JP2708944B2 - 床構造 - Google Patents

床構造

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JP2708944B2
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努 河添
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に梁材外側に間隙を有して外壁パネルを
配設する家屋において、該外壁パネルの取付けに先がけ
て床形成用のコンクリートを打設でき、家屋の施工能率
を大巾に向上しうる床構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、壁体等をパネル体を用いて形成するいわゆるパ
ネル工法の家屋が普及しつつあり、特に家屋の外向き面
に配される外壁用の壁パネルは、居住面積の増大、敷地
の有効利用を計るため、梁材などの外側に間隙を隔てて
配設する場合が多い。
他方、家屋においては耐防火性、断熱性、耐騒音性等
を高めるために、その床体をコンクリートを打設するこ
とにより形成する場合も多く、かかる構造の家屋にあっ
ては、床体aは、例えば第7図に示すように、従来、家
屋の水平な梁材bに外壁パネルcを適宜の連結金具dを
用いて固定する一方、前記梁材bに折版状の下地板eを
前記外壁パネルcの内面に敷設し、該下地板eと外壁パ
ネルcとで囲む凹所内にコンクリートを打設することに
より形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる構造のものにあっては、外壁パ
ネルcが打設されるコンクリートの流れ止めとして機能
しているため、外壁パネルcの取付けに先がけての床体
aの形成が困難となる。その結果、階上への建築構材等
の搬入を不便とする他、階上作業における足場を不安定
化させ、施工作業能率を大巾に損ねるとともに、安全性
を低下する。
本発明は、梁材に流れ止め金具を配することを基本と
して、コンクリートを打設してなる床体を外壁パネルの
取付けに先がけて形成でき、前記問題点を解決しうる床
構造の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明の床構造は、水平か
つ外向きに突出する突部が連なる上片を有する梁材と、
この梁材に固定されかつ外面に前記梁材と平行に外壁パ
ネルを取付ける連結金具とを含む床架構体の前記梁材の
上片に、屋内側で内端を支持される床下地板の外端を、
前記上片の外縁と間隔を隔てて載置するとともに、前記
外壁パネルの内面に外端が近接しかつ内端が前記梁材の
突部下面に位置する基板上面に、前記上片の上面かつ前
記間隔部分に係合することにより前記基板を略水平に保
つ係止金具をヒンジを介して取付けた流れ止め金具を配
する一方、前記基板の外端に該基板が略水平となること
により、前記床下地板の上面をこえて立ち上がり床下地
板上に打設されるコンクリートを流れ止めしうる立片を
設けている。
〔作用〕
梁材に外壁パネル取付用の連結金具を固定してなる床
架構体の前記梁材の上片上に、床下地板の外端を載置す
る一方、該床架構体に流れ止め金具を取付けている。
流れ止め金具は、前記上片に連なる水平かつ外向きに
突出する突部下面に内端が位置し、外壁パネルの内面に
外端が近接する基板を、ヒンジを介して取付けた係止金
具の前記上片上への係合により、略水平に保ちうる。又
基板の外端に、該基板が略水平となることにより立ち上
がる立片を設けているため、該立片と基板と上片と床下
地板とによって、閉じた凹所を外壁パネルとは独立して
形成できる。その結果、該凹所にコンクリートを打設す
ることにより床体を外壁パネルに先がけて予め形成する
ことが可能となり、階上での建築構材等の搬入、保管等
を便宜とするとともに階上での作業を安全かつ能率よく
施工でき、施工能率を大巾に向上しうる。又基板と係止
金具とをヒンジを介して取付けたため、該基板を略垂直
に保ちつつ流れ止め金具を取付けでき、その取付け能率
を高めうる。又流れ止め金具の立片は、外壁パネルに近
接するため、従来、コンクリート端部と外壁パネルとの
間の空所をうめるため、多量のモルタルの充填を省略で
き、工数の削減を図りうる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図において床構造は、床架構体2を構成する梁材3の
上片4上に床下地材9の外端を載置して支持するととも
に、上片4上かつその外縁と床下地材9の外端との間の
間隔部分10に係合する係止金具13により、流れ止め金具
5の基板11をその内端を梁材3の突部14下面に位置させ
て略水平に保っている。
床架構体2は、梁材3と、該梁材3に固定されかつ外
面に梁材3と平行に外壁パネル6を取付ける連結金具7
とを含み、前記梁材3は例えば家屋の通し柱によって水
平に支持される。
梁材3は、本例では垂直なウエブ20の上下に水平なフ
ランジ21、22を形設したI型鋼から形成され、該上のフ
ランジ21により前記上片4を、又上のフランジ21の外向
き片21Aにより水平かつ外向きに突出する前記突部14を
構成している。
又連結金具7は、持出し金具23と取付金具24とからな
り、持出し金具23は、前記梁材3のウエブ20外面にボル
ト止めする取付片25に、外方に向かってのびる張出し片
26をT字状に突設した基部を有する。又該基部の張出し
片26外端には、前記上下のフランジ21、22の外端よりも
外方に位置して水平な水平片27、29を上下に設けた受部
を形設しており、持出し金具23は、その取付けにおいて
前記上の水平片27を上のフランジ21の下方に位置させ
る。
なお持出し金具23は適宜のモジュールピッチで前記梁
材3に隔設される。
又取付金具24は、前記下の水平片29下面にボルト止め
される横片24Aと該横片24A外縁から垂下しかつ外面が前
記外壁パネル6の内面に沿う縦片24Bとを有する断面L
字状をなし、本例では持出し金具23…間に水平に架け渡
される。
又前記床下地材9は、本例では山部と谷部とを交互に
形設した波板状の折版プレートから形成され、屋内側に
配される例えば他の梁材等によりその内端が支持される
とともに、外端は、梁材3の上片4上に、その外縁と間
隔を隔てて載置される。そして該間隔部分10には、流れ
止め金具5の係止金具13が係合される。
なお流れ止め金具5は、前記基板11に立片12を折曲げ
たL字状の本体部5Aと、係止金具13とから構成され、該
本体部5Aは前記梁材3のほぼ全長に亘り配設される。
又係止金具13は、ヒンジ15を介して前記基板11上面に
釘着される。
係止金具13は、前記突部14の厚みと略等しい巾を有し
た矩形の垂片13Aの上下縁に、該垂片13Aと直角に交わり
かつ内方に向かってのびる2つの水平片13B、13Bを設け
たコ字状の金具であり、水平片13B、13Bの間には溝Gを
形設する。
ヒンジ15は、本実施例では周知の普通丁番16であっ
て、該普通丁番16により、係止金具13の垂片13Aの外面
と基板11の上面とが連結される。
又係止金具13は、基板11上に略等間隔を有して一直線
状に数個隔設される一方、係止金具13は、前記溝Gを梁
材3の前記突部14に嵌入することにより、該突部14を前
記2つの水平片13B、13Bによって挟着し梁材3と係合す
る。
さらに基板11は、前記ヒンジ14を中心とする回動によ
り第1図の一点鎖線に示すように、略垂直状態から外端
が外壁パネル6の内面6Aに近接しうる位置に倒すことが
でき、前記上片4に連なる突部14に係合した係止金具13
により基板11を略水平に保ちうる。
又本体部5Aの前記基板11は、前記の如く水平状態で前
記壁パネル6の内面に外端が近接し、かつ内端が前記梁
材3の突部14下面に位置する。
なお立片12は、前記基板11の外端に、記基板11が略水
平となることにより立上がりかつ上端が前記床下地材9
の上面を上方にこえる平板状をなす。従って、本体部5A
は、床下地材9及び上片4と協働して外端を該立片12で
流れ止めしたコンクリート打設用の密な凹所を形成で
き、該凹所にコンクリート17を打設することにより床体
Lを外壁パネル6の取付けに先がけて形成しうる。
又係止金具13を、前記の如く上片4上かつ前記間隔部
分10に係合することにより、本体部5Aをワンタッチで位
置決めできる。
そしてこのような流れ止め金具5を用いて前記凹所に
床体Lが形成された後、前記連結金具7の外方に外壁パ
ネル6が取付けられる。
前記外壁パネル6は、本実施例では軽量気泡コンクリ
ートパネルであって、矩形平板状をなし、止め金具30を
用いて前記取付金具24の縦片4Bに、前記梁材3とは間隙
を隔ててかつ平行に固定される。なお外壁パネル6に
は、本例ではボルト40挿入用の孔41…が水平に穿設さ
れ、又外壁パネル6内部には該孔41と同芯なネジ孔42を
穿設したナット片43が埋設される。
又止め金具30は、前記ボルト40が挿通する孔部を有し
かつボルト40による螺着により外壁パネル6の内面6Aに
添着、固定される添着片31と、該添着片31の上端から段
差部を介して上方にのび前記内面6Aとの間で前記縦片24
Bを挟圧保持する係止片32とを具えるイナズマ状をな
す。
なお壁パネル6の上部は、梁材3上方に配される上の
梁材に取付け金具を介して適宜ボルト止めされる。
第3、4図は他の実施例を示し、流れ止め金具5の係
止金具13は、垂片13Aの上縁にのみ内方に向く水平片13B
を有したL字金具33であり、かつ該水平片13Bの下面に
は両面テープ19が貼着されている。
係止金具13は、前記上片4の上面かつ前記間隔部分10
に前記水平片13Bを当接、貼着することにより係合し、
ヒンジ15を開いて前記基板11を略水平に保つ。
第5、6図はさらに他の実施例を示す。
流れ止め金具5の係止金具13は、垂片13Aの上端を内
方に略半円状に折曲げた金具であって、係止金具13は、
前記上フランジ21の上面かつ外端近傍に、該外端に沿っ
て例えば断面円形の長尺体4Aを溶着した上片4の該長尺
体4Aに係合することにより、前記基板11を略水平に保ち
える。
又前記L字金具33の水平片13Bに、両面テヒプ16の代
わりに磁石を取りつけて該L字金具33を上片4に係合さ
せるなど、流れ止め金具5は種々な態様のものに変形で
きる。
〔発明の効果〕
叙上のごとく本発明の床構造は、水平な梁材の突部下
面に流れ止め金具の基板を水平に保ち、該底片の外端で
立上がる立片によりコンクリートの流れ止めをなしうる
構造である。従って、外壁パネルの取付けに先がけて、
コンクリートを打設でき、床体を予め形成しうる。その
結果、建築構材等の搬入、保管等を便宜するとともに、
階上作業の安全性及び能率等を向上でき、施工性を高め
かつ工期の短縮を図りうる。又該基板は突部下面にヒン
ジを介して結合され、流れ止め金具の梁材への取付けを
容易とするとともに、立片は壁パネルに近接するため仕
上げモルタルの充填を省略しえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はその
分解斜視図、第3図は他の実施例を略示する断面図、第
4図はその流れ止め金具を示す斜視図、第5図はさらに
他の実施例を示す断面図。第6図はその流れ止め金具と
梁材とを示す斜視図、第7図は従来構造を示す断面図で
ある。 2……床架構体、3……梁材、4……上片、5……流れ
止め金具、6……外壁パネル、7……連結金具、9……
床下地材、11……基板、12……立片、13……係止金具、
14……突部、15……ヒンジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平かつ外向きに突出する突部が連なる上
    片を有する梁材と、この梁材に固定されかつ外面に前記
    梁材と平行に外壁パネルを取付ける連結金具とを含む床
    架構体の前記梁材の上片に、屋内側で内端を支持される
    床下地板の外端を、前記上片の外縁と間隔を隔てて載置
    するとともに、前記外壁パネルの内面に外端が近接しか
    つ内端が前記梁材の突部下面に位置する基板上面に、前
    記上片の上面かつ前記間隔部分に係合することにより前
    記基板を略水平に保つ係止金具をヒンジを介して取付け
    た流れ止め金具を配する一方、前記基板の外端に該基板
    が略水平となることにより、前記床下地板の上面をこえ
    て立ち上がり床下地板上に打設されるコンクリートを流
    れ止めしうる立片を設けてなる床構造。
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