JP2713858B2 - 月の投影器 - Google Patents
月の投影器Info
- Publication number
- JP2713858B2 JP2713858B2 JP29318693A JP29318693A JP2713858B2 JP 2713858 B2 JP2713858 B2 JP 2713858B2 JP 29318693 A JP29318693 A JP 29318693A JP 29318693 A JP29318693 A JP 29318693A JP 2713858 B2 JP2713858 B2 JP 2713858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moon
- screen
- telescope
- outlet
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Telescopes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は月の投影器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
望遠鏡、例えば台数の少ない大型天体望遠鏡(例えば、
特開平4−20914号公報)で月を観察する場合、多
くの人が観察を希望するけれども、望遠鏡の接眼部が1
つのため、観察できる人数にも限りがあり、また一人の
観察時間も短く制限される。特に、空に雲が多くて、月
が雲の隙間からほんの一瞬だけ顔をのぞかせるような状
況にあっては、複数の人がその月を同時に観察すること
は不可能であった。
望遠鏡、例えば台数の少ない大型天体望遠鏡(例えば、
特開平4−20914号公報)で月を観察する場合、多
くの人が観察を希望するけれども、望遠鏡の接眼部が1
つのため、観察できる人数にも限りがあり、また一人の
観察時間も短く制限される。特に、空に雲が多くて、月
が雲の隙間からほんの一瞬だけ顔をのぞかせるような状
況にあっては、複数の人がその月を同時に観察すること
は不可能であった。
【0003】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、複数の人が同時に観察すること
が可能な月の投影器を提供するものである。
てなされたものであり、複数の人が同時に観察すること
が可能な月の投影器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る月の投影
器は、上記の目的を達成するために、望遠鏡の光束の取
出口に、望遠鏡とは反対側の端部である先端部が取出口
よりも大径になっている筒形ハウジングを接続すると共
に、該筒形ハウジングの先端部にスクリーンを設置し、
取出口から導いた光束を前記スクリーンに拡大して投影
可能としたものである。
器は、上記の目的を達成するために、望遠鏡の光束の取
出口に、望遠鏡とは反対側の端部である先端部が取出口
よりも大径になっている筒形ハウジングを接続すると共
に、該筒形ハウジングの先端部にスクリーンを設置し、
取出口から導いた光束を前記スクリーンに拡大して投影
可能としたものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、月の像をスクリーンに映し
て観察することができるため、複数の人が同時に月の観
察を行うことができる。
て観察することができるため、複数の人が同時に月の観
察を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1に基づ
いて説明する。1は口径が約1mの大型天体望遠鏡で、
その底部には取出口2が形成されており、そこから光束
Lが取出される。この取出口2には普通は接眼部が取付
けられ、1人の人だけが天体を観察できるようになって
いるものであるが、この発明の場合は、それに代えて、
スクリーン3を先端部に備えたハウジング4が接続され
ている。このハウジング4は、取出口2と略同径の円筒
部5と、先端部に向けて拡がった拡張筒部6とから成っ
ており、該拡張筒部6の先端に取付けられているのがス
リガラス製のスクリーン3である。そして、この円筒部
5と拡張筒6との境界部分にはスライド筒7が設けられ
ており、このスライド筒7内に接眼レンズ8が設けられ
ている。このスライド筒7を図示せぬラック機構により
A方向へ移動させることによりピント調整が行えるよう
になっている。
いて説明する。1は口径が約1mの大型天体望遠鏡で、
その底部には取出口2が形成されており、そこから光束
Lが取出される。この取出口2には普通は接眼部が取付
けられ、1人の人だけが天体を観察できるようになって
いるものであるが、この発明の場合は、それに代えて、
スクリーン3を先端部に備えたハウジング4が接続され
ている。このハウジング4は、取出口2と略同径の円筒
部5と、先端部に向けて拡がった拡張筒部6とから成っ
ており、該拡張筒部6の先端に取付けられているのがス
リガラス製のスクリーン3である。そして、この円筒部
5と拡張筒6との境界部分にはスライド筒7が設けられ
ており、このスライド筒7内に接眼レンズ8が設けられ
ている。このスライド筒7を図示せぬラック機構により
A方向へ移動させることによりピント調整が行えるよう
になっている。
【0007】このような構造のため、大型天体望遠鏡1
内に導かれた光束Lにより、ハウジング4内に月の像m
を結び、その月の像mを接眼レンズ8で拡大して、スク
リーン3へ投影できるようになっている。従って、多く
の観察者がそのスクリーン3に映った月の透過像MをS
方向から観察できるようになる。スクリーン3に映し出
される月の透過像Mは、満月の時が一番明るく明瞭に観
察することができる。満月の時以外でも、この実施例の
天体望遠鏡1が大型であるため、観察に十分な光量が得
られる。
内に導かれた光束Lにより、ハウジング4内に月の像m
を結び、その月の像mを接眼レンズ8で拡大して、スク
リーン3へ投影できるようになっている。従って、多く
の観察者がそのスクリーン3に映った月の透過像MをS
方向から観察できるようになる。スクリーン3に映し出
される月の透過像Mは、満月の時が一番明るく明瞭に観
察することができる。満月の時以外でも、この実施例の
天体望遠鏡1が大型であるため、観察に十分な光量が得
られる。
【0008】尚、以上の説明では、断面円形のハウジン
グ4を例にしたが、断面が矩形のハウジングであっても
良い。また、大型天体望遠鏡1からの光束Lをストレー
トにスクリーン3へ導く例を示したが、ハウジング4を
途中から所定角度(例えば、90°)分だけ曲げると共
に、内部の光束Lをミラー等の反射手段により同方向へ
曲げて、横方向から月の透過像Mを観察できるようにし
てもよい。更に、スクリーン3はスリガラス製のものに
限定されず、それ以外の素材であっても良い。
グ4を例にしたが、断面が矩形のハウジングであっても
良い。また、大型天体望遠鏡1からの光束Lをストレー
トにスクリーン3へ導く例を示したが、ハウジング4を
途中から所定角度(例えば、90°)分だけ曲げると共
に、内部の光束Lをミラー等の反射手段により同方向へ
曲げて、横方向から月の透過像Mを観察できるようにし
てもよい。更に、スクリーン3はスリガラス製のものに
限定されず、それ以外の素材であっても良い。
【0009】
【発明の効果】この発明に係る月の投影器は、以上説明
してきた如き内容のものであって、月の像をスクリーン
に映して観察することができるため、複数の人が同時に
月の観察を行うことができ、大変便利である。
してきた如き内容のものであって、月の像をスクリーン
に映して観察することができるため、複数の人が同時に
月の観察を行うことができ、大変便利である。
【図1】この発明の一実施例に係る月の投影器を示す断
面図である。
面図である。
1 望遠鏡 2 取出口 3 スクリーン 4 ハウジング L 光束
Claims (1)
- 【請求項1】 望遠鏡の光束の取出口に、望遠鏡とは反
対側の端部である先端部が取出口よりも大径になってい
る筒形ハウジングを接続すると共に、該筒形ハウジング
の先端部にスクリーンを設置し、取出口から導いた光束
を前記スクリーンに拡大して投影可能としたことを特徴
とする月の投影器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29318693A JP2713858B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 月の投影器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29318693A JP2713858B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 月の投影器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146443A JPH07146443A (ja) | 1995-06-06 |
JP2713858B2 true JP2713858B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17791536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29318693A Expired - Lifetime JP2713858B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 月の投影器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713858B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29318693A patent/JP2713858B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07146443A (ja) | 1995-06-06 |
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