JP2713034B2 - 吸湿液体を用いた空気調和装置および空気調和方法 - Google Patents

吸湿液体を用いた空気調和装置および空気調和方法

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JP2713034B2
JP2713034B2 JP19513292A JP19513292A JP2713034B2 JP 2713034 B2 JP2713034 B2 JP 2713034B2 JP 19513292 A JP19513292 A JP 19513292A JP 19513292 A JP19513292 A JP 19513292A JP 2713034 B2 JP2713034 B2 JP 2713034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化リチウム(LiCl)
水溶液などの吸湿液体を用いた空気調和装置および空気
調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、吸湿液体を用いた除湿装置とし
て、未公開ではあるが、本出願人により図4に示すよう
なものが提案された(特願平3−115922号)。この
除湿装置は、水蒸気透過膜製のチューブ43を有して、
室41内に含まれる水分を膜内のLiCl水溶液に吸収す
る吸湿モジュール42と、LiCl水溶液Lを蓄えるタン
ク44と、排気ポンプ46を有して吸湿液体に含まれる
水分を水蒸気透過膜製のチューブ43を通して外気へ放
出する放湿モジュール45とを循環路をなすように管路
47a,47b,47cで接続してなる。また、管路47bに
ポンプ48を、管路47cに絞り49を夫々介設し、室
41には、吸湿モジュール42のチューブ43の外周に
室内空気を送る室内ファン50を設けている。
【0003】そして、室内を除湿する場合は、排気ポン
プ46を止めて放湿モジュール45を停止状態にしたま
ま、ポンプ48によりタンク44内の高濃度のLiCl水
溶液Lを、吸湿モジュール42へ図中の矢印の如く圧送
する。吸湿モジュール42のチューブ43内に送られた
LiCl水溶液は、高濃度で絞り49から離れているか
ら、その水蒸気圧が室内のそれより低いので、室内ファ
ン50で送られる室内空気に含まれる水分は、水蒸気透
過膜を通ってチューブ43内のLiCl水溶液に吸収され
る。かくて、水分を吸収したLiCl水溶液は、ポンプ4
8によりタンク44に戻され、この吸湿循環運転は、L
iCl水溶液Lの吸水能力が飽和するまで続けられる。
【0004】一方、吸水能力が飽和したLiCl水溶液を
濃縮する場合は、排気ポンプ46を運転しながら、タン
ク44内の希薄LiCl水溶液Lを放湿モジュール45に
ポンプ48で圧送する。放湿モジュール45のチューブ
43内に送られたLiCl水溶液は、前方の絞り49で加
圧されて水蒸気圧力が高い一方、チューブ外は排気ポン
プ46の吸引で低圧であるので、LiCl水溶液中の水分
は、容易かつ多量に水蒸気透過膜を通り、排気ポンプ4
6を通って外気に排出される。この脱水循環運転を所定
時間続けることにより、LiCl水溶液は、一定濃度まで
濃縮され、吸水能力を回復する。なお、室内ファン50
と排気ポンプ46の双方を運転すれば、室内を除湿しつ
つLiCl水溶液の濃縮を行なうことができる。
【0005】さて、除湿は、梅雨期の冷房運転などで判
るように、空気調和において補助的な役割を果たすにす
ぎず、上述の除湿装置も、圧縮器,凝縮器,膨張弁,蒸発
器を備えた空気調和装置や、夜間電力などを用いて室内
の蓄熱パネルに温熱または冷熱を蓄えて冷暖房を行なう
蓄熱輻射式の空気調和装置があって初めてその機能を十
分に発揮できる。そこで、本出願人は、同じく未公開だ
が、蓄熱輻射式の空気調和装置の一部材として冷暖房に
兼用できる経済的な蓄熱パネルを提案した(特願平4−
121781号)。この蓄熱パネル51は、図5(A)に
示すように、アルミニウム製の矩形で中空のパネル52
内に、熱交換フィンとしての多数のハニカム53を形成
し、各ハニカム53に、互いに異なる融点と比重をも
ち,互いに不溶性で,融解して温熱を蓄える暖房用蓄熱材
たるパラフィン55(融点30℃)と、凝固して冷熱を蓄
える冷房用蓄熱材たるポリエチレングリコール56(融
点20℃)を略1対1の体積比で充填したものである。
【0006】蓄熱輻射式の空気調和装置は、図5(B)に
示すように、上記蓄熱パネル51,51…を室内Rの床
面全体に敷き、パネル裏面52bに接して熱交換器たる
伝熱パイプ57を設けるとともに、床の周縁から吸い込
んだ空気を流す床裏ダクト58を設け、この床裏ダクト
に連なる壁ダクト59内にファン60を設けて構成され
る。そして、室内Rを輻射暖房する場合は、夜間電力で
加熱した温水を伝熱パイプ57に流して蓄熱パネル51
を加熱し、融点が高くて(30℃)固体状態の上部のパラ
フィン55を融解させて潜熱を蓄えさせ、夜明け前など
に室温が30℃以下に下がったとき、凝固に伴う潜熱を
パネル表面52aから室内Rに放出させて室内を輻射暖
房する。逆に、室内Rを輻射冷房する場合は、夜間電力
で冷却した冷水を伝熱パイプ57に流して蓄熱パネル5
1を冷却し、融点が低くて(20℃)液体状態の下部のポ
リエチレングリコール56を凝固させて潜熱を蓄えさ
せ、真昼などに室温が20℃以上に上がったとき、ファ
ン60を駆動して室内空気を蓄熱パネル51の裏面52
bに沿って矢印の如く循環させる。すると、ポリエチレ
ングリコール56は、室内空気から熱を奪いつつ融解し
て、室内を対流により冷房する。このように、本出願人
の提案に係る蓄熱パネル51は、多数のハニカム53を
熱交換フィンとして機能させ、単一のパネル内に冷暖房
用の蓄熱材55,56を上下に分離して充填して、冷暖
房効果の向上およびパネルなどの設備費の削減と据え付
け作業の容易化を図ったものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記蓄熱パ
ネル51を用いた空気調和装置では、蓄熱パネル51に
蓄えた温熱の放出は、パラフィン55がパネル表面52
aに接して上部にあるので輻射により容易に行なわれる
反面、蓄えた冷熱の放出は、ポリエチレングリコール6
がパネル下部にあるため輻射では容易でなく、対流放熱
の為に床全体に床裏ダクト58を設け、ファン60をも
つ壁ダクト59を設けなければならない。そのため、こ
れらのダクト58,59の施工が手間と費用のかかるも
のとなって、空気調和装置としての設備コストの上昇を
招くという欠点がある。また、この空気調和装置と図5
で述べた除湿装置を併設する場合は、蓄熱パネル51に
流す温水や冷水を作るためのヒータやクーラを備えた熱
媒体回路系と、LiClなどの吸湿液体を媒体とする除湿
回路系の2系統,2つの媒体が必要なため、装置の構成
が複雑になるという問題がある。加えて、上記クーラ
は、冷凍回路の蒸発器であることが多いが、除湿装置が
吸湿液体の濃縮に排気ポンプ46(図5参照)による脱水
を用いているため、上記冷凍回路の凝縮器の排熱を吸湿
液体の濃縮に利用できず、排熱が無駄に捨てられ、装置
全体のエネルギ効率が低下するという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、温熱,冷熱を蓄
える蓄熱パネルとの熱交換のための熱媒体に吸湿液体を
兼用することによって、簡素な構成でもって設備コスト
の上昇を招くことなく、蓄熱パネルに蓄えた冷熱も効果
的に冷房に用いることができ、省スペースとエネルギ効
率の改善を図ることができる空気調和装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の吸湿液体を用いた空気調和装置は、図1に
例示するように、加熱手段18,30および冷却手段2
1を備えて吸湿液体Lを蓄えるタンク4と、互いに異な
る融点と比重をもち,互いに不溶性で,融解して温熱を蓄
える暖房用の蓄熱材55と凝固して冷熱を蓄える冷房用
の蓄熱材56を充填して室内Rに設けられた蓄熱パネル
51と、室内空気が循環せしめられる通風路6内に設け
られた水蒸気透過膜製の第1チューブ5とを有し、上記
タンク4と第1チューブ5とを第1ポンプ10を介設し
た管路9a〜9dにより、上記蓄熱パネル51と熱交換し
うるように接続してなる吸湿,加熱,冷却回路1と、室外
に設けられた水蒸気透過膜製の第2チューブ15と上記
タンク4とを第2ポンプ14を介設した管路13で接続
してなる脱水回路2を備えたことを特徴とする。また、
本発明の吸湿液体を用いた空気調和方法は、上記空気調
和装置を用い、上記吸湿,加熱,冷却回路1に吸湿液体L
を熱媒体として循環させて、上記蓄熱パネル51に充填
された蓄熱材55,56との熱交換によりこの蓄熱材に
温熱または冷熱を蓄え、あるいは室内空気を冷却すると
ともに、高濃度の吸湿液体Lを上記第1チューブ5内に
循環させて、室内Rの水分を吸収する一方、上記脱水回
路2に、吸水で低濃度になった吸湿液体Lを、所定温度
以上に加熱して循環させることにより、高濃度化するこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、上記空気調和装置に、圧縮機1
6,凝縮器18,膨張弁20および蒸発器21を少なくと
も有する冷媒回路3を備えて、上記凝縮器18を上記タ
ンク4内の吸湿液体Lの加熱手段18として、上記蒸発
器21を上記タンク4内の吸湿液体Lの冷却手段21と
して夫々用いることもできる。また、上記冷媒回路3
に、圧縮機16から吐出される冷媒の循環方向を正逆に
切り換える四路切換弁17と、開閉弁23,24を介し
て接続されて上記通風路6内に配置される室内熱交換器
22と、室外熱交換器19を備えるとともに、外気を上
記第2チューブ15の外周を通して上記室外熱交換器1
9に送る室外ファン29と、上記通風路6内に配置され
て室内空気を循環させる室内ファン28をさらに備える
こともできる。
【0011】
【作用】本発明の空気調和装置において、蓄熱パネル5
1に温熱を蓄える場合は、加熱手段18,30によりタ
ンク4内の吸湿液体Lを加熱し、加熱した吸湿液体L
を、吸湿,加熱,冷却回路1の第1ポンプ10を駆動して
タンク4と蓄熱パネル51との間で循環させる。する
と、加熱された吸湿液体Lは、蓄熱パネル51内の暖房
用の蓄熱材55と熱交換して、この蓄熱材55が融解し
て温熱を蓄える。蓄熱パネル51内の融解した蓄熱材5
5は、室温が融点以下になると凝固し、凝固熱つまり温
熱を室内Rに放出して、室内Rを輻射暖房する。また、
タンク4内の低濃度の吸湿液体Lを加熱して、第1ポン
プ10の駆動でタンク4と第1チューブ5との間で循環
させれば、室内Rが乾燥しているときは、水蒸気圧の差
により第1チューブ5内を流れる吸湿液体L中の水蒸気
が、水蒸気透過膜を通って通風路6を流れる室内空気に
放出されて、室内Rが加湿される。
【0012】一方、蓄熱パネル51に冷熱を蓄える場合
は、タンク4内の吸湿液体Lを冷却手段21で冷却し
て、第1ポンプ10の駆動でタンク4と蓄熱パネル51
との間で循環させる。すると、冷却された吸湿液体L
は、蓄熱パネル51内の冷房用の蓄熱材56と熱交換し
て、この蓄熱材56が凝固して冷熱を蓄える。室温がこ
の蓄熱材56の融点以上になると、吸湿液体Lを、第1
ポンプ10を駆動してタンク4と蓄熱パネル51と第1
チューブ5との間で循環させる。すると、蓄熱パネル5
1内の凝固した蓄熱材56は、循環する吸湿液体Lから
熱を奪い,つまり冷熱を与えつつ融解する一方、冷熱を
受けた吸湿液体Lは、第1チューブ5に達して通風路6
を流れる室内空気を冷却し、これにより室内Rが冷房さ
れる。このとき、タンク4内の吸湿液体Lが予め濃縮さ
れていれば、第1チューブ5に達したとき、水蒸気圧の
差により通風路6を流れる室内空気から水分を吸収し、
室内Rが除湿される。次に、室内水分の吸収で低濃度に
なった吸湿液体Lを脱水,濃縮する場合は、タンク4内
の吸湿液体Lを、加熱手段18,30で加熱しつつ脱水
回路2の第2ポンプ14を駆動して第2チューブ15に
圧送する。加熱された吸湿液体Lは、第2チューブ15
を通過する際に水分が水蒸気圧の差により外気に放出さ
れて脱水され、吸湿液体Lは吸水能力を回復する。
【0013】上記空気調和装置を用いた本発明の空気調
和方法は、上記吸湿液体Lをタンク4内の加熱手段1
8,30,冷却手段21で加熱,冷却して、熱媒体として
第1ポンプ10により上記吸湿,加熱,冷却回路1に循環
させて、蓄熱パネル51内の2つの蓄熱材55,56と
の熱交換により温熱または冷熱を蓄え、あるいは第1チ
ューブ5を介して室内空気を冷却するとともに、高濃度
の吸湿液体Lを循環させて、第1チューブ5を介して室
内Rの水分を吸収する一方、吸水で低濃度になった吸湿
液体Lを、加熱手段18,30で加熱して第2ポンプ1
4により上記脱水回路2に循環させて、高濃度化する。
つまり、吸湿液体Lを熱媒体にも兼用するので、蓄熱パ
ネル51に蓄えられた冷熱をも効率良く冷房に用いるこ
とができ、しかも除湿回路系と熱媒体回路系を1系統化
して装置を簡素かつ小型化でき、設備コストの削減を図
ることができる。
【0014】上記空気調和装置に、圧縮機16,凝縮器
18,膨張弁20,蒸発器21をもつ冷媒回路3を備えれ
ば、凝縮器18をタンク4内の加熱手段18に、蒸発器
21を冷却手段21に夫々用いることにより、蓄熱パネ
ル51に冷熱を蓄えつつ、その排熱を吸湿液体Lの高濃
度化のための加熱に有効利用でき、装置全体のエネルギ
効率が改善する。さらに、上記空気調和装置の冷媒回路
3に、吐出冷媒の循環方向を切り換える四路切換弁17
と、通風路6内に配置した室内ファン28付の室内熱交
換器22と、室外ファン29付の室外熱交換器19を備
えれば、蓄熱パネル51による輻射,対流式の冷,暖房の
能力が不足する際に、室内熱交換器22による補助冷暖
房を行なうことができ、一層快適な空気調和を実現でき
る。また、蓄冷または補助冷房に伴う排熱を室外熱交換
器19から外気に放出させる室外ファン29の送風を、
第2チューブ15における吸湿液体Lから外気への水分
の放出に有効利用でき、装置全体のエネルギ効率が一層
改善する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、本発明の吸湿液体を用いた空気調和装
置の一例を示す回路図である。この空気調和装置は、大
別して室内Rを除湿,加熱,冷却等する除湿,加熱,冷却回
路1と、吸水で低濃度になった吸湿液体を脱水する脱水
回路2と、上記除湿,加熱,冷却回路1の加熱,冷却手段
をなす冷媒回路3で構成される。上記除湿,加熱,冷却回
路1は、上記冷媒回路3の凝縮器18,蒸発器21を夫
々加熱,冷却手段として備えて吸湿液体としてのLiCl
水溶液Lを蓄えたタンク4と、室内Rの床面全体に敷設
された図6(A)で既述の蓄熱パネル51,51…と、こ
れら蓄熱パネル51の下面全体に接触して設けられた伝
熱パイプ57と、吸込,吹出ダクト7,8を介して室内R
に連なる通風路としての室外チャンバ6内に設けられた
水蒸気透過膜製の第1チューブ5と、第1ポンプ10が
介設されてタンク4と伝熱パイプ57の一端を接続する
供給管路9aと、第1開閉弁11が介設されて伝熱パイ
プ57の他端と第1チューブ5の一端を接続する中間管
路9bと、第1チューブ5の他端とタンク4を接続する
戻り管路9cと、第2開閉弁12を有して,第1開閉弁1
1の伝熱パイプ57側の管路9bをタンク4に接続する
バイパス管路9dから成る。
【0016】一方、上記脱水回路2は、タンク4から出
てタンク4に戻る管路13に、第2ポンプ14と、水蒸
気透過膜製の第2チューブ15を順次介設して成る。更
に、上記冷媒回路3は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機1
6、四路切換弁17、凝縮器18、室外熱交換器19、
膨張弁20、蒸発器21を一巡するように順次配管27
a〜27gで接続するとともに、室外チャンバ6内に設け
た室内熱交換器22の一端を、第3開閉弁23を介設し
た配管27hで上記配管27eに接続し、上記室内熱交換
器22の他端を、第4開閉弁24を介設した配管27i
で上記配管27fに接続し、両接続点より蒸発器21側
の配管27e,27fに第5,第6開閉弁25,26を夫々
介設して構成される。なお、この実施例の冷媒回路3
は、吐出冷媒の循環方向を正逆に切り換える四路切換弁
17を有するので、これを図示と逆の位置に切り換える
と、凝縮器18がタンク4の冷却手段となり、蒸発器2
1がタンク4の加熱手段となる。
【0017】上記室外チャンバ6内には、室内Rから吸
込ダクト7を経て吸い込んだ空気を所定割合で排気口6
bから排出し、残りの室内空気と吸気口6aから吸い込ん
だ外気を、第1チューブ5と室内熱交換器22を通して
吹出ダクト8へ圧送する換気ファンを兼ねる室内ファン
28を設ける。また、室外熱交換器19は、脱水回路2
の第2チューブ15と対向させて配置し、両者の間に室
外ファン29を設けて、図中の矢印Aの如く外気を第2
チューブ15の外周を通して室外熱交換器19に送るよ
うにしている。上記タンク4は、着脱自在な断熱性の仕
切板31により、凝縮器18側の槽4aと蒸発器21側
の槽4bに分離され、槽4aにLiCl水溶液Lを加熱する
ための電気ヒータ30を設ける。仕切板31は、LiCl
水溶液の通常水位に当たる箇所に、昇降板32で開閉さ
れて両槽を連通する所定高さの開口31aを有する。な
お、LiCl水溶液Lが金属腐食性であるため、これが循
環するタンク4などの除湿,加熱,冷却回路1および脱水
回路2は、LiCl水溶液が飛散しないように第1,第2
チューブ5,15を介してのみ大気と接触するようにし
ている。
【0018】上記構成の空気調和装置の動作を、本発明
の吸湿液体を用いた空気調和方法の説明を兼ねて次に述
べる。図2に示す暖房が必要な冬季において、安価な夜
間電力を利用するなどして、次のように室内Rの蓄熱パ
ネル51に温熱を蓄える。まず、冷媒回路3の四路切換
弁17を暖房位置にし、第5,第6開閉弁25,26を開
き、第3,第4開閉弁23,24を閉じて、圧縮機16か
らの吐出冷媒を図中の実線矢印のごとく循環させる。す
ると、熱交換器21が凝縮器として働いてタンク4の槽
4b内のLiCl水溶液Lを加熱する。槽4b内のLiCl水
溶液Lが高温になると、吸湿,加熱,冷却回路1の第1開
閉弁11を閉じ,第2開閉弁12を開いて第1ポンプ1
0を駆動して、高温のLiCl水溶液を図中の実線矢印の
如く循環させる。高温のLiCl水溶液Lは、蓄熱パネル
51内の暖房用の蓄熱材たるパラフィン55と熱交換
し、パラフィンが融解して温熱を蓄える。
【0019】次に、昼間などに室内Rの温度が30℃以
下になると、蓄熱パネル51内で融けていたパラフィン
55が凝固し、凝固熱つまり温熱をパネル表面から室内
Rに放出して、室内を輻射暖房する。この場合、パラフ
ィン55は、蓄熱パネル51内の上部にあってパネル表
面から容易に室内Rに放熱でき、暖められた空気は室内
Rを上昇するので十分な輻射暖房ができ、夜間の蓄熱の
際のように第1ポンプ10でタンク4内のLiCl水溶液
Lを循環させる必要はない。しかし、室内Rが乾燥して
いる場合は、槽4b内のLiCl水溶液を低濃度のものに
し、これを冷媒回路3の熱交換器21で加熱するととも
に、第2開閉弁12を閉じ、第1開閉弁11を開いて第
1ポンプ10を駆動する。すると、低濃度で高温のLi
Cl水溶液が、除湿,加熱,冷却回路1を図2の破線矢印
で示すように流れ、室外チャンバ6内の第1チューブ5
の透過膜を通して、含有する水分を水蒸気圧の差によっ
て室内空気に放出し、これにより室内Rが加湿される。
【0020】しかし、厳冬期などでは蓄熱パネル51に
よる輻射暖房のみでは暖房能力が不足することもある。
この場合は、冷媒回路3の四路切換弁17を暖房位置に
して第5,第6開閉弁25,26を閉じ、第3,第4開閉
弁23,24を開いて、圧縮機16からの吐出冷媒を図
中の破線矢印の如く熱交換器21でなく室内熱交換器2
2を通るように循環させる。すると、室外チャンバ6内
の凝縮器として働く室内熱交換器22により、室内ファ
ン28で循環せしめられる室内空気が加熱され、室内R
が補助暖房されることになる。尚、冬季はLiCl水溶液
を室内Rの除湿に用いることが少なく、それ故、槽4a
内のLiCl水溶液を、脱水回路2を働かせて濃縮した
り、熱交換器18を蒸発器として用いて冷却する必要も
殆んどない。そこで、他方の熱交換器21を凝縮器とし
て用いて夜間の蓄熱や昼間の加湿をする場合も、この熱
交換器18の冷却能力を抑えるために、室外熱交換器1
9を最大能力で動作させたり、熱交換器18の両端に開
閉弁を設けて、両開閉弁の外側を互いにバイパス配管で
接続するのが望ましい。
【0021】さて、図3に示す冷房が必要な夏季におい
て、安価な夜間電力を利用するなどして、次のように室
内Rの蓄熱パネル51に冷熱を蓄える。まず、冷媒回路
3の四路切換弁17を冷房位置にし、第5,第6開閉弁
25,26を開き、第3,第4開閉弁23,24を閉じ
て、圧縮機16からの吐出冷媒を図中の実線矢印の如く
循環させる。すると、熱交換器18が凝縮器として働い
て槽4a内のLiCl水溶液を加熱する一方、熱交換器2
1が蒸発器として働いて槽4b内のLiCl水溶液を冷却
する。槽4b内のLiCl水溶液が低温になると、吸湿,加
熱,冷却回路1の第1開閉弁11を閉じ,第2開閉弁12
を開いて第1ポンプ10を駆動して、低温のLiCl水溶
液を図中の実線矢印の如く循環させる。低温のLiCl水
溶液Lは、蓄熱パネル51内の冷房用の蓄熱材たるポリ
エチレングリコール56と熱交換し、ポリエチレングリ
コールが凝固して冷熱を蓄える。
【0022】一方、必要に応じて電気ヒータ30を併用
して、熱交換器18により槽4a内のLiCl水溶液が高
温になると、次のような脱水,濃縮処理を並行して行な
う。即ち、脱水回路2の第2ポンプ14を駆動して、槽
4a内の低濃度のLiCl水溶液Lを管路13を介して第
2チューブ15に循環させる。すると、加熱されたLi
Cl水溶液は、第2チューブ15を通過する際に含有水
分が、水蒸気圧の差および室外ファン29の送風により
外気に放出されて効果的に脱水され、LiCl水溶液Lは
吸水能力を回復する。
【0023】この脱水,濃縮処理は、前日昼間の除湿運
転による吸水で低濃度になったLiCl水溶液について夜
間蓄冷と並行して行なわれるが、処理前にタンク4の仕
切板31を昇降させて両槽4a,4bを均一低濃度にした
後、昇降板32を図示の如く上げて両槽4a,4bを仕切
板の上部の開口31aのみで連通させる。すると、槽4a
の水位は脱水,濃縮処理により次第に低下して、槽4bか
ら低濃度のLiCl水溶液が流入し、結果として槽4aの
LiCl水溶液の濃度が漸増する。そこで、槽4aのLiC
l水溶液が十分濃縮された時点で、仕切板31を開放し
てタンク4のLiCl水溶液全体の濃度を高めて、翌日の
除湿運転に備えるのである。なお、濃縮された槽4a内
のLiCl水溶液は高温になっているので、脱水,濃縮処
理を早めに終えて自然放冷してから仕切板31を開放す
れば、タンク4の液温の上昇が抑えられる。また、吸湿
による濃度低下が少ない場合は、仕切板31を閉ざした
まま槽4aにおける濃縮を数日間続けることもできる。
【0024】次に、昼間などに室内Rの温度が20℃以
上になると、除湿,加熱,冷却回路1の第2開閉弁12を
閉じ、第1開閉弁11を開いて第1ポンプ10を駆動し
て、タンク4の仕切板31で仕切られた槽4b内の高濃
度のLiCl水溶液Lを、図中の破線矢印の如く循環させ
る。すると、蓄熱パネル51内の下部の凝固したポリエ
チレングリコール56は、伝熱パイプ57を流れるLi
Cl水溶液から熱を奪い,つまりLiCl水溶液に冷熱を与
えつつ融解する一方、冷熱を受けたLiCl水溶液は、管
路9bを経て室外チャンバ6内の第1チューブ5に達し
て、室内ファン28によって送られてくる室内空気を冷
却するとともに、水蒸気圧の差によりこの室内空気から
水分を吸収する。これにより、室内熱交換器22が働い
ていなくても室内Rが対流により冷房されるとともに除
湿される。
【0025】しかし、真夏などでは上記対流冷房のみで
は冷房能力が不足することがある。この場合は、冷媒回
路3の四路切換弁17を冷房位置にして第5,第6開閉
弁25,26を閉じ、第3,第4開閉弁23,24を開い
て、圧縮機16からの吐出冷媒を図中の破線矢印の如く
熱交換器21でなく室内熱交換器22を通るように循環
させる。すると、室外チャンバ6内の蒸発器として働く
室内熱交換器22により、室内ファン28で送られる室
内空気がさらに冷却され、室内Rが補助冷房されること
になる。また、この冷却は、室内空気から水分を吸収し
て昇温する第1チューブ5内を流れるLiCl水溶液を冷
却し、LiCl水溶液の冷却,除湿能力を向上させる。な
お、冷媒回路3を動作させると、他方の熱交換器18が
凝縮器として働いて槽4a内が加熱されるが、槽4aは断
熱性の仕切板31で分離されているので、上記対流式の
冷房に支障はない。
【0026】このように、冷媒回路3により、安価な夜
間電力を用いて蓄熱パネル51に冷熱を蓄えつつ、その
排熱をLiCl水溶液Lの脱水,濃縮のための加熱に有効
利用できるので、空気調和装置全体のエネルギ効率が改
善され、省エネルギを図ることができる。また、室内熱
交換器22をもつ冷媒回路3を設けたので、蓄熱パネル
51による輻射,対流式の冷暖房の能力が不足する際
に、補助冷暖房を行なうことができ、一層快適な空気調
和を実現することができる。加えて、夜間蓄冷に伴う室
外熱交換器19での排熱に用いる室外ファン29の送風
を、第2チューブ15におけるLiCl水溶液から外気へ
の水分の放出に有効利用でき、装置全体のエネルギ効率
が一層改善する。また、実施例の空気調和装置により、
上述の如く本発明の吸湿液体を用いた空気調和方法を行
なうことができるから、この空気調和方法により同様の
作用,効果が奏されるのは勿論である。
【0027】尚、上記実施例の冷媒回路3に代えて、圧
縮機,凝縮器,膨張弁,蒸発器のみを備えた冷媒回路を用
いても、蒸発器による蓄熱パネル51への蓄冷と同時
に、凝縮器によるLiCl水溶液の濃縮のための加熱を行
なうことができるので、装置全体のエネルギ効率の改善
が図れる。また、上記実施例の冷媒回路3を省略して、
吸湿,加熱,冷却回路1と脱水回路2のみで空気調和装置
を構成しても、LiCl水溶液を吸湿媒体と熱媒体に兼用
するから、蓄熱パネル51に蓄えた冷熱も対流により効
率良く冷房に用いることができ、しかも除湿回路と熱媒
体回路を1系統化して、装置を簡素かつ小型化でき、図
5で述べた従来例に比して設備コストの削減を図ること
ができる。
【0028】なお、本発明の蓄熱パネルに充填される冷
暖房用の蓄熱材は、実施例のものに限らず、例えば冷房
用にパラフィンを、暖房用にNa2SO4・10H2Oを夫
々用いることもできる。また、本発明の吸湿液体は、実
施例のLiCl水溶液に限られない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
吸湿液体を用いた空気調和装置は、加熱,冷却手段を備
えて吸湿液体を蓄えるタンクと、互いに異なる融点と比
重をもち,互いに不溶性の冷,暖房用の蓄熱材を充填して
室内に設けられた蓄熱パネルと、室内空気の通風路内に
設けられた水蒸気透過膜製の第1チューブとを有し、上
記タンクと第1チューブとを第1ポンプを介設した管路
により、上記蓄熱パネルと熱交換しうるように接続して
なる吸湿,加熱,冷却回路と;室外に設けられた水蒸気透
過膜製の第2チューブと上記タンクとを第2ポンプを介
設した管路で接続してなる脱水回路を備えているので、
吸湿液体を熱媒体に兼用して、室内を除湿するとともに
蓄熱パネルに蓄えた温熱のみならず冷熱をも輻射,対流
で効率良く冷暖房に用いることができ、しかも除湿,熱
媒体両回路系を1つにして、装置の簡素,小型化で設備
コストを削減することができる。また、本発明の吸湿液
体を用いた空気調和方法は、上記空気調和装置を用い、
上記吸湿,加熱,冷却回路に吸湿液体を熱媒体として循環
させて、蓄熱パネルに充填された蓄熱材との熱交換によ
り温熱,冷熱を蓄え、または室内空気を冷却するととも
に、高濃度の吸湿液体を第1チューブ内に循環させて、
室内の水分を吸収する一方、脱水回路に、吸水で低濃度
になった吸湿液体を加熱して循環させて、高濃度化する
ので、室内を除湿でき、蓄熱パネルに蓄えた温熱,冷熱
を輻射,対流で効率良く冷暖房に利用でき、除湿,熱媒体
両回路系を統一して、設備コストの削減を図ることがで
きる。
【0030】さらに、上記空気調和装置に、圧縮機,凝
縮器,膨張弁,蒸発器を有する冷媒回路を備えて、凝縮器
を上記加熱手段,蒸発器を上記冷却手段として夫々用い
れば、蓄熱パネルに冷熱を蓄えつつ、その排熱を吸湿液
体の濃縮のための加熱に有効利用でき、装置全体のエネ
ルギ効率の改善が図れる。また、上記冷媒回路に、四路
切換弁,ファン付の室内熱交換器,ファン付の室外熱交換
器をさらに備えれば、蓄熱パネルによる冷暖房能力の不
足を補って、一層快適な空気調和を実現でき、室外ファ
ンの送風を吸湿液体の脱水に有効利用でき、装置全体の
エネルギ効率を一層改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の吸湿液体を用いた空気調和装置の一
実施例を示す回路図である。
【図2】 上記空気調和装置の冬季における動作状態を
示す回路図である。
【図3】 上記空気調和装置の夏季における動作状態を
示す回路図である。
【図4】 吸湿液体を用いた除湿装置の一例を示す回路
図である。
【図5】 冷暖房兼用の蓄熱パネルの断面図およびその
使用例を示す図である。
【符号の説明】
1…除湿,加熱,冷却回路、2…脱水回路、3…冷媒回
路、4…タンク、5…第1チューブ、6…室外チャン
バ、7…吸込ダクト、8…吹出ダクト、9a〜9d…管
路、10…第1ポンプ、13…管路、14…第2ポン
プ、15…第2チューブ、16…圧縮機、17…四路切
換弁、18…熱交換器(凝縮器)、19…室外熱交換器、
20…膨張弁、21…熱交換器(蒸発器)、22…室内熱
交換器、23,24…第3,第4開閉弁、27a〜27i…
配管、28…室内ファン、29…室外ファン、30…電
気ヒータ、31…仕切板、51…蓄熱パネル、55…パ
ラフィン(暖房用蓄熱材)、56…ポリエチレングリコー
ル(冷房用蓄熱材)、57…伝熱パイプ、L…LiCl水溶
液(吸湿液体)、R…室内。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段(18,30)および冷却手段(2
    1)を備えて吸湿液体(L)を蓄えるタンク(4)と、互い
    に異なる融点と比重をもち,互いに不溶性で,融解して温
    熱を蓄える暖房用の蓄熱材(55)と凝固して冷熱を蓄え
    る冷房用の蓄熱材(56)を充填して室内に設けられた蓄
    熱パネル(51)と、室内空気が循環せしめられる通風路
    (6)内に設けられた水蒸気透過膜製の第1チューブ(5)
    とを有し、上記タンク(4)と第1チューブ(5)とを第1
    ポンプ(10)を介設した管路(9a〜9d)により、上記蓄
    熱パネル(51)と熱交換しうるように接続してなる吸
    湿,加熱,冷却回路(1)と、 室外に設けられた水蒸気透過膜製の第2チューブ(15)
    と上記タンク(4)とを第2ポンプ(14)を介設した管路
    (13)で接続してなる脱水回路(2)を備えたことを特徴
    とする吸湿液体を用いた空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和装置を用い、
    上記吸湿,加熱,冷却回路(1)に吸湿液体(L)を熱媒体と
    して循環させて、上記蓄熱パネル(51)に充填された蓄
    熱材(55,56)との熱交換によりこの蓄熱材に温熱ま
    たは冷熱を蓄え、あるいは室内空気を冷却するととも
    に、高濃度の吸湿液体(L)を上記第1チューブ(5)内に
    循環させて、室内(R)の水分を吸収する一方、上記脱水
    回路(2)に、吸水で低濃度になった吸湿液体(L)を、所
    定温度以上に加熱して循環させることにより、高濃度化
    することを特徴とする吸湿液体を用いた空気調和方法。
  3. 【請求項3】 圧縮機(16),凝縮器(18),膨張弁(2
    0)および蒸発器(21)を少なくとも有する冷媒回路
    (3)を備え、上記凝縮器(18)を上記加熱手段(18)と
    して、上記蒸発器(21)を上記冷却手段(21)として夫
    々用いる請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 上記冷媒回路(3)は、圧縮機(16)から
    吐出される冷媒の循環方向を正逆に切り換える四路切換
    弁(17)と、開閉弁(23,24)を介して接続されて上
    記通風路(6)内に配置される室内熱交換器(22)と、室
    外熱交換器(19)を備えるとともに、外気を上記第2チ
    ューブ(15)の外周を通して上記室外熱交換器(19)に
    送る室外ファン(29)と、上記通風路(6)内に配置され
    て室内空気を循環させる室内ファン(28)をさらに備え
    た請求項3に記載の空気調和装置。
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