JP2732786B2 - 対向液圧プレス成形法 - Google Patents

対向液圧プレス成形法

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JP2732786B2
JP2732786B2 JP5240212A JP24021293A JP2732786B2 JP 2732786 B2 JP2732786 B2 JP 2732786B2 JP 5240212 A JP5240212 A JP 5240212A JP 24021293 A JP24021293 A JP 24021293A JP 2732786 B2 JP2732786 B2 JP 2732786B2
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JP
Japan
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punch
hydraulic chamber
blank
hydraulic
flange
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祐司 松本
良仁 酒井
担 岸田
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対向液圧プレス成形法に
関する。
【0002】
【従来の技術】薄板などのブランク材に絞り加工を施
し、自動車部品、電気部品、航空機部品などを得る場
合、対向液圧プレス成形法が使用されている。
【0003】従来、この種の液圧プレス成形法として、
例えば雑誌「塑性と加工」(Vol.26-No.288 ,1985年1
月号,73頁〜74頁)には、対向液圧を利用した周液圧深
絞り法が開示されている。すなわち、この周液圧深絞り
法は、液体を満たしたダイスを兼ねた液圧室内にポンチ
を用いてブランク材を直接絞り込み、この時、自然発生
する液圧によりブランク材をポンチに押し付け、ポンチ
とブランク材に摩擦力を発生させ、この摩擦力に成形力
の一部を負担させるとともに発生した液圧をフランジ外
周部に供給し、フランジ外周からの圧縮力として利用
し、半径方向張力を減少させて大幅な破断限界の向上を
図るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した液圧深絞り法
によると、発生した液圧によるブランク材のポンチへの
摩擦保持効果による絞り比の向上および製品寸法の精度
の向上を期待できるが、液圧を高くすると、圧縮軸方向
の分力を高めることになり、大きいプレス能力を必要と
する欠点があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解消し得る対
向液圧プレス成形法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の対向液圧プレス成形法は、ダイ本体の表面
にブランクホルダーを介して保持されたブランク材を、
ポンチにより、ダイ本体内に形成された液圧室内に押し
込んで深絞り成形を行う際に、ブランク材が液圧室内に
押し込まれたときに、ブランク材のポンチ外周側壁部に
おける液圧室の所定箇所をシール材によりシールを行
い、このシール部よりフランジ寄りのフランジ側液圧室
に、ポンチ先端寄りのポンチ側液圧室に発生する液圧力
よりも高い液圧力を発生させる方法である。
【0007】
【作用】上記の構成によると、深絞り成形を行う際に、
ブランク材のポンチ外周側壁部における液圧室の所定箇
所をシール材によりシールを行い、このシール部よりフ
ランジ寄りのフランジ側液圧室に、ポンチ先端寄りのポ
ンチ側液圧室に発生する液圧力よりも高い液圧力を発生
させるようにしたので、ポンチに作用する軸圧縮力が小
さくても、ブランク材におけるポンチの周縁部に作用さ
せる圧縮力を大きくすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1に基づき
説明する。図1は、対向液圧プレス成形装置の要部断面
図を示している。
【0009】この対向液圧プレス成形装置の概略構成を
説明すると、ダイ本体1の中央部には、所定形状例えば
円柱形状の液圧室2が形成され、またこのダイ本体1の
上方には、シリンダー装置(図示せず)により昇降自在
にされたプレス用のポンチ3が配置されるとともに、ダ
イ本体1の周縁部の上方には、ブランク材Aを保持する
ためのブランクホルダー4が、やはりシリンダー装置
(図示せず)により、昇降自在に設けられている。
【0010】そして、上記液圧室2の内周側壁面2aの
所定箇所には、ポンチ3により、液圧室2内に押し込ま
れたブランク材Aに当接して、ブランク材Aのポンチ外
周側壁部における環状液圧室(環状の隙間部分)2のシ
ールを行うシール材5が配置されており、さらに液圧室
2内の下部には、ピストン体6が上下方向で摺動自在に
配置されるとともに、このピストン体6の下面から突設
されたロッド部6aが補助シリンダー装置7のシリンダ
ー室7a内に挿入され、さらにこのシリンダー室7a内
と上記シール部よりも上方の環状液圧室、すなわちフラ
ンジ寄りのフランジ側液圧室2b内とが、連通管路8に
より連通されている。
【0011】なお、上記連通管路8は、ダイ本体1側に
形成される連通穴9と、シリンダー室7aとこの連通穴
9とを接続する接続管10により構成されており、また
この連通管路8よりフランジ側液圧室2b側に供給され
た液体は、タンク11に回収される。
【0012】そして、上記補助シリンダー装置7に形成
されたシリンダー室7aの断面積は、ダイ本体1側の液
圧室2の断面積よりも狭くされており、したがってシー
ル部よりも上方のフランジ側液圧室2bに供給される液
圧は、シール部よりも下方の(ポンチ先端寄りの)ポン
チ側液圧室2cの液圧よりも、その断面積の比の分だけ
高い圧力となる。すなわち、この補助シリンダー装置7
は、増圧装置として機能することになる。
【0013】また、上記ピストン体6より上側のポンチ
側液圧室2cには、その液圧を調節するためのリリーフ
弁を有する液体配管が接続されるとともに、ロッド側液
圧室2dには、ピストン体6を元の位置に上昇させるた
めの液体配管が接続されている。
【0014】上記構成において、深絞り成形を行う場
合、図1の仮想線にて示すように、まずダイ本体1の上
面に、ブランク材Aを載置した後、ポンチ3を液圧室2
内に下降させる。
【0015】すると、図1の実線にて示すように、ブラ
ンク材Aは、液圧室2内の液圧により、ポンチ3の外周
面に押し付けられるため、ポンチ3の外周形状に沿って
成形されることになる。
【0016】そして、ポンチ3の下降に伴い、ピストン
体6が下降して、補助シリンダー装置7のシリンダー室
7a内の液体が押し出される。この押し出された液体
は、連通管路8を介して、シール部よりも上方のフラン
ジ側液圧室2bに供給される。このフランジ側液圧室2
b内に供給された液圧は、上述したように、ポンチ側液
圧室2c内で発生している圧力よりも充分高いため、し
たがってポンチ3に作用する軸圧縮力が小さい場合で
も、ブランク材Aにおけるポンチの周縁部に作用する圧
縮力を大きくすることができる。すなわち、プレス能力
を上げることなく、ブランク材Aの絞り比の向上、およ
び製品寸法の精度の向上を図ることができる。
【0017】ところで、上記実施例においては、シール
部より上方のフランジ側液圧室内に液体を供給するの
に、増圧機能を有する補助シリンダー装置を使用した
が、補助シリンダー装置を使用せずに、例えば途中に加
圧用のポンプを有する液圧供給配管を、フランジ側液圧
室に接続するようにしてもよい。
【0018】また、上記実施例においては、固定式のダ
イ本体を有するプレス成形装置に適用したが、図2に示
すように、ダイ本体21が上下に移動可能にされたダイ
浮上式のプレス成形装置に適用することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の対向液圧プレス成
形法によると、深絞り成形を行う際に、ブランク材のポ
ンチ外周側壁部における液圧室の所定箇所をシール材に
よりシールを行い、このシール部よりフランジ寄りのフ
ランジ側液圧室に、ポンチ先端寄りのポンチ側液圧室に
発生する液圧力よりも高い液圧力を発生させるようにし
たので、ポンチに作用する軸圧縮力が小さくても、ブラ
ンク材におけるポンチの周縁部に作用させる圧縮力を大
きくすることができる。すなわち、プレス能力を上げる
ことなく、ブランク材の絞り比の向上、および製品寸法
の精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対向液圧プレス成形法に使用するプレ
ス成形装置の要部断面図である。
【図2】本発明の対向液圧プレス成形法に使用するプレ
ス成形装置の変形例の要部断面図である。
【符号の説明】
A ブランク材 1 ダイ本体 2 液圧室 3 ポンチ 4 ブランクホルダー 5 シール材 6 ピストン体 7 補助シリンダー装置 8 連通管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−181431(JP,A) 実開 昭55−92424(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイ本体の表面にブランクホルダーを介し
    て保持されたブランク材を、ポンチにより、ダイ本体内
    に形成された液圧室内に押し込んで深絞り成形を行う際
    に、ブランク材が液圧室内に押し込まれたときに、ブラ
    ンク材のポンチ外周側壁部における液圧室の所定箇所を
    シール材によりシールを行い、このシール部よりフラン
    ジ寄りのフランジ側液圧室に、ポンチ先端寄りのポンチ
    側液圧室に発生する液圧力よりも高い液圧力を発生させ
    ることを特徴とする対向液圧プレス成形法。
JP5240212A 1993-09-28 1993-09-28 対向液圧プレス成形法 Expired - Lifetime JP2732786B2 (ja)

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JPH0796333A JPH0796333A (ja) 1995-04-11
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