JP2735064B2 - 波形解析装置 - Google Patents

波形解析装置

Info

Publication number
JP2735064B2
JP2735064B2 JP8015107A JP1510796A JP2735064B2 JP 2735064 B2 JP2735064 B2 JP 2735064B2 JP 8015107 A JP8015107 A JP 8015107A JP 1510796 A JP1510796 A JP 1510796A JP 2735064 B2 JP2735064 B2 JP 2735064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelet
measurement data
analysis
waveform
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8015107A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09211040A (ja
Inventor
尚哉 玉置
則夫 増田
弘和 遠矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP8015107A priority Critical patent/JP2735064B2/ja
Priority to EP97101497A priority patent/EP0787995A3/en
Priority to US08/792,732 priority patent/US5784285A/en
Publication of JPH09211040A publication Critical patent/JPH09211040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2735064B2 publication Critical patent/JP2735064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/0807Measuring electromagnetic field characteristics characterised by the application
    • G01R29/0814Field measurements related to measuring influence on or from apparatus, components or humans, e.g. in ESD, EMI, EMC, EMP testing, measuring radiation leakage; detecting presence of micro- or radiowave emitters; dosimetry; testing shielding; measurements related to lightning
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/0864Measuring electromagnetic field characteristics characterised by constructional or functional features
    • G01R29/0892Details related to signal analysis or treatment; presenting results, e.g. displays; measuring specific signal features other than field strength, e.g. polarisation, field modes, phase, envelope, maximum value
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/16Spectrum analysis; Fourier analysis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波形解析装置に係
り、特に電子機器から放射される電磁波や、電子機器の
電圧、電流を分析し、ラインノイズ等のノイズ解析情報
を出力する波形解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギーを活用する電子機器にお
いて、半導体素子の広汎な活用と普及は電気エネルギー
を供給する電力系統や機器周辺へ高調波障害を引き起こ
している。このため、半導体素子を活用する電子機器の
みならず、すべての電子機器には電力系統や機器周辺へ
与える影響を緩和する方策を講じることが義務付けられ
ている。
【0003】このような電子機器が周辺に与える電磁界
の影響を緩和する方策の最初の段階は、電子機器が放射
する電磁界の時間的・空間的分布波形分析である。電磁
界の波形分析の常套手段はフーリエ解析である。フーリ
エ解析は波形の高調波含有率を求めるのに極めて有力な
手段であり、環境電磁界対策では標準的な分析方法とな
っている。
【0004】波形分析に活用されるのがスペクトラムア
ナライザーである。スペクトラムアナライザーはフーリ
エ変換器であり、例えばラインノイズ低減のためにフィ
ルタを装着したことで、どの周波数成分のノイズが減衰
したかを測定したり、電子機器から放射される電磁ノイ
ズの周波数面での強度を測定するために使われる。フー
リエ解析の利点は波形を高調波成分に分解するため、波
形の歪みを高調波成分の含有率で定量的に評価できる点
にある。
【0005】図10は従来の波形解析装置の一例のブロ
ック図を示す。同図に示すように、この従来の波形解析
装置は、入力装置10、出力装置20、入出力制御装置
30、記憶装置50、波形検出装置80、並びにフィル
タリングやフーリエ解析機能等を有する中央処理装置
(CPU)90から構成される。
【0006】この波形解析装置では、波形検出装置80
で検出した電子機器の所望の解析対象波形が入出力制御
装置30を介して中央処理装置90に供給され、ここで
フィルタリングやフーリエ解析による波形解析が行わ
れ、その波形解析結果が記憶装置50に記憶されたり、
出力装置20を介してスぺクトラムアナライザーの解析
結果として出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の構成
のフーリエ解析を応用したスぺクトラムアナライザーで
ある従来の波形解析装置は、原データ(測定データ)を
周波数領域に変換し、周波数とそれに対応した振幅及び
位相情報である周波数情報をフーリエ解析のみで波形解
析しているため、問題をすべて周波数領域に変換して議
論するため時間領域での情報あるいは空間の位置に関す
る情報が失われてしまう欠点がある。
【0008】例えば、パルス状のノイズを含む波形はフ
ーリエスペクトラムが広がり、原データの持つ時間領域
の特徴を捉えることが困難となる。ここで、ノイズ除去
を行い、その現象が起きている本質的な波形抽出を行お
うとするときには、フィルタリング処理を周波数領域あ
るいは、時間領域で行わなければならないが、フーリエ
解析後の各成分は連続した関数であるため、どの周波数
に対応する成分を除去するか、あるいは減衰させるかを
決めるフィルタリング処理のパラメータの設定は、測定
者の経験にまかされている。
【0009】図11(A)〜(F)はこのフィルタリン
グの過程を説明した波形図を示す。同図(A)〜(F)
に示すように、カットオフ周波数が低くなるほど高域周
波数成分が抑圧されるために、フィルタリング後の波形
がなだらかに変化することは分かるが、どこまでが回路
動作に関係があり、抽出すべき波形なのか分からない。
【0010】そこで、このようなフーリエ解析の欠点を
補うため、従来はパルスの存在する区間だけ部分的にフ
ーリエ変換する方法、すなわち、窓関数を用いるフーリ
エ変換やショート・タイム・フーリエ(Short Time Fou
rier)変換等が提案されている。これにより、ある程度
の時間領域での情報が得られ、フィルタリング処理時の
パラメータを設定する指針を得ることができる。しか
し、これらの変形フーリエ変換法は、時間情報を増やす
と周波数の精度が失われ、逆に周波数精度を向上させる
と時間情報が失われ、いわゆる不確定性が存在する。
【0011】以上は、時間波形について述べたが、電磁
ノイズの分布を測定する際の空間領域でのデータについ
ても同様のことがいえる。
【0012】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
測定波形に含まれる回路動作に関係する本質的な波形成
分の解析ができる波形解析装置を提供することを目的と
する。
【0013】また、本発明の他の目的は、不確定性が殆
どなく波形解析ができる波形解析装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、解析対象の電子機器の測定データを入力す
る入力手段と、直交アナライジングウェーブレットを生
成する生成装置と、測定データに対して直交アナライジ
ングウェーブレットを使用してウェーブレット変換を行
い、複数のウェーブレットスペクトラムに分解した後、
これら各ウェーブレットスペクトラムのそれぞれに対し
てウェーブレット逆変換を行ってウェーブレット解析処
理後の測定データの各成分を生成するウェーブレット解
析測定データ生成手段と、生成されたウェーブレット解
析処理後の測定データの各成分のうち、所望のフィルタ
特性に応じた次数の各成分を加算処理してフィルタリン
グされた波形解析結果を得る加算手段とを有する構成と
したものである。
【0015】また、本発明は解析対象の電子機器の測定
データを入力する入力手段と、直交アナライジングウェ
ーブレットを生成する生成装置と、測定データに対して
直交アナライジングウェーブレットを使用してウェーブ
レット変換を行い、複数のウェーブレットスペクトラム
に分解した後、これら各ウェーブレットスペクトラムの
それぞれに対してウェーブレット逆変換を行ってウェー
ブレット解析処理後の測定データの各成分を生成するウ
ェーブレット解析測定データ生成手段と、生成されたウ
ェーブレット解析処理後の測定データの各成分と入力手
段により入力されたウェーブレット解析処理前の測定デ
ータの間で相関解析を行う相関解析手段と、相関解析手
段により得られた各次数の相関解析結果のうち、任意の
しきい値よりも大きい相関解析結果を加算処理して、し
きい値よりも小さな相関解析結果が除去された波形解析
結果を得る加算手段とを有する構成としたものである。
【0016】本発明では、ウェーブレット解析処理後の
測定データの各成分のうち、所望のフィルタ特性に応じ
た次数の各成分を加算処理してフィルタリングされた波
形解析結果を得るようにしたため、測定者がウェーブレ
ット解析処理後の測定データの時間波形を見ながら解析
対象の電子機器に関係のある波形を取捨選択できる。
【0017】また、本発明では、ウェーブレット解析処
理後の測定データの各成分と入力手段により入力された
ウェーブレット解析処理前の測定データの間で相関解析
を行うようにしたため、相関解析結果に基づいて相関係
数の低いノイズ成分を除去できる。
【0018】更に、本発明は、測定データに対して直交
アナライジングウェーブレットと窓関数を使用して測定
データの解析したい波形の限定時間区間に対しウェーブ
レット解析を行って得られるウェーブレット解析処理後
の測定データの各成分を生成し、ウェーブレット解析処
理後の測定データの各成分のうち、所望のフィルタ特性
に応じた次数の各成分を加算処理してフィルタリングさ
れた波形解析結果を得るようにしたため、所望の波形部
分の変動の様子を解析できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明の一実施の形態の
ブロック図を示す。同図に示すように、この実施の形態
の波形解析装置は、入力装置10、出力装置20、入出
力制御装置30、電磁検出装置40、記憶装置50並び
に中央処理装置(CPU)60から構成される。CPU
60はウェーブレット解析機能や相関解析機能等を有す
る装置で、演算処理装置61、アナライジングウェーブ
レット生成装置62、ウェーブレット解析装置63及び
相関解析装置64から構成されている。
【0020】この実施の形態では、測定データの解析方
法としてウェーブレット解析を用いる。フーリエ解析は
周波数情報を得るために使用されるが、ウェーブレット
解析を使用した場合には測定データを時間領域と周波数
領域にまたは、空間周波数と空間位置領域にまたがって
解析することができる。
【0021】次に、図1の波形解析装置の一実施の形態
の動作について図2のフローチャートと共に、周波数領
域と時間領域について解析する場合を例にとって説明す
る。まず、EUT(測定対象装置)71から測定データ
を電磁検出装置40などにより収集する(ステップ7
2)。この測定データは入出力制御装置30を介してC
PU60内のウェーブレット解析装置63に入力される
と共に、記憶装置50に記憶される。なお、測定データ
はそのまま又は加工処理を施して入力装置10から入力
することもできる。
【0022】一方、CPU60内のアナライジングウェ
ーブレット生成装置62で生成された、直交アナライジ
ングウェーブレットとしての、ドビッシーのアナライジ
ングウェーブレットがウェーブレット解析装置63に入
力され、ここで測定データの離散型ウェーブレット波形
解析が行われる(ステップ73)。ドビッシーのアナラ
イジングウェーブレットは、離散値系の直交ウェーブレ
ットの一つである。このアナライジングウェーブレット
の係数は次の条件式から決定される(4個係数の場合)
ことが知られている。
【0023】 C3−C2+C1−C0=0 (1) 0C3−1C2+2C3−3C3=0 (2) (1)式は入力データが一定値であれば、常に零となる
ことを意味する。(2)式は入力データが単調増加であ
っても常に零であることを意味している。したがって、
入力データが2次関数以上の変化率を持つときに値を持
ち、検出可能となる。このように関数のもつ特異性(不
連続性、微係数の不連続性)の起こる場所を特定可能と
するスペクトル解析としてウェーブレット解析が研究さ
れている。
【0024】また、ドビッシーのアナライジングウェー
ブレットは、直交ウェーブレットの一つであって、直和
分解で定義される部分空間により全体を再構成すること
ができる。いま、データベクトルをフーリエ変換等と同
様に、2のべき乗でとったとすると、2のべき乗を単位
とする平行移動と拡大・縮小が行われる部分空間が得ら
れる。これは、解像度を変えて、データベクトルを観察
するという多重解像度解析に相当する。また、2のべき
乗をとることによリフーリエ変換と同様に高速変換が可
能となる。アナライジングウェーブレット生成装置62
はこの他にもいくつかの直交ウェーブレットを生成する
ことができる。
【0025】いま、測定データとして、図3に示すよう
な高周波ノイズを含んだ波形にウェーブレット解析を適
用することを考える。図3の波形は、ウェーブレット解
析装置でウェーブレット変換され、ウェーブレットの次
数に対応した各スぺクトラム(ウェーブレットスペクト
ラム)に分解される。この次数がフーリエ変換でいうと
ころの周波数に対応する。
【0026】その後、これら各ウェーブレットスペクト
ラムのそれぞれに対してウェーブレット逆変換を行って
ウェーブレット解析処理後の時間領域の波形に戻され
る。時間領域の波形に戻された後の分解された各成分の
波形を図4に示す。ここで、測定者が各時間波形成分を
分析し、回路動作に関連すると思われる波形を選択して
演算処理装置61において加算処理することにより目的
とする波形をノイズ成分から抽出することができる。
【0027】図5は図4に示した1次から5次まで分解
波形を加算処理をした合成波形で、高周波ノイズが除去
され、波形の本質的な形が再現されていることが分か
る。すなわち、分解波形の1次成分から所望の次数成分
までを加算処理することにより、低城通過型のフィルタ
(低域フィルタ)と等価のフィルタリング処理結果が得
られる。同様に、分解波形の低い次数の成分を加算処理
から除くことにより、高域通過型のフィルタ(高域フィ
ルタ)と等価のフィルタリング処理結果が得られ、1次
と最高次を除いた所望の中間次数成分同士の加算処理に
より、帯域通過型のフィルタ(帯域フィルタ)と等価の
フィルタリング処理結果が得られる。
【0028】ここで、フーリエ変換等の周波数領域で選
択しなければならない従来の手法では、回路動作との関
連付けが困難なため、どの次数まで加算処理に加えるべ
きか判断が困難であった。これに対して、この実施の形
態では、測定者が時間波形をみながら、元の測定波形の
情報を保持したままフィルタリングができ、回路動作に
関係のある波形を取捨選択できる。なお、フィルタ特性
の選択やどの次数までを加算するかは、入力装置10か
ら入出力制御装置30を介してCPU60に入力するこ
とで実現できる。
【0029】次に、相関をとる方法について説明する。
ここではCPU60内の相関解析装置64において、記
憶装置50から入力される元の測定波形と、ウェーブレ
ット解析装置63から入力されるウェーブレット解析処
理された各次数の波形との相関解析が行われる(ステッ
プ74)。元の測定波形をf(t)、ウェーブレット変
換された各次数の波形をg(t)とし、それぞれのウェ
ーブレット係数ベクトルを
【0030】
【外1】 と書くものとすると、
【0031】
【外2】 の相関係数は次式で与えられる。
【0032】
【数1】 からそれぞれの平均値を除いたベクトルである。
【0033】このような手順でCPU60内の相関解析
装置64により相関解析が行われた計算結果を図6に示
す。図6において、相関係数は大きいものから順に3
次、6次、4次、8次、7次、5次、2次、1次である
ことがわかる。この相関係数の大きい次数のウェーブレ
ット分解波形ほど元の測定波形に含まれる本質的な成分
であると考えられる。
【0034】従って、図1の演算処理装置61におい
て、相関係数の大小を識別し(図2のステップ75)、
それに基づいて相関係数に応じた再配列をし(図2のス
テップ76)、任意に設定したしきい値よりも大きな相
関係数を得て、これらに対応する分解波形を加算する。
このしきい値よりも大きな相関係数が最も大きいものか
ら順に3次、6次、4次であるものとすると、これら3
つの次数の分解波形を加え合わせると、その合成波形は
図7のように相関の低いノイズ成分を除去した波形を得
ることができ、本質的な波形が得られることになる。
【0035】また、図3の測定データ波形について特に
立ち下がり時の変動の様子を知りたい場合には、演算処
理装置61が立ち下がり付近に時間領域での窓関数を用
いて、測定データ波形中の限定時間区間を図8のように
切り出した後、上記と同様にウェーブレット解析と相関
解析を用いることが考えられる。
【0036】この場合、元の測定波形とウェーブレット
解析結果の各次数の波形の相関解析を行い、相関係数の
大きい1次から5次までのウェーブレット分解波形の和
を図9に示す。この図9の合成波形から分かるように、
回路動作と相関の低い不要なノイズ成分が除かれてい
る。
【0037】以上、時間波形について述べたが、電磁界
強度分布(2次元分布)についても同様のウェーブレッ
ト解析処理と相関処理によってフィルタリング処理を行
うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウェーブレット解析処理後の測定データの各成分のう
ち、所望のフィルタ特性に応じた次数の各成分を加算処
理してフィルタリングされた波形解析結果を得ることに
より、測定者がウェーブレット解析処理後の測定データ
の時間波形を見ながら解析対象の電子機器に関係のある
波形を取捨選択できるため、元の測定波形の情報を保持
したままフィルタリングができる。
【0039】また、本発明によれば、ウェーブレット解
析処理後の測定データの各成分と入力手段により入力さ
れたウェーブレット解析処理前の測定データの間で相関
解析を行い、相関解析結果に基づいて相関係数の低いノ
イズ成分を除去できるため、測定波形に含まれる本質的
な(回路動作に関係する)成分のみを抽出することがで
きる。
【0040】更に、本発明によれば、測定データに対し
て直交アナライジングウェーブレットと窓関数を使用し
て測定データの解析したい波形の限定時間区間に対しウ
ェーブレット解析を行うことにより、所望の波形部分の
変動の様子を解析できるため、より正確な波形の解析が
でき、以上より電磁界の時間・空間分布波形から電子機
器から放射される電磁波による電磁妨害(EMI)に関
して、不確定性が殆どない正確な分析ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明装置の一実施の形態の動作説明用フロー
チャートである。
【図3】高調波を含んだ波形の一例を示す図である。
【図4】ウェーブレット解析後の分解波形の一例を示す
図である。
【図5】ウェーブレット解析処理後の1次から5次まで
の波形の和の波形を示す図である。
【図6】元の測定波形とウェーブレット解析処理後の各
次数の波形の相関係数を示す図である。
【図7】ウェーブレット解析処理後の3次、4次、6次
の波形の和の波形を示す図である。
【図8】測定データの波形を示す図である。
【図9】ウェーブレット解析処理によるフィルタリング
後の波形を示す図である。
【図10】従来装置の一例のブロック図である。
【図11】従来装置によるフィルタリング処理を説明す
る図である。
【符号の説明】
10 入力装置 20 出力装置 30 入出力装置 40 電磁検出装置 50 記憶装置 60 中央処理装置(CPU) 61 演算処理装置 62 アナライジングウェーブレット生成装置 63 ウェーブレット解析装置 64 相関解析装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−334538(JP,A) 特開 平9−152363(JP,A) 特開 平6−274614(JP,A) 電気学会マグネティックス研究会資料 VOL.MAG−95,NO.116− 130,PP.67−74,1995

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象の電子機器の測定データを入力
    する入力手段と、 直交アナライジングウェーブレットを生成する生成装置
    と、 前記測定データに対して前記直交アナライジングウェー
    ブレットを使用してウェーブレット変換を行い、複数の
    ウェーブレットスペクトラムに分解した後、これら各ウ
    ェーブレットスペクトラムのそれぞれに対してウェーブ
    レット逆変換を行ってウェーブレット解析処理後の測定
    データの各成分を生成するウェーブレット解析測定デー
    タ生成手段と、 生成された前記ウェーブレット解析処理後の測定データ
    の各成分のうち、所望のフィルタ特性に応じた次数の各
    成分を加算処理してフィルタリングされた波形解析結果
    を得る加算手段とを有することを特徴とする波形解析装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加算手段は、前記所望のフィルタ特
    性が低域フィルタ特性であるときは、生成された前記ウ
    ェーブレット解析処理後の測定データの各成分のうち1
    次成分から所望の次数成分までを加算処理し、高域フィ
    ルタ特性であるときは、前記ウェーブレット解析処理後
    の測定データの中間次数成分から最高次成分までを加算
    処理し、帯域フィルタ特性であるときは、前記ウェーブ
    レット解析処理後の測定データの少なくとも1次成分と
    最高次成分をそれぞれ除いた任意の複数の中間次数成分
    を加算処理して、フィルタリングされた波形解析結果を
    得ることを特徴とする請求項1記載の波形解析装置。
  3. 【請求項3】 解析対象の電子機器の測定データを入力
    する入力手段と、 直交アナライジングウェーブレットを生成する生成装置
    と、 前記測定データに対して前記直交アナライジングウェー
    ブレットを使用してウェーブレット変換を行い、複数の
    ウェーブレットスペクトラムに分解した後、これら各ウ
    ェーブレットスペクトラムのそれぞれに対してウェーブ
    レット逆変換を行ってウェーブレット解析処理後の測定
    データの各成分を生成するウェーブレット解析測定デー
    タ生成手段と、 生成された前記ウェーブレット解析処理後の測定データ
    の各成分と前記入力手段により入力されたウェーブレッ
    ト解析処理前の測定データの間で相関解析を行う相関解
    析手段と、 前記相関解析手段により得られた各次数の相関解析結果
    のうち、任意のしきい値よりも大きい相関解析結果を加
    算処理して、前記しきい値よりも小さな相関解析結果が
    除去された波形解析結果を得る加算手段とを有すること
    を特徴とする波形解析装置。
  4. 【請求項4】 解析対象の電子機器の測定データを入力
    する入力手段と、 直交アナライジングウェーブレットと窓関数を生成する
    生成装置と、 前記測定データに対して前記直交アナライジングウェー
    ブレットと窓関数を使用して測定データの解析したい波
    形の限定時間区間に対しウェーブレット解析を行って得
    られるウェーブレット解析処理後の測定データの各成分
    を生成するウェーブレット解析測定データ生成手段と、 生成された前記ウェーブレット解析処理後の測定データ
    の各成分のうち、所望のフィルタ特性に応じた次数の各
    成分を加算処理してフィルタリングされた波形解析結果
    を得る加算手段とを有することを特徴とする波形解析装
    置。
  5. 【請求項5】 前記加算手段は、前記所望のフィルタ特
    性が低域フィルタ特性であるときは、生成された前記ウ
    ェーブレット解析処理後の測定データの各成分のうち1
    次成分から所望の次数成分までを加算処理し、高域フィ
    ルタ特性であるときは、前記ウェーブレット解析処理後
    の測定データの中間次数成分から最高次成分までを加算
    処理し、帯域フィルタ特性であるときは、前記ウェーブ
    レット解析処理後の測定データの少なくとも1次成分と
    最高次成分をそれぞれ除いた任意の複数の中間次数成分
    を加算処理して、フィルタリングされた波形解析結果を
    得ることを特徴とする請求項4記載の波形解析装置。
  6. 【請求項6】 解析対象の電子機器の測定データを入力
    する入力手段と、 直交アナライジングウェーブレットと窓関数を生成する
    生成装置と、 前記測定データに対して前記直交アナライジングウェー
    ブレットと窓関数を使用して測定データの解析したい波
    形の限定時間区間に対しウェーブレット解析を行って得
    られたウェーブレット解析処理後の測定データの各成分
    を生成するウェーブレット解析測定データ生成手段と、 生成された前記ウェーブレット解析処理後の測定データ
    の各成分と前記入力手段により入力されたウェーブレッ
    ト解析処理前の測定データの間で相関解析を行う相関解
    析手段と、 前記相関解析手段により得られた各次数の相関解析結果
    のうち、任意のしきい値よりも大きい相関解析結果を加
    算処理して、前記しきい値よりも小さな相関解析結果が
    除去された波形解析結果を得る加算手段とを有すること
    を特徴とする波形解析装置。
JP8015107A 1996-01-31 1996-01-31 波形解析装置 Expired - Fee Related JP2735064B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8015107A JP2735064B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 波形解析装置
EP97101497A EP0787995A3 (en) 1996-01-31 1997-01-30 Waveform analyzer
US08/792,732 US5784285A (en) 1996-01-31 1997-01-31 Waveform analyzer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8015107A JP2735064B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 波形解析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09211040A JPH09211040A (ja) 1997-08-15
JP2735064B2 true JP2735064B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=11879623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8015107A Expired - Fee Related JP2735064B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 波形解析装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5784285A (ja)
EP (1) EP0787995A3 (ja)
JP (1) JP2735064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6542836B1 (en) 1999-03-26 2003-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Waveform signal analyzer

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6327394B1 (en) * 1998-07-21 2001-12-04 International Business Machines Corporation Apparatus and method for deriving temporal delays in integrated circuits
JP4028140B2 (ja) * 1999-07-14 2007-12-26 松下電器産業株式会社 不要輻射解析方法
US6957172B2 (en) 2000-03-09 2005-10-18 Smartsignal Corporation Complex signal decomposition and modeling
AU4012701A (en) * 2000-03-09 2001-09-17 Smartsignal Corp Generalized lensing angular similarity operator
US6556939B1 (en) 2000-11-22 2003-04-29 Smartsignal Corporation Inferential signal generator for instrumented equipment and processes
US6975962B2 (en) * 2001-06-11 2005-12-13 Smartsignal Corporation Residual signal alert generation for condition monitoring using approximated SPRT distribution
US7099417B2 (en) * 2001-12-28 2006-08-29 Agilent Technologies, Inc. Trace video filtering using wavelet de-noising techniques
KR100972593B1 (ko) * 2002-01-24 2010-07-28 파나소닉 주식회사 전력선 반송 통신 방법 및 장치
US7653255B2 (en) 2004-06-02 2010-01-26 Adobe Systems Incorporated Image region of interest encoding
US7317309B2 (en) * 2004-06-07 2008-01-08 Advantest Corporation Wideband signal analyzing apparatus, wideband period jitter analyzing apparatus, and wideband skew analyzing apparatus
US7471652B2 (en) * 2004-12-16 2008-12-30 Tektronix, Inc. Real-time RF/IF signature trigger
WO2006082681A1 (ja) * 2005-02-01 2006-08-10 Hitachi Kokusai Electric Inc. スペクトル解析方法、歪検出装置、歪補償増幅装置
JP4813128B2 (ja) * 2005-08-25 2011-11-09 学校法人日本大学 機能的近赤外分光装置の信号解析装置、機能的近赤外分光装置並びにプログラム
US7668262B2 (en) * 2005-10-21 2010-02-23 Samsung Electro-Mechanics Systems, methods, and apparatuses for coarse spectrum-sensing modules
US8085830B2 (en) * 2006-01-27 2011-12-27 Leviton Manufacturing Co., Inc. LAN by ultra-wideband system and method
US20070198748A1 (en) * 2006-02-01 2007-08-23 Leviton Manufacturing Co., Inc. Power line communication hub system and method
US8275577B2 (en) 2006-09-19 2012-09-25 Smartsignal Corporation Kernel-based method for detecting boiler tube leaks
US7860197B2 (en) * 2006-09-29 2010-12-28 Samsung Electro-Mechanics Spectrum-sensing algorithms and methods
US8311774B2 (en) 2006-12-15 2012-11-13 Smartsignal Corporation Robust distance measures for on-line monitoring
JP4908185B2 (ja) * 2006-12-25 2012-04-04 三菱電機株式会社 レーダ波の識別装置
US8605091B2 (en) * 2008-04-18 2013-12-10 Leviton Manufacturing Co., Inc. Enhanced power distribution unit with self-orienting display
JP4768778B2 (ja) * 2008-05-26 2011-09-07 株式会社東芝 変調方式推定装置及び方法
DE102008002946B4 (de) * 2008-07-16 2010-04-08 Lear Corporation Gmbh Verfahren zum Detektieren eines Fehlers auf einer Datenleitung
JP5295679B2 (ja) * 2008-08-01 2013-09-18 株式会社キーエンス 波形観測装置
US20100198535A1 (en) * 2009-02-03 2010-08-05 Leviton Manufacturing Co., Inc. Power distribution unit monitoring network and components
US8463453B2 (en) 2009-11-13 2013-06-11 Leviton Manufacturing Co., Inc. Intelligent metering demand response
US8324761B2 (en) * 2009-11-13 2012-12-04 Leviton Manufacturing Co., Inc. Electrical switching module
US8755944B2 (en) * 2009-11-13 2014-06-17 Leviton Manufacturing Co., Inc. Electrical switching module
JP5596982B2 (ja) * 2010-01-08 2014-10-01 キヤノン株式会社 電磁波の測定装置及び方法
JP5552321B2 (ja) * 2010-01-08 2014-07-16 キヤノン株式会社 電磁波の測定装置及び方法
US20110169447A1 (en) 2010-01-11 2011-07-14 Leviton Manufacturing Co., Inc. Electric vehicle supply equipment
US8558504B2 (en) * 2010-01-11 2013-10-15 Leviton Manufacturing Co., Inc. Electric vehicle supply equipment with timer
US8620591B2 (en) * 2010-01-14 2013-12-31 Venture Gain LLC Multivariate residual-based health index for human health monitoring
US8633678B2 (en) 2011-05-10 2014-01-21 Leviton Manufacturing Co., Inc. Electric vehicle supply equipment with over-current protection
US9256224B2 (en) 2011-07-19 2016-02-09 GE Intelligent Platforms, Inc Method of sequential kernel regression modeling for forecasting and prognostics
US9250625B2 (en) 2011-07-19 2016-02-02 Ge Intelligent Platforms, Inc. System of sequential kernel regression modeling for forecasting and prognostics
US8660980B2 (en) 2011-07-19 2014-02-25 Smartsignal Corporation Monitoring system using kernel regression modeling with pattern sequences
US8620853B2 (en) 2011-07-19 2013-12-31 Smartsignal Corporation Monitoring method using kernel regression modeling with pattern sequences
US8736193B2 (en) 2011-12-22 2014-05-27 Leviton Manufacturing Company, Inc. Threshold-based zero-crossing detection in an electrical dimmer
US8664886B2 (en) 2011-12-22 2014-03-04 Leviton Manufacturing Company, Inc. Timer-based switching circuit synchronization in an electrical dimmer
DE102013207464B4 (de) * 2013-04-24 2023-07-13 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Messverfahren und Messgerät zur Vermessung von breitbandigen Messsignalen
US9681526B2 (en) 2014-06-11 2017-06-13 Leviton Manufacturing Co., Inc. Power efficient line synchronized dimmer

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2648567B1 (fr) * 1989-05-24 1991-10-04 Inst Nat Sante Rech Med Procede de traitement numerique d'un signal par transformation reversible en ondelettes
US5262958A (en) * 1991-04-05 1993-11-16 Texas Instruments Incorporated Spline-wavelet signal analyzers and methods for processing signals

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
電気学会マグネティックス研究会資料 VOL.MAG−95,NO.116−130,PP.67−74,1995

