電圧Vが影響受けない場
合である。また、第3表においてQは1ビットの画像デ
ータ、すなわちラッチ部230のラッチ231(第22図参照)
から出力される画像データであり、Q=0で白データ
が、Q=1で黒データが出力されるものとする。
第26図(A)は、レジスタCB1およびCB2の内容(第1
表参照)による信号CEN,▲▼,CM1,CM2の波形と
コモン駆動エレメント310のロジック(第2表参照)に
よってコモンラインcomに印加される電圧信号Vの波形
とを示す。また、同図(B)は、レジスタSB1およびSB2
の内容(第1表参照)による信号SEN,▲▼,SM
1,SM2の波形と、セグメント駆動エレメント210のロジッ
ク(第3表参照)によってセグメントラインsegに印加
される電圧信号Vの波形とを示す。
従って、ブロックアクセスモードのブロック消去時に
は、チップセレクト信号▲▼により選択されたエレ
メント310の駆動に係り信号CA5,CA6により選択されたブ
ロックにおいてコモンラインcomとセグメントラインseg
との交叉点には、それぞれのラインへの印加電圧の差
分、すなわち、第27図に示すような電圧信号の合成波形
が加えられることになる。そして、期間ΔTにわたって
印加される電圧の値3V0により当該ブロックの情報はす
べて白データにクリアされる。
なお、このとき、ΔTないし1Hと電圧V1〜V4,VCとは
温度に応じて補正されているのは前述の通りである。
第28図(A)は、レジスタCL1およびCL2の内容による
各信号CEN等の波形と、コモン駆動エレメント310のロジ
ックによってコモンラインcomに印加される電圧信号V
の波形とを示す。同図(B)は、レジスタSL1およびSL2
の内容による各信号SEN等の波形と、セグメント駆動エ
レメント210のロジックおよび画像データの内容(Q)
によってセグメントラインsegに印加される波形とを示
す。
従って、ブロックアクセスモードのライン書込み時に
は、チップセレクト信号▲▼および信号CA5,CA6に
より選択されたエレメント310のブロックにおいて信号C
A1〜CA4により選択されたコモンラインcomとセグメント
ラインsegとの交叉点には、第29図(A)または(B)
に示す電圧信号の合成波形が加えられることになる。こ
こで、第29図(A)に示すような波形が印加される点で
は、表示データの変更は生じない。すなわち、その点は
先に行ったブロック消去によって白データとなった状態
を保持する。一方、第29図(B)に示すような波形が印
加される点では、最初の期間ΔTにわたって印加される
電圧値3V0により白データが得られる状態となるが、続
く期間ΔTにわたって印加される電圧−3V0により表示
データが反転して黒となる。
第30図(A)は、ラインアクセスモードのライン書込
み時において、35℃〜15℃の温度範囲でレジスタCC1お
よびCC2の内容と設定に基づいて出力される各信号CEN等
の波形と、これらに応じてコモン駆動エレメント310の
ロジックによってコモンラインcomに印加される電圧信
号Vの波形(N波形)を示す。同図(B)は、同じくレ
ジスタSC1およびCS2の内容に基づいて出力される各信号
SEN等の波形と、これらに応じてセグメント駆動エレメ
ント210のロジックおよび画像データの内容(Q)によ
ってセグメントラインsegに印加される波形とを示す。
なお、これらは当該温度範囲においてのノーマル波形
を示したものであり、1ライン毎にもしくは数ライン毎
に反転波形で駆動を行う場合にはレジスタCC1およびCC2
の内容を適切に設定して、信号CEN等に応じ第30図
(A)に示すコモンラインcomへの波形を反転させた波
形が出力されるようにすればよい。なお、セグメントラ
インsegへの出力波形は同図(B)に示すものでよい。
これにより、ラインアクセスモードのライン書込み時
には、選択されたコモンラインcomとセグメントラインs
egとの交叉点には、第31図(A)または(B)に示す電
圧信号の合成波形が加えられる。ここで、第31図(A)
に示すような波形の電圧信号が印加される点では、最初
の期間ΔTおよび次の期間ΔTにわたってそれぞれ印加
される電圧2V0およびV0により、白データを得る条件の
閾値を越え、最後の期間ΔTに印加される電圧V4では黒
データを得る条件の閾値を越えないので、表示は白とな
る。また、同図(B)に示す波形が印加される点では、
最初の2ΔTの期間で表示が白となるが、最後の期間Δ
Tに印加される電圧−3V0によって表示が反転し、黒デ
ータが表示されることになる。
第32図と第33図(A)および(B)とは、それぞれ、
当該反転波形とQ=0のときの合成波形およびQ=1の
ときの合成波形とを示すものであり、反転波形に対して
もそれぞれ白データおよび黒データが得られている。
(4.9.4) ライン内反転を含む駆動波形
第34図(A)〜(E)は45℃〜35℃の温度範囲での駆
動波形を示し、図中(A)はコモンラインcomに印加さ
れるA波形、(B)および(C)は、それぞれ、Q=1
およびQ=0に応じてセグメントラインsegに供給され
る波形である。A波形は、基本的には第30図(A)に示
したN波形とこれを反転させた波形とを組合せたもので
あり、ノーマル波形I′および反転波形Iはそれぞれ3
ΔTで1H*を構成する。そして、これら波形の間には適
切な休止期間、例えば1H*を設け、3H*で1H、すなわち1
水平走査期間が構成される。ΔTの値は、温度条件等に
応じROM503内からタイマTMR2の設定データ(TCONRL)を
読出すことにより適切に設定される。
同図(D)および(E)は、同図(A)のA波形に対
し(B)および(C)のようにセグメントラインsegの
波形を加えることにより、それぞれ、黒データおよび白
データが表示されることを示しており、ハッチングを施
した部分が書込みに関与する。なお、これらと第30図〜
第33図の場合とではセグメントラインの波形および書込
みがなされる合成波形の部分が極性が逆になっている
が、これはA波形を用いる場合にはN波形の場合に比し
てΔTが小であること等に基づくものであり、セグメン
トラインへの印加波形はレジスタSC1,SC2への変更設定
に応じて変更される。
第35図(A)〜(E)は、15℃〜5℃の温度範囲での
駆動波形を示し、図中(A)はコモンラインcomに加え
られるとC波形、(B)および(C)は、それぞれ、Q
=1およびQ=0に応じてセグメントラインsegに加え
られる波形、(D)および(E)は、それぞれ、Q=1
およびQ=0の場合の合成波形(それぞれ黒および白)
を示しており、ハッチングを施した部分で書込みがなさ
れる。
C波形において、ノーマル波形I′および反転波形I
はそれぞれ2ΔTで1H*を構成し、これらは例えば1H*の
休止期間をもって組み合されている。
これら第34図および第35図に示すように、A波形およ
びC波形はライン内反転を含むものであるが、さらにMH
反転を行い、加えてフレーム反転をも行うようにする。
いま、第36図に示すように、ある時点での画面(1F)
において第m番目のセグメントラインとスキャン方向sc
an上の第n−1〜第n+2番目のコモンラインとの交叉
点に、それぞれ「白」、「白」、「黒」、「黒」が表示
されていたものとする。これを次画面(2F)でスクロー
ルを行った場合、1Fにおいてセグメントラインと第n+
3番目のコモンラインとの交叉点が「白」であったとす
ると、2Fにおいてセグメントラインと第n−1〜第n+
2番目のコモンラインとの交叉点の表示データは、それ
ぞれ、「白」、「黒」、「黒」、「白」となる。
第37図は、第34図示のA波形でMH反転およびフレーム
反転を行いつつ第36図示のように表示を行う場合の駆動
態様を説明するための説明図である。なお、簡単のため
にここでは1ライン毎および1フレーム毎の反転を行う
場合を示している。
1Fの期間においては、同図左上の部分に示すようにコ
モンラインcom n−1,n+1,n+2にはA波形とこれを反
転させた波形とがライン毎に順次に加えられている。そ
してこのとき、セグメントラインsegmに1H毎に加えられ
る波形(それぞれ「白」,「白」,「黒」,「黒」に対
応)に応じて、同図左下の部分に示すようにハッチング
を施した部分で書込みが行われる合成波形が得られるこ
とになる。
次いで、2Fの期間においては、同図右上の部分に示す
ようにコモンラインcom n−1,n,n+1,n+2には1Fにお
いて対応ラインに加えられた波形を反転させた波形が順
次供給される。そしてこのときセグメントラインsegに1
H毎に加えられる波形(2Fでは1Fでのデータがスクロー
ルされているので、それぞれ「白」,「黒」,「黒」,
「白」に対応)に応じて、同図右下の部分に示すように
ハッチングを施した部分で書込みが行われる合成波形が
得られることになる。
(4.9.5) ラインアクセスモードでの温度とΔTまた
はVとの関係
第38図はラインアクセスモードにおける温度とそれに
応じて選定したΔTとの関係の一例、第39図は同じく温
度とそれに応じて選定したV値との関係の一例を示す。
いずれにおいても45℃〜35℃の範囲ではA波形、35℃〜
15℃の範囲ではN波形、15℃〜5℃の範囲ではC波形で
駆動を行う場合である。
また、第40図の実線はこのように駆動を行ったときの
温度と画面の応答性とを示した図である。本願人が用い
た表示素子CS1017(チッソ社製)では、45℃〜5℃の範
囲でN波形のみでΔTおよびVを適切に変更しつつ駆動
を行った場合、同図破線で示すように18〜3Hzにわたっ
て応答性が変化したが、温度に応じた波形,ΔTおよび
Vの変更を行うと同図実線で示すように応答性はほぼ8H
zに平均化することができた。
(4.9.6) 枠駆動の態様
本例においては、前述のように、横枠については垂直
帰線期間または定期的に、A/D変換部950の駆動開始と同
時に形成し、縦枠については有効表示領域104のライン
書込み時に形成する。また、枠は有効表示領域104の背
景色と同色、すなわち情報を黒で表示する場合には白色
で設けるようにする。
第4表は枠駆動部700のスイッチングを行って枠形成
を行うめにレジスタFV1,FCVc,FV2,FV3,FSVcおよびFV4に
設定するデータを示す。ここで、枠用コモンラインFcom
に関しては、有効表示領域104の駆動からはほぼ独立し
たものであるから、各データ▲▼,▲▼およ
び▲▼の内容の変更設定は行わない。本例では、枠
用コモンラインFcomの駆動データとして、横枠形成時に
第26図(A)に示すコモンラインcomの駆動波形と同じ
い波形が得られるように設定を行っておく。
一方、枠用セグメントラインFsegに関しては、横枠形
成時と、ブロックアクセスモードのライン書込み時にお
ける縦枠形成時と、ラインアクセスモードにおけるライ
ン書込み時とで枠用コモンラインFcomないしはコモンラ
インcomの駆動波形が異なることから、それぞれに合せ
て白データが表示されるように各レジスタFV3,FV4およ
びFSVcの変更設定を行う。
具体的には、枠用セグメントラインFsegの駆動データ
として、横枠形成時には第26図(B)に示すセグメント
ラインsegの駆動波形と等しい波形が、ブロックアクセ
スモードのライン書込み時における縦枠形成時には第28
図(B)に示すセグメントラインsegのQ=0のときの
駆動波形と等しい波形が、ラインアクセスモードのライ
ン書込み時における縦枠形成時には第30図(B)、第34
図(C)または第35図(C)に示すセグメントラインse
gのQ=0のときの駆動波形と等しい波形が得られるよ
うに変更設定を行う。
この結果、横枠については第27図示の波形で駆動され
て形成され、縦枠についてはブロックアクセスモードに
おいては第29図(A)に示す波形で、ラインアクセスモ
ードにおいては第31図(A)、第33図(A)、第34図
(E)または第35図(E)に示す波形で駆動されて形成
されることになる。
(5) 表示制御
(5.1) 制御手順の概要
本例に係る表示制御の主要な特長は2つある。1つに
は、表示制御装置50側からワードプロセッサ本体1へ、
Busy信号を送ることによってデータの授受と表示画面10
2の動作との同期をとることである。これは、本質的に
は、FLCを用いた表示素子が、その動作を有効とするた
めに温度によって1水平走査期間が変化するようにした
ことに起因している。
2つには、通常のワードプロセッサが画像データのみ
を順次、周期的かつ連続的に(いわゆるリフレッシュモ
ードで)転送するのに対して、本例のワードプロセッサ
本体1は画像データの前に、かかるデータによって駆動
される画素を指定するためのアドレスデータを転送する
ことであり、さらには、これらデータをリフレッシュモ
ードではなく、アドレスデータによって特定の部分のみ
の画像データを転送して駆動することを可能とするもの
である。これはFLCを用いた表示素子が記憶性を有する
ことによって、情報の更新が必要な画素のみをアクセス
すれば足りるということに由来している。
なお、上記表示制御を可能とするために、本例のワー
ドプロセッサ本体1は、通常のワードプロセッサが有す
る機能に加え、Busy信号を受け取ってアドレスデータの
転送を中止する、およびアドレスデータを例えば水平同
期信号にのせて転送する、機能を有するものである。
上記表示制御における特長、特に2番目の特長を有効
に用いることにより、以下で示す2つの表示制御形態が
実施される。
すなわち、ブロックアクセスとラインアクセスであ
る。ブロックアクセスとは、例えば、走査電極線20本を
1ブロックとし、有効表示領域104の1ブロック分の画
面を1度に消去し、かかるブロックを例えば全「白」と
して、以下、順次ブロックの1走査線毎に情報のアクセ
スを行い、文字等を書き込むものである。これに対し
て、ラインアクセスは1走査線毎にアクセスを行い、情
報の書き込みを行うものであり、予め全「白」にするこ
とはない。
これら表示制御形態をプログラムフローで示したのが
第41図であり、以下、第41図を参照して、本例における
表示制御の概要を説明する。
第41図において、まず、ワードプロセッサ本体1の電
源が“ON"となると、
INITルーチンが自動的に開始される(ステップS10
1)。ここでは、Busy信号を“ON"としてパワーON時にお
けるそれぞれ枠106の駆動,有効表示領域104の消去およ
びそのための温度補償が行われ、最後にBusy信号を“OF
F"として割り込み要求▲▼または▲▼
が来るまで待つ。この割込み要求▲▼または▲
▼は、ワードプロセッサ本体1からアドレスデ
ータが転送されることによって発生されるものであり、
アドレスデータが来なければプログラムは実行されず、
表示画面102に止まったままである。
次に、アドレスデータが転送されて割り込み要求がか
かると、この内部割り込み要求が▲▼か、ある
いは▲▼かに応じて、ステップS102の手順によ
り、▲▼であればLSTRルーチンへ、▲
▼であればBSTARTルーチンへ、それぞれ進む。この分岐
によって、上述したブロックアクセスかラインアクセス
かが別れる。すなわちLSTRルーチンへ進めばラインアク
セスとなり、BSTARTルーチンへ進めばブロックアクセス
となる。
ところで、▲▼あるいは▲▼の設定
は、本例にあっては、表示制御装置本体50の適切な部位
に配設された切換手段520によって、予め手動で行われ
る。
かかる切換手段520によってラインアクセスモードに
設定され、▲▼が発生したとき、
LSTRルーチンへ進むべく以下のようなプログラムが実
行される。まずLSTRルーチンへ進む前に、ステップS103
でINITルーチンで得られた温度補償データに基づき、第
12図に示すルックアップテーブルのラインアクセスモー
ドデータを参照し、タイマTMR2のレジスタTCONRにライ
ンアクセス用のシステムクロックデータを設定する。
次にステップS104にてフレームカウンタFCNT,ライン
カウンタLCNTおよび波形認識レジスタCXの設定を行う。
ここで、フレームカウンタFCNTおよびラインカウンタLC
NTはそれぞれNフレーム毎およびMライン毎に駆動波形
を反転するために設けられたカウンタであり、また、波
形認識レジスタCXはFLCの温度に応じて駆動波形を変更
するために設けられたレジスタである。すなわち、本ス
テップでは、何フレーム毎および何ライン毎に駆動波形
を反転させるかの設定を行い、また、INITでの温度補償
のデータに基づき後述する3つの波形のどの波形を用い
るのかを演算し、レジスタCXにそのデータを設定する。
なお、レジスタCXへのデータ設定は温度データに基づく
テーブル参照によって行うようにしてもよい。ステップ
S105では温度データに基づき、第12図に示すラインアク
セス用ジャンピングテーブルを参照し、3つの波形A波
形,N波形,C波形に応じたそれぞれのルーチンLSTRA0,LST
RN0あるいはLSTRC0のいずれへ進むかの判断を行う。
以降、上述した3つのルーチンのいずれかとそれに後
続するルーチンを実行することによってライン書込みを
行う。このライン書込みはフレーム毎およびライン毎、
さらにはA波形,C波形にあっては1水平走査期間内で駆
動波形の極性反転をして行うものである。
プログラム実行がフレームの最終ラインアクセスのル
ーチンへ移行すると最終ラインのライン書込みを行い、
次に枠駆動および温度補償データの更新を行い、Busy信
号を“OFF"として割り込み要求▲▼を待つ。割
り込み要求▲▼があると駆動波形を変更するか
否かの判断をし、波形に応じたLSTRルーチンが再び起動
される。
一方、上述した切換手段520によってブロックアクセ
スモードに設定された場合、アドレスデータ転送によっ
て、▲▼が発生したとき、
BSTARTルーチンが起動される。ここでは、Busy信号を
“ON"とし、転送されたアドレスデータを読み、かかる
データがブロックの先頭ラインか、有効表示領域104の
最終ラインか、あるいは上記以外のラインか、を判断す
る(ステップS107およびS108)。ここで、アドレスデー
タが先頭ラインで、最終ラインでもないとき、
LINEルーチンへ分岐する。ここでは、転送された画像
データを基に1ライン分のライン書き込みを行う。次
に、Busy信号を“OFF"として、割り込み要求を待つ(ス
テップS109)。ここで、内部割り込み要求▲▼
があると、再びBSTARTルーチンが起動される。
ステップS108でアドレスデータが有効表示領域104の
最終ラインであると、
FLINEルーチンへ実行が分岐する。ここでは、1ライ
ン分のライン書き込みを行う。次に、枠駆動および温度
補償データの更新を行ない、Busy信号を“OFF"として、
割り込み要求を待つ(ステップS110)。ここで、割り込
み要求▲▼があると再びBSTARTルーチンが起動
される。
ステップS108で、アドレスデータがブロックの先頭ラ
インであれば、
BLOCKルーチンへ実行が分岐する。ここでは、アドレ
スで指示されたラインの属するブロック全てを消去し、
かかるブロックの領域を「白」とする(ステップS11
1)。次にLINEルーチン(ステップS109)へ進み、前述
したのと同様な処理を行う。上述したような手順で、ブ
ロックアクセスモードでの表示制御を行い、情報の書き
込みを行う。
また、ワードプロセッサ本体1がパワーダウン信号▲
▼を制御部500へ送出すると、この信号によ
って、ノンマスカブリ割り込み要求NMIがかかり、PWOFF
が起動される。ここでは、Busy信号を“ON"とし、有効
表示領域104の消去を行い、全ての領域を「白」とす
る。次に、パワーステータス信号およびBusy信号を“OF
F"とし、これによりワードプロセッサ本体1の電源が遮
断される(ステップS112)。
上述したことから明らかなように、表示制御の2つの
形態、すなわち、ブロックアクセスおよびラインアクセ
スのいずれの形態が実施されたとしても、アドレスデー
タが、全有効表示領域に亘って順次、周期的かつ連続的
に転送されてくる場合には、リフレッシュ駆動となり、
また、ある所定の部分のアドレスデータが間欠的に転送
されてくるのであれば、部分書き換え駆動となる。
なお、以下で記述する制御手順の詳細においては、本
体1側からは、アドレスデータおよび画像データをリフ
レッシュモードで転送してくることを前提として説明を
行う。
(5.2) 制御手順の詳細
(5.2.1) 電源オン(初期時)
ワードプロセッサ本体1の電源がオンとされたとき、
自動的に起動される処理について、第42図および第43図
を参照して説明する。
第42図は、起動される処理のフローチャートを示し、
これは第41図にて前述したINITルーチンである。第43図
は、INITルーチンおよび後述するPWOFFルーチンのタイ
ムチャートを示しており、以下、ステップ毎に制御部50
0が行う処理について説明する。
S201:
パワーステイタス(P ON/OFF)信号を“ON"、および
信号Lightを“OFF"とし、同時にデータ出力部600を介し
てBusy信号を“ON"としてワードプロセッサ本体1へ出
力する。このBusy信号を出力している間、ワードプロセ
ッサ本体1からアドレスデータは転送されない。これ
は、FLC表示素子を有効に駆動するために、1水平走査
期間を温度によって変化させていることに由来する。す
なわち、有効表示領域104でのFLC表示素子駆動時間と、
ワードプロセッサ本体1からのデータ転送時間、換言す
ればワードプロセッサ本体1内のVRAM動作時間との同期
が完全にとれないために、表示制御装置本体50側がBusy
信号を出力することによって、同期をとっているもので
ある(第43図,時点:以下数字のみ記す)。
S203:
データ出力部600のレジスタ部630内の所定領域に、初
期枠部駆動および有効表示領域駆動用の駆動波形発生制
御データを設定する。これは、制御部500内のROM503に
格納された波形発生制御データを、第1表および第4表
のようにデータ出力部600のレジスタ部630に設定するも
のである。
S205:
初期枠駆動のための駆動電圧値および1水平走査期間
の基本となるシステムクロックのそれぞれデータを、D/
A変換部900および制御部500のタイマTMR2におけるレジ
スタTCONRに設定する。また、ブロックアクセス,ライ
ンアクセスおよびバワーオン/オフ時におけるブロック
アクセスそれぞれの基本タイムデータを設定する。
S207:
制御部500は、データ出力部600から枠駆動部700へ枠
駆動制御データを転送し、これに基づき枠駆動部700は
枠駆動を行う。かかる駆動によって、枠部106の画質を
良好なものとし、表示画面102を常に良好な状態に保
つ。これは、有効表示領域104を駆動している間に、枠1
06にも電圧が印加されて光の透過率が変化し、枠106の
一部が濁って画質の劣化を招かないようにするためであ
る。
また、本例にあっては、枠部106は「白(光源FLから
の光を透過する配向状態)」、有効表示領域104を「白
(光を透過する状態)」となし、文字情報等を「黒」で
表示するものとする。なお、これら表示における「黒」
および「白」による画定は上例に限られたものでなく、
「黒」と「白」とを反転した表示も、あるいは、枠106
と有効表示領域104とを区別する表示も、本例に係る装
置によって可能である。
本ステップS207における枠駆動は、1水平走査期間に
亘って行われるものであるが、この間には、第2図中、
下部ガラス基板120に配設された枠用透明電極150および
セグメント電極124と、上部ガラス基板110に配設され
て、コモン電極114と平行な枠用透明電極151とに電圧信
号を印加して駆動を行う。従って、枠部全ての駆動がこ
の間になされたものではなく、残余の枠部(縦枠)の駆
動は、ステップS213にて後述する有効表示領域104の消
去時に、コモン電極を併用することによって行われる。
また、本ステップでは、上述した枠駆動と同時にA/D
変換が行われる。かかるA/D変換は、温度センサ400で検
出された表示画面102の周囲温度情報、すなわちFLC温度
情報を、A/D変換部950で読込み、ディスプレイデータに
変換するものである(時点および)。
S209:
温度補償を行う。すなわち、上記で得られたA/D変換
データを読み、制御部500内のROM503に格納されたルッ
クアップテーブル(第12図)を参照し、温度補償された
駆動電圧V,システムクロック,ディレイデータをそれぞ
れ得る。
上述した処理を、第44図を参照し、以下で詳細に説明
する。第44図はA/D変換データを駆動電圧V,1水平走査期
間の基本となるシステムクロック,各ディレイタイムに
それぞれ変換するときのアルゴリズム、およびルックア
ップテーブルを示しており、例えば同図に示す温度デー
タ80Hが得られたとする。この80Hは、テーブルにおける
アドレス下位ビットを示しているものであり、先のA/D
変換においては、アナログ温度データをアドレス下位ビ
ットに対応するディジタル温度データに変換する走査を
行っている。
ここで、制御部500の演算装置ALUは、データ0080H
に、駆動電圧データテーブルエリア(D/A変換部関連デ
ータエリア)のアドレス上位ビットデータに相当するE9
00Hをオフセットする。これにより、インデックスレジ
スタIXの内容をE980Hとし、このアドレスに相当するデ
ータを得る。この温度補償された駆動電圧値をD/A変換
部900を介して電源コントローラ800へ出力することにな
る。次に演算装置ALUは、インデックスレジスタIXの下
位ビットデータはそのままに、上位ビットデータを1だ
けインクリメントし、その内容をEA80Hとする。これ
は、テーブル中のシステムクロックテーブルのアドレス
に相当し、これによって温度補償されたデータを得る。
この1水平走査期間の基本となるシステムクロックデー
タをタイマTMR2のタイムコンスタントレジスタTCONRに
設定する。
同様の処理によって、以下、ブロックアクセス,ライ
ンアクセス,およびパワーオン/オフ時のブロックアク
セスにおける各ディレイタイムデータを、それぞれタイ
マTMR1用のレジスタCNTB,CNTL,およびCNTBBに設定す
る。
S211:
有効表示領域104の駆動開始時間の同期をとる。すな
わち、プログラム上のアクセス開始と実際の有効表示領
域駆動開始の完全な同期をとるため、制御部500のタイ
マTMR2が有するクロック出力パルスToutの、例えば立上
りエッヂが来たときに、制御部500のCPUの内部割り込み
要求IRQ3をかける。これによって有効表示領域の実際の
駆動開始とする(時点)。
S213:
有効表示領域104の消去、すなわち全領域を、本例に
おいては全「白」とする。これにより、先の枠駆動と相
埃って、パワーオン時における表示画面102を良好なも
のとする。
これら有効表示領域104の消去は、ブロック毎に、例
えば走査線20本を1ブロックとして駆動するものであ
り、従って1水平走査期間で1ブロックが消去される。
また、この駆動は、ワードプロセッサ本体1から、全
有効表示領域104を「白」とする画像データを受け取っ
て行われるものではなく、所定のブロック消去波形を、
前述したようにプログラム上自動的に設定することによ
り行われるものである。このことによって、パワーオン
/オフ時の有効表示領域消去が可能となる。
S215
1水平走査期間の調整を行う。すなわち、レジスタCN
TBBのディレイデータをカウンタに設定し、このデータ
を基にタイマTMR1は自己のクロックパルスをカウントす
る。これにより、有効表示領域104とプログラム実行時
間との1水平走査期間の調整を行い、所定の時間が来た
時点で内部割り込み要求IRQ3を発生する。
すなわち、タイマTMR1は、ステップS205で設定した基
本タイムデータとステップS209で得られた温度補償によ
るディレイタイムデータとから、所定の時間を設定し、
ある適切な時点からかかる時間をカウントしたとき、内
部割り込み要求を発生するものである。
S216:
上記ステップS211,S213,およびS215は、1ブロック毎
に、すなわち1水平走査毎にその都度行われる。従っ
て、本ステップにおいては、有効表示領域104の全ブロ
ックが終了したか否かを判断し、否定判断であれば再び
ステップS211へ戻り、上記処理を全ブロック終了まで繰
り返す(時点)。
S217:
ステップS216で全ブロック(有効表示領域)が終了し
たと判断したら、Busy信号を“OFF"とし、ワードプロセ
ッサ本体1から信号Dの転送を可能とする。同時に、信
号Lightを“ON"とする。このとき、ワードプロセッサ本
体1の操作者は、本体1の電源をオンとした後、表示画
面102が表示されることによって、電源がオンとされた
ことを感覚するのであるが、それ以前に、上述したステ
ップS201〜S215の処理、とりわけ表示画面102の枠106お
よび有効表示領域104の駆動が、初期表示制御として既
になされているわけである(時点)。
S219:
割り込み要求▲▼あるいは▲▼を待
つ。これら▲▼あるいは▲▼は、ワー
ドプロセッサ本体1からアドレスデータが転送されて来
たとき発生するものであり、これによって後述する各プ
ログラムの実行が開始される。従って、アドレスデータ
が転送されて来るまでは、待機プログラムを実行し、コ
モンライン,セグメントラインとも同電位に保持して、
もしくはアース状態とする。このとき表示画面102は停
止したままである。なお、この代りに、表示装置100へ
の電源供給を停止する、例えば電源コントローラ800自
体への電源供給を断って電圧信号の発生をオフとしても
よい。
ところで、既述したように、▲▼あるいは▲
▼のどちらかの割込み要求が発生するかは、予
め設定されているものであり、これら設定は、例えばワ
ードプロセッサ操作者の使用形態、ワードプロセッサで
取り扱うデータ等によって、任意、操作者によって行わ
れる。
(5.2.2) ブロックアクセス
前述した所定の初期制御(INITルーチン)の後で、割
り込み要求▲▼によって起動されるブロックア
クセス表示制御について、第45図(A)〜(D),第48
図(A)および(B)を参照して説明する。
第45図(A)〜(D)は、それぞれ、制御部500のROM
503に、第12図で示す形態で格納された表示制御にかか
るプログラムのフローチャートであり、ブロックアクセ
ス表示制御の各段階でそれぞれ起動される。
第48図(A)および(B)は、かかる表示制御のタイ
ムチャートを示す。
Busy信号を“OFF"として(第48図の時点:以下数字
のみ記す)、待機状態にあった制御部500は、アドレス
データが転送されてきたことによって(時点)、発生
する割り込み要求▲▼の入力(時点)により
第45図(A)で示すBSTARTルーチンを起動する(時点
)。以下、第45図(A)を参照して、BSTARTルーチン
での表示制御の説明を行う。
S301:
アドレスデータを読む。データ出力部600に転送され
たアドレスデータRA/Dを制御部500に読み込む。
S303:
読み込んだアドレスデータを基に、上記(4.3.2)で
述べたようなアドレス変換を行い、第12図に示すジャン
ピングテーブルを参照して実行されるべきプログラムの
アドレス設定を行う。
S305:
Busy信号を“ON"として(時点)、次のアドレスデ
ータ転送を拒否する。
S307:
ステップS303で設定したアドレスのプログラムへ実行
を分岐する(時点)。ここで、アドレスデータRA/D
が、ブロックの先頭ラインアドレスであればBLOCKルー
チンへ、有効表示領域の最終ラインアドレスであればFL
INEルーチンへ、上記以外のアドレスであればLINEルー
チンへ実行が分岐されることになる。
第45図(B)に示すBLOCKルーチンが起動されたとき
には以下の処理を行う。
S309:
アドレス変換および設定を行う。すなわち、データ出
力部600のレジスタ部630内のレジスタRA/D L,RA/D Uに
転送されたアドレスデータRA/Dを読み込み、かかるアド
レスデータを基にして、上記(4.3.3)で述べたよう
に、駆動すべきラインの選択を行うためのアドレス変換
を行う。この変換されたアドレスで第12図に示すライン
テーブルを参照し、かかるアドレスデータを得る。この
データをデータ出力部600のレジスタ部630内のレジスタ
DL LおよびDL Uへ設定する。
S311:
駆動モードをブロックアクセスとする。すなわち、デ
ータ出力部600のレジスタ部630内のレジスタDMにブロッ
クアクセスモードのブロック消去を示すデータを設定す
る。
S313:
動作開始時間の同期をとる。すなわち、前述したよう
に有効表示領域104とプログラム実行との動作タイミン
グの完全な同期をとるために、制御部500のタイマTMR2
が有するクロック出力パルスToutの、例えば立上りエッ
ジを待って、かかるエッジが発生したときに内部割り込
み要求IRQ3を発生する。これにより出力パルスToutとプ
ログラム実行タイミングとの同期、従って、出力パルス
Toutは有効表示領域104における1水平走査期間および
動作タイミングの基本となるものであるから、プログラ
ム実行と有効表示領域104との動作タイミングの同期が
とれることになる。
S315:
画像データ転送終了までの時間調整を行う。すなわ
ち、第48図(A)のタイムチャートに示すように、画像
データ転送は、アドレスデータ転送の直後に行われ、こ
の転送終了(時点)を待って有効表示領域104のアク
セスを開始する。
ここで、画像データ転送時間とは、ワードプロセッサ
本体1から、例えば1走査分の画像データ800ビットを
4ビットパラレルに5MHzで転送するとすれば、この転送
に40μsec、さらに加えてこれら画像データをセグメン
