JP2736239B2 - 医療装置用の弁付きアダプタ及びその製造方法 - Google Patents

医療装置用の弁付きアダプタ及びその製造方法

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JP2736239B2
JP2736239B2 JP7204784A JP20478495A JP2736239B2 JP 2736239 B2 JP2736239 B2 JP 2736239B2 JP 7204784 A JP7204784 A JP 7204784A JP 20478495 A JP20478495 A JP 20478495A JP 2736239 B2 JP2736239 B2 JP 2736239B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/26Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注入装置、特に、
各種の医療用アクセス装置と共に使用可能である弁付き
アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】医療アクセス装置、特に、注入装置、オ
ーバー・ザ・ニードル・カテーテル、その他のカテーテ
ル及び供給管は、患者に流体を投与するのに重要な器具
である。位置決めした後、患者の体内でカテーテル又は
その他の医療アクセス装置の通常の操作を行う間、その
装置を通じて流体を供給したり、又は吸引することが必
要となることが多い。多くの外科的方法において、その
方法の実施中、患者に薬を投与することが必要な場合、
カテーテルが既に所定位置にあるように、血管内カテー
テルを配置することが一般的な方法である。その他の型
式の方法において、装置を通じて定期的に薬剤を投与し
たり、試料を吸引することが必要である。こうした適用
例の全てにおいて、薬剤の添加を容易にし、又添加後に
装置を閉鎖するため、装置に弁機構が存在することが望
ましい。
【0003】米国特許第5,085,645号は、カテ
ーテル・ハブ中の通路内に一体の弁を有するオーバー・
ザ・ニードル・カテーテルを教示している。この米国特
許には、カテーテル・ハブの一体部分である弁アダプタ
が開示されている。
【0004】米国特許第5,251,873号は、標準
的な雄型ルアロック接続具に直接、取り付けられ得るよ
うにした医療用継手を教示する。この継手は、管状リテ
ーナ内に保持された弁要素を備えている。該継手は、雄
型ルア接続具を挿入することにより撓み、その雄型ルア
を取り外すことにより閉じる、スリット・ゴム隔膜弁を
備えている。国際標準によれば、ルア接続具の許容可能
な係合長さは、2.5mmである。雄型突起の外径とル
ア接続具の雌型受け口の内径との差に起因して、この係
合長さの差が生じる。このように、「肥厚」な雄型ルア
であれば、係合長さは「短く」なり、また、その逆とな
る。上記の米国特許第5,251,873号に開示され
た型式の弁は、雄型ルア接続具が許容可能な寸法の「短
い」方の限界にあるとき、完全には開放せず、また、こ
れらは隔膜を利用して、雄型ルアの先端の周囲を密封す
るから、雄型接続具を取り付けたときに漏洩を生じ、又
は一旦開放したならば、完全に閉じることは出来ない。
【0005】米国特許第5,108,380号には、カ
テーテルのハブ部材用の弁装置が開示されている。該弁
は、雄型ルア接続具を配置することで作動され、該接続
具は、コイルばねにより偏倚されたピストンを変位させ
て、弁を開放する。
【0006】米国特許第5,269,771号には、止
血弁を有する針無し導入子が開示されている。該弁機構
は、コイルばねにより偏倚されたプランジャを備え、該
コイルばねは、作動されたとき、一対の弾性的弁要素を
拡げる。この設計は、「短い」方の寸法を有する雄型ル
ア接続具によって完全に開放させることは出来ず、その
密封効果は、弾性的な弁要素がそれ自体を閉じるかどう
かに左右される。更に、上記米国特許第5,269,7
71号に開示された弁は、幾つかの異なる材料で形成さ
れ、また、組み立てが複雑である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の型式の弁及びア
ダプタは、ラテン語のpro re nataから、即
ち、状況の条件に従い、「PRN」と称されることが多
い医療装置の範疇に属する。この型式の装置の典型的な
使用例は、3日間、所定位置に留め置かれるカテーテル
が考えられる。この3日間の使用期間中、各投与時に次
の段階を含む手順に従って多量の投与量の薬剤が4時間
毎に投与される。即ち、a)開通性をチェックするた
め、カテーテルをフラッシングする段階、b)薬剤を投
与する段階、c)ヘパリン又は食塩水によってカテーテ
ルから薬剤を洗い流す段階である。この典型的な使用期
間中、この典型的な手順の場合、弁を54回操作するこ
ととなる。即ち、1日に6回、その各段階毎に3段階を
実施し、それを3日間行う。各投与の間にて、弁は漏洩
してはならず、また、弁は容易に再開放可能でなければ
ならない。従来、多量の投与は、皮下注射器の針を弾性
的隔膜に突き刺して行っていた。しかしながら、隔膜
は、多数回の穿刺で漏洩し始める可能性があり、このた
め、医者及びその他の職員に対する「鋭利物」による危
険性を考慮して、病院は、尖った皮下注射針の使用を少
なくするよう多くの手順を変更した。上述のようなPR
Nアダプタは、病院の必要条件の変化に対応すべく開発
されたものである。
【0008】上述の教示内容は、医者の関心事の多くを
対象とするが、依然として、自動的な確実なオン/オフ
流量調整により迅速で且つ操作が容易な医療用アクセス
を可能にする弁付きアダプタが必要とされている。更
に、現在利用可能なアダプタの多数は、基端が開放して
おり、流体供給装置を取り付けないとき、接続具の汚染
を防止するための追加の栓又はカバーが必要とされる。
こうした特徴を持つことに加えて、自己閉鎖式で、洗浄
が容易且つ製造が簡単であるという有利な点を備える装
置が本明細書の以下に開示される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、医療用アクセ
ス装置に使用される製造が簡単な弁付きアダプタであ
る。該アダプタは、供給管、血管アクセス装置等のよう
な医療用アクセス装置に容易に取り付けることが出来
る。この弁付きアダプタは、カテーテルのような医療用
アクセス装置に流体取り扱い装置を取り付け且つ取り外
すための迅速な操作を可能にする。本発明のアダプタ
は、液体取り扱い装置を医療用導入装置に取り付け且つ
そこから取り外して、装置を通る流体の流れを確実に自
動的に開始させ且つ停止させることを可能にする。本発
明のアダプタは、医療関係者が患者の体液に露呈される
機会を最小にし、医療用アクセス装置に接続するための
「鋭利物」を不要にし、また、液体取り扱い装置を移動
する間に、患者に空気が導入される機会を最小にする。
本発明の弁付きアダプタが、供給装置が取り付けられな
い常閉位置にあるとき、拭き取り処理を容易にするた
め、アダプタの基端は閉じた、略連続面を提供する。血
管アクセス装置と共に使用したとき、本発明の弁付きア
ダプタの更に有利な点は、弁は、通常閉鎖されているた
め、誤って接続が外れたときでも、患者の血液の損失が
最小である点である。
【0010】医療用アクセス装置に使用される弁付きア
ダプタは、長手方向軸線を有する本体を備えている。該
本体は、基端面を有する第一の端部である基端と、第二
の端部である末端と、内面を有する貫通路とを備えてい
る。該通路は、基端肩部と、該通路の表面から内方に突
出するいくつかの部分に分割された末端肩部とにより画
成されたチャンバを備えている。該チャンバは、本体の
第一の端部と第二の端部との中間に配置されている。該
アダプタは、通路を通る流体の流れを選択的に遮断し且
つ許容する、チャンバ内に収容された弁を備えている。
該弁は、基端及び末端を有する本体の長手方向軸線に対
し、略同軸状の軸線を有する細長の弾性部材を備えてい
る。該細長の弾性部材は、基端肩部と末端肩部との間で
軸方向に圧縮され、この圧縮により、弁は常閉位置に偏
倚される。弾性部材の基端は、基端肩部に対して略流体
密のシールを形成する。該シールは、通路を通って流れ
る流体の流れを遮断する。該アダプタは、弾性部材を更
に軸方向に選択的に圧縮するプッシャ(押圧部材)を更
に備えており、このため、基端は基端肩部に対して略流
体密のシールを最早、形成せず、これにより、流体が通
路を通って流れるのを許容する。
【0011】弁付きアダプタは、該アダプタを医療用ア
クセス装置に取り付け且つ流体供給装置を取り付けるた
め、基端及び末端に接続具を備えることが望ましい。こ
れらの接続具は、ねじ、ルア、スナップ嵌め接続具、差
し込みピン及び同様の装置を含むことが出来、取り付け
るべき供給装置に設けられた接続具は、流体供給装置を
取り付けたとき、プッシャに係合する手段を備えること
が望ましい。好適な実施例において、弁付きアダプタ
は、基端の雌型ルア接続具と、末端の雄型ルア接続具と
を備えている。該プッシャは、第一の端部の基端面と略
連続した面を形成し、これにより、弁が常閉位置にある
とき、第一の端部を閉鎖する通路内を基端方向に伸長す
ることが望ましい。雄型ルア接続具を有する流体取り扱
い装置を好適な基端の雌型ルア接続具に取り付けたと
き、雄型接続具はプッシャに係合し、弁を開放し、通路
を通じて流体が流れるのを許容する。
【0012】医療装置用の弁付きアダプタのより好適な
実施例は、第一の端部である基端と、基端面を有する雌
型ルア接続具とを備え、長手方向軸線を有する円筒体を
備えている。該円筒体は、第二の端部である末端と、内
面を有する貫通路とを備えている。該貫通路は、基端肩
部と、通路の表面から内方に突出する分割された末端肩
部とにより画成された一つのチャンバを形成する。該末
端肩部は、上記分割された肩部同士の間に開口部を有す
る。該チャンバは、第一の端部と第二の端部との中間に
配置される。通路を流れる流体の流れを選択的に遮断し
且つ許容する弁がチャンバ内に収容されている。該弁
は、円筒体の長手方向軸線に対し、略同軸状の軸線を有
する細長の弾性部材を備えている。該弾性部材は、末端
と、面を有する基端と、これらの基端及び末端との中間
にて外方に突出する環状体とを備えている。該弾性部材
は、基端の環状肩部と末端の環状肩部との間で軸方向に
圧縮され、弁を常閉位置に偏倚させ、中間の環状体は、
基端肩部にて流体密のシールを形成する。弁を閉じる
と、通路を流れる流体の流れが遮断される。該弾性部材
は、チャンバから基端方向に伸長し、このため、上記弁
が常閉位置にあるとき、弾性部材の基端面は、雌型ルア
接続具の面と略連続している。該弾性部材は、その基端
面に開口部を有するキャビティを更に備えている。基端
面を有するプッシャは、キャビティの開口部内に配置さ
れ、このため、プッシャの基端面及び弾性部材の基端面
は、略連続している。プッシャは、弾性部材を更に軸方
向に選択的に圧縮し、このため、細長の弾性部材の中間
環状体は、基端肩部に対して流体密のシールを最早、形
成せず、このことは、弁を開放して、流体が通路を通っ
て流動するのを許容する。プッシャの基端面、弾性部材
の基端面及び雌型ルア接続具の基端面は、上記弁が常閉
位置にあるとき、上記雌型ルア接続具を閉じる略連続面
を形成する。雄型ルア接続具を有する流体供給装置を基
端の雌型ルア接続具に取り付けることにより、雄型ルア
接続具がプッシャに係合して弁を開放させ、このこと
は、弾性部材を更に軸方向に圧縮し、流体が通路を通っ
て流れるのを許容する。
【0013】本発明の装置用の弁付きアダプタを組み立
てる方法は、長手方向軸線を有する二部分から成る本体
であって、基端面が設けられた第一の端部である基端
と、第二の端部である末端と、内面を有する貫通路とを
備える、本体を提供する段階を含む。該通路は、基端肩
部と、通路の表面から中方に突出する、分割された末端
肩部とにより画成されたチャンバを有する。該末端肩部
は、分割された部分同士の間を貫通する開口部を有す
る。該チャンバは、本体の第一の端部と第二の端部との
中間にある。二つの部分から成る本体は、末端部分と基
端部分とを備え、長手方向軸線と交差し且つ肩部の中間
の位置に分割線が配置されている。該方法は、チャンバ
内に収容されて、通路を流れる流体の流れを選択的に遮
断し且つ許容する弁を提供する段階を更に備えている。
該弁は、末端及び基端を有する本体の長手方向軸線に対
して略同軸状の軸線を有する細長の弾性部材を備えてい
る。該弾性部材は、基端肩部と末端肩部との間で軸方向
に圧縮される。この細長の弾性部材の圧縮は、弁を常閉
位置に偏倚させる働きをし、弾性部材の基端は、基端肩
部と流体密のシールを形成し、これにより、該通路を流
れる流体の流れを遮断する。
【0014】該方法は、細長の弾性部材を選択的に軸方
向に更に圧縮して、細長の弾性部材の基端は、最早、基
端肩部に対する流体密のシールを形成せず、これによ
り、通路を通って流体が流れるのを許容するプッシャを
提供する段階を更に備えている。
【0015】該方法は、分割された末端肩部に弾性部材
の末端が接触するように細長の弾性部材を末端部分内に
配置する段階を含む。次に、この方法は、プッシャの基
端方向伸長部分が弾性部材から基端方向に伸長するよう
に、プッシャを細長の弾性部材内に配置する段階を更に
含む。この組み立て方法は、次に、細長の弾性部材の基
端がチャンバ内に位置し、プッシャの基端面が本体の基
端面と略連続し、これにより、細長の弾性部材を軸方向
に圧縮し且つ弁を常閉位置に偏倚させ得るように、本体
の基端部分を末端部分上に軸方向に配置する段階を含
む。次に、本体の末端部分及び基端部分を固定状態に取
り付け、弁付きアダプタの組み立てを完了する。この組
み立て方法は、本発明の幾つかの実施例に適用可能であ
る。
【0016】本発明の弁付きアダプタは、「Y」形アダ
プタ、マニホルド及びその他のアクセス装置内に具体化
することが可能である。更に、該本体は、固定したカテ
ーテル管、又は管の追加的な横アームを含めることが出
来る。これら適用例の何れにおいても、弁付きアダプタ
