JP2717318B2 - 可視境界画定ラインの一時的形成方法とその装置 - Google Patents
可視境界画定ラインの一時的形成方法とその装置Info
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Description
方法とその装置に関する。特に、本発明は、多目的領域
において多種スポーツの競技面の境界画定ラインを形成
する場合に主に使用するものであるがそれだけに限定す
るものではない方法とその装置であって、ある特定のス
ポーツの境界画定ラインだけがいつでも一度に目視可能
である方法とその装置に関する。
あり、テニス等の一部の当該屋内スポーツでは、例えば
ランバック領域などのスペースが別途必要であり、この
ランバック領域は、競技領域自体よりも広い場合があ
る。したがって、たった一つのスポーツ競技のためだけ
に維持されるこのような比較的広い領域を設けること
は、著しいスペースの無駄遣いであり、経済的に望まし
いものではない。
競技場を設ける傾向になってきた。但し、この解決法に
は、それ固有の欠点がある。先ず、実際、名スポーツ毎
のライン標識は、永続的に目視可能である。したがっ
て、各スポーツ毎の境界画定ラインは、ビニール材料で
できた条片の形状にするのが慣例であり、前記条片は接
着剤で当該領域の床に添着させる。前記条片は別々の色
に着色し、例えば白の条片でバトミントンコートを境界
画定するとともに赤い条片でバスケットボールのコート
を表示するようにしている。但し、色の異なる多数のラ
インが狭い領域中に存在する場合が多々あるので、これ
が競技者の精神に混乱を非常に招きやすい。
イン標識を設ける別の方法とは、半透明の競技面を採用
することであり、競技領域の境界画定ラインを前記競技
面の真下に設けて、このラインの下から発光する条片に
よって競技領域の境界画定ラインを照明することであ
る。但し、この解決法は、極めて高価であり、経済的に
実行不可能である場合が多い。
することは周知である。このため、例えば米国特許明細
書第3741662号には、境界線又は出発線を目視で境界画
定する可視光の一定の壁を提供する方法を開示してお
り、この方法では、試合を行うにあたり前記壁を貫通し
て移動することが重要である。当該方法では、レーザビ
ームを競技領域の外から水平に指向させるとともに垂直
に往復運動させて垂直な光壁を生成維持するようになっ
ている。
を多数開示している。第1実施態様において、この先行
する明細書には、競技領域を横切って指向させた水平な
発光セグメントを有する単一のレーザビームを記載して
おり、この水平な発光セグメントは、前記レーザビーム
の比較的低い平行な発光セグメントと一体になって境界
画定の高架ラインとして機能するとともに、この比較的
低い平行な発光セグメントは、競技領域を横切って逆に
反射して、地盤面の境界区画ラインになる。あるいは、
一対の水平な発光セグメントを有する2つの反対方向に
走向する光ビームが複合高架境界画定ラインとして機能
する。これらは、前記光ビームの第2一対たる水平で比
較的低い発光セグメントと一体で使用するとともに、こ
の第2の一対の発光セグメントは、地盤面の境界画定ラ
インとして機能する。
ファーストダウン距離を達成することや、あるいは、テ
ニスの試合中にボールがコートの内又は外に入ったか否
か等、主に、競技中に生じる特定の事態を判別すること
に関係するものであるという点で、いずれも本発明と特
に関連するものではない。いずれの先行明細書も、実際
の競技領域を区画するためにレーザ技術を利用する可能
性を開示することもなく、その検討すらも行っていな
い。したがって、当然なことに、いずれの先行明細書
も、ほとんど自在に且つ極めて迅速に変更可能な境界画
定ラインを未標示領域上に設けるためにレーザ技術を使
用することすら、ほんのわずかでも検討していないとい
うことになる。
示の床領域上に可視境界画定ラインを一時的に形成する
方法とその装置を提供することを探求するものである。
また、本発明は、第1セットの境界画定ラインをほぼ瞬
時に除去して第2セットの境界画定ラインと交換するこ
とができる方法とその装置を提供することを探求するも
のである。
記境界画定ラインを形成する場合に使用することができ
るとともに、前記競技者が保護服又は保護ガラスを着用
する必要がない方法とその装置を提供することを探求す
るものである。
応じて追加セットの境界画定ラインを設けることができ
るように別のプログラムを追加することができるコンピ
ュータ制御式の方法とその装置を提供することを探求す
るものである。
りん光を発生させるべく放射線で励起可能な蛍りん光体
を含んだ表面上に可視境界画定ラインを一時的に形成す
る装置において、前記電磁スペクトルの紫外領域内で干
渉性放射線ビームを発生させることができる少なくとも
1つのレーザと、前記放射線ビームを前記表面の領域に
指向させ、前記可視境界画定ラインを設けるべき前記表
面の全体を走査することができる光偏向器手段と、前記
レーザに対して前記表面全体を所定の速度で走査させる
べくプログラム化し、前記可視境界画定ラインを設ける
べき領域において前記レーザを作動させる電子処理手段
を含む制御手段と、を具備することを特徴とする可視境
界画定ラインの一時的形成装置を提供する。
ラインを一時的に形成する方法において、 (a)前記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面
に、電磁スペクトルの可視領域においてりん光を発生さ
せるべく放射線で励起可能な蛍りん光体手段を設けるス
テップと、 (b)前記電磁スペクトルの紫外領域において、前記表
面に指向可能な干渉性放射線ビームを発生させることが
できる少なくとも1つのレーザを設けるステップと、 (c)前記各々のレーザ毎に光偏向器手段を設けるステ
ップと、 (d)前記各々のレーザ及び光偏向器手段を制御する電
子制御手段を設けるステップと、から成るとともに、 これによって、前記電子制御手段は、前記各々のレー
ザに対して、フリッカーを防ぐほど高速たる所定の速度
で、標示すべき前記表面全体を走査させるとともに、前
記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面の領域にお
いて前記レーザを作動させることを特徴とする、可視境
界画定ラインの一時的形成方法を提供する。
の内の少なくとも1つのレーザビームを2つ以上の成分
ビームに分裂させて前記各々の成分ビームを前記光偏向
器手段を通過させるビームスプリッターを設ける別のス
テップを含む。
ラインを一時的に形成する方法において、 (a)電磁スペクトルの可視領域においてりん光を発生
させるべく放射線で励起可能な蛍りん光体手段を、前記
可視境界画定ラインを標示すべき前記表面に設けるステ
ップと、 (b)前記電磁スペクトルの紫外領域において、前記表
面に指向可能な干渉性放射線ビームを発生させることが
できる少なくとも1つのレーザを設けるステップと、 (c)前記各々のレーザ毎に光偏向器手段を設けるステ
ップと、 (d)前記各々のレーザ及び光偏向器手段を制御する電
子制御手段を設けるステップと、 (e)前記表面に指向可能で且つ前記電子制御手段で作
動可能な赤外線放射源を設けるステップと、から成ると
ともに、 これによって、前記電子制御手段は、前記各々のレー
ザに対して、フリッカーを防ぐほど高速の掃引速度で、
標示すべき前記表面全体を走査させるために作動すると
ともに、前記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面
の領域に指向させる際に前記各々のレーザを作動させ、
前記レーザの作動によって前記蛍りん光体手段が起動
し、次に前記制御ユニットによって前記レーザが停止す
るとともに前記赤外線放射源が作動し、前記表面には前
記赤外線放射源によって投光照明を設けたことを特徴と
する、可視境界画定ラインの一時的形成方法を提供す
る。この後者の場合、前記表面に指向させることが可能
な高エネルギー放射線源であって、前記可視境界画定ラ
インがもはや不要である場合には前記蛍りん光体手段の
りん光を消光すべく選択したエネルギーを有する前記高
エネルギー放射線源を設ける追加ステップが前記可視境
界画定ラインの一時的形成方法に含まれるのであれば好
適である。
で行うことができる。
重要であるということが明瞭である。
境界画定ラインを満足に生成することができない。この
ため、レーザビームで励起すると、電磁スペクトルの可
視領域中の波長であって理想的には人間の目の感度が最
大となる波長に近い波長で光を放つ、という総合的効果
を有する適切なりん光物質にレーザビームを指向させる
必要がある。有用な境界画定ラインにするためには、前
記りん光物質の持続性が長いということが望ましい。
要な励起エネルギーを提供することができる適切なレー
ザを選択する必要がある、ということになる。
光学機器を動かす機械式駆動システムが必要がある。最
後に、レーザ光学機器の選択と駆動を制御するために必
要なコンピュータ制御装置を設ける必要がある。前記り
ん光物質の走査速度と持続性は、リンクされたパラメー
タであるが、必ずしも独立したものではない。例えば、
前記持続性が例えば1秒よりも長い場合には、掃引速度
は、持続性が1秒よりも長くはない場合の速度よりも相
当低くすることができるが、そのように低くさせる必要
はない。一方、蛍りん光体の持続性が比較的短い場合、
掃引速度を確実に毎秒25回の掃引を越えるようにするこ
とによってフリッカーの問題を回避することができる。
は、370nm乃至400nmの範囲内の放射線を放出するレーザ
が望ましいことが分かった。なお、7wのイオンレーザが
有利であると思われる。上記基準を満たす好適な蛍りん
光体は、ZnSの蛍りん光体である。この蛍りん光体は、
電磁スペクトルの可視領域内で発した光の波長を変える
ために、銅やマンガン等の物質を添加処理することがで
きる。
する必要があり、この光偏向器は、検流計タイプの偏向
器又は回折格子タイプの偏向器が望ましい。
ム化した電子処理手段である。有利なことに、かかる手
段は、マイクロプロセッサの形態になっている。
の中に埋設したり、あるいは、ペイント等のコーティン
グの形で底面に添着したりすることができる。
説明する。
る装置の概略図である。
する装置のブロック図である。
る程度の一般的な注釈が理解の助成と思われる。
は、適切なエネルギー源で励起させると、蛍光又はりん
光の特性を生じる。一般に、蛍光とは、残光が10-8秒未
満で検出可能であることを意味するものと理解されてお
り、一方、りん光とは、残光が10-8秒よりも長い時間を
かけて検出可能であることを意味する。一般に、蛍りん
光体は、りん光の輝度が照射によって増大すれば刺激さ
せることができ、当該輝度が照射中に低下すれば消光さ
せることができる。したがって、例えば、SrSO4:CaF2:S
m:Euたる立方晶系−Sr(S:Se)蛍りん光体は、紫外線で
励起させ、赤外線で刺激させ、オレンジ色の光で消光さ
せることができる。
スト結晶中に不純物を含有する必要がある。励起中、電
子はこのホスト結晶中の最高位の有効な充満したエネル
ギー帯から、2番目に高い、通常では空であるエネルギ
ー帯に移動される。この励起電子は、前記結晶に対して
エネルギーを急速に消失(フォノン又は熱の形で)する
傾向がある。したがって、この電子は、電子を移動され
る際の起点たるエネルギーレベルに戻る傾向がある。但
し、このように電子が低下すると、この電子は、不純物
が持ち込んだ中間エネルギーレベルにおいて捕らわれる
ことがある。このように捕らわれた電子は、外部のエネ
ルギー源を充当することによって再び移動させることが
できるので、これが活発化を構成する。
付近から放射線変換が可能になると、ルミネセンスの放
出が生じる。
すべきレーザの選択を行う際には、一定の基準を遵守す
る必要がある。非常に重要なことは、満たすべき厳格な
安全要件があるということである。レーザに付随して、
最大の許容安全露出時間と、公称視覚危険距離と、があ
ることは明かである。英国では、上記特徴を英国標準規
格第BS4803号パート3に記載している。
する特定の蛍りん光体を励起させるために所要の放射輝
度レベルをレーザが発生させることが確実にできるとい
う点である。これは、理論的に算出可能である。ビーム
の開き角度(θ)は、1.27と、ビームの中央部直径で除
算したレーザの波長と、の積に等しい。レーザから距離
Rのところに位置する領域Aの放射輝度(Le)は、次の
公式で得られる。すなわち、 したがって、632.8nmの波長を有する4mw Ne−Heレー
ザの場合、2平方センチメートルの面積に作用する放射
輝度は、107ワット/m2又は1KW/cm2として算出すること
ができる。
る必要がある。かかる走査はフリッカーが生じないよう
に毎秒25回のパスを超える速度で行う必要があること
は、難なく正しく認識できる。さらにフリッカー効果を
減少させるために、りん光の持続性が、連続するパス間
の時間間隔よりも相当長くなるように蛍りん光体を選
ぶ。
一時的に可視境界画定ラインを形成する装置の1実施例
を概略的に図示している。この実施例では、バトミント
ンコートの境界画定ラインをスポーツ会場1の床12上に
標示することになる。この床12から上方高く2つのレー
ザシステム2を図示の如く取り付けて設けている。各シ
ステム2は、370nm乃至400nmの波長と、標示すべき床領
域12の隅から隅まで横切る適切な輝度と、を有する放射
線ビームを走査するように設計されている。この競技面
12は、適切な蛍りん光体を組み込んだり、適切な蛍りん
光体を含有する表面仕上げでコーティングしたり、ある
いは、蛍りん光物質で製造したりすることができる。
各々のレーザユニット4は、370nm乃至400nmの範囲内の
電磁スペクトルの中央紫外部分において干渉性の放射線
ビームを生成する。前記蛍りん光物質は、紫外放射後の
減衰時間が十分に長い状態で、電磁スペクトルの可視部
分においてりん光を発するZnSの蛍りん光体である。こ
の蛍りん光体を銅又はマンガン等の物質を添加処理する
ことによって、この蛍りん光体の発光の色を変えること
ができる。この蛍りん光体に十分なエネルギーを付与す
るためには、通常、7wのイオンレーザが必要である。
る。この偏向器ユニット5には、この偏向器ユニット5
の移動を制御する信号を設けており、当該信号は、コン
ピュータシステム6に接続した電子偏向インタフェース
9からの信号である。この偏向器ユニット5は、競技面
12上に標示べき境界画定ラインのベクトル走査を、前記
コンピュータのプログラム化した制御にしたがって行
う。前記コートの領域全体を毎秒25回を越える速度で走
査する。この偏向器ユニット5は、検流計タイプのもの
か又は回折格子タイプのものでよく、X軸とY軸の両方
に沿って移動を行う。回折格子は、所望に応じて又は適
正に応じて、音響波を結晶に送ることによって回折角度
を変化させる音響光学手段で発生させることができる。
詳細をプログラム化しており、このプログラムをキーボ
ード7で入力して、操作パネル8上の適切な接点の作動
で実行する。
あるというのが起こりうる危険の源である。これを防ぐ
ため、偏向器ユニット5をコンピュータ6及びインタフ
ェース9で連続的にモニタする。前記故障が発生する
と、警告信号11がマイクロプロセッサ6を作動させて該
当するレーザ4の電源を切る。
させることによって、多種多様のスポーツに対応するコ
ートの標識を簡単に行うことができるように、多種多様
のプログラムを設けている。所望に応じて、新しいプロ
グラムをキーボード7でロードすることができる。本発
明の装置は、概してスポーツコートの標示について言及
したが、装置のレイアウト又は座席配列に対応する標識
や、ダンス又は体操の教示用の標識等、他の用途にも使
えることは明らかである。
有したり、又は、適切な蛍りん光体でコーティングした
りしている。このコーティングは、所望に応じてペイン
トの形にすることができる。ペイントを使用する場合、
従来のスポーツ会場の床張りを改造することは、ほとん
ど又は何も必要ない。一方、合成カーペット等の特製の
表面の中に蛍りん光体を含有するほうがもっと耐久性が
ある。レーザビーム3の心合わせの精度に対する必要性
を削減するためには、適切な蛍りん光物質を含有するペ
イントでスポーツ会場の床の上に境界画定ラインを塗布
するとともに、このペイントの色を出来る限り遠くまで
前記床の残部の色と同じにすることが可能である。した
がって、このレーザビーム3は、比較的広い帯域を走査
するようにプログラム化することができるので、このビ
ームの中心線が誤ってある程度ずれた場合でも、このラ
イン領域は照明されたまま保たれる。
ーザ放射線を吸収するが、電磁スペクトルの可視領域で
は光を放つりん光物質を含有する比較的濃い色にするこ
とができる。当該物質を使用すると、レーザは可視波長
で稼動する必要がないので、競技者あるいはボール又は
シャトルコックが被走査領域をまたがって通過するとき
に、競技者あるいはボール又はシャトルコックから見せ
かけの光が放出することが回避される。
定ラインの全領域を走査することが遵守される。これ
は、競技者によって境界画定ラインが陰になったり、あ
るいは、コートの固定具及び取付金具によって境界画定
ラインが陰になったりしないようにするためである。2
つのレーザを使用することによって、適切な照明のため
に各レーザに求められる入射エネルギー量が減るという
利点が得られる。つまり、見方を変えれば、比較的安価
なレーザを使用することができるとともに、また、目を
レーザビームに露出することによって生じる損傷のおそ
れもさらに減少するということである。但し、2つのレ
ーザでこの好適な実施例を構成しているが、この発明
は、かような個数に限定するものではない。
磁スペクトルの紫外部分における波長たるビームを放出
する。但し、この実施例では、蛍りん光体の励起を比較
的高出力のレーザで行う。安全問題を解消するために、
コートを使用する人たちは、かかる励起が発生している
間、排除されることになる。この後、前記レーザの電源
を切るとともに、蛍りん光体を、電磁スペクトルの赤外
部分における比較的低いエネルギー投光放射線で刺激す
る。次に、前記投光放射線よりも高いエネルギーレベル
にて、適切なエネルギー源を利用して、りん光を所望の
時間に放射線で消光することができる。かかる実施例に
よって、蛍りん光体の励起ではなくて刺激が発生してい
る間は一般に人々がいるだけなので、起こりうる健康上
の危険が相当減少する。さらに、全方向投光照明にすれ
ば、境界画定ラインが陰になることはない。
のどちらでも比較的妥当であると判断されるほうで行う
ことができる。
の標示について説明したが、この装置と方法は屋外環境
でも使用することができる。
Claims (27)
- 【請求項1】電磁スペクトルの可視領域においてりん光
を発生させるべく放射線で励起可能な蛍りん光体手段を
含んだ表面上に可視境界画定ラインを一時的に形成する
装置において、前記電磁スペクトルの紫外領域内で放射
線ビームを発生させることができる少なくとも1つのレ
ーザと、前記放射線ビームを前記表面の領域に指向さ
せ、前記境界画定ラインを設けるべき前記表面の全体を
走査することができる光偏向器手段と、前記レーザに前
記表面全体を所定の速度で走査させるべくプログラム化
し、前記境界画定ラインを設けるべき領域において前記
レーザを作動させる電子処理手段を含む制御手段と、を
具備することを特徴とする、可視境界画定ラインの一時
的形成装置。 - 【請求項2】2つのレーザを設けたことを特徴とする、
請求項1に記載の可視境界画定ラインの一時的形成装
置。 - 【請求項3】前記2つのレーザを、標示すべき前記表面
の上方に且つ前記表面の対向端部に取り付けたことを特
徴とする、請求項2に記載の可視境界画定ラインの一時
的形成装置。 - 【請求項4】単一のレーザを設けるとともに、さらに、
前記レーザで発生させた前記ビームを少なくとも2つの
成分ビームに分裂させる手段も具備することを特徴とす
る、請求項1に記載の可視境界画定ラインの一時的形成
装置。 - 【請求項5】各々のレーザが、370nm乃至400nmの波長を
有するビームを放出することを特徴とする、請求項1〜
請求項4のいずれかに記載の可視境界画定ラインの一時
的形成装置。 - 【請求項6】前記レーザ又は各々のレーザが7wのイオン
レーザであることを特徴とする、請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の可視境界画定ラインの一時的形成装
置。 - 【請求項7】前記光偏向器手段が検流計タイプの偏向器
であることを特徴とする、請求項1に記載の可視境界画
定ラインの一時的形成装置。 - 【請求項8】前記光偏向器手段が回折格子タイプの偏向
器であることを特徴とする、請求項1に記載の可視境界
画定ラインの一時的形成装置。 - 【請求項9】回折格子を音響光学手段で発生させること
を特徴とする、請求項8に記載の可視境界画定ラインの
一時的形成装置。 - 【請求項10】前記電子処理手段がマイクロプロセッサ
であることを特徴とする、請求項1に記載の可視境界画
定ラインの一時的形成装置。 - 【請求項11】前記蛍りん光体手段は、境界画定ライン
を設けるべき前記表面の中に含浸されていることを特徴
とする、請求項1に記載の可視境界画定ラインの一時的
形成装置。 - 【請求項12】前記蛍りん光体手段は、前記表面に塗布
したペイントの中に一体化されていることを特徴とす
る、請求項1に記載の可視境界画定ラインの一時的形成
装置。 - 【請求項13】前記蛍りん光体がZnSの蛍りん光体であ
ることを特徴とする、請求項1に記載の可視境界画定ラ
インの一時的形成装置。 - 【請求項14】前記蛍りん光体を前記レーザ又は各々の
レーザで励起させた後に放出した光の波長を修正するた
めに、前記ZnSを少なくとも1つの不純物で添加処理す
ることを特徴とする、請求項13に記載の可視境界画定ラ
インの一時的形成装置。 - 【請求項15】前記所定の速度は毎秒25回の掃引を越え
るものであることを特徴とする、請求項1に記載の可視
境界画定ラインの一時的形成装置。 - 【請求項16】適切な表面上に可視境界画定ラインを一
時的に形成する方法において、 (a)前記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面
に、電磁スペクトルの可視領域においてりん光を発生さ
せるべく放射線で励起可能な蛍りん光体手段を設けるス
テップと、 (b)前記電磁スペクトルの紫外領域において、前記表
面に指向可能な放射線ビームを発生させることができる
少なくとも1つのレーザを設けるステップと、 (c)前記各々のレーザ毎に光偏向器手段を設けるステ
ップと、 (d)前記各々のレーザ及び光偏向器手段を制御する電
子制御手段を設けるステップと、から成るとともに、 これによって、前記電子制御手段は、前記各々のレーザ
に対して、フリッカーを防ぐほど高速たる所定の速度
で、標示すべき前記表面全体を走査させるとともに、前
記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面の領域にお
いて前記レーザを作動させることを特徴とする、可視境
界画定ラインの一時的形成方法。 - 【請求項17】前記放射線ビームの内の少なくとも1つ
の放射線ビームを2つ以上の成分ビームに分裂させて前
記各々の成分ビームを前記光偏向器手段を通過させるビ
ームスプリッターを設ける追加ステップを含むことを特
徴とする、請求項16に記載の可視境界画定ラインの一時
的形成方法。 - 【請求項18】前記走査をベクトル走査で実施すること
を特徴とする、請求項16に記載の可視境界画定ラインの
一時的形成方法。 - 【請求項19】前記走査をラスタ走査で実施することを
特徴とする、請求項16に記載の可視境界画定ラインの一
時的形成方法。 - 【請求項20】前記走査を、標示すべき前記表面全体の
毎秒25回の掃引を越える速度で実施することを特徴とす
る、請求項16に記載の可視境界画定ラインの一時的形成
方法。 - 【請求項21】前記レーザ又は各々のレーザが、370nm
乃至400nmの範囲内の波長で放射線を放出することを特
徴とする、請求項16・請求項17のいずれかに記載の可視
境界画定ラインの一時的形成方法。 - 【請求項22】適切な表面上に可視境界画定ラインを一
時的に形成する方法において、 (a)電磁スペクトルの可視領域においてりん光を発生
させるべく放射線で励起可能な蛍りん光体手段を、前記
可視境界画定ラインを標示すべき前記表面に設けるステ
ップと、 (b)前記電磁スペクトルの紫外領域において、前記表
面に指向可能な干渉性放射線ビームを発生させることが
できる少なくとも1つのレーザを設けるステップと、 (c)前記各々のレーザ毎に光偏向器手段を設けるステ
ップと、 (d)前記各々のレーザ及び光偏向器手段を制御する電
子制御手段を設けるステップと、 (e)前記表面に指向可能で且つ前記電子制御手段で作
動可能な赤外線ソースを設けるステップと、から成ると
ともに、 これによって、前記電子制御手段は、前記各々のレーザ
に対して、フリッカーを防ぐほど高速の掃引速度で、標
示すべき前記表面全体を走査させるために作動するとと
もに、前記可視境界画定ラインを標示すべき前記表面の
領域に指向させる際に前記各々のレーザを作動させ、前
記レーザの作動によって前記蛍りん光体手段が起動し、
次に前記制御ユニットによって前記レーザが停止すると
ともに前記赤外線ソースが作動し、前記表面には前記赤
外線ソースによって投光照明を設けたことを特徴とす
る、可視境界画定ラインの一時的形成方法。 - 【請求項23】前記表面に指向させることが可能であっ
て、前記可視境界画定ラインがもはや不要である場合に
は前記蛍りん光体手段のりん光を消光すべく選択したエ
ネルギーを有する高エネルギー放射線源を設ける追加ス
テップを含むことを特徴とする、請求項22に記載の可視
境界画定ラインの一時的形成方法。 - 【請求項24】前記走査をベクトル走査で実施すること
を特徴とする、請求項22に記載の可視境界画定ラインの
一時的形成方法。 - 【請求項25】前記走査をラスタ走査で実施することを
特徴とする、請求項22に記載の可視境界画定ラインの一
時的形成方法。 - 【請求項26】前記走査を、標示すべき前記表面全体の
毎秒25回の掃引を越える速度で実施することを特徴とす
る、請求項22に記載の可視境界画定ラインの一時的形成
方法。 - 【請求項27】前記レーザ又は各々のレーザが、370nm
乃至400nmの範囲内の波長で放射線を放出することを特
徴とする、請求項22に記載の可視境界画定ラインの一時
的形成方法。
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