JP2731779B2 - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2731779B2
JP2731779B2 JP3819296A JP3819296A JP2731779B2 JP 2731779 B2 JP2731779 B2 JP 2731779B2 JP 3819296 A JP3819296 A JP 3819296A JP 3819296 A JP3819296 A JP 3819296A JP 2731779 B2 JP2731779 B2 JP 2731779B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に関し、
特に漢字入りのメッセージを入力するときに行われるか
な漢字変換処理機能を有する携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機では、スピーカの音量
調節を操作するボリュームとして、2個のキー(ボリュ
ームキー)を使用している。1個は音量を上げるキー
(アップキー)として使用し、他の1個は音量を下げる
キー(ダウンキー)として使用している。この場合に
は、アップキーを押すと一定量だけ音量が上がるが、さ
らに音量を上げたいときには、必要回数だけアップキー
を押す。同様にダウンキーを押すと一定量だけ音量が下
がるが、このときもさらに音量を下げたいときには、必
要回数だけアップキーを押す。
【0003】また、ボリュームとして回転式可変抵抗器
を使用している携帯電話機もある。この場合は、回転式
可変抵抗器の操作部分に指を触れて回転させることで音
量の大きさが調整できるが、一方向に回転させると音量
が上がり反対方向に回転させると音量が下るようになっ
ている。携帯電話機の音量を調整するときの操作性とし
ては、回転式可変抵抗器の方が手探りで操作しやすくこ
の点ボリュームキーを使用するものに比較して優位であ
るが、ボリュームキーを使用するものに比較して実装ス
ペースを多く必要とする。また、2個のキーをボリュー
ムとして用いる場合は、これらのキーを他の機能の操作
にも兼用することができるのに、回転式可変抵抗器の場
合は兼用できないという不利な点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話機では、次々に新規商品が開発されその都度高機能・
高性能でかつ小形化されたものになっており、小さい携
帯電話機にいろいろな機能が設けられ、その機能を働か
せるために、各種の操作キーが実装されている。例え
ば、交信相手に文字データを送信することもできるよう
になっており、入力できるデータとしては、数字,アル
ファベット,かな文字の他にかな漢字変換操作により得
られる漢字も可能となっている。しかし、限られた実装
スペースであるので、追加機能を操作するのに必要な操
作キーの実装スペースが足りなくなっている状況であ
り、既に実装されてそれぞれ機能を割り当てられている
各種のキーをいろいろ組み合せて操作することにより、
操作項目数を増加させている。このように既存のキーの
組み合せにより、さらに新規に追加された他の機能を操
作できるようにして既存のキーを有効に使用することが
求めらている。このような観点から考えると、上述した
ようなボリュームとして回転式可変抵抗器を使用してい
る携帯電話機は、回転式可変抵抗器を単独機能の制御用
部品として使用しているだけで、実装部品を効率的に使
用していないという欠点を有している。
【0005】本発明の目的は、回転式可変抵抗器と同様
に回転させることによりスピーカの音量調節機能を制御
できる回転式制御用入力デバイスと、かな漢字変換操作
のときに、回転させることにより複数の候補となる漢字
を表示部に順次表示させていくための回転式制御用入力
デバイスとを同一の入力デバイスで兼用した携帯電話機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話機は、
円板状に形成され一部の円弧部分が携帯電話機本体の外
部に出る状態でかつ前記円弧部分を操作し回転すること
ができる状態で前記携帯電話機本体内部に取り付けられ
た制御用入力デバイスを備え、通常は前記制御用入力デ
バイスの回転操作によってスピーカの音量調節を行い、
交信先にデータとして送出する漢字を入力するためにか
な漢字変換の操作を行うときは、前記かな漢字変換によ
り得られた複数の候補となる漢字の中から目的の漢字を
選択して表示手段に表示させる際に、前記複数の候補の
漢字を、前記制御用入力デバイスの回転操作によって、
前記制御用入力デバイスの回転方向に対応してあらかじ
め定められた順序で表示手段に順次表示するように構成
されている。
【0007】また、本発明の携帯電話機は、受信した通
話信号を入力して音声に変換し出力するスピーカと、前
記スピーカの音量調節を行う音量調節制御手段と、交信
先にデータとして送出する漢字を表示する表示部と、前
記漢字をかな文字から変換するかな漢字変換部とを備
え、前記かな漢字変換部により得られた複数の候補とな
る漢字を前記表示部に表示させ、前記複数の候補の漢字
の中から目的とする前記漢字を選択できるように構成さ
れた携帯電話機において、円板状に形成され一部の円弧
部分が携帯電話機本体の外部に出る状態でかつ前記円弧
部分を操作し回転することができる状態で前記携帯電話
機本体内部に取り付けられた制御用入力デバイスを備
え、前記制御用入力デバイスに対して、前記スピーカの
音量調節を制御する機能の外に、前記かな漢字変換部に
より得られた複数の候補となる漢字の中から目的とする
前記漢字を検索するときに、前記制御用入力デバイスの
回転操作によって、前記複数の候補の漢字を前記表示部
に順次表示させる機能を割当てたうえ、前記制御用入力
デバイスの回転状態を検出する制御用入力デバイス回転
状態検出部と、かな入力モード状態であるか否かを検出
するかな入力モード検出部と、前記制御用入力デバイス
回転状態検出部およびかな入力モード検出部の検出信号
を基に、前記制御用入力デバイスの回転状態を示す出力
によって、通常は前記音量調節制御手段を制御して前記
スピーカの音量調節の制御を行うことを可能とさせ、前
記かな漢字変換の操作を行うときは、前記制御用入力デ
バイスの回転状態を示す出力によって、前記漢字の検索
のため、前記制御用入力デバイスの回転方向に対応して
あらかじめ定められた順序で前記複数の候補の漢字を前
記表示部に表示できるようにする制御を行うことを可能
とさせる制御用入力デバイス切替制御部とを備えて構成
されている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本発明の携帯電話機の実施の一形
態を示すブロック図である。
【0010】図1に示す本実施の形態の携帯電話機は、
受信した通話信号を入力して音声に変換し出力するスピ
ーカ11と、スピーカ11の音量調節を行う音量調節部
9と、音量調節部9の出力を増幅する増幅器10と、音
量調節部9を制御する音量調節制御部7と、交信先にデ
ータとして送出するかな,漢字等を表示する表示部4
と、漢字をかな文字から変換するかな漢字変換部3と、
“通話モード”制御およびかな文字の入力制御等を行う
キー操作部1と、キー操作部1で押下されたキーおよび
押下される状況等に基づきキー操作部1でのキー操作に
よりどのような操作情報が入力されたかを検出する入力
情報検出部2と、円板状に形成され一部の円弧部分が携
帯電話機本体の外部に出る状態で携帯電話機本体内部に
取り付けられた制御用入力デバイス31の回転状態を検
出する制御用入力デバイス回転状態検出部6と、“かな
入力モード”状態であるか否かを検出するかな入力モー
ド検出部5と、制御用入力デバイス回転状態検出部6お
よびかな入力モード検出部5の検出信号を基に、制御用
入力デバイス31に対して、通常は制御用入力デバイス
31の回転操作によってスピーカ11の音量調節の制御
を行う機能を持たせ、かな漢字変換のときは、制御用入
力デバイス31の回転操作によって、かな漢字変換部3
により得られた複数の候補となる漢字の中から目的の漢
字を検索するときに、制御用入力デバイス31の回転方
向に対応してあらかじめ定められた順序で複数の候補の
漢字を表示部4に順次表示させる機能を持たせるように
制御を行う制御用入力デバイス切替制御部8とから構成
されている。
【0011】また、図2は、本実施の形態の携帯電話機
の外観を示す外観図である。
【0012】図2において、制御用入力デバイス31は
円板状に形成され一部の円弧部分が携帯電話機本体の外
部に出る状態で、かつ外部に出た円弧部分を円周方向に
回転することができる状態で携帯電話機本体内部に取り
付けられている。表示部4はLCDで構成されている。
また、キー操作部1は、かな文字の入力および“通話モ
ード”制御等各種の制御を行うためのテンキー,特定の
符号キー等から構成されている。
【0013】次に、動作を説明する。
【0014】図1に示す携帯電話機の動作状態を示す動
作モードとしては、大きく区分すると、電源をオンにし
て着呼待ち状態にある状態の“待ち受けモード”、通話
開始キーを操作し相手と通話可能な状態にある“通話モ
ード”とがある。すなわち、携帯電話機の電源をオンに
する電源キーの操作を行うことで“待ち受けモード”状
態になり、通話開始キーの操作を行うと“通話モード”
に移行して相手先と交信できる状態になる。
【0015】また、交信前の“待ち受けモード”の状態
でこれから交信する相手に漢字を含む文字データを送信
しようとするとき、または“通話モード”で交信中の相
手に漢字を含む各種文字データを送信するときは、キー
操作部1の文字入力モードキーを操作すれば、“待ち受
けモード”状態でも“通話モード”状態でも“文字入力
モード”にすることができ、この状態でかな文字が入力
できるようになり、下記のような必要な操作を行えばか
な漢字変換により漢字入力もできる。文字入力モードキ
ーを操作したとき、これを検出した入力情報検出部2か
らかな入力モード検出部5に文字入力モード状態になっ
たことを知らせる出力信号が送出される。この“文字入
力モード”の中には“かな入力モード”が含まれる。
“文字入力モード”の状態でかな文字入力用に割り当て
られたキーをキー操作部1で押下すると、これを検出し
た入力情報検出部2からかな文字入力用に割り当てられ
たキーが押下されたことを知らせる出力信号がかな入力
モード検出部5に送出される。かな入力モード検出部5
は、文字入力モード状態になったことを知らせる出力信
号の受信中にさらにかな文字入力用に割り当てられたキ
ーが押下されたことを知らせる出力信号を受信すること
で、かな入力モード状態になったことを検出し、かな入
力モード状態になったことを知らせる出力信号を制御用
入力デバイス切替制御部8に送出する。
【0016】図1において、まずキー操作部1の該当キ
ーを操作して“待ち受けモード”状態か“通話モード”
状態になっているが、“かな入力モード”状態にはなっ
ていないものとする。この状態ではかな入力モード検出
5は“かな入力モード”状態を検出していないので、当
然制御用入力デバイス切替制御部8には“かな入力モー
ド”状態にあることを示す信号は出力されていない。こ
のため、制御用入力デバイス切替制御部8は音量調節制
御部7に“かな入力モード”状態にあることを示す信号
を出力してはいない。この状態では、制御用入力デバイ
ス31の回転状態を検出する制御用入力デバイス回転状
態検出部6は、検出した制御用入力デバイス31の回転
状態のデータを音量調節制御部7に入力できるので、制
御用入力デバイス31を動かすと、制御用入力デバイス
回転状態検出部6を介してスピーカ11の音量を増加さ
せる方向の動きか、または音量を減少させる方向の動き
かを音量調節制御部7に伝えるとともに、制御用入力デ
バイス31の回転量に応じて音量の増減をどれだけ行う
べきかを指示する量を音量調節制御部7に伝える。音量
調節制御部7は、制御用入力デバイス回転状態検出部6
からの出力に基づき音量調節部9を制御して音量を制御
する。音量調節部9に入力された受信通話信号21は音
量調節制御部7からの制御信号でレベルの調整が行われ
て増幅器10に出力され、増幅器10で増幅されてスピ
ーカ11に入力される。
【0017】次に、交信前の“待ち受けモード”の状態
でこれから交信する相手に漢字を含む文字データを送信
しようとするときか、または“通話モード”で交信中の
相手に漢字を含む文字データを送信しようとするとき
に、キー操作部1のかな入力モードキーを操作すると、
入力情報検出部2はこのキー操作を検出してかな入力モ
ード検出5に出力する。かな入力モード検出5は押下さ
れたキーがかな入力モードキーであることを検出する
と、“かな入力モード”の設定操作制御が行われたこと
を示す信号を制御用入力デバイス切替制御部8に出力す
る。制御用入力デバイス切替制御部8は音量調節制御部
7およびかな漢字変換部3に、“かな入力モード”状態
にあることを示す信号を出力する。制御用入力デバイス
切替制御部8から“かな入力モード”状態にあることを
示す信号を受け取った音量調節制御部7は、制御用入力
デバイス回転状態検出部6から出力された信号を無視
し、音量調節部9へは制御出力を出さないので、音量調
節部9による音量調節は行われず、それまでの音量調節
の状態を維持し、スピーカ11からの音の大きさはそれ
までと変わらない状態で維持される。
【0018】一方、かな漢字変換部3も制御用入力デバ
イス切替制御部8から“かな入力モード”状態にあるこ
とを示す信号を受け取るが、これによりかな漢字変換部
3でかな漢字変換を操作を行うことができる状態に入
る。
【0019】キー操作部1でかな文字入力のキー操作を
行うと、どのようなキーが押下されたか検出され、その
キーに該当するあらかじめ決められたかな文字が表示部
に表示される。一つのキーに複数のかな文字が割り当て
られているので、そのキーを連続して何回か押下してい
くと、そのキーに該当するあらかじめ決められたかな文
字が順次前に表示されていたかな文字の位置に表示され
るので、目的のかな文字が表示されたときに、そのキー
を押下することを止める。このとき、かな漢字変換部3
にも同じかな文字が入力される。一文字のかな文字を入
力したら次のかな文字を入力する前に、前のかな文字の
入力を完了したことを入力するキーを操作して次のかな
文字の入力操作に入る。ただし、次の入力したいかな文
字が他のキーに割り当てられているときは、そのキーを
押すことで、前のかな文字の入力を完了したことを入力
するキーを操作したことと同様の操作をしたと見なされ
わざわざ前のかな文字の入力を完了したことを入力する
キーを操作する必要はない。キー操作により入力され表
示部4に表示されたかな文字は、点滅表示を続けている
ので、必要なかな文字の入力を完了した後、そのかな文
字のままで確定したいときは、確定キー(メモリキー)
を押下すると、それまで点滅していたかな文字が連続表
示されかな入力が確定される。また、かな漢字変換をす
るときは、点滅表示されているかな文字がある状態で、
制御用入力デバイス31を少し回転させると、点滅表示
されているかな文字と読み方が同じ漢字の候補が1個だ
けの場合は最初にその漢字が表示されるが、いままでか
な漢字変換のため表示されていた上記かな文字の最初の
文字の位置に点滅した状態で表示される。このようにし
て目的の漢字が表示されたらその漢字をメモリに格納す
るために、キー操作部1で確定キーを押下すると、漢字
の表示がそれまでの点滅状態から連続表示の状態とな
り、送信データとしてメモリ(図示せず)に格納されて
その漢字が確定される。また、わざわざ確定キーを押下
しなくても、目的の漢字が点滅表示されている状態でキ
ー操作部1から他の文字入力を入力することで、いまま
で点滅表示されていた漢字を連続表示の状態にして確定
させることができる。
【0020】かな漢字変換部3は、かな漢字変換で得ら
れる複数の候補の漢字を1文字ずつ格納するレジスタを
n個持ち、制御用入力デバイス31が回転を始めると最
初の1番目のレジスタから漢字を読み込み表示部4に表
示する。制御用入力デバイス31が一定の角度だけ回転
すると、かな漢字変換部3は次の2番目のレジスタから
漢字を読み込み表示部4に表示する。このときは最初の
漢字の表示は消去され2番目の漢字が表示される。制御
用入力デバイス31を回転させていくと、順次漢字が1
文字ずつレジスタから読み出され表示されていく。も
し、n番目のレジスタに達する前に候補の漢字がなくな
れば、制御用入力デバイス31をそれ以上回転させても
漢字は表示されない。また、n番目のレジスタまで候補
の漢字が格納されているとき、制御用入力デバイス31
の回転をつづけ順次レジスタから漢字を読み出して表示
をしていき、最後にn番目のレジスタから漢字を読み込
み表示部4に表示すると、漢字の表示はそこで止まり、
そのn番目のレジスタから読み出した漢字をそのまま点
滅状態で表示し続ける。もし、前に表示した漢字を再度
表示したいときは、制御用入力デバイス31の回転を逆
転させると、まずn−1番目のレジスタから読み出した
漢字が表示され、次にn−2番目のレジスタから読み出
した漢字が表示されるというように順次前のレジスタさ
かのぼってそのレジスタから読み出した漢字を表示させ
ることができる。最後に1番目のレジスタから漢字を読
み出し表示部4に表示すると、そのまま1番目のレジス
タから読み出した漢字を点滅状態で表示し続ける。この
ように、かな漢字変換で複数の候補となる漢字が出てき
た場合は、制御用入力デバイス31を回転させていくこ
とにより、複数の候補となる漢字を順次同じ場所に表示
することができるので、目的の漢字を表示させたところ
で確定キーを押下してその漢字を確定させる。
【0021】なお、上記携帯電話機では、かな入力モー
ドであるか否かで制御用入力デバイス切替を行うことで
説明したが、“通話モード”状態であるか否かで制御用
入力デバイス切替をし動作させる携帯電話機として構成
することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話
機は、制御用入力デバイスの回転状態を検出する検出手
段と、通話状態にあるか否かを検出する検出手段と、制
御用入力デバイスの回転操作によって、通話時はスピー
カの音量調節の制御を行い、非通話時には制御用入力デ
バイスの回転方向に対応してあらかじめ定められた順序
で表示手段にかな漢字変換で示される複数の候補の漢字
を順次表示できるように制御する制御手段とを設けるこ
とにより、携帯電話機が通話状態にあるときには、制御
用入力デバイスにスピーカの音量調整を行う機能を持た
せ、携帯電話機が非通話状態にあるときには、かな漢字
変換により示された複数の候補の漢字を制御用入力デバ
イスの回転操作によって表示手段に順次表示させる機能
を制御用入力デバイスに持たせることができるので、複
数の候補の漢字を表示手段に順次表示させるために従来
使用されていたキー操作部のテンキーを使用する必要が
なくなり、これらのキーを実装するスペース分だけ携帯
電話機を小形にすることができるという効果を有してい
る。
【0023】また、上記の複数の候補の漢字を表示手段
に順次表示させるために従来使用されていた操作部のテ
ンキーが、動作モードによって複数の機能の制御用に使
い分けられ兼用されていた携帯電話機の場合、携帯電話
機に別な新しい機能を追加する必要があるときに、それ
らのテンキーをその機能の制御用に転用することで操作
関係のキーを新たに追加しなくてもすむという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の実施の一形態を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話機の外観を示す外観図
である。
【符号の説明】
1 キー操作部 2 入力情報検出部 3 かな漢字変換部 4 表示部 5 かな入力モード検出部 6 制御用入力デバイス回転状態検出部 7 音量調節制御部 8 制御用入力デバイス切替制御部 9 音量調節部 10 増幅器 11 スピーカ 21 受信通話信号 31 制御用入力デバイス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状に形成され一部の円弧部分が携帯
    電話機本体の外部に出る状態でかつ前記円弧部分を操作
    し回転することができる状態で前記携帯電話機本体内部
    に取り付けられた制御用入力デバイスを備え、通常は前
    記制御用入力デバイスの回転操作によってスピーカの音
    量調節を行い、交信先にデータとして送出する漢字を入
    力するためにかな漢字変換の操作を行うときは、前記か
    な漢字変換により得られた複数の候補となる漢字の中か
    ら目的の漢字を選択して表示手段に表示させる際に、前
    記複数の候補の漢字を、前記制御用入力デバイスの回転
    操作によって、前記制御用入力デバイスの回転方向に対
    応してあらかじめ定められた順序で表示手段に順次表示
    することを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 受信した通話信号を入力して音声に変換
    し出力するスピーカと、前記スピーカの音量調節を行う
    音量調節制御手段と、交信先にデータとして送出する漢
    字を表示する表示部と、前記漢字をかな文字から変換す
    るかな漢字変換部とを備え、前記かな漢字変換部により
    得られた複数の候補となる漢字を前記表示部に表示さ
    せ、前記複数の候補の漢字の中から目的とする前記漢字
    を選択できるように構成された携帯電話機において、 円板状に形成され一部の円弧部分が携帯電話機本体の外
    部に出る状態でかつ前記円弧部分を操作し回転すること
    ができる状態で前記携帯電話機本体内部に取り付けられ
    た制御用入力デバイスを備え、前記制御用入力デバイス
    に対して、前記スピーカの音量調節を制御する機能の外
    に、前記かな漢字変換部により得られた複数の候補とな
    る漢字の中から目的とする前記漢字を検索するときに、
    前記制御用入力デバイスの回転操作によって、前記複数
    の候補の漢字を前記表示部に順次表示させる機能を割当
    てたうえ、 前記制御用入力デバイスの回転状態を検出する制御用入
    力デバイス回転状態検出部と、かな入力モード状態であ
    るか否かを検出するかな入力モード検出部と、前記制御
    用入力デバイス回転状態検出部およびかな入力モード検
    出部の検出信号を基に、前記制御用入力デバイスの回転
    状態を示す出力によって、通常は前記音量調節制御手段
    を制御して前記スピーカの音量調節の制御を行うことを
    可能とさせ、前記かな漢字変換の操作を行うときは、前
    記制御用入力デバイスの回転状態を示す出力によって、
    前記漢字の検索のため、前記制御用入力デバイスの回転
    方向に対応してあらかじめ定められた順序で前記複数の
    候補の漢字を前記表示部に表示できるようにする制御を
    行うことを可能とさせる制御用入力デバイス切替制御部
    とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
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