の任意の実施例、又はその実施例の組み合わせを同一の
装置に組み込むことが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、多くの異なる形態の実
施例で具体化されるが、当該開示内容は、本発明の原理
を説明するものに過ぎず、本発明の範囲を記載した実施
例に限定することを意図するのではないという理解の下
に、本発明の幾つかの実施例について図示し且つ説明す
る。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物に
より判断されるべきである。
【0018】図1乃至図4に示すように、医療用アクセ
ス装置に使用される本発明の弁付きアダプタ10は、長
手方向軸線Aと、第一の端部である基端22と、第二の
端部である末端24とを有する略円筒体20を備えてい
る。該円筒体20は、内面28を有する通路26を備え
ている。該通路26は、複数の軸方向流路31を有する
チャンバ30を備えている。該チャンバ30は、面28
から内方に突出する基端肩部32と、分割部分38同士
の間に開口部36を有する、面28から内方に突出する
分割された末端肩部34とにより形成される。アダプタ
は、通路26を流れる流体の流れを選択的に遮断したり
許容したりする、チャンバ30内に収容された弁機構4
0を備えている。該弁機構40は、円筒体20の軸線A
に対し略同軸状の軸線A′を有する細長の弾性部材42
を備えている。該弾性部材42は、末端44と、基端4
6と、基端46に開口部27が形成された内部キャビテ
ィ41とを備えている。該弾性部材42は、基端肩部3
2と末端肩部34との間で軸方向に圧縮される。該弾性
部材42の圧縮により、弁40は常閉位置に偏倚され、
この位置にて、基端46は、基端肩部32に対する流体
密のシール48を形成し、通路26を流れる流体の流れ
を遮断する。アダプタ10は、基端46が基端肩部32
に対する流体密のシール48を最早、形成せず、これに
より、弁40を開放し、流体が通路を通って流れるのを
許容するため、弾性部材42を更に軸方向に選択的に圧
縮するプッシャ50を更に備えている。該プッシャ50
は、キャビティ41内の開口部27に嵌まる。チャンバ
30は、弁40が開放したとき、細長の弾性部材42の
周りで流体の流れを促進する複数の軸方向流路31を備
えることが望ましい。
【0019】アダプタ10の基端22及び末端24は、
それぞれ流体供給装置及びアクセス装置の取り付けを容
易にする接続具60、64を備えている。基端22に設
けられた接続具60は、雌型ルア接続具を備え、また、
末端24の接続具64は、図面に示した雄型ルア接続具
を備えることが望ましい。また、これらの接続具60、
64は、特定の適用例に合ったその他の型式の接続具を
含むことも可能である。その唯一の条件は、アダプタの
基端22の接続具60に取り付けるべき接続具72を有
する供給装置70は、該供給装置を取り付けたとき、プ
ッシャ50に係合して、弁40を開放するようにするこ
とである。ねじ、スナップ嵌め、差し込みピン等のその
他の型式の接続具を含むことが出来るが、これらにのみ
限定されない。
【0020】流体密のシール48は、弾性部材42の基
端46に形成された面取り加工面47を備えることが望
ましい。該面取り加工面47は、本体の長手方向軸線A
に対して同軸状の基端肩部32に設けられた共役的な截
頭円錐形面49を形成する。
【0021】プッシャ50は、基端22内のキャビティ
41から基端方向に伸長する、基端方向伸長部分55を
備えることが望ましい。流体供給装置70を取り付けた
とき、同供給装置がプッシャ50に係合し、これによ
り、弾性部材42を軸方向に更に圧縮し、弁40を開放
し、このため、流体が通路26を通って流れるようにす
る。基端22は、基端面62を有する雌型ルア接続具6
0であることが望ましい。基端方向伸長部分55は、雌
型ルア接続具60の面62と略連続した基端面63を有
し、弁40が常閉位置にあるとき、接続具を閉じ、この
ため、供給装置が接続具60に取り付けられていないと
き、操作者が基端面62、63を拭き取ることが出来る
ようにすることが望ましい。
【0022】プッシャの基端面63は、流体供給装置7
0からの流体の流れを促進するため、面63から基端方
向に突出する要素65を備えることが望ましく、該供給
装置70は、アダプタの基端22に取り付けるための雄
型ルア接続具72を有することが望ましい。また、要素
65は、雄型ルア接続具がプッシャの面63に密着する
のを防止する働きをする。プッシャ50は、該プッシャ
50を開口部27にて弾性部材42に保持するリング6
7を更に備えている。通路26の基端部分74は、流体
が供給装置70からプッシャの基端方向伸長部分の周り
でアダプタ内に流れるのを促進するため、複数の流路7
6を備えることが望ましい。基端方向伸長部分55は、
基端の雌型ルア接続具60内に伸長し、このため、流体
供給装置の接続具72が基端にて好適な雌型ルア60に
取り付けられた雄型ルアであるとき、雄型ルア72がプ
ッシャ50に係合するようにすることが望ましい。プッ
シャ50に係合することで弾性部材42は、更に軸方向
に圧縮され、弁40を開放し、流体は、通路を通って流
れることが出来る。
【0023】図3のアダプタ10の断面図には、雌型ル
ア60に取り付けられ、プッシャ50に接触する雄型ル
ア72を有する流体供給装置70が示してある。該プッ
シャは、弾性部材42を更に圧縮し、これにより、面取
り加工面47を截頭円錐形面49から分離させ、弁40
を開放し、流体が供給装置70から通路を通って流れる
のを許容する。
【0024】図1乃至図3を参照すると、弁付きアダプ
タ10を組み立てる方法は、長手方向軸線Aと、第一の
端部である基端22と、第二の端部である末端24とを
有し、内面28を有する貫通路26が形成された本体部
分20を提供する段階を含む。該通路は、基端肩部32
と、面28から内方に突出する分割された末端肩部34
とにより形成されたチャンバ30を備えている。末端肩
部34は、分割部分38同士の間で貫通する開口部36
を有している。チャンバ30は、第一の端部22と第二
の端部24との中間にある。本体20は、本体の基端部
分23と、本体の末端部分25という二つの部分を備
え、基端肩部32と末端肩部34との中間に配置された
軸線Aを分割線29が横断することが望ましい。
【0025】該方法は、通路26を流れる流体の流れを
選択的に遮断し且つ許容する、チャンバ30内に収容さ
れた弁40を提供する段階を含む。該弁は、細長の弾性
部材42を備えている。この方法は、細長の弾性部材4
2を選択的に更に圧縮して、流体が流れるのを許容する
プッシャ50を提供する段階を更に備えている。
【0026】この組み立て方法は、末端44が末端肩部
34に接触し、部品が同軸状に整合されるように、細長
の弾性部材の末端44を本体の末端部分25内に配置す
る段階を含む。次に、プッシャ50を細長の弾性部材4
2の開口部27を通じてキャビティ41内に軸方向に配
置して、プッシャの基端方向伸長部分55が基端方向に
伸長するようにする。次に、本体の基端部分23を本体
の末端部分25と同軸状の整合状態に配置し、また、プ
ッシャの基端方向伸長部分55の上に配置して、プッシ
ャの基端面63が基端の雌型ルア接続部60の面62と
略連続するようにする。次に、本体の基端部分23を本
体の末端部分25まで前進させ、基端肩部32の截頭円
錐形面49が面取り加工面47に接触して、細長の弾性
部材42を軸方向に圧縮して、弁40を常閉位置に偏倚
させる。この組立は、基端部分23を末端部分25に固
定状態に取り付けることによって完了する。接着剤、溶
剤、押し込み嵌め、スピン溶接、熱溶接、RF溶接、起
音波溶接等のような当該技術で公知の成形部品の接合方
法が採用可能である。
【0027】本体20をポリカーボネートで形成する好
適な実施例において、溶剤による接合が望ましいが、プ
ラスチックを接合する、当該技術で公知のその他の方法
でも満足し得る。
【0028】業界の標準によれば、流体供給装置の雄型
ルア接続具は、その係合長さに2.5mm程もの差が生
じ、しかもこれらは標準の範囲内であると考えられるた
め、基端22の接続具が雌型ルア接続具である実施例の
場合、弁付きアダプタは、全ての許容可能な変形例の接
続具を受け入れ且つ機能することが重要である。図5、
図6及び図7には、細長の弾性部材42が更に軸方向に
圧縮された状態、即ち、基端46が基端肩部に対して流
体密のシールを最早、形成しない状態を示す。弾性部材
42は、プッシャ50を弾性部材の基端部分内に保持す
る、複数の基端内方突起43を有する内部キャビティ4
1を備えている。該内部キャビティ41は、複数の末端
内方リブ45を有しており、これらのリブ45は、更に
軸方向に圧縮されたとき、突起43と共に、弾性部材が
収縮する方向を収縮領域53に向ける働きをし、このこ
とは、軸方向への圧縮しか利用しない場合よりもプッシ
ャ50がより長い距離を移動することを可能にする。直
径方向に対向した二つの基端内方突起があり、また、直
径方向に対向した二つの末端リブが長手方向軸線を横断
するようにすることが望ましい。基端の内方突起及び末
端リブの直径線は、対角状であることが望ましい。流体
取り扱い装置を基端の雌型ルア接続具60aに完全に取
り付けるためには、供給装置における雄型ルアの全長を
受け入れなければならないから、弾性部材42が所定の
収縮領域53内で収縮し得ることは、特に重要なことで
ある。キャビティ41、突起43及びリブにより提供さ
れる所定の収縮を伴う本発明の弾性部材42は、許容可
能な寸法の「長い」(「細い」)端部における雄型ルア
接続具72を完全に取り付け、また、寸法の「短い」
(即ち「肥厚」な)端部における雄型ルア72が弁を開
放することを可能にする。図6及び図7は、所定の収縮
領域53を示し、また、基端突起及び末端リブの好適な
位置を示して弾性部材が収縮する状態を更に明確にして
いる。
【0029】図1乃至図4に示した本発明の弁付きアダ
プタの実施例の代替的な好適な実施例が図8乃至図11
に示してある。この好適な実施例において、図1乃至図
7に示した本発明の弁付きアダプタと同様の構造及び機
能を有する要素がある。従って、略同様の機能を果たす
略同様の構成要素は、図8乃至図11の構成要素の符号
に接尾辞を付して、上記実施例の構成要素の符号と同一
の符号で表示する。図8乃至図11に示すように、医療
用アクセス装置に使用される本発明の弁付きアダプタ1
0aは、長手方向軸線Aと、第一の端部である基端22
aと、第二の端部である末端24aとを有する略円筒体
20aを備えている。該円筒体20aは、内面28aを
有する通路26aを備えている。該通路26aは、複数
の軸方向通路31aを有するチャンバ30aを備えてい
る。該チャンバ30aは、面28aから内方に突出する
基端肩部32aと、分割された部分38a同士の間で開
口部36aを有する面28aから内方に突出する分割さ
れた末端肩部34aとにより形成される。該アダプタ
は、通路26aを流れる流体の流れを選択的に遮断し且
つ許容する、チャンバ30a内に収容された弁機構40
aを備えている。該弁機構40aは、円筒体20aの軸
線Aに対して略同軸状の軸線A′を有する細長の弾性部
材42aを備えている。該弾性部材42aは、末端44
aと、可撓性の伸長部53が設けられた面51を有する
基端45と、上記基端と上記末端との中間に配置された
上記軸線を略横断する外方突出環状体39と、基端45
に形成された開口部27aを有する内部キャビティ41
aとを備えている。弾性部材42aは、複数の基端内方
突起43a及び末端リブ45aを更に備えている。環状
体39の内側でキャビティ41a内に配置された、直径
方向に対向する二つの内方突起43aが設けられ、ま
た、直径方向に対向した二つの末端リブ45a、望まし
くは、突起43a及びリブ45aの直径方向対向線は、
長手方向軸線Aを横断し且つ互いに対角状態にあること
が望ましい。弾性部材42aは、基端肩部32aと末端
肩部34aとの間で軸方向に圧縮される。弾性部材42
aの圧縮により、弁40aは常閉位置に偏倚され、この
位置にて、中間環状体39は、基端肩部32aに対する
流体密のシール48aを形成し、通路26aを流れる流
体の流れを遮断する。アダプタ10aは、弾性部材42
aを選択的に更に軸方向に圧縮するプッシャ57を更に
備えており、このため、中間環状体39は、基端肩部3
2aに対する流体密のシール48aを最早、形成せず、
これにより、弁40aを開放し、流体が通路を通って流
れるのを許容する。チャンバ30aは、弁40aが開放
したとき、細長の弾性部材42aの周りの流体の流れを
促進する複数の軸方向流路31aを備えることが望まし
い。図11に示すように、弾性部材42aは、第一の実
施例に関して図5乃至図7に示した方法と同一の方法に
て更に軸方向に圧縮されたとき、内方突起43a及び末
端リブ45aにより設定される収縮領域53aにおいて
収縮する。
【0030】アダプタ10aの基端22a及び末端24
aは、それぞれ接続具60a、64aを備えている。こ
れらの接続具が存在するため、流体供給装置、及びアク
セス装置の取り付けが容易となる。基端22aに於ける
接続具60aは雌型ルア接続具を有し、また、末端24
aに於ける接続具64aは、図面に示すような雄型ルア
接続具を備えることが望ましい。また、これらの接続具
60a、64aは、特定の適用例に合ったその他の型式
の接続具を含むことが出来る。唯一の条件は、供給装置
を取り付けたとき、アダプタの基端22aの接続具60
aと共役的な接続具72aを有する供給装置70aがプ
ッシャ57に係合して、弁40aを開放するようにする
ことである。ねじ、スナップ嵌め、差し込みピン等のそ
の他の型式の接続具を含むことが出来るが、これらのみ
に限定されない。
【0031】流体密のシール48aは、弾性部材42a
の中間環状体39に形成された面取り加工面47aを備
えることが望ましい。該面取り加工面47aは、円筒体
の長手方向軸線Aと同軸状である基端肩部32aに形成
された共役的な截頭円錐形面49aに係合する。
【0032】プッシャ57は、基端22a内で基端方向
