JP2720458B2 - 緩衝増幅器 - Google Patents

緩衝増幅器

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JP2720458B2 JP63144939A JP14493988A JP2720458B2 JP 2720458 B2 JP2720458 B2 JP 2720458B2 JP 63144939 A JP63144939 A JP 63144939A JP 14493988 A JP14493988 A JP 14493988A JP 2720458 B2 JP2720458 B2 JP 2720458B2
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紀陽 近藤
雅明 鶴田
誠 恩賀
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、出力電圧が温度補償された緩衝増幅器に関
する。 〔発明の概要〕 本発明は、ベースに定電圧が供給された補償用トラン
ジスタのコレクタを、第1の抵抗器を介して、エミッタ
フォロワのエミッタに接続すると共に、補償用トランジ
スタのエミッタと基準電位点との間に第2の抵抗器を接
続することにより、温度により変動するエミッタフォロ
ワのVBEの影響を除去ないしは相殺して、出力電圧の温
度補償を行なうものである。 〔従来の技術〕 従来、バイポーラトランジスタによるアナログ増幅器
は、例えば第2図に示すように構成されていた。 即ち、第2図において、(10)は差動増幅器であっ
て、入力端子(1)が1対のnpnトランジスタ(11)及
び(12)の一方のベースに接続され、他方のベースには
定電圧源(2)が接続される。この定電圧源(2)は、
電源VCCとアースとの間に接続された分圧器であっても
よい。両トランジスタ(11)及び(12)のエミッタが、
それぞれ定電流源としてのnpnトランジスタ(13)及び
(14)を介して接地され、トランジスタ(11)及び(1
2)のエミッタ間に抵抗器(15)が接続される。トラン
ジスタ(11)のコレクタに直接に電源VCCが供給され、
トランジスタ(12)のコレクタには負荷抵抗器(16)を
介して電源VCCが供給される。 定電流源(17)とダイオード接続のnpnトランジスタ
(18)とが、電源VCCとアースとの間に直列に接続さ
れ、このトランジスタ(18)がトランジスタ(13)及び
(14)とそれぞれカレントミラー接続される。 npnトランジスタ(21)は、そのコレクタが直接に電
源VCCに接続されると共に、そのエミッタが定電流源と
してのnpnトランジスタ(22)を介して接地されて、エ
ミッタフォロワとされる。トランジスタ(22)はダイオ
ード接続のトランジスタ(18)とカレントミラー接続さ
れる。増幅器(10)の出力が、端子(3)を介して、ト
ランジスタ(21)のベースに供給され、そのエミッタか
らの出力が端子(4)に導出される。 周知のように、端子(3)及び(4)間の電圧利得は
略〔1〕であり、端子(4)の出力インピーダンスは極
めて小さく、エミッタフォロワ(21)は緩衝増幅器(バ
ッファ)として機能する。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、第2図の端子(3)の直流電位、即ち増幅
器(10)の出力電圧の直流成分V10は、通常、温度変化
による変動が比較的小さい。そして、この直流電位変動
がないことが好ましい場合が多く、この場合には、温度
補償によって直流電位変動が除去される。 ところが、一般に、トランジスタのベース・エミッタ
間電圧VBEは約−2mV/℃と比較的大きな温度係数を有す
るため、増幅器(10)の出力の直流電位変動が小さい場
合、エミッタフォロワ(21)を介して、端子(4)に導
出された出力電圧は、ほぼVBE1個分相当の直流電位変
動が付加されてしまうという問題があった。 かかる点に鑑み、本発明の目的は、エミッタフォロワ
のVBEの影響を除去して、出力電圧を温度補償した緩衝
増幅器を提供するところにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、エミッタフォロワ接続の第1のトランジス
タ(21)のエミッタに第1の抵抗器(23)を介して第2
のトランジスタ(24)のコレクタを接続し、この第2の
トランジスタのエミッタを第2の抵抗器(25)を介して
基準電圧点に接続すると共に、第2のトランジスタのベ
ースに定電圧V26を供給して、出力電圧の温度補償を行
なうようにした緩衝増幅器である。 〔作用〕 かかる構成によれば、エミッタフォロワ接続されたト
ランジスタのVBEの影響が除去されて、出力電圧が温度
補償される。 〔実施例〕 以下、第1図を参照しながら、本発明による緩衝増幅
器の一実施例について説明する。 本発明の一実施例の構成を第1図に示す。この第1図
において、前出第2図に対応する部分には同一符号を付
けて重複説明を省略する。 第1図において、(20)は緩衝増幅器を全体として示
し、エミッタフォロワ接続のトランジスタ(21)のエミ
ッタに、抵抗器(23)を介して、npnトランジスタ(2
4)のコレクタが接続され、トランジスタ(24)のエミ
ッタは抵抗器(25)を介して接地される。トランジスタ
(24)のベースには定電圧源(26)が接続される。この
定電圧源(26)は、第2図の定電圧源(2)と同様に、
分圧器であってもよい。 トランジスタ(24)のコレクタに端子(4)が接続さ
れ、この端子(4)の出力信号は、それぞれエミッタフ
ォロワ接続された、pnpトランジスタ(27)及びnpnトラ
ンジスタ(28)を介して端子(5)に導出される。 本実施例の動作は次のとおりである。 第2図の増幅器(10)の直流出力電圧V10が端子
(3)に供給され、トランジスタ(24)のコレクタ電流
がICであるとする。トランジスタ(21)のコレクタ電流
はこのICよりも大きくなるが、これによる両トランジス
タ(21)及び(24)のベース・エミッタ電圧間の差を無
視すれば、抵抗器(23)及び(25)の抵抗値をそれぞれ
R23及びR25とし、端子(4)の直流出力電圧をV4とし
て、次の(1)式及び(2)式が成立する。 V4=V10−VBE−IC・R23 ……(1) V26−VBE=IC・R23 ……(2) 両式からICを消去すれば次の(3)式が得られる。 R23=R25の場合、(3)式は次の(3a)式のようにな
る。 V4=V10−V26 ……(3a) 前述のように、温度によるV10の変動は比較的小さ
く、または
〔0〕であり、V26は定電圧であるから、本
実施例においては、抵抗器(23)及び(25)の抵抗値が
等しい場合、トランジスタ(21)のVBEの影響が除去さ
れて、端子(4)からは温度補償された出力電圧が得ら
れる。 R23は例えば8KΩ程度に選定されて、そのままでは、
端子(4)の出力インピーダンスが増大する。このた
め、本実施例では、pnpトランジスタ(27)及びnpnトラ
ンジスタ(28)によるエミッタフォロワを縦続接続し
て、端子(5)において、通常の低出力インピーダンス
を得ている。この場合、両トランジスタ(27)及び(2
8)のVBEの変動は互いに逆方向となって相殺される。 第1図の実施例において、端子(3)に供給される直
流電圧V10が温度によって変動する場合は、R23及びR25
の比率を適宜選定して出力電圧の温度補償を行なうこと
ができる。 この場合、kを正の任意常数として、V10がトランジ
スタのVBEのk倍の温度係数を有するものとすれば、前
出(1)式に対応して、次の(4)式が成立する。 V4=V10−kVBE−VBE−R23・IC =V10−(1+k)VBE−R23・IC ……(4) この(4)と前出(2)式からICを消去すれば次の
(5)式が得られる。 の場合、(5)式の右辺第3項が
〔0〕となって、端子
(4)の出力電圧V4が温度補償される。 〔発明の効果〕 以上詳述のように、本発明によれば、ベースに定電圧
が供給された補償用トランジスタのコレクタを、第1の
抵抗器を介して、エミッタフォロワのエミッタに接続す
ると共に、補償用トランジスタのエミッタと基準電位点
との間に第2の抵抗器を接続するようにしたので、温度
により変動するエミッタフォロワのVBEの影響が除去な
いしは相殺されて、出力電圧の温度補償が行なわれた緩
衝増幅器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による緩衝増幅器の一実施例の構成を示
す結線図、第2図は従来の緩衝増幅器の構成例を示す結
線図である。 (21),(24)はトランジスタ、(23),(25)は抵抗
器、(26)は定電圧源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩賀 誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 古屋 喜祥 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタフォロワ接続の第1のトランジス
    タのエミッタに第1の抵抗器を介して第2のトランジス
    タのコレクタを接続し、 この第2のトランジスタのエミッタを第2の抵抗器を介
    して基準電位点に接続すると共に、 上記第2のトランジスタのベースに定電圧を供給して、 出力電圧の温度補償を行なうようにしたことを特徴とす
    る緩衝増幅器。
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