ト側駆動部200に格納する時間を合わせたものである。
因に、本ルーチンBLOCKは主にブロック消去を行うた
めのものであり、ブロック消去は画像データを必要とし
ないにもかかわらず、本ルーチンで画像データの転送を
行っているのは、次のラインアクセス用のデータ転送を
行っているからである。あるいは、ここで画像データを
転送せずに、同等の時間だけプログラムを実行しないよ
うにしてもよい。
S317:
ブロック消去を開始する(時点)。これにより1水
平走査期間(1H)で1ブロック、すなわち、例えば走査
線20本をアクセスし、かかるブロックを全「白」とす
る。これら駆動は、前述したように、全「白」の画像デ
ータを受け取って行われるのではなく、所定のブロック
消去波形を設定して行うものである。
また、第48図(A)から明らかなように、このブロッ
ク消去開始時点(時点)で、有効表示領域104では、
前ブロックの最終ライン書込みが終了したか、あるいは
垂直帰線期間が終了したかのいずれかである。
S319:
1水平走査期間のプログラム上での調整を行う。すな
わち、既に述べたように、有効表示領域104でのアクセ
ス時間は、FLC表示素子の温度変動に伴って変化するよ
うにしたものであるから、これら有効表示領域104にお
ける1水平走査期間の長さに合せて、プログラム実行時
間の調整を行うようにする。
具体的手法としては、制御部500内のタイマTMR1が、
自己の有するクロックで、例えばアドレスデータが転送
されてプログラムが起動した時点(時点)から計時を
行い、所定の時間が経過した時点で制御部500内のCPU50
1に内部割り込み要求IRQ3を発生して次のプログラムル
ーチンへ分岐するようにしたものである。
ここで、所定時間の決め方は、前記(5.2.1)のステ
ップS209で述べたように、温度補償によって、第12図に
示すテーブルエリアCNTBには、プログラム実行時間とデ
ィレイ時間とを合せたものがカウント数のデータとして
格納されており、タイマTMR1は、自身のクロックのカウ
ント数とCNTBの内容とを比較して、所定値を計数したと
きに、内部割り込み要求IRQ3を発生するようにしてい
る。
所定時間が経過した時点で、IRQ3の発生によってプロ
グラム実行はLINEルーチンへ分岐する(時点)。
第45図(C)は、LINEルーチンのフローチャートを示
しており、本ルーチンはBLOCKルーチンの続きとして、
あるいは直接BSTARTルーチンからの続きとして起動され
るものである。以下ではBLOCKルーチンの続きとして説
明を行い、また各ステップの説明において、既に述べた
のと同様の処理については詳述を省略する。
S321:
IRQ3によってLINEルーチンが起動されると(時点
)、アドレス変換および設定を行う。
S323:
駆動モードをブロックアクセスモードのライン書込み
とする。すなわち、データ出力部600のレジスタ部630内
のレジスタDMにこの旨を示すデータを設定する。
S325:
動作開始時間の同期をとる。
S327:
画像データ転送終了までの時間調整を行う。ここで
は、先のBLOCKルーチンで画像データの転送がなされて
いれば、データ転送を行う必要はなくプログラム上同等
の時間を無実行で経過すればよい。
S329:
ラインアクセスを開始する(時点)。この時点でブ
ロック消去は終了する。転送された1走査線分の画像デ
ータによって、ブロック先頭ラインの1走査線分の情報
の書込みすなわち表示を行う。
S331:
1水平走査時間の調整を行う(時点)。
S333,S335
Busyを“OFF"として(時点)、割り込み要求▲
▼が来るのを待ち、この間、プログラムの実行はな
されない。
アドレスデータが転送されてくると(時点)、割り
込み要求▲▼が発生し(時点)、BSTARTルー
チンが開始される(時点)。以下、BSTARTルーチンの
次にLINEルーチンが実行され、ブロックの第2の走査線
の書込みが行われる。以上のように、BSTARTルーチンお
よびLINEルーチンを繰り返し実行することによってブロ
ック全ての走査線の書込みを終了し、次のブロックの消
去およびラインの書込みを行うようにする。
上述の処理を経て、有効表示領域104の最終ラインを
示すアドレスデータが転送されてきたとき、第45図
(D)のフローチャートおよび第48図(B)のタイムチ
ャートで示されるような処理が起動される。
すなわち、有効表示領域104の最終ラインである旨を
示すアドレスデータが転送されてくると(第48図(B)
の時点:以下番号のみを記す)、割り込み要求▲
▼が発生し(時点)、既述したBSTARTルーチンが
起動される(時点)。ここでは、アドレスデータが有
効表示領域104の最終ラインを示すものであるから、本
ルーチンの後には、第45図(D)で示すFLINEルーチン
が起動される(時点)。
以下、第45図(D)を主に、および第48図(B)を参
照してFLINEルーチンの各ステップ毎に説明を行う。な
お、既述したのと同様の処理については、その詳述は省
く。
S336,S337,S339,S341,S343:
Busyを“ON"とし、アドレス変換および設定を行い、
駆動モードをブロックアクセスモードのライン書込みと
し、動作開始時間の同期をとる。さらに、画像データ転
送終了までの時間調整を行う。
S345:
最終ラインの書込みを開始する(時点)。この時点
で、有効表示領域104の最後から2番目のライン書込み
が終了する。
S347:
有効表示領域104の最終ライン書込みが終了したか否
かを判断する。終了した場合は、次のステップS349へ進
む。この判断は有効表示領域104の最終ラインをアクセ
スするときに限って行われるものであり、これ以外のア
クセスの場合は、アクセス開始の時点は、監視している
だけである。
S349:
本ステップでは、次のステップで行われる枠駆動のた
めの波形制御データをデータ出力部600のレジスタ部630
に設定して、データを更新する。なお、枠駆動系統等を
独立に設定すればデータを更新せずに枠駆動を行うこと
も可能である。
因に、第42図等で示され、あるいは既述したINITルー
チンにおいては、波形データ設定と共に、枠駆動用電圧
値の設定を行っているが、本ステップのように垂直帰線
期間に行われる枠駆動では、先にINITルーチンで温度補
償されて得られた駆動電圧値を、基準として用いてい
る。
S351,S353
枠106の駆動およびA/D変換を開始する(時点)。こ
の時点から垂直帰線期間が始まる。また、A/D変換終了
と同時に、A/D変換された温度データを基に、駆動電圧
値,システムクロック,ディレイタイムデータを得る。
すなわち温度補償データの更新を行う。
なお、ステップS351の枠駆動では枠106の一部のみ
(横枠)が駆動されて全「白」となるのであって、残余
の部分(縦枠)については、後に行われる有効表示領域
104の駆動時に、それと並行して行われるものであるこ
とは、既にINITルーチンの説明において述べたことであ
る。しかし、これら枠106の駆動系統を、有効表示領域1
04の駆動系統と独立なものとすれば、枠106の駆動を一
度に行うことも可能である。
また、枠106を、電気的駆動を行って形成することに
よって、有効表示領域104外の画質を良好なものにする
ものとしてきたが、枠106を機械的に、あるいは、塗装
等によって被覆することにより、有効表示領域104外の
画質を考慮せずにすむようにしてもよいことは勿論のこ
とである。
S355,S357:
Busy信号を“OFF"として、割り込み要求▲▼
を待つ(時点)。
以上のようにして、有効表示領域104の最終走査線の
書込み、およびその直後の垂直帰線期間での枠駆動,温
度補償等を行う。
その後、アドレスデータ、すなわち有効表示領域104
の最上位走査線のアドレスデータが転送されてくると
(時点)、割り込み要求▲▼発生し(時点
)、BSTARTルーチンの実行が開始される(時点)。
以下、順次、1ブロック毎の消去およびライン書込みが
行われる。
(5.2.3) ラインアクセス
一方、前述した、所定の初期制御(INITルーチン)の
後で、割り込み要求▲▼によって起動されるラ
インアクセス表示制御について、第46図(A)〜
(L),第49図(A)〜(D)を参照して説明する。
第46図(A)〜(L)は、それぞれ制御部500のROM50
3に、第12図で示す形態で格納された表示制御にかかる
プログラムのフローチャートであり、ラインアクセス表
示制御の各段階でそれぞれ起動される。
第49図(A)〜(D)は、かかる表示制御のタイムチ
ャートを示す。
本例のラインアクセスが、先のブロックアクセスと主
に異なる点はブロック消去が無いことであり、予め走査
線等の消去を行わず、1走査線毎に情報の更新、すなわ
ち表示を行うものである。また、ラインアクセスのライ
ン書込みはライン如およびフレーム毎、さらには1水平
走査期間内で駆動波形の極性を反転させて行う。以下、
先のブロックアクセス表示制御における処理と同等のも
のについては、その詳述を省略して説明する。
Busy信号を“OFF"として(第49図(A)あるいは
(C)の時点:以下数字のみ記す)、待機状態にあっ
た制御部500は、アドレスデータが転送されてきた(時
点)ことにより発生する割り込み要求▲▼11
(時点)によって、第46図(A)で示すLSTR0ルーチ
ンを起動する(時点)。このLSTR0ルーチンは、A波
形に対応したLSTRA0、N波形に対応したLSTRN0あるいは
C波形に対応したLSTRC0のいずれかであり、前述したよ
うにFLCの温度に応じて選択される。このうちLSTRA0お
よびLSTRC0ルーチン以降によって実行されるFLC駆動で
は駆動波形が1水平走査期間内で極性反転し、この反転
波形とノーマル波形およびその間の駆動休止期間によっ
てA波形あるいはC波形が形成される。
以下の記述では、波形に対応してルーチン名に挿入さ
れた文字A,NあるいはCを省略して記述する場合もあ
る。
以下、第46図(A)を参照して、LSTR0ルーチンでの
表示制御の説明を行う。
S401:
アドレスデータを読み込む。
S402:
読み込んだアドレスデータが、有効表示領域104の最
終走査線のものかどうかを判断する。最終走査線のデー
タであれば、ステップS404のFLLN0ルーチンへ分岐し、
それ以外のデータであればLLN0ルーチンへ分岐する。
以下、LLN0ルーチンにかかる表示制御について、LLNA
0あるいはLLNC0の場合について第46図(C)および第49
図(A)を参照して説明する。
S410,S411,S413:
Busy信号を“ON"(時点)として、アドレス変換お
よび設定を行う。また、駆動モードをラインアクセスと
する。
S414,S415:
動作開始時間の同期、および画像データ転送終了まで
の時間調整を行う。
S416:
ここで、前半部の反転波形を設定する。すなわち、コ
モンライン駆動におけるA波形あるいはC波形の反転波
形データをレジスタの内容とする。
S417:
レジスタREG2の波形データをデータ出力部600のレジ
スタCC1および2,SC1および2に出力することによって、
1水平走査期間前半の反転波形によるラインアクセスを
開始する(時点)。
S418:
1水平走査期間の時間調整を行う(時点)。ここで
は1水平走査期間前半での反転波形によるラインアクセ
スと後述される後半でのノーマル波形によるラインアク
セスとの間に設定される駆動休止期間を形成する。これ
はタイマTMR1のレジスタCNTBおよびCNTLのディレイタイ
ムデータを用いて行うものであり、本例においては1つ
のCNTBおよび4つのCNTLのディレイタイムデータを用い
て休止期間を形成する。
S419,S421,S422,S423:
ここでは、前述したステップS411,S413,S414,S415と
同様の処理を実行するが、ステップS423の時間調整処理
は、既にデータ転送は終っているからステップS415の処
理と同等の時間無実行とする。
S424:
ステップS416の処理と同様にして、ここでは後半部の
ノーマル波形を設定する。すなわち、A波形あるいはC
波形のノーマル波形データをレジスタREG2の内容とす
る。
S425:
ステップS417の処理と同様にして、1水平走査期間後
半のノーマル波形によるラインアクセスを開始する(時
点)。
ステップS417および本ステップの処理によって、合成
波形による書込みは1水平走査期間の休止部をはさんだ
前半あるいは後半のいずれかで行われる。
S426:
1水平走査期間の調整をするための所定の時間待機
し、内部割込み要求IRQ3の発生によって(時点)、再
びプログラムを起動して、実行はLINVA0あるいはLINVC0
ルーチンへ進む。
以下、第46図(I)および第49図(A)を参照してLI
NVA0およびLINVC0ルーチンを説明する。
S430,S431:
Busy信号を“OFF"として(時点)、割り込み要求▲
▼を待つ。
S432,S433,S434:
アドレスデータが転送されて(時点)、割り込み要
求▲▼が発生すると(時点)、ラインカウン
タLCNTが0か否かを判断し、肯定判断であればステップ
S433へ進みラインカウンタLCNTをリセットし、LSTRA1あ
るいはLSTRC1ルーチンへ進む。
否定判断のときはステップS434へ進み、ラインカウン
タLCNTの内容を1ディクリメントしLSTRA0あるいはLSTR
C0へ戻る。
LSTR0ルーチンのステップS402で、転送されたアドレ
スデータが有効表示領域104の最終走査線のものである
と判断されたとき、処理はFLLN0ルーチンへ分岐する。
以下、第46図(E)および第49図(B)を参照して、
FLLN0ルーチンの表示制御を説明する。
S440,S441,S443:
Busy信号を“ON"(第49図(B)の時点:以下数字
のみを記す)とし、アドレス変換および設定を行う。ま
た、駆動モードをラインアクセスする。
S444,S445:
動作開始時間の同期、および画像データ転送終了まで
の時間調整を行う。
S446:
前述したステップS416と同様にして前半部の反転波形
を設定する。
S447:
前述したステップS417と同様にして1水平走査期間前
半の反転波形によるラインアクセスを開始する(時点
)。
S448:
1水平走査期間の時間調整を行う(時点)。ここで
はステップS418にて前述したように駆動休止期間を形成
する。
S449,S451,S452,S453:
前述したステップS441,S443,S444,S445S同様の処理を
実行するが、ステップS453の時間調整処理は、既にデー
タ転送は終っているからステップS445の処理と同等の時
間無実行とする。
S454:
ステップS446の処理と同様にして、ここでは後半部の
ノーマル波形を設定する。
S455:
ステップS447の処理と同様にして、1水平走査期間後
半のノーマル波形によるラインアクセスを開始する(時
点)。
S456:
有効表示領域104の最終ラインの書き込みが終了した
か否かを判断する。終了した場合は、次のステップS457
へ進む。
S457:
本ステップでは、次のステップで行われる枠駆動のた
めの波形制御データを設定する。
S458,S459:
枠106の駆動およびA/D変換を開始する(時点)。こ
の時点で、有効表示領域104の最終走査線の書き込みが
終了している。A/D変換終了と同時に、温度補償データ
の更新を行う。
ステップS459の処理を終了するとプログラム実行はFI
NVA0あるいはFINVC0ルーチンへ進む。
以下、第46図(K)および第49図(B)を参照してFI
NVA0あるいはFINVC0ルーチンを説明する。
S460,S461:
Busy信号を“OFF"として、割り込み要求▲▼
を待つ(時点)。
S462:
アドレスデータが転送され(時点)、割り込み要求
▲▼発生すると(時点)、制御ルーチンを変
更するか否かの判断を行う。すなわち、先の最終走査線
アクセス後に行った温度補償の温度データを基に波形認
識レジスタCXの内容を演算して、今までのCXの内容と比
較する。この比較で異なっていれば、制御ルーチンを変
更するため第41図にて前述したステップS104へ戻り、ス
テップS105で新たな波形に応じたいずれかのルーチンを
選択する。異なっていなければステップS463へ進む。
このようにラインアクセスによるFLC表示制御では、F
LCの温度状態を検出したときにそれまでの温度範囲と変
化していた場合、駆動波形を変更することによつてより
適切な表示制御を行おうとするものである。
S463,S464,S465:
ここではフレームカウンタFCNTが0か否かを判断す
る。肯定判断であればステップS464へ進みフレームカウ
ンタおよびラインカウンタをリセットしLSTR1ルーチン
へ進む。
このLSTR1ルーチンおよびこれに後続するルーチンは
第46図(B)にその全体を示すように、これまで説明し
てきて第46図(A)にその全体を示すLSTR0ルーチンお
よびこれに後続するルーチンとほぼ同様のルーチンであ
り、異なる点はLSTR0ルーチンによるラインアクセスが
ラインアクセスの前半を反転波形で、後半をノーマル波
形でアクセスするのに対して前半をノーマル波形で、後
半を反転波形でアクセスすることである。LSTR1ルーチ
ンに後続するルーチンLLN1,FLLN1,LINV1およびFINV1を
第46図(G),第46図(H),第46図(J)および第46
図(L)にそれぞれ示してその説明を省略する。
以上述べたことにより、例えばフレームカウンタFCNT
およびラインカウンタLCNTの値を1にセットすれば最初
にラインカウンタLCNTの値を1にセットすれば最初にア
クセスする走査線が1水平走査期間の前半で書込みが行
われるとすると、次の走査線は前半に書込みが行われ、
以下、順次交互に前半あるいは後半で書込みが行われて
最終走査線まで行く。そして、次のサイクルでは、前の
サイクルにおいて前半で書込みが行われた走査線は後半
で、前のサイクルにおいて後半で書込みが行われた走査
線は前半でそれぞれ書込みが行われる。
なお、N波形によるラインアクセスでは1水平走査期
間内で波形の極性反転は行わない。しかし、上述したよ
うにフレームカウンタFCNTおよびラインカウンタLCNTの
値を適切にセットすることによりその値に応じたフレー
ム毎およびライン毎に波形の極性反転を行う。
以下、N波形に係る表示制御を第46図(D)および
(F)、第49図(C)および(D)を参照しながら説明
する。今までに説明してきたルーチンと異なるルーチン
はLLNN0および1とFLLNN0およびFLLNN1であり、LLNN0お
よび1ルーチンは、
S470,S471,S474,S475:
これらの処理は前述したのと同様の処理であり、すな
わちBusy信号を“ON"とし(時点)、アドレス変換お
よび設定を行う。次に駆動モードをラインアクセスと
し、動作開始時間の同期をとる。また画像データ転送終
了までの時間調整を行う。
S475−1:
ここでは波形の設定を行う。すなわちN波形データを
レジスタの内容とする。ただし、LLNN0ルーチンにおい
ては設定する波形データはノーマル波形データであり、
LLNN1ルーチンでは反転波形データである。
S476:
レジスタの波形データをデータ出力部600のレジスタC
C1および2,SC1および2に出力することによって、ノー
マル波形あるいは反転波形でのラインアクセスを開始す
る(時点)。
S477:
1水平走査期間の調整を行う。
以上述べた処理の後、プログラム実行はLINVN0あるい
はLINVN1ルーチンへ進む。これらのルーチンは前述した
LINVA0あるいはLINVA1と同一なのでその説明は省略す
る。
以上のルーチンによって1ラインのN波形によるアク
セスを行い、順次ラインアクセスを繰り返し最終ライン
へ行くとFLLNN0あるいはFLLNN1ルーチンが起動される。
以下、第46図(F)および第49図(D)を参照してか
かるルーチンについて説明する。
S480,S481,S483,S484,S485:
これらの処理は前述したのと同様の処理であり、すな
わちBusy信号を“ON"とし(時点)、アドレス変換お
よび設定を行う。次に駆動モードをラインアクセスと
し、動作開始時間の同期をとる。また画像データ転送終
了までの時間調整を行う。
S485−1:
ステップS475−1にて前述したのと同様に波形の設定
を行う。ただしFLLNN0ルーチンにおいては設定する波形
データはノーマル波形データであり、FLLNN1ルーチンで
は反転波形データである。
S486:
ステップS476にて前述したのと同様に、ノーマル波形
あるいは反転波形でのラインアクセスを開始する(時点
)。
S487,S488,S489,S490:
これらのステップでは、まず有効表示領域104の最終
ラインの書込みが終了したか否かを判断し、終了したら
次のステップで枠駆動のための波形制御データを設定す
る。
次に、枠106の駆動およびA/D変換を開始する(時点
)。A/D変換終了と同時に、温度補償データの更新を
行い、FINVN0あるいはFINVN1ルーチンへ進む。
FINVN0およびFINVN1ルーチンは第46図(K)および第
46図(L)にて前述したルーチンと同一であるのでその
説明は省略する。
(5.2.4) 電源オフ
ワードプロセッサ本体1の操作者が、キー等によって
電源を切る操作を行ったとすると、このとき、電源オフ
時の表示制御にかかるPWOFFルーチンが起動される。
以下、第43図に示すタイムチャート、および第47図の
フローチャートを参照して、かかる表示制御について説
明する。
操作者が、電源を切るためにキー等の操作を行ったと
き、ワードプロセッサ本体1から制御部500へ▲
▼信号が送出され、これにより制御部500のCPU501
には、ノンマスカブル割り込み要求NMIがかかり、PWOFF
ルーチンが起動させる。この割り込み要求NMIは無条件
割り込みであり、制御部500がどのような処理を行って
いたとしても、直ちに以下に示す処理が開始される。す
なわち、
S501:
Busy信号を“ON"とし、同時にLight信号を“OFF"とす
る(第43図の時点:以下数字のみ記す)。
S503:
動作開始時間の同期をとる。これは既述したのと同様
の処理である。
S505:
有効表示領域104の駆動を開始する(時点)。この
駆動は、INITルーチンにおけるものと同様、1水平走査
期間で有効表示領域104の1ブロックを各々消去するも
のである。かかる駆動によって領域104の全領域を
「白」とし、その画質を良好にして次回の表示に備える
ものである。
S507:
1水平走査期間の調整を行う。この処理も既述したも
のと同様である。
S509:
上記、ステップS503,S505およびS507は1ブロックの
消去の都度行われる処理であるから、本ステップにおい
ては、全ブロック、すなわち有効表示領域104の全ての
消去が終了したか否かを判断する。
S511:
ステップS509で終了したものと判断されたとき(時点
)、パワーステイタス(P ON/OFF)信号を“OFF"と
し、同時にBusy信号も“OFF"とする(時点)。上記P
ON/OFF信号の“OFF"によって、ワードプロセッサ本体1
を含む表示装置全体の電源が遮断される(時点)。
(6) 実施例の効果
以上のような実施例によれば、以下の如き効果が得ら
れる。
(6.1) 枠形成の効果
FLC素子で表示装置を構成した場合において、表示画
面102上の有効表示領域104外に枠部106を設けたことに
より、有効表示領域104外の領域に対応したFLC素子の状
態が不安定となることにより生じる表示画面102の美観
の低下を予防できるのみならず、有効表示領域104の明
示が困難となったり、操作者に錯覚を起こさせる事態も
防止できる。
特に本例のように枠部106に対応させて枠用の電極を
配置し、電気的に枠形成を行った場合には、表示画面10
2上に金属,プラスチック等機械的部材を枠として載置
したり、あるいは塗装等を施したりすることにより言わ
ば機械的に有効表示領域104の区画を行う場合に比し
て、機械的な配置位置の調整が不要となり、また表示装
置の取扱位置によっては機械的部材の載置により起り得
る死角の発生も生じない。さらに、有効表示領域104上
表示データの背景の色と同色もしくは異色に枠形成を行
うこともできるようになるなど、枠形成時の柔軟性も向
上する。
(6.2) 温度補償の効果
有効表示領域104および枠部106に対応したFLC素子の
駆動エネルギ(電圧およびパルス幅)を、書込みタイミ
ングの直前に温度に応じて補償するようにしたので、温
度条件によらず安定した駆動が可能となり、FLC素子を
用いた表示装置の表示の信頼性を向上できる。
特に本例のように、補償データの更新を垂直帰線期間
に行うことによって、効率の高い表示処理が可能となる
と共に、温度データの検出指令すなわちA/D変換部950の
駆動指令に応じ横枠の駆動もなされるようにしたことに
よって表示処理効率を一層向上できることになる。
(6.3) 画像データ入力に応動させた制御の効果
ホスト装置からの画素データの入力を待機する手段を
設け、その入力に応じて動作の開始を行うようにしたの
で、記憶性を有さない表示素子を用いた表示器に対して
と同様の、表示内容の変更の有無に関わらず連続して行
うリフレッシュ駆動が可能であるのみならず、表示内容
の変更が生じたときにのみ表示データを更新するような
不連続の駆動も可能となる。リフレッシュ駆動が可能で
ある結果、既存のホスト装置の仕様更新を殆ど必要とし
ないことになる。また不連続の駆動を可能とした結果、
消費電力の低減化も可能となり、さらにホスト装置とし
ては画面更新の必要が生じたときにのみデータを送出す
れば足りるので、ホスト側のソフトウエアあるいはハー
ドウエア上の負担を軽減できることになる。
また、1単位(例えば1ライン分)の画像データの入
力に応じてホスト装置に対しビジー信号を送出するよう
にしたので、この後種々の設定等を行うことができるよ
うになる。この場合、ホスト装置にはビジー信号を受付
けて画像データの転送を待機する機能に付加すれば足り
る。
さらに本例においては、ホスト装置たるワードプロセ
ッサ本体1から画像データに付加して供給される実アド
レスデータの入力の有無に応じて動作の開始/停止を行
うとともに、その実アドレスデータに基づいてアクセス
すべきブロックまたはラインを認識することにより部分
書換えも可能となり、さらにはリフレッシュ駆動時にお
ける温度補償データの更新も垂直帰線期間に可能とな
る。
(6.4) 表示器駆動部配設の効果
FLC素子で構成した表示器100に設けた電極(コモンco
m,セグメントラインseg,枠用コモンラインFcom,枠用セ
グメントラインFseg)に対して複数の電圧供給ラインお
よびそれぞれの供給ラインと電極とを接続/遮断するス
イッチを設けると共に、スイッチの切換え設定を波形デ
ータの供給に応じて行う手段(コモン側駆動部300,セグ
メント側駆動部200,枠駆動部700)を設けたので、波形
データの内容によって種々の駆動波形で適切に電極を駆
動できることになる。
また、実施例では制御の過程において適宜波形データ
を変更して供給可能としたので、ブロック消去,画像形
成,枠形成,画面クリア等における駆動を適切な波形に
より行うことができるようになり、画質も向上できる。
(6.5) 画面強制クリアの効果
電源の投入および遮断に際してFLC素子で構成した表
示器100の表示画面102をクリアするようにしたので、表
示画面102を表示画面102を見て明澄にした状態で使用開
始したり、電源の遮断を容易に認識できるようになる。
特に、実施例では電源投入/遮断時にホスト装置側よ
りクリア用のデータ(例えば全白データ)の供給を受け
なくても自らクリアを行うことができるようにしたの
で、ホスト装置の負担の軽減およびクリアの高速化を達
成できる。
また、画面のクリアを自ら行うことができる構成は、
例えば動作中において画面クリアを行う場合にホスト装
置より全白データを受けるのではなく、単にその旨の指
令のみを受け、これに応じて自らクリアするように制御
を行うことにも有効に適用できる。
(6.6) 電源コントローラ配設の効果
FLC素子で構成した表示器100に設けた電極(ラインco
m,seg,Fcom,Fseg)に印加する電圧の値を変更可能とし
たので、温度条件や駆動条件に応じて最適の値の電圧を
電極に供給できるようになる。
特に、実施例では、コモン側のラインcom,Fcomに対し
て+,−および基準電位の3値の電圧を、セグメント側
のラインseg,Fsegに対しても同様に3値の電圧を印加可
能とし、計5種のそれぞれ異なった値の電圧を発生可能
とした。また、1つの値(VC)を固定とし、他の各値の
相対比を予め設定できるようになし、さらに一部の出力
電圧を用いて他の出力電圧が定まるようにしたことによ
り、一部の出力電圧の変更に応じて計5値の電圧が発生
できるので、温度条件等に応じた適切な電圧値の調整も
容易となる。
加えて、コモン側駆動エレメントに用いるICは高い耐
圧性が要求されるのに対し、セグメント側駆動エレメン
トに用いるICには高い動作速度が要求されるが、本例の
ように1つの電圧を固定とし、それに対する相対比を保
ったまま電圧変更を行うようにすれば、両者の仕様を統
一でき、製造工程も簡略化できる。
(6.7) 波形変更および反転駆動の効果
ラインアクセスモードにおいて、通常使用される温度
範囲を分割し、それぞれの分割された温度範囲において
適切な駆動波形を規定するとともに、それぞれの駆動波
形に対しても温度に応じてパルス幅および電圧の調整を
行うようにしたので、動作特性の平均化を図ることがで
きた。
また、ライン内反転を行った結果、その1ラインでの
駆動エネルギの総計を0とできるので、FLC素子の安定
状態を確保できる。
さらに、MH反転を行った結果、隣り合った1ラインあ
るいは数ライン同士が逆相で駆動されることになり、操
作者が表示画面上にうねりを感じることを防止できた。
加えて、フレーム反転を行った結果、コモンラインと
セグメントラインの交叉点について同色のデータが書込
まれるタイミングがずれることになる。例えば、第31図
(A)と第33図(A)とを比較すると、前者では白デー
タが前中半部で、後者では後半部で書込まれるし、また
第37図のsegm+comn−1の点に着目すれば、1Fでは白デ
ータが前半部で、2Fでは後半部で書込まれる。この結
果、前半部で書いたときのFLC素子の閾値特性と後半部
で書いたときの閾値特性とが合成されることになり、V
−ΔT曲線上の動作点が広がり、マージンが得られるこ
とになる。
(7) 変形例
(7.1) 枠106の構成
実施例においては、枠106を電気的に形成するように
したが、本発明は、これに限られず、例えば表示画面10
2の枠106に相当する部分をプラスチック等の機械的手
段、あるいは塗装等によって被覆するようになし、有効
表示領域104外の部分の画質を考慮せず済むようにする
ことも可能である。また、電気的駆動によって枠駆動す
る場合でも、枠駆動系統を独立に設ければ、一度に枠駆
動を行うことも可能である。さらに、電気的駆動によっ
て枠形成を行う場合には、上例のように背景色と同色に
するのみならず、データ色と同色とするようにしてもよ
い。
さらに、上例では枠用透明電極150,151を駆動部200,3
00と独立に設けた枠駆動部700により駆動するようにし
たが、その双方あるいはいずれか一方に対してエレメン
ト210,310と同様のもしくは同一の駆動エレメントを設
け、駆動部200,300の駆動制御の一部として駆動制御を
行うようにしてもよい。
(7.2) 温度補償のタイミングおよび部分書き換え
上記実施例において、温度補償は垂直帰線期間内に行
うものであった。これは、アドレスデータおよび画像デ
ータが周期的かつ連続的に(リフレッシュモードで)転
送されてくることを前提としていたために可能なことで
あった。しかしながら、温度補償のタイミングは上例に
限られず適当な時期に定めることができ、例えば特定部
分のアドレスデータが間欠的に(部分書き換えモード
で)転送されてくる場合には、垂直帰線期間なるものが
存在せず、従って上例の表示制御では温度補償が行われ
ず、その表示制御が不適当なものとなってしまう恐れが
ある。
そこで、部分書き換えモードの駆動を行う場合には、
一定周期で温度補償を行うようにするのが望ましい。そ
のために、例えば、制御部500の有するタイマで時計を
計測し、一定周期で内部割り込み要求をかけてBusy信号
を“ON"とした後に温度補償を行うようにすれば良い。
なお、部分書き換えモードの駆動を可能にするために
は、上記実施例でのワードプロセッサの機能に加えて、
特定部分のアドレスデータおよび画像データを転送する
機能を有するものとすれば良い。あるいはアドレスデー
タを上記実施例のようにリフレッシュモードで転送する
場合でも、アドレスデータの後の画像データの有無でか
かる表示制御を起動するか否かを判断するような構成に
よっても可能である。
さらに、温度補償は上例のようにテーブル方式とする
ことなく、適宜の演算により行うようにしてもよい。
(7.3) 1水平走査期間および駆動電圧値
第9図に示したような温度範囲と、それに対応した周
波数(すなわち1水平走査期間)および駆動電圧値との
関係は、これに限られたものではなく、例えば、温度範
囲をより狭いものとし、これと対応して周波数および駆
動電圧値を適切に設定すれば、きめ細かな温度補償が可
能になる。
(7.4) 波形の設定
上記実施例では、ブロックアクセスモードにおいて、
画像形成の波形データはレジスタ630に1度設定する
と、その波形データを更新することはなかったが、上例
の装置構成によっても、表示制御の適当な段階で波形や
1H分割数の制御データの更新ができることは明らかであ
る。これにより、様々に駆動条件に対応した駆動波形を
発生できる。
また、ブロックアクセスモードにおいても上例のよう
に駆動条件に応じて波形データを選択するのみならず温
度に応じて波形データを変更し、適宜の波形を得るよう
にすることも可能である。この場合には、例えば第12図
における領域EA00H〜にEE00H〜他の設定データと同様に
して温度に対応したΔTの規定データを格納しておき、
上述のラインアクセスモードと同様の処理手順と同様に
して波形データの変更設定を行えばよい。また、波形デ
ータの変更を任意に行えるようにして、最適の波形を定
めるために本装置を用いることもできる。
さらに、上例では波形データの変更は温度に応じて用
いるプログラムにおいて設定するようにしたが、ジャン
ピングテーブルを用いた読出しにより設定するようにし
てもよい。
加えて、上例ではライン内反転を含む波形について1H
*の休止期間を設けたが、この休止期間は適切な時間を
定めることができるし、このような休止期間を設けない
場合にはノーマル波形と反転波形とが融合し、新規な波
形を生成することができる。例えば第34図(A)の例に
おいて休止期間を設けなければ、最初の2ΔTの期間で
V1、次の3ΔTの期間でV2、最後の1ΔTでV1をとる波
形を生成できる。すなわち、任意波形を組合せて光学応
答性の異なる他の任意波形を生成できることになる。さ
らに加えて、駆動波形は上例のものにのみ限られず、ラ
イン内反転を含むものにあっても任意波形を設定できる
のは言うまでもない。
(7.5) ブロックアクセスあるいはラインアクセスの
選択
ブロックアクセスあるいはラインアクセスの選択、す
なわち割り込み要求▲▼あるいは▲▼
の選択は、上記実施例において、操作者によって、その
使用形態や書き込むデータの形態に応じて行われるもの
とした。これは、例えば、表示画面102での1ブロック
の大きさは表示される文字列の大きさに相当するもので
あり、かつ書き込むデータが文字,数字等のみであった
ならば、文字列毎の取り扱いができるという理由でブロ
ックアクセスが有効なものとなる。
一方、表示される画像が、種々の異なった大きさの記
号,図形パタン等であれば、ブロックの大きさを越えた
表示や書き換えを行わなければならないから、ラインア
クセスがより適切なものとなる。
(7.6) 走査線数
上記実施例では、1ブロックあたりの走査線数を20本
とし、有効表示領域全体で400本としたが、これに限ら
ず、FLC表示素子を用いた本例にあっては、走査線の数
を増すことによる選択時間/ラインの減少はありえない
から、走査線の数を増して、表示画面のより高精細,大
画面化も可能である。
(7.7) 有効表示領域104の消去
表示画面を初期状態にするために、有効表示領域104
の消去は、電源オン/オフ時に自動的に、すなわちワー
ドプロセッサ本体1から全「白」データを受け取らずに
行うものであった。しかし、画面クリアはオンまたはオ
フ時のいずれか一方でもよいのは勿論である。またブロ
ックアクセスやラインアクセスの表示制御の中でも、有
効表示領域全体を消去する必要が生じたとき、転送され
るデータによらずに消去を行うようにすることもでき
る。
そのために、例えば、ワードプロセッサ本体1の有す
るキー等の操作によって、無条件割り込み等の制御信号
を送出し、これによって制御部500は有効表示領域104の
消去を行うようにすればよい。
(7.8) 温度センサ400の位置
温度センサ400は、予め実験等で求められたFLC温度分
布に基づいて、分布温度を代表するような位置に適切に
設定されるものであるが、より温度検出を精確なものと
するために、複数の温度センサを用いるようにしてもよ
い。
(7.9) 表示器100,表示制御装置50,およびワードプロ
セッサ本体1
ワードプロセッサ本体1と制御装置50との間で授受さ
れる信号の形態、例えば信号D(信号A/,画像デー
タ,実アドレスデータを含む)の形態は上例に限られ
ず、適宜のものであってもよいのは勿論である。
また、上記実施例では、ワードプロセッサに係る表示
器および表示制御系を例にとつて説明を行ったが、本発
明は上例に限られず、例えばコンピュータ端末のディス
プレイやテレビジョンにも適用できるのは勿論である。
また、FLC表示送出が記憶性を有するという性質を有
効に利用したものとして、既存のテレビジョンで考えら
れるより、より大きな画面を用いた表示装置の構成も可
能である。
さらに、本発明は、静止画像やあるいは画面更新頻度
の比較的少ない画像の表示を行う場合に適用して有効で
ある。例えば文字放送やインフォメーションサービス等
の受像機、あるいは時計の文字盤や各種機器のメッセー
ジ表示部における7セグメント等の表示器に適用した場
合には、画面の変更が生じたときに駆動を行えばよいこ
とから、省電力化に寄与する処大である。
これらの場合、画面を変更時にすべて更新してもよ
く、部分変更があった場合に上述の部分書換えと同様に
してその部分のみを更新してもよい。また、これらの場
合、温度補償は定周期割込みで行えばよく、かくするこ
とにより次に更新される画面は駆動補正がなされたもの
となる。画面更新の周期が長い場合や部分書換えを行う
装置の場合には、温度補償を行ったときにそのとき表示
中のデータ全体を、例えばVRAM等から再出力させて書換
えてもよい。これによれば、画面全体にわたり、常に均
質で良好な表示状態を保持できる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、1駆動期間内
において走査電極に加えられる波形が反転し、また、1
駆動期間毎に波形が反転し、さらに、同一走査電極に供
給されるn番目の波形と、n+1番目の波形が反転す
る。
これにより、走査電極および信号電極を駆動する際の
表示素子の閾値電圧に対する電圧印加時間の依存性の影
響を軽減することが可能となるので、表示装置の適切な
駆動制御を行うことができる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Industrial Application Field] The present invention relates to a display control device.
Display element having bistability against electric field such as dielectric liquid crystal device
Display control device suitable for a display device using
Is what you do. [Prior art] Conventionally, in a display device, a liquid crystal display using a liquid crystal compound is used.
As the display element, the scanning electrode group and the signal electrode group
With a liquid crystal compound between the electrodes.
It is known to display image information by forming pixels
I have. The driving method of this display element is as follows.
Next, a voltage signal is applied periodically, and the signal electrode group
Signal is applied in parallel in synchronization with the scanning electrode group signal
Time-division driving is used. Such a display element
And its driving method can increase the pixel density or increase the screen
Has a problem that it is difficult to increase
Was. That is, the response speed is relatively high among conventional liquid crystals,
In addition, because of low power consumption, it is practical as a display element
Most TN (twisted nematic) liquids
The liquid crystal of this type is as shown in FIG. 50 (A).
Nematic liquid with positive dielectric anisotropy in the absence of electric field
Crystal molecules twisted in the thickness direction of the liquid crystal layer (helical structure)
Are formed, and the molecules of the liquid crystal are formed between the two electrodes in each layer.
Parallel to the electrode surface and twisted (twisted)
Forming the structure. On the other hand, as shown in FIG.
When an electric field is applied, the nematic
Liquid crystal molecules are arranged in the direction of the electric field, resulting in optical modulation.
Can be rubbed. Matrix using such liquid crystal
When the display element is configured with a scanning electrode structure, the scanning electrode
In the area (selection point) where both the and the signal electrode are selected, the liquid crystal
The voltage above the threshold required to align molecules perpendicular to the electrode surface
Pressure is applied and neither scan electrode nor signal electrode is selected
No voltage is applied to the area (non-selected point),
The electrode is twisted (twisted) parallel to the electrode surface.
It maintains a constant array. Above and below such a liquid crystal cell,
Need to place linear polarizers in a crossed Nicols relationship
At the selected point, no light is transmitted, and at the non-selected point,
Image element because light is transmitted by twist structure and optical rotation
It becomes possible. However, when a matrix electrode structure is constructed,
Area where the scanning electrodes are selected and the signal electrodes are not selected
Alternatively, if the scanning electrode is not selected and the signal electrode is selected
Finite electric field is also applied to the region (the so-called “half-selected point”)
I will. Voltage applied to selected point and applied to half selected point
The difference from the voltage is large enough to move the liquid crystal molecules perpendicular to the electrode surface.
The voltage threshold required for arrangement is set to this intermediate voltage value
If so, the display element operates normally. However, in this method, the number of scanning lines (N) is increased.
When scanning the entire screen (one frame),
The time during which an effective electric field is applied to one selected point (duty
Ratio) decreases at a rate of 1 / N. For this,
Between selected and non-selected points when scanning backward
The voltage difference as the effective value increases as the number of scanning lines increases.
Resulting in reduced image contrast and
Stoke is an unavoidable problem. Such a development is a conventional process that does not have a bistable state.
The liquid crystal used for the display element (the liquid crystal molecules
The flat state is the stable state, and the electric field is effectively marked.
Vertical orientation only during the application).
Drive using the result (ie, scan repeatedly)
It is an inherently unavoidable problem that sometimes arises. This
Voltage averaging method, dual frequency drive
Although the dynamic method and the multi-matrix method have already been proposed,
Either method is insufficient, and the screen size of the display
Higher density is achieved by the inability to increase the number of scanning lines.
The situation had reached a plateau. On the other hand, as a method to solve the above-mentioned problems,
For example, JP-A-59-193426 or JP-A-6-193426
In Japanese Patent Publication No. 0-33535, the Applicant
We are proposing a method for driving a liquid crystal with a constant state.
You. As a liquid crystal that can be used in the above driving method,
Chiral smectic liquid crystals with dielectric properties are most preferred
The chiral smectic C phase (SmC * )
Or H phase (SmH * A) liquid crystal is suitable. SmC * The liquid crystal molecules have a parallel layer structure, as shown in Figure 51.
And the long axis direction of the molecule is inclined with respect to the layer.
You. The tilt direction of these liquid crystal molecules differs for each layer, resulting in
As a helical structure. SmH * As shown in Fig. 52, the molecules take a layer structure in parallel.
The long axis of the molecule is tilted with respect to the layer,
It has a hexagonal filling structure in a plane perpendicular to the axis. SmC * And SmH * Has a helical structure of liquid crystal molecules
FIG. 53 shows a schematic diagram thereof. In the figure, e3 is the liquid crystal molecule and e4 is the electric dipole moment.
And e5 indicate layer boundary surfaces, respectively. Where each
Of the liquid crystal molecule e3 in the direction perpendicular to its long axis
And a certain angle with the Z axis perpendicular to the layer boundary surface e5.
Exercise while maintaining the degree θ, forming a spiral structure
You. This figure shows a state where no voltage is applied.
Assuming that a voltage above a certain threshold is applied in the X-axis direction
Then, the liquid crystal molecule e3 has an electric dipole moment e4 along the X-axis.
Orientation to be parallel. SmC * Phase or SmH * A phase is one of the phase transitions due to temperature conditions
These liquid crystal compounds are used
When the display device is used,
It is preferred to make a selection. FIG. 54 shows the aforementioned ferroelectric liquid crystal (hereinafter referred to as FLC: Ferroele
ctric Liquid Crystal)
It is shown in a typical manner. e1 and e1 ′ are In Two O Two , SnO Two is there
Or a transparent electrode such as ITO (Indium-Tin Oxide)
Substrate (glass plate), between which the liquid crystal molecule layer e2
SmC oriented perpendicular to the glass surface * Phase liquid crystal enclosed
Have been. The liquid crystal molecule e3 shown by the bold line is the molecule e3
It has a dipole moment e4 in the orthogonal direction. substrate
Apply a voltage above a certain threshold between the electrodes on e1 and e1 '
And the helical structure of the liquid crystal molecule e3 unwinds, dipole moment
The liquid crystal molecules e3 are oriented so that
You can change direction. The liquid crystal molecule e3 has an elongated shape
And has a refractive index anisotropy in the major axis direction and the minor axis direction.
And therefore, for example, the orientation direction and
If you place the polarizers arranged in the Snicol positional relationship,
This is a liquid crystal optical modulator whose optical characteristics change depending on the polarity.
It is easy to understand. Furthermore, when the thickness of the liquid crystal cell is made sufficiently thin (for example,
In this case, an electric field is applied as shown in FIG.
The helical structure of the liquid crystal molecules is unwound even without
Child moment P or P 'is upward or downward in the figure
Take either of the following conditions: In such a cell,
As shown in FIG. 55, electric fields E of different polarities exceeding a certain threshold value
Alternatively, when E 'is given for a predetermined time, the dipole moment
Is upward corresponding to the electric field vector of the electric field E or E '
Or change the direction to downward, and the liquid crystal molecules
Either the first stable state f3 or the second stable state f3 '
Orientation. Advantages of using such an FLC as an optical modulation element
There are two points. First, the response speed is extremely high (1).
Second, liquid crystal molecules are bistable.
Is to have a state. The second point will be described with reference to FIG. 55, for example.
Is applied, the liquid crystal molecules e3 are oriented to the first stable state f3
However, this state is stable even when the electric field is turned off. Also reverse
When the electric field E 'is applied, the liquid crystal molecules e3 are in the second stable state.
Orients to the state f3 'and changes the direction of the molecule, but again
This state remains even when the electric field is turned off. That is, the liquid crystal
The molecule e3 will have memory. Also give the electric field
As long as E does not exceed a certain threshold,
Has been maintained. Effectively realizing such high response speed and memory
In order to achieve this, the cell method is preferably as thin as possible.
Generally, 0.5 μm to 20 μm, especially 1 μm to 5 μm
Are suitable. Next, the outline of the FLC driving method will be described with reference to FIGS. 47 to 49.
Will be explained. FIG. 56 shows a matrix in which an FLC compound (not shown) is interposed in the middle.
It is a schematic diagram of a cell having a trix electrode structure. com
This is a scanning electrode group, and seg is a signal electrode group. Run first
The case where the inspection electrode com1 is selected will be described. FIGS. 57 (A) and 57 (B) are examples of scanning signals.
And applied to each selected scan electrode com1
The electrical signal and the other scan electrodes (the unselected scan electrodes)
Pole) Indicates electric signals applied to com2, com3, com4 ...
You. FIG. 57 (C) and FIG. 57 (D) show one example of the information signal.
It is an example, respectively, the selected signal electrode seg1, seg3,
given to seg5 and unselected signal electrodes seg2, seg4
4 shows an electric signal. 57 and 58, the horizontal axis represents time.
And the vertical axis represents the voltage. For example, to display a video
In this case, the scanning electrode group com is sequentially and periodically selected.
You. Now, a predetermined voltage application time Δt 1 Or Δt Two Against
Provides a first stable state of a bistable liquid crystal cell
-V th1 And give a second stable state
+ V for the threshold voltage th2 And the selected scan
The electrode signal given to electrode com (com1) is shown in Fig. 57
Phase (time) Δt as shown in (A) 1 Then 2V,
Phase (time) Δt Two Now, with an alternating voltage of -2V
is there. Different voltages are applied to the selected scanning electrodes.
When an electric signal having a plurality of phase intervals
Equivalent to the "dark" (black) or "bright" (white) state
Fast change of the state of the liquid crystal between the first and second stable states;
Can be awakened quickly. On the other hand, the other scanning electrodes com2 to com5.
As shown in (B), the central potential of the cell applied voltage,
It is at a quasi-potential (for example, a ground state). Also selected
The electrical signals given to the signal electrodes seg1, seg3, seg5
V as shown in FIG. 57 (C), and
The electrical signals given to the signal electrodes seg2 and seg4 are shown in FIG.
-V as shown in (D). Each of the above
The voltage value is set to a desired value that satisfies the following relationship.
You. V <V th2 <3V −3V <−V th1 <-V Each pixel when such an electric signal is given
That is, for example, it is applied to pixels A and B in FIG. 56, respectively.
