JP2723392B2 - 屋根材踏割試験用屋根模型装置 - Google Patents

屋根材踏割試験用屋根模型装置

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JP2723392B2
JP2723392B2 JP20205091A JP20205091A JP2723392B2 JP 2723392 B2 JP2723392 B2 JP 2723392B2 JP 20205091 A JP20205091 A JP 20205091A JP 20205091 A JP20205091 A JP 20205091A JP 2723392 B2 JP2723392 B2 JP 2723392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根材や野地板等を実
際の屋根に近い状態にセットして受圧時の撓み量の測定
や割れの有無を判別するようになされた屋根材踏割試験
用屋根模型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根材踏割試験では、野地板を介
して屋根材が施工された屋根本体を実際に施工予定の屋
根勾配と同一の勾配の基台上に設置することで屋根模型
装置を製作し、この屋根模型装置の屋根材に種々の荷重
を与えて該屋根材や野地板の撓み量や屋根材の割れの有
無などを測定するといった試験方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の方法によれば、屋根模型における屋根本体の勾配
が基台の勾配によって一義的に決定されているので、様
々の勾配の屋根に対する踏割試験を行なう場合は、勾配
の異なる多数の基台を用意しなければならず、試験設備
が非常に高価で大掛かりなものになるとともに、スペー
ス的にも不利である。
【0004】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、1台の基台を用いるだけで、勾配
の異なる複数の屋根模型における屋根本体に対する踏割
試験に利用することができる屋根材踏割試験用屋根模型
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る屋根材踏割試験用屋根模型装置は、野地
板を介して屋根材が施工された屋根模型を構成し、かつ
基台に傾動可能に枢支された屋根本体と、この屋根本体
を任意の勾配位置まで傾動させる屋根本体傾動装置とを
備えたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、屋根本体傾動装置を傾動さ
せることにより、屋根模型の屋根本体を任意の勾配に設
定することが可能であり、1台の基台で様々な勾配の屋
根模型の屋根本体に対する踏割試験を行なえる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1、図2および図3はそれぞれ本発明の一実
施例による屋根材踏割試験用屋根模型装置を示す側面
図、平面図および正面図である。
【0008】図1〜図3において、1は基台、2は基台
1の後端部上に立設された脚体である。3は矩形に枠組
されて野地板Nや屋根材M(図6)が実際の施工予定の
屋根に近い状態にセットされた模型屋根としての屋根本
体であり、その後端側が支軸部4を介して上記脚体2に
傾動可能に枢支されている。上記基台1の左右両側にそ
れぞれ固定されたブラケット5には、屋根本体傾動用の
シリンダ装置6の基端が枢軸7を介して回動可能に枢支
されており、各ピストンロッド9の先端は屋根本体3の
下部に固定されたブラケット10に枢軸11を介して連
結されている。12は上記基台1に固定された回転駆動
装置、13は上記回転駆動装置12の出力を左右の駆動
シャフト14A,14Bに伝達するギヤボックスであ
る。上記各駆動シャフト14A,14Bは、上記シリン
ダ装置6の伸張作動時に該シリンダ装置6の基端側を立
ち上がり方向へ駆動するギヤ部15A,15Bに連結さ
れており、上記シリンダ装置6等とともに屋根本体傾動
装置100を構成している。この屋根本体傾動装置10
0には、上記屋根本体3の傾き角θを検出するエンコー
ダ(図示せず)などを備えている。
【0009】上記屋根本体3には、左右両側に位置して
前後方向(Y軸方向)へ延びるレール16(16A,1
6B)に沿って移動可能な可動体17が設けられてい
る。この可動体17の左右両側には、図4に示すように
レール16に対して上下方向から転接する上下ローラ1
8,19がそれぞれ設けられている。20は上記可動体
17に搭載された第1のサーボモータ、21はサーボモ
ータ20の出力を減速する減速装置である。23(23
A,23B)は上記可動体17の左右両側に設けられて
上記レール16A,16Bにそれぞれ形成されたラック
24A,24Bに噛合するピニオンギアである。上記減
速装置21は回転シャフト25を介して一方のピニオン
ギア23Aを駆動し、他方のピニオンギア23Bを直接
駆動している。上記第1のサーボモータ20,減速装置
21、ピニオンギア23(23A,23B)およびラッ
ク24(24A,24B)等により、可動体17に対し
て前後方向(X軸方向)へ任意のピッチで移動させる移
動機構26を構成している。なお、27は第1のサーボ
モータ20と減速装置21との間のカップリング、28
は減速装置21と回転シャフト25との間のカップリン
グである。
【0010】上記可動体17には、上記屋根本体3側の
屋根材Mに対して一定の荷重を付与する加圧試験機29
が移動機構30を介して左右方向(X軸方向)へ任意の
ピッチで移動可能に保持されている。31は上記加圧試
験機29を保持する可動ホルダ、32は上記可動体17
に左右方向へ沿って配置されて両端側が軸支部材33、
34に回転自在に支承されたねじ棒であり、その一端に
は、従動プーリ35が取り付けられている。36は上記
可動体17に取り付けられた第2のサーボモータであ
り、図5に示すようにその回転軸36aに取り付けられ
た原動プーリ37と上記従動プーリ35との間には、タ
イミングベルト38が掛設されている。可動ホルダ31
に突設された螺合腕部39が上記ねじ棒32に螺合され
ており、ねじ棒32の回転によって上記可動ホルダ31
を介して加圧試験機29を上記左右方向へ移動させるよ
うになっている。上記ねじ棒32、サーボモータ36、
原動および従動プーリ37,35ならびにタイミングベ
ルト38などにより、上記移動機構30が構成されてい
る。
【0011】上記可動体17には、図6に示すように上
記ねじ棒32の上下に位置して可動ホルダ31の左右方
向の移動をガイドするガイド部材40、41が設けられ
ている。加圧試験機29は、その支持部42が図5に示
すように可動ホルダ31の軸受43A,43Bに支持さ
れた回転軸44に取り付けられており、ハンドル45の
操作力を減速ギヤ機構46を介して上記回動軸44を駆
動することによって加圧試験機29の傾き角度を調整で
きるようになっている。
【0012】上記加圧試験機29は、図4〜図6に示す
ようにシャーシ部47と、このシャーシ部47に対して
昇降可能な軸部材48に吊持された加圧部49と、シャ
ーシ部47に固定されたモータ50により駆動されて上
記軸部材48に形成されたラック51に噛合するピニオ
ンギア52とを備えており、この加圧部49にはロード
セル53を介して連結された保持部材54の先端に加圧
ヘッド55がピン56を介して首振り可能に取り付けら
れている。57,58は上記加圧部49に立設されてシ
ャーシ部47のガイド筒部59、60にそれぞれ案内さ
れるロッドである。61は上記シャーシ部47に取り付
けられたポテンションメータであり、上記ロードセル5
3等とともに屋根材Mや野地板Nなどの撓み量の測定や
割れを検出するための測定手段62を構成している。こ
の測定手段62には、ディジタルゲージ(図示せず)な
ども使用される。
【0013】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。いま、屋根本体3が図1の鎖線で示す位置にあり、
これを所定の勾配をもつ位置に設定したい場合、シリン
ダ装置6を駆動させると同時に、回転駆動装置12を駆
動させる。これにより、シリンダ装置6が立ち上りなが
らピストンロッド9が伸張するので、屋根本体3を実線
で示す所定の傾き角θの勾配をもつ位置に設定すること
ができる。すなわち、従来のように異なる勾配をもった
多数の基台を用意しなくても、屋根本体3を任意の勾配
に自動的に設定できるので、使い勝手が良くなるととも
に、汎用性が高まる。
【0014】この状態で屋根材Mの踏割試験を行なう
が、まず、屋根本体3の主面上の前後および左右方向の
所望の位置に加圧試験機29をセットする。すなわち、
第1のサーボモータ20を駆動することで、その回転力
が減速装置21で減速されてからピニオンギア23A,
23Bに伝達される。このピニオンギア23A,23B
は左右のレール16A,16Bに形成されているラック
24A,24Bに噛合しているので、上記ピニオンギア
23A,23Bの回転によって可動体17が上記レール
16に沿って前後方向へ任意のピッチで移動する。上記
第1のサーボモータ20を制御することにより、上記可
動体17に一体化されている加圧試験機29を前後方向
の所定位置に位置決めすることができる。
【0015】また、第2のサーボモータ36を駆動する
ことで、タイミングベルト38を介してねじ棒32が回
転するので、可動ホルダ31が左右方向へ移動する。上
記第2のサーボモータ36を制御することにより、上記
加圧試験機29を左右方向の所定位置に位置決めするこ
とができる。さらに、ハンドル45を回転操作すること
により、減速ギヤ機構46を介して回転軸44が駆動さ
れ、加圧試験機29の傾き姿勢を調整することができ
る。
【0016】この状態で、加圧試験機29におけるモー
タ50により、ピニオンギア52およびラック51を介
して軸部材48を駆動して加圧部49を降下させ、加圧
ヘッド55を介して屋根材Mに一定の荷重を付加する。
このときの付加荷重はロードセル53によって測定され
る。上記加圧ヘッド55が屋根材を加圧することで、こ
の屋根材Mや野地板Nが撓み変形する。この撓み量等が
ポテンションメータ61で検出される。
【0017】上記第1および第2のサーボモータ20,
30を駆動制御することにより、加圧試験機29の前後
および左右方向の移動ピッチを制御し、各位置毎に上記
と同様の測定を行なうことにより、作業者が歩いたと同
様の形態で踏割試験を自動的に行なえる。換言すれば、
作業者は荷物をもって歩き廻る重労働から解放されるこ
とになる。
【0018】ところで、上記の実施例では、屋根本体傾
動装置100を、シリンダ装置6などで構成したもので
示したが、これに限らず、他の手段を導入してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基台に傾
動可能に枢支された屋根本体を屋根本体傾動装置により
任意の勾配に設定させるようにしたので、勾配の異なる
多数の基台を用意するといった経済的な負担や広いスペ
ースの確保などを要することなく、1台の基台を用いる
だけで、様々な勾配の屋根模型に対応した試験に転用す
ることができ、踏割試験態様の汎用性を広げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による屋根材踏割試験用屋根
模型装置を示す側面図である。
【図2】同屋根材踏割試験用屋根模型装置を示す平面図
である。
【図3】同屋根材踏割試験用屋根模型装置を示す正面図
である。
【図4】加圧試験機を備えた可動体を示す図である。
【図5】可動体の移動機構を示す平面図である。
【図6】加圧試験機の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 屋根本体(屋根模型) 100 屋根本体用傾同装置 M 屋根材 N 野地板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野地板を介して屋根材が施工された屋根
    模型を構成し、かつ基台に傾動可能に枢支された屋根本
    体と、この屋根本体を任意の勾配位置まで傾動させる屋
    根本体傾動装置とを備えたことを特徴とする屋根材踏割
    試験用屋根模型装置。
JP20205091A 1991-08-13 1991-08-13 屋根材踏割試験用屋根模型装置 Expired - Lifetime JP2723392B2 (ja)

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JPH0545256A JPH0545256A (ja) 1993-02-23
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