JP2721402B2 - 低温液化ガス用管継手 - Google Patents

低温液化ガス用管継手

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低温液化ガスを通流させる管を低温液化ガス
の漏れを抑えつつ接続するのに用いる管継手に関し、例
えば液体酸素・液体窒素・液体アルゴン等の低温液化ガ
スを配送するタンクローリーの低温液化ガス取出部に設
けられた管に対しフレキシブルホース等に連なる管を直
列接続するに際し、その接続部に使用されるのに適した
管継手に関する。
〔従来の技術〕
管継手を用いて接続された管内を低温液化ガスが通流
する場合、該低温液化ガスは、管継手のシール性が悪い
とそこから漏れ出すこととなる。
そこで、低温液化ガスの漏れを防止するためバイオネ
ットジョイントが開発されている。例えば第4図に示す
如く、低温液化ガスを通流させるべく直列配置された両
管(51),(52)が、その接続部において隙間(S)の
形成を許容しつつオーバーラップするように一方の管
(51)が他方の管(52)内に遊嵌された状態で接続さ
れ、しかも前記隙間(S)の内外両側境界部が、低温液
化ガスの漏れを一部許容するガスケット(静止用シー
ル)(53)及びスクィーズされることによって十分なシ
ール効果が得られるOリング(54)にて夫々シールされ
てなるバイオネットジョイントが開発されている。な
お、前記両管(51),(52)の外周部は、この例では、
断熱効果を得るための真空層(V1),(V2)を形成すべ
く、夫々二層構造とされている。また前記Oリング(5
4)は、そのシール効果が十分に得られるようにV形バ
ンド(56)にて強固に締め付けられるスクィーズ状態と
されている。
かかるバイオネットジョイントにおいては、前記両管
(51),(52)内を通流する低温液化ガスが、前記ガス
ケット(53)経由で前記隙間(S)へ漏れ出てそこで気
化してガス室(55)が形成されるようになり、該ガス室
(55)内のガスが前記隙間(S)に漏れ出た液体とバラ
ンスして該液体の前記隙間(S)への更なる流入を防
ぎ、もって前記シール(54)が常温保持されて完全なシ
ールが可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、例えばタンクローリーの低温液化ガス取出部
に設けられた管に対し、上述のような従来の管継手を用
いて低温液化ガス配給用のフレキシブルホースを接続す
る場合、前記管継手の構造が本質的に回転自在に構成さ
れていないため、フレキシブルホースの接続方向は、継
手方向によって制約を受けることとなる。そして前記フ
レキシブルホースを使用して低温液化ガスを配給した
後、前記管継手を回転させて前記フレキシブルホースを
接続したままタンクローリーの横部に収納することがで
きず、またタンクローリーの駐車位置によっては前記フ
レキシブルホースによるタンクローリーと供給先との接
続が不可能になり得る。そこで従来は、タンクローリー
の低温液化ガス取出部に設けられた管に対し、前記バイ
オネットジョイントとは異なってシール性はよくないが
取外し作業が容易な管継手を装着し、該管継手を介して
前記フレキシブルホースを接続し、低温液化ガス配給後
に前記管継手を前記フレキシブルホースと共に取り外し
てタンクローリーの横部に収納するという面倒な作業を
行っていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
良好なシール性を維持しつつ回転自在な構造で、例えば
タンクローリーに前記フレキシブルホースを接続すると
きに使用される管継手として好適な低温液化ガス用管継
手を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る低温液化ガス用管継手は、 流体を通流させるべき直列配置される両管を上下に接
続するための管継手であって、 前記両管間に第1の運動用シールを介装しつつ前記両
管を嵌合することにより、前記両管をシールしつつ相対
回転自在に接続し、 前記第1の運動用シールの外気側に、前記流体が前記両
管内より漏れ出て上部にガスが充満する密閉空間を、そ
の上部側の外気側境界部を第2の運動用シールにてシー
ルすることによって形成し、 前記両管の接続状態のはずれ防止のための締結手段を
外周部に設けると共に、 前記第2の運動用ールの外気側に、前記締結手段によ
る締結力によってシール状態が強化され得る第3の運動
用シールを設けてある点に特徴を有している。
〔作用〕
かかる本発明の管継手にあっては、前記密閉空間に充
満するガスの存在によって従来のバイオネットジョイン
トの場合と同様に内部の流体の漏れが防止されることと
なる。また前記複数のシールとしてはいずれも運動用シ
ールを採用しているため、前記管継手は接続状態のまま
で回転も可能となる。しかも前記締結手段によって前記
両管の接続が意図に反してはずれることが防止される。
更に、前記第2の運動用シールの外気側に前記第3の
運動用シールを設けてあるため、該第3の運動用シール
が前記締結手段による締結力によってシール状態が強化
され得るため、管内の流体の漏れ状況に応じ、回転自在
の状態を維持しつつもシール状態も強化することができ
るほか、回転不必要時には前記締結手段にて特に強く締
結して高シール性を特に高く保持することもできるよう
になる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の管継手によれば、管内の流体の
漏れを防止することができ、また該管継手自体はその回
転も可能となる。従って、例えば本発明の管継手を用い
てタンクローリーに前記フレキシブルホースを接続して
ある場合は、該ホースを介しての低温液化ガスの配給が
完了した後、前記管継手を前記ホースと共に回転させて
これをタンクローリーの横部に接続状態のまま収納する
ことができるほか、低温液化ガスの再配給時の管継手及
びホース内部への異物の浸入を防ぎ、ホース内をクリー
ンに保持でき、また操作が容易になる等、本発明の管継
手は、例えばタンクローリーと前記ホースとの接続に極
めて適した管継手となる。なお、前記管継手を回転させ
るときに前記締結手段による調整を付加し、シール性や
回転操作性の向上を更に図ってもよい。また本発明の管
継手は、タンクローリーでなくても非移動式の低温液化
ガスタンクにホースを接続するときにも勿論使用でき、
この場合も、シール性向上やホース収納時の作業性改善
に極めて有効である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面基づいて説明する。
第2図は低温液化ガスを貯蔵しこれを適宜配送するた
めのタンクローリーを示しており、該タンクローリーの
後部側方の低温液化ガス取出部には、低温液化ガス取出
しのための管(2)が設けられている。また図中(1)
は、前記管(2)に対してその上部に、基端部が内嵌状
態で接続され低温液化ガスを目的位置まで送給するのに
使用される管(その先端側はフレキシブルホースに連な
ってる)を示しており、前記両管(1),(2)は、本
発明の管継手の一例たる管継手を介して接続されてい
る。
前記管継手は具体的には以下のように構成されてい
る。即ち、前記両管(1),(2)の嵌合部には、先
ず、第1の運動用シール(4)(具体的にはテフロンノ
ーズシール(4))が若干の低温液化ガスの漏れを許容
しつつシールし、且つすべり運動自在なシール手段とし
て装着され、該第1の運動用シール(4)の介在によっ
て前記両管(1),(2)はシールされつつ相対回転自
在に接続されている。そして前記管(2)の基端部端面
には前記管(1)の外周面との間に隙間が形成されて開
放され、且つ、その基端部周面にはその適宜位置にシリ
ンダ(9)と一体化されて底付き外筒体化されたリング
(10)が固着されている。そして前記管(2)並びに前
記シリンダ(9)及び前記リング(10)にて囲繞された
部分に空隙が形成されているが、該空隙は、前記低温液
化ガスが前記両管(1),(2)内より前記第1の運動
用シール(4)を経由して漏れ出て気化し、その気化ガ
スが上部に充満する密閉空間(3)となる。なお、該密
閉空間(3)の外気側境界部は、前記シリンダ(9)の
リング(10)固着側とは反対側端部外周面に凹設された
円周溝(9a)に内径側が嵌入され、且つ、前記管(1)
の外周面適宜位置に外嵌固着された外嵌体(11)の遊嵌
端面に凹設された円環溝(11a)に外径側が接当する。
第2の運動用シール(5)即ちOリング(5)にて形成
されている。なお該Oリング(5)もその周囲の接当物
との間ですべり運動を許容する。またこれらの外周部
に、前記両管(1),(2)の接続状態のはずれ防止の
ための締結手段(A)としての袋ナット(8)が前記外
嵌体(11)の外周面螺合部(11b)に螺合締結されるこ
とによって設けられている。そして前記第2の運動用シ
ール(5)即ち前記Oリング(5)の外気側には、前記
締結手段(A)によって生じる締結力によってシール状
態が強化され得る第3の運動用シール(6),(7)
(具体的にはテフロンシールパッキン(6),(7))
が設けられている。かくして前記運動用シール(4),
(5),(6),(7)、密閉空間(3)、締結手段
(A)としての袋ナット(8)等から本発明の管継手が
構成されている。
なお、前記袋ナット(8)の締結状態の固定は、前記
袋ナット(8)と端面同士が接当すると共に前記外嵌体
(11)の外周面螺合部(11c)に前記袋ナット(8)と
は独立に螺合されるロックナット(12)によって行われ
るようになっている。また前記袋ナット(8)と前記外
嵌体(11)との間には、その後者(11)に対する前者
(8)の螺合外嵌時に、スクィーズされて十分にシール
効果が生じる静止用シール(13)具体的にはOリング
(13)が装着され、該シール(13)即ち該Oリング(1
3)によってシール効果が補完されている。
かくして、本発明の管継手を使用して前記両管
(1),(2)を接続してある場合、前記両管(1),
(2)内部の低温液化ガスは前記密閉空間(3)の存在
によって外気側への漏れが防止されることとなる。また
前記密閉空間(3)の内外境界部及びその隣接部に配さ
れたシール(4),(5),(6),(7)はいずれも
運動用シールであるため、前記本発明の管継手は接続状
態のままで回転も可能となる。そして第2図に示す如
く、前記フレキシブルホース側の管(1)を仮想線にて
示す使用状態から実線にて示す収納状態へ自在に姿勢変
更できるようになる。また前記締結手段(A)の作用に
よって前記両管(1),(2)の意図に反するはずれが
防止される。しかも前記第3の運動用シール(6),
(7)は前記締結手段(A)による締結力によってシー
ル状態が強化され得るため、低温液化ガスの漏れ状況に
応じ、回転自在の状態を維持しつつもシール状態を強化
することができるほか、回転不必要時には前記締結手段
(A)にて特に強く締結して本発明の管継手の高シール
性を特に高くすることもできる。
なお、前記第2の運動用シール(5)が図示の如く1
個しか配置されていなくて、それだけではシール効果が
不十分である場合は、該シール(5)を複数並置すると
よい。
〔別実施例〕
本発明の管継手としては、第3図に示す如く、第1の
運動用シール(4)の装置を、タンクローリー側の管
(2)にフレキシブルホース側の管(1)が外嵌された
位置とした実施例も考えられる。
また、タンクローリー以外の非移動式の低温液化ガス
タンクにホースを接続するときにも本発明の低温液化ガ
ス用管継手は使用できる。
なお、上述の説明で多用した「運動用シール」は、往
復運動用シール、回転運動用シールのいずれをも含むも
のとする(例えば東洋経済新聞社発行の「商品大辞典」
P.176の定義参照)。
なお、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にす
る為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る低温液化ガス用管継手の実施例を
示する縦断側面図、第2図は該管継手をタンクローリー
のフレキシブルホース接続部に使用した状態を示す斜視
図、第3図は本発明の低温液化ガス用管継手の別実施例
を示す縦断側面図、第4図は従来の低温液化ガス用管継
手(固定式)を示す縦断側面図である。 (1),(2)……管、(3)……密閉空間、(4)…
…第1の運動用シール、(5)……第2の運動用シー
ル、(6),(7)……第3の運動用シール、(A)…
…締結手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を通流させるべく直列配置される両管
    (1),(2)を上下に接続するための管継手であっ
    て、 前記両管(1),(2)間に第1の運動用シール(4)
    を介装しつつ前記両管(1),(2)を嵌合することに
    より、前記両管(1),(2)をシールしつつ相対回転
    自在に接続し、 前記第1の運動用シール(4)の外気側に、前記流体が
    前記両管(1),(2)内より漏れ出て上部にガスが充
    満する密閉空間(3)を、その上部側の外気側境界部を
    第2の運動用シール(5)にてシールすることによって
    形成し、 前記両管(1),(2)の接続状態のはずれ防止のため
    の締結手段(A)を外周部に設けると共に、 前記第2の運動用シール(5)の外気側に、前記締結手
    段(A)による締結力によってシール状態が強化され得
    る第3の運動用シール(6),(7)を設けてある低温
    液化ガス用管継手。
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