JP2710996B2 - 転写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、レーザプリンタや複写機等の電子写真方式
を採用する画像形成装置に設けられる転写装置に関す
る。

（従来の技術） 例えば、複写機等においては像担持体である感光ドラ
ム上に形成されたトナー像を転写帯電器を介して転写紙
（転写材）上に転写する必要があるが、レジストローラ
からタイミングを合されて搬送された転写紙を感光ドラ
ムと転写装置間の適正な位置に給送すべく、感光ドラム
及び転写装置とレジストローラ間には転写紙ガイドが設
けられている。

斯かる転写紙ガイドの一例を第９図に基づいて説明す
ると、同図中、100は感光ドラム、101は転写帯電器、10
2はレジストローラであり、転写紙ガイド103はその一端
部をレジストローラ102側に枢支され、他端部を感光ド
ラム100等を含むプロセスカートリッジ110のカートリッ
ジ容器110aの凹部（搬送される転写紙の幅より外方側に
のみ配設）111にバネ部材104で押圧されて感光ドラム10
0に対して位置決めされており、この転写紙ガイド103に
よりレジストローラ102からの転写紙を適正に感光ドラ
ム100と転写帯電器101間に案内給送している。

又、感光ドラム100がプロセスカートリッジ110内に組
み込まれていない場合は、第10図に示すように、転写紙
ガイド103の一端部にコロ105を設け、該コロ105を感光
ドラム100に当接して転写紙ガイド103を感光ドラム100
に対して位置決めし、この転写紙ガイド103によりレジ
ストローラ102からの転写紙Ｐを感光ドラム100と転写帯
電器101間に案内給送しているものもある。

以上のように、転写紙ガイド103の一端をプロセスカ
ートリッジ110のカートリッジ容器110a又は感光ドラム1
00そのものに突き当てて、この転写紙ガイド103を感光
ドラム100に精度良く位置決めすることにより、感光ド
ラム100上に転写帯電器101により適正な転写を行うこと
が可能であるが、転写紙ガイド103の位置決めは感光ド
ラム100ばかりでなく、転写帯電器101に対しても位置精
度を高める必要がある。

特に、転写帯電器101が感光ドラム100と接触するタイ
プである転写ローラや転写ベルト等の場合、転写帯電器
101と感光ドラム100間に形成されるニップ部に転写紙Ｐ
を適正に搬送する必要があるため、転写紙ガイド103は
感光ドラム100のみでなく転写帯電器101に対しても精度
良く位置決めする必要がある。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、転写帯電器101と感光ドラム100間に形
成されるニップ部に転写紙Ｐを適正に搬送するため、転
写紙ガイド103の一端を感光ドラム100に押圧し、この転
写紙ガイド103を感光ドラム100に対して位置決めして
も、転写紙ガイド103を前記ニップ部に精度良く位置決
めするのは困難な場合が多く、転写に際して画像むらや
トナーの飛び散り等の転写不良を生じる等の問題があっ
た。

又、感光ドラム100に転写紙ガイド103のみでなく転写
帯電器101も押圧するため、感光ドラム100の押圧面の損
傷が大きくなる等の問題があった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、どのようなタイプの帯電手段に対しても、
ガイド部材を適正に位置決めでき、像担持体に大きな損
傷を与えることのない転写装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、像担持体から転
写材へ像を転写する転写回転体であって、転写位置に送
られた転写材の前記像担持体側の面とは反対側の面に接
触する転写回転体と、前記転写位置近傍で転写材を案内
するガイド部材と、を有する転写装置において、前記転
写回転体が前記像担持体に対して近づく方向又は離れる
方向に移動するのに拘らず、前記転写回転体と前記ガイ
ド部材との相対位置関係が実質的に変らないように、前
記ガイド部材を、前記転写回転体の軸に支持したことを
特徴とする。

（作用） 本発明によれば、ガイド部材を転写回転体の軸に支持
することによって、転写回転体が像担持体に対して近づ
く方向又は離れる方向に移動するのに拘らず、転写回転
体と該ガイド部材との相対位置関係が実質的に変らない
ようにしたため、どのようなタイプの帯電手段に対して
も、ガイド部材を適正に位置決めすることができる。
又、ガイド部材を像担持体に当接させて位置決めしない
ため、像担持体の損傷が防がれる。

（実施例） 以下に本発明の実施例をレーザフリンタを例にとり添
付図面に基づいて説明する。

先ず、本発明の第１実施例を第１図乃至第６図により
説明する。

第１図はレーザプリンタの画像形成に関する主要部の
断面を示す図であり、図中、１は像担持体である感光ド
ラムであり、該感光ドラム１回りには現像器２、一次帯
電器３、クリーニング器４が配設され、これらのプロセ
ス機器はカートリッジ容器5a内に組み込まれてプロセス
カートリッジ５を構成している。そして、該プロセスカ
ートリッジ５は画像形成装置本体に対して着脱自在に配
設されており、これによりメンテナンスの容易化が図ら
れている。

又、プロセスカートリッジ５のカートリッジ容器5aか
ら外方へ突出する感光ドラム１の一側には転写帯電器６
が配設され、感光ドラム１の排紙側には定着器７が配設
されている。そして、感光ドラム１の給紙側には、転写
帯電器６のローラ軸6aの直下に該ローラ軸6aと平行に給
紙ローラ軸８が回転可能に配設されており、該給紙ロー
軸８回りには給紙ローラ９、アイドラコロ10,10、揺動
カム11,11が同軸状に固定されている。

上記給紙ローラ９は給紙ローラ軸８の中央部に固定さ
れ、この給紙ローラ９の両側に一対のアイドラコロ10,1
0が固定され、更に、給紙ローラ軸８の両端部に一対の
揺動カム11,11が固定されている。そして、給紙ローラ
９と揺動カム11はその断面形状が略同一形状とされ、偏
芯して給紙ローラ軸８に固定されているが、アイドラコ
ロ10の外周部より外方に突出する部分9a,11aは給紙ロー
ラ軸８回りに位相をずらして配設されている。

一方、プロセスカートリッジ５の下方でアイドラコロ
10,10の感光ドラム１寄りには、不図示の駆動源で回転
される搬送ローラ12が押圧されており、又、アイドラコ
ロ10,10の下方には、装置本体側に一端が支持され、他
端がパット受け部材14を介して分離パット15をアイドラ
コロ10,10に押圧するバネ部材13が配設されている。

更に、第１図中、前記バネ部材13の右方には転写紙
（転写材）Ｐの積載板16、バネ部材17等から成る給紙ユ
ニットが配設されている。積載板16はその一端部に前記
揺動カム11と係脱する係合突部16aが設けられると共
に、その他端部は支軸18に回動自在に支持されていて、
前記係合突部16a側の下面側に配設されるバネ部材17に
より支軸18を中心に第１図の時計方向に弾圧付勢されて
いる。従って、積載板16上に載置される転写紙Ｐは給紙
ローラ軸８の回転と共に揺動カム11の突部11aと積載板1
6の係合突部16aとの係合が解除されると、バネ部材17に
より積載板16と共にアイドラコロ10,10に押圧されるよ
う構成されている。

而して、一次帯電器３により一様帯電された感光ドラ
ム１上に不図示のレーザスキャナから画像光Ｌが露光さ
れると、感光ドラム１上には静電潜像が形成され、該静
電潜像は感光ドラム１の回転と共に現像器２の方へ向け
られ、該現像器２において現像剤（トナー）によって現
像されてトナー蔵として顕像化される。そして、感光ド
ラム１上のトナー像は転写帯電器６によって転写紙Ｐ上
に転写されるが、転写の終了した感光ドラム１はその残
留トナーがクリーニング器４によりクリーニングされ
る。

一方、積載板16上の転写紙Ｐは、揺動カム11の突部11
aと積載板16の係合突起16aとの係合が解除されるとアイ
ドラコロ10,10側に押圧されるが、遅れて回転して来る
給紙ローラ９の突部9aによって積載板16上から分離パッ
ト15側に送られると共に、更に該分離パット15上から搬
送ローラ12側に送られる。搬送ローラ12とアイドラコロ
10,10間に達した転写紙Ｐは搬送ローラ12の回転と共
に、現像器２に取り付けられたガイド2a及び転写紙ガイ
ド板20を経て感光ドラム１と転写帯電器６との間に送ら
れ、該転写帯電器６により感光ドラム１上のトナー像が
転写される。そして、転写の終了した転写紙Ｐは定着器
７に送られてその転写トナー像が永久像として定着され
る。

尚、定着器７、一次帯電器６、搬送ローラ12、給紙ロ
ーラ軸８等はプロセスカートリッジ５を装置本体に装着
する際に一点を中心に回動し、プロセスカートリッジ５
の装置本体への着脱に際して、感光ドラム１と一次帯電
器６とを離間させて、これらが互いに擦れ合うのを防止
している。

次に、転写帯電器６の位置決めと支持方法及び転写紙
ガイド板20の位置決めと支持方法について説明する。

先ず、転写帯電器６の位置決め及び支持方法について
説明する。

転写帯電器６は感光ドラム１に押圧され、該感光ドラ
ム１との間に形成されるニップ部19を介してトナー像の
転写を行うローラタイプのものであり、導電性材料から
成るローラ部を介して感光ドラム１にバイアス電圧を印
加して感光ドラム１上のトナー像を転写紙Ｐ上に転写す
るものである。そして、この転写帯電器（以下、転写ロ
ーラと称す）６の支持は装置本体側に取り付けられた一
対の転写ローラ台60,60中の軸受61,61によってなされ
る。

即ち、転写ローラ６は、その両端部に突出するローラ
軸6a,6aが第３図（本図では一方側のみ図示）に示すよ
うに、転写ローラ台60,60中の凹部60a,60a内の軸受61,6
1上に支持されることにより、装置本体側に取り付けら
れたこの転写ローラ台60,60に支持されている。ここ
で、該転写ローラ台60の凹部60aは感光ドラム１の方に
向かって形成され、且つ、前記軸受61がこの凹部61aに
摺動自在に支持されると共に、この軸受61と転写ローラ
60台間にバネ部材62が配設され、軸受61は感光ドラム１
側に押圧されているため、転写ローラ６は軸受61,61を
介して感光ドラム１に押圧され、該感光ドラム１との間
に転写用のニップ部19を形成することとなる。

従って、転写ローラ６は軸受61,61を介して転写ロー
ラ台60,60に支持されていると共に、感光ドラム１に押
圧されることにより感光ドラム１等に対して位置決めさ
れていることとなる。尚、前記軸受61,61の少なくとも
一方側は導電性部材で構成されているめ、バネ部材62を
介してこの軸受61より転写ローラ６へ転写用バイアス電
圧が印加可能となっている。

又、転写ローラ台60には、第３図に示すように、その
凹部60aの開口部近傍にストッパ爪60b,63が設けられ、
プロセスカートリッジ５が装置本体外に取り出され、感
光ドラム１が装置本体内に無い場合でも、前記ストッパ
爪60b,63により転写ローラ台60中の軸受61がこの転写ロ
ーラ台60から飛び出したり、転写ローラ６のローラ軸6a
が軸受31から飛び出したりするのを防止している。但
し、ストッパ爪63は一定以上の力を加えることにより回
動可能となっているため、この転写ローラ６を感光ドラ
ム１の配設方向から転写ローラ台60,60中の軸受61,61に
取り付け、取り外し可能となっている。

次に、転写紙ガイド板20の位置決め及び支持方法につ
いて説明する。

転写紙ガイド板20は転写ローラ６と該転写ローラ６の
下方に配設される給紙ローラ軸８とに位置決め支持され
るガイド台30に取り付けられ、転写ローラ６と感光ドラ
ム１間に形成されるニップ部19に正確に転写紙Ｐを案内
搬送するためのものである。

先ず、ガイド台30について説明すると、該ガイド台30
は弾性変形可能な絶縁性樹脂から構成され、第５図及び
第６図に示すように、転写ローラ６の軸方向に沿って該
転写ローラ６の両端部まで延びており、その両端部の支
持部30a,30a（第５図又は第６図参照）が、転写ローラ
６の前記軸受61,61内側のローラ軸6a,6aに第２図に示す
ように軸受31,31（第２図は一方側のみ図示）を介して
支持され、該ローラ軸6a,6aの下方に垂下された状態で
配設されている。ここで、前記軸受31はガイド台30の支
持部30aに取り付けられていると共に、該支持部30a及び
軸受31とも上方に開口部を有する形状を有しており、ガ
イド台30をローラ軸6a,6aに取り付けは、軸受3131を介
して支持部30a,30aをローラ軸6a,6aに加圧状態で嵌め込
んで行われる。

又、ガイド台30の第５図中右端部側及び左端部側には
転写ローラ６の下方の給紙ローラ軸８に延びる左右の案
内部30b,30cが設けられており、該左右の案内部30b,30c
の下端には下方に開放されるＵ字溝30dがそれぞれ形成
されており、該Ｕ字溝30dが第２図に示すように給紙ロ
ーラ軸８と嵌合することにより、ガイド台30の下部が位
置決めされ、該ガイド台30は全体として転写ローラ６及
び給紙ローラ軸８により位置決め支持されていることと
なる。尚、給紙ローラ９及びアイドラコロ10,10はガイ
ド台30の左右の案内部30b,30c間の給紙ローラ軸８に取
り付けられている。

転写紙ガイド板20はステンレス材又は鉄材にKNメッキ
等が施された金属製の薄板から成るもので、第２図に示
すように、ガイド台30の現像器２側外表面にその断面形
状が略Ｌ字形の状態で、第５図に示すように、ガイド台
30の長手方向一杯に亘って取り付けられ、ガイド台30と
共に転写ガイドユニットを形成している。尚、転写紙ガ
イド板20のガイド台30への取り付けは、第６図に示すよ
うに、下面側からの複数のビス21を介してなされてお
り、又、この転写紙ガイド板20は断面Ｌ字形に成形され
てその剛性が高められているため、ガイド台30の曲がり
や反り等を防止する効果がある。

而して、転写紙ガイド板20がガイド台30を介して転写
ローラ６に支持されているため、この転写紙ガイド板20
を転写ローラ６と感光ドラム１との間に形成されるニッ
プ部19に精度良く位置決めすることができ、この転写紙
ガイド板20により転写紙Ｐを前記ニップ部19に正確に搬
送することができ、転写紙Ｐ上に感光ドラム１上のトナ
ー像を適正に転写させることができる。

又、転写紙ガイド板20はガイド台30と共に転写ガイド
ユニットを構成し、該転写ガイドユニットを介して転写
ローラ６に一体的に組み付けられているため、この転写
紙ガイド板20を転写ローラ６に最も近接させて配設する
ことができる。従って、この転写紙ガイド板20により転
写ローラ６と感光ドラム１との間のニップ部19直前まで
転写紙Ｐを十分に案内することができ、転写紙Ｐのカー
ルやバタツキ等に起因する画像の乱れを防止することが
できる。又、転写紙ガイド板20及びガイド台30等から成
る転写ガイドユニットは転写ローラ６に近接して取り付
けられ、全体としてコンパクト化されているため、装置
全体を小型化することができる。

更に、転写紙ガイド板20は転写ローラ６のローラ軸6
a,6aに支持されており、転写ローラ６を微少移動に対し
ても追従するようになっているため、この転写ローラ６
の感光ドラム１に対する接触圧の変更や転写ローラ６の
硬度の変動に対しても、常にその適正な位置や距離を保
持することが可能となる。

ここで、ガイド台30の右案内支持部30cには、第５図
に示すように、数十〜数百ＭΩの抵抗体22が取り付けら
れており、該抵抗体22の一端は転写紙ガイド板20に電気
的に接続される第１金属板23にビス24によって連結さ
れ、他端も同様に第２金属板25の一端にビス24によって
連結されている。又、第６図に示すように、前記第２金
属板25の他方側の端部には電気接点25aが形成され、ガ
イド台30の右案内支持部30cのＵ字溝30dと給紙ローラ軸
８とが嵌合した場合、前記電気接点25aが給紙ローラ軸
８に圧接され、該給紙ローラ軸８と電気接点25aとが電
気的に接続されるようになっている。即ち、給紙ローラ
軸８が導電性軸受を介してアース接地されているため、
前記転写紙ガイド板20も数十〜数百ＭΩの抵抗体22を介
してアース接地されていることとなる。

又、ガイド台30の両端部の感光ドラム１側（但し、感
光ドラム１の画像形成域より外方側）には、第５図及び
第６図に示すように、超高分子ポリエチレン、テフロン
又はPOM等から成り感光ドラム１と接触しても該感光ド
ラム１を傷付けることのないスペーサダンパ部材26,26
が取り付けられ、運転中の振動や衝撃により、又はジャ
ム処理時等において転写紙ガイド板20が感光ドラム１に
当接しようとした場合、先ず、このスペーサダンパ部材
26,26が感光ドラム１に当接し、転写紙ガイド板20によ
る感光ドラム１の損傷を防止する。

更に、転写紙ガイド板20の感光ドラム１や転写ローラ
６との最近接端には、第４図に示すように、該感光ドラ
ム１や転写ローラ６とのマイラーやポリカーボンから成
る薄い絶縁シート27が配設され、転写ローラ６のバイア
ス電圧が転写紙ガイド板20の方へリークするのを防止し
ている。

次に、本発明の第２実施例を第７図に基づいて説明す
る。

本実施例では転写帯電器６としてコロナ帯電器が使用
されており、該コロナ帯電器６はバネ部材41によって感
光ドラム１の方に押圧され、コロ42,42を介して感光ド
ラム１に当接して位置決めされている。そして、コロナ
帯電器６の一端部に転写紙ガイド板40が取り付けられ、
該転写紙ガイド板40は感光ドラム１等に対して十分に精
度良く位置決めされている。従って、この転写紙ガイド
板40により転写紙Ｐを感光ドラム１とコロナ帯電器６間
の最適な転写位置に案内可能となっており、第１実施例
と同様な効果を得ることができる。

又、第８図は本発明の第３実施例を示すもので、転写
帯電器６として転写ベルトが使用されているものであ
る。転写ベルト６は２つのローラ51,52間に無端状に掛
け渡されているもので、一方のローラ51をバネ部材53で
感光ドラム１の方へ押圧することにより、この転写ベル
ト６を感光ドラム１に押圧して転写を行うようにしたも
のである。

斯かる場合においても転写紙ガイド板50の一端を転写
ベルト６のローラ51の軸に枢支され、他端をレジストロ
ーラ54のローラ軸に案内支持されることにより、転写紙
ガイド板50を位置決め支持し、第１実施例と同様の効果
を得ることができる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、本発
明によれば、ガイド部材を転写回転体の軸に支持するこ
とによって、転写回転体が像担持体に対して近づく方向
又は離れる方向に移動するのに拘らず、転写回転と該ガ
イド部材との相対位置関係が実質的に変らないようにし
たため、どのようなタイプの帯電手段に対しても、ガイ
ド部材を適正に位置決めすることができる。

又、本発明によれば、ガイド部材を像担持体に当接さ
せて位置決めしないため、像担持体の損傷が防がれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る転写装置を備える画
像形成装置の主要部の断面図、第２図は同画像形成装置
の転写装置回りの断面図、第３図は同画像形成装置の転
写装置の支持状態を示す図、第４図は同画像形成装置の
転写紙ガイド板回りの拡大断面図、第５図は同画像形成
装置の転写装置（転写ローラ）に転写ガイドユニットを
取り付けたものの正面図、第６図は同転写装置（転写ロ
ーラ）に転写ガイドユニットを取り付けたものの下面
図、第７図は本発明の第２実施例に係る転写装置を備え
る画像形成装置の転写装置回りの断面図、第８図は第３
実施例に係る転写装置を備える画像形成装置の転写装置
回りの断面図、第９図及び第10図は従来技術を説明する
ための図である。 １……感光ドラム（像担持体）、６……転写帯電器（転
写装置）、20,40,50……転写紙ガイド板（ガイド部
材）、Ｐ……転写紙（転写材）。

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】像担持体から転写材へ像を転写する転写回
   転体であって、転写位置に送られた転写材の前記像担持
   体側の面とは反対側の面に接触する転写回転体と、前記
   転写位置近傍で転写材を案内するガイド部材と、を有す
   る転写装置において、 前記転写回転体が前記像担持体に対して近づく方向又は
   離れる方向に移動するのに拘らず、前記転写回転体と前
   記ガイド部材との相対位置関係が実質的に変らないよう
   に、前記ガイド部材は、前記転写回転体の軸に支持され
   ることを特徴とする転写装置。
2. 【請求項２】前記ガイド部材は、ガイド板と、このガイ
   ド板を支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、
   前記転写回転体の軸に支持されることを特徴とする請求
   項１記載の転写装置。
3. 【請求項３】前記支持部材は、絶縁体であることを特徴
   とする請求項２記載の転写装置。
4. 【請求項４】前記ガイド部材は、前記転写位置に転写材
   を供給する回転体の軸に支持されることを特徴とする請
   求項1,2又は３記載の転写装置。
5. 【請求項５】前記転写回転体は、ローラ形状であること
   を特徴とする請求項１〜３又は４記載の転写装置。
6. 【請求項６】前記転写回転体は、ベルト形状であること
   を特徴とする請求項１〜３又は４記載の転写装置。
7. 【請求項７】前記転写回転体は、前記像担持体に接触す
   るように設けられていることを特徴とする請求項１〜５
   又は６記載の転写装置。
8. 【請求項８】前記転写材は、像転写時に電圧が印加され
   ることを特徴とする請求項１〜６又は７記載の転写装
   置。
9. 【請求項９】前記像担持体は、電子写真感光体であるこ
   とを特徴とする請求項１〜７又は８記載の転写装置。