JP2714842B2 - 家庭園芸用経時消失型肥料 - Google Patents
家庭園芸用経時消失型肥料Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05G—MIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
- C05G5/00—Fertilisers characterised by their form
- C05G5/10—Solid or semi-solid fertilisers, e.g. powders
- C05G5/14—Tablets, spikes, rods, blocks or balls
Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭園芸用の経時消失型肥料に関する。
一般に、家庭において園芸植物に施肥する場合にも、
業務用園芸植物に対する施肥と同様に固型肥料が施肥さ
れているが、従来の固型肥料の場合、昇華性のない物質
が担体として用いられているため、肥料成分が溶出した
後も担体が残留し、いつの時点で肥料成分が溶出してし
まったのかがわからず、また土壌汚染の原因となること
もある。さらに、肥料成分は、担体の表層に含まれるも
のが溶出し、内部に含まれる肥料成分は溶出し難いの
で、肥料成分の利用効率が悪いという問題があった。
業務用園芸植物に対する施肥と同様に固型肥料が施肥さ
れているが、従来の固型肥料の場合、昇華性のない物質
が担体として用いられているため、肥料成分が溶出した
後も担体が残留し、いつの時点で肥料成分が溶出してし
まったのかがわからず、また土壌汚染の原因となること
もある。さらに、肥料成分は、担体の表層に含まれるも
のが溶出し、内部に含まれる肥料成分は溶出し難いの
で、肥料成分の利用効率が悪いという問題があった。
このような問題を解決し、持続性の優れた肥料とすべ
く、特公昭55−19919号公報には、昇華性物質であるア
ダマンタンと肥効物質を組み合わせてなる持続性肥料が
提案されている。
く、特公昭55−19919号公報には、昇華性物質であるア
ダマンタンと肥効物質を組み合わせてなる持続性肥料が
提案されている。
前記したように、従来の固型肥料の場合、肥料成分が
溶出した後も担体が残り、いつの時点で肥料成分が溶出
してしまったのかがわからないという問題があった。ま
た、従来の固型肥料の中には、肥料成分があまりにも早
く溶解してしまって、肥効を発現する期間が短かすぎた
り、一時期に濃い肥料成分が施肥されることにより、肥
料まけをおこすという問題があった。
溶出した後も担体が残り、いつの時点で肥料成分が溶出
してしまったのかがわからないという問題があった。ま
た、従来の固型肥料の中には、肥料成分があまりにも早
く溶解してしまって、肥効を発現する期間が短かすぎた
り、一時期に濃い肥料成分が施肥されることにより、肥
料まけをおこすという問題があった。
一方、前記特公昭55−19919号公報に記載の肥料の場
合、担体の残留の問題はなく、また持続性にも優れてい
る。しかしながら、アダマンタン処方による錠剤型肥料
は、アダマンタンの固着力が比較的弱いため、使用後に
ヒビ割れが生じ易く、その結果、灌水時に一定比率での
肥料の溶出が期待できない。また、アダマンタンはグレ
ードにより昇華速度に違いがあり、長期の持続期間を保
有するためにはグレードの高いものを選択する必要があ
り、非常に高価な昇華剤となり、製品価格がかなり高く
なるため、とても一般の家庭園芸用の肥料用担体として
用いることはできなかった。さらに、錠剤化しようとす
れば、工業用薬品のアダマンタンは柔軟性を有する結晶
体状であるため、成型可能ではあるが手間がかかり、生
産性が悪いという欠点があった。従って、比較的に安価
で成型性、生産性に優れた昇華性物質を探求、開発する
必要があった。
合、担体の残留の問題はなく、また持続性にも優れてい
る。しかしながら、アダマンタン処方による錠剤型肥料
は、アダマンタンの固着力が比較的弱いため、使用後に
ヒビ割れが生じ易く、その結果、灌水時に一定比率での
肥料の溶出が期待できない。また、アダマンタンはグレ
ードにより昇華速度に違いがあり、長期の持続期間を保
有するためにはグレードの高いものを選択する必要があ
り、非常に高価な昇華剤となり、製品価格がかなり高く
なるため、とても一般の家庭園芸用の肥料用担体として
用いることはできなかった。さらに、錠剤化しようとす
れば、工業用薬品のアダマンタンは柔軟性を有する結晶
体状であるため、成型可能ではあるが手間がかかり、生
産性が悪いという欠点があった。従って、比較的に安価
で成型性、生産性に優れた昇華性物質を探求、開発する
必要があった。
また、昇華性担体を用いたからといって、それが昇華
することにより肥料が消失する時期と肥料成分が溶出す
る時期とが必ずしも合致するものではない。すなわち、
これらは用いた昇華性担体の他、肥料の剤型、物性及び
肥効物質の性質にも大きく依存するからである。
することにより肥料が消失する時期と肥料成分が溶出す
る時期とが必ずしも合致するものではない。すなわち、
これらは用いた昇華性担体の他、肥料の剤型、物性及び
肥効物質の性質にも大きく依存するからである。
一般に、家庭園芸用肥料の場合、数ヵ月にもわたる相
当長期の肥効持続性はそれ程大きなニーズではなく、む
しろ施肥の時期を使用者が明確にわたるようにするこ
と、すなわち固型肥料が溶出して肥効効果を発現しなく
なる時期に合わせて担体である昇華性物質も揮散してな
くなるというインジケーター的機能を有すること、及び
安価でかつ手軽に施肥できることが望まれている。
当長期の肥効持続性はそれ程大きなニーズではなく、む
しろ施肥の時期を使用者が明確にわたるようにするこ
と、すなわち固型肥料が溶出して肥効効果を発現しなく
なる時期に合わせて担体である昇華性物質も揮散してな
くなるというインジケーター的機能を有すること、及び
安価でかつ手軽に施肥できることが望まれている。
従って、本発明の目的は、肥効成分の溶出の終点が明
確にわかり、施肥の時期が使用者に明確にわかるように
した家庭園芸用経時消失型肥料を提供することにある。
確にわかり、施肥の時期が使用者に明確にわかるように
した家庭園芸用経時消失型肥料を提供することにある。
さらに本発明の目的は、肥料成分の利用効率に優れ、
しかも安価でかつ手軽に施肥できる家庭園芸用経時消失
型肥料を提供することにある。
しかも安価でかつ手軽に施肥できる家庭園芸用経時消失
型肥料を提供することにある。
本発明によれば、前記目的を達成するため、2,4,6−
トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン、p−ジクロ
ルベンゼン、ナフタリン、ボルネオール、d1−カンファ
ー、トリシクロデカン、トリメチレンボルネンから選ば
れた少なくとも1種の昇華性物質と水溶性肥料を含有す
る配合物を表面積3〜12cm2/g、硬度1.5〜10.5kgf/cm2
の錠剤に成型してなる家庭園芸用経時消失型肥料が提供
される。
トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン、p−ジクロ
ルベンゼン、ナフタリン、ボルネオール、d1−カンファ
ー、トリシクロデカン、トリメチレンボルネンから選ば
れた少なくとも1種の昇華性物質と水溶性肥料を含有す
る配合物を表面積3〜12cm2/g、硬度1.5〜10.5kgf/cm2
の錠剤に成型してなる家庭園芸用経時消失型肥料が提供
される。
本発明によれば、前記のような昇華性物質と共に水溶
性肥料を用いるため、昇華性物質が揮散して消失するに
つれて肥効成分も湿った土壌中に溶出し、昇華性物質が
全て揮散して肥料が消失したときに肥効成分も土壌中に
施用されてなくなっている。従って、施肥の時期は、肥
料が消失した時期とほぼ一致する。
性肥料を用いるため、昇華性物質が揮散して消失するに
つれて肥効成分も湿った土壌中に溶出し、昇華性物質が
全て揮散して肥料が消失したときに肥効成分も土壌中に
施用されてなくなっている。従って、施肥の時期は、肥
料が消失した時期とほぼ一致する。
また、表面積3〜12cm2/gの錠剤に成型することによ
り、一般に家庭園芸用肥料に要求される約数週間〜2ケ
月程度の持続期間に調整できる。ところで、後述する実
施例から明らかなように、錠剤の表面積によって肥料が
消失してなくなる期間は異なる。従って、製品が輸送、
取扱い時に乱暴に取扱われたり落下したりして、錠剤が
割れたり破砕した場合、製品包装に表示された持続期間
と実際のそれとが大きく異なることになる。特に本発明
のように結着剤を使用していない場合はなおさらであ
る。しかし、本発明のように錠剤を1.5〜10.5kgf/cm2の
硬度を持つように成型すると、通常の取扱いや落下では
割れない製品が得られる。従って、製品包装に表示され
た持続期間と実際のそれとがほぼ一致し、施肥の時期の
表示がより正確となる。
り、一般に家庭園芸用肥料に要求される約数週間〜2ケ
月程度の持続期間に調整できる。ところで、後述する実
施例から明らかなように、錠剤の表面積によって肥料が
消失してなくなる期間は異なる。従って、製品が輸送、
取扱い時に乱暴に取扱われたり落下したりして、錠剤が
割れたり破砕した場合、製品包装に表示された持続期間
と実際のそれとが大きく異なることになる。特に本発明
のように結着剤を使用していない場合はなおさらであ
る。しかし、本発明のように錠剤を1.5〜10.5kgf/cm2の
硬度を持つように成型すると、通常の取扱いや落下では
割れない製品が得られる。従って、製品包装に表示され
た持続期間と実際のそれとがほぼ一致し、施肥の時期の
表示がより正確となる。
本発明で用いる肥料成分としては各種のものを使用す
ることができるが、肥料の三大要素である窒素源、リン
酸源、カリウム源の少なくとも1種以上、好ましくは3
種全部の水溶性肥料成分を用いる。
ることができるが、肥料の三大要素である窒素源、リン
酸源、カリウム源の少なくとも1種以上、好ましくは3
種全部の水溶性肥料成分を用いる。
窒素源としては、例えば尿素、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸塩、アミノ
酸、その他有機水溶性肥料などが利用でき、またリン酸
源としては例えばピロリン酸塩、リン酸アンモニウム、
リン酸カリウム塩類、リン酸カルシウム塩類、その他有
機水溶性肥料などが利用できる。またカリウム源として
はカリウム塩類、炭酸カリウム塩類、リン酸カリウム塩
類などが利用できる。また、微量成分としてマンガン、
マグネシウム、硼素、モリブデン、カルシウム等の水溶
性塩類を添加することもできる。
化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸塩、アミノ
酸、その他有機水溶性肥料などが利用でき、またリン酸
源としては例えばピロリン酸塩、リン酸アンモニウム、
リン酸カリウム塩類、リン酸カルシウム塩類、その他有
機水溶性肥料などが利用できる。またカリウム源として
はカリウム塩類、炭酸カリウム塩類、リン酸カリウム塩
類などが利用できる。また、微量成分としてマンガン、
マグネシウム、硼素、モリブデン、カルシウム等の水溶
性塩類を添加することもできる。
これらの水溶性肥料は、成型された固型肥料の25〜75
重量%の割合で配合することが望ましく、また肥効物質
中に含有される窒素分、リン酸分、カリウム分は、対象
物によって異なるが、一般に固型肥料一錠中各々0.1〜2
0重量%の割合で含有されることが望ましい。水溶性肥
料が80重量%を越えると昇華性物質の量が少なすぎて、
肥料成分の溶出終点を示すインジケーターの役割を果た
し得なくなる。また、肥料三大要素としてのN−P−K
分が一錠中各々0.1重量%未満の場合、肥効が発現せ
ず、またN−P−K分が各々20重量%を越えると肥料ま
けを生じ易いので望ましくない。
重量%の割合で配合することが望ましく、また肥効物質
中に含有される窒素分、リン酸分、カリウム分は、対象
物によって異なるが、一般に固型肥料一錠中各々0.1〜2
0重量%の割合で含有されることが望ましい。水溶性肥
料が80重量%を越えると昇華性物質の量が少なすぎて、
肥料成分の溶出終点を示すインジケーターの役割を果た
し得なくなる。また、肥料三大要素としてのN−P−K
分が一錠中各々0.1重量%未満の場合、肥効が発現せ
ず、またN−P−K分が各々20重量%を越えると肥料ま
けを生じ易いので望ましくない。
前記水溶性肥料の他に、量的には少なくなるが水不溶
性有機質肥料の添加も可能である。しかし、有機質肥料
は水に溶け難いので、その含有量は固型肥料の0.1〜2
重量%が適当である。
性有機質肥料の添加も可能である。しかし、有機質肥料
は水に溶け難いので、その含有量は固型肥料の0.1〜2
重量%が適当である。
本発明においては担体として、2,4,6−トリイソプロ
ピル−1,3,5−トリオキサン(例えば小川香料(株)
製、商品名サンサブリ:無臭、無刺激で安全性の高い昇
華性物質で、シス−シス−2,4,6−トリイソプロピル−
1,3,5−トリオキサンを99%以上含み、トリ−tert−ブ
チル−s−トリオキサン等の微量の不純物を含む)、p
−ジクロルベンゼン、ナフタリン、ボルネオール、dl−
カンファー、トリシクロデカン、トリメチレンボルネン
から選ばれた少なくとも1種の昇華性物質が用いられ、
その使用量は固形肥料の25〜75重量%が適当である。
ピル−1,3,5−トリオキサン(例えば小川香料(株)
製、商品名サンサブリ:無臭、無刺激で安全性の高い昇
華性物質で、シス−シス−2,4,6−トリイソプロピル−
1,3,5−トリオキサンを99%以上含み、トリ−tert−ブ
チル−s−トリオキサン等の微量の不純物を含む)、p
−ジクロルベンゼン、ナフタリン、ボルネオール、dl−
カンファー、トリシクロデカン、トリメチレンボルネン
から選ばれた少なくとも1種の昇華性物質が用いられ、
その使用量は固形肥料の25〜75重量%が適当である。
上記のような組成で昇華性物質と肥料成分とを適当な
割合で処方することにより、揮散して昇華性物質がなく
なった時に肥効成分も土壌中に施用され、固型肥料が消
失してなくなっているという、従来に見られない昇華性
物質をインジケーターとして利用した新しい型の家庭園
芸用錠剤型固型肥料が得られる。
割合で処方することにより、揮散して昇華性物質がなく
なった時に肥効成分も土壌中に施用され、固型肥料が消
失してなくなっているという、従来に見られない昇華性
物質をインジケーターとして利用した新しい型の家庭園
芸用錠剤型固型肥料が得られる。
昇華性物質と肥料成分との配合割合によって有効期間
は定められるが、家庭園芸用肥料としては数週間〜2ケ
月程度、好ましくは、1〜2ケ月程度で消失してしまう
ものが適当と考えられる。
は定められるが、家庭園芸用肥料としては数週間〜2ケ
月程度、好ましくは、1〜2ケ月程度で消失してしまう
ものが適当と考えられる。
本発明の肥料においては、肥料成分と共に常温揮散性
の殺虫剤、常温揮散性の防虫剤、常温揮散性の農薬、常
温揮散性の香料、さらに色素等を含有させ、肥効と同時
に防殺虫効果、芳香揮散等の他の効果を持たせることも
できる。色素が含有されている場合には、着色された固
型肥料が得られ、また外観上からも商品価値の高いもの
が得られる利点がある。利用できる物質としては、例え
ばベーパースリン、DDVP、リナロール、リナロールオキ
サイド、メントール、シンナミックアルデヒド、チモー
ル、フェネチルアルコール、シネオール、シンナミック
アルコール、シトロネロール、ジエチルトルアミド、ブ
チルフタレートなどが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。その含有量は、添加する物質によって
も異なるが、通常は50重量%以下、好ましくは5重量%
以下が望ましい。
の殺虫剤、常温揮散性の防虫剤、常温揮散性の農薬、常
温揮散性の香料、さらに色素等を含有させ、肥効と同時
に防殺虫効果、芳香揮散等の他の効果を持たせることも
できる。色素が含有されている場合には、着色された固
型肥料が得られ、また外観上からも商品価値の高いもの
が得られる利点がある。利用できる物質としては、例え
ばベーパースリン、DDVP、リナロール、リナロールオキ
サイド、メントール、シンナミックアルデヒド、チモー
ル、フェネチルアルコール、シネオール、シンナミック
アルコール、シトロネロール、ジエチルトルアミド、ブ
チルフタレートなどが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。その含有量は、添加する物質によって
も異なるが、通常は50重量%以下、好ましくは5重量%
以下が望ましい。
本発明の錠剤型固型肥料は、固体の昇華性物質及び肥
料成分、さらに必要に応じて他の添加剤を混合し、圧縮
成型、打錠成型等を行なうことにより簡単に製造できる
が、前記したように表面積3〜12cm2/g、硬度1.5〜10.5
kgf/cm2の錠剤に成形する。錠剤の大きさについては、
後掲する表−7に示されるように所望の持続期間により
決ってくる。1ケ月程度持続させる場合は2〜3gの錠剤
が、1〜2週間程度の持続期間の場合は0.5〜1gの錠剤
であって肥料成分としては水溶性肥料のみを用いるのが
最適である。また、後掲する表−10から明らかなよう
に、同じ重さの錠剤であっても、その表面積が大きい
程、昇華性物質の昇華速度が速くなる。従って、錠剤の
表面積を変えることによっても持続期間を調整できる。
料成分、さらに必要に応じて他の添加剤を混合し、圧縮
成型、打錠成型等を行なうことにより簡単に製造できる
が、前記したように表面積3〜12cm2/g、硬度1.5〜10.5
kgf/cm2の錠剤に成形する。錠剤の大きさについては、
後掲する表−7に示されるように所望の持続期間により
決ってくる。1ケ月程度持続させる場合は2〜3gの錠剤
が、1〜2週間程度の持続期間の場合は0.5〜1gの錠剤
であって肥料成分としては水溶性肥料のみを用いるのが
最適である。また、後掲する表−10から明らかなよう
に、同じ重さの錠剤であっても、その表面積が大きい
程、昇華性物質の昇華速度が速くなる。従って、錠剤の
表面積を変えることによっても持続期間を調整できる。
以下、実施例及び試験例を示して本発明について具体
的に説明する。
的に説明する。
実施例1〜21及び比較例1〜3 表−1及び表−2に示す各成分を混合し、圧縮成型し
て、無機質肥料処方、有機質肥料含有処方、着色剤含有
処方の各種処方の錠剤型固形肥料を製造した。なお、錠
剤は2.5g錠剤であり、その表面積は約10.5〜約11.5cm2/
g、硬度は約4.4〜約8kgf/cm2であった。
て、無機質肥料処方、有機質肥料含有処方、着色剤含有
処方の各種処方の錠剤型固形肥料を製造した。なお、錠
剤は2.5g錠剤であり、その表面積は約10.5〜約11.5cm2/
g、硬度は約4.4〜約8kgf/cm2であった。
試験例1(肥効試験) 以下の条件で肥効試験を行なった。
供試植物:トラデイスカンチャー 区制: A:実施例1の錠剤施用区 B:実施例1の錠剤において肥料成分を除いた昇華性物質
のみの錠剤施用区 C:市販の液肥施用区(N−P−K=5−5−5の400倍
希釈液) D:無処理区 方法: 供試植物のトラデイスカンチャーを先端から7葉目と
8葉目の間で切り、5号鉢に2本挿し木し、2本のうち
挿し木した時点で大きい方を1群、小さい方を2群と分
類し、2週間常法に従い順化させた後、供試した。
のみの錠剤施用区 C:市販の液肥施用区(N−P−K=5−5−5の400倍
希釈液) D:無処理区 方法: 供試植物のトラデイスカンチャーを先端から7葉目と
8葉目の間で切り、5号鉢に2本挿し木し、2本のうち
挿し木した時点で大きい方を1群、小さい方を2群と分
類し、2週間常法に従い順化させた後、供試した。
施肥方法は、次のとおりである。
A:2.5g錠を1錠/1ケ月の割合で与えた。
B:2.5g錠を1錠/1ケ月の割合で与えた。
C:液体肥料(N:P:K=5:5:5)の400倍希釈液200mlを1週
間に1回の割合で与えた。
間に1回の割合で与えた。
D:灌水時に処理 なお、各施肥についてはそれぞれ5回行なった。得ら
れた結果を表−3〜表−6に示す。
れた結果を表−3〜表−6に示す。
上記表−3〜表−6に示す結果から、本発明の昇華性
肥料は無処理と比べると明らかに肥効が認められた、液
肥と比較するとやや劣るようであるが、置肥と液肥とい
う点を考慮すれば、本発明の昇華性肥料は充分に肥効が
あると判断される。また、昇華性物質による薬害は見ら
れなかった。
肥料は無処理と比べると明らかに肥効が認められた、液
肥と比較するとやや劣るようであるが、置肥と液肥とい
う点を考慮すれば、本発明の昇華性肥料は充分に肥効が
あると判断される。また、昇華性物質による薬害は見ら
れなかった。
試験例2(昇華性試験) 表−1に記載の実施例1、10〜13並びに表−2に記載
の実施例18及び19の経時消失型肥料の昇華性について、
土壌表面における昇華状況及び温室内に保存した場合の
昇華状況を検討した。なお、各々の錠剤は毎日常法通り
に灌水を行ない、風乾後、その錠剤重量の減少割合を調
査した。
の実施例18及び19の経時消失型肥料の昇華性について、
土壌表面における昇華状況及び温室内に保存した場合の
昇華状況を検討した。なお、各々の錠剤は毎日常法通り
に灌水を行ない、風乾後、その錠剤重量の減少割合を調
査した。
試験方法: 本試験において、供試錠剤は全てポリエチレン製の約
10メッシュの網袋に収容して、各々下記の如く放置し
た。
10メッシュの網袋に収容して、各々下記の如く放置し
た。
1) 戸外土壌表面での試験は、供試錠剤を実際の使用
と同様に直接土壌面に放置した。
と同様に直接土壌面に放置した。
2) 温室内試験は、上記と同様に温室内の土壌面に供
試錠剤を直接放置した。
試錠剤を直接放置した。
試験結果を表−7に示す。なお、試験は各処方の錠剤
を用いて10回行ない、表−7に示す初期重量及び重量減
少は各錠剤について10回行なった値の平均値である。
を用いて10回行ない、表−7に示す初期重量及び重量減
少は各錠剤について10回行なった値の平均値である。
表−7に示す試験結果より、1ケ月程度で消失してし
まうというインジケーター機能を目的とする場合は、無
機質肥料処方で2.5g/錠が好ましいという結果が得られ
た。水不溶性有機質肥料含有処方の場合には崩壊が早
く、1週間程度で土壌に肥料成分が順化して混ざってし
まい、2.5g/錠で1週間程度の形状保持期間であった。
従って、1ケ月でなくなることが望まれる場合には、さ
らに大きな錠剤にする必要がある。
まうというインジケーター機能を目的とする場合は、無
機質肥料処方で2.5g/錠が好ましいという結果が得られ
た。水不溶性有機質肥料含有処方の場合には崩壊が早
く、1週間程度で土壌に肥料成分が順化して混ざってし
まい、2.5g/錠で1週間程度の形状保持期間であった。
従って、1ケ月でなくなることが望まれる場合には、さ
らに大きな錠剤にする必要がある。
本試験の結果から、錠剤の大きさは、使用の便利さを
考慮すれば、あまり大きなサイズは好ましくないので、
2.5g/錠程度が妥当と考えられる。その場合、水溶性肥
料処方では1ケ月程度で錠剤の形態が消えることによ
り、使用者はエンドポイントを知ることができる。
考慮すれば、あまり大きなサイズは好ましくないので、
2.5g/錠程度が妥当と考えられる。その場合、水溶性肥
料処方では1ケ月程度で錠剤の形態が消えることによ
り、使用者はエンドポイントを知ることができる。
試験例3 水不溶性有機質肥料含有量による錠剤の性状及び昇華
性を検討した。試験方法は試験例2と同一である。
性を検討した。試験方法は試験例2と同一である。
表−1記載の実施例12,13及び表−8記載の実施例22
と新たに処方例として有機質物質の油粕を20%、25%及
び30%含有する処方について比較検討し、その錠剤の性
状及び昇華率について検討した。
と新たに処方例として有機質物質の油粕を20%、25%及
び30%含有する処方について比較検討し、その錠剤の性
状及び昇華率について検討した。
その処方については表−8に、試験結果については表
−9に示す。
−9に示す。
表−9に示されるように、水不溶性有機質肥料の含有
量は20重量%以下でないと崩壊性が激しく、錠剤として
は好ましくないという結果が得られた。この原因は、有
機質肥料が水に不溶であるため、昇華性物質が経時的に
消失した場合に、有機質肥料が残渣として残ってしま
い、崩壊してしまうと考えられ、他の有機質肥料、すな
わち骨粉、酵母エキス、ペプトン等でも同様な結果が予
想される。
量は20重量%以下でないと崩壊性が激しく、錠剤として
は好ましくないという結果が得られた。この原因は、有
機質肥料が水に不溶であるため、昇華性物質が経時的に
消失した場合に、有機質肥料が残渣として残ってしま
い、崩壊してしまうと考えられ、他の有機質肥料、すな
わち骨粉、酵母エキス、ペプトン等でも同様な結果が予
想される。
試験例4 錠剤の表面積による固型肥料消失の差異について検討
した。
した。
実施例1の処方で、錠剤の重量が2.5g/錠、硬度が約
4.4〜約8kgf/cm2となるように、かつ3cm2/g、5cm2/g、7
cm2/g、10cm2/g、12cm2/gの表面積となるようなサイズ
に成形した。なお、3cm2/gより小さい表面積では良好な
錠剤ができなかった。
4.4〜約8kgf/cm2となるように、かつ3cm2/g、5cm2/g、7
cm2/g、10cm2/g、12cm2/gの表面積となるようなサイズ
に成形した。なお、3cm2/gより小さい表面積では良好な
錠剤ができなかった。
各表面積の錠剤について、以下の実施条件でいずれも
5回試験を繰り返した。得られた結果を表−10に示す
が、5回繰り返しの平均値で示してある。
5回試験を繰り返した。得られた結果を表−10に示す
が、5回繰り返しの平均値で示してある。
試験実施条件: (1)温室内で実施(表中、温と表示) 実際の使用と同様に温室内の土壌面に供試錠剤を直接
放置した。
放置した。
(2)土壌の表面にて実施(表中、土と表示) 上記と同様に戸外の土壌面に供試錠剤を直接放置し
た。
た。
(3)外部の日光下にて実施(表中、外と表示) 網袋に収容した供試剤を直射日光下の木製の台上に放
置した。
置した。
表−10に示す結果から、錠剤の表面積は3cm2/g〜10cm
2/gが適当であることがわかる。
2/gが適当であることがわかる。
試験例5 落下衝撃による崩壊試験を行なった。
実施例1の処方で、錠剤の重量が2.5g/錠、その表面
積が約10.5〜約11.5cm2/gとなるように、かつ表−11に
示す各種硬度の錠剤を調製し、落下試験を行ない、その
耐衝撃性を調べた。落下場所はコンクリート上である。
結果を表−11に併せて示す。
積が約10.5〜約11.5cm2/gとなるように、かつ表−11に
示す各種硬度の錠剤を調製し、落下試験を行ない、その
耐衝撃性を調べた。落下場所はコンクリート上である。
結果を表−11に併せて示す。
上記に示す結果のように、硬度が1.5kgf/cm2未満の場
合には結着が充分でないため割れ易く、逆に10.5kgf/cm
2を越えると粘り気がなく、硬くて脆いため同様に割れ
易い。従って、1.5〜10.5kgf/cm2の錠剤硬度が最適であ
る。
合には結着が充分でないため割れ易く、逆に10.5kgf/cm
2を越えると粘り気がなく、硬くて脆いため同様に割れ
易い。従って、1.5〜10.5kgf/cm2の錠剤硬度が最適であ
る。
試験例6 昇華性無機質肥料である実施例1(表−1)と比較例
3(表−2)の錠剤(2.5g)を各々2日間隔で、20℃の
水道水を100ml注水し、残存量と肥料成分(最多量成分
の硫酸アンモニウム)の流出量を同時に測定した。
3(表−2)の錠剤(2.5g)を各々2日間隔で、20℃の
水道水を100ml注水し、残存量と肥料成分(最多量成分
の硫酸アンモニウム)の流出量を同時に測定した。
すなわち、各錠剤をガラスフィルター(1G)付漏斗に
入れ、20℃の水道水を万偏なく注水後、紙で外面の水
をふき取り、25℃にて1時間放置して乾燥後、その重量
を測定した。その結果を表−12及び第1図に示す。
入れ、20℃の水道水を万偏なく注水後、紙で外面の水
をふき取り、25℃にて1時間放置して乾燥後、その重量
を測定した。その結果を表−12及び第1図に示す。
一方、肥料成分を溶出せしめた灌水は定量的に集め、
ケルダール法により窒素含量を測定し、硫酸アンモニウ
ムとして換算した。その結果を表−13及び表−14、並び
に第2図及び第3図に示す。なお、試験は3回行ない、
試験終了後は20℃の室温に放置した。
ケルダール法により窒素含量を測定し、硫酸アンモニウ
ムとして換算した。その結果を表−13及び表−14、並び
に第2図及び第3図に示す。なお、試験は3回行ない、
試験終了後は20℃の室温に放置した。
表−12及び第1図に示すように、実施例1及び比較例
3の錠剤共に比較的一定の割合で減量しているが、肥効
成分の流出量については、表−13及び表−14並びに第2
図及び第3図に示すように、実施例1の方は30mg/日前
後でほぼ一定に流出している(第2図参照)のに対し、
比較例3の方は5〜50mg/日とかなりばらついていた
(第3図参照)。また、比較例3の錠剤は、第3図から
判るように、肥効成分の流出の方が速く、昇華剤の残量
と比例しない結果が得られている。
3の錠剤共に比較的一定の割合で減量しているが、肥効
成分の流出量については、表−13及び表−14並びに第2
図及び第3図に示すように、実施例1の方は30mg/日前
後でほぼ一定に流出している(第2図参照)のに対し、
比較例3の方は5〜50mg/日とかなりばらついていた
(第3図参照)。また、比較例3の錠剤は、第3図から
判るように、肥効成分の流出の方が速く、昇華剤の残量
と比例しない結果が得られている。
以上のように、本発明の家庭園芸用経時消失型肥料
は、特定の昇華性物質と水溶性肥料を主成分として含有
するものであるため、昇華性物質が揮散して消失するに
つれて肥効成分も湿った土壌中に安定して溶出し、昇華
性物質が全て揮散して肥料が消失したときに肥効成分も
土壌中に施用されてなくなっている。従って、肥料それ
自体がインジケーターの機能を有し、施肥の時期が使用
者に明確にわかる。
は、特定の昇華性物質と水溶性肥料を主成分として含有
するものであるため、昇華性物質が揮散して消失するに
つれて肥効成分も湿った土壌中に安定して溶出し、昇華
性物質が全て揮散して肥料が消失したときに肥効成分も
土壌中に施用されてなくなっている。従って、肥料それ
自体がインジケーターの機能を有し、施肥の時期が使用
者に明確にわかる。
また、表面積3〜12cm2/g、硬度1.5〜10.5kgf/cm2の
錠剤に成型されているため、家庭園芸用肥料に要求され
る約数週間〜2ケ月程度の持続期間を有し、その持続期
間を任意に調整できると共に、輸送、取扱い時に錠剤が
割れたり破砕する恐れが少ないため、製品包装に表示さ
れた持続期間と実際のそれとがほぼ一致し、施肥の時期
の表示がより正確になる。
錠剤に成型されているため、家庭園芸用肥料に要求され
る約数週間〜2ケ月程度の持続期間を有し、その持続期
間を任意に調整できると共に、輸送、取扱い時に錠剤が
割れたり破砕する恐れが少ないため、製品包装に表示さ
れた持続期間と実際のそれとがほぼ一致し、施肥の時期
の表示がより正確になる。
さらに、錠剤に成型されているため手軽に簡単に施肥
できると共に、昇華性担体として2,4,6−トリイソプロ
ピル−1,3,5−トリオキサン、p−ジクロルベンゼン、
ナフタリン、ボルネオール、dl−カンファー、トリシク
ロデカン、トリメチレンボルネンから選ばれた少なくと
も1種が用いられ、これらの昇華性物質は安価で成型性
に優れるため、安価な錠剤型肥料が比較的簡単にかつ生
産性よく製造できる。
できると共に、昇華性担体として2,4,6−トリイソプロ
ピル−1,3,5−トリオキサン、p−ジクロルベンゼン、
ナフタリン、ボルネオール、dl−カンファー、トリシク
ロデカン、トリメチレンボルネンから選ばれた少なくと
も1種が用いられ、これらの昇華性物質は安価で成型性
に優れるため、安価な錠剤型肥料が比較的簡単にかつ生
産性よく製造できる。
第1図は25℃における錠剤(2.5g)の平均残存量の経日
変化を示すグラフ、第2図は実施例1の錠剤(2.5g)の
25℃における硫酸アンモニウムの流出量の経日変化を示
すグラフ、第3図は比較例3の錠剤(2.5g)の25℃にお
ける硫酸アンモニウムの流出量の経日変化を示すグラフ
である。
変化を示すグラフ、第2図は実施例1の錠剤(2.5g)の
25℃における硫酸アンモニウムの流出量の経日変化を示
すグラフ、第3図は比較例3の錠剤(2.5g)の25℃にお
ける硫酸アンモニウムの流出量の経日変化を示すグラフ
である。
Claims (2)
- 【請求項1】2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオ
キサン、p−ジクロルベンゼン、ナフタリン、ボルネオ
ール、d1−カンファー、トリシクロデカン、トリメチレ
ンボルネンから選ばれた少なくとも1種の昇華性物質と
水溶性肥料を含有する配合物を表面積3〜12cm2/g、硬
度1.5〜10.5kgf/cm2の錠剤に成型してなり、該錠剤中に
該昇華性物質を25〜75重量%及び該水溶性肥料を25〜75
重量%含有し、かつ該水溶性肥料中の窒素分、リン酸
分、カリウム分の各々が該錠剤中に0.1〜20重量%含有
されていることを特徴とする家庭園芸用経時消失型肥
料。 - 【請求項2】さらに色素、常温揮散性の殺虫剤、常温揮
散性の防虫剤、常温揮散性の農薬及び常温揮散性の香料
の1種以上を含有する請求項1記載の家庭園芸用経時消
失型肥料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020291A JP2714842B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 家庭園芸用経時消失型肥料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020291A JP2714842B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 家庭園芸用経時消失型肥料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02199092A JPH02199092A (ja) | 1990-08-07 |
JP2714842B2 true JP2714842B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=12023063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1020291A Expired - Fee Related JP2714842B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 家庭園芸用経時消失型肥料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714842B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104770A1 (ja) * | 2008-02-22 | 2009-08-27 | アース製薬株式会社 | 薬剤揮散用植物体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6336949B1 (en) * | 1999-02-12 | 2002-01-08 | Council Of Scientific & Industrial Research | Slow release urea fertilizer composition and a process for the preparation of the said composition |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1020291A patent/JP2714842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104770A1 (ja) * | 2008-02-22 | 2009-08-27 | アース製薬株式会社 | 薬剤揮散用植物体 |
JPWO2009104770A1 (ja) * | 2008-02-22 | 2011-06-23 | アース製薬株式会社 | 薬剤揮散用植物体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02199092A (ja) | 1990-08-07 |
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