JP2728459B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

Info

Publication number
JP2728459B2
JP2728459B2 JP63254894A JP25489488A JP2728459B2 JP 2728459 B2 JP2728459 B2 JP 2728459B2 JP 63254894 A JP63254894 A JP 63254894A JP 25489488 A JP25489488 A JP 25489488A JP 2728459 B2 JP2728459 B2 JP 2728459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
ink
humidity
wiper
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63254894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02102059A (ja
Inventor
昭弘 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63254894A priority Critical patent/JP2728459B2/ja
Publication of JPH02102059A publication Critical patent/JPH02102059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2728459B2 publication Critical patent/JP2728459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェットプリンタ、特に記録ヘッドの
吐出面を清掃する清掃手段を具えたインクジェットプリ
ンタに関する。
[従来の技術] 第5図はインクジェットプリンタを示す模式的な斜視
図である。印字信号がインクジェットプリンタに入力さ
れると、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1がプラ
テン3と平行に移動して記録媒体としての記録紙5にイ
ンク液滴を吐出して印字を行ってゆく。4は装置内の湿
度を計測する湿度センサであり、6は吐出不良解除の為
インクをキャップ10を介して吸引するためのポンプ(不
図示)の作動時または印字中に記録ヘッド1のインク吐
出面(すなわち、フェイス面)を清掃するための清掃手
段としてのブレード部材(ワイパ)である。
このようなインクジェットプリンタにおいては、イン
クの定着を促進するために、通常定着ヒータ11が設けら
れており、印字中に吐出口面に水滴が付着するという問
題、すなわち結露による吐出不良が発生する場合があっ
た。
第6図は印字直後の吐出口面の様子を示す模式図であ
る。印字直後の吐出口面には水分が付着し、特に吐出口
7付近に水滴8が付着した場合には、インクの不吐出を
起こすことがあった。
本発明者はこの水滴8の主な原因を追求した。その結
果記録紙の含有している水分の蒸発、印字するイン
ク滴中の水分の蒸発、の2つが大きな原因であることが
判明した。
従来、定着ヒータを用いた場合に発生する吐出不良の
原因の一つに結露問題があることに気づかず、吐出不良
を解決するために、一定時間毎にワイパ6により吐出口
面を清掃する動作を行っていた。
第7図はインクジェットプリンタの従来の清掃動作を
示すフローチャートである。ステップS61において印字
を開始し、ステップS62において印字信号が入力され、
時間tに対して時間t0を設定する。ステップS63におい
て印字を行うとともに印字時間t1を計時する。所定量印
字を終えたか否かを調べ(ステップS64)、所定量の印
字が終了していれば、印字動作を終了する(ステップS6
5)。所定量の印字が終了していなければ、ステップS66
において、印字時間t1に基づいてt−t1(印字時間)を
改めてtと置く。ステップS67においてt≦0か否かを
判断する。t≦0、すなわち、設定された時間が印字時
間を越えていると、ワイピング動作を行ってインク吐出
口面を清掃する(ステップS68)。t>0、すなわち、
印字時間が設定時間に達していなければ、ステップS63
に復帰して印字を再開する。ワイピング動作をしたなら
ば、ステップS62に復帰して時間tに対して所定の時間t
0を改めて設定する。このフローチャートから解かるよ
うに、従来はある設定時間t0ごとにワイピング動作を行
うようにしていた。この設定時間t0は使用インクや記録
ヘッドの構造等により適宜選択され得るが、更に結露問
題を考慮するとなるべく短い時間に設定するのが望まし
い。
ところが、設定時間t0が短いとワイピング動作回数が
多くなるので、スループット(単位時間当たりの印字枚
数)が低下するとともに、吐出口面がワイパでこすられ
ることにより吐出口面の撥インク液性が劣化し、印字品
位の低下を招くおそれがある。
上記のことを考慮すると、設定時間は5〜30秒程度が
好ましいことが本発明者の実験により判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようなシーケンスにおいては結
露が原因と思われる印字不良は完全には解決されていな
いことがわかった。
本発明者の実験によると、結露による印字不良の発生
率は環境によって大きく変化し、特に高湿においては印
字不良の発生率が高い。印字時間t=10秒として、低湿
(10%程度)および高湿(90%程度)でそれぞれA4の記
録紙を10枚連続して印字を行ない、両者の印字品位をよ
り詳細に比較検討したところ、低湿においてはドットぬ
けや着弾ずれ(ドットピットの1/2以上)はなく印字品
位が良好であったが、高湿になるとドットぬけや着弾ず
れ(ドットピッチの1/2以上)による印字不良がA4の記
録紙1頁当たり複数個所発生し、必ずしも最高に良い印
字品位とは言えなかった。
第8図には環境湿度と印字不良発生率との関係を示す
特性図である。環境湿度が高くなるに従い、印字不良発
生率も増加している。この結果は前述した結露原因、す
なわち、印字されたインク滴中の水分の蒸発によるもの
と考えられる。つまり、高湿においては印字する記録紙
が水分を多く含んでおり、印字時の記録紙からの水分の
蒸発も多いと思われるからである。
そこで、本発明の目的は、上述した問題点を解消し、
高湿における印字不良を低減し良好な印字を行うことの
できるインクジェットプリンタを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明によるイン
