JP2732205B2 - 噴霧器 - Google Patents
噴霧器Info
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- JP2732205B2 JP2732205B2 JP24632193A JP24632193A JP2732205B2 JP 2732205 B2 JP2732205 B2 JP 2732205B2 JP 24632193 A JP24632193 A JP 24632193A JP 24632193 A JP24632193 A JP 24632193A JP 2732205 B2 JP2732205 B2 JP 2732205B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を噴霧する噴霧管
から一定の角度で分岐する分岐管を有し、この分岐管を
加圧液導管を兼ねた把手として用いる形式の、いわゆる
ガンタイプの噴霧器に関するものである。
から一定の角度で分岐する分岐管を有し、この分岐管を
加圧液導管を兼ねた把手として用いる形式の、いわゆる
ガンタイプの噴霧器に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の噴霧器としては、例えば、図6〜
7に示すようなものが知られている。図6において、加
圧液の送出管60は、その基端側の送出管60bが、ア
ルミニウム合金などの鋳造物によって出来ており、略T
字形に分岐する分岐管から成るグリップ管76を有し、
先端側送出管60aとは、シール材68を介してユニオ
ンナット69によって連結固定されている。加圧液送出
管60aの先端の径を拡大して設けた拡大円筒部に、シ
ール材62を介して、ノズルキャップ61を冠着するこ
とにより、該送出管端を閉塞して、該ノズルキャップ内
側に、噴霧調節室67を形成する。ノズルキャップに
は、1以上の噴口63と、該噴口63の径を拡大して得
られる渦流室64とが設けられている。図7に示すよう
に、各渦流室64、…とノズルキャップ内面中央に設け
た凹部から成る分配室65とは、ノズルキャップ内面に
刻設された溝から成る導液路66によって結ばれてい
る。
7に示すようなものが知られている。図6において、加
圧液の送出管60は、その基端側の送出管60bが、ア
ルミニウム合金などの鋳造物によって出来ており、略T
字形に分岐する分岐管から成るグリップ管76を有し、
先端側送出管60aとは、シール材68を介してユニオ
ンナット69によって連結固定されている。加圧液送出
管60aの先端の径を拡大して設けた拡大円筒部に、シ
ール材62を介して、ノズルキャップ61を冠着するこ
とにより、該送出管端を閉塞して、該ノズルキャップ内
側に、噴霧調節室67を形成する。ノズルキャップに
は、1以上の噴口63と、該噴口63の径を拡大して得
られる渦流室64とが設けられている。図7に示すよう
に、各渦流室64、…とノズルキャップ内面中央に設け
た凹部から成る分配室65とは、ノズルキャップ内面に
刻設された溝から成る導液路66によって結ばれてい
る。
【0003】噴霧調節室67には、ノズルキャップ内面
に密接可能な円盤部68aと通液路68cとを備えた噴
霧調節体68が、収納されている。噴霧調節体68は、
円盤部68aが、噴霧調節室内周面に摺接して案内さ
れ、円盤部の中心に通液路を囲んで突設された円筒軸部
68bに、操作軸75の一端が螺着しており、該操作軸
の他端は、加圧液送出管の閉塞端部73から気、液密を
保って管外に突出している。操作軸75には、途中に突
縁77が設けられており、この突縁77と閉塞端部73
との間に、コイルバネ78が介装されることにより、噴
霧調節体68は、ノズルキャップ内面に向けて付勢され
ている。
に密接可能な円盤部68aと通液路68cとを備えた噴
霧調節体68が、収納されている。噴霧調節体68は、
円盤部68aが、噴霧調節室内周面に摺接して案内さ
れ、円盤部の中心に通液路を囲んで突設された円筒軸部
68bに、操作軸75の一端が螺着しており、該操作軸
の他端は、加圧液送出管の閉塞端部73から気、液密を
保って管外に突出している。操作軸75には、途中に突
縁77が設けられており、この突縁77と閉塞端部73
との間に、コイルバネ78が介装されることにより、噴
霧調節体68は、ノズルキャップ内面に向けて付勢され
ている。
【0004】80はレバーハンドルで、その上端が、加
圧液送出管の基端側60bに設けた枢支部81によっ
て、枢支されており、このレバーハンドル80と操作軸
75の突出端とを連結するU字形連結片83により、レ
バーハンドル80を操作すれば、噴霧調節体とノズルキ
ャップ内面との距離が変化し、該距離が、皆無若しくは
短いときは、噴霧調節室中に強力な渦流が生じ、ノズル
63から、細かい霧が広角で噴出し、該距離が長くなる
につれて、渦流の勢いが衰えて、ノズルからの噴射角
は、狭くなり、ついには、棒状に近い水流が噴出するよ
うになる。90は、グリップ管の開口端に螺着する開閉
弁で、ホース91を介して、液体圧送部(図示せず)に
連結する。
圧液送出管の基端側60bに設けた枢支部81によっ
て、枢支されており、このレバーハンドル80と操作軸
75の突出端とを連結するU字形連結片83により、レ