FIG. 58 (A) and (B) show the voltage waveforms. Sand
That is, as apparent from FIGS. 58 (A) and (B), the selected
In the pixel A on the scanning line, the phase Δt Two At the threshold
Value V th2 A voltage exceeding 3 V is applied. Also, the same scanning
In the pixel B existing on the line, the phase Δt 1 At -Vth
A voltage exceeding 1 -3V is applied. Therefore, selected
Whether a signal electrode is selected on the scanning electrode line
Accordingly, if selected, the liquid crystal molecules have a first stable state.
To the second stable state if not selected.
Turn around. On the other hand, as shown in FIGS. 58 (C) and (D),
On scan lines that are not selected, the power applied to all pixels
The voltage is V or -V, neither of which exceeds the threshold voltage.
No. Therefore, in each pixel other than on the selected scanning line,
Liquid crystal molecules were scanned last time without changing the alignment state
Orientation corresponding to the current signal state
You. That is, when the scanning electrode is selected,
Is written, and one frame is completed.
Until the next time it is selected, its signal state can be retained
That is. Therefore, even if the number of scanning electrodes increases,
No change in selection time / line, no reduction in contrast
Does not occur. As described above, a table using a conventional TN-type liquid crystal
In order to solve the problems of the indicator,
It is stable and even when no electric field is applied.
FLC that realizes a display element that can maintain a stable state of
Has been proposed, but this FL
Regarding specific drive control of display element using C, various
There are important characteristics to consider. [Problems to be Solved by the Invention] An object of the present invention is to provide, for example,
Optical modulators such as ferroelectric liquid crystal devices (FLC
Element) to constitute a display device,
Since proper drive control is performed while effectively utilizing the characteristics
The present invention provides a display control device that can be used. [Means for Solving the Problems] To achieve the above object, the present invention provides a scanning electrode group.
And the signal electrode group, wherein the scanning electrode group and the signal electrode
Display devices with ferroelectric liquid crystal display elements arranged between groups
The driving signal supplied to the scanning electrode group is
The waveform has an inverted waveform during the driving period, and the inverting function is
N (n is the same as the driving signal and the same scanning electrode)
Drive in which the (natural number) th and (n + 1) th waveforms are in an inverting relationship
It is characterized by having a means for supplying a signal. [Operation] According to the above configuration, the scanning electrode is provided within one driving period.
Waveform is inverted, and the waveform is
Are inverted, and furthermore, the n-th
The waveform and the (n + 1) th waveform are inverted. Thereby, when driving the scanning electrodes and the signal electrodes,
Voltage application time to threshold voltage of ferroelectric liquid crystal display
Can be reduced. Examples Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The description will be made in the following procedure. (1) Outline of device (2) Configuration of display (3) Outline of display control (3.1) Display frame (3.2) Display element drive waveform (3.3) Display element drive voltage (3.4) Temperature compensation (3.5) ) Display drive system (3.6) Clear display screen (4) Display control device components (4.1) Main symbols (4.2) Control unit (4.3) Memory space (4.4) Data output unit, (4.5) A / D converter (4.6) D / A converter and power supply controller (4.7) Frame driver (4.8) Display driver (4.8.1) Segment driver (4.8.2) Common driver (4.9) Drive waveform (5) Display control (5.1) Overview of control procedure (5.2) Details of control procedure (5.2.1) Power on (initial) (5.2.2) Block access (5.2.3) Line access (5.2.4) Power OFF (6) Effect of the embodiment (6.1) Effect of frame formation (6.2) Effect of temperature compensation (6.3) Control of the control in response to image data input Effect (6.4) Effect of display drive unit arrangement (6.5) Effect of forced screen clear (6.6) Effect of power supply controller arrangement (6.7) Effect of waveform change and inversion drive (7) Modification (7.1) Frame configuration (7.2) Temperature compensation timing and partial rewriting (7.3) One horizontal scanning period and drive voltage value (7.4) Waveform setting (7.5) Block access or line access
Selection (7.6) Number of scanning lines (7.7) Erasure of effective display area (7.8) Position of temperature sensor (7.9) Display, display controller and word processor
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention. Where 1 is this example
Supply the image data related to the display to the display related to
A word processor as a host device. 50
Is a display control device according to this example, and is a word processor book.
For the display data etc. supplied from the body 1, various conditions described later
The display is driven and controlled according to the above. 100 using FLC
The configured display. 200 and 300 are display control devices
Each according to the drive data etc. supplied from the main unit 50 side
To drive signal electrodes provided on the display 100.
Drive unit and common drive unit that drives the scanning electrodes
It is. 400 is a suitable position of the indicator 100, for example, average temperature
Is a temperature sensor provided at a portion exhibiting the following. In the display 100, 102 is a display screen, 104 is a display screen 1
02 is the effective display area on the display screen 106.
It is a frame provided outside the area 104. In this example, the frame 106
The electrodes corresponding to are arranged on the display 100 and driven to drive
A frame portion is formed on the screen 102. In the display control device 50, 500 is described later with reference to FIG.
The display unit 100 and the word processor 1
It controls the transmission and reception of various data with the server. 600 is Fig. 16
Is a data output unit described later, and is a word processor.
The control unit 50 for the display data supplied from the main body 1
Drive of the display drive units 200, 300, etc. according to the setting data from 0
Operation and activation for data setting of the control unit 500 are performed. 700
Denotes a frame drive unit, and output data from the data output unit 600
The frame 106 is formed on the display screen 102 based on the. 800 is a power supply controller under the control of the control unit 500.
The voltage signal from the word processor frame 1
To generate the voltage applied to the electrodes by the display drive units 200 and 300
I do. 900 is between the control unit 500 and the power controller 800
It is a D / A converter arranged, and the digital quantity of the controller 500
Is converted to analog data and the power supply
Supply to Troller 800. 950 is temperature sensor 400 and control unit 5
The A / D converter is located between the
Converts output analog temperature data to digital data
And supplies it to the control unit. The word processor body 1 includes a display device 100 or a display system.
A host device that supplies display data to the control device 50
Of course, and of course other forms of host
Alternative to remote devices such as computers and image reading devices
Is possible, but in any case,
Data can be exchanged. That is, first
As data to be supplied to the display control device 50, D: an image data, an address for designating a display position of the data.
Signal including horizontal data and horizontal synchronization signal. Display address of image data (table in effective display area 104
Address data that can be specified
Is a host device having a VRAM corresponding to the effective display area 104.
Output the address data as it is
It can also be done. In this example, the word
The processor 1 converts this signal into a horizontal synchronization signal or a return signal.
The data is superimposed on the line erase signal and supplied to the data output unit 600. CLK: transfer clock for image data PD0 to PD3. The data is supplied to the data output unit 600. PDOWN: A signal notifying that power to the system is to be shut down. Supplied to control unit 500 as non-maskable interrupt (NMI)
I do. And Further, the display control device 50 is provided to the word processor 1.
P ON / OFF: When the system power is turned on and off
At that time, the display control device 50 side starts up and
Status to notify that shutdown has been completed. The control unit 500 outputs. Light: ON / OFF of the light source FL combined with the display device 100
Signal to indicate. The control unit 500 outputs. Busy: The display control device 50 side is
The word processor 1 to make various settings
A synchronization signal that causes the transfer of the signal D to wait. That is, the book
In the example, the word processor 1 sends this Busy signal
Acceptable. The control unit 500 supplies the data via the data output unit 600. (2) Configuration of display Fig. 2 and Fig. 3 are each configured using FLC.
Exploded perspective view and cross section showing an example of the configuration of the display 100 shown in FIG.
FIG. In these figures, 110 and 120 are respectively
Glass plates placed on the top and bottom
Arranged so that it becomes crossed Nicol with respect to the orientation of the child
Is provided. 122 is provided on the lower glass substrate 120
Wiring part, for example, transparent electrode 124 such as ITO and insulating
Consists of a membrane 126. 128 is transparent when low electrode resistance is required
It is a metal layer to be added on the electrode 124, and the display is small.
Need not be added. 112 is on the upper glass substrate 110
It is a wiring part provided, and is provided on the wiring part 122 of the lower glass substrate 120.
Transparent electrodes 114 similar to the respective parts 124 and 126 in FIG.
And an insulating film 116 and the like. The wiring directions of the wiring portions 112 and 122 are orthogonal to each other.
It is. Also, for example, the effective display area 104 is
Using its long side as the horizontal scanning direction,
Supports the effective display area if you want to provide
Then, 400 or 800 transparent electrode groups are set in the wiring section.
In this example, the horizontal scanning direction is the common side.
And a group of 400 transparent electrodes 114 on the upper wiring section 112,
A group of 800 transparent electrodes 124 is provided in the wiring section 122 of the section.
You. Also, outside the effective display area 104 inside the display screen 102
In the portion corresponding to, transparent electrodes 150 for displaying a frame,
If 151 groups are the same as the transparent electrodes 124 and 114 for data display
Or different shapes. Reference numeral 130 denotes a sealing portion of the FLC 132, and the axis of the FLC element (see FIG. 44)
A pair of alignment films 136 for aligning (Z axis) and
Then, the FLC element is changed to the first or second type as shown in FIG.
The distance between the alignment films 136 is regulated so as to take a stable state.
And a spacer 134. 140 encloses FLC132
Sealing material such as epoxy, etc., 142 filled with FLC 132 in the enclosure 130
Filling port 144 to seal the filling port 142 after the filling
It is a sealing member to be performed. 210 and 310 are respectively the segment side drive unit 200
Segment drive element and como
Drive element that is a component of the drive unit 300
In this example, it is an integrated device that drives 80 transparent electrodes.
Circuits are provided, 10 and 5 respectively. 280
And 380 each have a segment drive element 210
Places the substrate to be mounted and the common drive element 310
Substrates 282 and 382 are substrates 280 and 3 respectively.
Flexible cable connected to 80, 299 is flexi
Cable 282 and 382, connect the display
The connector is connected to the control device 50. 115 and 125 are connected to the transparent electrodes 114 and 124, respectively.
Continuously formed extraction electrodes.
Drive elements via conductive members 384 and 284
Connect to 310 and 210. In this example, the lower part of the lower glass substrate 120
Light is radiated from the arranged light source FL, and the FLC element is moved to the first or second position.
Performs display by driving to the second stable state. (3) Overview of display control Applying a display as shown in FIGS. 2 and 3
In such cases, the following problems regarding the characteristics of the FLC element
In this example, we pay special attention to
Configuration of the indicator 100 using the
Drive control is realized. (3.1) Display frame The display 100 was constructed as shown in FIG. 2 and FIG.
In the case, the group of the transparent electrodes 114 on the common side and the segment side
In a range in which a group of transparent electrodes 124 are arranged in a matrix.
The corresponding area on the display screen 102 is
The displayable area, that is, the effective display area 104
There are transparent electrodes on the common side and segment side
Outside the matrix arrangement range of the group and inside the sealing material 140
Display screen 10 including the area corresponding to at least a part of
2 means that the effective display area 104 is completely visible
Desirable above. However, the common side and segment side transparent
Just by arranging the pole group, such a part will eventually
Only the electrodes on one side pass through, so
FLC of the part is floating regardless of the display of image data
It becomes In other words, in such a state, the FL
Since C takes the first or second stable state,
The area on the display screen 102 corresponding to the minute
(White) and non-transparent area (black) are mixed.
The effective display area 104 not only impairs the beauty of the result display
It is difficult to clearly indicate, or cause an illusion to the operator
Condition can also occur. Therefore, in this example, such an effective display area 104
Of the common side or segment side transparent electrode
Transparent electrodes (hereinafter referred to as frame transparent electrodes) 151 and
And 150, and by driving these appropriately,
The part 106 is formed. As a transparent electrode for this frame
Of the transparent electrode 114 on the common side on the upper glass substrate 110.
Segments on both sides of the installation area and on the lower glass substrate 120
On both sides of the arrangement range of the transparent electrode 124, for example, 1
Six electrodes 151 and 150 are arranged. Note that FIG.
For the sake of simplicity, the
And only one on each side is shown. (3.2) Display element drive waveform One of the features of the FLC display element is that it has memory characteristics.
The threshold application time, which will be described later with reference to FIG.
The problem with the drive waveform due to the dependence
And their solutions are described below. In FIG. 56, scanning electrodes com1 to com5.
Of the pixels formed at the intersections of g1 to seg5 ...
Indicates a “bright” state (white), and a pixel indicated by a white background indicates a “dark” state
(Black). These states are described above
Corresponds to a first stable state and a second stable state of the FLC
Things. Now, note the display on the signal electrode seg1 in Fig. 56.
At first, the pixel A corresponding to the scanning electrode com1 has a “bright” shape.
And all other pixels B are in the “dark” state.
You. FIG. 5A shows an example of the driving waveform in this case.
A scanning signal, an information signal given to the signal electrode seg1, and an image
And the voltage applied to the element A in time series.
You. For example, when driving is performed as shown in FIG.
When the scanning electrode com1 is scanned, the time Δt 1 Pixel at
A has a threshold V th Voltage of 3V exceeding
Regardless of history, pixel A is in one stable state, ie,
Transition to the "bright" state. After that, com2 ~ com5… are scanned
During this time, a voltage of -V is applied as shown in FIG.
But this is the threshold -V th Pixel
A can keep the "bright" state. However, in this way, one signal electrode
Signals (in this case, corresponding to "dark") continue to be given
When displaying information, the number of scanning lines is extremely large.
There is also a problem that arises when high-speed driving is required. FIG. 4 shows this characteristic characteristically.
In the figure, the horizontal axis represents the drive voltage value V, and the vertical axis represents the pulse width ΔT (when applied)
Interval). As is apparent from FIG.
Value V th (Drive voltage value) has an application time dependency,
The shorter the application time, the steeper the curve.
Understood. From this, it was carried out in FIG. 5 (A).
The driving waveform is as follows, and the number of scanning lines is extremely large.
When applied to elements driven at high speed, for example,
Element A is co even if it is shifted to the "bright" state during com1 scanning.
Since the voltage of -V is always applied after the m2 scan,
Accumulation of application time until scan electrode com1 is scanned
This enables transition even at a low threshold, and pixel A
The danger of reversing to a "dark" state
Recognize. FIG. 5 shows a driving waveform for preventing such a phenomenon.
The method shown in (B) can be used. This way
Does not send scanning and information signals continuously.
In addition, a predetermined time interval Δt 'is set as the auxiliary signal application period.
During this period, an auxiliary signal that grounds the signal electrode
It shows the mode of giving. In this auxiliary signal application period,
Since the scanning electrode is also grounded similarly,
The voltage applied between the signal electrodes is the reference potential and is shown in FIG.
Substantially applies voltage application time dependence on threshold voltage of FLC
Can be eliminated. Therefore, it occurred at pixel A
It can prevent the “bright” state from reversing to the “dark” state.
Wear. The same can be said for other pixels. Still another more preferred example is the drive shown in FIG.
By applying a dynamic waveform to the scanning electrodes and the signal electrode group,
Can be implemented. In FIG. 6, the scanning signal is an alternating pulse of ± 2 V.
Signal. The information signal is synchronized with the pulse signal.
Sent to the electrode group, this is the "bright" or "dark" information
Corresponding to + V or -V, respectively. now,
When the scanning signals are viewed in time series, com n (the n-th scanning
Pole) and com n + 1 (n + 1th scan electrode)
Time interval Δt 'is provided as the auxiliary signal application period
You. During this time, the signal electrode group receives signals during comn scanning.
When an auxiliary signal with a polarity opposite to that of the signal electrode group is sent, each signal electrode
Are given, for example, in seg1 to seg3 in FIG.
It is as shown in That is, α ′ in FIG.
The auxiliary signals of ε 'are inverted with the polarities of the information signals α to ε, respectively.
Polarity. For this reason, for example, in FIG.
Looking at the voltage applied to the pixel A in chronological order,
Even if the same information signal is continuously applied to the signal electrodes of
In this case, the voltage applied to the pixel A is V th The following voltages alternate
At the time of voltage application to the threshold voltage in FLC
The dependency between com1 and com1
Information (in this case, "bright") is written next
There is no reversal before. The two examples of the driving waveforms described above are conceptual for explanation.
In an embodiment to be described later, in the display screen 102,
Driving in the effective display area 104 or the frame 106 or actual driving
Depending on the mode of access and temperature
An appropriate driving waveform is used. Also the waveform described above
Has a positive / negative symmetry, but is not necessarily
Not a name. (3.3) Driving voltage of display element The FLC display element according to this example has a liquid crystal
So that the dipole has its dipole moment in the direction of the electric field
Orientation and even when the electric field is removed,
The feature is to keep it. By the way, two stable states realized as described above
A state change from one state to the other is applied to the display element.
The mode differs depending on the voltage value. That is, FIGS. 7A and 7B show the driving voltage.
(Applied voltage) and FLC transmittance over time
It was done. FIG. 7A shows that the drive voltage is equal to the threshold voltage −V.
th When the transmittance is in one state.
Change from the other state (for example, “bright” to “dark”).
FIG. 13B shows a case where the drive voltage does not exceed the threshold value.
In this case, the liquid crystal molecules react, but the orientation is reversed.
And the transmittance returns to the original state. In addition, the threshold varies with the type of FLC, and
It fluctuates with the dynamic temperature. This will be described later with reference to FIG.
You. Next, as described above with reference to FIGS.
The dynamic voltage values include the sign of the scanning signal, the sign of the information signal,
And five values of the reference potential are required.
Is controlled by an appropriate power supply according to the apparatus of the present embodiment described later.
Is generated. As is clear from the above, when setting the drive voltage,
Therefore, appropriate temperature compensation considering the threshold etc. must be performed.
No. (3.4) Temperature compensation Regarding the FLC display control of this embodiment, special consideration should be given to temperature compensation.
What we need to consider is SmC * Phase FL
C is the pulse width (voltage application time), drive voltage value, etc.
The driving conditions related to
These driving conditions
FLC drive, because the range of cases is narrow
In this case, fine temperature compensation is required. This temperature compensation detects the temperature of the FLC.
Detection of ambient temperature in 02 and drive voltage corresponding to detected temperature
Value setting, pulse width, that is, setting of one horizontal scanning period,
It is done by. The movement of the display screen 102
Considering the operation speed, etc., manual compensation is extremely difficult.
It is difficult. Therefore, temperature compensation is an important factor in FLC display element control.
Specific requirements. The FLC drive parameters, such as the pulse width and drive voltage
A description will be given of how the conditions change with temperature fluctuation. FIG. 4 shows the relationship between the drive voltage value and the pulse width as described above.
According to this figure, the pulse width ΔT is short.
It can be seen that a larger driving voltage V is required as the voltage becomes lower. The pulse width ΔT includes an upper limit ΔTmax and a lower limit ΔTmin
Exists for the following reasons. That is, the so-called
At the time of fresh driving, the frequency f (= 1 /
If ΔT) is less than about 30Hz, it will cause flicker
Therefore, there is a lower limit, that is, ΔTmax, at the frequency f.
If the frequency f is higher than the video rate,
If the speed is higher than the speed of data transfer from
Communication between display screen 102 and word processor 1 is not possible
Frequency f has an upper limit, that is, ΔTmin.
Exist. Further, similarly, the driving voltage V has an upper limit Vmax and a lower limit Vmax.
Vmin exists. This is mainly due to the functions of the drive unit.
It is a cause. FIG. 8 shows the temperature Temp on the horizontal axis and the logarithm of the drive voltage V on the vertical axis.
Shows the relationship between drive voltage and temperature when
The figure shows the change in temperature when the pulse width ΔT is fixed.
Threshold voltage value V th Is shown. As is clear from the figure,
It is understood that the drive voltage value decreases as the temperature increases.
You. From what was described with reference to FIG. 4 and FIG.
If it rises, the drive voltage value will drop or the pulse width will be short
It turns out that it will be. FIG. 9 shows the relationship between the driving conditions as described above,
FIG. 5 is a diagram for driving. The figure is a look described later
This is an analog representation of the uptable,
The backup table is detected by the temperature sensor 400.
Drive condition data is stored in accordance with the
You. FIG. 9 shows the temperature Temp on the horizontal axis, the drive voltage V on the vertical axis, and
FIG. 4 is a diagram showing a frequency f (= 1 / ΔT), and a temperature range;
When the frequency f is fixed in (A), the temperature Temp increases.
Then, the driving voltage value V drops and exceeds Vmin. Follow
At the temperature point (D), the larger frequency f is set to a fixed value,
The corresponding drive voltage value V is also determined. Below, temperature range
(B) and (C), each of which is similar at temperature point (E)
The operation is repeated. Curve shape formed as above
Depends on the characteristics of the liquid crystal, etc.
The number of sawtooth waves can be determined as appropriate. Further, the following is considered in the embodiment. The FLC element has its characteristics even in the temperature range normally used.
Characteristics vary greatly, and a single drive waveform
It is not enough to simply adjust the pulse width and voltage
There is something wrong. For example, even in the range of 45 ° C. to 5 ° C.
The operating speed may be different on the order of several times,
In such cases, the environmental conditions such as the time zone and season
The difference also causes a sense of incongruity in operation. Therefore, in the embodiment described later, the temperature which is usually used is described.
Divide the temperature range, and
To define appropriate drive waveforms and
Adjust pulse width and voltage according to temperature for waveforms
The average of the operating characteristics.
You. (3.5) Display drive system In this example, data access to the display screen 102
The aspect corresponds to the horizontal scanning line (corresponding to the common side transparent electrode 114).
Line access for each line) and one unit for several lines
Block access for each block
Then, an access is made by any of the preset settings. Ma
In addition, the real address from the word processor main body 1 as the host device is used.
Block or line related to access by dress data
To be able to recognize Here, FIG. 10 shows that the effective display area 104 is a predetermined number of lines.
, BLKl,..., BLKm (1 ≦ l ≦
m). In this example, vertical scanning
400 common-side transparent electrodes 114 in the direction (400 lines)
With 20 blocks in units of 20 lines.
The effective display area 104 is divided into blocks (m = 20). And
Data access for each block divided in this way
When doing this, first, all the lines included in the block
After clearing the display of,
Write data sequentially up to the last line. On the other hand, the display 100 is structured as shown in FIGS.
If done, does the FLC element have memory?
Data that is not updated on the display screen is refreshed.
There is no need to access only the data related to the change on the display screen.
Will be sufficient. In this example, a word processor which is a host device
Depending on the function of the main unit 1, the first line of the effective display area 104
Riff that constantly refreshes the display from the last line to the last line
Driving drive, that is, driving a display without memory
Refreshing equivalent to so-called refreshing drive
And the block or
Partial rewrite driving for rewriting only lines is enabled.
That is, the word processor main body 1 has no memory.
Refresh in the same way as refreshing
Refresh operation when sending data
The block or line when a change occurs.
Partial rewrite operation is possible when image data is transmitted
Noh. When erasing blocks or writing to lines,
Drive based on the temperature compensation data described in (3.4)
U. The temperature compensation data is updated in the refresh drive mode.
In the case of
During the period until access, that is, during the vertical flyback period
And On the other hand, when performing partial rewriting,
Can be performed at regular intervals. In addition, considering the driving conditions described in (3-2), 1
When a positive / negative asymmetric drive waveform is given to a line,
Lines have more positive or negative energy than others.
In this state, the stable state of the FLC element changes.
Adversely affects the control focusing on the memory characteristics of the FLC element
Can be considered. Therefore, in the embodiment, one line
During the driving period, the waveform determined appropriately and the waveform are inverted.
(Hereinafter referred to as the line
Inversion), the total drive energy in one line
Is set to 0 so that the stable state of the FLC element does not change.
I do. In addition, when driving the display 100 for writing, the scanning
Scan while sequentially selecting pole 114 (common line)
Supplying signals to signal electrodes 124 at the same time at the time of selection
The same waveform is applied to the common line.
When added, the elements are uniformly shifted on the time axis for each line.
One optical response characteristic, which allows the operator to
You will feel flicker on 102. Therefore, this implementation
In the example, every line (every one horizontal scan) or every few lines
The driving waveform is also inverted, that is, every adjacent line
Alternatively, a waveform of opposite phase should be given every few lines.
This is called MH reversal below). This means that humans can see the optical response
One line or several lines next to each other
If they are driven in opposite phases, you will feel swell on the display screen
It is based on being able to prevent kinking. In addition, in the embodiment, in the refresh driving mode,
1 unit from the first line to the last line (1 frame
Each line) or every N frames.
Process to invert the drive waveform for the
Inversion). That is, there is one frame
As a result of performing in-line inversion for a line, the line
Shows an appropriate waveform (hereinafter referred to as “no
I ′ and its inverted waveform I in this order.
If given, next frame or N frames
During the subsequent drive, the inverted waveform I and the normal waveform I '
Be given in order. The descent of this frame inversion
It will be described later. (3.6) Clearing the display screen In this example, the FLC element has
Maintains first or second stable state without pressure application
Things. In other words, unless a voltage is applied,
Is held. Therefore, when the power is turned off, the display screen 102, at least
It is desirable to clear the effect display area 104. For example, the table
Power-off can be recognized depending on the status of the display screen 102.
is there. Also, when the power is shut off for some reason,
The clear state of the display screen changes and meaningless data is displayed
It is possible that the actual
To prevent the mixture of display data and meaningless data
Clearing the effective display area 104 when turning on the power
desirable. Focusing on this point, in this example, when power is turned on,
To clear the effective display area 104 and form the frame 106
And clear them even when the power is turned off.
You. When clearing the effective display area 106,
Block erasure as described in (3.5) is performed for all blocks.
About to do. Furthermore, in such a clearing, the host device
Screen erase data from the main word processor 1
Even if it is not supplied with all-white data),
So that the burden on the word processor 1 can be reduced.
High speed of clearing by reducing and eliminating transfer
Plan. (4) Configuration of each part of the display control device The functions described in “(3) Overview of display control” are realized.
Of the display control device 50 for the purpose will be described in detail. (4.1) Main symbols First of all, signals or data exchanged between parts
Summarize about. (4.2) Control Unit FIG. 11 shows a configuration example of the control unit 500. Where 501 is
Each part is controlled according to the control procedure shown in FIG.
Microprocessor-type CPU 503 is the third CPU executed by CPU 501.
41 In addition to the programs corresponding to the control procedures shown in Fig. 12, Fig. 12
It is a ROM in which various tables shown are developed. 505 CPU 501
RAM used for work and the like in the process of executing the control procedure.
You. In this example, this RAM 505 is used for frame inversion.
Counter, i.e., how many frames
Area FC that stores a value N indicating whether
Counter for NT and MH inversion, that is, every number of lines
Stores a value that indicates whether to give a waveform in reverse phase and uses it as a counter.
When setting the waveform according to the area LCNT used and the temperature
Used to recognize the waveform used at that time.