クジェットプリンタは、記録ヘッドのインク吐出口より
インク液を吐出して、記録媒体に記録を行うインクジェ
ットプリンタにおいて、環境湿度を検出する湿度検出手
段と、ワイパ部材を前記記録ヘッドのインク吐出口が形
成されるインク吐出面に対してワイピングさせ、前記イ
ンク吐出面を清掃する清掃手段と、前記湿度検出手段に
よって検出される環境湿度に基づいて、前記清掃手段に
よりワイピングを行う時間間隔、または前記インク吐出
面に対する前記ワイパ部材の当たり量を制御する制御手
段と、を有することを特徴とする。
〔作 用〕
本発明においては、環境湿度を例えば湿度センサのよ
うな湿度検出手段102によって検出する。湿度検出手段1
02の検出結果に基づいて、制御手段104は清掃手段103を
制御して、記録ヘッド101のインク吐出口面の清掃回数
を変化させ、またはワイパ部材とインク吐出口面との当
り量を変化させる。従って本発明によれば高湿において
発生し易かった印字不良率を低減できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
実施例1 第2図は本発明の第1の実施例を示すフローチャート
である。まず、ステップS21において、インクジェット
プリンタに印字信号が入力されて印字が開始されると記
録ヘッドに設けられた、インク吐出に利用されるエネル
ギーを発生するエネルギー発生手段としての電気熱変換
体によりインクに熱による状態変化を生起させインクを
吐出させ印字動作を行う。ステップS22においてワイパ
動作を行うタイミングを決めるための時間の値toを設定
する。ステップS23において1行〜数行程度印字を行な
い、所定量の印字が終了したか否かを調べる(ステップ
S24)。所定量の印字が終了したならば印字動作を終了
する(ステップS25)。印字が終了していなければ、湿
度センサ4により印字環境湿度Hを検出し(ステップS2
6)、t=t0−x(H)の計算を行なう(ステップS2
7)。ここで、x(H)は、環境湿度Hに依存する関数
であり、湿度が低い場合にはx(H)の値は小さく、湿
度Hが高くなるに従いx(H)の値が大きくなるように
決められる。これらの動作はt≦0になるまで繰り返さ
れ(ステップS28)、t≦0となるとワイパ動作を行な
い(ステップS29)再びステップS22に復帰してt=t0
置く。ステップS28においてt>0ならばステップS23に
復帰して印字を再開する。
本実施例においては、湿度が所望の湿度より低いとき
にはワイピング動作が少なくなり、湿度が高い時にはワ
イピング動作の回数が増加する。従って、吐出口面への
水滴等が付着する確率に応じたワイピング動作を行うこ
とができる。
比較実験として、例えば設定時間t0=10秒にてA4の記
録紙を10枚連続して印字した時、すなわち従来例におい
ては、高湿度(90%程度)においてドットぬけや着弾ず
れによる印字不良がA4の記録紙1頁当たり複数個所発生
した。一方、同様の条件のもとで例えば、x(H)=
(0.02×H)×t1としてA4の記録紙を10枚以上連続し
て印字した本実施例においては、ドットぬけや着弾ずれ
がなく印字品位がより一層改善された。
ここで、一例として挙げた湿度H(%)に関する関数
x(H)は、環境湿度が50%の状態を標準とした場合の
関数の一例であり、第8図で説明したように、印字不良
発生比率が環境湿度の高さに比例する以上に大きくなる
ことを考慮したもので、第2図のフローチャートで説明
したステップS23の印字動作で印字時間t1を計時したと
きの、時間t1を環境湿度によって変更する関数である。
つまり、上記の例で示した関数によれば、環境湿度が50
%のときには第7図により説明した例と同様のワイパ動
作が行われ、湿度が50%より高い場合はx(H)が大き
くなって短い時間間隔でワイパ動作が行われることにな
る。
実施例2 第1の実施例においては、湿度によりワイパの動作回
数を変化させたが、ワイパの清掃強度を変化させても同
様の効果が得られる。
第3図は記録ヘッドとワイパの位置関係を示す部分斜
視図である。ワイパ6はシリコーンゴム等の可撓性部材
からなるワイパ部材7とワイパ部材7を支持する支持部
材8とから構成される。ここで、ワイパ動作の強度は、
ワイパ部材7の長さl、厚さdと、記録ヘッドに対する
ワイパ部材7の当り量yの値によって変化する。従来で
は例えば、l=4(mm)、d=0.3(mm)、y=1(m
m)に固定されていた。
本実施例における制御手段は、環境湿度に応じて記録
ヘッドにインク吐出面とワイパとの間の距離を変化させ
ることにより、記録ヘッドに対するワイパ部材7の当り
量yを変化させて印字不良率を低減するものである。
第4図は本発明の第2の実施例のフローチャートを示
す。まずステップS41においてインクジェットプリンタ
に印字信号を入力し、印字動作を開始する。ステップS4
2において印字時間t0を設定して、記録紙に1行〜数行
程度の印字を行うとともに印字時間t1を計時する(ステ
ップS43)。ステップS44において所定量の印字が終了し
たか否かを判断する。印字が全て終了していれば印字を
終了する(ステップS45)。ステップS44において印字が
終了していなければ、t−t1(印字時間)を改めてtと
置く(ステップS46)。次にt≦0か否かを判断する
(ステップS47)。t≦0ならば印字環境湿度Hを検出
し(ステップS48)、湿度Hに応じてワイパの当り量y
=x(H)を決める(ステップS49)。この当り量でワ
イパ動作を行なう(ステップS50)。実験によれば、第
1表に示すように、yを決めて印字を行なったところ環
境湿度に関係なく常に良好な印字が得られた。
以上説明した各実施例においては、吐出口面の清掃手
段として簡単な構成であるワイパ部材を用いたが、比較
的大がかりな構成が許されるインクジェットプリンタ
(例えばフルラインプリンタ)であれば空気によりイン
クを吸き飛ばすエアー手段を制御して、インクを吹き飛
ばす回数を変化させたり、インクを吸き飛ばす空気の強
度を変化させることによっても同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、環境湿度によ
り吐出口面の清掃回数または清掃強度を変化させる等清
掃手段の動作を制御することにより、高湿において多か
った印字不良率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明の実施例の処理手順を示すフローチャー
ト、 第3図は記録ヘッドとワイパの位置関係を示す斜視図、 第4図は本発明の他の実施例の処理手順を示すフローチ
ャート、 第5図は従来のインクジェットプリンタの斜視図、 第6図は印字直後のフェイス面の様子を示す模式図、 第7図は従来インクジェットプリンタの処理手段を示す
フローチャート、 第8図は環境湿度と印字不良発生率との関係を示す特性
図である。 1……記録ヘッド、 2……キャリッジ、 3……プラテン、 4……湿度センサー、 5……記録紙、 6……ワイパ、 7……ワイパ部材、 8……支持部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドのインク吐出口よりインク液を
    吐出して、記録媒体に記録を行うインクジェットプリン
    タにおいて、 環境湿度を検出する湿度検出手段と、 ワイパ部材を前記記録ヘッドのインク吐出口が形成され
    るインク吐出面に対してワイピングさせ、前記インク吐
    出面を清掃する清掃手段と、 前記湿度検出手段によって検出される環境湿度に基づい
    て、前記清掃手段によりワイピングを行う時間間隔、ま
    たは前記インク吐出面に対する前記ワイパ部材の当たり
    量を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、環境湿度が高いとき、ワ
    イピングを行う時間間隔を短くするよう制御する、また
    は前記ワイパ部材の当たり量を大きくするよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
JP63254894A 1988-10-12 1988-10-12 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP2728459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254894A JP2728459B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254894A JP2728459B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02102059A JPH02102059A (ja) 1990-04-13
JP2728459B2 true JP2728459B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=17271319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63254894A Expired - Fee Related JP2728459B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2728459B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4946236B2 (ja) * 2005-08-05 2012-06-06 日産自動車株式会社 ロックアップ制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2721352B2 (ja) * 1988-06-06 1998-03-04 キヤノン株式会社 インクジエツト記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02102059A (ja) 1990-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6283574B1 (en) Ink-jet printing apparatus and cleaning control method of the same
US6193351B1 (en) System to perform ink jet printing head recovery
JP3909714B2 (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
EP1516734B1 (en) Inkjet recording apparatus and preliminary discharge control method
JP2007015217A (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法および予備吐出制御方法
JP2009023259A (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドの駆動方法
JP4003755B2 (ja) 画像形成装置並びにノズル回復方法
JP2004114650A (ja) 記録装置
JP2728459B2 (ja) インクジェットプリンタ
US6238034B1 (en) Ink-jet recording methods and apparatuses
JP3823991B2 (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
JP2729816B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2789339B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2728460B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2804613B2 (ja) インクジェット記録方法およびその装置
JP2557875B2 (ja) 液体噴射記録装置
JPH05318718A (ja) インクジェット装置
EP0532270A2 (en) Ink jet recording apparatus
JP3226642B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置における濃度調整方法
JP4497492B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003231265A (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドクリーニング方法
JP2001030512A (ja) インクジェット記録装置及び該装置における吐出回復方法
JP2001121717A (ja) インクジェット記録装置
JP2006076223A (ja) インクジェット記録装置、そのヘッド温度制御方法、及びそのヘッド温度制御プログラム
JP2006289624A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees