JP2736327B2 - ロボットマニピュレータ - Google Patents

ロボットマニピュレータ

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JP2736327B2
JP2736327B2 JP7251191A JP25119195A JP2736327B2 JP 2736327 B2 JP2736327 B2 JP 2736327B2 JP 7251191 A JP7251191 A JP 7251191A JP 25119195 A JP25119195 A JP 25119195A JP 2736327 B2 JP2736327 B2 JP 2736327B2
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equation
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pneumatic cylinder
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高成 北垣
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットマニピュレー
タに関し、特にコンプライアンスを有するアクチュエー
タを備えたものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、図6に示さ
れるアクチュエータ拮抗型1自由度機構を組合わせてな
るマニピュレータが知られている。すなわち、図6にお
いて、1は基板で、支柱2の下端で植立されており、支
柱2の上端には軸受3が固着され、この軸受3に歯車4
が回動自在に取付けられる。歯車4には出力軸5が固定
される。6A,6Bは直動型アクチュエータで、下端は
いずれもロッド7を介して基板1に固着され、上端はチ
ェーン8の両端が固着される。このチェーン8はピスト
ン9に接続され、かつ歯車4に係止しており、直動型ア
クチュエータ6Aの駆動部材であるピストン9が下方に
移動し、直動型アクチュエータ6Bの駆動部材であるピ
ストン9が上方に移動したときは歯車4は矢印A方向に
回動し、両直動式アクチュエータ6A,6Bの駆動状態
が上述と反対になると、歯車4は矢印B方向に回動す
る。このようにして出力軸5を矢印AまたはBの方向に
回動駆動する。
【0003】また、ロボットマニピュレータのモジュー
ルを構成するのに、油圧シリンダを2個と、支柱1本を
用いて2自由度としたものは知られている。すなわち、
2自由度を確保する手段として差動ギヤーを使用する装
置や、両側に1自由度を設けた歯車装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来例では、マ
ニピュレータの関節の自由度を増すためにモジュールを
接続しようとすると、機構が複雑になるという欠点があ
った。
【0005】また、後者の従来例では、パルス変調コン
トローラを用いることで油圧剛性を高めることを可能と
し、ペイロードの大きなマニピュレータを構成できる利
点を有してはいるが、しかし、壊れやすいものや柔らか
いものをソフトウェアフィードバックなしにはハンドリ
ングすることができないという欠点があった。
【0006】本発明は、上述した従来のマニピュレータ
の機構が複雑になるという欠点や、アクチュエータとア
ームとのバックラッシュが存在するという欠点を克服
し、柔らかいマニピュレーションを実現するロボットマ
ニピュレータを得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来の
課題について鋭意研究を重ねた結果、2自由度モジュー
ルを直列に結合する機構をとり、駆動力として空気圧を
利用すれば課題を解決しうることを見いだし、この知見
に基づいて本発明をなすに至った。
【0008】すなわち、剛体の棒状の支柱の一端を平板
状の基板に固着して植立し、他端を2自由度のジョイン
トを介して他の基板に取付け、前記両基板間に直動式空
気圧シリンダを2個前記支柱と平行に配置し、これらの
直動式空気圧シリンダの両端をそれぞれ2自由度のジョ
イントを介して前記両基板に取付けてモジュールを構成
し、このモジュールを複数個直列に接続したものであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、マニピュレータがモジュール
化されているため、このモジュールを必要な数だけ直列
接続するだけで、必要な自由度を容易に確保することが
実現可能である。また、駆動源が直動式空気圧シリンダ
となっているため、その圧力を制御しアクチュエータそ
のもののコンプライアンスを変化させることにより、セ
ンサを用いたソフトウェアサーボでは制御不可能な高周
波数の外乱を吸収することが実現可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す外観図であ
る。この図において、10は2自由度のモジュールを示
し、この実施例は3個のモジュール10を直列に接続し
て、6自由度のロボットマニピュレータとしたものであ
り、下端はロボットが作業対象に直接働きかける機能を
有するクリッパ,ハンド等の末端効果機へ接続され、上
端はマニピュレータを固定する本体部分に接続される。
【0011】図2は、図1の実施例におけるモジュール
10の詳細構成を示す図である。この図において、11
A,11Bは上,下の基板、12は剛体の支柱で、一端
は基板11Aに植立され、他端は2自由度のジョイント
13を介して基板11Bに接続されている。14A,1
4Bはコンプライアンスの調節可能な直動式空気圧シリ
ンダで、支柱12と平行に配置されており、シリンダ1
4A,14B内の圧力差でピストン15とピストンロッ
ド16とが直動する。直動式空気圧シリンダ14A,1
4Bの下方はロッド17を介して基板11Aに固着さ
れ、上端は2自由度のジョイント13を介して基板11
Bに接続される。
【0012】次に、図2のモジュール10の動作につい
て説明する。基板11Bは支柱12の上端のジョイント
13を支点として、直動式空気圧シリンダ14A,14
Bのピストン15の移動によるピストンロッド16の伸
長と縮小の組合わせにより、X軸,Y軸に関して所要範
囲で回動可能な2自由度のモジュール10となる。した
がって、図2のモジュール10を図1のように3個直列
に、つまり、はじめのモジュール10の基板11Bと次
のモジュール10の基板11Aとを接続するというよう
に順次接続することにより、所要の自由度をもつロボッ
トマニピュレータが構成される。
【0013】次に、直動式空気圧シリンダ14A(14
B)の空気圧とコンプライアンスとの関係について説明
する。
【0014】図3は、図2の直動式空気圧シリンダ14
A(14B)の側断面略図である。この図において、直
動式空気圧シリンダ14A(14B)内のピストン15
の左右の圧力をpi 、体積をVi 、ピストン15の断面
積をAi 、直動式空気圧シリンダ14A(14B)内端
面からピストン15までの距離をli とおき(i=0,
1)、気体の比熱比をγとすると、幾何学的拘束条件よ
り、下記〔数1〕が得られる。
【0015】
【数1】 ピストン15に加わる力をfとすると、f=0における
平衡状態では、〔数2〕となる。ただし、f0は平衡力
である。
【0016】
【数2】 外部からピストン15に力fが加わった時、直動式空気
圧シリンダ14A(14B)内の気体は断熱変化すると
仮定すると、〔数3〕となる。
【0017】
【数3】 i =Aii の関係から、〔数4〕が得られる。
【0018】
【数4】 力が加わった時の変位をΔl,圧力変化をΔpi とすれ
ば、
【0019】
【数5】
【0020】
【数6】 となる。ここで、
【0021】
【数7】 である。
【0022】〔数5〕,〔数6〕を〔数7〕に代入し、
〔数2〕の関係を用いれば、〔数8〕に示すように
【0023】
【数8】 となる。
【0024】例えば、l0 =l1 のとき、x=Δl/l
0 とおけば、〔数9〕に示すように、
【0025】
【数9】 となる。これをグラフにすると、図4に示す特性図のよ
うになる。
【0026】また、外力による変形が小さい領域(x∈
[0,0.2])では、〔数10〕のように直線近似す
ることができ、図5に示すようになる。
【0027】
【数10】 以上より、外力が加わったとき、ピストン15の変位が
大きくない場合には、空気の圧縮性によりあたかもばね
のような挙動を示すことがわかる。また、ばね係数は初
期状態での平衡力f0 を変えることで制御することが可
能であることがわかる。
【0028】次に、コンプライアンスと吸収する外乱の
周波数との関係について説明する。上記では圧縮空気に
よるばねの効果について述べたが、ピストン15の摺動
部の摩擦、駆動部の質量も無視することはできない。そ
れらをまとめると、〔数11〕で表される2次システム
で近似できる。
【0029】
【数11】 したがって、パラメタkを〔数11〕で導出された方法
で設定することにより、吸収可能な外乱周波数を制御す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように支柱の一
端面に基板を固着し、他端面に2自由度のジョイントを
介して他の基板を取付け、前記両基板間に直動式空気圧
シリンダを2個前記支柱と平行に配置し、これらの直動
式空気圧シリンダの両端をそれぞれ2自由度のジョイン
トを介して前記両基板に取付けてモジュールを構成し、
このモジュールを複数個直列に接続することにより、コ
ンプライアンスを有するようにしたので、シンプルな機
構によりコンプライアンス制御が行えるロボットマニピ
ュレータが得られる。そして、直動式空気圧シリンダの
空気圧を制御し、そのコンプライアンスを変えることに
より高周波の外乱を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図2】本発明に用いる基本モジュールの構成を示す斜
視図である。
【図3】図2の直動式空気圧シリンダの側断面図であ
る。
【図4】図3の直動式空気圧シリンダの圧力特性を示す
グラフである。
【図5】図4において空気圧による変形が小さい領域に
おける特性を示すグラフである。
【図6】従来のアクチュエータ拮抗型1自由度のマニピ
ュレータの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 モジュール 11A 基板 11B 基板 12 支柱 13 ジョイント 14A 直動式空気圧シリンダ 14B 直動式空気圧シリンダ 15 ピストン 16 ピストンロッド 17 ロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛体の棒状の支柱の一端を平板状の基板に
    固着して植立し、他端を2自由度のジョイントを介して
    他の基板に取付け、前記両基板間に直動式空気圧シリン
    ダを2個前記支柱と平行に配置し、これらの直動式空気
    圧シリンダの両端をそれぞれ2自由度のジョイントを介
    して前記両基板に取付けてモジュールを構成し、このモ
    ジュールを複数個直列に接続することにより、コンプラ
    イアンスを有することを特徴とするロボットマニピュレ
    ータ。
JP7251191A 1995-09-28 1995-09-28 ロボットマニピュレータ Expired - Lifetime JP2736327B2 (ja)

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