に伸長する基端方向伸長部分59を有することが望まし
い。該基端方向伸長部分59は、流体供給装置70aを
取り付けたとき、プッシャ57に係合し、これにより、
弾性部材42aを更に軸方向に圧縮し、弁40aを開放
し、このため流体は通路26aを通って流動するように
することが出来る。基端22aは、基端面62aを有す
る雌型ルア接続具60aであることが望ましい。基端方
向伸長部分59は、雌型ルア接続具60aの面62a及
び弾性部材の伸長部53の面51と略連続した基端面6
3aを有することが望ましく、弁40aが常閉位置にあ
るとき、接続具60aを閉じ、接続具60aに供給装置
が取り付けられないとき、操作者が基端面51、62a
及び63aを拭き取ることが出来るようにする。
【0033】プッシャの基端面63aは、流体供給装置
70aからの流体の流れを促進すべく面63aから基端
方向に突出する要素65aを備えることが望ましく、ま
た、該流体供給装置は、アダプタの基端22aに取り付
けられる雄型ルア接続具72aを備えることが望まし
い。また、これらの要素65aは、雄型ルア接続具がプ
ッシャの面63aに密着するのを防止する。プッシャ5
7は、該プッシャ57を弾性部材42a内に保持する要
素71、73を更に備えている。通路26aの基端部分
74aは、流体が供給装置70aからプッシャの基端方
向伸長部分の周りでアダプタ内に流れるのを促進する複
数の流路76aを備えることが望ましい。
【0034】図11のアダプタ10aの断面図には、雌
型ルア60aに取り付けられ且つプッシャ57の一部5
9に接触する雄型ルア72aを備える流体供給装置70
aが示されている。該プッシャは、弾性部材42aを軸
方向に更に圧縮し、これにより、面取り加工面47aを
截頭円錐形面49aから分離させ、弁40aを開放し
て、流体が通路を通って供給装置70aから流れるのを
許容する。
【0035】図8乃至図11を参照すると、弁付きアダ
プタ10aを組み立てる方法は、長手方向軸線Aと、第
一の端部である基端22aと、第二の端部である末端2
4aとを備え、内面28aを有する貫通路26aが設け
られた本体部分20aを提供する段階を含む。該通路
は、基端肩部32aと、面28aから内方に突出する分
割された末端肩部34aとにより形成されたチャンバ3
0aを備えている。末端肩部34aは、分割部分38a
の間に貫通開口部36aを有している。該チャンバ30
aは、第一の端部22a、24aの中間にある。円筒体
20aは、本体の基端部分23aと、本体の末端部分2
5aという二つの部分を備え、基端肩部32aと末端肩
部34aとの中間に位置された軸線Aを分割線29aが
横断するようにすることが望ましい。
【0036】該方法は、流体が通路26aを通って流れ
るのを選択的に遮断し且つ許容する、チャンバ30a内
に収容された弁40aを提供する段階を含む。該弁は、
細長の弾性部材42aを備えている。該方法は、細長の
弾性部材42aを選択的に更に圧縮して、流体の流れを
許容するプッシャ57を提供する段階を更に含む。
【0037】この組み立て方法は、細長の弾性部材の末
端44aを本体の末端部分25a内に配置し、末端44
aが末端肩部34aに接触し、これらの部品が同軸状に
整合されるようにする段階を含む。次に、細長の弾性部
材42aの基端45内の開口部27a内にプッシャ57
を軸方向に配置し、プッシャの基端方向伸長部分59が
基端方向に伸長するようにする。次に、本体の基端部分
23aを本体の末端部分25aと同軸状に整合状態に配
置し、プッシャの基端方向伸長部分59の上に配置し、
プッシャの基端面63aが基端の雌型ルア接続具60a
の面62a及び弾性部材の基端面51と略連続するよう
にする。次に、本体の基端部分23aを本体の末端部分
25aまで軸方向に進め、基端肩部32aの截頭円錐形
面49aが環状体39の面取り加工面47aに接触し、
細長の弾性部材42aを軸方向に圧縮し且つ弁40aを
常閉位置に偏倚させる。基端部分23aを末端部分25
aに固定状態に取り付けることにより組み立てが完了す
る。接着剤、溶剤、圧入嵌め、熱溶接、RF溶接、超音
波溶接等のような当該技術分野で公知の成形部品を接合
する方法を使用することが可能である。本体20aがポ
リカーボネートで形成される好適な実施例において、溶
剤による接合が望ましいが、プラスチックを接合する当
該技術分野で公知のその他の方法でも満足し得る。その
他の接合方法を採用する場合、配置順序は変更し、例え
ば、本体の基端部分23a及び本体の末端部分25aを
スピン溶接、又は超音波技術により接合する場合、本体
部分が接合された後に弾性部材42aをチャンバ30a
内に挿入するようにしてもよい。
【0038】本発明の弁付きアダプタの実施例を具体化
する適用例は図12乃至図15に示してある。これらの
図12乃至図15において、その適用例は、図1乃至図
7に示した実施例に関係するが、その適用例が図8乃至
図11の好適な実施例を同様に具体化することが出来、
又は、複数の弁付きアダプタを装置内に設ける場合、そ
の両型式を組み合わせて採用することが可能であること
が医療用アクセス装置の当業者に理解されよう。こうし
た適用例の場合、図1乃至図7に示したものと同様の機
能を有する要素は、図12乃至図15の要素の符号に接
尾辞b−eを付して、同様の参照符号で表示する。
【0039】図12に示すように、医療用アクセス装置
に使用される本発明の弁付き「Y」形アダプタ100
は、第一の基端分岐部104と、末端108にて接合さ
れた第二の基端分岐部106とを有する本体部分102
を備えている。これらの基端分岐部104、106の各
々は、それぞれ末端108にて共通に接合されたそれぞ
れの通路110、112を備えている。基端分岐部の基
端方向端部には、長手方向軸線Aを有する本発明の弁付
きアダプタ10bが設けられている。該弁付きアダプタ
10bは、第一の端部である基端22bと、本体部分1
00に接合された第二の端部である末端24bとを有す
る。アダプタ10bの各々は、それぞれ通路110、1
12と流体連通した内面28bを有する通路26bを備
えている。該通路26bは、複数の軸方向流路31bを
有するチャンバ30bを備えている。これらのチャンバ
30bは、面28bから内方に突出する基端肩部32b
と、分割された部分38b同士の間で開口部36bを有
する面28bから内方に突出する分割された末端肩部3
4bとにより形成される。該アダプタは、通路26bを
通る流体の流れを選択的に遮断し且つ許容する、チャン
バ30b内に収容された弁機構40bを備えている。該
弁機構40bは、弁付きアダプタ10bの軸線Aに対し
て略同軸状の軸線A′を有する、細長の弾性部材42b
を備えている。該弾性部材42bは、末端44bと、基
端46bとを備えている。該弾性部材42bは、基端肩
部32bと末端肩部34bとの間で軸方向に圧縮され
る。弾性部材42bの圧縮により、弁40bは、常閉位
置に偏倚され、この位置にて、基端46bは、基端肩部
32bに対して流体密のシール48bを形成し、通路2
6bを流れる流体の流れを遮断する。弁付きアダプタ1
0bは、弾性部材42bを選択的に更に軸方向に圧縮す
るプッシャ50bを更に備え、基端46bは、基端肩部
32bに対する流体密のシール48bを最早、形成せ
ず、これにより、弁40bを個々に開放し、流体が通路
の各々を通って流れるのを許容する。チャンバ30b
は、各弁40bが開放したとき、流体が細長の弾性部材
42bの周りを流れるのを許容する複数の軸方向流路3
1bを備えている。
【0040】基端22bに弁が備えられたアダプタ10
bは、流体供給装置及びアクセス装置の取り付けを容易
にする接続具60bを備えている。基端22bの接続具
60bは、共通の末端108における雄型ルア接続具1
14に対する雌型ルア接続具を有することが望ましい。
また、これらの接続具60b、114は、特定の適用例
に合ったその他の型式の接続具を含むことが出来る。唯
一の条件は、供給装置を取り付けたとき、アダプタの基
端22bの接続具60bに取り付けるべき接続具を有す
る供給装置がプッシャ50bに係合して、弁40bを開
放させるようにすることである。ねじ、スナップ嵌め、
差し込みピン等のその他の型式の接続具を含むが、これ
らにのみ限定されない。
【0041】流体密のシール48bは、弾性部材42b
の基端46bに設けられた面取り加工面47bを有する
ことが望ましい。該面取り加工面47bは、弁付きアダ
プタの長手方向軸線Aに対して同軸状の基端肩部32b
に配置された共役的な截頭円錐形の面49bに係合する
ようにする。
【0042】プッシャ50bは、基端22内を基端方向
に伸長する基端方向伸長部分55bを有し、流体供給装
置を取り付けたとき、該基端方向伸長部分55bがプッ
シャ50bに係合して、これにより、弾性部材42bを
軸方向に圧縮し、弁40bを個々に開放し、流体が通路
26bを通って流れるようにすることが望ましい。基端
22bは、基端面62bを有する雌型ルア接続具60b
であることが望ましい。弁40bが常閉位置にあると
き、雌型ルア接続具60bの面62bと略連続した基端
面63bを有する基端方向伸長部分55bは、常閉位置
にあり、このため、操作者が基端面62b、63bを拭
き取ることが出来るようにすることが望ましい。
【0043】図13に示すように、医療用アクセス装置
に使用される本発明の弁付きアダプタ10cは、長手方
向軸線Aと、第一の端部である基端22cと、第二の端
部である末端24cとを有する略円筒体20cを備えて
いる。該円筒体20cは、内面28cを有する通路26
cと、管122を取り付ける横アーム120とを備えて
いる。通路26cは、複数の軸方向流路31cを有する
チャンバ30cを備えている。横アーム120は、チャ
ンバ30cにて通路26cと流体連通した通路124を
有する。チャンバ30cは、面28cから内方に突出す
る基端肩部32cと、分割部分38c同士の間に開口部
36cを有する面28cから内方に突出する分割された
末端肩部34cとにより形成される。該アダプタは、通
路26cを通って流れる流体の流れを選択的に遮断し且
つ許容する、チャンバ30c内に収容された弁機構40
cを備えている。弁機構40cは、円筒体20cの軸線
Aに対して略同軸状の軸線A′を有する細長の弾性部材
42cを備えている。弾性部材42cは、末端44c
と、基端46cとを備えている。弾性部材42cは、基
端肩部32cと末端肩部34cとの間で軸方向に圧縮さ
れる。弾性部材42cが圧縮されると、弁40cは常閉
位置に偏倚され、この位置にて基端46cは基端肩部3
2cに対して流体密のシール48cを形成し、通路26
cを流れる流体を遮断する。アダプタ10cは、弾性部
材42cを更に軸方向に圧縮し、基端46cが基端肩部
32cに対して流体密のシール48cを最早、形成せ
ず、これにより、弁40を開放し、流体が通路を通って
流れるのを許容するプッシャ50cを更に備えることが
望ましい。チャンバ30cは、弁40cが開放したと
き、細長の弾性部材42cの周りで流体の流れを促進す
る複数の軸方向流路31cを有することが望ましい。
【0044】アダプタ10cの基端22c及び末端24
cは、それぞれ流体供給装置及びアクセス装置の取り付
けを容易にする接続具60c、64cを有することが望
ましい。基端22cにおける接続具60cは、雌型ルア
接続具を有する一方、末端24cにおける接続具64c
は、図13に示すような雄型ルア接続具を有する。ま
た、これらの接続具60c、64cは、特定の適用例に
合ったその他の型式の接続具を備えることも出来る。そ
の唯一の条件は、供給装置を取り付けたとき、アダプタ
の基端22cの接続具60cに取り付けるべき接続具を
有する流体供給装置がプッシャ50cに係合して、弁4
0cを開放させるようにすることである。ねじ、スナッ
プ嵌め、差し込みピン等のその他の型式の接続具を含む
が、これらにのみ限定されない。流体密のシール48c
は、基端46cに面取り加工面47cを備えることが望
ましい。
【0045】プッシャ50cは、基端22c内で基端方
向に伸長する基端方向伸長部分55cを有し、流体供給
装置を取り付けると、該流体供給装置がプッシャ50c
に係合して、これにより、弾性部材42cを更に軸方向
に圧縮し、弁40cを開放し、流体が通路26cを通っ
て流れるようにすることが望ましい。基端22cは、基
端面62cを有する雌型ルア接続具60cであることが
望ましい。基端方向伸長部分55cは、弁40cが常閉
位置にあるとき、雌型ルア接続具60cの面62cと略
連続した基端面63cを有し、操作者が基端面62c、
63cを拭き取り得るようにすることが望ましい。
【0046】図14に示すように、マニホルド・アダプ
タ200は、その各々が長手方向軸線Aと、第一の端部
である基端22dと、第二の端部である末端24dとを
有する本発明の複数の弁付きアダプタ10dを取り付け
る本体部分202を備えている。弁付きアダプタ10d
の各々は、内面28dを有する通路26dを備えてい
る。該通路26dは、複数の軸方向流路31dを有する
チャンバ30dを備えている。該チャンバ30dは、面
28dから内方に突出する基端肩部32dと、分割部分
38dの間に開口部36dを有する面28dから内方に
突出する分割された末端肩部34dとにより形成され
る。アダプタの各々は、個々の通路26dを流れる流体
の流れを選択的に遮断し且つ許容する、チャンバ30d
内に収容された弁機構40dを備えている。該弁機構4
0dは、弁付きアダプタ10dの軸線Aに対して略同軸
状の軸線A′を有する細長の弾性部材42dを備えてい
る。該弾性部材42dは、末端44dと、基端46dと
を備えている。弾性部材42dは、基端肩部32dと末
端肩部34dとの間で軸方向に圧縮される。該弾性部材
42dの圧縮により、弁40dは常閉位置に偏倚され、
この位置にて、基端46dは、基端肩部32dに対して
流体密のシール48dを形成し、通路26dを通る流体
の流れを遮断する。弁付きアダプタ10dの各々は、弾
性部材42dを選択的に更に軸方向に圧縮し、基端46
dは基端肩部32dに対する流体密のシール48dを最
早、形成せず、これにより、弁40dを開放して、流体
が個々の通路26dの各々を通って流れるのを許容する
プッシャ50dを更に備えている。チャンバ30dは、
弁40dが開放したとき、細長の弾性部材42dの周り
の流体の流れを促進する複数の軸方向流路31dを備え
ることが望ましい。
【0047】基端22dは、基端面62dを有する雌型
ルア接続具60dであることが望ましい。基端方向伸長
部分55dは、弁40dが常閉位置にあるとき、雌型ル
ア接続具60dの面62dと略連続し、操作者が基端面
62d、63dを拭き取り得るようにする基端面63d
を有することが望ましい。マニホルド200は、図14
に示すように基端22dに雌型ルア接続具と、末端24
dに雄型ルア接続具64dとを備えることが望ましい。
また、これらの接続具60d、64dは、特定の適用例
に合ったその他の型式の接続具を含むことも出来る。唯
一の条件は、マニホルドの基端22dの接続具60dに
取り付けるべき接続具を有する供給装置がプッシャ50
dに係合し、供給装置が取り付けられた弁40dを選択
的に開放するようにすることである。ねじ、スナップ嵌
め、差し込みピン等のその他の型式の接続具も含むが、
これらにのみ限定されない。
【0048】流体密のシール48dは、弾性部材42d
の基端46dにおける面取り加工面47dを備えること
が望ましい。該面取り加工面47dは、弁付きアダプタ
の長手方向軸線Aに対して同軸状の基端肩部32dに配
置された共役的な截頭円錐形面49dに係合する。
【0049】プッシャ50dは、基端22d内で基端方
向に伸長する基端方向伸長部分55dを備え、流体供給
装置を取り付けたとき、該基端方向伸長部分55dがプ
ッシャ50dに係合して、これにより弾性部材42dを
個々に更に軸方向に圧縮し、弁40dを個々に開放し、
流体が通路26dを通って流れるようにすることが望ま
しい。基端22dは、基端面62dを有する雌型ルア接
続具60dを備えることが望ましい。
【0050】図15に示すように、医療用アクセス装置
に使用される本発明の弁付きアダプタ10eは、長手方
向軸線Aと、第一の端部である基端22eと、第二の端
部である末端24eとを有する略円筒体20eを備えて
いる。該円筒体20eは、内面28eを有する通路26
eを備えている。該通路26eは、内面28eを有する
チャンバ30eを備えている。通路26eは、複数の軸
方向流路31eを有するチャンバ30eを備えている。
該チャンバ30eは、面28eから内方に突出する基端
肩部32eと、分割部分38eの間に開口部36eを有
する面28eから内方に突出する分割された末端肩部3
4eとにより形成される。該アダプタは、通路26eを
流れる流体の流れを選択的に遮断し且つ許容する、チャ
ンバ30e内に収容された弁機構40eを備えている。
該弁機構40eは、円筒体20eの軸線Aに対して略同
軸状の軸線A′を有する細長の弾性部材42eを備えて
いる。該弾性部材42eは、末端44eと、基端46e
とを備えている。該弾性部材42eは、基端肩部32e
と末端肩部34eとの間で軸方向に圧縮される。弾性部
材42eが圧縮されると、弁40eは常閉位置に偏倚さ
れ、この位置にて、基端46eは、基端肩部32eに対
する流体密のシール48eを形成し、通路26eを流れ
る流体の流れを遮断する。アダプタ10eは、弾性部材
42eを更に軸方向に選択的に圧縮し、基端46eが基
端肩部32eに対して最早、流体密のシール48eを形
成せず、これにより、弁40eを開放し、流体が通路を
通って流れるのを許容するプッシャ50eを更に備えて
いる。チャンバ30eは、通路を通る流れを促進する複
数の軸方向流路31eを備えることが望ましい。チャン
バ30eは、弁40eが開放したとき、細長の弾性部材
42eの周りの流体の流れを促進する複数の軸方向流路
31eを備えることが望ましい。
【0051】アダプタ10eの基端22eは、流体供給
装置及びアクセス装置の取り付けを容易にする接続具6
0eを備えている。基端22eの接続具60eは雌型ル
ア接続具を備え、また、末端24eは、通路26eと流
体連通可能な貫通路82を有する管80を備えることが
望ましい。該管80は、血管内への埋め込みに適したカ
テーテル、体腔内に埋め込まれるカテーテル、供給管又
は医療用のその他の管とすることが出来る。唯一の条件
は、供給装置を取り付けたとき、供給装置がプッシャ5
0eに係合するのに適した接続具を有するようにするこ
とである。ねじ、スナップ嵌め、差し込みピン等のその
他の適当な型式の接続具を含むが、これらにのみ限定さ
れない。
【0052】流体密のシール48eは、弾性部材42e
の基端46eの面取り加工面47eを備えることが望ま
しい。該面取り加工面47eは、円筒体の長手方向軸線
Aに対して同軸状の基端肩部32eに設けられた共役的
な截頭円錐形面49eに係合する。
【0053】プッシャ50eは、基端22eから基端方
向に伸長する基端方向伸長部分55eを備え、流体供給
装置を取り付けたとき、該基端方向伸長部分55eがプ
ッシャに係合して、これにより弾性部材42eを更に軸
方向に圧縮し、弁40eを開放し、流体が通路26eを
通って管80内に流れるようにすることが望ましい。基
端22eは、プッシャの面と略連続した面を有する雌型
ルア接続具であることが望ましい。
【0054】弁付きアダプタの本体部分の構成要素は、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポ
リアセタール、ポリアクリレート、ポリスルホン、ポリ
アミド、ポリ塩化ビニル、その合成物、及び寸法的安定
性及び強度の点で必要な特性を有するその他の材料のよ
うなプラスチック樹脂で形成することが出来る。好適な
樹脂は、ポリカーボネートであり、このポリカーボネー
トは、個々の弁付きアダプタの基端及び末端本体部分を
形成し、また、「Y」形及びマニホルド構成要素の本体
部分を形成し得るように射出成形したものであることが
望ましい。本発明の幾つかの実施例の細長の弾性部材
は、天然ゴム、熱可塑性エラストマー、クロロプレン、
シリコンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンモノマ
(EPDM)または、圧縮硬化性が小さく且つ適切な生
体適合性を持ったその他のエラストマーにて形成するこ
とが出来る。細長の弾性部材は、ジュロメータ硬さが約
45乃至約70ショアAのシリコン・ゴムを圧縮成形し
て形成したものであることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のアダプタの切欠き分解斜視図
である。
【図2】常閉位置にある図1のアダプタの断面図であ
る。
【図3】基端方向に取り付けられた流体供給装置を備え
る図1のアダプタの断面図である。
【図4】図1のアダプタの平面図である。
【図5】更に軸方向に圧縮されたとき、即ち、弁が開放
位置にあるときにおいて折り畳み、即ち収縮状態にある
細長の弾性部材の斜視図である。
【図6】図5の線6−6に沿って示した細長の弾性部材
の断面図である。
【図7】図5の線7−7に沿って示した細長の弾性部材
の断面図である。
【図8】本発明の一つの実施例の断面図である。
【図9】図8の本発明の実施例の平面図である。
【図10】図8の本発明の実施例の拡大部分断面図であ
る。
【図11】基端方向に取り付けられた流体供給装置を含
む図8のアダプタの断面図である。
【図12】「Y」字形コネクタの「アーム」上で基端方
向に取り付けられた本発明の二つの弁付きアダプタを組
み込んだ「Y」形コネクタ装置を示す断面図である。
【図13】管を取り付ける横アームを有する図1の弁付
きアダプタの実施例を示す断面図である。
【図14】本発明の複数の弁付きアダプタを備える本発
明のマニホルド装置を示す断面図である。
【図15】固定された末端管装置を含む図1の本発明の
実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 弁付きアダプタ 20 円筒体 22 基端 24 末端 26 通路 27 開口部 28 通路の内面 30 チャンバ 31 軸方向流路 32 基端面 34 末端肩部 36 開口部 38 分割部分 40 弁機構 42 弾性部材 44 弾性部材の末
端 46 弾性部材の基端 48 流体密のシー
ル 50 プッシャ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療装置用の弁付きアダプタにして、 基端面を有する雌型ルアを備える第一の端部である基端
    と、第二の端部である末端と、内面を有する貫通通路と
    を備え、長手方向軸線を有する本体であって、前記通路
    が、基端肩部と、該通路の前記面から内方に突出する分
    割された末端肩部とにより形成されたチャンバを有し、
    前記末端肩部が前記分割された部分同士の間に貫通開口
    部を有し、前記チャンバが前記第一の端部と前記第二の
    端部との中間に位置している、本体と、 前記通路を流れる流体の流れを選択的に遮断したり許容
    したりする、前記チャンバ内に収容された弁であって、
    前記本体の前記長手方向軸線に対し略同軸状の軸線を有
    し、末端及び基端を有する細長の弾性部材を備え、前記
    弾性部材が前記基端肩部と前記末端肩部との間で軸方向
    に圧縮され、この圧縮により、前記弁が常閉位置に偏倚
    され、この位置にて、前記弾性部材の前記基端が前記基
    端肩部に対する流体密のシールを形成し、これにより、
    前記通路を通って流れる流体の流れが遮断されるように
    なされた、弁と、 前記細長の弾性部材を更に軸方向に選択的に圧縮し、前
    記細長の弾性部材の前記基端が最早、前記基端肩部に対
    する前記流体密のシールを形成せず、これにより、前記
    弁を開放し、前記通路を通って流体が流れるのを許容す
    る、前記細長の弾性部材に設けられたプッシャであっ
    て、前記雌型ルア接続具内に基端方向伸長部分を有し、
    雄型ルア接続具を有する流体取り扱い装置が前記雌型ル
    ア接続具を有する前記アダプタの前記基端に取り付けら
    れたとき、該雄型ルア接続具が当該プッシャに係合し、
    これにより前記弾性部材を更に圧縮し、前記通路を通っ
    て流体が流れ得るようになされ、更に、当該プッシャの
    基端方向伸長部分が、前記雌型ルア接続具の基端と略連
    続する面を形成する面を有し、これにより、前記弁が前
    記常閉位置にあるとき、前記雌型ルア接続具を閉じるよ
    うになされた、プッシャと、からなる医療用の弁付きア
    ダプタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    プッシャの前記基端方向伸長部分の前記面が、流体が前
    記雄型ルア接続具から前記アダプタ内に流れるのを促進
    する基端突起を更に備えることを特徴とするアダプタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    本体の前記末端が、前記アダプタを医療装置に取り付け
    る取り付け手段を備えることを特徴とするアダプタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアダプタにして、前記
    本体の前記末端取り付け手段が雄型ルア接続具を備える
    ことを特徴とするアダプタ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のアダプタにして、前記
    本体の前記末端が固定状態に取り付けられたカテーテル
    管を備えることを特徴とするアダプタ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    チャンバが、前記弁が開放したとき、前記細長の弾性部
    材の周りで流体が流れるのを促進する複数の流路を備え
    ることを特徴とするアダプタ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    細長の弾性部材が、周弾性部材の軸線に対して略同軸状
    のキャビティを更に備え、前記キャビティが、前記プッ
    シャを受け入れる、前記部材の前記基端に形成された開
    放端部と、複数の内方突起及びリブとを備え、該複数の
    内方突起が、基端突起と、前記キャビティ内の末端リブ
    とを備え、前記基端突起が、前記プッシャを保持する働
    きをすると共に、前記弾性部材が前記弁を開放するため
    軸方向に更に圧縮されたとき、前記末端リブと相俟っ
    て、収縮領域を形成する働きをすることを特徴とするア
    ダプタ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    複数の突起及びリブが、直径方向に対向した二つの基端
    突起と、直径方向に対向した二つの末端リブとを備え、
    前記基端突起と前記末端リブとが、前記直径方向の対向
    線が対角状となるように列状に配置されることを特徴と
    するアダプタ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のアダプタにして、前記
    本体が円筒状であり、前記チャンバに流体接続された貫
    通路を有する横アームを更に備え、該横アームが前記チ
    ャンバに流体アクセスすべく管を取り付けるためのもの
    であることを特徴とするアダプタ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の弁付きアダプタを各
    々備える二つの基端アームを有する「Y」形アダプタに
    して、前記弁付きアダプタの前記第二の端部である末端
    が、共通の雄型ルア接続具に流体接続され且つ接合され
    ることを特徴とする「Y」形アダプタ。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の複数の弁付きアダプ
    タが相互に固着されて構成されたマニホルド・コネク
    タ。
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