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6542836B1 (en) 1999-03-26 2003-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Waveform signal analyzer

Also Published As

Publication number Publication date
EP0787995A2 (en) 1997-08-06
EP0787995A3 (en) 1998-11-18
US5784285A (en) 1998-07-21
JPH09211040A (ja) 1997-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2735064B2 (ja) 波形解析装置
Zygarlicki et al. A reduced Prony's method in power-quality analysis—parameters selection
Leonowicz et al. Advanced spectrum estimation methods for signal analysis in power electronics
Istratov et al. Exponential analysis in physical phenomena
El Safty et al. Applying wavelet entropy principle in fault classification
US7099417B2 (en) Trace video filtering using wavelet de-noising techniques
Eghtedarpour et al. Effective voltage flicker calculation based on multiresolution S-transform
Russer et al. Sampling of stochastic electromagnetic fields
Liu et al. A fusion of principal component analysis and singular value decomposition based multivariate denoising algorithm for free induction decay transversal data
CN106646074A (zh) 一种传导电磁干扰接收机的建模方法
Beuter et al. S‐transform: from main concepts to some power quality applications
Teuber et al. Computer solutions for studying correlations between solar magnetic fields and skylab X-ray observations
Sharma et al. Enhanced time–frequency representation based on variational mode decomposition and wigner–ville distribution
Thirumala et al. An improved adaptive filtering approach for power quality analysis of time-varying waveforms
Lovisolo et al. Modeling of electric disturbance signals using damped sinusoids via atomic decompositions and its applications
Alhaj et al. Power system harmonics estimation using sliding window based LMS
CN109557367B (zh) 一种高频分辨率谐波和间谐波Prony方法及装置
Paruthiyil et al. Hardware implementation of a traveling wave protection device for DC Microgrids
CN113655534A (zh) 基于多线性奇异值张量分解核磁共振fid信号噪声抑制方法
Hsueh et al. On-line local mean decomposition and its application to ECG signal denoising
Mahmoudpour et al. Implementation of an integrated online instantaneous discrete wavelet transform decomposition toolbox in ATP-EMTP
Oslebo et al. Use of the Stationary Wavelet Transform to Characterize Transient Events in DC Power Distribution Systems
Srivastava et al. Harmonic frequency estimation with MEMO-ESPRIT technique using MATLAB and python
Singh et al. Improvement in taylor weighted least square based dynamic synchrophasor estimation algorithm for real time application
Ghaemi et al. Voltage notch indices determination using wavelet transform

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees