JP2723299B2 - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
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- JP2723299B2 JP2723299B2 JP1165630A JP16563089A JP2723299B2 JP 2723299 B2 JP2723299 B2 JP 2723299B2 JP 1165630 A JP1165630 A JP 1165630A JP 16563089 A JP16563089 A JP 16563089A JP 2723299 B2 JP2723299 B2 JP 2723299B2
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Description
に関する。
の変圧器としては、小形軽量と省エネルギ化のためフェ
ライト鉄芯等を用いた高周波変圧器がよく用いられてい
る。
鉄芯に巻装した一次巻線による磁束を二次巻線と鎖交さ
せ、この二次巻線に大きな電圧を発生させるものであ
る。この電圧変換において一次巻線に電圧変動が生じる
と二次巻線に異常電圧を生じることがあるのでこの種変
圧器のフェライト鉄芯には間隙を設け、この間隙にスペ
ーサが取り付けられている。このスペーサは、通常、接
着剤や接着テープによりフェライト鉄芯の対向面に固着
されている。
すると接着剤等の接着力が落ちてスペーサが移動しフェ
ライト鉄芯の間隙が広がったりフェライト鉄芯の対向面
がずれることがある。
くなり、信頼をもってこの変圧器を使用することができ
なくなる等の問題がある。
縁距離を保つため絶縁紙や別に絶縁樹脂材料が設けられ
ているが、このようにすると部品点数が多くなったり構
造が複雑になり組立てが面倒になる等の問題があった。
向面の間の間隙の変動を防止するとともに鉄芯と巻線間
との充分な絶縁を行うように絶縁部材を設けた変圧器を
得るものである。
磁路鉄芯の対向面を付合わせ結合するとともにいずれか
一方または双方の閉磁路鉄芯に一次巻線、二次巻線等の
巻線が巻装された変圧器において、この2つのU字状の
閉磁路鉄芯を固定支持する絶縁部材は、付合わせ結合す
る2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口部内に設けられ、両
端が2つのU字状の閉磁路鉄芯の端面方向に延される板
状の隔壁と、この隔壁の一側面の中間部から直角方向に
延び少なくとも付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路
鉄芯の一方の対向面間に設けられる中間壁と、前記隔壁
の他側面の両端部から直角方向に延ばされそれぞれの閉
磁路鉄芯間に設けられる腕壁と、これら隔壁、中間壁お
よび腕壁の一側面に設けられた支持壁とにより構成さ
れ、この付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄芯を
中間壁方向に向かって押圧する押圧部材が設けられたこ
とを特徴とする。
するそれぞれの2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口深さよ
り短くしたことを特徴とする。
磁路鉄芯の外側面には穴部を設けるとともにこの穴部に
は2つのU字状の閉磁路鉄芯を中間壁に向かって押し込
む押圧部材を設けたことを特徴とする。
次巻線等の巻線に巻線数に応じた変換電圧を発生する。
この電圧変換交番磁束を絶縁部材に一体に設けた中間壁
により抑制するから一次巻線の大きな電圧変動があった
場合に二次巻線に異常な電圧を発生させることがない。
成した絶縁部材の中間壁に閉磁路鉄芯を嵌め込んだ後押
圧部材により押し付けるので閉磁路鉄芯の対向面間が位
置ずれを起こすことがない。
た絶縁部材を設けたので閉磁路鉄芯と各巻線等の絶縁を
強化する。
閉磁路鉄芯の開口深さよりは短くするとともにこの中間
壁に向けて2つのU字状の閉磁路鉄芯を対向面に向かっ
て押圧部材により押圧するようにしたから、2つの閉磁
路鉄芯を確実に保持しその電気的特性を安定する。
たから閉磁路鉄芯と各巻線等との間に別の絶縁紙、スペ
ーサ等が不要になり製造コストを低減し、製造作業を容
易にする。
用した実施例について説明する。
巻線11およびフィラメント巻線12を巻装した閉磁路鉄芯
Bと、この閉磁路鉄芯Bを固定支持する絶縁基板Cとか
ら構成され、絶縁基板Cが電子レンジのベース13にネジ
14、14により固定されている。
つのほぼU字状のフェライト鉄芯15、16とから構成され
ている。このフェライト鉄芯15、16の対向面15a、15aを
前記絶縁基板Cと一体に形成した絶縁材料の中間壁17に
付合わせにより結合し開口部を有する閉磁路を構成した
ものである。
芯15は角形の脚部15bと、丸形の腕部15cおよびこれら脚
部15bと腕部15cとを結合する継鉄部15dとから構成さ
れ、対向面15aと継鉄部15dのU字状の内壁面との間に所
定の開口深さが形成されている。このフェライト鉄芯15
は脚部15bは前記絶縁基板Cの基台18に支持され、腕部1
6cには一次巻線10等が巻装されている。
けられている。この押込穴部21、21には前記絶縁基板C
に立設した側壁19に設けた押込ネジ穴27、27にネジ込ん
だタップネジ等の押圧部材20により押圧支持されるよう
になっている。
ほぼ同様に構成され、角形の脚部16bと、丸形の腕部16c
およびこれらの脚部16bと腕部16cとを結合する継鉄部16
dとから構成され、対向面16aと継鉄部16dのU字状の内
壁面との間に所定の開口深さが形成されている。このフ
ェライト鉄芯16の脚部16bは前記絶縁基板Cの基台18に
支持され、腕部16cには二次巻線11等が巻装されてい
る。
けられている。この押込穴部21、21には前記絶縁基板C
に立設した側壁22に設けた押込ネジ穴27、27にネジ込ん
だタップネジ等の押圧部材20により押圧支持されるよう
になっている。
定型的に構成したものであって、例えば、第2図(b)
に示すように基台18に中間壁17、左右の前記側壁19、22
が直角に立設されている。
程度に構成され、この中間壁17の上部には前記基礎台18
に平行に延び2つのほぼU字状のフェライト鉄芯15、16
の内壁面にいたる板状の隔壁23が一体に設けられてい
る。
フェライト鉄芯15、16の上方向に直角に延びる腕壁24
a、24bが一体に設けられている。
腕壁24aおよびこれらを一定の関係位置をもって一体に
固定する支持壁25により、フェライト鉄芯15の脚部15b
と継鉄部15dが挿入できるほぼL字状の空所Mが構成さ
れ、また、腕壁24aがフェライト鉄芯15の腕部15cを支持
するようになっている。
23、腕壁24baおよびこれらを一定の関係位置をもって一
体に固定する支持壁25により、フェライト鉄芯16の脚部
16bと継鉄部16dが挿入できるほぼL字状の空所Nが構成
され、また、腕壁24bがフェライト鉄芯16の腕部16cを支
持するようになっている。
穴である。この絶縁基板Cのネジ穴26、26にネジ14、14
が挿入され、絶縁基板Cがネジ14、14により電子レンジ
のベース13に固定支持される。
れたタップネジ等の押圧部材20を押込む押込ネジ穴であ
る。この押込ネジ穴27、27には押圧部材20が押し込ま
れ、フェライト鉄芯15の対向面15aあるいはフェライト
鉄芯16の対向面16aが各継鉄部15d、16dの押込穴部21、2
1を介して中間壁17に押圧され、各対向面15a、16aを中
間壁17に押圧支持させるものである。
巻装されたものであって、前記フェライト鉄芯15の腕部
15cに装着される。二次巻線11は、絶縁性ボビン29に適
宜回数の巻線が巻装されたものであって、前記フェライ
ト鉄芯16の腕部16cに装着される。さらに、フィラメン
ト巻線12は二次巻線11の外周部に数回巻装されたもので
ある。
フィラメント巻線12に交流電圧を供給あるいは取出す端
子である。
次のように行う。
装された一次巻線10が装着される。また、フェライト鉄
芯16の腕部16cにはボビン31に巻装された二次巻線11、
フィラメント巻線12が巻装される。
15bの対向面15aが中間壁17面に対向して配置され、継鉄
部15dが腕壁24aに対向して配置され、腕部15cが腕壁24a
に支持されるように配置され、脚部15aと腕部15cとの間
に隔壁23が位置するように配置される。このよにして一
次巻線10を装着したフェライト鉄芯15が空所Mに嵌め込
まれる。
の対向面16aが中間壁17面に対向して配置され、腕部16c
が腕壁24bに支持されるように配置され、継鉄部16dが腕
壁24bに対向して配置され、腕部16cが腕壁24bに支持さ
れるように配置され、脚部16bと腕部16cとの間に隔壁23
が位置するように配置される。このよにして二次巻線11
等を装着したフェライト鉄芯16が空所Nに嵌め込まれ
る。
との間に適宜の絶縁距離を保持すべくラップLが形成さ
れている。また、腕壁24bにより二次巻線11等の外周部
と腕部16cとの間に適宜の絶縁距離を保持すべくラップ
Lが形成されている。
び二次巻線11の外周部と脚部16bとの間の開口部内面に
は隔壁23が設けられ絶縁壁が形成される。
の押込穴部21には押込ネジ穴27、27を介して押圧部材20
を押し込み、この押圧部材20によりフェライト鉄芯15の
対向面15aが中間壁17の対向面に押圧される。
は押込ネジ穴27、27を介して押圧部材20、20が押し込ま
れ、フェライト鉄芯16の対向面16aが中間壁17の対向面
に押圧支持される。
芯15、16の内壁面までの開口深さが中間壁17と腕壁24
a、24bの距離より大きくとってあるから対向面15a、16a
の押圧を強固に行うことができる。
ライト鉄芯16の対向面16aが押圧部材21により中間壁17
に押付けられ、この中間壁17により規制される強固な間
隙Tを有する閉磁路が形成され変圧器が組立てられる。
より固定され、そのマグネトロンの電源回路に使用され
る。
に取付け、フェライト鉄芯の対向面を側壁の押圧部材に
より中間壁に押付けるようにして間隙を形成したから、
長い間にわたり高い温度変化等を受けてもフェライト鉄
芯の位置ずれを生じさせたり間隙の変化を生じることが
ない。
には異常な電圧変動を伴うことがない。
取付けるように形成したが、中間壁を隔壁の両対向面に
設けるようにしてもよいしあるいは支持壁に中間壁、隔
壁、腕壁等に設ける等の適宜変更して使用してもよい。
磁路鉄芯の対向面を付合わせ結合するとともにいずれか
一方または双方の閉磁路鉄芯に一次巻線、二次巻線等の
巻線が巻装された変圧器において、この2つのU字状の
閉磁路鉄芯を固定支持する絶縁部材は、付合わせ結合す
る2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口部内に設けられ、両
端が2つのU字状の閉磁路鉄芯の端面方向に延される板
状の隔壁と、この隔壁の一側面の中間部から直角方向に
延び少なくとも付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路
鉄芯の一方の対向面間に設けられる中間壁と、前記隔壁
の他側面の両端部から直角方向に延ばされそれぞれの閉
磁路鉄芯間に設けられる腕壁と、これら隔壁、中間壁お
よび腕壁の一側面に設けられた支持壁とにより構成さ
れ、この付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄芯を
中間壁方向に向かって押圧する押圧部材が設けられたか
ら電圧変換される交番磁束が中間壁により抑制され一次
巻線の大きな電圧変動があっても二次巻線に異常な電圧
を発生させることがなく長期に亘り安定して使用するこ
とができる。
するそれぞれの2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口深さよ
り短くしたから2つのU字状の閉磁路鉄芯を対向面に向
かって押し付けることができるばかりかその電気的特性
を安定することができる。
磁路鉄芯の外側面には穴部を設けるとともにこの穴部に
は2つのU字状の閉磁路鉄芯を中間壁に向かって押し込
む押圧部材を設けたたから2つのU字状の閉磁路鉄芯の
対向面が位置ずれを起こすことがない。
壁、腕壁を有する絶縁部材を配置したので閉磁路鉄芯と
各巻線等の絶縁を強化することができる。
り構成したから閉磁路鉄芯と各巻線等との間に別の絶縁
紙、スペーサ等が不要になり製造コストを低減し、製造
作業を容易にすることができる。
図(a)は第1図の変圧器に使用される磁気鉄芯の斜視
図、第2図(b)は、第1図の変圧器に使用される絶縁
基礎板の斜視図である。 10……一次巻線、11……二次巻線、12……フィラメント
巻線、13……ベース、14……ネジ、15、16……フェライ
ト鉄芯、16a……対向面、16b……脚部、16c……腕部、1
6d……継鉄部、17……中間壁、19、22……側壁、20……
押圧部材、21……押込穴部、23……隔壁、24a、24b……
腕壁、25……支持壁、27……押込ネジ穴。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも2つに分割できるほぼU字状の
閉磁路鉄芯の対向面を付合わせ結合するとともにいずれ
か一方または双方の閉磁路鉄芯に一次巻線、二次巻線等
の巻線が巻装された変圧器において、 この2つのU字状の閉磁路鉄芯を固定支持する絶縁部材
は、 付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口部内
に設けられ、両端が2つのU字状の閉磁路鉄芯の端面方
向に延される板状の隔壁と、 この隔壁の一側面の中間部から直角方向に延び少なくと
も付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄芯の一方の
対向面間に設けられる中間壁と、 前記隔壁の他側面の両端部から直角方向に延ばされそれ
ぞれの閉磁路鉄芯間に設けられる腕壁と、 これら隔壁、中間壁および腕壁の一側面に設けられた支
持壁と、 により構成され、 この付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄芯を中間
壁方向に向かって押圧する押圧部材が設けられたことを
特徴とする変圧器。 - 【請求項2】中間壁と腕壁との間隔は付合わせ結合する
それぞれの2つのU字状の閉磁路鉄芯の開口深さより短
くしたことを特徴とする請求項1に記載の変圧器。 - 【請求項3】付合わせ結合する2つのU字状の閉磁路鉄
芯の外側面には穴部を設けるとともにこの穴部には2つ
のU字状の閉磁路鉄芯を中間壁に向かって押し込む押圧
部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載
の変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1165630A JP2723299B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1165630A JP2723299B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330404A JPH0330404A (ja) | 1991-02-08 |
JP2723299B2 true JP2723299B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15816015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1165630A Expired - Lifetime JP2723299B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2723299B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011243795A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Toyota Industries Corp | 誘導機器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS473216U (ja) * | 1971-02-01 | 1972-09-04 | ||
JPS6441117U (ja) * | 1987-09-07 | 1989-03-13 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP1165630A patent/JP2723299B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330404A (ja) | 1991-02-08 |
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