JP2715051B2 - 受信機のスキャン制御方式 - Google Patents

受信機のスキャン制御方式

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JP2715051B2
JP2715051B2 JP6168671A JP16867194A JP2715051B2 JP 2715051 B2 JP2715051 B2 JP 2715051B2 JP 6168671 A JP6168671 A JP 6168671A JP 16867194 A JP16867194 A JP 16867194A JP 2715051 B2 JP2715051 B2 JP 2715051B2
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circuit
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義照 橋本
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八重洲無線株式会社
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】CPUで機能制御される無線通信
機のスキャン機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機においては、必要な通信をワ
ッチするためにオートスキャン機能を備えたものが多く
用いられている。図4は従来技術によるオートスキャン
動作の受信機の回路図である。図中11はAM受信機用
の集積回路(IC)であり、AM用のRF回路12、局
部発振回路13、ミキサ回路14、IF回路15、検波
回路16、シグナルメータ駆動回路17、及びAGC回
路18を内蔵している。19はAGC回路18の平滑回
路で検波出力端子20とAGC信号入力端子21との間
に直列接続された抵抗R,R及びコンデンサC
で構成されている。シグナルメータ駆動信号は出力端子
24から出力し、シグナルメータに出力するのとPLL
発振回路及びオートスキャン回路とを内蔵した集積回路
(IC)22のSTP,STPの入力端子とに出力
する。このSTP,STPは掃引停止信号の入力端
子で掃引中受信信号があったときハイレベル(例えば
2.5V)になってオートスキャンを停止する。
【0003】一般的に、SSBあるいはAMの受信機で
は特性上AGC回路を設けて受信出力の安定化を計って
いる。特にHF帯の受信機のようにRF同調回路に複数
のバンドパスフィルタを設けて、受信周波数帯の変化に
伴って切換える場合や、あるいは受信周波数の変化と連
動してアッテネータやプリアンプのオン・オフ操作をす
る場合があり、このような場合にはその切換の瞬間にノ
イズを発生することがある。スキャンニング中の受信機
において信号の有無の検出にはAGC電圧の変化により
行っているが、上記のようなノイズ発生によってもAG
C電圧が変動してしまう場合がある。AGC動作は通常
ファーストアタック、スローレリーズになっているので
一度ノイズ等でAGC電圧が変化するとしばらくの間A
GC電圧を保持し続ける。このためスキャン動作中にA
GC電圧がノイズにより高くなっていると、受信信号有
りの誤動作をするのでAGC電圧が十分に下がりきる迄
の間スキャン動作は停止された状態で次の周波数へ変化
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スキャン動作中におい
て周波数の変更に伴って変更されるRF回路のバンドパ
スフィルタの切換えや、プリアンプのオン・オフ、アッ
テネータの設定等によって発生するノイズによる影響を
防ぐためにスキャン速度を遅くしたり、あるいは、バン
ドパスフィルタの帯域を越えるスキャン動作を禁止した
りしていた。又、他の方法としてはAGCの時定数を受
信状態では長くとり、スキャン動作中は短く設定するこ
とでノイズで変化するAGCによる誤動作の時間を多少
短くしてスキャン速度が低下するのを防ぐ方法のものも
あるが、この場合も限度があり高速スキャン動作は不可
能であった。本発明はこのような周波数変更に伴って発
生するノイズによってスキャン速度が遅延するのを防止
した高速スキャン機能の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のスキャン動作
方式は、予めメモリにスキャン機能のプログラムを記憶
しておき、スキャン操作が選択されると、前記メモリの
スキャン機能用プログラムに従って周波数変更の有無を
判定し、有りと判定するとIF回路を周波数変更によっ
て発生するノイズによる悪影響がなくなる迄の期間オフ
に設定してAGCレベルの変動を抑制し、その期間が終
了するとIF回路を作動させてスキャン動作を起動させ
る手段を備えた構成である。
【0006】
【作用】スキャン動作中で周波数を変更する直前にIF
回路の出力をオフにすることでAGCレベルを低い状態
に保てる。従って、検波出力がないからAGCレベルが
上がらないのでスキャン動作の停止信号がCPUには供
給されない。この状態で高周波回路のバンドパスフィル
タの切換えや、プリアンプのオン・オフ及びアッテネー
タの切換等を行う。全ての変更設定が終了した後にスキ
ャン機能のプログラムで設定されている誤動作防止用タ
イマを計測してタイムアップするとCPUからIF回路
をオン動作させる制御信号を出力する。これによって受
信機としての機能を復旧しスキャン動作の受信を始め
る。受信信号があると検波回路から出力されるAGCレ
ベルが上昇してCPUにスキャン動作の停止信号を出力
してスキャン動作を停止した受信中動作となる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係わる受信回路の制御方式の
ブロック回路図である。図について説明する。1はアン
テナ、2は高周波回路で複数のバンドパスフィルタから
成り選択的に切換えられるバンドパスフィルタである。
3はミキサ、4は中間周波回路のIFフィルタ、5は制
御機能付中間周波増幅回路(以下IF回路と記す)であ
る。6は検波回路、7は局部発振回路、8はCPUであ
る。このCPU8から高周波回路のバンドパスフィルタ
2のバンド選択設定データを出力して所望のバンドパス
フィルタを設定する。又、CPU8から局部発振回路7
に周波数データを供給して発振周波数の変更設定を行
う。次に、CPU8からIF回路5の動作をオン・オフ
する制御信号を出力する。このIF回路5に供給される
オフ制御信号はスキャン動作中に周波数帯の選択又は変
更があるとそのスキャン前に所定の期間出力してIF回
路5の動作をストップさせ、その期間が過ぎると通常の
スキャン動作をするよう構成されている。
【0008】図2は本発明に係わるIF回路をオン・オ
フ制御するための一実施例の回路図である。IF回路5
の動作の制御回路にデュアル・ゲート MOS FET
5aを用いた回路とし、このデュアル・ゲート MOS
FET5aの動作を決めるスイッチングトランジスタ
9を設けてある。スイッチングトランジスタ9にはCP
U8から通常はHレベル信号が加えられていて、スイッ
チングトランジスタ9はオン状態となりコレクタ・エミ
ッタ間は導通して接地されているからこのスイッチング
トランジスタ9に接続されているデュアル・ゲート M
OS FET5aは動作状態となっていてIF回路5か
ら増幅された中間周波信号が検波回路6に出力される。
ここでCPU8からスイッチングトランジスタ9に出力
する制御信号をHレベルからLレベルに変えるとスイッ
チングトランジスタ9はオフ動作となり接続されている
デュアル・ゲート MOS FET5aも不動作となっ
てIF回路5から検波回路6への出力を停止するよう構
成されている。
【0009】図3は本発明のスキャン制御を行うフロー
チャートである。まず、通信状態からスキャン機能が選
択されたか否かを判断ボックスS1で判別しスキャン選
択がなければそのままメインルーチンを実行し、スキャ
ン選択があるとメインルーチンからスキャン機能制御の
サブルーチンを実行する。次に、処理S2でスキャン動
作プログラムのメモリチャンネルがセットされる。次
に、処理S3でCPU8からIF回路5の制御用のスイ
ッチングトランジスタ9に供給しているHレベルの制御
信号をLレベルに変えてオフ動作にする。これによって
スイッチングトランジスタ9に接続されているデュアル
・ゲート MOS FET5aがオフ動作となって検波
回路6へ出力されていた中間周波信号の出力を停止す
る。次に、処理S4では選択されている周波数に対応す
るバンドデータの演算処理を行い、その結果を処理S6
でCPU8から高周波回路のバンドパスフィルタ2にバ
ンド選択データを出力して対応するバンドパスフィルタ
に切換える。処理S5では発振周波数データの演算処理
を行い、その結果を処理S7でCPU8から局部発振回
路7に周波数データとして出力する。次に処理S8では
誤動作防止のためIF動作を停止する期間を設定する。
判断ボックスS9では設定されたタイマを計測し、タイ
ムアップすると処理S10でCPU8からIF回路5のデ
ュアル・ゲートMOS FET5aを再び作動させるた
めにHレベルの制御信号をスイッチングトランジスタ9
に出力する。このため、IF回路5が作動状態となって
受信信号やノイズ信号も検波回路6に出力されるように
なる。従ってAGC回路も通常の動作状態となってスキ
ャン動作も開始される。次に処理S11でスキャンする時
間を設定するタイマをセットする。判断ボックスS12
はスキャン動作中に受信信号があり、検波回路6から出
力されるAGCレベルが上昇するとスキャン・ストップ
信号をCPU8に出力する。このスキャン・ストップ信
号によってCPU8はスキャン動作を停止してサブルー
チンからメインルーチンに復旧して通常の受信動作を実
行する。判断ボックスS12でスキャン・ストップ信号が
出力されない時は判断ボックスS13でスキャン動作期間
の設定タイマを計測し、タイムアップする迄判断ボック
スS12を実行させる。タイムアップすると処理S14でメ
モリチャンネルを変更して処理S3に戻して再度スキャ
ン動作のサブルーチンを実行させる。このようにしてス
キャン動作が選択されて周波数帯が設定されると一定時
間内は誤動作を防止するためにIF回路の動作を停止さ
せることでノイズ等による影響を除去してスキャンスピ
ードの遅延を防止している。
【0010】
【発明の効果】受信機で受信信号のサーチをするスキャ
ン動作の受信状態によるスキャン動作のストップにAG
Cレベルの高低により制御するスキャン方式において、
本発明に係わる受信制御方式ではスキャン中の周波数の
変更時に中間周波増幅回路をオフにする手段を設けて周
波数の変更が選択されてから周波数変更設定される迄の
間に発生するノイズによってAGCレベルの変動を生じ
ないようにIF回路をオフにすることでスキャン動作の
誤動作を防止してスキャン動作を円滑にする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる受信回路制御方式のブロック図
である。
【図2】本発明に係わるIF回路をオン・オフ制御する
一実施例の回路図である。
【図3】本発明のスキャン制御を行うフローチャートで
ある。
【図4】従来技術のスキャン方式のブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 バンドパスフィルタ 3 ミキサ 4 中間周波フィルタ 5 IF回路 5a デュアル・ゲート MOS FET 6 検波回路 7 局部発振回路 8 CPU 9 スイッチングトランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUを用いて周波数制御を行い、か
    つ、スキャン動作時の受信状態への設定には受信検波信
    号から生成されるAGCのレベル変化でスキャン動作を
    停止させて通常の受信状態にする受信機において、 スキャンする周波数帯域の複数のチャンネルをメモリし
    ておき、スキャン動作が選択されるとメモリされた複数
    のチャンネルを順次スキャンする手段を有し、スキャン
    動作中のチャンネルの変更時にIFより前段の受信部の
    RF及び、MIXの動作が安定するまでの時間を予め設
    定しておき、その時間内のみIF回路の動作をオフにす
    ることによってAGCのレベル変化を安定化し、設定時
    間経過後IF回路の動作をオンにしてスキャン動作にお
    ける受信信号の入感待ち受け状態へ移行させる手段を設
    けて誤動作を防止することを特徴とする受信機のスキャ
    ン制御方式。
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