JP2731338B2 - 耐熱管状部材の試験装置 - Google Patents
耐熱管状部材の試験装置Info
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Description
気系部品である排気マニホルドやタービンハウジングな
ど、耐熱管状部材の耐熱性および断熱性等を試験するの
に適した試験装置の改良に関する。
は、エンジンを構成する部品の開発や評価も併せて行わ
れる。排気マニホルドやタービンハウジングといった排
気系部品の耐熱性の評価は、エンジンが所望の性能を有
することが確認された後でないと行うことが出来ない。
そこで、エンジンの完成を待つことなく実際のエンジン
と同じ様な条件で排気系部品の耐熱性の評価を行う試験
装置の開発が望まれていた。本出願人等は、特開平1−
86033号公報ほかで、バーナで発生した燃焼ガスを
加圧空気により耐熱管状部材に流入させ、耐熱管状部材
の耐熱性を試験する装置などを開示している。これによ
れば、実際のエンジンの完成を待つことなく、排気系部
品等の耐熱性の評価を行うことができる。
6033号公報ほか、バーナで発生した燃焼ガスを加圧
空気により耐熱管状部材に流入させるのでは、生成する
燃焼ガスの単位時間当りの体積が小さいため、排気マニ
ホルドのような多枝管やタービンハウジングのようなス
クロールを持つ、複雑形状をしている部材の管部に流入
させるには、まだまだ加圧力が小さい。そのため、耐熱
管状部材の管部に流入した燃焼ガスが閉塞現象を起こし
て大きな背圧が生じ、この背圧に押し返されて燃焼ガス
の流速が低下または流入することが出来なくなる。そし
て、耐熱管状部材への熱量の供給が少なくなり、耐熱性
評価に必要な温度に到達させることが難かしいという課
題があった。
をした耐熱管状部材の管部の大きな背圧に打ち勝つだけ
の流速を持つ燃焼ガスを発生させ、耐熱性評価に必要な
温度に迅速に到達させる試験装置を提供することを目的
とする。
面積の小さい出口部をもつ排気系部品などの試験装置に
おいては、管部の背圧に打ち勝つ流速を持つ燃焼ガスを
得るには、少なくとも背圧に加え、ある圧力以上の加圧
と吸引が必要であることがわかり、本発明に想到した。
有する耐熱管状部材に燃焼器を接続し、この燃焼器内で
バーナにより燃焼ガスを発生させて耐熱管状部材を加熱
する試験装置であって、前記燃焼器に前記耐熱管状部材
への燃焼ガスの加圧装置を接続するとともに、前記耐熱
管状部材に流入する燃焼ガスの吸引装置を設けることを
特徴とする。
中に解放し、空気で冷却後吸引したり、燃焼ガスをラジ
エータを通して冷却後吸引することを特徴とする。
燃焼室の燃焼ガスを耐熱管状部材の管部に加圧して送
る。それに加え、吸引装置により管部に流入した燃焼ガ
スを強制吸引して、試験装置外に排出する。加圧と吸引
が相乗して、複雑形状で断面積の小さい出口を持つよう
な排気系部品でも、燃焼ガスは閉塞現象を起こさず背圧
を生じない。
に解放し、空気で冷却後吸引したり、燃焼ガスをラジエ
ータを通して冷却後吸引することにより、燃焼ガスの体
積を減少させ、加圧および吸引する流量を少なくする。
説明する。 (実施例1)図1は、本発明の耐熱管状部材の試験装置
の一実施例を示す要部断面図である。耐熱管状部材であ
る排気マニホルド4の管部5と燃焼器1間には水冷ジャ
ケット2を設けている。また、燃焼器1は燃焼室11を
複数組み合わせて構成している。そして、水冷ジャケッ
ト2には燃焼ガス路13を形成しており、排気マニホル
ド4の管部5と燃焼ガス路13とを一致させている。
72を持つラジエータ71に配管を接続し、このラジエ
ータ71から水槽73内に配管を浸水させ開口してい
る。水槽73の外側には水ポンプ74を設け、この水ポ
ンプ74から水冷ジャケット2に配管を接続している。
水冷ジャケット2を冷却する水は、水槽73から水ポン
プ74により水冷ジャケット2に送られ、水冷ジャケッ
ト2の燃焼ガス路13に流入する燃焼ガスにより加熱さ
れ、その後、ラジエータ71と冷却ファン72を通って
冷却されて水槽73に戻る。
し、このバーナ12には空気圧縮機51からの空気路6
と、燃料容器53からの燃料路8を接続している。更
に、燃焼器1には、空気圧縮機51で圧縮した空気の加
圧路21を接続している。
マフラー55を持つ排気管54を接続している。排気管
54の上部には、排気管54を覆うフード61を設け、
このフード61からダクト63を延設してブロア62に
接続している。排気マニホルドに流入する燃焼ガスの吸
引力は、フード61と排気管54、またはフード1とマ
フラー55間の開口部の面積や流れの抵抗を適宜変化さ
せることによっても、任意に設定することができる。
で耐熱管状部材としての排気マニホルド4の耐熱性、断
熱性等の試験を行う。まず、排気マニホルド4を水冷ジ
ャケット2にそれぞれの開口部が一致するように取り付
け、空気圧縮機51により空気を、また燃料容器53よ
りLPガスをそれぞれバーナ12に供給し、点火するこ
とにより燃料器1内で燃焼ガスを発生させる。
マニホルド4の管部5を通り、排気管54を出た燃焼ガ
スは、排気管54周囲の大量の空気に冷却されて体積を
減少し、周囲の空気とともに排気フード61からダクト
63を通り、ブロア62により外部に排出される。
焼ガスを加圧して排気マニホルド4に送り、排気装置6
0により排気マニホルド4に流入した燃焼ガスを吸引排
出するので、排気マニホルド4の複雑な流路を持つ管部
5中での燃焼ガスの閉塞が抑えられ、安定した燃焼が確
保される。
により、バーナ12による炎は燃焼室11内に噴出し、
それに伴う高温の燃焼ガスは水冷ジャケット2の燃焼ガ
ス路13を通って耐熱管状部材である排気マニホルド4
へ流れる。この高温の燃焼ガスの熱エネルギにより、排
気マニホルド4が短時間で昇温し、耐熱性、断熱性を試
験することができる。
等の温度センサー20により検出し、実際のエンジンに
対応するように、バーナ12の燃焼状態を制御する。こ
の制御は、空気流量制御器23で空気量を、燃料ガス流
量制御器24でガス量を調節して行う。
材の試験装置の別の実施例を示す要部断面図である。燃
焼器1内にはバーナ12を挿入し、このバーナ12には
空気圧縮機51からの空気路6と、燃料容器53からの
燃料路8を接続している。更に、燃焼器1には、空気圧
縮機51からの燃焼室11内で燃焼する燃焼ガスを加圧
する加圧路21を接続している。
接続し、排気管68は冷却水槽65内を曲回しブロア6
4に接続している。冷却水槽65中の水は、水ポンプ7
0によりファン67を持つラジエータ66に送られて冷
却し、その後、水槽65に戻る。ブロア64は、ブロア
部68とベンチュリ部69からなり、ブロア流量とベン
チュリ管径を変化させることにより、燃焼ガスの吸引力
を任意に設定することができる。
で耐熱管状部材としての排気マニホルド4の耐熱性、断
熱性等の試験を行う。まず、排気マニホルド4を水冷ジ
ャケット2にそれぞれの開口部が一致するように取り付
け、空気圧縮機51により空気を、またLPガス容器5
3よりLPガスをそれぞれバーナ12に供給し、点火す
ることにより燃料室11内で燃焼させる。
5で冷却されて体積を減少してベンチュリ部69に流入
し、ブロア部68より外部に排出される。上記の試験装
置によれば、燃焼器1内の燃焼ガスを加圧して排気マニ
ホルド4に送り、排気装置60により排気マニホルド4
に流入した燃焼ガスを吸引排出するので、複雑排気マニ
ホルド4中での燃焼ガスの閉塞が抑えられ、安定した燃
焼が確保される。
12の炎は燃焼室11内に噴出し、それに伴う高温の燃
焼ガスは水冷ジャケット2の燃焼ガス路13を通って耐
熱管状部材である排気マニホルド4へ流れる。この高温
の燃焼ガスの熱エネルギにより、排気マニホルド4が短
時間で昇温し、耐熱性、断熱性を試験することができ
る。排気マニホルド4の温度は、例えば熱電対等の温度
センサー20により検出し、実際のエンジンに対応する
ように、バーナ12の燃焼状態を制御する。この制御
は、空気流量制御器23で空気量を、燃料ガス流量制御
器24でガス量を調節して行う。
熱管状部材の試験装置は、燃焼器に耐熱管状部材への燃
焼ガスの加圧装置を接続するとともに、耐熱管状部材に
流入する燃焼ガスの吸引装置を設けているので、加圧と
吸引が相乗して、複雑形状で断面積の小さい出口を持つ
ような排気系部品でも、燃焼ガスが閉塞現象を起こさ
ず、大きな流速を持たすことができ、耐熱管状部材を耐
熱性評価に必要な温度に迅速に到達することができる。
要部断面図である。
の要部断面図である。
4:排気マニホルド、5:管部、 6:空気
路、 8:燃焼ガス路、9:内壁、
11:燃焼室、 12:バーナ、13:
燃焼ガス路、 20:温度センサ、 21:加
圧空気路、23:空気流量制御器、24:燃料ガス流量
制御器、25:加圧空気流量制御器、50:加圧装置、
51:空気圧縮機、 52:空気圧縮機、
53:LPガス容器、 54:排気管、 5
5:マフラー、60:吸引装置、 61:フード、
62:ブロア、63:ダクト、 6
4:ブロア、 65:水槽、66:ラジエー
タ、 67:ファン、 68:ブロア部、
69:ベンチュリ部、 70:水ポンプ、 7
1:ラジエータ、72:冷却ファン、 73:水槽、
74:水ポンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1つの管部を有する耐熱管状
部材に燃焼器を接続し、この燃焼器内でバーナにより燃
焼ガスを発生させて耐熱管状部材を加熱する試験装置で
あって、前記燃焼器に前記耐熱管状部材への燃焼ガスの
加圧装置を接続するとともに、前記耐熱管状部材に流入
する燃焼ガスの吸引装置を設けることを特徴とする耐熱
管状部材の試験装置。 - 【請求項2】 前記吸引装置は、燃焼ガスを大気中に解
放し、空気で冷却後吸引することを特徴とする請求項1
記載の耐熱管状部材の試験装置。 - 【請求項3】 前記吸引装置は、燃焼ガスをラジエータ
を通して冷却後吸引することを特徴とする請求項1記載
の耐熱管状部材の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18964893A JP2731338B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 耐熱管状部材の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18964893A JP2731338B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 耐熱管状部材の試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743250A JPH0743250A (ja) | 1995-02-14 |
JP2731338B2 true JP2731338B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=16244837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18964893A Expired - Lifetime JP2731338B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 耐熱管状部材の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731338B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3991996B2 (ja) * | 2004-02-10 | 2007-10-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の混合気温度推定方法 |
CN108223330A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-29 | 衡阳泰豪通信车辆有限公司 | 一种低目标特征的泵站 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP18964893A patent/JP2731338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0743250A (ja) | 1995-02-14 |
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