バーハンドル80を操作すれば、噴霧調節体とノズルキ
ャップ内面との距離が変化し、該距離が、皆無若しくは
短いときは、噴霧調節室中に強力な渦流が生じ、ノズル
63から、細かい霧が広角で噴出し、該距離が長くなる
につれて、渦流の勢いが衰えて、ノズルからの噴射角
は、狭くなり、ついには、棒状に近い水流が噴出するよ
うになる。90は、グリップ管の開口端に螺着する開閉
弁で、ホース91を介して、液体圧送部(図示せず)に
連結する。
【0005】このような構成から成る従来のガンタイプ
の噴霧器は、噴霧調節室の容積のわずかな変化によっ
て、噴霧の状態、即ち、霧の粒径や噴出角度が大きく変
化するので、操作軸75と連動する弁体によって、加圧
液導管内を開閉するには、かなり高度の精密工作を必要
とすること、又、たとえそれによって、弁の開閉がうま
く行われたとしても、この種の噴霧器は、噴霧調節体と
ノズルキャップ内面とが密接状態のときに、最も激しい
渦流が発生し、最も広角で粒子の細かい散布が行える構
造であるが、弁が開くとそれに伴って噴霧調節体も移動
するので、噴霧調節体とノズルキャップとが密接状態の
散布は望めない。したがって、従来の噴霧器では、液体
を噴霧したり、噴霧を停止したりするのに、把手と液体
流路とを兼ねたグリップ管76の下端に開閉弁90を取
り付け、これを操作して行わざるを得なかった。
の噴霧器は、噴霧調節室の容積のわずかな変化によっ
て、噴霧の状態、即ち、霧の粒径や噴出角度が大きく変
化するので、操作軸75と連動する弁体によって、加圧
液導管内を開閉するには、かなり高度の精密工作を必要
とすること、又、たとえそれによって、弁の開閉がうま
く行われたとしても、この種の噴霧器は、噴霧調節体と
ノズルキャップ内面とが密接状態のときに、最も激しい
渦流が発生し、最も広角で粒子の細かい散布が行える構
造であるが、弁が開くとそれに伴って噴霧調節体も移動
するので、噴霧調節体とノズルキャップとが密接状態の
散布は望めない。したがって、従来の噴霧器では、液体
を噴霧したり、噴霧を停止したりするのに、把手と液体
流路とを兼ねたグリップ管76の下端に開閉弁90を取
り付け、これを操作して行わざるを得なかった。
【0006】したがって、従来のこの種の噴霧器を用い
て、例えば、作物への薬液散布作業の場合、一つの散布
対象から次の散布対象へと移行する際に、その都度、開
閉操作を行うのは、極めて煩わしいので、弁操作をせず
に、連続的に散布を継続しがちであり、無駄な薬液散布
や、散布対象以外の作物にまで薬液散布が行われてしま
う等の欠点があった。又、ガンタイプのものは、その加
圧液送出管60の長さが、比較的短いので、薬液散布の
際、風向きが変わると、作業者が危険な薬液を浴びてし
まう恐れがあるが、このような場合にも、とっさの散布
停止操作は困難であった。
て、例えば、作物への薬液散布作業の場合、一つの散布
対象から次の散布対象へと移行する際に、その都度、開
閉操作を行うのは、極めて煩わしいので、弁操作をせず
に、連続的に散布を継続しがちであり、無駄な薬液散布
や、散布対象以外の作物にまで薬液散布が行われてしま
う等の欠点があった。又、ガンタイプのものは、その加
圧液送出管60の長さが、比較的短いので、薬液散布の
際、風向きが変わると、作業者が危険な薬液を浴びてし
まう恐れがあるが、このような場合にも、とっさの散布
停止操作は困難であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような事情に対処してな
されたものであって、弁の開閉動作と噴霧の開始及び停
止動作とが、レバーハンドルの操作のみで行うことの出
来るガンタイプの噴霧器を安価に提供することを目的と
している。
されたものであって、弁の開閉動作と噴霧の開始及び停
止動作とが、レバーハンドルの操作のみで行うことの出
来るガンタイプの噴霧器を安価に提供することを目的と
している。
【0008】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、加圧液送出管の
先端開口部に、ノズルキャップを冠着することにより、
噴霧調節室を設け、該噴霧調節室中に、噴霧調節体を移
動可能に収納すると共に、該噴霧調節体をバネ部材によ
ってノズルキャップに向けて付勢し、前記加圧液送出管
内には、前記噴霧調節体に関して一端が軸方向に若干距
離だけ遊動可能な状態で該噴霧調節体に連結すると共に
他端が加圧液送出管の閉塞基端から気、液密を保って加
圧液送出管外に突出する操作軸を収納し、該加圧液送出
管の基端側には、該加圧液送出管から分岐し且つ開口端
に加圧液導管への接続部を有するグリップ管を設け、前
記グリップ管の分岐部から噴霧調節体に至る前記加圧液
送出管内壁の適所に、前記操作軸が挿通する弁座パッキ
ングを固定し、前記操作軸に固設した弁体を、該弁体と
前記閉塞基端との間に介装したコイルバネによって前記
弁座パッキングに圧接せしめることにより送出管内を遮
断し、前記操作軸の突出端には、前記グリップ管に添っ
て揺動自在に設けたレバーハンドルを、連結片を介して
係合せしめたことを特徴とする噴霧器にある。
先端開口部に、ノズルキャップを冠着することにより、
噴霧調節室を設け、該噴霧調節室中に、噴霧調節体を移
動可能に収納すると共に、該噴霧調節体をバネ部材によ
ってノズルキャップに向けて付勢し、前記加圧液送出管
内には、前記噴霧調節体に関して一端が軸方向に若干距
離だけ遊動可能な状態で該噴霧調節体に連結すると共に
他端が加圧液送出管の閉塞基端から気、液密を保って加
圧液送出管外に突出する操作軸を収納し、該加圧液送出
管の基端側には、該加圧液送出管から分岐し且つ開口端
に加圧液導管への接続部を有するグリップ管を設け、前
記グリップ管の分岐部から噴霧調節体に至る前記加圧液
送出管内壁の適所に、前記操作軸が挿通する弁座パッキ
ングを固定し、前記操作軸に固設した弁体を、該弁体と
前記閉塞基端との間に介装したコイルバネによって前記
弁座パッキングに圧接せしめることにより送出管内を遮
断し、前記操作軸の突出端には、前記グリップ管に添っ
て揺動自在に設けたレバーハンドルを、連結片を介して
係合せしめたことを特徴とする噴霧器にある。
【0009】本発明の第二の要旨は、加圧液送出管の先
端開口部を、1以上の渦流室付噴口を有するノズルキャ
ップを冠着することにより、前記噴口が開口する噴霧調
節室を設け、該噴霧調節室中に、前記渦流室に加圧液を
導く通液路を備えた噴霧調節体を移動可能に収納すると
共に、該噴霧調節体をバネ部材によってノズルキャップ
に向けて付勢し、前記加圧液送出管内には、一端が軸方
向に若干距離だけ遊動可能な状態で前記噴霧調節体に連
結すると共に他端が加圧液送出管の閉塞基端から気、液
密を保って加圧液送出管外に突出する操作軸を収納し、
該加圧液送出管の基端側には、該加圧液送出管から分岐
し且つ開口端に加圧液導管への接続部を有するグリップ
管を設け、前記グリップ管の分岐部から噴霧調節体に至
る前記加圧液送出管内壁の適所に、前記操作軸が挿通す
る弁座パッキングを固定し、前記操作軸に固設した弁体
を、該弁体と前記閉塞基端との間に介装したコイルバネ
によって前記弁座パッキングに圧接せしめることにより
送出管内を遮断し、前記操作軸の突出端には、前記グリ
ップ管に添って揺動自在に設けたレバーハンドルを、連
結片を介して係合せしめたことを特徴とする噴霧器にあ
る。
端開口部を、1以上の渦流室付噴口を有するノズルキャ
ップを冠着することにより、前記噴口が開口する噴霧調
節室を設け、該噴霧調節室中に、前記渦流室に加圧液を
導く通液路を備えた噴霧調節体を移動可能に収納すると
共に、該噴霧調節体をバネ部材によってノズルキャップ
に向けて付勢し、前記加圧液送出管内には、一端が軸方
向に若干距離だけ遊動可能な状態で前記噴霧調節体に連
結すると共に他端が加圧液送出管の閉塞基端から気、液
密を保って加圧液送出管外に突出する操作軸を収納し、
該加圧液送出管の基端側には、該加圧液送出管から分岐
し且つ開口端に加圧液導管への接続部を有するグリップ
管を設け、前記グリップ管の分岐部から噴霧調節体に至
る前記加圧液送出管内壁の適所に、前記操作軸が挿通す
る弁座パッキングを固定し、前記操作軸に固設した弁体
を、該弁体と前記閉塞基端との間に介装したコイルバネ
によって前記弁座パッキングに圧接せしめることにより
送出管内を遮断し、前記操作軸の突出端には、前記グリ
ップ管に添って揺動自在に設けたレバーハンドルを、連
結片を介して係合せしめたことを特徴とする噴霧器にあ
る。
【0010】本発明の第三の要旨は、上記第一又は第二
要旨によって規定されるガンタイプの噴霧器において、
操作軸が、一端が噴霧調節体に連結し他端が雄ネジ部を
なしている第一操作軸と、一端に前記雄ネジ部に螺合す
る雌ネジ部を有する第二操作軸とから成り、前記雄ネジ
部が貫通する状態で螺着するナット状弁体を、該雄ネジ
部に螺合する第二操作軸が押圧固定していることを特徴
とする噴霧器にある。以下実施例に基づいて詳細に説明
する。
要旨によって規定されるガンタイプの噴霧器において、
操作軸が、一端が噴霧調節体に連結し他端が雄ネジ部を
なしている第一操作軸と、一端に前記雄ネジ部に螺合す
る雌ネジ部を有する第二操作軸とから成り、前記雄ネジ
部が貫通する状態で螺着するナット状弁体を、該雄ネジ
部に螺合する第二操作軸が押圧固定していることを特徴
とする噴霧器にある。以下実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0011】
【実施例】図1〜5は、本発明の一実施例を示すもので
ある。図1において、加圧液送出管Pは、液体の噴霧機
構を有する先端側1aと、弁機構を収納する基端側1b
とを、ユニオンナット30によって連結した構造を備え
ている。このような送出管Pの先端部内周面の径を階段
状に拡大して設けた拡大円筒部2に、ノズルキャップC
が冠着している。このノズルキャップCは、キャップ状
円盤の内周面に設けた雌ネジ部6aにより拡大円筒部2
の外周に螺着可能なキャップリング6を備えており、そ
の中央部に突設されネジ軸6bを囲んで、段階状に径を
拡大する複数の(図では、4個)透孔が設けられてい
る。
ある。図1において、加圧液送出管Pは、液体の噴霧機
構を有する先端側1aと、弁機構を収納する基端側1b
とを、ユニオンナット30によって連結した構造を備え
ている。このような送出管Pの先端部内周面の径を階段
状に拡大して設けた拡大円筒部2に、ノズルキャップC
が冠着している。このノズルキャップCは、キャップ状
円盤の内周面に設けた雌ネジ部6aにより拡大円筒部2
の外周に螺着可能なキャップリング6を備えており、そ
の中央部に突設されネジ軸6bを囲んで、段階状に径を
拡大する複数の(図では、4個)透孔が設けられてい
る。
【0012】この透孔の小径部は、渦流室6cとなり、
大径部の夫々には、シール部材5を介して、中央に噴口
3aが開口する噴口板3が嵌入している。キャップリン
グ6の周縁部からは、前記雌ネジ部6aと反対方向に突
縁6dが周設されることにより、当接板4の収納部が形
成されている。この収納部に、前記噴口板3の位置に対
応して噴口3aより大きい噴霧案内開口4a、4a、…
…が穿設されている当接板4を、その中央部に設けた取
付孔4bにネジ軸6bを挿通することにより、噴口板
3、……に重ねて、締付ナット6eにより締付けること
により、渦流室付噴口が開口するノズルキャップ6が構
成されている。
大径部の夫々には、シール部材5を介して、中央に噴口
3aが開口する噴口板3が嵌入している。キャップリン
グ6の周縁部からは、前記雌ネジ部6aと反対方向に突
縁6dが周設されることにより、当接板4の収納部が形
成されている。この収納部に、前記噴口板3の位置に対
応して噴口3aより大きい噴霧案内開口4a、4a、…
…が穿設されている当接板4を、その中央部に設けた取
付孔4bにネジ軸6bを挿通することにより、噴口板
3、……に重ねて、締付ナット6eにより締付けること
により、渦流室付噴口が開口するノズルキャップ6が構
成されている。
【0013】このノズルキャップの内面は、図3に示す
ように、各渦流室6c、…とキャップリング6の内面中
央に設けた凹部から成る分配室6fとは、キャップリン
グ6の内面に刻設された溝から成る導液路6gによって
結ばれている。このようなノズルキャップ6と拡大円筒
部2とによって囲まれて、ノズルキャップ内側に、噴霧
調節室7が形成されている。噴霧調節室7には、ノズル
キャップ内面に密接可能な円盤部8aを備えた噴霧調節
体8が、収納されている。噴霧調節体8は、円盤部8a
が、噴霧調節室内周面に摺接して案内されることによ
り、ノズルキャップ内面と円盤部とに挟まれた空間を拡
大縮小する。この円盤部8aと拡大円筒部2の内周面に
形成された段部との間に、圧縮コイルバネ11が介設さ
れており、該バネ11が、噴霧調節体8をノズルキャッ
プ内面に向けて付勢している。
ように、各渦流室6c、…とキャップリング6の内面中
央に設けた凹部から成る分配室6fとは、キャップリン
グ6の内面に刻設された溝から成る導液路6gによって
結ばれている。このようなノズルキャップ6と拡大円筒
部2とによって囲まれて、ノズルキャップ内側に、噴霧
調節室7が形成されている。噴霧調節室7には、ノズル
キャップ内面に密接可能な円盤部8aを備えた噴霧調節
体8が、収納されている。噴霧調節体8は、円盤部8a
が、噴霧調節室内周面に摺接して案内されることによ
り、ノズルキャップ内面と円盤部とに挟まれた空間を拡
大縮小する。この円盤部8aと拡大円筒部2の内周面に
形成された段部との間に、圧縮コイルバネ11が介設さ
れており、該バネ11が、噴霧調節体8をノズルキャッ
プ内面に向けて付勢している。
【0014】 噴霧調節体8には、円盤部8aの中心を
貫通し、分配室6fに対面して開口する通液路8cが設
けられており、この通液路8cを、加圧液送出管の基端
1b方向に延長するように、円筒軸部8bが、円盤部8
aから一体的に延設されている。該円筒軸部8bには、
通液路8cを円筒軸部の外側に連通させるための通孔8
eと、軸方向に伸びた長孔から成るピン遊動孔8fが穿
設されている。この円筒軸部8b中に、操作軸9の一端
が挿入されており、この挿入された部分を、ピン遊動孔
8fを通して、係止ピン10が貫通して設けられてい
る。操作軸9の他端は、加圧液送出管の閉塞端部16か
ら気、液密を保って管外に突出している。閉塞端部16
は、送出管端に螺合する栓体から成り、該栓体の中心線
に沿って設けた挿通孔16aを通って、操作軸9が外部
に突出している。51,52は、Oリングなどのシール
部材である。
貫通し、分配室6fに対面して開口する通液路8cが設
けられており、この通液路8cを、加圧液送出管の基端
1b方向に延長するように、円筒軸部8bが、円盤部8
aから一体的に延設されている。該円筒軸部8bには、
通液路8cを円筒軸部の外側に連通させるための通孔8
eと、軸方向に伸びた長孔から成るピン遊動孔8fが穿
設されている。この円筒軸部8b中に、操作軸9の一端
が挿入されており、この挿入された部分を、ピン遊動孔
8fを通して、係止ピン10が貫通して設けられてい
る。操作軸9の他端は、加圧液送出管の閉塞端部16か
ら気、液密を保って管外に突出している。閉塞端部16
は、送出管端に螺合する栓体から成り、該栓体の中心線
に沿って設けた挿通孔16aを通って、操作軸9が外部
に突出している。51,52は、Oリングなどのシール
部材である。
【0015】 加圧液送出管の先端側1aと基端側1b
とは、先端側1aの端部に設けたフランジ部13に係合
すると共に基端側1bの端部外周に刻設した雄ネジ部1
7に螺合し、該フランジ部13を、シール部材を兼ねた
弁座パッキング20を介して、基端側1bの開口端に圧
接せしめるユニオンナット30によって、連結固定され
ている。弁座パッキング20は、適宜な剛性を備えたプ
ラスチック製の円盤で、中央に弁座開口21が開口して
いる。操作軸9は、一端で噴霧調節体の円筒軸部8b
に、ピン遊動孔8fが許容する一定の範囲で遊動可能に
連結し、他端が、弁座パッキング20の弁座開口21を
基端側へ通過した付近の外周に、弁取付用雄ネジ部26
を有する第一操作軸9aと、一側に、該雄ネジ部26に
螺合する雌ネジ部27を持ち、他側の突出部分外周面
に、後記する連結片38の固定用雄ネジ部28が刻設さ
れている第二操作軸9bとから構成されている。
とは、先端側1aの端部に設けたフランジ部13に係合
すると共に基端側1bの端部外周に刻設した雄ネジ部1
7に螺合し、該フランジ部13を、シール部材を兼ねた
弁座パッキング20を介して、基端側1bの開口端に圧
接せしめるユニオンナット30によって、連結固定され
ている。弁座パッキング20は、適宜な剛性を備えたプ
ラスチック製の円盤で、中央に弁座開口21が開口して
いる。操作軸9は、一端で噴霧調節体の円筒軸部8b
に、ピン遊動孔8fが許容する一定の範囲で遊動可能に
連結し、他端が、弁座パッキング20の弁座開口21を
基端側へ通過した付近の外周に、弁取付用雄ネジ部26
を有する第一操作軸9aと、一側に、該雄ネジ部26に
螺合する雌ネジ部27を持ち、他側の突出部分外周面
に、後記する連結片38の固定用雄ネジ部28が刻設さ
れている第二操作軸9bとから構成されている。
【0016】 この弁取付用雄ネジ部26に、弁座開口
21を閉塞する円錐面24と第一操作軸9aが貫通する
通孔とを有するナット状弁体22が、螺合している。弁
体に設けられた雌ネジ部23aは、円錐面先端24aに
向かって、途中まで刻設され、そこから円錐面先端24
aに至る部分23bは、これを貫通する第一操作軸9a
の径にほぼ等しい通孔となっている。この弁体22を円
錐先端側から貫通して他側に突出した雄ネジ部26に、
第二操作軸の雌ネジ部27が螺合して弁体に強固に圧接
することにより、弁体24の操作軸9上における位置を
固定している。
21を閉塞する円錐面24と第一操作軸9aが貫通する
通孔とを有するナット状弁体22が、螺合している。弁
体に設けられた雌ネジ部23aは、円錐面先端24aに
向かって、途中まで刻設され、そこから円錐面先端24
aに至る部分23bは、これを貫通する第一操作軸9a
の径にほぼ等しい通孔となっている。この弁体22を円
錐先端側から貫通して他側に突出した雄ネジ部26に、
第二操作軸の雌ネジ部27が螺合して弁体に強固に圧接
することにより、弁体24の操作軸9上における位置を
固定している。
【0017】この弁体22と加圧液送出管の基端閉塞部
16との間に、コイルバネ34が、第二操作軸9bを巻
回する状態で介装されている。かくして、弁体22は、
弁座パッキング23に向けて常に付勢されており、且
つ、弁体22が、弁座開口21を閉じたとき、噴霧調節
体8は、ノズルキャップCの内面に密接状態となってい
る。加圧液送出管の基端側1bからは、略T字形をなす
ように分岐する分岐管が、把手と加圧液導管とを兼ねた
グリップ管15として設けられており、その下端開口部
は、ホース連結部14となっている。又、加圧液送出管
1bの上部には、該送出管の伸長方向と直交する方向に
枢支軸35が設けられており、この枢支軸の両端に、略
Y状をなすように、2分岐した一対の分岐アーム37を
持つレバーハンドル36が、該アーム37の上端部で枢
支されて、グリップ管15に沿って揺動自在に伸びてい
る。
16との間に、コイルバネ34が、第二操作軸9bを巻
回する状態で介装されている。かくして、弁体22は、
弁座パッキング23に向けて常に付勢されており、且
つ、弁体22が、弁座開口21を閉じたとき、噴霧調節
体8は、ノズルキャップCの内面に密接状態となってい
る。加圧液送出管の基端側1bからは、略T字形をなす
ように分岐する分岐管が、把手と加圧液導管とを兼ねた
グリップ管15として設けられており、その下端開口部
は、ホース連結部14となっている。又、加圧液送出管
1bの上部には、該送出管の伸長方向と直交する方向に
枢支軸35が設けられており、この枢支軸の両端に、略
Y状をなすように、2分岐した一対の分岐アーム37を
持つレバーハンドル36が、該アーム37の上端部で枢
支されて、グリップ管15に沿って揺動自在に伸びてい
る。
【0018】レバーハンドル36の一対の分岐アーム3
7には、略U状に屈曲する連結片38が、その両端付近
において、回動自在にピン43によって取付られてい
る。連結片38の中央屈曲部38aには、透孔39が穿
設されており、この透孔中を、第二操作軸の突出端に設
けられた連結片固定用の雄ネジ部28が挿通し、透孔3
9の両側を、該雄ネジ部28に螺合する固定ナット4
0,41が挟圧固定している。42は、レバーハンドル
36の分岐部付近に設けた突起で、ユニオンナット30
の外周面に設けた雄ネジ部31に螺合する噴霧固定リン
グ32を、雄ネジ部31に対して回動させたとき、該リ
ング32の移動域に突出するように設けらている。
7には、略U状に屈曲する連結片38が、その両端付近
において、回動自在にピン43によって取付られてい
る。連結片38の中央屈曲部38aには、透孔39が穿
設されており、この透孔中を、第二操作軸の突出端に設
けられた連結片固定用の雄ネジ部28が挿通し、透孔3
9の両側を、該雄ネジ部28に螺合する固定ナット4
0,41が挟圧固定している。42は、レバーハンドル
36の分岐部付近に設けた突起で、ユニオンナット30
の外周面に設けた雄ネジ部31に螺合する噴霧固定リン
グ32を、雄ネジ部31に対して回動させたとき、該リ
ング32の移動域に突出するように設けらている。
【0019】
【作用】このような構成から成る本願噴霧器は、組み立
て段階において、噴霧調節体8の位置を、ノズルキャッ
プCに当接させた位置にあるときに、弁体22が、丁
度、弁座開口21を閉塞するとともに、係止ピン10
が、ピン遊動孔8fにおいて、ノズルキャップ寄りに位
置するように、第二操作軸25bにより、その位置を調
整固定する。このような状態において、ホース連結部1
4に薬液圧送ホースをつなぎ、レバーハンドル36を操
作することにより、先ず、弁体22のみが移動し、弁座
開口21が開き、噴霧調節体8は、ノズルキャップ内面
に密接した状態を保ち、薬液は、通孔8eから通液路8
cを経て、分配室に入り、渦流室6c中で渦流になり、
噴口3aから、薬液が、最も広角で最も細かい霧の状態
で噴出する。
て段階において、噴霧調節体8の位置を、ノズルキャッ
プCに当接させた位置にあるときに、弁体22が、丁
度、弁座開口21を閉塞するとともに、係止ピン10
が、ピン遊動孔8fにおいて、ノズルキャップ寄りに位
置するように、第二操作軸25bにより、その位置を調
整固定する。このような状態において、ホース連結部1
4に薬液圧送ホースをつなぎ、レバーハンドル36を操
作することにより、先ず、弁体22のみが移動し、弁座
開口21が開き、噴霧調節体8は、ノズルキャップ内面
に密接した状態を保ち、薬液は、通孔8eから通液路8
cを経て、分配室に入り、渦流室6c中で渦流になり、
噴口3aから、薬液が、最も広角で最も細かい霧の状態
で噴出する。
【0020】レバーハンドルを更に引いて、操作軸から
突出する突部としての係止ピン10が、該突部に当接す
る干渉部として作用するピン遊動孔8fの弁体寄りの端
部に当接すると、噴霧調節体とノズルキャップとの距離
が変化する。この距離が短いときは、噴霧調節室中に渦
流が維持されており、噴口3aからは、やや散布角が狭
くなった霧が噴出し、そして、その距離が長くなるにつ
れて、渦流の勢いが衰えて、ノズルからの噴射角は、一
層狭くなり、ついには、棒状に近い水流が噴出するよう
になる。レバーハンドルの調節を噴霧調節リング32を
回して、突起42に該リングを当接して行えば、レバー
ハンドル36を操作することなく、同一の噴霧状態を継
続することができる。
突出する突部としての係止ピン10が、該突部に当接す
る干渉部として作用するピン遊動孔8fの弁体寄りの端
部に当接すると、噴霧調節体とノズルキャップとの距離
が変化する。この距離が短いときは、噴霧調節室中に渦
流が維持されており、噴口3aからは、やや散布角が狭
くなった霧が噴出し、そして、その距離が長くなるにつ
れて、渦流の勢いが衰えて、ノズルからの噴射角は、一
層狭くなり、ついには、棒状に近い水流が噴出するよう
になる。レバーハンドルの調節を噴霧調節リング32を
回して、突起42に該リングを当接して行えば、レバー
ハンドル36を操作することなく、同一の噴霧状態を継
続することができる。
【0021】上記実施例では、ノズルキャップが、渦流
室付噴口を備え、噴霧調節体がそれに密着可能な場合を
例示したが、これは、図8に示すように、ノズルキャッ
プ100で閉塞された加圧液送出管先端101内に、円
柱の外周面に螺旋溝102を刻設して成る渦流生成盤1
03と該渦流生成盤の中央から一体的に延設して成る円
筒軸部104とから構成される噴霧調節体105を収納
し、前記実施例と同様な弁体をその延長上に備えた操作
軸106を、円筒軸部104の端部に設けた干渉部とし
ての係止縁107と、操作軸106の、該円筒軸内への
挿入部に設けた突部としての突縁108とにより、円筒
軸の軸方向の長さより若干短い長さだけ遊動可能に、噴
霧調節体105と操作軸106とを連結し、且つ、圧縮
バネ111で、噴霧調節体105をノズルキャップ側に
付勢したものでも、同様に、噴霧状態を変化させること
ができる。109は、噴口、110は噴霧調節室、11
2は、シール部材である。
室付噴口を備え、噴霧調節体がそれに密着可能な場合を
例示したが、これは、図8に示すように、ノズルキャッ
プ100で閉塞された加圧液送出管先端101内に、円
柱の外周面に螺旋溝102を刻設して成る渦流生成盤1
03と該渦流生成盤の中央から一体的に延設して成る円
筒軸部104とから構成される噴霧調節体105を収納
し、前記実施例と同様な弁体をその延長上に備えた操作
軸106を、円筒軸部104の端部に設けた干渉部とし
ての係止縁107と、操作軸106の、該円筒軸内への
挿入部に設けた突部としての突縁108とにより、円筒
軸の軸方向の長さより若干短い長さだけ遊動可能に、噴
霧調節体105と操作軸106とを連結し、且つ、圧縮
バネ111で、噴霧調節体105をノズルキャップ側に
付勢したものでも、同様に、噴霧状態を変化させること
ができる。109は、噴口、110は噴霧調節室、11
2は、シール部材である。
【0022】
【効果】本願噴霧器は、従来のガンタイプの噴霧器と異
なり、レバーハンドルの操作のみにより、薬液の噴霧開
始及び停止を自在に、且つ、即座に行えると同時に、同
一のハンドル操作で、噴霧状態を自在に変化させること
ができる。又、弁体を、第一操作軸と第二操作軸とのつ
なぎ目に設けて、且つ、その位置を、ナット状弁体を操
作軸に関して回動することにより、その位置の微調整が
できるようにすれば、弁座開口の閉塞位置と渦流生成盤
の位置との間隔を容易に決める事ができるので、噴霧器
の組み立てが容易になり、且つ、不良品の発生も極めて
少なくなる。更に、修理においても、弁座の摩耗に対す
る調整や、弁座パッキングの交換後の調整を容易に行う
ことができる。
なり、レバーハンドルの操作のみにより、薬液の噴霧開
始及び停止を自在に、且つ、即座に行えると同時に、同
一のハンドル操作で、噴霧状態を自在に変化させること
ができる。又、弁体を、第一操作軸と第二操作軸とのつ
なぎ目に設けて、且つ、その位置を、ナット状弁体を操
作軸に関して回動することにより、その位置の微調整が
できるようにすれば、弁座開口の閉塞位置と渦流生成盤
の位置との間隔を容易に決める事ができるので、噴霧器
の組み立てが容易になり、且つ、不良品の発生も極めて
少なくなる。更に、修理においても、弁座の摩耗に対す
る調整や、弁座パッキングの交換後の調整を容易に行う
ことができる。
【0023】特に、前記実施例にかかるガンタイプの噴
霧器においては、噴霧調節体がノズルキャップに最も近
接した位置を保ったまま、弁体が、弁座開口を開閉でき
ることを要する。本願噴霧器は、操作軸がピン遊動孔に
よって許容される所定の範囲を移動しても、噴霧調節体
は、バネによってノズルキャップに圧接されたままの状
態を保持するので、両者が最も近接した位置における噴
霧を継続することが可能となる。又、製作上において
も、弁体と噴霧調節体との間隔や、該間隔の精度に影響
を及ぼす部材の製作も、遊動間隔を設けた構成により、
精度の高さを要求されることなく、目的を達成できるの
で、製品コストを低減することができる。
霧器においては、噴霧調節体がノズルキャップに最も近
接した位置を保ったまま、弁体が、弁座開口を開閉でき
ることを要する。本願噴霧器は、操作軸がピン遊動孔に
よって許容される所定の範囲を移動しても、噴霧調節体
は、バネによってノズルキャップに圧接されたままの状
態を保持するので、両者が最も近接した位置における噴
霧を継続することが可能となる。又、製作上において
も、弁体と噴霧調節体との間隔や、該間隔の精度に影響
を及ぼす部材の製作も、遊動間隔を設けた構成により、
精度の高さを要求されることなく、目的を達成できるの
で、製品コストを低減することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1の実施例のノズルキャップの部分の詳細を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】図1のノズルキャップの内面形状を示す説明図
である。
である。
【図4】図1の実施例における弁体22の取付構造の詳
細を示す説明図である。
細を示す説明図である。
【図5】図1の実施例のレバーハンドルと連結片の構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】従来技術の一例を示す説明図である。
【図7】図6におけるノズルキャップの内面構造を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】本発明の他の実施例の要部を示す説明図であ
る。
る。
C ノズルキャップ P 加圧液送出管 1a 加圧液送出管の先端
側 1b 加圧液送出管の基端
側 3a 噴口 6 キャップリング 7 噴霧調節室 8 噴霧調節体 8a 円盤部 8b 円筒軸部 8f ピン遊動孔 9a 第一操作軸 9b 第二操作軸 10 係止ピン 20 弁座パッキング 22 弁体 32 噴霧調節リング 36 レバーハンドル 38 連結片
側 1b 加圧液送出管の基端
側 3a 噴口 6 キャップリング 7 噴霧調節室 8 噴霧調節体 8a 円盤部 8b 円筒軸部 8f ピン遊動孔 9a 第一操作軸 9b 第二操作軸 10 係止ピン 20 弁座パッキング 22 弁体 32 噴霧調節リング 36 レバーハンドル 38 連結片
Claims (5)
- 【請求項1】加圧液送出管の先端開口部に、ノズルキャ
ップを冠着することにより、噴霧調節室を設け、該噴霧
調節室中に、噴霧調節体を移動可能に収納すると共に、
該噴霧調節体をバネ部材によってノズルキャップに向け
て付勢し、前記加圧液送出管内には、前記噴霧調節体に
関して一端が軸方向に若干距離だけ遊動可能な状態で該
噴霧調節体に連結すると共に他端が加圧液送出管の閉塞
基端から気、液密を保って加圧液送出管外に突出する操
作軸を収納し、該加圧液送出管の基端側には、該加圧液
送出管から分岐し且つ開口端に加圧液導管への接続部を
有するグリップ管を設け、前記グリップ管の分岐部から
噴霧調節体に至る前記加圧液送出管内壁の適所に、前記
操作軸が挿通する弁座パッキングを固定し、前記操作軸
に固設した弁体を、該弁体と前記閉塞基端との間に介装
したコイルバネによって前記弁座パッキングに圧接せし
めることにより送出管内を遮断し、前記操作軸の突出端
には、前記グリップ管に添って揺動自在に設けたレバー
ハンドルを、連結片を介して係合せしめたことを特徴と
する噴霧器。 - 【請求項2】噴霧調節体が、周面に螺旋溝を有する渦流
生成盤を備えている請求項1の噴霧器。 - 【請求項3】加圧液送出管の先端開口部を、1以上の渦
流室付噴口を有するノズルキャップを冠着することによ
り、前記噴口が開口する噴霧調節室を設け、該噴霧調節
室中に、前記渦流室に加圧液を導く通液路を備えた噴霧
調節体を移動可能に収納すると共に、該噴霧調節体をバ
ネ部材によってノズルキャップに向けて付勢し、前記加
圧液送出管内には、前記噴霧調節体に関して一端が軸方
向に若干距離だけ遊動可能な状態で該噴霧調節体に連結
すると共に他端が加圧液送出管の閉塞基端から気、液密
を保って加圧液送出管外に突出する操作軸を収納し、該
加圧液送出管の基端側には、該加圧液送出管から分岐し
且つ開口端に加圧液導管への接続部を有するグリップ管
を設け、前記グリップ管の分岐部から前記噴霧調節体に
至る前記加圧液送出管内壁の適所に、前記操作軸が挿通
する弁座パッキングを固定し、前記操作軸に固設した弁
体を、該弁体と前記閉塞基端との間に介装したコイルバ
ネによって前記弁座パッキングに圧接せしめることによ
り送出管内を遮断し、前記操作軸の突出端には、前記グ
リップ管に添って揺動自在に設けたレバーハンドルを、
連結片を介して係合せしめたことを特徴とする噴霧器。 - 【請求項4】操作軸が、一端が噴霧調節体に連結し他端
が雄ネジ部をなしている第一操作軸と、一端に前記雄ネ
ジ部に螺合する雌ネジ部を有する第二操作軸とから成
り、前記雄ネジ部が貫通する状態で螺着するナット状弁
体を、該雄ネジ部に螺合する第二操作軸が押圧固定して
いる請求項1〜3のいずれかに記載の噴霧器。 - 【請求項5】噴霧調節体に設けられた円筒軸部に操作軸
の一端が移動自在に遊挿されており、操作軸の円筒軸部
内への挿入部に形成された突部に、円筒軸部に形成した
干渉部が係合して、操作軸の円筒軸からのの離脱が阻止
される状態で、噴霧調節体と操作軸とが連結している、
請求項1〜4のいずれかに記載の噴霧器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24632193A JP2732205B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 噴霧器 |
TW085203040U TW313006U (en) | 1993-09-06 | 1994-01-29 | Gun-type sprayer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24632193A JP2732205B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 噴霧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768201A JPH0768201A (ja) | 1995-03-14 |
JP2732205B2 true JP2732205B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17146822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24632193A Expired - Fee Related JP2732205B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 噴霧器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732205B2 (ja) |
TW (1) | TW313006U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101455651B1 (ko) * | 2014-01-07 | 2014-10-29 | 구기현 | 이물질 배출수단을 갖는 농업용 분사장치 |
CN106423617A (zh) * | 2016-12-01 | 2017-02-22 | 广州富森环保科技股份有限公司 | 高压清洗溢流枪 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP24632193A patent/JP2732205B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-01-29 TW TW085203040U patent/TW313006U/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768201A (ja) | 1995-03-14 |
TW313006U (en) | 1997-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |