JPH0426403Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、男女とも着用できるパンツに係る。

従来の技術とその問題点 普通一般に使用されてるパンツは第１図に示す
如く、主要部１１、弾力のある腰バンド２０と弾
力のある脚穴バンド３０で構成されている。この
腰バンド２０と脚穴バンド３０とでこのパンツは
伸縮出来る様に人体に着用されるが、腰バンド２
０と脚穴バンド３０は主要部１１よりも厚みがあ
り、それで突き出る縁を形成する。

しかるに、人体の構造上に立場から見て、この
従来のパンツは次の欠点を持つものと考えられ
る。

１ パンツが接触する腹と背中の下部は脂肪と肉
で比較的平らであるが、わき腹は腰骨の突起が
あり、それでカーブしているから腰バンドの圧
迫を受けて、長時間に亘つて着用したあとは必
ず大きな圧迫による疲れを受け、パンツが未だ
新しいとき或は腰バンドが硬いときは特にそう
である。

２ 若しも着用者がわき腹を下にして寝るなら
ば、腰バンドが寝台面の大きい圧力におされ
て、わき腹を強く圧迫し、それで身体の不快感
或は不眠（症）をもたらすものである。

３ 腰バンドの左右のわきは比較的突き出る為に
その上に着ているズボンやスカートは腰バンド
のある両わきが多少脹れあがつて、美観を損な
う結果となる。

問題点を解決する手段 腹と背中に覆い被さる主要部はある間隔をへだ
てて相対する二対の側面縁を持ち、その間隔の処
に左右わき布を縫い付け、上縁に沿つて腰バンド
を縫い付け、脚穴を構成する縁に沿つて脚穴バン
ドを縫い付け、これらのバンドは全て弾力あるも
のを使用して伸縮性を持たせ、又バンドの両端は
全てわき布の両端で終らせて、両わきに突き出る
バンドがない様にパンツを構成する。

実施例 第３図に示す如く、本考案のパンツは主要部４
１，弾性のある上端に縫い付けた腰バンド５０、
突き出る部分を持たない上端縁４１１を持つ左右
のわき布４１２を主要部４１に縫い付けて構成さ
れる。左右わき布４１２は丁度腰骨の突起を覆い
被せて接触する。脚穴は弾力のあるパツド６０で
その周縁に縫い付け、その末端は第３図、第４図
に示す如くわき布４１２の両側端に縫い付ける。

考案の効果 本考案のパンツを着用した人が第４図に示す如
く、わき腹を下に横たわつても、パンツの両わき
には何も突き出たものがないので、身体を圧迫し
て血液の循環を悪くすることは全くない。又立つ
たままのときは、パンツの両わきが身体に特別の
圧迫を与えないので、身体の収縮を何も感ずるこ
となく、気持ちがよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の一般のパンツの斜視図、第２図
は従来の一般のパンツが着用され、そのわきを下
にして横たわつた時の上面図、第３図は本考案に
よるパンツの斜視図、第４図は本考案によるパン
ツを着用し、そのわきを下にして横たわつたとき
の上面図である。 ４１……主要部、５０……腰バンド、６０……
脚穴バンド、４１１……上端縁、４１２……左右
のわき布。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 着用者の腹と背中の下部に覆い被さり、ある
   間隔をへだてて相対する二対の側面縁を持ち、
   腰バンドと一対の脚穴を形成する弾力手段を含
   む主要部と、着用者の両側の腰骨の突起に覆い
   被さり、主要部の側面縁の間に縫い付けられる
   一対のわき布とよりなり、弾力手段はわき布の
   部分の両端（側面）で終了する様に構成された
   両側が平らになるパンツ。 (2) その中の主要部は一対の相対する腰の縁と一
   対の相対する脚穴を持ち、その弾力手段は腰縁
   に沿う一本の弾力のあるバンドと各脚穴に沿う
   一本の弾力バンドを含む請求項第１項記載のパ
   ンツ。