JP2730839B2 - 車両用キー - Google Patents
車両用キーInfo
- Publication number
- JP2730839B2 JP2730839B2 JP34899892A JP34899892A JP2730839B2 JP 2730839 B2 JP2730839 B2 JP 2730839B2 JP 34899892 A JP34899892 A JP 34899892A JP 34899892 A JP34899892 A JP 34899892A JP 2730839 B2 JP2730839 B2 JP 2730839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- peripheral edge
- base
- key
- base members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、把持部を皮革部材で覆
った車両用キーに関する。
った車両用キーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両用キーとして、
把持部を例えば本皮部材で覆ったものが供されている。
即ち、図7はキーの縦断面を示している。この図7にお
いて、プレス加工されたキープレート1の把持部1aの
両側面には本皮部材2が接着されていると共に、その本
皮部材2の外周縁部同士は縫製されている。また、キー
プレート1の把持部1aにはホルダ用孔1bが形成され
ており、その孔1bの周縁部を覆う本皮部材3の外周縁
部同士は縫製されている。従って、キープレート1の把
持部1a全体は本皮部材2,3で覆われているので、高
級感を演出することができる。
把持部を例えば本皮部材で覆ったものが供されている。
即ち、図7はキーの縦断面を示している。この図7にお
いて、プレス加工されたキープレート1の把持部1aの
両側面には本皮部材2が接着されていると共に、その本
皮部材2の外周縁部同士は縫製されている。また、キー
プレート1の把持部1aにはホルダ用孔1bが形成され
ており、その孔1bの周縁部を覆う本皮部材3の外周縁
部同士は縫製されている。従って、キープレート1の把
持部1a全体は本皮部材2,3で覆われているので、高
級感を演出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものの場合、本皮部材2,3の外周縁部同士を
縫製しているので、縫製作業が面倒であると共に、本皮
部材2,3の端部が露出して見映えが悪いという欠点が
ある。
来構成のものの場合、本皮部材2,3の外周縁部同士を
縫製しているので、縫製作業が面倒であると共に、本皮
部材2,3の端部が露出して見映えが悪いという欠点が
ある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、キーの把持部を皮革で覆ったものにお
いて、製造工程を簡単化することができると共に見映え
を良好にできる車両用キーを提供することにある。
で、その目的は、キーの把持部を皮革で覆ったものにお
いて、製造工程を簡単化することができると共に見映え
を良好にできる車両用キーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用キーは、
キープレートを挟んだ状態で内面同士が接着されること
により一体化される一対のベース部材を設けると共に、
これらのベース部材の外面に接着され且つ当該ベース部
材の内面側に周縁部が巻込まれる皮革部材を設けたもの
である。
キープレートを挟んだ状態で内面同士が接着されること
により一体化される一対のベース部材を設けると共に、
これらのベース部材の外面に接着され且つ当該ベース部
材の内面側に周縁部が巻込まれる皮革部材を設けたもの
である。
【0006】
【作用】ベース部材の外面に皮革部材を接着すると共
に、その皮革部材の周縁部をベース部材の内面に巻込
む。そして、キープレートを挟んだ状態でベース部材の
内面同士を接着すると、キープレートとベース部材とを
一体化することができる。このとき、皮革部材の周縁部
はベース部材の内面に巻込まれるので、皮革部材の周縁
部が露出してしまうことはない。
に、その皮革部材の周縁部をベース部材の内面に巻込
む。そして、キープレートを挟んだ状態でベース部材の
内面同士を接着すると、キープレートとベース部材とを
一体化することができる。このとき、皮革部材の周縁部
はベース部材の内面に巻込まれるので、皮革部材の周縁
部が露出してしまうことはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図3を
参照して説明する。図1はキーの把持部の縦断側面図、
図2はキーの把持部の正面図である。これらの図1及び
図2において、キープレート11を挟んだ状態でベース
部材12,13の内面が接着されて一体化されている。
参照して説明する。図1はキーの把持部の縦断側面図、
図2はキーの把持部の正面図である。これらの図1及び
図2において、キープレート11を挟んだ状態でベース
部材12,13の内面が接着されて一体化されている。
【0008】これらのベース部材12,13は樹脂成形
により略同一形状に形成されている。即ち、図3はベー
ス部材12(13)の正面図であり、この図3におい
て、ベース部材12(13)の上部には径少な貫通孔1
4(15)が形成されていると共に、中央部には径大な
貫通孔16(17)が形成されている。ここで、貫通口
14,15の入口には径大な段差部14a(15a)が
形成されている。また、ベース部材12(13)の内面
にはキープレート11の基端部の形状に対応して溝部1
2a(13a)が形成されていると共に、内面周縁部に
は段差部12b(13b)が形成されている。
により略同一形状に形成されている。即ち、図3はベー
ス部材12(13)の正面図であり、この図3におい
て、ベース部材12(13)の上部には径少な貫通孔1
4(15)が形成されていると共に、中央部には径大な
貫通孔16(17)が形成されている。ここで、貫通口
14,15の入口には径大な段差部14a(15a)が
形成されている。また、ベース部材12(13)の内面
にはキープレート11の基端部の形状に対応して溝部1
2a(13a)が形成されていると共に、内面周縁部に
は段差部12b(13b)が形成されている。
【0009】ベース部材12,13の表面には本皮から
成る皮革部材18が接着されている。この皮革部材18
の外周縁部はベース部材12,13の外周縁部に巻込ま
れた状態で段差部12b,13bに位置しており、ベー
ス部材12,13の一体化により上記ベース部材12,
13の内面に巻込まれた状態で挟圧されている。
成る皮革部材18が接着されている。この皮革部材18
の外周縁部はベース部材12,13の外周縁部に巻込ま
れた状態で段差部12b,13bに位置しており、ベー
ス部材12,13の一体化により上記ベース部材12,
13の内面に巻込まれた状態で挟圧されている。
【0010】一方、ベース部材12,13の上部に形成
された貫通孔14,15には金属リング19が嵌合され
ていると共に、貫通孔14,15にはプラスチック製の
オーナメント20が嵌合されている。この場合、金属リ
ング19及びオーナメント20は皮革部材18の内周縁
部をベース部材12,13の貫通孔14,15の段差部
14a,15aに巻込むと共に、貫通孔16,17の内
周面に巻込むようにして嵌合されている。
された貫通孔14,15には金属リング19が嵌合され
ていると共に、貫通孔14,15にはプラスチック製の
オーナメント20が嵌合されている。この場合、金属リ
ング19及びオーナメント20は皮革部材18の内周縁
部をベース部材12,13の貫通孔14,15の段差部
14a,15aに巻込むと共に、貫通孔16,17の内
周面に巻込むようにして嵌合されている。
【0011】次に上記構成の車両用キーの製造方法につ
いて説明する。まず、ベース部材12,13の外面に皮
革部材18を接着すると共に、ベース部材12,13の
内面に皮革部材18の外周縁部が巻込まれた状態でベー
ス部材12,13の内面同士を接着する。これにより、
皮革部材18の外周縁部においてベース部材12,13
の外周縁部に位置する部位はベース部材12,13の内
面の段差部12b,13bに巻込まれた状態で挟圧され
る。
いて説明する。まず、ベース部材12,13の外面に皮
革部材18を接着すると共に、ベース部材12,13の
内面に皮革部材18の外周縁部が巻込まれた状態でベー
ス部材12,13の内面同士を接着する。これにより、
皮革部材18の外周縁部においてベース部材12,13
の外周縁部に位置する部位はベース部材12,13の内
面の段差部12b,13bに巻込まれた状態で挟圧され
る。
【0012】次に、ベース部材12,13の貫通孔1
4,15に金属リング19を圧入すると共に、貫通孔1
6,17にオーナメント20を圧入する。これにより、
皮革部材18の内周縁部において貫通孔14,15の内
周面の段差部14a,15aに位置する部位はベース部
材12,13と金属リング19とにより巻込まれた状態
で挟圧される。また、皮革部材18の内周縁部において
貫通孔16,17の内周面に位置する部位はベース部材
12,13とオーナメント20とにより巻込まれた状態
で挟圧される。
4,15に金属リング19を圧入すると共に、貫通孔1
6,17にオーナメント20を圧入する。これにより、
皮革部材18の内周縁部において貫通孔14,15の内
周面の段差部14a,15aに位置する部位はベース部
材12,13と金属リング19とにより巻込まれた状態
で挟圧される。また、皮革部材18の内周縁部において
貫通孔16,17の内周面に位置する部位はベース部材
12,13とオーナメント20とにより巻込まれた状態
で挟圧される。
【0013】上記構成のものによれば、皮革部材18の
外周縁部がベース部材12,13の外周縁部に巻込まれ
た状態で当該ベース部材12,13の内面同士を接着す
るようにしたので、皮革部材18の外周縁部の処理する
必要がないと共に、皮革部材18の端部が外部に露出し
てしまうことはない。従って、キープレートの把持部を
覆った皮革部材の外周縁部を縫製する従来例のものと違
って、製造を簡単化することができると共に、見映えを
良好にすることができる。
外周縁部がベース部材12,13の外周縁部に巻込まれ
た状態で当該ベース部材12,13の内面同士を接着す
るようにしたので、皮革部材18の外周縁部の処理する
必要がないと共に、皮革部材18の端部が外部に露出し
てしまうことはない。従って、キープレートの把持部を
覆った皮革部材の外周縁部を縫製する従来例のものと違
って、製造を簡単化することができると共に、見映えを
良好にすることができる。
【0014】また、上記実施例の場合、皮革部材18の
内周縁部を金属リング19及びオーナメント20により
貫通孔15,16,17,18に巻込むようにしたの
で、皮革部材18の内周縁部の処理を省略することがで
きる。
内周縁部を金属リング19及びオーナメント20により
貫通孔15,16,17,18に巻込むようにしたの
で、皮革部材18の内周縁部の処理を省略することがで
きる。
【0015】図4乃至図6は本発明の第2実施例を示し
ている。図4において、キープレート21には同一形状
のベース部材22の内面同士が接着されることにより一
体化されている。ベース部材22には貫通孔23が形成
されていると共に、中央部には凹部24が形成されてい
る。
ている。図4において、キープレート21には同一形状
のベース部材22の内面同士が接着されることにより一
体化されている。ベース部材22には貫通孔23が形成
されていると共に、中央部には凹部24が形成されてい
る。
【0016】ベース部材22の外面には本皮から成る皮
革部材25が接着されており、その外周縁部はベース部
材22の内面に巻込まれている。また、ベース部材22
の貫通孔23にはかしめ部材26が皮革部材25の内周
縁部を巻込んだ状態でかしめ付けられていると共に、ベ
ース部材22の凹部24には銘板27が皮革部材25の
内周縁部を巻込んだ状態で接着されている。
革部材25が接着されており、その外周縁部はベース部
材22の内面に巻込まれている。また、ベース部材22
の貫通孔23にはかしめ部材26が皮革部材25の内周
縁部を巻込んだ状態でかしめ付けられていると共に、ベ
ース部材22の凹部24には銘板27が皮革部材25の
内周縁部を巻込んだ状態で接着されている。
【0017】この第2実施例の場合、皮革部材25の外
周縁部はベース部材22の内面に巻込まれると共に、皮
革部材25の内周縁部はかしめ部材26及び銘板27に
巻込まれることにより、皮革部材25の外周縁部が露出
してしまうことを防止できるので、第1実施例と同様
に、製造を簡単化できると共に見映えを良好にすること
ができる。
周縁部はベース部材22の内面に巻込まれると共に、皮
革部材25の内周縁部はかしめ部材26及び銘板27に
巻込まれることにより、皮革部材25の外周縁部が露出
してしまうことを防止できるので、第1実施例と同様
に、製造を簡単化できると共に見映えを良好にすること
ができる。
【0018】尚、上記実施例では、皮革部材25として
本皮を用いたが、合成皮革を用いるようにしてもよい。
本皮を用いたが、合成皮革を用いるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用キーによれば、キープレートを挟んだ状態で内
面同士が接着されることにより一体化される一対のベー
ス部材を設けると共に、これらのベース部材の外面に接
着されると共に当該ベース部材の内面側に周縁部が巻込
まれる皮革部材を設けることにより、皮革部材の周縁部
が露出しないようにしたので、キーの把持部を皮革で覆
ったものにおいて、製造工程を簡単化することができる
と共に見映えを良好にできるという優れた効果を奏す
る。
の車両用キーによれば、キープレートを挟んだ状態で内
面同士が接着されることにより一体化される一対のベー
ス部材を設けると共に、これらのベース部材の外面に接
着されると共に当該ベース部材の内面側に周縁部が巻込
まれる皮革部材を設けることにより、皮革部材の周縁部
が露出しないようにしたので、キーの把持部を皮革で覆
ったものにおいて、製造工程を簡単化することができる
と共に見映えを良好にできるという優れた効果を奏す
る。
【図1】本発明の第1実施例におけるキーの把持部の縦
断面図
断面図
【図2】キーの把持部の正面図
【図3】ベース部材の正面図
【図4】本発明の第2実施例におけるキーの把持部の縦
断面図
断面図
【図5】キーの把持部の正面図
【図6】かしめ部材の斜視図
【図7】従来例を示すキープレートの把持部の断面図
11はキープレート、12,13はベース部材、18は
皮革部材、21はキープレート、22はベース部材、2
5は皮革部材である。
皮革部材、21はキープレート、22はベース部材、2
5は皮革部材である。
Claims (1)
- 【請求項1】 キープレートを挟んだ状態で内面同士が
接着されることにより一体化される一対のベース部材
と、 これらのベース部材の外面に接着されると共に当該ベー
ス部材の内面側に周縁部が巻込まれる皮革部材とを備え
たことを特徴とする車両用キー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34899892A JP2730839B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用キー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34899892A JP2730839B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用キー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193315A JPH06193315A (ja) | 1994-07-12 |
JP2730839B2 true JP2730839B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=18400804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34899892A Expired - Fee Related JP2730839B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用キー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2730839B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34899892A patent/JP2730839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193315A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |