JP2724443B2 - 断乳帯 - Google Patents
断乳帯Info
- Publication number
- JP2724443B2 JP2724443B2 JP7068657A JP6865795A JP2724443B2 JP 2724443 B2 JP2724443 B2 JP 2724443B2 JP 7068657 A JP7068657 A JP 7068657A JP 6865795 A JP6865795 A JP 6865795A JP 2724443 B2 JP2724443 B2 JP 2724443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weaning
- breast
- belt
- chest
- chest member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Corsets Or Brassieres (AREA)
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、母乳育児を進める母
親が、一定期間の授乳期を終えて断乳期に入った場合に
使用して著効を奏する断乳帯に関し、断乳期における乳
房の緊満による疼痛、その他の悩みを解消するのに効果
的なブラジャー型の断乳帯を提供することを目的とした
ものである。
親が、一定期間の授乳期を終えて断乳期に入った場合に
使用して著効を奏する断乳帯に関し、断乳期における乳
房の緊満による疼痛、その他の悩みを解消するのに効果
的なブラジャー型の断乳帯を提供することを目的とした
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に母乳育児を行う母親として、母乳
の分泌を促進させる母乳運動には関心が高く、その成果
が着実に向上しているが、死産後の母乳産生による乳房
の緊満予防や断乳期に入っての乳房のケアーについて
は、昔ながらの吸い出しや冷湿布等に頼っているのが現
状で、このような手段では長期に及び乳房の緊満等によ
る苦痛や、乳腺炎等の要因となる内部炎症を確実に除去
するには至らなかった。
の分泌を促進させる母乳運動には関心が高く、その成果
が着実に向上しているが、死産後の母乳産生による乳房
の緊満予防や断乳期に入っての乳房のケアーについて
は、昔ながらの吸い出しや冷湿布等に頼っているのが現
状で、このような手段では長期に及び乳房の緊満等によ
る苦痛や、乳腺炎等の要因となる内部炎症を確実に除去
するには至らなかった。
【0003】又、一方では生理学的見地から断乳は、母
乳産生の元となっている乳房に対する血液の循環を抑え
ることの必要性が説かれ、その手段として乳房全体を適
度に圧迫すること、或いは乳房の冷庵による効果も挙げ
られている。
乳産生の元となっている乳房に対する血液の循環を抑え
ることの必要性が説かれ、その手段として乳房全体を適
度に圧迫すること、或いは乳房の冷庵による効果も挙げ
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来における
上記乳房の圧迫や冷庵の為の用具としては個別的には存
在していたが、その装着は個々に、または双方の用具を
併用するものであったから、嵩高くなって装着時の違和
感が大きいだけでなく、家事等の作業性も悪く、特に外
出の際の着用には不向きとされるなど、継続的な使用性
の面で多くの課題があった。
上記乳房の圧迫や冷庵の為の用具としては個別的には存
在していたが、その装着は個々に、または双方の用具を
併用するものであったから、嵩高くなって装着時の違和
感が大きいだけでなく、家事等の作業性も悪く、特に外
出の際の着用には不向きとされるなど、継続的な使用性
の面で多くの課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み、本発
明者は乳房の圧迫と冷庵機能を同時に備え、手軽に装着
できて、しかも装着時に嵩張ることなく、安定感良く胸
部にフィットして継続的な着用が可能であるブラジャー
型の断乳帯の開発に成功したものである。
明者は乳房の圧迫と冷庵機能を同時に備え、手軽に装着
できて、しかも装着時に嵩張ることなく、安定感良く胸
部にフィットして継続的な着用が可能であるブラジャー
型の断乳帯の開発に成功したものである。
【0006】本発明は母乳の産生を司る乳腺組織、即ち
動脈血管の分布が乳房の上碗部から上側碗部にかけた部
位に集中している点に着目し、円筒状の胸部材と、その
上縁に連成される二本の肩紐とからなるブラジャー型主
体の、少なくとも上記胸部材をスパンデックスをメリヤ
ス編みして得た高弾性生地によって構成し、該胸部材前
面の左右両側に保冷嚢の収納部を設けるという手段を用
いたものである。
動脈血管の分布が乳房の上碗部から上側碗部にかけた部
位に集中している点に着目し、円筒状の胸部材と、その
上縁に連成される二本の肩紐とからなるブラジャー型主
体の、少なくとも上記胸部材をスパンデックスをメリヤ
ス編みして得た高弾性生地によって構成し、該胸部材前
面の左右両側に保冷嚢の収納部を設けるという手段を用
いたものである。
【0007】
【作用】本発明は、ブラジャー型とした断乳帯の胸部材
を高弾性生地で構成することによって、乳房全体を適度
に圧迫すると同時に、動脈の高分布部位である乳房の上
碗部と上側碗部を冷却して、母乳産生の元となる動脈血
管の持続的収縮を図ることによって、上記乳腺組織の活
動を抑制するという合理的作用を有するものである。
を高弾性生地で構成することによって、乳房全体を適度
に圧迫すると同時に、動脈の高分布部位である乳房の上
碗部と上側碗部を冷却して、母乳産生の元となる動脈血
管の持続的収縮を図ることによって、上記乳腺組織の活
動を抑制するという合理的作用を有するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の断乳帯を図面に示す2〜3の
実施例に従って更に詳述すると、図1において1はスパ
ンデックスを利用して円筒状にメリヤス編みされた高弾
性生地からなる断乳帯原体であって、筒状の胸胴部1a
とその上縁に左右の肩紐1bを一体に連成してなるもの
である。
実施例に従って更に詳述すると、図1において1はスパ
ンデックスを利用して円筒状にメリヤス編みされた高弾
性生地からなる断乳帯原体であって、筒状の胸胴部1a
とその上縁に左右の肩紐1bを一体に連成してなるもの
である。
【0009】而して、上記断乳帯原体1における胸胴部
1aは、予め必要な胸部材2の長さの大凡2倍に編成し
たものの下半部を内又は外側に折り返して下縁1cを襟
ぐり線1dに沿って部分縫着し、図2、3に示すように
二重構造の胸部材2としたものである。
1aは、予め必要な胸部材2の長さの大凡2倍に編成し
たものの下半部を内又は外側に折り返して下縁1cを襟
ぐり線1dに沿って部分縫着し、図2、3に示すように
二重構造の胸部材2としたものである。
【0010】又、上記二重構造の胸部材2の前面、即ち
これを着用した時に乳房に当接する面の左右に、下述す
る保冷嚢3の収納ポケット2aを設けたものである。
尚、2bは上記左右のポケット2aを区分する縫合線を
示すが、その縫合には、例えばウーリー糸による千鳥縫
いとするのが胸部材の伸縮性を損わない点で好ましい
が、本発明では特に縫合手段を限定するものではない。
これを着用した時に乳房に当接する面の左右に、下述す
る保冷嚢3の収納ポケット2aを設けたものである。
尚、2bは上記左右のポケット2aを区分する縫合線を
示すが、その縫合には、例えばウーリー糸による千鳥縫
いとするのが胸部材の伸縮性を損わない点で好ましい
が、本発明では特に縫合手段を限定するものではない。
【0011】保冷嚢3は図4に例示したように、上記胸
部材2における収納ポケット2aに納入可能な大きさの
嚢体3a内に適宜な保冷剤3bを密封したものであれば
よいが、その形状は使用時に乳首を避けて、両乳房の上
碗部から上側碗部にかけて冷庵し得るものが好ましい。
中でも好ましい形状としては図4(イ)に見られるよう
な緩い湾曲状の保冷嚢、若しくは図4(ロ)のような扁
心ドウナッツ状の保冷嚢が挙げられるが、単に長方形の
保冷嚢であっても支障はない。但し、この場合の左右の
収納ポケットの縫合線2bは、上記保冷嚢3の形状に合
わせて適宜変更されるものである。
部材2における収納ポケット2aに納入可能な大きさの
嚢体3a内に適宜な保冷剤3bを密封したものであれば
よいが、その形状は使用時に乳首を避けて、両乳房の上
碗部から上側碗部にかけて冷庵し得るものが好ましい。
中でも好ましい形状としては図4(イ)に見られるよう
な緩い湾曲状の保冷嚢、若しくは図4(ロ)のような扁
心ドウナッツ状の保冷嚢が挙げられるが、単に長方形の
保冷嚢であっても支障はない。但し、この場合の左右の
収納ポケットの縫合線2bは、上記保冷嚢3の形状に合
わせて適宜変更されるものである。
【0012】上記実施例では、断乳帯における胸部材2
を長目に編成した胸胴部1aの過半部を折り返して二重
構造としたものについて述べたが、その構造は、別の高
弾性生地を裏打ちするように縫着してもよいし、縮性の
強い高弾性生地であれば、胸部材は一重であっても差し
支えはない。
を長目に編成した胸胴部1aの過半部を折り返して二重
構造としたものについて述べたが、その構造は、別の高
弾性生地を裏打ちするように縫着してもよいし、縮性の
強い高弾性生地であれば、胸部材は一重であっても差し
支えはない。
【0013】
【発明の効果】以上、詳述したところから既に明きらか
である通り、本発明に係る断乳帯は、高弾性生地からな
るブラジャー型の胸部材によって両乳房の適当な圧迫と
同時に行われる左右の収納ポケット内の保冷嚢による冷
庵との相互作用によって、特に両乳房の上碗部から上側
碗部にかけての動脈血管の持続的収縮を促して血流を減
退させ、乳腺組織による母乳の産生を合理的に抑制する
という格別顕著な効果が得られるのである。
である通り、本発明に係る断乳帯は、高弾性生地からな
るブラジャー型の胸部材によって両乳房の適当な圧迫と
同時に行われる左右の収納ポケット内の保冷嚢による冷
庵との相互作用によって、特に両乳房の上碗部から上側
碗部にかけての動脈血管の持続的収縮を促して血流を減
退させ、乳腺組織による母乳の産生を合理的に抑制する
という格別顕著な効果が得られるのである。
【0014】又、ブラジャー型である本発明の断乳帯
は、その着脱が簡単・容易に行えるだけでなく、乳房の
圧迫と保冷嚢の維持が確実に行え、嵩張ることなく胸部
にフィットして、装着による違和感や家事等の作用性の
低下を招くことがないから、日中は勿論、就寝時にも抵
抗なく着用することができ、その結果、従来平均的に見
て2カ月以上必要であった断乳が、約1ヶ月に短縮可能
となり、しかも、この間乳房緊満による苦痛やうつ乳に
よる乳腺炎等の余病が大巾に軽減されるという優れた効
果が齎らされるという極めて有用な発明である。
は、その着脱が簡単・容易に行えるだけでなく、乳房の
圧迫と保冷嚢の維持が確実に行え、嵩張ることなく胸部
にフィットして、装着による違和感や家事等の作用性の
低下を招くことがないから、日中は勿論、就寝時にも抵
抗なく着用することができ、その結果、従来平均的に見
て2カ月以上必要であった断乳が、約1ヶ月に短縮可能
となり、しかも、この間乳房緊満による苦痛やうつ乳に
よる乳腺炎等の余病が大巾に軽減されるという優れた効
果が齎らされるという極めて有用な発明である。
【図1】本発明の断乳帯原体の正面図
【図2】断乳帯の一つの実施例を示す正面図
【図3】図2に示す断乳帯を裏返してポケット側から見
た正面図
た正面図
【図4】〔イ〕は湾曲状保冷嚢、〔ロ〕は扁心ドウナッ
ツ状保冷嚢を一部切欠して示す正面図
ツ状保冷嚢を一部切欠して示す正面図
1 断乳帯の原帯 2 断乳帯の胸部材 3 保冷嚢
Claims (1)
- 【請求項1】高弾性生地からなる円筒状の胸胴部の上縁
に二本の肩紐を連成して断乳帯原体とし、上記胸胴部を
下縁側から折り返して二重構造の胸部材を構成する一
方、該胸部材前面の左右両側に保冷嚢の収納ポケットを
設けたことを特徴とする断乳帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068657A JP2724443B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 断乳帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068657A JP2724443B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 断乳帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246203A JPH08246203A (ja) | 1996-09-24 |
JP2724443B2 true JP2724443B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=13380001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068657A Expired - Lifetime JP2724443B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 断乳帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2724443B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007332520A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Tomoko Iida | 乳がん患者用ブラジャー |
CA2813676A1 (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | Mauricio Bloch Marco | Piece of clothing |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52168619U (ja) * | 1976-06-14 | 1977-12-21 | ||
JPH02140906U (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-26 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP7068657A patent/JP2724443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08246203A (ja) | 1996-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8307463B2 (en) | Hands-free pumping and nursing bra or tank | |
WO2018090590A1 (zh) | 玲珑无钢圈文胸 | |
CN210962154U (zh) | 一种用于乳腺癌术后压迫止血的弹力背心 | |
KR102188178B1 (ko) | 브래지어 일체형 여성용 속옷 | |
US3527231A (en) | Bust support | |
US7491113B2 (en) | Post-surgical comfort brassiere and method of making | |
JPH0426403Y2 (ja) | ||
US20130167284A1 (en) | Compression Garment | |
JP2724443B2 (ja) | 断乳帯 | |
CN211583684U (zh) | 一种包皮术后护理装置 | |
US20220079252A1 (en) | Functional underskirt pants | |
US5782670A (en) | Post-operative open heart surgery brassiere | |
CN211910576U (zh) | 一种乳腺护理文胸 | |
CN110037361B (zh) | 一种具有中空分离式减压结构的内衣 | |
JPH0637307U (ja) | 妊産婦用ブラジャー | |
JP2905463B2 (ja) | ウェストニッパー | |
CN109662355A (zh) | 一种无钢圈透气文胸 | |
JPH0623522Y2 (ja) | ガードル | |
CN216853892U (zh) | 一种用于热奄包治疗的马甲 | |
CN215303257U (zh) | 一种乳腺护理用理疗服装 | |
CN211460807U (zh) | 一种冰敷固定袋 | |
CN216438568U (zh) | 一种适合胸假体植入手术后穿戴的胸罩 | |
CN214962831U (zh) | 一种适用于腿部吸脂术的病员服 | |
RU222362U1 (ru) | Бюстгальтер с регулируемым расстоянием между внутренними чашками | |
CN216453409U (zh) | 一种抗糖升温功能面料减脂塑身衣 |