And a register CX. PORT1 to PORT6 are ports that can set the input / output direction
Yes, respectively, ports P10-P17, P20-P27, P30-P3
7, with P40-P47, P50-P57 and P60-P67. P
ORT7 is an output port and has P70 to P74. DDR1
DDR6 is the input / output method of the port section PORT1 to PORT6, respectively.
Input / output setting register (data
Direction register). In this example,
There are ports P13-P17 (signals A3-A
7), ports P21 to P25 and P2 of port PORT2
7, P40 and P41 of port section PORT4 (signals A8 and
And A9), Ports P53-P57, Port
Port P62 of port PORT6 and port P72 of port PORT7
~ P74, and each terminal MP0, MP1 and STBY of CPU501 are not used.
It is for. 507 and 509 reset the CPU 501, respectively.
Reset section and the operation reference clock (4M
Hz). TMR1, TMR2 and SCI are the reference clock source and registers.
The reference clock in accordance with the setting in the register.
This is a timer capable of frequency division and the like. First, timer TMR2
Divide the reference clock according to the register setting and output data
A signal Tout serving as a system clock of the unit 600 is generated.
In the data output unit 600, based on the signal Tout,
Generates a clock signal that defines one horizontal scanning period (1H)
You. The timer TMR1 determines the operating time on the program and the display screen 10
2 to adjust 1H, and use that adjustment
It is realized according to the set value to the star. These timers TMR1 and TMR2 are set based on the set value.
When the set time expires, or
Signal IR as an internal interrupt at the start of the next timing operation
Q3 is supplied to the CPU 501, and the CPU 501
I can. Note that timer SCI is not used in this example.
It is. In FIG. 11, AB and DB are CP
Internal address bus and data connecting U501 and each part
Tabus, 511 is a hand between port parts PORT5, PORT6 and CPU501.
Shake controller. (4.3) ROM memory space (4.3.1) Configuration of memory space Fig. 12 shows an example of the configuration of the memory space allocated to the ROM 503.
Show. Here, each area of A000H to A3FFH and A400H to A7FFH
The A / D converter 950 and the D / A converter 900 respectively
When accessing, store the data to specify them.
It is. For A800H to ABFFH, access the data output unit 600.
The display drive register (see Fig. 16).
The data for specifying (see) is expanded. The area C000H to E7FFH is the area from the word processor 1
This area is referred to in response to the transmission of address data RA / D.
Address transmitted during block access.
Data is related to the first line of the block
Jumping table to determine the
Common side to be driven for real address data RA / D
And a line table for specifying a line. Regions E800H to EFFFH are shown in FIGS. 42 and 45 to 47.
Stores various parameter groups used for control described later
Area that stores the number of blocks (20 in this example)
Block related data area (E800H ~), according to temperature
D / A converter 900 for variable setting of drive voltage of transparent electrode
D / A converter related data area (E
900H ~), display 100 in block access mode
Clock To which is the reference for setting one horizontal scanning period (1H) above
The setting data to the register TCONR in the timer TMR2 that outputs ut
Block access timer TMR that stores data (TCONR)
2 Setting data area (EA00H ~), operating time on display 100
Delay tie to adjust the time for control
Register setting data (CNTB) of timer TMR1
Timer TMR1 setting data storing (CNTL) and (CNTBB)
Regions (EB00H ~, EC00H ~, ED00H ~ respectively). In addition, in the line access mode,
Timer TMR that outputs clock Tout, which is the reference for setting H
Setting data (TCONRL) stored in register TCONR of 2
Line access timer TMR2 setting data area (EE00H
~), And temperature in line access mode
Line for starting a program that drives with a different waveform
Set jumping table area for access (EF00H ~)
There is. The area E000H ~ is shown in FIGS. 41 to 42 and FIGS. 45 to 4.
7 A program corresponding to the processing procedure
This is the program area that was loaded. (4.3.2) Jumping card in block access mode
Cable (C000H ~) In this example, the word
Real address data RA sent from the processor body 1
Process depending on whether / D is related to the first line of the block
The route is different. This corresponds to the first line of the block.
The table in that block when address data is supplied
After clearing the indication,
This is based on the fact that sequential writing is performed. Therefore, the actual data transmitted from the word processor 1 is
Address data RA / D corresponds to the first line of the block
It is necessary to recognize whether or not it is
First, each address for the first line of each block
Data every time real address data is input
It is conceivable to make a comparison judgment. However, according to such successive approximation, the comparison
Differences in processing time occur as the number of targets to be increased increases
Become. That is, in the program of the comparison judgment processing step
This is because the number of comparison processes increases / decreases depending on the order. Therefore, in this example, a jumping table is used.
The following judgment process is performed to make the judgment time uniform.
So that For example, as shown in FIG.
The actual address data from 1 is "03" H (in the license
"3"), this data is shifted one bit to the left,
Set the two least significant bits to “1” and the least significant bit to “0”.
Then, data “C006” H after offset is obtained. this
Data is an address in the memory space, and this memory space
The code at the top address indicates whether it is the first line of the block.
If stored, all real address data
It is possible to identify whether it is the first line of a block in the same execution time
It works. Furthermore, the CPU 501 used is an index register (IX)
And the address indicated by the index register
Instructions that can jump to (for example, "JUMPIX" can be processed
If it is, store the offset data in IX and
Write the jump destination address in the jumping table
By executing the above instruction, the appropriate
Processing can be started. In this example, the index register is used as the CPU 501.
And those that allow the use of the above instructions, shown in Figure 14.
In accordance with the line number (0 to 399),
Set up ping table (C000H to C31EH) and jump
The procedure to be started (specifically,
Stores the start address on the program area for that procedure)
Keep it. Note that BLOCK, LINE and FLINE in FIG.
Each block erase operation at the time of block access
Order, line writing procedure, and the end of the effective display area 104
Procedure for updating temperature compensation data with line writing
These are shown in FIGS. 45 (A) to (D).
Will be described later. During line access, the temperature compensation data
Whether or not the last line to determine whether to perform the update procedure
Only one object needs to be compared.
And the line number
The judgment using the dress is not performed. (4.3.3) Line table The actual address data RA / D is the configuration of the common side drive unit 300.
Some require conversion. For example, in this example, drive
The part 300 consists of five common drive elements 310,
Each outputs 80 bits, and 4 outputs every 20 bits.
Construct block and scan 400 lines as common side line
Lines are provided. To select one of these scanning lines
(1) Select one of the five common drive elements 310
Select. (2) Four blocks assigned to the element 310
Select one from the list. (3) Select one line from the 20 lines in the block
You. Is performed. In this example, as shown in FIG.
Using the alternative address, the 12th to 8th bits are
Bit 310 and the sixth and fifth bits are used to select a block.
Alternately, the 4th to 0th bits are assigned for line selection.
From actual address data to line selection address data
The conversion is based on the jumping table of FIG.
Processing can be performed almost in the same way as the
The data may be expanded in a line table. In FIG. 15, reference numeral 680 denotes the selection of the element 310 (E).
A decoder chip for selecting the chip).
Depending on the configuration, and for chip select
Since 5 bits of 8 bits are allocated, 2 Five = 32
Up to a maximum of 310 elements 310 can be added. At this time
Can select 2560 lines as scanning lines.
You. (4.3.4) About various parameter storage areas In this example, the display 100 is driven according to the temperature condition.
Conditions such as drive voltage, one horizontal scan period, delay
Data, and in line access mode,
It also changes the shape data to achieve optimal drive control.
is there. Therefore, based on the temperature measurement data from the temperature sensor 400,
When driving, the driving conditions must be corrected.
No. Areas E900H to EFFH are areas where this correction data is stored.
Read out various parameters according to temperature as described later
In this example, the following storage is used to improve the efficiency of
I will go. That is, for one or a range of single-step temperatures,
Then, for example, each one D / A conversion section related data,
(TCONR), (CNTB), (CNTL) or (CNTBB),
(TCONRL) should correspond to the temperature
A group of parameters is an area where the lower 2 bytes have the same value.
To be stored. And almost as described in Figure 13
Similarly, the temperature data obtained from the A / D converter 950 or
The temperature data obtained by appropriately processing this is added to the lower 2 bytes.
And the upper 2 bytes can be rewritten sequentially and read
A group of parameters corresponding to the temperature
Become. For example, if the temperature data is "0080" H,
By accessing “E980” H address with “E900” H added
The data related to the D / A converter corresponding to the temperature (drive
Dynamic voltage), and then added “0100” H to “E980” H
By accessing address “EA80” H, timer TMR2
Setting data (TCONR) (1 horizontal scan on the display screen)
Data for generating the basic clock that defines the period)
Is obtained. Hereinafter, addition and access are performed in the same manner.
As a result, CNTB, CNTL, and CNTBB corresponding to the temperature are sequentially obtained.
Will be done. Also, especially in the line access mode,
The waveform is changed in accordance with
Data in block access mode (TCONR).
Since it cannot be used as is,
Range EE00H ~ Data according to temperature and waveform (TCONRL)
Read out and set. The jumper used in the line access mode
The driving table area EF00H ~
To launch a program to perform the
The start address of the program is stored for block access.
Startup processing similar to the jumping table (see Fig. 14)
I do. In this example, an operating temperature range of 45 ° C to 5 ° C is assumed.
This range is divided into three parts, and the line is
The waveform described below with reference to FIG.
In the temperature range of 35 ° C to 15 ° C.
The waveforms to be described later with reference to FIG.
N-waveform) in the temperature range of 15 ° C to 5 ° C.
The waveform described below with reference to FIG.
It is called a waveform. ) Is set to perform control. this
For this reason, in this example, a special program
Are activated, and output of A waveform, N waveform and C waveform
Routines LSTRA0, LSTRN0 and LSTRC0 related to force
The top address of the area corresponding to temperature
It has been converted. (4.4) Data Output Unit (4.4.1) Configuration FIG. 16 shows a configuration example of the data output unit 600. here
601 is connected to the word processor 1 and the signal D and
And a data input unit for receiving the transfer clock CLK.
The signal D is a word obtained by adding the image signal and the horizontal synchronization signal.
Is transmitted by the main processor 1 and is not
The horizontal synchronization signal or horizontal blanking period,
Data is superimposed and supplied. Thus, the data
The input unit 601 detects the horizontal synchronizing signal or horizontal blanking period.
The data output path is switched according to the presence or absence of the
The signal component superimposed at that time is the actual address data
And outputs as real address data RA / D.
At the time of detection, the signal components during that period are recognized as image data.
Output as 4-bit parallel image data D0 to D3.
You. The data input unit 601 is used to input real address data.
When recognized, activates the address / data identification signal A /
This signal A / is output from the ▲ ▼ generator 603 and DACT
It is guided to the generating unit 605. ▲ ▼ In the generator 603,
Outputs interrupt signal ▲ ▼ in response to signal A /
This is the interrupt command according to the setting of the switch 520.
Supplied to the control unit 500 as ▼ or ▲ ▼
Line access mode or block access mode.
Operation is performed. On the other hand, the DACT generator 605
The presence or absence of access to the display unit 100 in response to the arrival of signal A /
A DACT signal for performing another is output, and this is
▲ ▼ Lead to the generator 611 and the gate array 680. The generation unit 611 detects when the DACT signal is activated.
▲ ▼ For input of trigger signal from trigger generator 613
Activates the gate array 680 in response to the signal ▲ ▼
The control unit 500 performs A / D conversion on the generated ▲ ▼ trigger generator.
Instructs unit 950 to take in temperature information from temperature sensor 400.
Trigger signal is generated by write command ▲ ▼
I do. At this time, the ▲ ▼ trigger generator 61
3 is the chip select signal generated by the device selector 621.
The selection is made by the number ▲ ▼. That is,
In order for the control unit 500 to read the temperature data,
When performing select, ▲ ▼ trigger generator 613
Is also selected, and frame drive is also performed according to the line signal ▲ ▼
Will be activated. 619 is displayed according to the busy signal IBUSY from the control unit 500.
Signal BUSY for notifying the busy state of the
This is a busy gate to be sent to the processor body 1. 621 receives the signals A10 to A15 from the control unit 500, and
A / D converter 950, D / A converter 900 and data output according to
Signals for performing chip select of unit 600
Output ▲ ▼. 623 responds to the signal ▲ ▼
Is activated, and at this time, based on the signals A0 to A4 from the control unit 500,
Then, the latch pulse gate array 625 is set. La
The switch pulse gate array 625 is
This register is used to select a register.
The number of bits corresponds to the number of stars. In this example
Therefore, the register section 630 has 22 areas of 1 byte each.
The latch pulse gate array 625 has one bit for each area.
In a 22-bit configuration. That is, Regis
Selector 623 is the bit of the latch pulse gate array 625
When set, the area corresponding to the bit is selected.
Selected, and latch pulse gate
Read signal ▲ ▼ or write signal ▲ to ray 625
The system for the selected register is
Data reading or data writing via the system data bus
Is performed. In the register section 630, RA / DL and RA / DU
Lower and upper 1 byte of address data RA / D
This is the real address data register that stores and stores
Is performed by the real address storage control unit 641. DC L and DC U are the number of dots in the horizontal scanning line direction of the display.
(800 dots in this example)
Horizontal dot count for storing the upper 1 byte
Data register. Transfer of image data D0 to D3 starts
The number of horizontal dots that are activated at the time and count the appropriate clock
Counter 643 is stored in registers DCL and DCU.
The latch signal ▲
The generation unit 645 is caused to perform the generation. DM is a drive mode register, which is used for line access.
Or mode data corresponding to block access is written
I will. DL L and DL U are common line selection address data.
Register, 16-bit data shown in Fig. 15
Store the lower and upper 1 byte for each
You. Then, the data stored in the register DLL is
Address data CA6, CA5 for specifying the
And 5th bit) and address for line designation
Data CA4 to CA0 (corresponding to the 4th to 0th bits in FIG. 15) and
And output. The data stored in the register DLU
Is supplied to the decoder section 650, and the common drive element is supplied to the decoder section 650.
Chip select signal ▲ ▼ to ▲
Output as ▼. CL1 and CL2 are used in block access mode.
When driving the line on the mon side (line writing), the common side
1-byte data for storing drive data to be supplied to the drive unit 300
Regions SL1 and SL2 are also segment line
Drive data to be supplied to the segment side
This is a 1-byte area for storing data. CB1 and CB2 are blocks in block access mode
When driving the common side line during erasing, the common side
1-byte data for storing drive data to be supplied to the drive unit 300
Regions SB1 and SB2 are also
This is a 1-byte area for storing drive data to be supplied. CC1 and CC2 are line write in line access mode
When driving the common line at the time of
1-byte area for storing data to be supplied to the moving unit 300, S
C1 and SC2 are also supplied to the segment side drive unit 200
This is a 1-byte area for storing drive data. The next three 1-byte areas are the switching of the frame driver 700
Area for storing data to perform
Registers FV1, FVCc, FV2, FV3, FSVc, FV4
There is. Reference numeral 661 denotes a multiplier, which is a pulse signal Tout from the control unit 500.
Is doubled, for example. 663A, 663B, 663C and 663D
3-phase, 4-phase, 6-phase, and 12-phase ring couplers at the output of the multiplier 661
Counter, block access mode, or line
When N waveforms in the access mode are selected, one horizontal scanning period (1
H) is divided into 4 divisions, 3 divisions, 2 divisions and no divisions respectively
Used for This divided period is hereinafter referred to as ΔT.
For example, in the case of three divisions, 1H is formed by 3ΔT. In the line access mode, the normal waveform
In-line inversion control using a combination of I 'and inversion waveform I
When selecting the A waveform and the C waveform according to
I 'output period (hereinafter referred to as 1H * Called period, 1H * Period
1H is constituted by a plurality of combinations. Also the line
1H = 1H when inversion is not performed * It is. ) Ring
4 division, 3 division, 2 division or no division by counter
It is. At this time, for example, in the case of three divisions, 1H at 3ΔT
* , And ΔT in this case causes in-line inversion.
It is set to a value that is substantially smaller than ΔT when not performed. 665 is the ring counter from any of 663A to 663D output
Is a multiplexer for selecting the drive mode
Drive 1H according to the contents of register DM, i.e.
This is set according to data indicating whether or not to perform an action. For example,
In case of 3 division, select the output of 4-phase ring counter 663B
I do. 667 is a four-phase link for each output of the ring counter 663A to 663D.
Counter 669 is set similarly to multiplexer 665.
Multiplexer. FIG. 17 shows the clock Tout, the output waveform of the multiplier 661,
15 shows output waveforms of the counters 663A to 663D and 667. You
That is, the ring counter 663A is provided by the multiplexer 665.
When any of the ~ 663D outputs are selected, 4ΔT / 1H, 3Δ
T / 1H, 2ΔT / 1H or ΔT / 1H (or 4ΔT / 1H * , 3ΔT
/ 1H * , 2ΔT / 1H * Or ΔT / 1H * ) Is selected and its output
The waveform is sent to the shift register
And output of ON / OFF data for each ΔT
It is. The output of the 4-phase ring counter 667 is
The output waveform is selected by Lexer 669.
Supplied to the shift register 673 as a shift / load signal.
The operation is set for the selected number of divisions.
You. Referring again to FIG.
For the areas CL1, CB1 and CC1,
Clear signal ▲ ▼ and enable signal CEN
ON / OFF data for each ΔT is stored in areas CL2, CB2 and CC2
Similarly, the drive waveform defining signals CM1 and CM2 are turned off every ΔT.
On / off data. Also, the areas SL1, SB1 and S
C1 is the clear signal sent to the segment side drive unit 200
▲ ▼ and enable signal SEN on every ΔT
/ OFF data is similarly transmitted to the areas SL2, SB2 and SC2.
ON / OFF data for each ΔT of the shape specification signals SM1 and SM2
Store. In this example, the storage area for each signal data is 4 bits.
1 bit for 1ΔT ON / OFF data
Let me respond. That is, in this example, 1H or 1H * The largest of
The number of divisions is four. Reference numeral 671 denotes a multiplexer unit coupled to the areas CL1 to SC2.
Block operation according to the contents of the drive mode register DM.
Access mode when writing a line or when erasing a block.
Drive during line writing in line access mode
Select one from the signal data at the time of operation. This circle
In the multiplexor section 671, MPX1 has regions CL1, CB1 and CC.
4-bit data from 1 to any signal ▲ ▼
The multiplexer to select the MPX2 is also for the signal CEN
Multiplexer for selecting 4-bit data, MPX3 is area
4 bits for any signal CM1 from CL2, CB2 and CC2
A multiplexer for selecting data, MPX4 is also a signal CM
A multiplexer for selecting 4-bit data for 2
You. In addition, MPX5 is any one of areas SL1, SB1 and SC1.
Multi to select 4-bit data for signal ▲ ▼
Plexa and MPX6 also use 4-bit data for signal SEN
The multiplexer to select, MPX7 is the area SL2, SB2 and SC2
Select 4-bit data for any signal SM1 from
The multiplexer, MPX3, is also a 4-bit data for signal SM2.
This is a multiplexer for selecting data. 673 are connected to MPX1 to MPX8 of the multiplexer 671 respectively.
Shift register for combined parallel / serial (P / S) conversion
This is a shift register unit having P / S1 to P / S8
The output of the multiplexer 665 is given as a shift clock signal.
And the output period ΔT of 1-bit on / off data is regulated.
Is determined. Also, the output of multiplexer 669 is set.
As a preset signal for performing operations with the
available. 675 coupled to shift registers P / S1 to P / S8 respectively
Multiplexer unit having multiplexers MPX11 to MPX18
And 4 bits of each signal stored in registers CL1 to SC2.
Bit on / off data bit selection data (register DM
On / off data based on P / S conversion
677 is above for registers FV1, FCVc, FV2, FV3, FSVc, FV4
Same as shift register 673 and multiplexer 675
The output section that performs the same processing, 680 is the signal DACT and ▲
Opened in response to ▼, switch signal ▲ to frame drive unit 700
▼ to ▲ ▼, ▲ ▼ and ▲ ▼
It is a port array. 690 is used to activate the chip select signal DS1 of the D / A converter 900.
Accordingly, that is, when the D / A converter 900
Sends MR to the control unit 500, and generates a clock E generated by the CPU 501.
This is an MR generator for changing the pulse width of the pulse. (4.5) A / D converter FIG. 18 shows an example of the configuration of the A / D converter 950. Where 95
1 is an A / D converter and 953 is an A / D converter for the detection signal of the temperature sensor 400.
This is an amplifier that amplifies to a level suitable for the converter 951. When detecting the temperature, the control unit 500
Chip select signal via device selector 621
▼ and write signal WR (here ▲
(Shown as ▼). A / D conversion accordingly
The converter 951 is obtained from the temperature sensor 400 via the amplifier 953.
Conversion of the temperature detection signal of the analog
At the end of the operation, activate the signal ▲ ▼ to change the A / D
The control unit 500 is notified of the end of the switching. The control 500 responds to this by sending a read signal to the A / D converter 951.
Supply ▲ ▼ (shown here as ▲ ▼)
In conjunction with this, the A / D converter 951 converts the digital temperature
Controller 50 as signals DD0 to DD7 via the system bus.
Send to 0. The temperature detection timing is based on the first line of the effective display area 104.
Constantly refresh the display from the in to the last line
The last line drive when performing refresh drive
To be performed during the vertical flyback period from the start of the first line drive
Can be. Also, when the display data changes,
Partial rewrite drive that rewrites only blocks or lines
When it is performed, it is performed periodically, for example, by a timer interrupt.
You can do so. (4.6) D / A converter and power supply controller Figure 19 shows the D / A converter 900 and power supply controller 800.
One configuration example is shown. In the D / A converter 900, 901 is a D / A converter, and 903 is
This is an amplifier that amplifies the output so as to be suitable for the next stage. In the power supply controller 800, 810,820,825,830 and
And 840 respectively generate voltage signals V1, V2, VC, V3 and V4.
Variable gain amplifier for generating voltage V1
By guiding the output of 903 to the amplifier 810, the voltages V2, VC, V3
And V4 output the output of amplifier 810 to amplifiers 820, 825, 8
Generated by leading to 30 and 840. 821 is an amplifier 81
Inverter inserted between 0 and 820, 841
This is an inverter interposed between 840 and 840. Here, the voltages V1 and V2 are supplied to the common driver 300.
Supply positive and negative drive voltages, voltages V3 and V4 respectively
Are positive and negative, respectively, supplied to the segment side drive unit 200.
And the negative drive voltage and voltage VC are applied to the drive units 200 and 300, respectively.
It is a quasi-potential. These voltage signals are sent to the frame driver 700.
Also supply. In this example, VC is fixed, and V1, V
2, The ratio of the difference between VC, V3, and V4 is set to 2: -2: 0: 1: -1.
Adjust the gain of amplifiers 810, 820, 825, 830 and 840 in advance.
I will keep it. When changing the drive voltage according to the temperature,
500 is via the device selector 621 of the data output unit 600
Supply chip select signal ▲ ▼ and D / A converter 901
Make a selection. Here, the basic clock of the operation of D / A converter 901
Signal is different from the control unit 500, the signal ▲
▼ is also supplied to the MR generator 690 located in the data output unit 600.
Signal MR is generated, and the control unit 500
The signal E is supplied to the D / A converter 901. Thus, the control unit 500
Is the light signal ▲ ▼ (here ▲ ▼
)) And digital data for change setting
Are supplied to the D / A converter 901 via the system bus as DD0 to DD7.
Pay. In response, D / A converter 901 analyzes the data.
The signal is converted into a log signal and output via the amplifier 903. This causes the amplifier 810 to generate the voltage V1 and
In addition, voltages V2, VC, V3 and V4 having the above ratio with respect to V1 are
Generated. In the example of FIG. 19, the voltage V2 and the like are generated in accordance with FIG.
However, the output of the amplifier 903 can be
As leading to variable gain amplifiers 810,820,825,830 and 840
May be. In addition, programmable gain adjustment
A variable gain amplifier that can be used may be used. Ma
In addition, the configuration of the power supply controller 800 is such that each drive unit 200, 300, etc.
Can generate multi-valued voltages according to the driving mode of
If there is, it is not limited to the above configuration and various things
It goes without saying that you can do it. (4.7) Frame Drive Unit FIG. 20 shows a configuration example of the frame drive unit 700. Where 71
0,715,720,730,735 and 740 are respectively the voltage signal V
1, VC, V2, V3, VC and V4
From the gate array 680 of the data output unit 600.
Supplied via inverters 711,716,721,731,736 and 741
Switch signals ▲ ▼, ▲ ▼, ▲ ▼, ▲
It is controlled by ▼, ▲ ▼ and ▲ ▼. When driving the frame, the register unit 630 of the data output unit 600
According to the contents of registers FV1, FCVc and FV2
The signals ▲ ▼, ▲ ▼ and ▲ ▼
Switches 710, 715 and 720 are switched according to the state of
And a signal with a waveform that takes three values, V1, VC, and V2, is sent to the common line.
It can be applied to the parallel frame transparent electrodes 151. Ma
In addition, depending on the contents of registers FV3, FSVc and FV4,
Depending on the status of the signal ▲ ▼, ▲ ▼ and 4
Switches 730, 735 and 740 are switched to V3, VC and
And V4 tri-level signal parallel to segment line
It can be applied to the transparent electrode for frame 150. (4.8) Display drive unit (4.8.1) Segment side drive unit Fig. 21 shows the segments constituting the segment side drive unit 200.
4 shows a schematic configuration example of a driving element 210. Where 220
Sequentially inputs 4-bit parallel image data D0 to D3,
4x20-bit aligned to 80-bit parallel data
A shift register that responds to the input of the shift clock SCLK.
Work. 230 is an 80-bit latch,
Data D0 to D3 are stored in the segment drive element 210 of the next stage.
Guided by shift register 220, 10 elements 2
All 10 shift registers 220 have 80-bit parallel data
When the data is aligned,
▼ Latch signal ▲ ▼ is applied from generator 645
Latches 80-bit parallel data when
You. 240 is the signal ▲ ▼, ▲ from the data output unit 600
▼, accept SM1 and SM2 and perform predetermined logical operation
Input logic circuit, 250
Each segment according to the content of each bit data of the latch unit 230
Control logic that generates the specified data
You. 260 is a level shift of data generated by the control logic unit 250.
Switch having level shifter and buffer for performing switching
Signal output 270 receives voltage signals V3, VC and V4 and switches
Switching is performed according to the output of the switch signal output unit 260.
Lead V3, VC or V4 to segment lines S80-S1
Iva. FIG. 22 shows the segment drive element 210 shown in FIG.
A detailed configuration example is shown. In the shift register 220, 221
Is a D type corresponding to one bit, that is, one segment line.
231 is a latch in the flip-flop and the latch unit 230.
Circuit. In the switch signal output unit 260, 261
Are level shifters, 275, 273 and 27 in driver 270
4 according to the switch signal from the switch signal output unit 260
To turn on / off the supply paths of voltages VC, V3 and V4, respectively.
A switch to turn off. (4.8.2) Common-side drive unit FIGS. 23 and 24 show the configuration of the common-side drive unit 300.
Schematic configuration example of the common drive element 310
Configuration examples are shown below. Where 340 is an input logic circuit
Yes, the chip selection from the decoder section 650 of the data output section 600
Signal CA5, CA6, CE
In addition to performing block selection by N, line selection signals CA0 to
Accepts CA4, signal ▲ ▼, CM1 and CM2
Logical adjustment. 345 corresponds to the signals CA0 to CA4 supplied from the input logic circuit 340.
Selection of a common line to be driven based on the line data
Is a decoder unit that performs
80 lines can be selected. In this example, 20 lines
One element is one block, and one element 310 has four
Blocks are allocated, and in Fig. 24 the decoder section
345 is surrounded by a broken line for each part for decoding 20 lines
It is. 350 is a control logic unit, which is supplied by the input logic circuit 340
Drive data for signals CM1, CM2 and ▲ ▼
Then, the block selected by the input logic circuit 340 or
In addition, the drive waveform definition data of the line selected by the decoder unit 345
Data. 360 converts the level of data generated by the control logic 250
Switch with level converter and buffer to do
Signal output, 370, receives voltage signals V1, VC and V2 and
Switched according to the output of switch signal output section 360
V1, VC or V4 is selectively supplied to common lines C1 to C80.
The driver to supply. In this example, the common-side element 310 having such a configuration is used.
Are provided, that is, 400 lines are provided in the effective display area 104.
Correspond to the common line. In FIG. 24, reference numeral 361 denotes a level converter, and 375, 3
71 and 372 are switches from the switch signal output section 360
Supply voltage VC, V1 and V2 according to the signal
A switch for turning on / off the road. (4.9) Drive waveform (4.9.1) Outline of display FIG. 25 schematically shows the display 100. Where com and
And seg are the common side transparent provided on the upper substrate 110, respectively.
The common line corresponding to the electrode 114 and the lower substrate 120
The segment line corresponding to the digit segment side transparent electrode 124
The FLC is provided between them. Fcom
And Fseg, respectively, are the installation range of common line com
Common line for frame provided parallel to common line com on both sides of
In, and on both sides of the installation range of the segment line seg
Segment line for frame provided in parallel with segment line seg
Inn. Thus, common line com and segmenter
Display corresponding to the set of crossover parts on Fig. 25 with in-seg
The area on the screen 102 forms the effective display area 104, and the frame common
Line Fcom and frame segment line Fseg and segment
Intersection with the line seg, and the frame segment line
The set of intersections between Fseg and common line com is an effective table
A frame 106 outside the display area 104 is formed. In FIG. 25, common lines are used for simplification.
4 for each com and segment line seg
Monline Fcom and segment line for frame are both Fseg
Each one is shown on the side, but in this embodiment, the common
400 line com and 800 segment line seg
Can be driven one by one.
And 16 segment lines Fseg are arranged on both sides.
Is driven collectively as described above. (4.9.2) Display Driving Mode In this embodiment, the display 100 is driven as follows.
You. The effective display area 104 is described in (3.5) above.
As mentioned, in block access mode,
A block erase is performed, and then a line-by-line write is performed.
It is. In the line access mode, the line
Only writing is performed every time. In this example, the area 104
During block erase in block access mode
Line writing in the same mode
Drives with different waveforms when writing in line mode
I do. In the line access mode, the temperature range 45
According to ℃ ~ 35 ℃, 35 ℃ ~ 15 ℃ and 15 ℃ ~ 5 ℃,
Write in three waveforms, A waveform, N waveform and C waveform, respectively
Do just that. The correspondence between these modes and the reference drawings is as follows
It is. At block erase in block access mode → FIG. 26 (A), (B) and FIG. 27 At line writing in block access mode → FIG. 28 (A), (B) and FIG. 29 45 ° C. in line access mode ~ 35 ℃ range → Fig. 34 Range of 35 ℃ ~ 15 ℃ in line access mode → Fig. 30 (A), (B), Fig. 31, Fig. 32, Fig. 33
(A) and (B) Range of 15 ° C. to 5 ° C. in the line access mode → FIG. 35 The frame 106 is located along the frame common line Fcom.
Frame (hereinafter referred to as horizontal frame) and frame segment line Fseg
At a different time from the frame along the
Drive with different waveforms. That is, it is effective for the horizontal frame
When the display area is not accessed (for example, during refresh driving)
In the vertical blanking period, the timer is used for partial rewriting
Line Fcom and lines Fseg and seg at interrupt)
The vertical frame is formed by driving
Common line com when writing lines
Frame segment line Fseg with a waveform that matches the drive waveform of
By driving, formed in cooperation with common line com
To be done. (4.9.3) 1H = 1H * In this embodiment, the drive waveform of the effective display area
When erasing a block, writing a line in the same mode,
1 when N waveform in access mode is selected (in the range of 35 ° C to 15 ° C)
The horizontal scanning period (1H) is divided into three, and each ΔT period
V1, VC or V2 are on the common line com
So that V3, VC or V4 is supplied to the printer line seg.
Drive. Table 1 shows the data in the register section 630 of the data output section 600.
An example of data set in the register areas CL1 to SC2 is shown. table
In this example, “x” indicates an unused bit.
When starting the procedure described later with reference to the figure, the register
6th to 4th bits and 2nd to 0th bits in the range CL1 to SB2
The specified data shown in Table 1 is expanded to
To And on the other hand, in the process of executing the procedure
Block access to register area DM in drive mode as appropriate
Block erase in mode and write in mode
Line writing and line writing in line access mode
The multiplexer 671 discriminates between the registers CB1 to SB
2.Select register CL1 ~ SL2 or register CC1 ~ SC2
And multiplexers 665 and 669
Switching, bit 6 to 4 or bit 2 to 0 is selected.
To output one bit sequentially for ΔT.
Data. Tables 2 and 3 show the common drive elements, respectively.
Table 310 and the segment drive element truth table.
Show. In these tables, “x” means “1” or “0”.
If the selected drive voltage V is not affected by the deviation,
It is. In Table 3, Q is a 1-bit image data.
Data, ie, the latch 231 of the latch section 230 (see FIG. 22).
Is the image data output from
However, it is assumed that black data is output when Q = 1. FIG. 26A shows the contents of the registers CB1 and CB2 (first
Table C) and the waveforms of signals CEN, ▲ ▼, CM1, CM2
In the logic of the common drive element 310 (see Table 2)
Therefore, the waveform of the voltage signal V applied to the common line com
And FIG. 4B shows registers SB1 and SB2.
SEN, ▲ ▼, SM according to the contents of (see Table 1)
1, SM2 waveform and segment drive element 210 logic
(See Table 3) Apply to segment line seg
And the waveform of the applied voltage signal V. Therefore, when erasing a block in the block access mode,
Is the element selected by the chip select signal ▲ ▼.
In accordance with the signals CA5 and CA6 for driving the
Common line com and segment line seg in lock
Where the difference between the applied voltage to each line
Minute, that is, the composite waveform of the voltage signal as shown in FIG.
Will be added. And over the period ΔT
The information of the corresponding block is determined by the value of the applied voltage 3V0.
All are cleared to white data. At this time, ΔT or 1H and the voltages V1 to V4, VC
The correction according to the temperature is as described above. FIG. 28 (A) shows the contents of registers CL1 and CL2.
The waveform of each signal CEN etc. and the logic of the common drive element 310
Voltage signal V applied to the common line com by the
And the waveform of FIG. FIG. 3B shows the registers SL1 and SL2.
The waveform of each signal SEN etc. according to the contents of
Logic of element 210 and contents of image data (Q)
Shows the waveform applied to the segment line seg
You. Therefore, when writing a line in the block access mode
Corresponds to the chip select signal ▲ ▼ and signals CA5 and CA6.
The signal C at the more selected block of element 310
Common line com and segment selected by A1 to CA4
At the intersection with the line seg, see Fig. 29 (A) or (B)
Will be added. This
Here, at the point where the waveform shown in FIG.
Does not change the display data. That is,
A state in which white data was obtained by the previous block erase
Hold. On the other hand, a waveform as shown in FIG.
In that it is applied over the first period ΔT
White data can be obtained by the voltage value of 3V0.
Indication by voltage -3V0 applied over period ΔT
The data is inverted and becomes black. FIG. 30 (A) shows a line write in a line access mode.
At the temperature of 35 ° C to 15 ° C.
Each signal CEN output based on the content and setting of CC2 and CC2
Of the common drive element 310
Voltage signal applied to common line com by logic
5 shows a waveform (N waveform) of signal V. FIG.
Each signal output based on the contents of the registers SC1 and CS2
Waveforms such as SEN and the segment drive element
Logic 210 and the content (Q) of the image data.
Shows the waveform applied to the segment line seg. Note that these are normal waveforms in the temperature range.
And every one line or every few lines
When driving with inverted waveforms, the registers CC1 and CC2
Fig. 30 according to the signal CEN etc.
Wave obtained by inverting the waveform to the common line com shown in (A)
What is necessary is just to output a shape. In addition, segment
The output waveform to the in-seg may be as shown in FIG. This allows the line access mode line write
The selected common line com and segment line s
At the crossing point with eg, the electric current shown in FIG.
A composite waveform of the pressure signal is added. Here, FIG. 31 (A)
At the point where the voltage signal with the waveform shown in
Applied over the period ΔT and the next period ΔT
The conditions for obtaining white data are determined by the voltages 2V0 and V0
When the voltage exceeds the threshold value and the voltage V4 applied during the last period ΔT is black,
The display is white because it does not exceed the threshold for data acquisition conditions.
You. Also, at the point where the waveform shown in FIG.
The display becomes white in the first 2ΔT period, but the last period ΔΔ
The display is inverted by the voltage -3V0 applied to T, and the black
Data will be displayed. FIGS. 32 and 33 (A) and (B)
The inverted waveform and the composite waveform when Q = 0 and Q = 1
And the composite waveform at the time.
Also obtained white data and black data, respectively. (4.9.4) Drive waveforms including in-line inversion Fig. 34 (A) to (E) show drive waveforms in the temperature range of 45 ° C to 35 ° C.
(A) shows the waveform applied to the common line com.
A waveforms (B) and (C), respectively, have Q = 1
And supplied to the segment line seg according to Q = 0
Waveform. The waveform A is basically shown in Fig. 30 (A).
The combination of the N waveform and the inverted waveform
And the normal waveform I 'and the inverted waveform I are 3
1H at ΔT * Is configured. And between these waveforms
Short rest period, for example 1H * 3H * At 1H, ie 1
A horizontal scanning period is configured. The value of ΔT depends on temperature conditions
The setting data (TCONRL) of timer TMR2 from ROM503
It is set appropriately by reading. FIGS. 3D and 3E correspond to waveform A in FIG.
And (B) and (C) as shown in the segment line seg.
By adding waveforms, black data and white
Indicates that the data is to be displayed.
The part that has been involved in writing. These and Fig. 30 ~
Compared with the case of Fig. 33, segment line waveform and writing
The polarity of the synthesized waveform part that is to be corrected is reversed.
However, this is the case when using the A waveform compared to the N waveform.
Is based on the fact that ΔT is small.
Change the waveform applied to the registers to registers SC1 and SC2
Will be changed accordingly. FIGS. 35 (A) to (E) show the results in a temperature range of 15 ° C. to 5 ° C.
The drive waveforms are shown. In the figure, (A)
The C waveform, (B) and (C), respectively,
= 1 and Q = 0 in addition to the segment line seg
Waveforms (D) and (E) respectively have Q = 1
And composite waveform when Q = 0 (black and white respectively)
Indicates that writing is not performed in the hatched area.
It is. In the C waveform, the normal waveform I 'and the inverted waveform I
Are 2ΔT and 1H respectively * Constitute, for example, 1H * of
Combined with a pause. As shown in FIGS. 34 and 35, the A waveform and
And C waveform include in-line inversion,
Inversion is performed, and in addition, frame inversion is also performed. Now, as shown in Fig. 36, the screen at a certain point (1F)
At the m-th segment line and the scan direction sc
intersection with the (n-1) th to (n + 2) th common lines on an
"White", "White", "Black", and "Black" are displayed at points
Suppose that it was done. Scroll this on the next screen (2F)
The first line, the segment line and the n + th
Assume that the intersection with the third common line is "white".
Then, on the second floor, the segment line and the (n-1) to (n +) th
The display data at the intersection with the second common line is
They are "white", "black", "black", and "white", respectively. FIG. 37 shows the waveform A shown in FIG.
Drive when displaying as shown in Fig. 36 while performing inversion
It is explanatory drawing for demonstrating an aspect. For simplicity,
Here, inversion is performed for each line and each frame.
Shows the case. During the period of 1F, as shown in the upper left part of the figure,
Monline com n−1, n + 1, n + 2 has A waveform and its inverse
The inverted waveforms are sequentially added for each line. So
At this time, it is added to the segment line segm every 1H
Waveforms (corresponding to “white,” “white,” “black,” and “black,” respectively).
A), as shown in the lower left part of the figure
That a composite waveform in which writing is performed in the
And Next, in the period of 2F, it is shown in the upper right part of the figure
Common line com n−1, n, n + 1, n + 2 on 1F
The waveform applied to the corresponding line is inverted.
The following will be supplied. And at this time the segment line seg 1
Waveform added for each H (Data at 1F is scrolling in 2F
So that they are "white", "black", "black",
(Corresponds to "white") as shown in the lower right part of the figure
The composite waveform that is written in the hatched area is
Will be obtained. (4.9.5) Temperature and ΔT in line access mode
Fig. 38 shows the temperature in line access mode and its relation to V.
FIG. 39 shows an example of the relationship with ΔT selected according to the temperature.
An example of the relationship between the degree and the V value selected according to the degree is shown.
In any case, the waveform is A in the range of 45 ° C to 35 ° C,
N waveform in 15 ℃ range, C waveform in 15 ℃ ~ 5 ℃ range
This is the case where driving is performed. The solid line in FIG. 40 shows the case where the driving is performed in this manner.
FIG. 3 is a diagram illustrating temperature and responsiveness of a screen. Used by the applicant
Display element CS1017 (manufactured by Chisso) has a temperature range of 45 ° C to 5 ° C.
Driving while properly changing ΔT and V with only N waveforms
Is performed over 18 to 3 Hz as shown by the broken line in the figure.
Responsiveness changed, but the waveform, ΔT and
When the V is changed, the response is almost 8H as shown by the solid line in the figure.
could be averaged to z. (4.9.6) Mode of frame drive In this example, as described above, the horizontal frame is
During the flyback or periodically, the same as when the A / D converter
Sometimes, the vertical frame is the line of the effective display area 104
Formed at the time of writing. Also, the frame is behind the effective display area 104.
Same color as scenery, ie white when displaying information in black
To be provided. Table 4 shows the frame formation by switching the frame drive unit 700.
To register FV1, FCVc, FV2, FV3, FSVc and FV4.
Indicates the data to be set. Here, the frame common line Fcom
Is almost independent of the driving of the effective display area 104.
Data ▲ ▼, ▲ ▼ and
And ▲ ▼ are not changed. In this example, the frame
Drive data for common line Fcom for horizontal frame formation
Same as the drive waveform of common line com shown in FIG. 26 (A)
Make settings so that a new waveform is obtained. On the other hand, the frame segment line Fseg
During writing and during line writing in block access mode.
When forming a vertical frame, and in line access mode.
Frame common line Fcom or common line
Since the driving waveform of Incom is different,
Registers FV3, FV4 and FV4 so that white data is displayed.
And FSVc change settings. Specifically, drive data of the frame segment line Fseg
When forming the horizontal frame, the segment shown in FIG.
A waveform equal to the drive waveform of the line seg is
When forming a vertical frame during line writing in
When Q = 0 of the segment line seg shown in FIG.
The waveform equal to the drive waveform is the line access mode line.
At the time of vertical frame formation at the time of writing, FIG.
The segment line se shown in FIG. (C) or FIG. 35 (C)
A waveform equal to the drive waveform when Q = 0 for g is obtained.
Make the change settings as follows. As a result, the horizontal frame is driven by the waveform shown in FIG.
The vertical frame is set to block access mode.
In FIG. 29 (A), the line access mode
In FIG. 31, (A), FIG. 33 (A), and FIG.
(E) or driven by the waveform shown in FIG. 35 (E) to form
Will be done. (5) Display control (5.1) Outline of control procedure There are two main features of the display control according to this example. Into one
From the display control device 50 to the word processor 1
Data transfer and display screen 10 by sending Busy signal
Synchronization with the operation of 2. This is essentially
Is that the display element using FLC makes the operation effective.
1 horizontal scanning period is changed according to temperature
It is due to Two, normal word processor only image data
Sequentially, periodically and continuously (so-called refresh mode).
Word processor in this example,
The body 1 is driven by such data before the image data
The address data to specify the pixel to be
In addition, refreshing these data
Not specific code but specific part by address data
Capable of transferring and driving image data
It is. This is because the display element using FLC has memory
Access only those pixels that need to be updated
It is because it suffices. Note that, in order to enable the above display control,
The word processor 1 has a normal word processor.
In addition to receiving the Busy signal,
Stop transfer, and transfer address data horizontally, for example.
It has a function of transferring the signal on the initial signal. Effective in the above display control, especially the second feature
, The following two display control forms
Will be implemented. That is, block access and line access
You. Block access means that, for example, 20 scan electrode lines
One block, one block of the effective display area 104
Erase the surface at once, and call this block all white, for example.
In the following, information access is sequentially performed for each scanning line of a block.
And write characters and the like. In contrast
In line access, access is performed for each scanning line,
And write all the information in advance.
And not. These display control modes are shown in the program flow.
FIG. 41.Hereinafter, referring to FIG. 41, in the present example,
The outline of the display control will be described. In FIG. 41, first, the power of the word processor 1 is turned on.
When the power source is turned “ON”, the INIT routine is automatically started (step S10).
1). Here, set the Busy signal to “ON” and turn on the power.
Drive the respective frames 106, erase the effective display area 104, and
And the temperature compensation for it is performed.
Interrupt request ▲ ▼ or ▲ ▼ as F "
Wait until comes. This interrupt request ▲ ▼ or ▲
▼ indicates address data from the word processor 1
Data is transferred,
If the address data does not come, the program will not be executed,
It remains on the display screen 102. Next, address data is transferred and an interrupt request is
Then, this internal interrupt request is ▲ ▼ or there is
Or ▲ ▼, according to the procedure of step S102.
If ▲ ▼, go to the LSTR routine, ▲
If it is ▼, proceed to the BSTART routine. This branch
Depending on the block access or line access described above
Or break up. In other words, if you proceed to the LSTR routine,
Access to the BSTART routine and block access
Becomes By the way, ▲ ▼ or ▲ ▼ setting
In this example, the appropriate parts of the display control device body 50
Is manually performed in advance by the switching means 520 disposed in
You. The switching means 520 switches to the line access mode.
When ▲ ▼ occurs, the following program is executed to proceed to the LSTR routine.
Is performed. First, before proceeding to the LSTR routine, step S103
Based on the temperature compensation data obtained in the INIT routine,
Line access mode of the lookup table shown in Fig. 12
Data, and write to the register TCONR of the timer TMR2.
Set system clock data for access. Next, in step S104, the frame counter FCNT, line
Set the counter LCNT and the waveform recognition register CX.
Here, the frame counter FCNT and the line counter LC
NT is drive waveform every N frames and every M lines
Is a counter provided to invert the
Shape recognition register CX changes drive waveform according to FLC temperature
This is a register provided for That is, this book
In the step, the drive waveform for every frame and every line
Is set to be inverted, and temperature compensation at INIT
Which of the three waveforms described below
Is calculated, and the data is set in the register CX.
The data setting in the register CX is based on the temperature data
It may be performed by referring to a table. Steps
In S105, based on the temperature data, the line actuator shown in FIG.
Refer to the jumping table for Set
Routine LSTRA0, LST corresponding to shape, N waveform, C waveform
It is determined whether to proceed to RN0 or LSTRC0. Hereafter, one of the above three routines, followed by
Line write by executing the following routine
Do. This line writing is performed frame by frame and line by line.
Further, the waveforms A and C are driven within one horizontal scanning period.
This is performed by inverting the polarity of the dynamic waveform. Program execution is the last line access of the frame.
To the routine, write the last line,
Next, update the frame drive and temperature compensation data, and
Signal to “OFF” and wait for an interrupt request ▲ ▼. Percent
Whether to change the drive waveform when there is a
Judgment is made and the LSTR routine corresponding to the waveform is started again
Is done. On the other hand, the block access is performed by the switching means 520 described above.
Address mode, the address data transfer
Then, when ▲ ▼ occurs, the BSTART routine is started. Here, the Busy signal
Turn “ON”, read the transferred address data, and start
If the data is the first line of the block or
Judge whether it is the last line or a line other than the above
(Steps S107 and S108). Here, the address data
If the data is the first line and not the last line, branch to the LINE routine. Here, the transferred image
Line writing for one line is performed based on the data. Next
Then, set the Busy signal to “OFF” and wait for an interrupt request (
Step S109). Here, the internal interrupt request ▲ ▼
If there is, the BSTART routine is started again. In step S108, the address data is
If it is the last line, execution branches to the FLINE routine. Here, one line
Line writing is performed. Next, frame drive and temperature
Update the compensation data, set the Busy signal to “OFF”,
Wait for an interrupt request (step S110). Where the interrupt
BSTART routine starts again when there is a request ▲ ▼
Is done. In step S108, the address data is
If in, execution branches to the BLOCK routine. Here, the address
Erase all blocks to which the line specified by the
The area of such a block is set to “white” (step S11)
1). Next, proceed to the LINE routine (step S109), and
The same processing is performed. Follow the procedure described above to
Perform display control in lock access mode and write information.
Perform Also, the word processor 1 outputs a power down signal ▲
When ▼ is sent to the control unit 500,
The non-maskable interrupt request NMI is generated and PWOFF
Is started. Here, set the Busy signal to “ON” to enable
The display area 104 is erased and all areas are set to “white”.
You. Next, the power status signal and the Busy signal are
F ", which shuts off the power of the word processor 1
It is turned off (step S112). As is clear from the above, two types of display control
Configuration, i.e., block access and line access
Address data, no matter what form of
Are sequentially, periodically and continuously over the entire effective display area.
When it is transferred to
Also, address data of a certain predetermined part is intermittently transferred.
If so, the partial rewriting drive is performed. Note that the details of the control procedure described below
Address data and image data are read from the body 1 side.
The explanation is based on the premise that data is transferred in the refresh mode.
Do. (5.2) Details of control procedure (5.2.1) Power on (initial) When the power of the word processor 1 is turned on,
42 and 43 for automatically started processing
This will be described with reference to FIG. FIG. 42 shows a flowchart of a process to be started,
This is the INIT routine described above with reference to FIG. Fig. 43
Is the type of the INIT routine and the PWOFF routine described later.
A control chart is shown below for each step.
The processing performed by 0 will be described. S201: Set the power status (P ON / OFF) signal to “ON”, and
The signal Light is set to “OFF”, and at the same time,
The Busy signal to “ON” and output to the word processor 1
Power. While this Busy signal is being output, the word processing
No address data is transferred from the processor body 1. this
Is one horizontal scan to drive the FLC display element effectively
This is because the period is changed depending on the temperature. You
That is, the FLC display element driving time in the effective display area 104,
Data transfer time from the word processor 1, in other words
Synchronization with the VRAM operating time in the word processor 1
Cannot be completely removed, so the display control device
By synchronizing by outputting a signal
There is (Fig. 43, time point: only numbers are shown below). S203: A predetermined area in the register section 630 of the data output section 600 is
Drive waveform generation system for period frame drive and effective display area drive
Set control data. This is stored in the ROM 503 in the control unit 500.
Table 1 and Table 4 are used to store the stored waveform generation control data.
Set in the register section 630 of the data output section 600 as shown in
It is. S205: Drive voltage value for initial frame drive and one horizontal scan period
The data of each of the basic system clocks of D /
Registers in timer TMR2 of A conversion unit 900 and control unit 500
Set to star TCONR. In addition, block access and line
Access and block on power on / off
Set basic time data for each access. S207: The control unit 500 sends the frame from the data output unit 600 to the frame drive unit 700.
The drive control data is transferred, and based on this, the frame drive unit 700
Frame drive is performed. With this drive, the image quality of the frame 106 is reduced.
Good, and keep the display screen 102 in good condition at all times.
One. This is because while driving the effective display area 104,
The voltage is also applied to 06, the light transmittance changes, and the
This is to prevent the image quality from deteriorating due to partial turbidity.
You. In the present example, the frame 106 is “white (from the light source FL).
), The effective display area 104 is set to “white”.
(Light transmitting state) "and character information etc. in" black "
Shall be displayed. Note that "black" in these displays
And the definition by "white" is not limited to the above example,
The display in which “black” and “white” are inverted, or the frame 106
The display for distinguishing between the display area and the effective display area 104 is also provided according to the present embodiment.
It is possible depending on the location. The frame driving in step S207 is performed during one horizontal scanning period.
In the meantime, in FIG. 2,
A frame transparent electrode 150 disposed on the lower glass substrate 120 and
The segment electrode 124 and the upper glass substrate 110
Voltage signal to the common electrode 114 and the parallel transparent electrode 151 for the frame.
Signal is applied to drive. Therefore, the drive of all the frame parts
The remaining frame (vertical frame) is not
The operation is performed by clearing the effective display area 104 described later in step S213.
This is done by using a common electrode at the same time. In this step, the A / D
Conversion is performed. Such A / D conversion is detected by the temperature sensor 400.
Ambient temperature information of the displayed display screen 102, that is, FLC temperature
The information is read by the A / D converter 950 and converted to display data.
To convert (time and). S209: Perform temperature compensation. That is, the A / D conversion obtained above
Reads the data and reads the data stored in the ROM 503 in the control unit 500.
Refer to the backup table (Fig. 12) and perform temperature compensation.
Drive voltage V, system clock and delay data
Can be The above process is described in detail below with reference to FIG.
I do. Fig. 44 shows A / D conversion data with drive voltage V, 1 horizontal scanning period
Between the basic system clock and each delay time
Algorithm and look-ahead for each conversion
Table, for example, the temperature data shown in FIG.
It is assumed that the data 80H is obtained. This 80H is in the table
This indicates the lower bits of the address.
In conversion, analog temperature data is
Scan to convert to digital temperature data corresponding to
Is going. Here, the arithmetic unit ALU of the control unit 500 stores the data 0080H
The drive voltage data table area (data related to the D / A converter)
E9 equivalent to the address upper bit data of
Offset 00H. This allows the index cash register
The content of the star IX is E980H, and the data corresponding to this address is
Data. D / A conversion of this temperature compensated drive voltage value
Output to the power controller 800 via the
You. Next, the arithmetic unit ALU operates under the index register IX.
The high-order bit data is 1, leaving the high-order bit data unchanged
Incremented and the content is set to EA80H. this
Is the address of the system clock table in the table
, Thereby obtaining temperature-compensated data.
The system clock data that is the basis of this one horizontal scanning period
Data to the timer TMR2 time constant register TCONR.
Set. By the same processing, block access and write
Access and block access at power on / off
Each delay time data in the
Set the TMR1 registers CNTB, CNTL, and CNTBB.
You. S211: The drive start time of the effective display area 104 is synchronized. sand
In other words, the access start on the program and the actual effective display area
In order to completely synchronize the start of
For example, the rise of the clock output pulse Tout of the TMR2
When the edge comes, the CPU internal interrupt of the control unit 500
Apply request IRQ3. This allows the actual display area to be
Driving starts (time). S213: Deletion of the effective display area 104, that is, the entire area is
In this case, it is all “white”. This is compatible with the previous frame drive.
The display screen 102 at power-on
And Erasure of the effective display area 104 is performed for each block.
For example, 20 scanning lines are driven as one block.
Therefore, one block is erased in one horizontal scanning period. In addition, this driving is performed by the
Receives image data that sets the effective display area 104 to “white”
It is not performed by a predetermined block erase waveform,
As described above, by automatically setting
Is performed. This allows power-on
/ Erase the effective display area when off. S215 One horizontal scanning period is adjusted. That is, register CN
Set the TBB delay data in the counter, and
Timer TMR1 counts its own clock pulse based on
You. This enables the effective display area 104 and
Adjusted one horizontal scanning period between the specified time and the specified time
At this point, an internal interrupt request IRQ3 is generated. That is, the timer TMR1 is based on the base set in step S205.
Based on this time data and the temperature compensation obtained in step S209,
A predetermined time from the delay time data
When counting the time taken from a certain point in time,
This generates a section interrupt request. S216: The above steps S211, S213, and S215 are performed for each block.
, That is, each time one horizontal scan is performed. Follow
Therefore, in this step, all blocks in the effective display area 104 are
To determine whether the lock has been completed.
Returning to step S211, the above process is repeated until all the blocks are completed.
(Time). S217: All blocks (effective display area) end in step S216
The Busy signal is turned off and the word processing
The signal D can be transferred from the processor body 1. At the same time,
Signal Light is set to “ON”. At this time, a word processor book
The operator of the body 1 turns on the power of the body 1 and then displays the display image.
The power was turned on by displaying the surface 102
However, before that,
Steps S201 to S215, especially the frame 106 and the
And the driving of the effective display area 104 are already set as initial display control.
(At the time). S219: Wait for interrupt request ▲ ▼ or ▲ ▼
One. These ▲ ▼ or ▲ ▼
Address data is transferred from the processor 1
Occurs when the
The execution of the program starts. Therefore, the address data
Run a standby program until the
Mon line and segment line are kept at the same potential,
Or it is grounded. At this time, the display screen 102
It remains stopped. Instead of this, the display device 100
Stop the power supply to the
Even if the power supply to the body is turned off and the voltage signal is turned off
Good. By the way, as mentioned above, ▲ ▼ or ▲
▼
These settings are, for example,
Word processor operator usage, word processor
Optional, performed by the operator depending on the data to be handled
It is. (5.2.2) Block access After the above-mentioned predetermined initial control (INIT routine),
Block request activated by the
The access display control is described in FIGS. 45 (A) to (D), FIG.
This will be described with reference to FIGS. FIGS. 45 (A) to 45 (D) show the ROM of the control unit 500, respectively.
503, display control stored in the form shown in FIG.
This is a flowchart of the program
It is activated at each stage of the display control. FIGS. 48 (A) and (B) show the tie of such display control.
3 shows a time chart. Set the Busy signal to "OFF" (at the time of Fig. 48:
Only), the control unit 500 in the standby state has the address
Occurs when data is transferred (at the time)
Interrupt request ▲ ▼ input (time)
Initiate the BSTART routine shown in FIG.
). Hereinafter, the BSTART routine will be described with reference to FIG.
The display control will be described. S301: Read address data. Transferred to the data output unit 600
The read address data RA / D is read into the control unit 500. S303: Based on the read address data,
After performing the address translation as described above, the jumper shown in FIG.
Of the program to be executed with reference to the ping table
Set the address. S305: The Busy signal is turned “ON” (time), and the next address data is
Reject data transfer. S307: Execute to the program at the address set in step S303
Branch (time). Here, address data RA / D
Is the block line address if the
If the last line address of the effective display area is FL
To the INE routine, if the address is other than the above,
Execution will be branched to the chin. When the BLOCK routine shown in FIG. 45 (B) is started
Performs the following processing. S309: Perform address conversion and setting. That is, data output
To registers RA / DL and RA / DU in register section 630 of force section 600
Read the transferred address data RA / D, and
As described in (4.3.3) above, based on the
Address conversion to select the line to be driven
I do. A line shown in FIG. 12 with this translated address
The address data is obtained by referring to the table. this
Registers data in the register section 630 of the data output section 600
Set to DL L and DL U. S311: The drive mode is block access. That is,
Block in the register DM in the register section 630 of the data output section 600.
Set data indicating block erase in access mode
You. S313: Synchronize the operation start time. That is, as described above
Time between the effective display area 104 and program execution
Timer TMR2 of the control unit 500 for complete synchronization of
For example, the rising edge of the clock output pulse Tout
Wait for such an edge, and an internal interrupt occurs when such an edge occurs.
Generates only request IRQ3. As a result, the output pulse Tout and the
Synchronization with program execution timing and therefore output pulse
Tout is one horizontal scanning period in the effective display area 104 and
Since it is the basis of operation timing,
Synchronization of the operation timing with the effective display area 104
Will be taken. S315: Adjust the time until the end of the image data transfer. Sand
As shown in the time chart of FIG.
Data transfer is performed immediately after address data transfer.
Waits for the transfer of the
Start Seth. Here, the image data transfer time is a word processor
From the main body 1, for example, 800 bits of image data for one scan
Assuming that the data is transferred at 4 MHz in 4-bit parallel, this transfer
40 μsec.
The time stored in the drive unit 200 is adjusted. This routine BLOCK mainly performs block erase.
Block erasure requires image data.
Transfer of image data with this routine
What we are doing is transferring data for the next line access
Because it is going. Alternatively, the image data here
Don't run the program for the same amount of time without transferring
You may do it. S317: Block erase is started (time point). This makes one water
One block in the horizontal scanning period (1H), that is, for example, scanning
Access 20 lines and mark all such blocks as “white”
You. As described above, these driving operations are performed for all “white” image data.
Instead of receiving the data
This is performed by setting an erase waveform. Also, as is apparent from FIG.
At the start of the erase operation (time), in the effective display area 104,
The last line of the previous block has been written, or
Either the vertical retrace period has expired. S319: Adjustment on a program for one horizontal scanning period. sand
That is, as described above, the access in the effective display area 104 is performed.
The flash time changes with the temperature fluctuation of the FLC display element.
The effective display area 104
When executing the program according to the length of one horizontal scanning period
Make adjustments between them. As a specific method, the timer TMR1 in the control unit 500
With its own clock, for example, address data is transferred
Time is counted from the time when the program is started (time)
When the predetermined time has elapsed, the CPU 50
An internal interrupt request IRQ3 is generated at 1 and the next program
It branches to the routine. Here, the method of determining the predetermined time is as described in the above (5.2.1).
As described in step S209, the temperature compensation
The table area CNTB shown shows the program execution time and data.
The data combined with the relay time is used as the count data.
Timer TMR1 counts its own clock.
The number of events and the contents of CNTB were compared, and a predetermined value was counted.
To generate an internal interrupt request IRQ3
You. When a predetermined time has elapsed, the IRQ3
The program execution branches to the LINE routine (time). FIG. 45 (C) shows a flowchart of the LINE routine.
This routine is a continuation of the BLOCK routine.
Or directly as a continuation of the BSTART routine
Things. The following is a continuation of the BLOCK routine.
And in the explanation of each step,
The detailed description of the same processing as that described above is omitted. S321: When the LINE routine is started by IRQ3
), And perform address conversion and setting. S323: Drive mode line write in block access mode
And That is, in the register section 630 of the data output section 600,
Is set in the register DM. S325: Synchronize the operation start time. S327: Adjust the time until the end of the image data transfer. here
The image data was transferred in the previous BLOCK routine.
If there is, there is no need to perform data transfer and it is equivalent in program
May be passed without execution. S329: Start line access (time). At this point
Lock erasure ends. Image data for one transferred scan line
Data for one scanning line of the block top line
Is written, that is, displayed. S331: One horizontal scanning time is adjusted (time point). S333, S335 Busy is set to “OFF” (at the time), and an interrupt request ▲
Wait for ▼ to come, and during this time,
Not done. When address data is transferred (at the time),
Request (▲ ▼) occurs (time) and the BSTART
The chin is started (time point). Below, the BSTART routine
Next, the LINE routine is executed, and the second scan line of the block is executed.
Is written. As described above, the BSTART routine and
And LINE routines
Finish writing all scan lines and erase the next block.
And write the line. After the above processing, the last line of the effective display area 104
When the address data shown is transferred,
(D) flowchart and FIG. 48 (B) time chart
A process as indicated by the chart is started. That is, it is determined that the last line of the effective display area 104 is present.
When the indicated address data is transferred (FIG. 48 (B)
At the time of: only the numbers below), interrupt request ▲
▼ occurs (time), and the BSTART routine
Is activated (time). Here, the address data is
Because it shows the last line of the effect display area 104,
After the routine, the FLINE routine shown in Fig. 45 (D)
Is started (time point). Hereinafter, mainly referring to FIG. 45 (D) and FIG. 48 (B).
A description will be given for each step of the FLINE routine. What
The details of the same processing as described above are omitted.
Good. S336, S337, S339, S341, S343: Set Busy to “ON”, perform address conversion and setting,
Drive mode is set to line access in block access mode.
And synchronize the operation start time. In addition, image data transfer
Adjust the time until the end of transmission. S345: Start writing the last line (time). at the time
Write the second to last line in the effective display area 104
Ends. S347: Whether or not the last line writing of the effective display area 104 has been completed
Judge. If completed, proceed to the next step S349
No. This judgment is to access the last line of the effective display area 104.
This is done only when the
In the case of access, the time of access start is monitored
Only. S349: In this step, the frame drive performed in the next step
Register 630 of the data output unit 600
Set to and update the data. In addition, the frame drive system etc.
When set independently, frame drive is performed without updating data
Is also possible. However, the INIT loop shown in FIG.
For the chin, the frame drive voltage
The value is set, but vertical retrace as in this step
In frame drive performed during the period, temperature compensation is performed first in the INIT routine.
The compensated drive voltage value is used as a reference.
You. S351, S353 Driving of the frame 106 and A / D conversion are started (time). This
The vertical flyback period starts at the point of. A / D conversion ends
At the same time, based on the A / D converted temperature data,
Get value, system clock, and delay time data.
That is, the temperature compensation data is updated. In the frame driving of step S351, only a part of the frame 106 is used.
(Horizontal frame) is driven to become all "white"
(Vertical frame), the effective display area to be performed later
When driving 104, it should be performed in parallel
Is what has already been described in the description of the INIT routine.
You. However, the drive system of these frames 106 is
Assuming that the drive system is independent of the drive system of
It is also possible to do it every time. In addition, the frame 106 is formed by electric drive.
Therefore, the image quality outside the effective display area 104 is improved.
Frame 106 mechanically or painted
By covering the area outside the effective display area 104.
Of course, it is not necessary to consider the image quality.
And S355, S357: Set the Busy signal to “OFF” and request an interrupt ▲ ▼
Wait (time). As described above, the final scanning line of the effective display area 104
Write, and frame drive and temperature during the vertical retrace period immediately after
Perform degree compensation. Thereafter, the address data, that is, the effective display area 104
When the address data of the highest scanning line of
(Time), an interrupt request ▲ ▼ is generated (time
), The execution of the BSTART routine is started (time).
Hereinafter, erasure and line writing for each block are sequentially performed.
Done. (5.2.3) Line access On the other hand, the above-mentioned predetermined initial control (INIT routine)
At a later time, the
About in-access display control, FIG.
(L) and FIG. 49 (A) to (D). 46 (A) to 46 (L) show the ROM 50 of the control unit 500, respectively.
3 relates to the display control stored in the form shown in FIG.
It is a flowchart of a program, and a line access table.
It is started at each stage of the indication control. FIGS. 49 (A) to (D) show the timing chart of such display control.
Indicates a chart. In this example, the line access is
Is that there is no block erase.
The information is updated for each scanning line without erasing lines,
That is, the display is performed. Also, line access line
Writing is done line by line and frame by frame, and by 1 horizontal line
This is performed by inverting the polarity of the driving waveform within the scanning period. Less than,
The same as the processing in the previous block access display control
This will be described with a detailed description omitted. Set the Busy signal to "OFF" (Fig. 49 (A) or
At the time of (C): only the following numbers are written)
The control unit 500 receives the address data from the
Point) interrupt request generated by
Depending on (time), the LSTR0 route shown in FIG. 46 (A)
Start the application (time). This LSTR0 routine
LSTRA0 corresponding to the shape, LSTRN0 corresponding to the N waveform or
One of LSTRC0 corresponding to the C waveform,
Is selected according to the temperature of the FLC. Of these, LSTRA0
And FLC drive executed by the LSTRC0 routine and later
Indicates that the drive waveform is inverted during one horizontal scanning period.
Waveform and the normal waveform and the drive pause between them
Thus, an A waveform or a C waveform is formed. In the following description, it is inserted into the routine name corresponding to the waveform.
Characters A, N, or C may be omitted.
You. Hereinafter, referring to FIG. 46 (A), the LSTR0 routine
Display control will be described. S401: Read address data. S402: The read address data is
It is determined whether or not it is the last scan line. Last scan line data
If so, the process branches to the FLN0 routine of step S404,
For other data, branch to the LLN0 routine. The display control for the LLN0 routine is described below.
For the case of 0 or LLNC0, FIG. 46 (C) and FIG.
This will be described with reference to FIG. S410, S411, S413: Set the Busy signal to “ON” (time point),
And make settings. The drive mode is set to line access.
I do. S414, S415: Synchronization of operation start time and until image data transfer ends
Time adjustment. S416: Here, the inverted waveform of the first half is set. That is,
Inverted wave of A waveform or C waveform in Monline driving
The shape data is the contents of the register. S417: The waveform data of the register REG2 is
Output to the star CC1 and CC2 and SC1 and SC2,
Line access using the inverted waveform in the first half of one horizontal scanning period
Start (time). S418: Time adjustment for one horizontal scanning period is performed (time point). here
Indicates the line access by the inverted waveform in the first half of one horizontal scanning period.
And the line access by the normal waveform in the latter half described later.
And a drive suspension period set between them. this
Is the timer TMR1 register CNTB and CNTL delay time.
In this example, one
Using the CNTB and four CNTL delay time data
To form a rest period. S419, S421, S422, S423: Here, steps S411, S413, S414, S415 and
A similar process is executed, but the time adjustment process of step S423 is performed.
Indicates that the data transfer has already been completed,
No execution for the same time as the management. S424: Similar to the process of step S416, the second half
Set the normal waveform. That is, A waveform or C
Let the normal waveform data of the waveform be the contents of register REG2.
You. S425: After one horizontal scanning period as in the process of step S417
Start line access with half normal waveform (time
point). By the processing in step S417 and this step,
Writing with a waveform interposes a pause in one horizontal scanning period
It is done in either the first half or the second half. S426: Wait for a predetermined time to adjust one horizontal scanning period
When an internal interrupt request IRQ3 occurs (time),
LINVA0 or LINVC0
Proceed to routine. Hereinafter, referring to FIG. 46 (I) and FIG. 49 (A), LI
The NVA0 and LINVC0 routines will be described. S430, S431: Set Busy signal to “OFF” (time), interrupt request ▲
Wait for ▼. S432, S433, S434: Address data is transferred (at time), interrupt is required.
When the request ▲ ▼ occurs (time), the line count
Data LCNT is 0 or not, and if affirmative, step
Proceed to S433 to reset the line counter LCNT, and
Or go to LSTRC1 routine. If a negative determination is made, the process proceeds to step S434 and the line count
Decrement the contents of the LCNT by 1 and set it to LSTRA0 or LSTR
Return to C0. In step S402 of the LSTR0 routine, the transferred address is
Is the last scan line of the effective display area 104
When it is determined that the process is complete, the process branches to the FLLN0 routine. Hereinafter, referring to FIG. 46 (E) and FIG. 49 (B),
The display control of the FLLN0 routine will be described. S440, S441, S443: Turn the Busy signal “ON” (at the time of Fig. 49 (B):
Only) and address conversion and setting are performed. Ma
Also, the drive mode is line-accessed. S444, S445: Synchronization of operation start time and until image data transfer ends
Time adjustment. S446: Inverted waveform of the first half as in step S416 described above
Set. S447: One horizontal scanning period before as in step S417 described above.
Start line access with half inverted waveform (at time
). S448: Time adjustment for one horizontal scanning period is performed (time point). here
Forms a drive suspension period as described above in step S418
I do. S449, S451, S452, S453: Perform the same processing as steps S441, S443, S444, S445S described above.
To be executed, but the time adjustment
Data transfer has been completed, so it is the same as step S445
It is not executed for a while. S454: Similar to the process in step S446, here
Set the normal waveform. S455: After one horizontal scanning period as in the process of step S447
Start line access with half normal waveform (time
point). S456: Writing of the last line of the effective display area 104 has been completed
It is determined whether or not. If completed, proceed to the next step S457
Proceed to. S457: In this step, the frame drive performed in the next step
Set the waveform control data for S458, S459: Driving of the frame 106 and A / D conversion are started (time). This
At the time of writing of the last scanning line of the effective display area 104
Finished. At the same time as the end of A / D conversion, temperature compensation data
Update. When the processing in step S459 is completed, the program
Proceed to NVA0 or FINVC0 routine. Hereinafter, referring to FIG. 46 (K) and FIG. 49 (B), the FI
The NVA0 or FINVC0 routine will be described. S460, S461: Set Busy signal to “OFF”, interrupt request ▲ ▼
Wait (time). S462: Address data transferred (at time), interrupt request
When ▲ ▼ occurs (time), the control routine is changed.
It is determined whether or not to change. That is, the last final scan line
Waveform recognition based on temperature data of temperature compensation performed after access
Calculates the contents of the knowledge register CX and compares it with the previous contents of CX.
Compare. If the comparison shows a difference, change the control routine.
Returning to step S104 described above with reference to FIG.
One of the routines according to the new waveform in step S105
select. If not, the process proceeds to step S463. Thus, in the FLC display control by line access,
When the temperature condition of the LC is detected, the temperature range
If the drive waveform has been changed,
It is intended to perform appropriate display control. S463, S464, S465: Here, it is determined whether or not the frame counter FCNT is 0
You. If the determination is affirmative, the process proceeds to step S464, where the frame cow
Resets the line and line counters and the LSTR1 routine
Proceed to. This LSTR1 routine and subsequent routines
As shown in FIG. 46 (B) in its entirety,
The LSTR0 routine and its entirety shown in FIG.
And a routine almost similar to the routine that follows.
The difference is that line access by the LSTR0 routine is
Inverted waveform in the first half of line access, normal wave in the second half
The first half is a normal waveform and the second half is
Accessing the half with an inverted waveform. LSTR1 luch
The routines LLN1, FLLN1, LINV1 and FINV1 that follow
46 (G), 46 (H), 46 (J) and 46.
Each of them is shown in FIG. As described above, for example, the frame counter FCNT
And if the value of line counter LCNT is set to 1,
If the value of the line counter LCNT is set to 1,
Writing is performed in the first half of one horizontal scanning period.
If so, the next scan line is written in the first half,
In the following, writing is performed alternately in the first half or the second half.
Go to the last scan line. And in the next cycle,
The scan line written in the first half of the cycle is the second half
Scans that were written in the second half of the previous cycle
The lines are respectively written in the first half. In line access using N waveforms, one horizontal scanning period
The polarity inversion of the waveform is not performed within the interval. But I mentioned above
Frame counter FCNT and line counter LCNT
By setting the value appropriately, the frame corresponding to that value
The polarity of the waveform is inverted for each system and for each line. Hereinafter, the display control according to the N waveform will be described with reference to FIG.
(F) and explanation with reference to FIGS. 49 (C) and (D).
I do. Routines different from the routines described so far
Are LLNN0 and 1, LLNN0 and FLLNN1, and LLNN0 and
And one routine are as follows: S470, S471, S474, S475: These processes are the same as those described above.
That is, the Busy signal is turned “ON” (at the time), and the address conversion and the
And make settings. Next, change the drive mode to line access.
And synchronize the operation start time. End of image data transfer
Adjust the time until completion. S475-1: Here, the waveform is set. That is, N waveform data
Register contents. However, in the LLNN0 routine
The waveform data to be set is normal waveform data,
In the LLNN1 routine, it is inverted waveform data. S476: Register waveform data in register C of data output unit 600
By outputting to C1 and 2, SC1 and 2,
Start line access with full waveform or inverted waveform
(Time). S477: One horizontal scanning period is adjusted. After the processing described above, the program execution is LINVN0 or
Goes to the LINVN1 routine. These routines are described above
Since it is the same as LINVA0 or LINVA1, its explanation is omitted.
You. According to the above routine, the operation using one line of N waveform
Access and repeat line access sequentially for the last line
Going to, the FLLNN0 or FLLNN1 routine is started. Hereinafter, referring to FIG. 46 (F) and FIG. 49 (D)
The routine will be described. S480, S481, S483, S484, S485: These processes are the same as those described above.
That is, the Busy signal is turned “ON” (at the time), and the address conversion and the
And make settings. Next, change the drive mode to line access.
And synchronize the operation start time. End of image data transfer
Adjust the time until completion. S485-1: Waveform setting as described above in step S475-1
I do. However, the waveform to be set in the FLLNN0 routine
The data is normal waveform data, and the FLLNN1 routine
Is inverted waveform data. S486: Normal waveform as described above in step S476
Alternatively, start line access with the inverted waveform (at time
). S487, S488, S489, S490: In these steps, first of all,
Judge whether line writing is completed or not, and
Set waveform control data for frame drive in the next step
You. Next, driving of the frame 106 and A / D conversion are started (at the time
). Update the temperature compensation data at the same time as the end of A / D conversion.
And proceed to the FINVN0 or FINVN1 routine. The FINVN0 and FINVN1 routines are shown in FIG.
Since it is the same as the routine described above with reference to FIG.
Description is omitted. (5.2.4) Power off The operator of the word processor 1 operates the key
If you perform an operation to turn off the power,
The PWOFF routine related to the time display control is started. The following is a time chart shown in FIG. 43 and FIG.
Referring to the flowchart, the display control will be described.
I will tell. When the operator operates the keys etc. to turn off the power
From the word processor 1 to the control unit 500
▼ A signal is sent out, which causes the CPU 501 of the control unit 500
Receives a non-maskable interrupt request NMI and PWOFF
The routine is activated. This interrupt request NMI is unconditional
This is an interrupt and what kind of processing the control unit 500
Even if there is, the following processing is immediately started. You
That is, S501: Set the Busy signal to “ON” and set the Light signal to “OFF” at the same time.
(At the time of Fig. 43: only the numbers below). S503: Synchronize the operation start time. This is the same as described above
This is the process. S505: Driving of the effective display area 104 is started (time). this
Driving is performed by one horizontal scan as in the INIT routine.
In the period, one block of the effective display area 104 is erased.
It is. By such driving, the entire area of the area 104 is
Set to "White" and improve its image quality to prepare for the next display
Things. S507: One horizontal scanning period is adjusted. This processing has already been described
It is the same as S509: The above steps S503, S505 and S507 correspond to one block.
Since this process is performed every time the data is deleted,
All blocks, that is, all of the effective display area 104
It is determined whether the erasure has been completed. S511: When it is determined that the processing has been completed in step S509 (at the time
), The power status (P ON / OFF) signal to “OFF”
At the same time, the Busy signal is also turned "OFF" (time). P above
Word processor main unit 1 by ON / OFF signal “OFF”
The power supply of the entire display device including is shut off (time point). (6) Effects of Embodiment According to the above embodiment, the following effects can be obtained.
It is. (6.1) Effect of frame formation When a display device is composed of FLC elements,
That the frame 106 is provided outside the effective display area 104 on the surface 102.
Of the FLC element corresponding to the area outside the effective display area 104
Appearance of display screen 102 caused by instability
Of the effective display area 104
In some cases, it is difficult to show, or the operator may have an illusion.
Can be prevented. Particularly, as in the present example, the electrodes for the frame are
When the frame is arranged and electrically formed, the display screen 10
(2) Place a mechanical member such as metal or plastic on the frame as a frame
Or by applying paint, etc.
Compared to the case where the effective display area 104 is mechanically divided
This eliminates the need for mechanical adjustment of the position,
Depending on the handling position of the device, it may occur due to the placement of mechanical members.
No blind spots occur. Furthermore, on the effective display area 104
Performs frame formation in the same or different color as the background color of the display data.
Flexibility when forming the frame.
Up. (6.2) Effect of temperature compensation FLC elements corresponding to the effective display area 104 and the frame 106
Drive energy (voltage and pulse width)
Compensation is made according to the temperature just before
Stable driving is possible regardless of the degree
The display reliability of the display device used can be improved. In particular, as in this example, the compensation data is updated
To perform efficient display processing.
At the same time, the temperature data detection command, that is, the A / D converter 950
The horizontal frame is driven according to the drive command.
Therefore, the display processing efficiency can be further improved. (6.3) Effect of control in response to image data input Means for waiting for pixel data input from the host device
And start the operation according to the input.
In the case of a display using a display element without memory,
Similar to the above, continuous lines are displayed regardless of whether the display contents have changed.
Not only refresh driving is possible, but also
Update the display data only when a change occurs
Discontinuous driving is also possible. Refresh drive is possible
As a result, the specification of existing host equipment needs to be almost updated.
Will not be. In addition, as a result of enabling discontinuous driving,
Power consumption can be reduced, and it can be used as a host device.
Send data only when the screen needs to be updated
It is sufficient to use the software or hardware on the host side.
The burden on the hardware can be reduced. In addition, one unit (for example, one line) of image data is input.
Send a busy signal to the host device according to the force
After that, various settings can be made after this.
Swell. In this case, the host device receives a busy signal
Only need to be added to the function that waits for image data transfer.
You. Further, in this example, the word processing as the host device is performed.
Real ad that is supplied from the
Starts / stops operation according to the presence / absence of address data.
And access based on the actual address data
Part by recognizing the block or line to be
Rewriting is also possible, and furthermore,
Temperature compensation data can be updated during the vertical flyback period.
You. (6.4) Effect of disposing display drive unit Electrodes (common co) provided on display 100 composed of FLC elements
m, segment line seg, frame common line Fcom, frame
Multiple voltage supply lines and
And a switch to connect / disconnect each supply line and electrode
Switch, and switch setting
Means (Common side drive unit 300, Seg
The element-side drive unit 200 and the frame drive unit 700)
Drive the electrodes appropriately with various drive waveforms depending on the contents of the data.
Will be able to move. In the embodiment, the waveform data is appropriately set in the control process.
Can be changed and supplied.
Driving in frame formation, frame formation, screen clear, etc. to an appropriate waveform
And the image quality can be improved. (6.5) Effect of forced screen clear A table composed of FLC elements when turning on and off the power
Since the display screen 102 of the indicator 100 has been cleared,
Open the display screen 102 with the display screen 102
Start or power cut off can be easily recognized. In particular, in the embodiment, the host device side
Clear data (for example, all white data)
I was able to do it without myself
Reduces the load on the host device and speeds up clearing.
Can be achieved. In addition, the configuration that allows you to clear the screen yourself,
For example, when clearing the screen during operation,
Instead of receiving all white data from the
Control to receive only the order and clear it in accordance with this
Can also be applied effectively. (6.6) Effect of Power Supply Controller Arrangement The electrodes (line co
m, seg, Fcom, Fseg)
Therefore, an optimal voltage value should be selected according to the temperature and driving conditions.
It can be supplied to the electrodes. In particular, in the embodiment, the common side lines com and Fcom
The three voltages of +,-and the reference potential
Three-valued voltage can be applied to lines seg and Fseg
And can generate a total of five different voltage values
And Also, one value (VC) is fixed, and the other values are
Relative ratio can be set in advance, and some output
Voltage is used to determine other output voltages.
And a total of five values are generated in response to changes in some output voltages.
It is possible to adjust the voltage value appropriately according to the temperature conditions, etc.
It will be easier. In addition, the IC used for the common side drive element
Pressure is required, but the segment side drive element
Although high operating speeds are required for ICs used in
One voltage is fixed, and the relative ratio to it is maintained.
If you change the voltage as it is, the specifications of both
And the manufacturing process can be simplified. (6.7) Effects of waveform change and inversion drive Temperatures normally used in line access mode
Divide the range and for each divided temperature range
Define appropriate drive waveforms, and
Adjust pulse width and voltage according to temperature for shape
Operation, so that the operating characteristics can be averaged.
Came. In addition, as a result of performing in-line inversion, the
Since the total driving energy can be set to 0, the FLC element is stable
The state can be secured. In addition, as a result of performing MH inversion,
Or, several lines will be driven out of phase,
The author was able to prevent the swell from being felt on the display screen. In addition, as a result of performing frame inversion,
The same color data is written at the intersection of the segment lines
The timing of the insertion will be shifted. For example, in FIG.
Comparing FIG. 33 (A) with (A), the former shows a white day.
Is written in the middle part of the first half, in the latter half,
Focusing on the point of segm + comn-1 in FIG.
Data is written in the first half, and in the second half in the second half. This result
As a result, the threshold characteristics of the FLC element when written in the first half and the second half
Are combined with the threshold characteristics when written in
-The operating point on the -ΔT curve can be expanded and a margin can be obtained.
And (7) Modification (7.1) Configuration of Frame 106 In the embodiment, the frame 106 is electrically formed.
However, the present invention is not limited to this.
The part corresponding to the frame 106 of 2 is a mechanical hand made of plastic etc.
Effective without covering by steps or painting
It is not necessary to consider the image quality of the part outside the display area 104
It is also possible. In addition, frame drive is performed by electrical drive.
If the frame drive system is provided independently, the frame drive
It is also possible to take action. In addition, electrical drive
When forming a frame, use the same color as the background color as in the above example.
As well as the same color as the data color.
No. Further, in the above example, the frame transparent electrodes 150, 151 are connected to the drive units 200, 3
It is driven by the frame drive unit 700 provided independently of 00.
However, for both or one of them, the element
Drive elements similar or identical to
Drive control as part of the drive control of the drive units 200 and 300.
It may be performed. (7.2) Timing of temperature compensation and partial rewriting In the above embodiment, temperature compensation is performed during the vertical blanking period.
It was a thing. This includes address data and image data.
Data is periodically and continuously (in refresh mode)
It is possible because it was assumed to be sent
there were. However, the timing of temperature compensation is
It can be set at an appropriate time without limitation, for example,
Address data intermittently (partial rewrite mode
), The vertical blanking period
It does not exist, so temperature compensation is performed in the display control in the above example.
And the display control may be inappropriate.
is there. Therefore, when driving in the partial rewriting mode,
It is desirable to perform the temperature compensation at regular intervals. So
For example, for example, the clock with the timer of the control unit 500
Measure and apply an internal interrupt request at fixed intervals
Is set to "ON", and then temperature compensation may be performed. Note that in order to enable driving in the partial rewrite mode,
Is, in addition to the function of the word processor in the above embodiment,
Transfer specific part of address data and image data
What is necessary is just to have a function. Or address data
Data in the refresh mode as in the above embodiment.
Even if there is image data after address data,
To determine whether to activate the display control
Therefore, it is also possible. Further, the temperature compensation is in a table system as in the above example.
Instead, it may be performed by an appropriate calculation. (7.3) One horizontal scanning period and drive voltage value The temperature range as shown in FIG.
Between the wave number (that is, one horizontal scanning period) and the driving voltage value
The relationship is not limited to this, for example,
The enclosure must be narrower and the frequency and drive
Fine temperature compensation is possible by appropriately setting the dynamic voltage value.
It will work. (7.4) Waveform setting In the above embodiment, in the block access mode,
Image formation waveform data is set once in register 630
Did not update the waveform data.
Depending on the device configuration, waveforms and
It is clear that control data of 1H division number can be updated.
You. This makes it possible to generate drive waveforms corresponding to various drive conditions.
Can occur. Also in the block access mode,
In addition to selecting waveform data according to drive conditions,
Change the waveform data according to the degree and obtain the appropriate waveform.
It is also possible to In this case, for example, FIG.
In the area EA00H ~ in the same way as EE00H ~ other setting data
And store the specified data of ΔT corresponding to the temperature,
In the same manner as in the line access mode described above,
Then, the change setting of the waveform data may be performed. Waveform data
Data can be changed arbitrarily to determine the optimal waveform.
This device can also be used to perform Furthermore, in the above example, the change of the waveform data is used according to the temperature.
Is set in the program that
Set by reading using the ping table
You may. In addition, in the above example, the waveform including in-line inversion is 1H
* A period of inactivity, but this period of
Can be set and there is no such pause
In this case, the normal waveform and the inverted waveform
Shapes can be generated. For example, in the example of FIG.
If no pause period is provided in the first 2ΔT period
V1, a wave that takes V2 in the next 3ΔT and V1 in the last 1ΔT
Can generate shapes. That is, the optical response is
Other arbitrary waveforms having different responsiveness can be generated. Sa
In addition, the drive waveforms are not limited to those in the above example.
Arbitrary waveform can be set even if it contains in-inversion
Needless to say. (7.5) Block access or line access
Select Select block access or line access
That is, interrupt request ▲ ▼ or ▲ ▼
Is selected by the operator in the above embodiment.
What is done according to the usage form and the form of the data to be written
And This is, for example, one block on the display screen 102
Is equivalent to the size of the displayed character string.
Yes, and the data to be written was only letters, numbers, etc.
Then, because it can handle each character string,
Lock access will be effective. On the other hand, the displayed image may be of various sizes.
Number, figure pattern, etc., exceeds the block size
Since display and rewriting must be performed,
Access will be more appropriate. (7.6) Number of scanning lines In the above embodiment, the number of scanning lines per block is 20
400 in the entire effective display area, but is not limited to this
In this example using an FLC display element, the number of scanning lines
Selection time / line cannot be reduced by increasing
The number of scanning lines to increase the resolution and size of the display screen.
Screening is also possible. (7.7) Erasing the effective display area 104 To reset the display screen to the initial state,
Is automatically cleared when the power is turned on / off,
Without receiving all "white" data from the processor 1
Was to do. However, screen clear is on or off.
Needless to say, either one of them may be performed. Also bro
Access control and line access display control.
When it is necessary to erase the entire
Can be erased regardless of the data
You. For this purpose, for example, the word processor 1 has
Control signals such as unconditional interrupts
Is transmitted, whereby the control unit 500 sends the effective display area 104
Erase may be performed. (7.8) Position of the temperature sensor 400 The temperature sensor 400 is used to determine the FLC temperature
Based on the cloth, properly position the distribution temperature
It is set, but more accurate temperature detection
To use multiple temperature sensors.
No. (7.9) Display 100, display controller 50, and word processor
Sessa body 1 Transfer between word processor body 1 and controller 50
Signal form, for example, signal D (signal A /, image data
Data and real address data) are limited to the above examples
Of course, it may be an appropriate one. In the above embodiment, the display related to the word processor is used.
The explanation has been given using the display and display control system as an example.
The description is not limited to the above example.
Of course, it can be applied to play and television. In addition, FLC display transmission has the property of having memory.
On existing television
Display device using a larger screen
Noh. Furthermore, the present invention provides a method for updating still images and / or screen updates.
Effective when displaying images with relatively few
is there. For example, text broadcasting and information services
Receivers, clock faces, and various device messages
When applied to a 7-segment display in the display
In this case, drive should be performed when the screen changes.
Therefore, it is a large process that contributes to power saving. In these cases, all screens may be updated when changed.
When there is a partial change, similar to the partial rewrite described above,
Then, only that part may be updated. In addition, these places
In this case, the temperature compensation can be performed by a periodic interrupt.
The screen that is updated next is the one after drive correction
Becomes If the screen update cycle is long or partial rewriting is performed
In the case of a device, it is displayed when temperature compensation is performed.
Rewrite the entire data inside by re-outputting it from, for example, VRAM
You may get. This ensures that the screen is always even
A good and good display state can be maintained. [Effect of the Invention] As described above, according to the present invention, within one driving period
The waveform applied to the scan electrode is inverted at
The waveform is inverted every drive period, and is further applied to the same scan electrode.
The supplied nth waveform and the (n + 1) th waveform are inverted.
You. Thereby, when driving the scanning electrodes and the signal electrodes,
The influence of the voltage application time on the threshold voltage of the display element
Sound can be reduced, so
Drive control can be performed.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る表示装置および制御系
の構成の一例を示すブロック図、
第2図および第3図は、それぞれ、実施例に係る表示器
の一構成例を示す分解斜視図および断面図、
第4図は駆動電圧と印加時間との関係を説明するための
線図、
第5図(A),(B)および第6図は、FLC素子の駆動
波形を説明するための波形図、
第7図(A)および(B)は駆動電圧とFLC素子の透過
率との関係を示す線図、
第8図はFLC素子の温度と駆動電圧との関係を示す線
図、
第9図は本実施例に係り、制御部の記憶領域にデータと
して格納される温度,駆動電圧および周波数の関係の一
例を説明するための線図、
第10図は本実施例に係る有効表示領域のブロック区分を
示す説明図、
第11図は本実施例に係る制御部の一構成例を示すブロッ
ク図、
第12図は第11図示の制御部におけるメモリ空間の一構成
例を示す線図、
第13図は本実施例に係るアドレス変換を説明するための
説明図、
第14図は本実施例に係るライン番号とジャンピングテー
ブルとの対応づけの一例を示す説明図、
第15図は本実施例における走査線の選択方法を説明する
ためのブロック図、
第16図は本実施例に係るデータ出力部の構成の一例を示
すブロック図、
第17図は第16図示のデータ出力部において駆動波形生成
の設定を行うための各部の信号を示す波形図、
第18図は本実施例に係るA/D変換部の一構成例を示すブ
ロック図、
第19図は本実施例に係るD/A変換部および電源コントロ
ーラの一構成例を示すブロック図、
第20図は本実施例に係る枠駆動部の一構成例を示すブロ
ック図、
第21図は本実施例に係るセグメント側駆動エレメントの
概略構成例を示すブロック図、
第22図は第21図示のセグメント側駆動エレメントの詳細
な構成例を示す回路図、
第23図は本実施例に係るコモン側駆動エレメントの概略
構成例を示すブロック図、
第24図は第23図示のコモン側駆動エレメントの詳細な構
成例を示す回路図、
第25図は表示器の駆動態様を説明するために表示器を簡
略化して示す説明図、
第26図(A)および(B)はブロック消去時におけるコ
モンラインおよびセグメントラインの駆動波形の一例を
説明するための波形図、
第27図は第26図(A)および(B)に示したコモンライ
ンおよびセグメントラインの駆動波形の合成波形を示す
波形図、
第28図(A)および(B)はブロックアクセスモードの
ライン書込み時におけるコモンラインおよびセグメント
ラインの駆動波形の一例を説明するための波形図、
第29図(A)および(B)は第28図(A)および(B)
に示したコモンラインおよびセグメントラインの駆動波
形の合成波形を示す波形図、
第30図(A)および(B)はラインアクセスモードのラ
イン書込み時におけるコモンラインおよびセグメントラ
インの駆動波形(N波形)の一例を説明するための説明
図、
第31図(A)および(B)は第30図(A)および(B)
に示したコモンラインおよびセグメントラインの駆動波
形の合成波形を示す波形図、
第32図はN波形の反転波形を示す波形図、
第33図(A)および(B)は第32図示の波形を出力した
ときの合成波形を示す波形図、
第34図(A)〜(E)はラインアクセスモードの高温域
において用いるA波形を説明するための波形図、
第35図(A)〜(E)はラインアクセスモードの低温域
において用いるC波形を説明するための波形図、
第36図はMH反転およびフレーム反転を行う場合の表示状
態を説明するための説明図、
第37図はA波形より第36図示の駆動を行う態様を説明す
るための波形図、
第38図および第39図は、それぞれ、温度とパルス幅およ
び電圧との関係を示す説明図、
第40図は温度と表示応答性との関係を説明するための説
明図、
第41図は本実施例に係る表示制御手順の概略構成を示す
フローチャート、
第42図は本実施例に係る表示制御手順のうちの初期処理
手順の一例を示すフローチャート、
第43図は第42図示の初期処理および電源オフ時の処理に
おける本実施例の動作を説明するためのタイムチャー
ト、
第44図は本実施例に係り、温度データを駆動電圧データ
およびタイムデータに変換するアルゴリズムを説明する
ための説明図、
第45図(A)〜(D)および第46図(A)〜(L)は、
それぞれ、本実施例に係るブロックアクセスモードおよ
びラインアクセスモードでの詳細な表示制御手順の一例
を示すフローチャート、
第47図は本実施例に係る電源オフ時の詳細な表示制御手
順の一例を示すフローチャート、
第48図(A),(B)および第49図(A)〜(D)は、
それぞれ、第45図(A)〜(D)および第46図(A)〜
(L)に示した表示制御手順による本実施例の動作を説
明するためのタイムチャート、
第50図はTN液晶を説明するための模式図、
第51図はSmC*液晶を説明するための模式図、
第52図はSmH*液晶を説明するための模式図、
第53図はFLC分子の構造を説明するための模式図、
第54図はFLCを用いた表示素子の一例を示す模式図、
第55図は本発明に適用可能なFLC表示素子の一例を示す
模式図、
第56図は本発明に適用可能なマトリクス電極構造を有す
るセルの一例を示す模式図、
第57図(A)〜(D)および第58図(A)〜(D)はFL
C素子に印加する電圧の波形を示す波形図である。
1……ワードプロセッサ、50……表示制御装置本体、10
0……表示器、102……表示画面、104……有効表示領
域、106……枠、110……上部ガラス基板、112……配線
部、114,124……透明電極、115,125……取出し電極、11
6,126……絶縁膜、120……下部ガラス基板、122……配
線部、128……金属層、130……FLC封入部、132……FL
C、134……スペーサ、136……配向膜、140……シール
材、142……充填口、144……封口部材、150,151……枠
用透明電極、200……セグメント側駆動部、210……セグ
メント駆動エレメント、220……シフトレジスタ、230…
…ラッチ部、240……入力論理回路、250……制御論理
部、260……スイッチ信号出力部、270……ドライバ、30
0……コモン側駆動部、310……コモン駆動エレメント、
340……入力論理回路、345……デコーダ、350……制御
論理部、360……スイッチ信号出力部、370……ドライ
バ、380……基板、382……フレキシブルケーブル、384
……導電部材、400……温度センサ、500……制御部、50
1……CPU、503……ROM、505……RAM、507……リセット
部、509……クロック発生部、511……ハンドシェークコ
ントローラ、600……データ出力部、601……データ入力
部、603……IRQ発生部、605……DACT発生部、611……▲
▼発生部、613……FENトリガ、619……Busyゲー
ト、621……デバイスセレクタ、623……レジスタセレク
タ、625……22ビットラッチパルスゲートアレイ、630…
…レジスタ部、641……実アドレス格納制御部、643……
水平ドット数カウンタ、645……▲▼発生部、6
50……デコーダ部、661……逓倍器、663A〜663D……リ
ングカウンタ、665,669……マルチプレクサ、667……4
相リングカウンタ、671,675……マルチプレクサ部、673
……シフトレジスタ部、677……出力部、680……ゲート
アレイ、690……MR発生部、700……枠駆動部、710,715,
720,730,735,740……スイッチ、800……電源コントロー
ラ、810,820,825,830,840……可変ゲイン増幅器、900…
…D/A変換部、901……D/A変換器、950……A/D変換部、9
51……A/D変換器、FL……光源、PORT1〜PORT6……ポー
ト部、DDR1〜DDR6……入出力設定レジスタ、TMR1,TMR2
……タイマ、AB……アドレスバス、DB……データバス、
com……コモンライン、seg……セグメントライン、Fcom
……枠用コモンライン、Fseg……枠用セグメントライ
ン。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a block diagram showing an example of a configuration of a display device and a control system according to an embodiment of the present invention, and FIGS. 2 and 3 are display devices according to the embodiment, respectively. FIG. 4 is an exploded perspective view and a cross-sectional view showing one configuration example, FIG. 4 is a diagram for explaining a relationship between a driving voltage and an application time, and FIGS. 5 (A), (B) and FIG. 7A and 7B are diagrams showing the relationship between the driving voltage and the transmittance of the FLC element, and FIG. 8 is a diagram showing the temperature and the driving voltage of the FLC element. FIG. 9 is a diagram showing an example of a relationship between temperature, drive voltage, and frequency stored as data in a storage area of a control unit according to the present embodiment; FIG. 11 is an explanatory diagram showing block divisions of an effective display area according to the present embodiment. FIG. FIG. 12 is a block diagram showing a configuration example of a memory space in the control unit shown in FIG. 11, FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining address conversion according to this embodiment, FIG. FIG. 15 is an explanatory diagram showing an example of correspondence between line numbers and jumping tables according to this embodiment. FIG. 15 is a block diagram for explaining a method of selecting a scanning line in this embodiment. FIG. 17 is a block diagram showing an example of a configuration of a data output unit according to an example. FIG. 17 is a waveform diagram showing signals of each unit for setting drive waveform generation in the data output unit shown in FIG. 16, and FIG. FIG. 19 is a block diagram illustrating a configuration example of an A / D conversion unit according to an example. FIG. 19 is a block diagram illustrating a configuration example of a D / A conversion unit and a power supply controller according to the embodiment. FIG. 21 is a block diagram showing an example of the configuration of a frame driving unit according to the present invention. FIG. 22 is a block diagram showing a schematic configuration example of the segment side drive element, FIG. 22 is a circuit diagram showing a detailed configuration example of the segment side drive element shown in FIG. 21, and FIG. 23 is a diagram showing a common side drive element according to the present embodiment. FIG. 24 is a block diagram showing a schematic configuration example, FIG. 24 is a circuit diagram showing a detailed configuration example of the common-side drive element shown in FIG. 23, and FIG. 25 is a simplified view of the display for explaining a drive mode of the display. 26 (A) and (B) are waveform diagrams for explaining an example of driving waveforms of common lines and segment lines at the time of block erasure, and FIG. 27 is FIGS. 26 (A) and (B). FIG. 28 (A) and FIG. 28 (B) are waveform diagrams showing combined waveforms of driving waveforms of the common line and the segment line shown in FIG. 28). Waveform diagram for explaining an example of driving waveforms of Ntorain, view the 29 (A) and (B) FIG. 28 (A) and (B)
30 (A) and (B) are drive waveforms (N waveforms) of the common line and the segment line during line writing in the line access mode. FIGS. 31 (A) and (B) are explanatory diagrams for explaining an example of FIGS. 30 (A) and (B).
32 is a waveform diagram showing a composite waveform of the driving waveforms of the common line and the segment line shown in FIG. 32, FIG. 32 is a waveform diagram showing an inverted waveform of the N waveform, and FIGS. 33 (A) and (B) are waveform diagrams showing the 32nd waveform. FIGS. 34 (A) to (E) are waveform diagrams showing composite waveforms when output, and FIGS. 34 (A) to (E) are waveform diagrams for explaining the A waveform used in a high-temperature region in the line access mode; FIGS. 35 (A) to (E). Is a waveform diagram for explaining a C waveform used in a low-temperature region of the line access mode, FIG. 36 is an explanatory diagram for explaining a display state when performing MH inversion and frame inversion, and FIG. 36 is a waveform diagram for explaining the mode of performing the driving shown in FIGS. 38 and 39, FIG. 38 and FIG. 39 are explanatory diagrams showing the relationship between temperature, pulse width, and voltage, respectively. FIG. 41 is an explanatory diagram for explaining the relationship of FIG. 42 is a flowchart showing a schematic configuration of a display control procedure according to an example, FIG. 42 is a flowchart showing an example of an initial processing procedure of the display control procedure according to the present embodiment, and FIG. 43 is an initial processing and power-off shown in FIG. FIG. 44 is a time chart for explaining the operation of the present embodiment in the processing at the time, and FIG. 44 is an explanatory diagram for explaining an algorithm for converting temperature data into drive voltage data and time data according to the present embodiment; Figures (A)-(D) and Figures 46 (A)-(L)
A flowchart showing an example of a detailed display control procedure in the block access mode and the line access mode according to the present embodiment, respectively. FIG. 47 is a flowchart showing an example of a detailed display control procedure when the power is turned off according to the present embodiment. 48 (A), (B) and FIGS. 49 (A)-(D)
FIGS. 45 (A)-(D) and 46 (A)-
FIG. 50 is a time chart for explaining the operation of this embodiment according to the display control procedure shown in (L). FIG. 50 is a schematic diagram for explaining a TN liquid crystal. FIG. 51 is a schematic diagram for explaining an SmC * liquid crystal. FIG. 52, FIG. 52 is a schematic diagram for explaining SmH * liquid crystal, FIG. 53 is a schematic diagram for explaining the structure of FLC molecules, FIG. 54 is a schematic diagram showing an example of a display element using FLC, FIG. 55 is a schematic diagram showing an example of an FLC display element applicable to the present invention, FIG. 56 is a schematic diagram showing an example of a cell having a matrix electrode structure applicable to the present invention, FIG. 57 (A) to FIG. (D) and FIGS. 58 (A) to (D) show FL.
FIG. 4 is a waveform diagram showing a waveform of a voltage applied to a C element. 1 Word processor, 50 Display control unit, 10
0 ... display, 102 ... display screen, 104 ... effective display area, 106 ... frame, 110 ... upper glass substrate, 112 ... wiring part, 114, 124 ... transparent electrode, 115, 125 ... extraction electrode, 11
6,126 ... insulating film, 120 ... lower glass substrate, 122 ... wiring part, 128 ... metal layer, 130 ... FLC sealing part, 132 ... FL
C, 134: spacer, 136: alignment film, 140: sealing material, 142: filling port, 144: sealing member, 150, 151 ... transparent electrode for frame, 200: segment side driving section, 210 ... Segment drive element, 220 shift register, 230
... Latch section, 240 ... Input logic circuit, 250 ... Control logic section, 260 ... Switch signal output section, 270 ... Driver, 30
0: Common drive unit, 310: Common drive element
340: Input logic circuit, 345: Decoder, 350: Control logic unit, 360: Switch signal output unit, 370: Driver, 380: Board, 382: Flexible cable, 384
…… conductive member, 400 …… Temperature sensor, 500 …… Control unit, 50
1 CPU CPU 503 ROM ROM 507 Reset unit 509 Clock generation unit 511 Handshake controller 600 Data output unit 601 Data input unit 603 … IRQ generator, 605 …… DACT generator, 611 …… ▲
▼ Generator, 613… FEN trigger, 619… Busy gate, 621… Device selector, 623… Register selector, 625… 22 bit latch pulse gate array, 630…
... Register part, 641 ... Real address storage control part, 643 ...
Horizontal dot counter, 645 …… ▲ ▼ Generating part, 6
50 Decoder unit, 661 Multiplier, 663A to 663D Ring counter, 665,669 Multiplexer, 667 4
Phase ring counter, 671,675 …… Multiplexer, 673
… Shift register section, 677… Output section, 680… Gate array, 690… MR generation section, 700… Frame drive section, 710,715,
720,730,735,740… Switch, 800… Power supply controller, 810,820,825,830,840 …… Variable gain amplifier, 900…
… D / A converter, 901… D / A converter, 950… A / D converter, 9
51 A / D converter, FL Light source, PORT1 to PORT6 Port part, DDR1 to DDR6 I / O setting register, TMR1, TMR2
… Timer, AB… Address bus, DB… Data bus,
com …… Common line, seg …… Segment line, Fcom
…… Frame common line, Fseg …… Frame segment line.
Claims (1)
と前記信号電極群との間に強誘電性液晶表示素子を配置
した表示装置に組合され、前記走査電極群に供給される
駆動信号が1駆動期間内に反転した波形を有し、1駆動
期間毎に反転関係にある駆動信号および同一走査電極に
おけるn(nは自然数)番目とn+1番目の波形が反転
関係にある駆動信号を供給する手段を備えたことを特徴
とする表示制御装置。(57) [Claims] A driving signal supplied to the scanning electrode group, which is combined with a display device having a scanning electrode group and a signal electrode group, and a ferroelectric liquid crystal display element disposed between the scanning electrode group and the signal electrode group; Supplies a drive signal having an inverted waveform within one drive period, and a drive signal having an inverted relationship every drive period and a drive signal having an inverted relationship between the nth (n is a natural number) and (n + 1) th waveforms on the same scan electrode. A display control device comprising:
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62247944A JP2738688B2 (en) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | Display control device |
US08/396,904 US5642128A (en) | 1987-10-02 | 1995-03-01 | Display control device |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP62247944A Expired - Fee Related JP2738688B2 (en) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | Display control device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62189435A (en) * | 1986-02-17 | 1987-08-19 | Canon Inc | Driving device |
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1987
- 1987-10-02 JP JP62247944A patent/JP2738688B2/en not_active Expired - Fee Related
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JPS6491123A (en) | 1989-04-10 |
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