JP2708182B2 - 生体補填材注入器用治具および曲げ構造を具備した生体補填材注入器 - Google Patents

生体補填材注入器用治具および曲げ構造を具備した生体補填材注入器

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JP2708182B2 JP63180068A JP18006888A JP2708182B2 JP 2708182 B2 JP2708182 B2 JP 2708182B2 JP 63180068 A JP63180068 A JP 63180068A JP 18006888 A JP18006888 A JP 18006888A JP 2708182 B2 JP2708182 B2 JP 2708182B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、歯科用骨補填材のような粉状あるいは粒状
をなす生体補填材を、吸収あるいは切除等によって骨等
の欠損した部分に充填するための注入器を湾曲させる治
具および曲げ構造を具備した生体補填材注入器に関す
る。
(従来の技術) 顎骨による歯の安定支持のために、歯の周囲の顎骨の
欠損している部分や、疾患により溶解している顎骨の欠
損部分や、抜歯部分や、歯槽堤等に対し、粉状あるいは
粒状のアパタイト、アルミナ、リン酸三カルシウム、カ
ーボン等の生体補填材を補填することが行なわれてい
る。
このような生体補填材を骨欠損部に補填する場合、注
入器として、両端開口バレルにプランジャを挿入したも
のを使用し、前記プランジャを引くことにより、生理食
塩水を注入して湿潤性を持たせた生体補填材を前記バレ
ル内に吸込み、過剰の生理食塩水を滅菌ガーゼに吸収さ
せて除去した後、前記プランジャを押すことにより、骨
の欠損部にバレルの先端より生体補填材を注入し、被覆
粘膜を被せてぬい合わせ、養成することにより、生体補
填材を骨等の組織と一体化させる。
このような注入器には、バレルが直管状をなすもの
と、先端を湾曲させた曲管状をなすもの(実願昭61−13
2892号)とがある。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の注入器のうち、バレルが直管状をなすもの
は、頬側部の骨欠損部に生体補填材を注入する場合は具
合良く注入できるが、口蓋側部や舌側部の骨欠損部に対
して生体補填材を注入することが困難であるという問題
点があった。
一方、バレルの先端を湾曲させたものは、前記口蓋側
部や舌側部の骨欠損部についての生体補填材の注入が可
能となるものの、頬側部の骨欠損部への注入には不適で
あるので、バレルが直管状の注入器と、口蓋側部の舌側
部の骨欠損部に対応した曲管状の注入治具とを用意する
必要があった。また、湾曲部が定位置(先端部)に、固
定構造で設けられているので、種々の湾曲部曲率、ある
いは湾曲部位置のものを得るにはそれぞれのものを用意
しなければならなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、骨の欠損部
等生体補填材の補填個所の形態に適した注入器の湾曲形
状の選択ないしは非湾曲形状が選択可能となる生体補填
材注入器治具および注入器を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明は、可撓性材料でな
るバレルに可撓性を有するプランジャを移動自在に挿入
してなり、前記バレルに粉状あるいは粒状をなす生体補
填材を収容し、前記プランジャによりバレル先端から生
体補填材を吐出させる生体補填材注入器における前記バ
レルを湾曲させる治具であって、治具の両端ないしはそ
の近傍でバレルの湾曲部外側面に圧接させ、中間部にお
いて湾曲部内側面に圧接する構造を有すると共に、バレ
ルに着脱自在に装着する構造を有することを特徴とする
生体補填材注入用治具である。本発明によれば、治具に
バレルを嵌めれば、バレルを湾曲させた状態にすること
ができ、治具をバレルから外せば、バレルを直管状に戻
すことができる。
前記治具の構造の一例として、U字形またはコ字形の
断面形状をなしかつ湾曲した全体形状をなすもが用いら
れ、このような断面形状の治具においては、バレルの嵌
め込みを容易とするために断面の開口側が拡大されたテ
ーパー形状をなす形状、あるいは開口側に内側に突出し
たバレル抜け止め突起を有するもの等がある。
また、前記治具の他の構造として、湾曲した全体形状
をなす筒状体が採用でき、この筒状体の場合、その一端
側が拡大された形状とすることによりバレルの該治具へ
の挿入作業が容易となる。また、手で曲げることのでき
る材質で蛇腹状に構成することにより、湾曲部の曲率を
変えることができる。
また、前記治具の構造としては、左右の枠材と、該枠
材の両端に設けられたリング状のバレル受材と、左右の
枠材の中間部に架設された中間受材とからなるものが採
用でき、また、前記リングのバレル受材の代わりに、弧
状のバレル受材やロッド状のものを設けることができ
る。
また、前記治具として、両端にバレル受材を有する枠
材に対して、種々の高さのものから選択された中間受材
を着脱自在に装着する構造のものと用いることにより、
バレル湾曲部を種々の曲率に設定することが可能とな
る。
また、治具を、両端のバレル受材と、中間のバレル受
材とにより構成すると共に、前記両端のバレル受材の一
方を、枠材に対して位置調整可能に取付けることによ
り、湾曲部の曲率を変えることができる。
また、前記治具を、3つのバレル受材を基幹部に並設
した櫛状に構成することにより、側方からバレルを挿脱
することができる。
また、前記櫛状に構成したものにおいて、3つのバレ
ル受材のうち、一端部のバレル受材を、前記基幹部への
装着位置が変えられる構造とすることにより、湾曲部の
曲率を変えることができる。
また、前記治具を、棒状材や帯状材をS字形に曲成し
たものによって構成すれば、廉価に製作できる。
また、前記治具を、曲げ可能な軟質金属に間隔を有し
てバレルを挿入する保持部を設けたものにより構成でき
る。
さらに本発明の課題は、バレル自体を曲げ可能な構造
にすることによって達成できる。この構造は、バレル自
体を曲げ可能な軟質金属により構成するか、可撓性樹脂
材料でなるバレルの側面に、曲げ可能な軟質金属を一体
に設けるか、あるいは可撓性樹脂材料でなるバレルの周
囲に、曲げ可能な軟質金属を螺旋状に巻着ける構造によ
って実現できる。
(実施例) 以下、本発明による治具の種々の例を、第1図ないし
第25図により説明する。第1図は本発明による生体補填
材注入器用治具の一実施例を注入器と組合わせた状態で
示す図であり、1は粉状あるいは粒状をなす生体補填材
を骨欠損部等に注入する注入器であり、該注入器1は、
可撓性材料でなる樹脂製バレル2に可撓性を有する例え
ばゴムあるいは樹脂製プランジャ3を移動動自在に挿入
してなり、前記プランジャ先端部4を引くことにより、
バレル2内に粉状あるいは粒状をなす生体補填材を生理
食塩水と共に収容し、過剰の生理食塩水を除いてプラン
ジャ3を押し出すことにより、バレル2の先端から生体
補填材を骨等の欠損部に注入補填するものである。
5は本発明による治具であり、第2図に示すように、
該治具5は断面形状がコ字形をなし、全体に湾曲した形
状を有するものであり、樹脂やセラミックスの成形体、
あるいは金属によって製作されたものである。該治具5
は、その溝に注入器1のバレル2を合わせて嵌め込むこ
とにより、バレル2を湾曲させた状態とすることがで
き、この場合、第1図に示すように、治具5の両端ない
しはその近傍でバレル2の湾曲部2aの外側面a、bに圧
接させ、中間部において湾曲部2aの内側面cに圧接す
る。
このような治具5の構造においては、バレル2を側面
から治具5を脱着することができるので、脱着が容易で
ある。
また、該治具5のバレル2に対する位置を選択するこ
とにより、第1図に示すように、バレル2の先端を湾曲
させたり、第3図に示すように、バレル2の中間部ある
いは基端側を湾曲させることができる。また、治具5を
バレル2から外すことにより、第1図に2点鎖線2Aに示
すように、バレル2を直管状の姿勢に戻すことができ
る。
また、第4図に示すように、治具5Aの断面形状を、そ
の開口側eが拡大されたテーパー形状とすれば、バレル
2に治具5Aを嵌め込むことがさらに容易に行なえる。
また、第5図に示すように、治具5Bの断面形状がコ字
形でなく、U字形をなすようにしても良い。
また、第6図に示すように治具5Cの開口側に内側に突
出したバレル抜け止め突起fを有する構造とすることに
より、治具5Cがバレル2から外れるおそれがなくなる。
また、前記治具として、第7図に示すように、湾曲し
た筒状体5Dを用いることができる。このような筒状体5D
は、バレル2の外径よりあまり大径にならないので、コ
ンパクトに構成できるという利点があり、かつ強度の大
なるものが得やすいという利点がある。
また、この筒状体として構成する場合、第8図の治具
5Eのように、その一端側の内径Dが他方ないしは中間部
の内径dより拡大されたテーパー形状とすれば、大径D
側からバレル2を挿入することにより、挿入作業が容易
となる。
また、第9図に示すように、人手により曲成可能な材
料により、小径部rと大径部qとが両者間の垂直部sを
介して連続的に形成された形状をなす治具5Gを構成する
ことにより、バレル2の曲率半径Rを変えることが可能
なる。
第10図の治具5Hは、左右の枠材6、6と、該枠材6、
6の両端に溶接等により固着して設けられたリング状の
バレル受材7、7と、左右の枠材の中間部に両端を溶接
して架設された中間受材8とからなるものであり、該治
具5Hは、第11図に示すように、両端のバレル受材7、7
にバレル2を挿通し、バレル受材7、7間の部分を中間
受材8に当接させることにより、湾曲部2aを形成するも
のである。
このような構成とすれば、軽量材で廉価に治具5Hを製
作することができる。なお、リング状バレル受材7は、
枠材6の端部をリング状に曲成することによって形成す
ることができる。
第12図の治具5Iは第10図の変形例であり、前記リング
状のバレル受材7の代わりに、弧状のバレル受材7Aを設
けたものであり、該バレル受材7Aの構造とすれば、リン
グ状のバレル受材7と同様の安定したバレル2との結合
状態が保持できると共に、リング状のものより、バレル
2の挿入作業が不要となるので、装着が容易となる。こ
の例の場合もバレル受材7Aを枠材6の折曲げによって形
成することができ、両側の枠材6、6と両端のバレル7A
を1本の線材の曲成により形成し、中間受材8を図示の
ような溶接あるいは両端に円形の係合部を形成して枠材
6に係合させる構成とすることも可能である。
第13図は第12図の変形例であり、前記弧状のバレル受
材7Aの代わりにロッド状のバレル受材7Bを設けたもので
ある。本例の治具5Jのバレル受材7Bもロッド材料を曲成
することにより、枠材6と一体に形成することができ
る。
第14図の治具5Kは、中間受材8Aの両端にテーパー面g
と、枠材6に嵌合される凹部iとを形成し、一方、左右
に枠材6、6弾性材により製作してその両端にバレル受
材7C、7Cを結合して矩形枠状とし、中間受材8Aを左右の
枠材6、6間に押し込み、枠材6、6を2点鎖線jのよ
うに押し開いて凹部iを枠材6、6に嵌合することによ
り、中間受材8Aを枠材6、6に対して着脱自在に装着で
きるようにしたものである。
このように、中間受材8Aを枠材6、6に対して着脱自
在に装着する構成とすると共に、第15図に示すように、
バレル2の当接面kから凹部iまでの高さがH1、H2、H3
と異なる複数種類の中間受材8A、8B、8Cを用意してお
き、これらの中間受材8A、8B、8Cから選択されたものを
枠材6、6にセットすることにより、湾曲部2aを曲率が
任意に設定できるようにすれば、生体補填材の補填個所
に適した曲率の湾曲部2aを形成することができる。
第16図の治具5Lは、両端のバレル受材7D、7Fと、中間
受材8とにより構成すると共に、前記両端のバレル受材
の一方7Fを、枠材6、6に対して摺動自在に取付けたも
のである。この構成によれば、第17図の実線に示すよう
に、可動バレル受材7Fが中間受材8に近接した状態にお
いては、湾曲部2aの曲率半径は小さく、バレル受材7Fを
2点鎖線lに示すように中間受材8から遠ざけると、バ
レル2は2点鎖線mに示すようになり、湾曲部2aの曲率
半径を大きくすることができる。
このような構成の治具5Lは、第15図のように、複数種
類の中間受材8Aを用意しなくとも湾曲部2aの曲率が変え
られるという長所がある。
第18図の治具5Mは、2つのバレル受材7G、8D、7Gを基
幹部6Aに一体に並設した櫛状に構成することにより、バ
レル2を側方から矢印nに示すように挿脱することがで
きるようにしたもので、治具5Mのバレル2に対する着脱
が容易となる。
第19図および第20図の治具5Nは、前記例の治具5Mと同
様に櫛状に構成した治具であるが、3つのバレル受材7
G、8D、7Hのうち、一端部のバレル受材7Hを、前記基幹
部6AへのP方向の装着位置が変えられるように着脱自在
に嵌合する構造とすることにより、前記湾曲部2aの曲率
を変えるとができるようにしたものである。なお、この
代わりに、第16図と同様に、バレル受材7Hを基幹部6Aに
対して摺動可能に取付けても良い。
第21図の治具5Pは、棒状材あるいは帯状材をS字形に
曲成することにより、両端のバレル受材7I、7Iと、中間
バレル受材8Eとを形成したものである。
第22図の治具5Qは、曲げ可能な帯状あるいは棒状軟質
金属9にバレル2を保持するリング状の保持部10を装
着、溶着あるいは一体成形により設けたものであり、第
23図に示すように、前記保持部10にバレル2を挿入して
軟質金属9を曲げることにより、バレル2を曲げた状態
に保持することができる。
第24図の治具5Rは第22図の変形例であり、2本の軟質
金属9Aの両端に前記保持部10を装着、溶着あるいは一体
成形により設けたものである。第25図は第24図の治具5R
の使用例であり、バレル2を保持部10に挿入し、軟質金
属9Aを、両軟質金属9A、9Aで形成される面に対して直角
をなす方向に曲げて使用される。
以上の例はバレル2と別体にバレル用治具を設けた例
について説明したが、バレル2自体に曲げ構造を実現す
ることにより、本発明の課題を達成することができ、そ
の各例を第26図ないし第30図に示す。
第26図は軟質金属でなる筒状体2Aによりバレルを構成
したもの、第27図は第9図に示した構造の金属あるいは
樹脂製筒状体2Bによりバレルを構成したものである。
第28図、第29図は樹脂製バレル2の側面にそれぞれ軟
質金属11、12を一体成形により、あるいは接着、溶着等
により設けた例であり、第29図の例においては、バレル
2の周囲を囲むリング12aが軟質金属12と一体に設けら
れている。第30はバレル2の周囲に軟質金属13を螺旋状
に巻着けたものである。
本発明は、上記実施例以外に種々の変形が可能であ
る。例えば治具5を設ける場合、中間バレル受材は1個
所ではなく2個所以上としても良く、左右を枠材6の直
線状ではなく折り曲げた形状にしても良い。また、中間
バレル受材8も弧状に曲成する構造にしても良い。
(発明の効果) 請求項1においては、治具の両端ないしはその近傍で
バレルの湾曲部外側面に圧接させ、中間部において湾曲
部内側面に圧接する構造とし、かつバレルに着脱自在に
装着するようにしたので、バレルに治具を装着すればバ
レルを湾曲させることができるので、口蓋側部や舌側部
の骨欠損部のように、生体補填材の注入が困難である個
所に対しても、これを容易に注入することが可能とな
る。
また、治具を化から外せばバレルを直管状にして使用
することができるので、注入器としては、1種類のもの
を製作すれば良く、経済的である。
また、治具はバレルの長手方向の任意の位置に装着可
能であるから、バレルの先端側のみならず、中間部ある
いは基端部を湾曲させることができ、1つの治具で注入
個所に適した種々の形状のバレルを実現させることがで
きる。
また、一般に、注入器のバレルそのものを湾曲させた
ものは使い捨てであるが、本発明による治具は使い捨て
ではなく、長期使用が可能であるから経済的である。ま
た、本発明による治具を複数種類を用意しておいて、選
択適に長期にわたり使用することが可能であるから、豊
富なバレルの変形形態が経済的に実現される。
請求項2においては、治具を、U字形またはコ字形の
断面形状をなしかつ湾曲した全体形状をなすように構成
したので、バレルに治具を側方から容易に着脱すること
ができる。
また、請求項3においては、U字形またはコ字形断面
の開口側が拡大されたテーパー形状をなすように治具を
構成したので、バレルに対する治具の装着がさらに容易
となる。
請求項4においては、U字形またはコ字形断面を有す
る治具の開口側に内側に突出したバレル抜け止め突起を
設けたので、バレルから治具が外れることなく、バレル
に治具を確実に装着することができる。
請求項5においては、治具を湾曲した全体形状をなす
筒状体によって構成したので、強度の大きな治具が得や
すく、また、治具がバレルに沿って確固として装着さ
れ、人体の他の個所に治具が当接する度合が少なく、作
業性が良好である。
請求項6においては、治具である前記筒状体の一端側
が拡大された形状としたので、バレルの挿入が容易とな
る。
請求項7においては、治具を、湾曲部の曲率が変えら
れる筒状体により蛇腹状に構成したので、筒状体の折り
曲げ度合を手で変えることにより、湾曲部の曲率を容易
に変化させることができる。
請求項8においては、治具を、左右の枠材と、該枠材
の両端に設けられたリング状のバレル受材と、左右の枠
材の中間部に架設された中間受材とにより構成したの
で、治具を小型軽量部材により廉価に提供できる。
請求項9においては、前記リングのバレル受材の代わ
りに、弧状のバレル受材を設けたので、バレルに対する
治具の装着が容易となる。
請求項10においては、前記リングのバレル受材の代わ
りに、ロッド状のバレル受材を設けたので、さらに廉価
な治具を提供することができる。
請求項11においては、両端にバレル受材を有する枠材
に対して、種々の高さのものから選択された中間受材を
着脱自在に装着する治具構造としたので、湾曲部の曲率
を変えることが可能となる。
請求項12においては、前記治具が、両端のバレル受材
と、中間のバレル受材とを有し、前記両端のバレル受材
の一方を、枠材に対して位置調整可能に取付けたので、
1つの治具だけ任意の曲率の湾曲部を得ることが可能と
なる。
請求項13においては、前記治具が、3つのバレル受材
を基幹部に並設した櫛状をなすので、バレルに対し、側
方から治具を装着することが可能となり、治具の装着が
容易となる。
請求項14においては、前記3つのバレル受材のうち、
一端部のバレル受材を、前記基幹部への装着位置が変え
られるように装着したので、バレルに対する治具の装着
の容易化と、曲率を変えることができるという効果をあ
げることができる。
請求項15においては、棒状材あるいは帯状材をS字形
に曲成して治具を構成したので、廉価な治具が提供でき
る。
請求項16においては、曲げ可能な軟質金属に間隔を有
してバレルを挿入する保持部を設けてなるものであり、
比較的簡単構造で実現できる。
請求項17ないし19のように、生体補填材注入器自体を
曲げ可能な構造とすることにより、バレルを任意の形状
に湾曲させることができるので、口蓋側部や舌側部の骨
欠損部のように、生体補填材の注入が困難である個所に
対しても、これを容易に注入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の治具の一実施例を注入器と組合わせた
状態で示す側面図、第2図は該実施例の治具の斜視図、
第3図は注入器に対する該実施例の治具の装着位置を変
えた状態を示す側面図、第4図ないし第6図は該実施例
の治具の変形例を示す治具の端面図、第7図は本発明に
おける他の実施例を示す斜視図、第8図は第7図の変形
例を示す側面図、第9図は本発明の他の実施例を示す側
面図、第10図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第11
図は第10図の治具の作用説明図、第12図および第13図は
第10図の変形例をそれぞれ示す斜視図、第14図は本発明
の他の実施例を示す分解斜視図、第15図は第14図の実施
例に用いる中間受材の例を示す側面図、第16図は本発明
の他の実施例を示す斜視図、第17図はその作用説明図、
第18図は本発明の他の実施例を示す側面図、第19図は第
18図の変形例を示す側面図、第20図は第19図の実施例の
バレル受材と基幹部に対する装着構造を示す断面図、第
21図は本発明による治具の他の実施例を示す側面図、第
22図は本発明による治具の他の実施例を示す斜視図、第
23図はその使用例を示す側面図、第24図は本発明による
治具の他の実施例を示す斜視図、第25図はその使用例を
示す側面図、第26図ないし第30図はバレルに曲げ構造を
具備した本発明による生体補填材注入器の各例を示す側
面図である。

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性材料でなるバレルに可撓性を有する
    プランジャを移動自在に挿入してなり、前記バレルに粉
    状あるいは粒状をなす生体補填材を収容し、前記プラン
    ジャによりバレル先端から生体補填材を吐出させる生体
    補填材注入器における前記バレルを湾曲させる治具であ
    って、治具の両端ないしはその近傍で前記バレルの湾曲
    部外側面に圧接させ、中間部において湾曲部内側面に圧
    接する構造を有し、かつ前記バレルに着脱自在に装着さ
    れる構造を有することを特徴とする生体補填材注入用治
    具。
  2. 【請求項2】前記治具は、U字形またはコ字形の断面形
    状をなしかつ湾曲した全体形状をなすものでなることを
    特徴とする請求項1記載の生体補填材注入用治具。
  3. 【請求項3】前記治具のU字形またはコ字形断面の開口
    側が拡大されたテーパー形状をなすことを特徴とする請
    求項2記載の生体補填材注入用治具。
  4. 【請求項4】前記治具のU字形またはコ字形断面の開口
    側に内側に突出したバレル抜け止め突起を有することを
    特徴とする請求項2記載の生体補填材注入用治具。
  5. 【請求項5】前記治具が、湾曲した全体形状をなす筒状
    体でなることを特徴とする請求項1記載の生体補填材注
    入用治具。
  6. 【請求項6】前記筒状体の一端側が拡大されていること
    を特徴とする請求項5記載の生体補填材注入用治具。
  7. 【請求項7】前記筒状体が湾曲部の曲率が変えられる部
    材により蛇腹状に構成されていることを特徴とする請求
    項5記載の生体補填材注入用治具。
  8. 【請求項8】前記治具が、左右の枠材と、該枠材の両端
    に設けられたリング状のバレル受材と、左右の枠材の中
    間部に架設された中間受材とからなることを特徴とする
    請求項1記載の生体補填材注入用治具。
  9. 【請求項9】前記リング状のバレル受材の代わりに、弧
    状のバレル受材を設けたことを特徴とする請求項8記載
    の生体補填材注入用治具。
  10. 【請求項10】前記リング状のバレル受材の代わりに、
    ロッド状のバレル受材を設けたことを特徴とする請求項
    8記載の生体補填材注入用治具。
  11. 【請求項11】前記治具が、両端にバレル受材を有する
    枠材に対して、種々の高さのものから選択された中間受
    材を着脱自在に装着する構造を有することを特徴とする
    請求項1記載の生体補填材注入用治具。
  12. 【請求項12】前記治具が、両端のバレル受材と、中間
    受材とを有し、前記両端のバレル受材の一方を、枠材に
    対して位置調整可能に取付けたことを特徴とする請求項
    1記載の生体補填材注入用治具。
  13. 【請求項13】前記治具が、3つのバレル受材を基幹部
    に並設した櫛状をなすことを特徴とする請求項1記載の
    生体補填材注入用治具。
  14. 【請求項14】前記3つのバレル受材のうち、一端部の
    バレル受材を、前記基幹部への装着位置調整可能に設け
    たことを特徴とする請求項13記載の生体補填材注入用治
    具。
  15. 【請求項15】前記治具が、棒状材あるいは帯状材をS
    字形に曲成したものでなることを特徴とする請求項1記
    載の生体補填材注入用治具。
  16. 【請求項16】可撓性材料でなるバレルに可撓性を有す
    るプランジャを移動自在に挿入してなり、前記バレルに
    粉状あるいは粒状をなす生体補填材を収容し、前記プラ
    ンジャによりバレル先端から生体補填材を吐出させる生
    体補填材注入器における前記バレルを湾曲させる治具で
    あって、曲げ可能な軟質金属に間隔を有してバレルを挿
    入する保持部を設けてなることを特徴とする生体補填材
    注入用治具。
  17. 【請求項17】曲げ可能な軟質金属によってバレルを構
    成し、該バレル内に可撓性を有するプランジャを挿入し
    てなることを特徴とする曲げ構造を具備した生体補填材
    注入器。
  18. 【請求項18】可撓性樹脂材料でなるバレルの側面に、
    曲げ可能な軟質金属を一体に設け、該バレル内に可撓性
    を有するプランジャを挿入してなることを特徴とする曲
    げ構造を具備した生体補填材注入器。
  19. 【請求項19】可撓性樹脂材料でなるバレルの周囲に、
    曲げ可能な軟質金属を螺旋状に巻着け、該バレル内に可
    撓性を有するプランジャを挿入してなることを特徴とす
    る曲げ構造を具備した生体補填材注入器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006134813A1 (ja) * 2005-06-14 2006-12-21 Olympus Biomaterial Corp. 骨補填材導入具およびその作動方法ならびに骨補填材
JP2009101031A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Olympus Terumo Biomaterials Corp 補填材および補填材充填器具

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