JP2715696B2 - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JP2715696B2
JP2715696B2 JP14864991A JP14864991A JP2715696B2 JP 2715696 B2 JP2715696 B2 JP 2715696B2 JP 14864991 A JP14864991 A JP 14864991A JP 14864991 A JP14864991 A JP 14864991A JP 2715696 B2 JP2715696 B2 JP 2715696B2
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修 松野
克彦 川村
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の失火検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の失火検出装置の従来例とし
て、以下のようなものがある(特開昭58-19532号公報参
照)。すなわち、例えばクランクシャフトの回転速度を
電磁ピックアップセンサにて検出し、その所定クランク
角度間を通過する周期を計測し、その周期に基づいて失
火の有無を判定するようにしている。
【0003】具体的には、一点火前(4気筒機関ではク
ランク角度で例えば180°前)の周期T2と今回の周
期T1との周期差(=T1−T2)を単純に求めその差
が所定レベル以上になったときに失火と判定している。
また、加速運転時及び減速運転時とを判別して失火判定
を行えるように、二点火前(4気筒機関では1回転前)
の周期T3と一点火前の周期T2と今回の周期T1とに
基づいて、A=(T2−T3)−(T1−T2)を算出
し、その算出値Aが所定レベル以上のときに失火と判定
する。ここで、算出値Aは、周期差の周期差になってお
り、失火発生時には図5のAに示すように変化する。
【0004】また、6気筒機関において、6周期前(2
回転前)の周期T7と3周期前(1回転前)の周期T4
と今回の周期T1とからB=(T4−T7)−(T1−
T4)を算出し、その算出値Bが所定レベル以上のとき
に失火と判定する。ここで、算出値Bは、周期差の周期
差になっており、失火発生時には図5のBに示すように
変化する。
【0005】前記算出値Bは、一点火の失火時であって
も3点火に亘って図5のBに示すように値が大きくな
る。このため、前記算出値Bと1点火前の算出値B1と
の差C=B−B1を算出し、失火発生時の差Cの幅を図
5のCに示すように狭くするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記各算出
値A,B,C,に基づいて失火判定を行うようにする
と、加速運転時或いは減速運転時等の比較的緩やかな回
転変動には影響されることなく失火の判定を行うことが
できる。しかし、凸凹道等の悪路においては、機関の回
転変動が短い周期(例えば5HZ以上)となるので、そ
の回転変動の影響が前記算出値にも表れる。
【0007】このため、周期差の周期差となる算出値A
の場合には、前記回転変動によって前記算出値Aが図6
のAに示すように変動するので、失火と誤判定するおそ
れがある。また、算出値Cの場合においても算出値Cが
図6のCに示すように回転変動によって変動するので、
失火と誤判定するおそれがある。本発明は、このような
実状に鑑みてなされたもので、悪路走行路時等において
も失火を誤判定することなく正確に判定できる失火判定
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は図1
に示すように、所定クランク角度間における機関回転の
周期を計測する回転周期計測手段Aと、計測された周期
を所定クランク角度毎に順次記憶する記憶手段Bと、記
憶された周期を、異なる測定時期の間にて、減算し、少
なくとも周期差の周期差の周期差の周期差を求める周期
差算出手段Cと、該周期差算出手段Cにより求められた
値に基づいて失火発生の有無を判定する失火判定手段D
と、を備えるようにした。
【0009】
【作用】このようにして、計測された機関回転の周期か
ら、少なくとも周期差の周期差の周期差の周期差を求
め、その値から失火発生の有無を判定することにより悪
路等において機関回転速度が短く変動しても失火を正確
に判定できるようにした。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2〜図4は本発明の第1実施例を示す。図2
において、機関1のクランクシャフト2端部には円板状
のリングギャ3が取付けられ、リングギャ3の外周壁に
は突起が略一定間隔(例えば4気筒機関ではクランク角
度で例えば180°毎)で突出形成されている。前記リ
ングギャ3の外周壁に対向させて電磁ピックアップセン
サ4が設けられ、電磁ピックアップセンサ4はリングギ
ャ3の突起が前方を通過する毎にパルス信号をマイクロ
コンピュータ等からなる失火判定装置5に出力するよう
になっている。
【0011】失火判定装置5は図3のフローチャートに
従って、作動し失火判定を行うようになっている。ここ
では、電磁ピックアップセンサ4と失火判定装置5とが
回転周期計測手段を構成し、失火判定装置5が記憶手段
(RAM)と周期差算出手段と失火判定手段を構成す
る。
【0012】次に作用を図3のフローチャートに従って
説明する。S1では、電磁ピックアップセンサ4からの
パルス信号に基づいて、前回入力されたパルス信号入力
時から今回入力されたパルス信号入力時までに経過する
周期TNEWを計測する。S2では、今回計測された周
期TNEWを最新周期としてT1に設定し、前回ルーチ
ンで設定されたT1を1回前の周期としてT2に設定
し、前前回ルーチンで設定されたT2を2回前の周期と
してT3に設定し、それらを記憶する。
【0013】S3では、S2にて設定された周期T1、
T2、T3に基づいて、演算値Aを次式により演算す
る。 A=(T2−T3)−(T1−T2) ここで、演算値Aは周期差の周期差に相当する。S4で
は、今回演算されたAを最新の値としてA1に設定し、
前記ルーチンで設定されたA1を1回前の値としてA2
に設定し、前前回ルーチンで設定されたA2を2回前の
値としてA3に設定し、それらを記憶する。
【0014】S5では、S4にて設定された演算値A
1、A2、A3に基づいて、演算値Bを次式により演算
する。 B=(A2−A3)−(A1−A2) ここで、演算値Bは、周期差の周期差の周期差の周期差
に相当する。S6では、判定基準値を、検出された機関
回転速度と機関負荷(例えばスロットル開度等)とに基
づいてマップから検索する。
【0015】S7では、S5にて求められた演算値B
が、S6にて検索された判定基準値を越えているか否か
を判定し、YESのときにはS8に進みNOの時にはS
9に進む。S8では失火が発生したと判定し、S9では
失火が発生しないと判定する。以上説明したように、電
磁ピックアップセンサ4からのパルス信号の入力信号を
計測すると共に計測された信号を順次記憶された後、そ
れら異なる計測時期の周期から周期差の周期差の周期差
の周期差を求めるようにしたので、その算出値Bは広い
クランク角度範囲の周期により拘束されるため、悪路等
において機関回転が短い周期で変動しても演算値Bは図
6のB1に示すように回転変動の影響を殆ど受けること
なく失火発生時にのみ大きく変化する。したがって、演
算値Bと判定基準値とを比較することにより、失火の発
生を正確に判定できる。
【0016】また、判定基準値を機関運転状態に応じて
変化させるようにしたので、機関運転状態に拘わらず失
火を正確に判定できる。図4は本発明の第2実施例のフ
ローチャートを示す。尚、構成は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。S11では、電磁ピックアップ
センサ4からのパルス信号に基づいて、前回入力された
パルス信号入力時から今回入力されたパルス信号入力期
までに経過する周期TNEWを計測する。
【0017】S12では、今回計測された周期TNEW
を最新周期としてT1に設定し、前回ルーチンで設定さ
れたT1を1回前の周期としてT2に設定し、前前回ル
ーチンで設定されたT2を2回前の周期としてT3に設
定し、さらに、3回前4回前、5回前のデータT3〜T
6を1回古いデータT4〜T7として設定し、それらを
記憶する。
【0018】S13では、S12にて設定された周期T
1,T4,T7に基づいて、演算値Cを次式により演算
する。 C={(T4−T7)−(T1−T4)}/(T7)4 ここで、演算値Cは、周期差の周期差に相当する。S1
4では、今回演算されたCを最新の値としてC1に設定
し、前記ルーチンで設定されたC1を1回前の値として
C2に設定し、それらを記憶する。
【0019】S15では、S14にて設定された演算値
C1,C2から、演算値D(=C2−C1)を演算す
る。したがって、演算値Dは周期差の周期差の周期差に
相当する。S16では、S15にて今回演算された演算
値Dを最新の値としてD1に設定し、前回ルーチンで設
定されたD1を1回前の値としてD2に設定し、前前回
ルーチンで設定されたD2を2回前の値としてD3に設
定し、それらを記憶する。
【0020】S17では、S16にて設定された演算値
D1〜D3に基づいて、演算値Eを次式により演算す
る。 E=(D2−D3)−(D1−D2) ここでは、演算値Eは、周期差の周期差の周期差の周期
差の周期差に相当する。
【0021】S18では、判定基準値を、検出された機
関回転速度と機関負荷とに基づいて、マップから検索す
る。S19では、S17にて演算された演算値Eが、S
18にて検索された判定基準値を超えているか否かを判
定し、YESのときにはS20に進みNOの時にはS2
1に進む。
【0022】S20では失火が発生したと判定し、S2
1では失火が発生していないと判定する。このようにし
て、計測された周期から、周期差の周期差の周期差の周
期差の周期差を求めるようにしたので、その算出値は図
6のE1に示すように回転変動の影響を受けることなく
失火発生時にのみ大きく変化するため、悪路等において
も失火を正確に判定できる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、測定さ
れた機関回転の周期から、少なくとも周期差の周期差の
周期差の周期差を算出し、その算出値に基づいて失火発
生の有無を判定するようにしたので、悪路等において機
関回転変動が短い周期で発生してもその影響をうけるこ
となく失火を正確に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクレーム対応図。
【図2】 本発明の第1実施例を示す構成図。
【図3】 同上のフローチャート。
【図4】 本発明の第2実施例を示すフローチャート。
【図5】 従来例の作用を説明するためのタイムチャー
【図6】 従来例と本発明とを対比するタイムチャート
【符号の説明】
2…クランクシャフト 3…リングギヤ 4…電磁ピックアップセンサ 5…失火判定装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定クランク角度間における機関回転の周
    期を計測する回転周期計測手段と、計測された周期を所
    定クランク角度毎に順次記憶する記憶手段と、記憶され
    た周期を、異なる計測時期の間にて、減算し、少なくと
    も周期差の周期差の周期差の周期差を求める周期差算出
    手段と、該周期差算出手段により求められた値に基づい
    て失火発生の有無を判定する失火判定手段と、を備えた
    ことを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
JP14864991A 1991-06-20 1991-06-20 内燃機関の失火検出装置 Expired - Lifetime JP2715696B2 (ja)

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